JP4473100B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は無線通信装置に関し、特に周波数帯や通信方式の異なる複数のシステムと接続可能な無線通信装置に関する。
従来では、複数の通信システムを送受信できる無線通信装置において、各通信システムの通信状態を検出する手段を設け、最も通信状態の良好な通信システムを選択するように構成した無線通信装置が開示されている(例えば特許文献1)。
また、複数の無線通信部を備えた無線情報処理装置において、接続状態以外の無線通信部を停止状態または待機状態とするように構成した無線情報処理装置は開示されている(例えば特許文献2)。
特開2003−332973号公報 特開2003−169060号公報
一方、複数の通信システムと接続可能な無線通信装置において、一つのシステムと通信中である場合は他のシステムからの干渉を低減させ、同時に消費電流も低減させたいという要求があった。
しかしながら、特許文献1による無線通信装置は、システムの選択に関する技術が開示されているにすぎず、システム間での干渉の低減や消費電流の低減という要求に沿ったものではない。
また、特許文献2による無線情報処理装置は、同一の無線LANシステムにおける無線装置を対象としたものであり、異なる複数の通信システムに対応するものではない。
本願発明は、従来の装置の有する上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は複数の通信システムと接続するための無線通信回路を備えた無線通信装置において、一つの通信システムにおいて通信中の場合は、他の通信システムのための無線通信回路を待機状態または電源切断状態とすることによって、それら他の通信システムからの干渉を低減させ、かつ消費電流を低減させることのできる無線通信装置を提供することにある。
上記目的のために、本発明による無線通信装置は、複数の無線通信システムと接続するための複数の無線通信回路を備えた無線通信装置において、前記複数の無線通信システムの一の無線通信システムに対応する無線通信回路の状態を検出する状態検出部と、前記状態検出部の入力により前記一の無線通信システムに対応する無線通信回路以外の他の無線通信回路を電源切断状態とする制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、複数の無線通信システムと接続するための複数の無線通信回路を備えた無線通信装置において、前記複数の無線通信システムの一の無線通信システムに対応する無線通信回路の状態を検出する状態検出部と、前記状態検出部の入力により前記一の無線通信システムに対応する無線通信回路以外の他の無線通信回路を待機状態とする制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、複数の無線通信システムと接続するための複数の無線通信回路を備えた無線通信装置において、 前記複数の無線通信システムの一の無線通信システムに対応する無線通信回路の状態を検出する状態検出部と、前記状態検出部の入力により前記一の無線通信システムに対応する無線通信回路以外の他の無線通信回路を電源切断状態もしくは待機状態とする制御手段を備えたことを特徴とする。
また、無線通信装置と、該無線通信装置に接続されたコンピュータとからなり、前記無線通信装置は、複数の無線通信システムと接続するための複数の無線通信回路と、該複数の無線通信回路の通信状態を前記コンピュータに送信する状態送信手段と、前記コンピュータからのコマンドを受信し、該コマンドにより前記複数の無線通信回路を選択的に電源切断状態もしくは待機状態とする制御手段とを備え、前記コンピュータは、前記状態送信手段から送信される情報により前記複数の無線通信回路のうちどの無線通信回路が通信状態にあるかを判断する状態検出手段と、該状態入力手段によって前記複数のシステムの一のシステムと無線通信状態にあると検出したとき、前記複数のシステムの他のシステムと接続するための前記無線通信回路を電源切断状態もしくは待機状態とする前記コマンドを前記無線通信装置に対して送信する制御支持手段とを備えたことを特徴とする。
また、無線通信装置と、該無線通信装置に接続されたコンピュータとからなり、前記無線通信装置は、複数の無線通信システムと接続するための複数の無線通信回路と、前記複数の無線通信回路のうち、1の無線通信回路において着信したとき、着信情報を前記外部装置に送信する状態送信手段を備えた無線通信装置と、前記コンピュータからのコマンドを受信し、該コマンドにより前記複数の無線通信回路を選択的に電源切断状態もしくは待機状態とする制御手段とを備え、前記コンピュータは、前記状態送信手段から送信される情報により前記複数の無線通信回路のうちどの無線通信回路が通信状態にあるかを判断する状態検出手段と、該状態入力手段によって前記複数のシステムの一のシステムと無線通信状態にあると検出したとき、前記複数のシステムの他のシステムと接続するための前記無線通信回路を電源切断状態もしくは待機状態とする前記コマンドを前記無線通信装置に対して送信する制御支持手段とを備えたことを特徴とする。
また、無線通信装置と、該無線通信装置に接続されたコンピュータとからなり、前記無線通信装置は、複数の無線通信システムと接続するための複数の無線通信回路と、前記複数の無線通信回路のうち、1の無線通信回路が発呼したとき、発呼情報を前記外部装置に送信する状態送信手段を備えた無線通信装置と、前記コンピュータからのコマンドを受信し、該コマンドにより前記複数の無線通信回路を選択的に電源切断状態もしくは待機状態とする制御手段とを備え、前記コンピュータは、前記状態送信手段から送信される情報により前記複数の無線通信回路のうちどの無線通信回路が通信状態にあるかを判断する状態検出手段と、該状態入力手段によって前記複数のシステムの一のシステムと無線通信状態にあると検出したとき、前記複数のシステムの他のシステムと接続するための前記無線通信回路を電源切断状態もしくは待機状態とする前記コマンドを前記無線通信装置に対して送信する制御支持手段とを備えたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明による通信装置によれば、一つの通信システムにおいて通信中の場合は、他の通信システムのための無線通信回路を待機状態または電源切断状態とするので、それら他の通信システムからの干渉を低減させ、かつ消費電流を低減させることができる無線通信装置を提供することができる。
一つの通信システムにおいて着信したときに他の通信システムの無線通信回路を待機状態または電源切断状態とする構成、または一つの通信システムにおいて着信または発呼するときに他の通信システムの無線通信回路を待機状態または電源切断状態とする構成では、これらの動作が自動的に行われるため待機状態または電源切断状態とする特別な操作は不要で、使い勝手のよい無線通信装置を提供することができる。
また本発明による通信装置の制御装置、制御方法においても上記通信装置同等の効果を有する。
図1は本発明による無線通信装置の制御装置の第1の実施例のブロック図である。この実施例は無線通信装置1と外部装置としてのコンピュータ5とを接続したいわゆるコンピュータシステムとして実施したものである。
図1において、無線通信装置1はPHS(登録商標:以下同様のため記載省略)データ通信部10と無線LANデータ通信部20とを有し、PHSシステムと無線LANシステムの両通信システムにおいて通信する機能を有している。
PHSデータ通信部10はPHS無線部11とPHSベースバンド部12とによって構成されている。PHSベースバンド部12はCPU13とROM/RAM14を内蔵し、ROM/RAM14に記憶されたプログラムをCPU13が実行することによって、PHS無線部11から受信した電波を復調して受信データを再生するとともに、送信データを変調してPHS無線部11から電波を送信させる。なお、PHSベースバンド部12のCPU13は後で説明するように、この無線通信装置1全体の制御も行うよう構成される。
無線LANデータ通信部20は無線LAN無線部21と無線LANベースバンド部22とによって構成されている。無線LANベースバンド部22はCPU23とROM/RAM24を内蔵し、ROM/RAM24に記憶されたプログラムをCPU23が実行することによって無線LAN無線部21から受信した電波を復調して受信データを再生するとともに、送信データを変調して無線LAN無線部21から電波を送信させる。
PHSベースバンド部12及び無線LANベースバンド部22はともにPCカードインタフェース部32に接続され、さらにPCカードインタフェース部32はコネクタ33に接続されている。PCカードのインタフェースは形状、電気的特性等が規格化されており、本実施例による無線通信装置1もこの規格に従ったカード形状の筐体に収められた装置となっている。
電源制御部31はPHSベースバンド部12のCPU13によって制御される。電源制御部31は無線LANデータ通信部20にも接続され、前記CPU13からの制御により無線LANデータ通信部20の電源制御を行う。
無線通信装置1の制御及び状態の問い合わせは、前記PCカードインタフェース部32とコネクタ33を介して接続される外部機器であるコンピュータ5から送信される制御コマンドによって行われる。この制御コマンドはATコマンドとして一部の機能は標準化され、装置固有の機能については拡張されて実装されている。
PHSデータ通信部10が通信状態であるか否かは、コンピュータ5からATコマンドによって問い合わせることによってコンピュータ5側で知ることができる。コンピュータ5から送信された状態問い合わせコマンドは、コネクタ33、PCカードインタフェース部32を介してPHSベースバンド部12のCPU13に入力され解釈される。CPU13は本来の機能としてPHSデータ通信部10も制御しているため、現在PHSデータ通信部10がどのような状態にあるのかを把握している。その状態を応答としてコンピュータ5に送信する。
なお、無線LANデータ通信部20の通信状態及び電源切断状態も、PHSベースバンド部12のCPU13が無線LANベースバンド部22に問い合わせることによって把握し、問い合わせコマンドの受信に応じて応答を返すようにもなっている。
また電源制御部31を制御するためのコマンドも実装されており、PHSベースバンド部12のCPU13はコンピュータ5から電源切断コマンドを受信すると、電源制御部31を制御することによって無線LAN無線部21と無線LANベースバンド部22への電源供給を切断し、電源供給コマンドを受信すると電源供給を開始する。
コンピュータ5のコネクタ51はコンピュータ5のスロットに設けられており、このスロットにカード形状の無線通信装置1が挿入されてコネクタ33と接続する。PCカードインターフェース部52はデータバス53を介してCPU54、ROM/RAM55に接続される。データバス53には表示部56が接続され、必要に応じて使用者が無線通信装置1の状態を確認するための画面を表示する。また、データバス53にはキーボードやマウスなどの外部操作部57が接続される。
コンピュータ5のROM/RAM55に記憶され、CPU54により実行される制御プログラムを図2に模式的に表した。
コンピュータ5には状態入力部100とコマンド送信部101とが設けられている。これらの機能は実際にはアプリケーションソフトウエアの一部の機能として実装されている。コマンド送信部101は、前記問い合わせコマンドや電源制御コマンドなどのATコマンドをPCカードインタフェース部52、コネクタ51を介して無線通信装置1に送信する。
状態入力部100はコマンド送信部101を介して問い合わせコマンドを無線通信装置1に送信してPHSデータ通信部10の状態を問い合わせる。そしてその応答を受信し、PHSデータ通信部10の状態を認識する。
状態入力部100とコマンド送信部101はともにPCカードインタフェース部53に接続される。
無線通信装置1には制御部40と状態送信部41が設けられる。制御部40はコンピュータ5のコマンド送信部101からのコマンドを受信し、PHSデータ通信部10および無線LANデータ通信部20の状態を確認し、状態送信部41によりコンピュータ5に送信する。コマンド送信部101は状態送信部41からの情報に応じて制御部40にコマンドを送信し、制御部40は前記コマンドに従って電源制御部31を制御する。
次にこのコンピュータシステムの動作について図3及び図4のフローチャートを参照しながら説明する。図3はコンピュータ5側の制御プログラムのフローチャートである。制御プログラムはステップ1においてPHSデータ通信部10の接続状態を問い合わせるための問い合わせコマンドを送信する。ステップ2ではその問い合わせコマンドに対する応答を受信する。ステップ3ではその応答に基づいてPHSデータ通信部10が通信中であるか否かを判定し、通信中であればステップ4で無線LANデータ通信部20の電源を切断するための電源切断コマンドを送信し、以後ステップ1に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ3において通信中ではないと判定した場合、ステップ5で無線LANデータ通信部20の電源が切断されているか否かを判定し、電源が切断されていない、即ち電源供給中であれば、なにもしないでステップ1に戻り繰り返す。一方、ステップ5で電源切断中であると判断した場合は、ステップ6で電源供給コマンドを送信する。
図4は無線通信装置1のPHSベースバンド部12のCPU13の制御プログラムのフローチャートである。制御プログラムはステップ11においてコンピュータ5からのコマンドを受信する。ステップ12では受信したコマンドが問い合わせコマンドであるか否かを判定し、問い合わせコマンドであると判定した場合はステップ13でPHSデータ通信部10が通信中であるか否かの情報を得て、ステップ14でそれを応答としてコンピュータ5に送信し、以後ステップ11に戻ってこれらの処理を繰り返す。
ステップ12において問い合わせコマンドではないと判定した場合は、ステップ15で受信したコマンドが電源切断コマンドであるか否かを判定し、電源切断コマンドであると判定した場合はステップ16で電源制御部31に電源切断を指示し、以後ステップ11に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ15で電源切断コマンドではないと判定した場合は、ステップ17で電源供給コマンドであるか否かを判定し、電源供給コマンドであると判定した場合はステップ18で電源制御部31に電源供給を指示し、以後ステップ11に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ17で電源供給コマンドでないと判定した場合は、なにもしないでステップ11に戻り繰り返すか、他のコマンドが設けられている場合には、それらのコマンド処理を行う。
以上の処理によって、PHSデータ通信部10が通信状態であれば、無線LANデータ通信部20の電源が切断される。このため無線LANデータ通信部20からPHSデータ通信部10に対する電波の干渉はなくなり、消費電流も低減されることになる。
本実施例は、通信中ではない他のシステムと接続する無線通信回路の電源を切断する構成を採用しているが、電源を切断するまでもなく、無線通信回路を待機状態とするように構成してもよい。ここで待機状態とは、電源は投入されているが受信のみの状態、間欠的に受信のみをしている状態など、送信をしていない状態を言う。電波の干渉は両方の無線通信回路から送信される場合に最も強く発生し、また送信状態が最も消費電流が大きくなる状態であるので、待機状態にすることによっても本発明の目的を達成することができる。
上記の構成に基づく第2の実施例を図5に示す。図1と重複する部分については説明を省略する。図5において待機状態制御部45は、PHSベースバンド部12のCPU13によって制御される。待機状態制御部45は無線LANデータ通信部20にも接続され、前記CPU13からの制御により無線LANデータ通信部20を待機状態に移行させると共に、待機状態から通常状態に復帰させる。
PHSベースバンド部12のCPU13はコンピュータ5から待機状態移行コマンドを受信すると、待機状態制御部45を制御することによって無線LANデータ通信部20を通常状態から待機状態に移行させる。また、通常状態移行コマンドを受信すると、無線LANデータ通信部20を待機状態から通常状態に移行させる。
次に第2の実施例のコンピュータシステムの動作について図6及び図7のフローチャートを参照しながら説明する。図6はコンピュータ5側の制御プログラムのフローチャートである。制御プログラムはステップ21においてPHSデータ通信部10の接続状態を問い合わせるための問い合わせコマンドを送信する。ステップ22ではその問い合わせコマンドに対する応答を受信する。ステップ23ではその応答に基づいてPHSデータ通信部10が通信中であるか否かを判定し、通信中であればステップ24で無線LANデータ通信部20を待機状態にするための待機状態移行コマンドを送信し、以後ステップ21に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ23において通信中ではないと判定した場合、ステップ25で無線LANデータ通信部20が待機状態か否かを判定し、待機状態では無い、即ち通常状態であれば、なにもしないでステップ21に戻り繰り返す。一方、ステップ25で待機状態であると判断した場合は、ステップ26で通常状態移行コマンドを送信する。
図7は無線通信装置1のPHSベースバンド部12のCPU13の制御プログラムのフローチャートである。制御プログラムはステップ31においてコンピュータ5からのコマンドを受信する。ステップ32では受信したコマンドが問い合わせコマンドであるか否かを判定し、問い合わせコマンドであると判定した場合はステップ33でPHSデータ通信部10が通信中であるか否かの情報を得て、ステップ34でそれを応答としてコンピュータ5に送信し、以後ステップ31に戻ってこれらの処理を繰り返す。
ステップ32において問い合わせコマンドではないと判定した場合は、ステップ35で受信したコマンドが待機状態移行コマンドであるか否かを判定し、待機状態移行コマンドであると判定した場合はステップ36で待機状態制御部40に待機状態移行を指示し、以後ステップ31に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ35で待機状態移行コマンドではないと判定した場合は、ステップ37で通常状態移行コマンドであるか否かを判定し、通常状態移行コマンドであると判定した場合はステップ38で待機状態制御部40に待機状態から通常状態への移行を指示し、以後ステップ31に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ37で通常状態移行コマンドでないと判定した場合は、なにもしないでステップ31に戻り繰り返すか、他のコマンドが設けられている場合には、それらのコマンド処理を行う。
以上の処理によって、PHSデータ通信部10が通信状態であれば、無線LANデータ通信部20は待機状態に移行する。
第1、第2の実施例において無線LANデータ通信部20の電源を切断、もしくは待機状態に移行する際にコンピュータ5の表示部56に警告画面を表示して使用者にそのことを知らせても良い。またその際、使用者の外部操作部57の操作によりコンピュータ5から無線通信装置1にコマンドを送信し、無線LANデータ通信部20の電源を切断、もしくは待機状態に移行させる構成としても良い。
上記実施例ではPHSデータ通信部10の通信状態を判断して無線LANデータ通信部20の電源、もしくは通信状態を制御する構成としたが、逆に無線LANデータ通信部20の通信状態によりPHSデータ通信部10の電源、もしくは通信状態を制御する構成としても良い。
次に図8に本発明の第3の実施例を示す。図1と重複する構成についてここでは説明を省く。
電源制御部31aはPHSベースバンド部12と無線LANベースバンド部22に接続され、PHSベースバンド部12のCPU13、および無線LANベースバンド部のCPU23によって制御される。電源制御部31aは前記CPU13もしくはCPU23からの制御により、PHS無線部11、PHSベースバンド部12、無線LAN無線部21、無線LANベースバンド部22の電源制御を行う。
CPU13は本来の機能としてPHSデータ通信部10も制御しているため、現在PHSデータ通信部10がどのような状態にあるのか、また同様にCPU23は本来の機能として無線LANデータ通信部20も制御しているため、現在無線LANデータ通信部20がどのような状態にあるのかを夫々把握している。その状態を応答としてコンピュータ5に送信する。
また電源制御部31aを制御するためのコマンドも実装されており、PHSベースバンド部12のCPU13、および無線LANベースバンド部22のCPU23はコンピュータ5から電源制御コマンドを受信すると、電源制御部31aを制御することによってPHSデータ通信部10、もしくは無線LANデータ通信部20への電源供給を切断する。
第3の実施例において、図1のコンピュータ5のROM/RAMに記憶され、CPU54により実行される制御プログラムを図9に模式的に表した。また、図2と重複する部分については説明を省略する。
優先情報記憶部103には使用者による外部操作部57の操作により、PHS通信と無線LAN通信のどちらの通信状態を優先して他方の電源を切断するかの情報が記憶される。この情報は図5のROM/RAM55内に記憶される。
状態入力部100aはコマンド送信部101aを介して問い合わせコマンドを無線通信装置1に送信してPHSデータ通信部10aもしくは無線LANデータ通信部20aの状態を問い合わせる。コマンド送信部101aは優先記憶部103の記憶内容により、PHSデータ通信部10aもしくは無線LANデータ通信部20aに問い合わせコマンドを送信する。状態入力部100aとコマンド送信部101aはともにPCカードインタフェース部53に接続される。
無線通信装置1の制御部40aはコンピュータ5からの問い合わせコマンドにより、PHSデータ通信部10および無線LANデータ通信部20の状態を状態通信部41aにより送信する。また、制御部40aはコンピュータ5からのコマンドに従ってPHSデータ通信部10、もしくは無線LANデータ通信部20に対し、電源制御部31aにより電源の切断、供給を行う。
次にこのコンピュータシステムの動作について図10のフローチャートを参照しながら説明する。図10は第3の実施例におけるコンピュータ5側の制御プログラムのフローチャートである。
先ず、制御プログラムはステップ41で優先情報記憶部103に記憶されている優先情報を確認する。
次に確認した情報に基づきステップ42でPHS通信が優先の場合はPHSベースバンド部12のCPU13に、無線LAN通信が優先の場合は無線LANベースバンド部22のCPU24の、どちらに問合せコマンドを送信するかを判断する。PHS通信が優先であると判断した場合、ステップ43においてPHSデータ通信部10の接続状態を問い合わせるための問い合わせコマンドをCPU13に送信する。ステップ44ではその問い合わせコマンドに対するCPU13からの応答を受信する。ステップ45ではその応答に基づいてPHSが通信中であるか否かを判定し、通信中であればステップ46で無線LANデータ通信部20の電源を切断するための無線LAN電源切断コマンドを送信し、以後ステップ21に戻ってこれらの処理を繰り返す。
ステップ45において通信中ではないと判定した場合は、ステップ47で無線LANベースバンド部22のCPU23に問合せコマンドを送信する。ステップ48ではその問い合わせコマンドに対するCPU23からの応答を受信する。ステップ49ではその応答に基づいて無線LANデータ通信部20が待機状態であるか否かを判定し、待機状態であればステップ50で無線LANデータ通信部20に電源を供給するための無線LAN電源供給コマンドを送信し、以後ステップ41に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ49で無線LANデータ通信部20が通常状態であると判定されれば、同様にステップ41に戻ってこれらの処理を繰り返す。
一方、ステップ42で無線LAN通信が優先であると判断した場合、ステップ51において無線LANデータ通信部20の接続状態を問い合わせるための問い合わせコマンドをCPU23に送信する。ステップ52ではその問い合わせコマンドに対するCPU23からの応答を受信する。ステップ53ではその応答に基づいて無線LANデータ通信部20が通信中であるか否かを判定し、通信中であればステップ54でPHSデータ通信部10の電源を切断するためのPHS電源切断コマンドを送信し、以後ステップ41に戻ってこれらの処理を繰り返す。
ステップ53において通信中ではないと判定した場合は、ステップ55でPHSベースバンド部12のCPU13に問合せコマンドを送信する。ステップ56ではその問い合わせコマンドに対するCPU13からの応答を受信する。ステップ57ではその応答に基づいてPHSデータ通信部10が待機状態であるか否かを判定し、待機状態であればステップ58でPHSデータ通信部20に電源を供給するためのPHS電源供給コマンドを送信し、以後ステップ41に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ57でPHSデータ通信部10が通常状態であると判定されれば、同様にステップ41に戻ってこれらの処理を繰り返す。
PHSデータ通信部10のCPU13、無線LANデータ通信部20のCPU23における動作は第1の実施例の図4に示されたフローチャートと同様であるので、ここでの説明は省略する。
上記のように構成された第3の実施例によれば、あらかじめ使用者が設定した通信システムを優先させて通信することが可能となる。
また、電源切断とするか待機状態とするかをあらかじめ使用者が設定することも可能である。図11は本発明の第4の実施例を示す。図1と重複する構成についてここでは説明を省く。電源制御部31bおよび待機状態制御部45bはPHSベースバンド部12のCPU13によって制御される。電源制御部31bおよび待機状態制御部40bは前記CPU13からの制御により、無線LANデータ通信部の電源制御もしくは通信状態の制御を行う。
第4の実施例において、図11のコンピュータ5のROM/RAMに記憶され、CPU54により実行される制御プログラムを図12に模式的に表した。また、図2と重複する部分については説明を省略する。
選択処理記憶部105には使用者による外部操作部57の操作により、電源切断と待機状態移行のどちらの処理を行うかの情報が記憶される。この情報は図11のROM/RAM55内に記憶される。
状態入力部100bはコマンド送信部101aを介して問い合わせコマンドを無線通信装置1に送信してPHSデータ通信部10もしくは無線LANデータ通信部20の状態を問い合わせる。コマンド送信部101bは選択処理記憶部105の記憶内容により、PHSデータ通信部10に問い合わせコマンドを送信する。状態入力部100bとコマンド送信部101bはともにPCカードインタフェース部53に接続される。
無線装置1の制御部40bはコンピュータ5からの問い合わせコマンドによりPHSデータ通信部10および無線LANデータ通信部20の状態を状態送信部41bにより送信する。また、制御部40bはコンピュータ5からのコマンドに従って無線LAN通信部20に対して電源制御部31bにより電源の切断を行うか、もしくは待機状態制御部45bにより待機状態にする。
次にこのコンピュータシステムの動作について図13及び図14のフローチャートを参照しながら説明する。図13はコンピュータ5側の制御プログラムのフローチャートである。制御プログラムはステップ60においてPHSデータ通信部10の接続状態を問い合わせるための問い合わせコマンドを送信する。ステップ61ではその問い合わせコマンドに対する応答を受信する。ステップ62ではその応答に基づいてPHSデータ通信部10が通信中であるか否かを判定し、通信中であれば、ステップ63で選択処理情報記憶部105から選択処理情報を確認する。ステップ64で確認された処理が電源切断処理であった場合は、ステップ65で無線LANデータ通信部20の電源を切断するための電源切断コマンドを送信し、以後ステップ60に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ64で確認された処理が待機状態移行処理であった場合は、ステップ66で無線LANデータ通信部20を待機状態に移行するための待機状態移行コマンドを送信し、以後ステップ60に戻ってこれらの処理を繰り返す。
ステップ62において通信中ではないと判定した場合、ステップ67で無線LANデータ通信部20に電源が供給されているか否かを判定し、電源切断中であればステップ68で電源供給コマンドを送信する。一方、ステップ67で電源供給中であると判断した場合は、ステップ69で無線LANデータ通信部20が待機状態であるか否かを判定する。待機状態であればステップ70で通常状態移行コマンドを送信し、通常状態であれば以後ステップ60に戻ってこれらの処理を繰り返す。
図14は無線通信装置1のPHSベースバンド部12のCPU13の制御プログラムのフローチャートである。制御プログラムはステップ80においてコンピュータ5からのコマンドを受信する。ステップ81では受信したコマンドが問い合わせコマンドであるか否かを判定し、問い合わせコマンドであると判定した場合はステップ82でPHSデータ通信部10が通信中であるか否かの情報を得て、ステップ83でそれを応答としてコンピュータ5に送信し、以後ステップ80に戻ってこれらの処理を繰り返す。
ステップ81において問い合わせコマンドではないと判定した場合は、ステップ84で受信したコマンドが電源切断コマンドであるか否かを判定し、電源切断コマンドであると判定した場合はステップ85で電源制御部31bに電源切断を指示し、以後ステップ80に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ84で電源切断コマンドではないと判定した場合は、ステップ86で電源供給コマンドであるか否かを判定し、電源供給コマンドであると判定した場合はステップ87で電源制御部31bに、無線LANデータ通信部20に電源を供給するように指示し、以後ステップ80に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ86で電源供給コマンドでないと判定した場合は、ステップ88で待機状態移行コマンドであるか否かを判定し、待機状態移行コマンドであると判定した場合はステップ89で待機状態制御部45bに待機状態移行を指示し、以後ステップ80に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ88で待機状態移行コマンドでないと判定した場合はステップ90で通常状態移行コマンドであるか否かを判定し、通常状態移行コマンドであると判定した場合はステップ91で待機状態制御部45bに無線LANデータ通信部20を待機状態から通常状態にするよう指示する。ステップ90で通常状態移行コマンドでないと判定した場合は、なにもしないでステップ80に戻り繰り返すか、他のコマンドが設けられている場合には、それらのコマンド処理を行う。
以上の処理によって、PHSデータ通信部10が通信状態になった場合、無線LANデータ通信部20の電源を切断させるか、待機状態に移行させるかを、あらかじめ使用者が選択することが可能になる。
なお、第4の実施例ではPHSデータ通信部を優先としたが、無線LANデータ通信部を優先としてもよく、また、第3の実施例のように使用者があらかじめ優先させる通信システムを設定できるようにしてもよい。
上記の実施例は一方の通信システムで通信中であるか否かによって他の通信システムと接続する無線通信回路を電源切断状態または待機状態にする構成であったが、常に通信システムが通信状態であるか否かを監視するのではなく、その通信システムで何かしらの通信に関するイベントが発生したことをきっかけにして他の通信システムを電源切断状態に遷移するように構成してもよい。
まず、一方の通信システムに着信が発生したことによって他の通信システムと接続する無線通信回路を電源切断状態に遷移するように構成した第5の実施例について説明する。ハードウエア構成は、図1に示した前記実施例と同様の構成でよく、無線通信装置1とコンピュータ5の制御プログラムを再構成すれば実施できる。図15及び図16はそれら制御プログラムのフローチャートである。なお着信が発生するシステムとはこの実施例ではPHSである。
図15はコンピュータ5の制御プログラムのフローチャートである。制御プログラムはステップ100において無線通信装置1からの応答を受信する。ステップ101ではその応答が着信情報であるか否かを判定し、着信情報であると判定した場合はステップ102で電源切断コマンドを無線通信装置1に送信し、以後ステップ100に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ101で着信情報ではないと判定した場合にはステップ103で通信終了情報であるか否かを判定し、通信終了情報であると判定した場合はステップ104で電源供給コマンドを無線通信装置1に送信する。ステップ103で通信終了情報でないと判定した場合はなにもしないでステップ100に戻り繰り返す。または他のコマンドが設けられている場合には、それらのコマンド処理を行う。
図16は無線通信装置1の制御プログラムのフローチャートである。PHSデータ通信部10では、着信が発生するとそれがCPU13に通知される。制御プログラムはステップ110において着信したかどうかを判定する。ステップ110において着信したと判定した場合は、ステップ111において着信したという情報を応答としてコンピュータ5に送信する。ステップ110で着信が検出されなかった場合はステップ112で通信が終了したかどうかを判定する。ステップ112において終了したと判定した場合は、ステップ113において通信が終了したという情報を応答としてコンピュータ5に送信する。ステップ112で通信の終了が検出されなかった場合はステップ113の処理は行わない。
ステップ114ではコンピュータ5からのコマンドを受信する。ステップ114ではこのコマンドが電源切断コマンドであるか否かを判定し、電源切断コマンドであると判定した場合はステップ116で電源制御部31に電源切断を指示し、以後ステップ110に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ44で電源切断コマンドではないと判定した場合は、ステップ117でこのコマンドが電源供給コマンドであるか否かを判定し、電源供給コマンドであると判定した場合はステップ118で電源制御部31に電源供給を指示し、以後ステップ110に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ117で電源供給コマンドではないと判定した場合は、なにもしないでステップ110に戻り繰り返す。または他のコマンドが設けられている場合には、それらのコマンド処理を行う。
なお、ステップ110からステップ111、113までの処理とステップ114からステップ116、118までの処理は独立した処理であるので、必ずしも実施例のように直列に処理する必要はない。順番は逆でもよいし、あるいは独立して動作するようにしてもよい。
これらの処理を時系列に示すと次のようになる。まず無線通信装置1側で着信を検出し(図16ステップ110)、着信情報をコンピュータ5に送信する(図16ステップ111)。コンピュータ5では無線通信装置1が送信した情報を受信し(図15ステップ100)、これが着信情報であるか否かを判定し(図15ステップ101)、着信情報であると判定した場合は電源切断コマンドを無線通信装置1に送信する(図8ステップ102)。無線通信装置1ではこのコマンドを受信し(図16ステップ114)、これが電源切断コマンドであるか否かを判定し(図16ステップ115)、電源切断コマンドであると判定した場合は電源制御部に電源切断を指示する(図16ステップ116)。
その後、無線通信装置1側で通信終了を検出し(図16ステップ112)、着信情報をコンピュータ5に送信する(図16ステップ113)。コンピュータ5では無線通信装置1が送信した情報を受信し(図15ステップ100)、これが通信終了情報であるか否かを判定し(図15ステップ103)、通信終了情報であると判定した場合は電源供給コマンドを無線通信装置1に送信する(図15ステップ104)。無線通信装置1ではこのコマンドを受信し(図16ステップ114)、これが電源供給コマンドであるか否かを判定し(図16ステップ117)、電源供給コマンドであると判定した場合は電源制御部に電源供給を指示する(図16ステップ118)。
以上のようにしてPHSデータ通信部に着信することをきかっけとして無線LANデータ通信部20の電源が切断され、通信が終了することにより電源の供給が再開される。
次に、一方のシステムにおいて発呼処理がされたことによって他のシステムと接続する無線通信回路を電源切断状態に遷移するように構成した第6の実施例について説明する。この実施例もハードウエア構成は、図1に示した前記実施例と同様の構成でよく、無線通信装置1とコンピュータ5の制御プログラムを再構成すれば実施できる。
図17はコンピュータ5の制御プログラムは発呼処理を行うために操作者が操作するための操作画面に一例を示すものである。図19では一つの制御ウインドウ6にPHSデータ通信部10を制御するウインドウ61と無線LANデータ通信部20を制御するウインドウ65とが領域を分けて存在し、両方のウインドウが開かれている状態を示している。両方のウインドウともほぼ同様の状態表示部と制御用ボタンを有している。
まず、無線LANデータ通信部制御ウインドウ61には電波状態表示部62と設定ボタン63、接続ボタン64が設けられている。電波状態表示部62は電波強度を棒グラフ状に示すものである。図では100%の表示と棒グラフが右方向端部まで伸びていることから電波強度が強い状態を示したものとなっている。電波状態表示部の上には接続中であるか否かの状態表示部も設けられている。設定ボタン63は無線LANデータ通信部20の各種設定を行うためのもので、これをクリックすると設定用画面が開き、各種設定項目を設定できるようになっている。また接続ボタン64はクリックすることによって無線LANデータ通信部20にアクセスポイントへの接続処理を開始させるためのものである。
PHSデータ通信部制御ウインドウ65もほぼ同様の機能を有する。電波状態表示部66は電波強度を一本の傘マークと数本の縦棒で表示するものである。設定ボタン67はPHSデータ通信部10の各種設定を行うためのもので、これをクリックすると設定用画面が開き、各種設定項目を設定できるようになっている。また接続ボタン68はクリックすることによってPHSデータ通信部10にアクセスポイントへの接続処理を開始させるためのものである。
図18及び図19は無線通信装置1とコンピュータ5の制御プログラムのフローチャートである。
図18はコンピュータ5側制御プログラムのフローチャートである。制御プログラムはステップ120において前記PHSデータ通信部制御ウインドウ65の設定ボタン67または接続ボタン68の状態を入力する。ステップ121では接続ボタンがクリックされたか否かを判定し、接続ボタンがクリックされたと判定した場合は、まずステップ122で無線通信装置1に電源切断コマンドを送信し、続いてステップ123で接続コマンドを送信し、以後ステップ120に戻ってこれらの処理を繰り返す。ここで接続コマンドはPHSデータ通信部10にアクセスポイントへの接続処理を開始させるためのコマンドであり、前記ATコマンドによって標準化されている。ステップ121で接続ボタンはクリックされていないと判定した場合は、なにもしないでステップ120に戻り繰り返す。または設定ボタンの処理、または他のボタンが設けられている場合にはそれらの処理を行う。
図19は無線通信装置1側制御プログラムのフローチャートである。制御プログラムはステップ124においてコンピュータ5からのコマンドを受信する。ステップ125では受信したコマンドが電源切断コマンドであるか否かを判定し、電源切断コマンドであると判定した場合はステップ126で電源制御部31に電源切断を指示し、以後ステップ124に戻ってこれらの処理を繰り返す。
ステップ125で電源切断コマンドではないと判定した場合は、ステップ128で受信したコマンドが接続コマンドであるか否かを判定し、接続コマンドであると判定した場合はステップ129でPHSデータ通信部10において接続処理を行い、以後ステップ124に戻ってこれらの処理を繰り返す。ステップ128で接続コマンドではないと判定した場合は、なにもしないでステップ124に戻り繰り返す。
これらの処理を時系列に示すと次のようになる。まずコンピュータ5は制御ウインドウ6のボタンの状態を入力し(図18ステップ120)、接続ボタンがクリックされたか否かを判定する(図18ステップ121)。このときPHSデータ通信部制御ウインドウ65の接続ボタン68を操作者がクリックしていると、接続ボタンがクリックされたと判定して電源切断コマンドと(図18ステップ122)接続コマンド(図18ステップ123)を無線通信装置に送信する。無線通信装置1ではコンピュータ5が送信したコマンドを受信し(図19ステップ124)、これが電源切断コマンドであるか否かを判定し(図19ステップ125)、電源切断コマンドであると判定した場合は電源制御部に電源切断を指示する(図19ステップ126)。コンピュータ1は接続コマンドも送信しているので、続いてコマンドを受信し(図19ステップ124)、これが接続コマンドであるか否かを判定し(図19ステップ128)、接続コマンドであると判定した場合はPHSデータ通信部10で接続処理を行う(図19ステップ129)。以上のようにしてPHSデータ通信部10で発呼処理することをきっかけとして無線LANデータ通信部20の電源が切断される。尚、ここでは図示していないが、再度電源供給部31に電源供給を指示する場合は、第1の実施例のようにPHS通信が行われているか否かを判定して行われていない場合に指示する場合や、第5の実施例のようにPHSデータ通信の終了を検出して指示する場合のどちらでもよい。
以上説明した実施例は無線通信装置1とコンピュータ5とを接続したコンピュータシステムの構成であったが、無線通信装置1に以上説明した機能を全て実装することもできる。
通信状態にあるか否かを判定して無線LANデータ通信部の電源を切断する構成については、PHSベースバンド部12のCPU13は、本来の機能としてPHSデータ通信部10の制御を行っているのであるから通信状態にあるか否かは常時判定でき、通信状態にあると判定した場合に電源制御部31に電源を切断するように指示するように構成すればよく、CPU13の制御プログラムをそのように変更するだけで実現できる。
また、PHSデータ通信部10で着信が発生した場合に無線LANデータ通信部の電源を切断する構成についても、着信はPHSベースバンド部12のCPU13が常時判定できるので、着信が発生したと判定した場合に電源制御部31に電源を切断するように指示するように構成すればよい。これもCPU13の制御プログラムをそのように変更するだけで実現できる。
また、PHSデータ通信部10で発呼処理が行われる場合に無線LANデータ通信部の電源を切断する構成では、発呼時にコンピュータ5からは発呼コマンドのみを送信する構成とし、無線通信装置1側では発呼コマンドを受信した場合に電源制御部31に電源を切断するよう指示するとともに、PHSデータ通信部10において発呼処理を行うように構成すればよい。これもCPUの制御プログラムをそのように変更するだけで実現できる。
以上説明した実施例は、異なるシステムとしてPHSデータ通信システムと無線LANデータ通信システムとに適用したものであったが、システムはこれらに限定されるものではなく他のシステムであってもよい。携帯電話として一般的なシステムに対しても同様に実施できる。
上述した実施の形態の機能を実現するために、コンピュータに対し上記実施の形態の機能を実現するための制御プログラムのプログラムコードを供給し、そのコンピュータに格納されたプログラムに従って動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、プログラムコードの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネット等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体(光ファイバ等の有線回線や無線回線等)を用いることができる。
さらに、上記プログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
なお、上記実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明はその精神、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明による無線通信装置の制御装置のブロック図である。 本発明による無線通信装置の制御装置の制御プログラムの概略ブロック図である。 本発明による無線通信装置の制御装置のコンピュータ側制御プログラムのフローチャートである。 本発明による無線通信装置の制御装置の無線通信装置側制御プログラムのフローチャートである。 本発明の第2の実施例による無線通信装置の制御装置のブロック図である。 本発明の第2の実施例による無線通信装置の制御装置の無線通信装置側制御プログラムのフローチャートである。 本発明の第2の実施例による無線通信装置の制御装置のコンピュータ側制御プログラムのフローチャートである。 本発明の第3の実施例による無線通信装置の制御装置のブロック図である 本発明の第3の実施例による無線通信装置の制御装置の制御プログラムの概略ブロック図である。 本発明の第3の実施例による無線通信装置の制御装置のコンピュータ側制御プログラムのフローチャートである。 本発明の第4の実施例による無線通信装置の制御装置のブロック図である。 本発明の第4の実施例による無線通信装置の制御装置の制御プログラムの概略ブロック図である。 本発明の第4の実施例による無線通信装置の制御装置のコンピュータ側制御プログラムのフローチャートである。 本発明の第4の実施例による無線通信装置の制御装置の無線通信装置側制御プログラムのフローチャートである。 本発明の第5の実施例による無線通信装置の制御装置のコンピュータ側制御プログラムのフローチャートである。 本発明の第5の実施例による無線通信装置の制御装置の無線通信装置側制御プログラムのフローチャートである。 本発明の第6の実施例による無線通信装置の制御装置の制御ウインドウの説明図である。 本発明の第6の実施例による無線通信装置の制御装置のコンピュータ側制御プログラムのフローチャートである。 本発明の第6の実施例による無線通信装置の制御装置の無線通信装置側制御プログラムのフローチャートである。
符号の説明
1 無線通信装置
5 コンピュータ
6 制御ウインドウ
10 PHSデータ通信部
11 PHS無線部
12 PHSベースバンド部
13、23、54 CPU
14、24、55 ROM/RAM
20 無線LANデータ通信部
21 無線LAN無線部
22 無線LANベースバンド部
31、31a、31b 電源制御部
32、52 PCカードインタフェース部
33、51 コネクタ
40、40a、40b 制御部
41、41a、41b 状態送信部
45、45b 待機状態制御部
52 コマンド送信部
53 データバス
56 表示部
57 外部操作部
100、100a、100b 状態入力部
101、101a、101b コマンド送信部
103 優先情報記憶部
105 選択処理情報記憶部

Claims (2)

  1. 複数の無線通信システムと接続するための複数の無線通信回路を備えた無線通信装置において、
    前記複数の無線通信システムの一の無線通信システムに対応する無線通信回路の状態を検出する状態検出部と、
    外部操作部により前記複数の無線通信回路のうち該状態検出部が優先的に検出する一の無線通信回路を記憶する優先情報記憶部と、
    該優先情報記憶部に記憶させた情報に従い、前記複数の無線通信システムに対応する無線通信回路のうち、前記状態検出部により優先的に検出する無線通信回路を選択し、優先的に検出する無線通信回路が通信中であった場合、前記状態検出部からの入力により前記一の無線通信システムに対応する無線通信回路以外の他の無線通信回路を電源切断状態もしくは待機状態とし、優先的に検出する無線通信回路が通信中でなかった場合、前記他の無線通信回路を通信可能状態とする制御手段と、
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記外部操作部により前記一の無線通信システムに対応する無線通信回路以外の他の無線通信回路を電源切断状態もしくは待機状態のどちらにするかを選択処理情報記憶部に記憶させ、前記選択処理情報記憶部に記憶した情報に従い、前記状態検出部からの入力により前記一の無線通信システムに対応する無線通信回路以外の他の無線通信回路を電源切断状態もしくは待機状態にすることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
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