JP4473021B2 - 窒化層形成方法、磁気回路形成部材、アーマチュア、ワイヤドットプリンタヘッド及びワイヤドットプリンタ - Google Patents

窒化層形成方法、磁気回路形成部材、アーマチュア、ワイヤドットプリンタヘッド及びワイヤドットプリンタ Download PDF

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Description

本発明は、窒化層形成方法、磁気回路形成部材、アーマチュア、ワイヤドットプリンタヘッド及びワイヤドットプリンタに関する。
ワイヤドットプリンタヘッドは、印字用のワイヤが連結されたアーマチュアを印字位置と待機位置との間で揺動させ、アーマチュアを印字位置へ揺動させたときにワイヤの先端部を印字媒体に衝突させることによって印字を行う装置である。ワイヤドットプリンタヘッドの中には、揺動対象とするアーマチュアの周囲にコイルにより磁束を発生させ、アーマチュアを待機位置から印字位置へ吸引する磁気回路を生成することで印字を行う装置が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1では、アーマチュアの強度を高めるため、窒化層がアーマチュアの表面に形成されている。
一方、アーマチュアは、例えば、回動中心となる支点軸及びその支点軸が挿入される貫通孔を有しており、その支点軸を保持して回動自在(揺動自在)に設けられている。このとき、支点軸は貫通孔に回転自在に挿入されている。したがって、印字動作時には、支点軸が貫通孔と摺動するため、貫通孔の内面は磨耗してしまう。これを防止するためには、通常、アーマチュアの表面(貫通孔の内面を含む)に窒化層を形成することでアーマチュアの強度を向上させている。
特開2000−280497公報
しかしながら、窒化層が表面全体に形成されたアーマチュアでは、その窒化層によって磁束特性が低下してしまう。近年では、印字スピードの高速化、例えば2500回/秒も印字位置と待機位置との間でアーマチュアを揺動させる必要がある。このような場合、窒化層が表面全体に形成されたアーマチュアでは、高速印字に必要な磁気特性が得られず、高速印字を行うことができないという問題がある。
また、前述したアーマチュアのように、例えば支点軸が貫通孔に設けられる場合等には、貫通孔の内面に窒化層等を形成する必要がある。貫通孔の内面に窒化層を形成しない場合には、支点軸は印字動作時に貫通孔と摺動するため、貫通孔の内面が磨耗して支点軸が微動してしまい、アーマチュアの揺動動作が不安定になるという問題がある。
本発明の目的は、安定したアーマチュアの揺動動作を実現し、さらに、高速印字に必要な磁気特性を得ることである。
本発明の窒化層形成方法は、磁性材料で板状に形成されてその厚さ方向に貫通する貫通孔を有する磁気回路形成部材をその厚さ方向に複数積層し、積層した複数の磁気回路形成部材に対してその積層方向に圧を加え、その積層した複数の磁気回路形成部材を密着させ、密着状態の複数の磁気回路形成部材に対して窒化処理を行うことで、磁気回路形成部材に窒化層を形成するようにした。
本発明の別の窒化層形成方法は、磁性材料で板状に形成されてその厚さ方向に貫通する貫通孔を有する磁気回路形成部材をその貫通孔を覆わないようにその厚さ方向から挟持部材で挟持し、挟持部材で挟持した磁気回路形成部材にその厚さ方向から圧を加え、挟持部材と磁気回路形成部材とを密着させ、挟持部材と密着している磁気回路形成部材に対して窒化処理を行うことで、磁気回路形成部材に窒化層を形成するようにした。
本発明の磁気回路形成部材は、磁性材料で板状に形成されてその厚さ方向に貫通する貫通孔を備えており、その貫通孔の貫通方向の両端面を除く表面に窒化層を有している。
本発明の別の磁気回路形成部材は、磁性材料で板状に形成されてその厚さ方向に貫通する貫通孔を備えており、その貫通孔の内面だけに窒化層を有している。
本発明によれば、安定したアーマチュアの揺動動作を実現し、さらに、高速印字に必要な磁気特性を得ることができる。その結果として、高速印字が実現する。
本発明を実施するための最良の一形態について図1ないし図8を参照して説明する。
<ワイヤドットプリンタヘッド>
まず、ワイヤドットプリンタヘッド1の全体の構成について図1ないし図3を参照して説明する。図1はワイヤドットプリンタヘッド1を概略的に示す中央縦断正面図、図2はワイヤドットプリンタヘッド1の一部を概略的に示す分解斜視図、図3はワイヤドットプリンタヘッド1が備えるアーマチュア4を概略的に示す分解斜視図である。
ワイヤドットプリンタヘッド1は、取付ねじ(図示せず)によって結合されるフロントケース2とリヤケース3とを備えている。これらの間には、アーマチュア4、ワイヤガイド5、ヨーク6、アーマチュアスペーサ7及び回路基板8等が設けられている。
アーマチュア4は、板状に形成され長さ方向(アーム9が伸びる方向)の一端に印字用の印字ワイヤ(以降、単にワイヤとする)10を支持するアーム9、アーム9の幅方向(厚さ方向)の両側面に設けられ磁気回路を形成するための磁気回路形成部材11及び回動中心(揺動中心)となる支点軸12を備えている。ワイヤ10はアーム9の一端にロウ付けされている。その他端側のアーマチュア4の端部には、円弧状部13が形成されている。
支点軸12は、アーマチュア4に形成された貫通孔4aに挿入されて設けられている(図3参照)。この貫通孔4aは、アーム9及び磁気回路形成部材11をそれらの厚さ方向に貫通するように形成されている。また、支点軸12は貫通孔4aに回転自在に設けられている。このような支点軸12は、例えば、表面硬化処理が施されたピアノ線(SWP−B:Hv700以上)で形成されている。
磁気回路形成部材11は磁性材料で板状に形成されている。この磁気回路形成部材11には、被吸引面14が設けられており、この被吸引面14はアーマチュア4の長手方向の中央部分に位置付けられている。また、磁気回路形成部材11の表面には、表面硬化処理として窒化処理が施されている。これにより、磁気回路形成部材11は、その厚さ方向(アーム9の幅方向)の両端面である両側面11a,11b以外の面に窒化層Tを有している(図3参照)。すなわち、貫通孔4aの内面にも、窒化層Tが形成されている。ここで、窒化層Tは、磁気回路形成部材11の厚さ方向に平行な面11c及び貫通孔4aの内面に形成されているが、これに限るものではない。ただし、支点軸12による貫通孔4aの内面の磨耗を防止するため、窒化層Tは貫通孔4aの内面に形成されている必要がある。
このようなアーマチュア4はヨーク6の軸心に対して放射状に複数配置されている。そして、アーマチュア4は、その支点軸12を中心としてヨーク6から離反する方向に回動自在(揺動自在)な状態でそれぞれヨーク6の表面に支持されており、コイルスプリング等の付勢部材15によってヨーク6から離反する方向に付勢されている。付勢部材15は付勢動作が可能に設けられている。
ワイヤガイド5は、ワイヤ10の先端部が印字媒体の所定位置に衝突するようにワイヤ10を摺動自在にガイドする。また、フロントケース2には、ワイヤ10の先端部を所定のパターンに整列させるとともにワイヤ10を摺動自在にガイドする先端ガイド16が設けられている。なお、ワイヤ10は、アーマチュア4が印字位置へ揺動した場合に、アーマチュア4の揺動動作に伴い、その先端部が所定の位置、例えば用紙等の印字媒体に衝突する位置まで移動する。
リヤケース3には、一端側に底面部17を有する円筒形状部18が設けられている。底面部17の中心部分には、金属製の環状のアーマチュアストッパ19が取付けられる取付用凹部20が形成されている。アーマチュアストッパ19は取付用凹部20に嵌め込まれることにより取付けられている。ここで、アーマチュア4が付勢部材15により印字位置から揺動すると、アーマチュア4の一部であるアーム9がアーマチュアストッパ19に当接し、アーマチュア4の揺動は停止する。したがって、アーマチュアストッパ19は、アーマチュア4の待機位置を定める機能を有している。
回路基板8は、印字位置と待機位置との間におけるアーマチュア4の揺動を制御するための駆動回路を備えている。回路基板8の駆動回路は、印字動作に際して複数のアーマチュア4の中から任意のアーマチュア4を選択的に揺動させる。
ヨーク6は磁性材料により形成されており、同心円状に設けられた径の異なる一対の筒状部21,22を有している。各筒状部21,22の軸心方向(図1中の紙面上下方向、すなわちヨーク6の軸心方向)の寸法は、互いに等しく設定されている。外周側の筒状部21と内周側の筒状部22とは、軸心方向の一端側を閉塞するように設けられた底面部23により一体化されている。このようなヨーク6は、底面部23と反対側の開放された側をリヤケース3の開放された側に対向させた状態で、フロントケース2とリヤケース3との間に挟持されている。
外周側の筒状部21には、アーマチュア4の数と同数である複数の窪み24が形成されている。これらの窪み24は、その内周面がアーマチュア4の円弧状部13の外周面の曲率半径と略同一の曲率半径に形成された凹面形状を有している。窪み24には、アーマチュア4の一端側に形成された円弧状部13が摺動自在に嵌め込まれる。
内周側の筒状部22には、環状形状を有する被嵌合部25が設けられている。被嵌合部25は、内周側の筒状部22に対して同心円状に位置するように内周側の筒状部22に一体に設けられている。被嵌合部25の外径は、内周側の筒状部22の外径よりも小さく設定されている。したがって、内周側の筒状部22には、被嵌合部25によって段地部26が形成されている。
底面部23には、外周側の筒状部21と内周側の筒状部22との間に環状に配置された複数のコア27が一体に設けられている。ヨーク6の軸心方向における各コア27の寸法は、ヨーク6の軸心方向における筒状部21,22の寸法と等しく設定されている。
各コア27におけるヨーク6の軸心方向の一端には、それぞれ磁極面28が形成されている。コア27の磁極面28は、アーマチュア4に設けられた磁気回路形成部材11の被吸引面14に対向するように設けられている。また、各コア27の外周には、コイル29がそれぞれ装着されている。すなわち、ヨーク6は、コイル29がそれぞれ巻回された複数のコア27を環状に有している。なお、本実施の形態では、全てのコイル29の巻回方向が等しく設定されているが、これに限るものではなく、例えば、巻回方向を異ならせたコイルが選択的に配置されても良い。
アーマチュアスペーサ7は、ヨーク6の筒状部21,22の径と略同一径を有する一対のリング形状部30,31と、アーマチュア4間に位置するように一対のリング形状部30,31間に放射状に掛け渡された複数のガイド部32と、を有している。これらのガイド部32がアーマチュア4に対する側磁路となる。外周側のリング形状部30及び内周側のリング形状部31は、同心円状に設けられている。外周側のリング形状部30、内周側のリング形状部31及びガイド部32は一体に成形されている。
アーマチュアスペーサ7がヨーク6上に設けられると、外周側のリング形状部30及び内周側のリング形状部31はヨーク6の筒状部21,22にそれぞれ当接し、内周側のリング形状部31は、被嵌合部25に嵌合する。なお、内周側のリング形状部31の内径は、被嵌合部25の外径と同等あるいは若干大きくなるように設定されている。
各ガイド部32は、リング形状部30,31の略半径方向に沿って、コア27の磁極面28から離反する方向であって斜め方向に延出するサイドヨーク部33を備えている。このサイドヨーク部33は、内周側のリング形状部31から外周側のリング形状部30へ近づく程幅広になる羽根形状とされている。
アーマチュアスペーサ7には、複数のガイド部32が一対のリング形状部30,31間に掛け渡されているため、リング形状部30,31の半径方向に沿って開口するスリット状のガイド溝34が確保されている。各ガイド溝34は、各ガイド部32サイドヨーク部33がアーマチュア4の揺動を妨げることのない程度に磁気回路形成部材11に近接するような幅寸法で形成されている。
また、ガイド溝34は、外周側のリング形状部30まで連通しており、外周側のリング形状部30におけるガイド溝34には、リング形状部30の外径方向に沿ってガイド溝34の両側となる位置に、ガイド溝34に連続して開口する切欠部である軸受溝35が形成されている。この軸受溝35には、アーマチュア4の支点軸12が嵌め込まれる。すなわち、アーマチュア4の支点軸12は、ヨーク6及びアーマチュアスペーサ7によってアーマチュア4がコア27に対向するように保持されている。
アーマチュアスペーサ7上には、軸受溝35に嵌め込まれた複数のアーマチュア4の支点軸12を押さえる押さえ部材(図示せず)が設けられている。押さえ部材は、フロントケース2とリヤケース3とが取付ねじにより結合されることで、複数のアーマチュア4の支点軸12を押さえる板状の部材である。この押さえ部材はアーマチュア4の揺動を妨げないように環状に形成されている。
<ワイヤドットプリンタ>
次に、上述したようなワイヤドットプリンタヘッド1を備えるワイヤドットプリンタ50について図4を参照して説明する。図4は本実施の形態のワイヤドットプリンタ50を概略的に示す縦断側面図である。
ワイヤドットプリンタ50は本体ケース51を備えている。この本体ケース51の前面52には、開口部53が形成されている。開口部53には、手差しトレイ54が開閉自在に設けられている。また、本体ケース51の前面52側の下部には、給紙口55が形成され、背面56側には、排紙受け57が設けられている。さらに、本体ケース51の上面58には、開閉カバー59が回動自在に設けられている。ここで、開かれた状態の開閉カバー59を図4中に仮想線で示す。
本体ケース51内には、印字媒体搬送経路である用紙搬送経路60が設けられている。この用紙搬送経路60の用紙搬送方向上流側は、開放状態の手差しトレイ54の延長面上に配置された給紙通路61と、給紙口55に通じる給紙通路62とに接続され、用紙搬送方向下流側は排紙受け57に接続されている。給紙通路62には、用紙を搬送するトラクタ63が設けられている。
用紙搬送経路60には、搬送ローラ64と押さえローラ65とが対向配置されており、押さえローラ65は搬送ローラ64へ圧接されている。これら搬送ローラ64と押さえローラ65とは、印字媒体である用紙を搬送し、印字媒体搬送部である用紙搬送部を構成している。さらに、用紙搬送経路60には、搬送される用紙に対して印字動作を行うプリンタ部66が設けられており、排紙受け57の入口には、排紙ローラ67が設けられている。この排紙ローラ67へ圧接された押さえローラ68が開閉カバー59の自由端側に回転自在に支持されている。
プリンタ部66は、用紙搬送経路60中に配置されたプラテン69、このプラテン69に沿って用紙搬送経路60と直交する方向に往復動自在なキャリッジ70、キャリッジ70に搭載された上述したようなワイヤドットプリンタヘッド1及びインクリボンカセット71等から構成されている。なお、インクリボンカセット71は着脱可能に設けられている。
キャリッジ70はモータ(図示せず)によって駆動され、プラテン69に沿って往復移動する。ワイヤドットプリンタヘッド1は、キャリッジ70がプラテン69に沿って往復移動することに伴って主走査方向に往復移動する。このため、本実施の形態では、キャリッジ70やモータ等によってヘッド駆動機構が実現されている。また、ワイヤドットプリンタ50は、本体ケース51内の各部を制御する駆動制御部72を内蔵しており、この駆動制御部72がプリンタ部66、トラクタ63及びモータ等の各部を駆動制御する。
このような構成において、用紙として単票を用いる場合には、手差しトレイ54から給紙し、用紙として連続紙を用いる場合には、給紙口55から給紙する。いずれの用紙(図示せず)も、搬送ローラ64により搬送され、ワイヤドットプリンタヘッド1により印字されて、排紙ローラ67により排紙受け57に排紙される。
印字は、ワイヤドットプリンタヘッド1において選択的にコイル29を励磁することにより、アーマチュア4がコア27の磁極面28に吸引されて支点軸12を中心に回動し、ワイヤ10がインクリボン(図示せず)を介してプラテン69上の用紙に押し付けられることによって行われる。コイル29への通電が遮断されると、アーマチュア4が付勢部材15の付勢力により復帰してアーマチュアストッパ19により待機位置で停止する。なお、ここでは、印字媒体として用紙を用いたが、これに限るものではなく、例えば、加圧されることにより加圧部分が発色する感圧発色紙を用いることも可能である。印字媒体として感圧発色紙を用いる場合には、ワイヤドットプリンタヘッド1が備えるワイヤ10の圧力により加圧された部分が発色することによって、印字が行われる。
ワイヤドットプリンタ50による印字動作に際しては、駆動制御部72の制御により、印字データに基づいて選択的にコイル29への通電が行われる。すると、選択されたコイル29が取付けられているコア27から、このコア27に対向して配置されているアーマチュア4の磁気回路形成部材11、この磁気回路形成部材11に対向する一対のサイドヨーク部33、ガイド部32、ヨーク6の外周側の筒状部21ならびに内周側の筒状部22、底面部23を介して、再びコア27に至る磁気回路が形成される。
この磁気回路の形成により、磁気回路形成部材11の被吸引面14とコア27の磁極面28との間には、磁気回路形成部材11をコア27の磁極面28へ引き寄せる吸引力が発生する。この吸引力により、アーマチュア4が支点軸12を中心として、磁気回路形成部材11の被吸引面14がコア27の磁極面28に吸引される方向に揺動する。なお、本実施の形態では、アーマチュア4の磁気回路形成部材11の被吸引面14がコア27の磁極面28に当接する位置を印字位置とする。
アーマチュア4が印字位置へ揺動することにより、ワイヤ10の先端部が用紙側へ突出する。このとき、ワイヤドットプリンタヘッド1と用紙との間にインクリボンが介在しているため、ワイヤ10の圧力がインクリボンを介して用紙に伝達され、インクリボンのインクが用紙に転写されることにより印字が行われる。
コイル29への通電が遮断されると、発生していた磁束が消滅するため、磁気回路も消滅する。これにより、磁気回路形成部材11をコア27の磁極面28へ引き寄せる吸引力がなくなる。アーマチュア4は、付勢部材15による付勢力によってヨーク6から離反する方向に付勢され、待機位置へ向けて支点軸12を中心として揺動する。すなわち、アーマチュア4は待機位置へ向けて揺動し、そのアーム9がアーマチュアストッパ19に当接することによって待機位置で停止する。このような印字動作が高速(例えば2500回/秒)に行われる。この際、アーマチュア4は、例えば2500回/秒で印字位置と待機位置との間を高速に揺動することになる。
このような高速印字は、磁気回路形成部材11がその両側面11a,11bを除いてその表面に窒化層Tを有しているため実現している。つまり、窒化層Tは貫通孔4aの内面に形成されているため、貫通孔4aの内面は支点軸12により磨耗しなくなる。さらに、窒化層Tは磁気回路形成部材11の表面全体には形成されていないため、磁束特性の低下を抑えることが可能になる。これらのことから、安定したアーマチュア4の揺動動作を実現し、さらに、高速印字に必要な磁気特性を得ることができる。その結果として、高速印字が実現する。
<窒化層形成方法>
ここで、アーマチュア4が備える磁気回路形成部材11に対して窒化層Tを形成する形成方法について図5ないし図8を参照して説明する。本実施の形態では、3種類の窒化層形成方法(窒化層形成工程)について説明する。なお、本実施の形態の磁気回路形成部材11(図3参照)は、第1の窒化層形成方法により形成されているが、これに限るものではなく、例えば第2又は第3の窒化層形成方法により形成されても良い。図5は第1の窒化層形成工程を説明するための模式図、図6は第2の窒化層形成工程を説明するための模式図、図7及び図8は第3の窒化層形成工程を説明するための模式図である。
第1の窒化層形成方法では、図5に示すように、その厚さ方向に貫通する貫通孔4aを有する磁気回路形成部材11をその厚さ方向に複数積層する(積層工程)。なお、ここでは、複数の磁気回路形成部材11をその貫通孔4aを同一直線上に位置付け、その厚さ方向に平行な面11cを同一平面上に位置付けて積層する。その積層した複数の磁気回路形成部材11に対してその積層方向に圧を加え、積層した複数の磁気回路形成部材11を密着させる(密着工程)。なお、ここでは、加圧部材40によって複数の磁気回路形成部材11をその積層方向に挟持して圧を加える。例えば、加圧部材40としてネジが使用され、ネジ締めにより圧が複数の磁気回路形成部材11に加えられる(例えば10kgf/cm程度)。そして、圧を加えた状態、すなわち密着状態の複数の磁気回路形成部材11に対して窒化処理を行う(窒化工程)。なお、ここでは、窒化処理としてガス軟窒化層処理が用いられている。その後、窒化処理済の磁気回路形成部材11に対して防錆処理を行う(防錆工程)。なお、ここでは、防錆処理としてメッキ処理が行われる。これにより、磁気回路形成部材11での錆の発生を防止している。
このような工程により、磁気回路形成部材11には、窒化層T及び防錆層であるメッキ層が形成される。窒化層Tは、磁気回路形成部材11の両側面11a,11b以外の表面、すなわち貫通孔4aの内面、その貫通孔4aの貫通方向に平行な面11cに形成される。なお、磁気回路形成部材11の貫通孔4aの内面には、窒化層Tは形成される。メッキ層は、メッキ処理済の磁気回路形成部材11の全面に形成される。
ただし、積層された複数の磁気回路形成部材11の両端に位置する2つの磁気回路形成部材11では、外部に露出している側面の貫通孔4aの周辺にも窒化層Tが形成される。このような磁気回路形成部材11をアーマチュア4の製造に用いることは可能であるが、磁気特性の低下を抑える効果を高めるためには、ダミー部材(磁気回路形成部材11として用いない部材)として用いる方が良い。
このような第1の窒化層形成方法により形成された磁気回路形成部材11は、貫通孔4aの貫通方向の両端面である両側面11a,11bを除く表面に窒化層Tを有している。したがって、窒化層Tはそれを必要とする部分、すなわち貫通孔4aの内面に形成されているため、貫通孔4aの内面は支点軸12により磨耗しなくなる。さらに、窒化層Tは磁気回路形成部材11の表面全体には形成されていないため、磁束特性の低下を抑えることが可能になる。これらのことから、安定したアーマチュア4の揺動動作を実現し、さらに、高速印字に必要な磁気特性を得ることができる。その結果として、高速印字が実現する。
さらに、第1の窒化層形成方法では、複数の磁気回路形成部材11に同時に窒化層Tを形成することが可能であり、生産性を向上させることができる。
第2の窒化層形成方法では、図6に示すように、その厚さ方向に貫通孔4aを有する磁気回路形成部材11をその貫通孔4aを覆わないようにその厚さ方向から挟持部材41で挟持し(挟持工程)、その挟持部材41で挟持した磁気回路形成部材11にその厚さ方向から圧を加え、挟持部材41と磁気回路形成部材11とを密着させる(密着工程)。例えば、挟持部材41に圧を加える部材としてネジが使用され、ネジ締めにより圧が磁気回路形成部材11に加えられる。そして、圧を加えた状態、すなわち挟持部材41と密着している磁気回路形成部材11に対して窒化処理を行う(窒化工程)。なお、ここでは、窒化処理としてガス軟窒化層処理が用いられている。その後、窒化処理済の磁気回路形成部材11に対して防錆処理を行う(防錆工程)。なお、ここでは、防錆処理としてメッキ処理が行われる。これにより、磁気回路形成部材11での錆の発生を防止している。
このような工程により、磁気回路形成部材11には、窒化層T及び防錆層であるメッキ層が形成される。窒化層Tは、挟持部材41で覆われていた部分以外の表面、すなわち貫通孔4aの内面、貫通孔4aの周辺の両側面11a,11b及び貫通孔4aの貫通方向に平行な面11cに形成される。メッキ層は、メッキ処理済の磁気回路形成部材11の全面に形成される。
このような第2の窒化層形成方法により形成された磁気回路形成部材11は、挟持部材41で覆われていた部分以外の表面に窒化層Tを有している。したがって、窒化層Tはそれを必要とする部分、すなわち貫通孔4aの内面に形成されているため、貫通孔4aの内面は支点軸12により磨耗しなくなる。さらに、窒化層Tは磁気回路形成部材11の表面全体には形成されていないため、磁束特性の低下を抑えることが可能になる。これらのことから、安定したアーマチュア4の揺動動作を実現し、さらに、高速印字に必要な磁気特性を得ることができる。その結果として、高速印字が実現する。
第3の窒化層形成方法では、図7に示すように、磁性材料で形成された板状の板部材42を複数積層し(積層工程)、積層した複数の板部材42にその積層方向に貫通孔4aを形成し(孔形成工程)、その貫通孔4aを形成した複数の板部材42に対してその積層方向に圧を加え、その積層した複数の板部材42を密着させ(密着工程)、密着状態の複数の板部材42に対して窒化処理を行う(窒化工程)。その後、図8に示すように、窒化処理済の複数の板部材42から貫通孔4aを有する磁気回路形成部材11を形成する(部材形成工程)。この部材形成工程では、貫通孔4aを磁気回路形成部材11内の所定の位置に位置付けて複数の板部材42から複数の磁気回路形成部材11を切り出す(型による抜きを行う)。ただし、積層された複数の板部材42の両端に位置する2つの板部材42は、その表面全体に窒化層Tが形成されるため、ダミー部材(磁気回路形成部材11として用いない部材)として用いられる。その後、切り出した磁気回路形成部材11に対して防錆処理を行う(防錆工程)。なお、ここでは、防錆処理としてメッキ処理が行われる。これにより、磁気回路形成部材11での錆の発生を防止している。
このような工程により、磁気回路形成部材11には、窒化層T及び防錆層であるメッキ層が形成される。窒化層Tは、磁気回路形成部材11の貫通孔4aの内面だけに形成される。メッキ層は、メッキ処理済の磁気回路形成部材11の全面に形成される。
このような第3の窒化層形成方法により形成された磁気回路形成部材11は、貫通孔4aの内面だけに窒化層Tを有している。したがって、窒化層Tはそれを必要とする部分、すなわち貫通孔4aの内面に形成されるため、貫通孔4aの内面は支点軸12により磨耗しなくなる。さらに、窒化層Tは磁気回路形成部材11の表面全体には形成されていないため、磁束特性の低下を良好に抑えることが可能になる。これらのことから、安定したアーマチュア4の揺動動作を実現し、さらに、高速印字に必要な磁気特性を得ることができる。その結果として、高速印字が実現する。
また、第3の窒化層形成方法では、複数の磁気回路形成部材11に(その貫通孔4aの内面だけに)同時に窒化層Tを形成することが可能であり、生産性を向上させることができる。なお、ここでは、積層した複数の板部材42からその積層状態のままで複数の磁気回路形成部材11を切り出しているが、これに限るものではなく、例えば一枚の板部材42毎に磁気回路形成部材11を切り出すようにしても良い。
なお、第1及び第2の窒化層形成方法では、磁気回路形成部材11の両側面11a,11bに窒化層Tを形成しないようにしているが、これに限るものではなく、磁気回路形成部材11の厚さ方向に平行な面11cに部材を密着させ、第1及び第2の窒化層形成方法と同様な工程を行うことで、磁気回路形成部材11の面11cに窒化層Tを形成しないようにしても良い。
なお、本実施の形態においては、磁気回路形成部材11を複数積層する工程は、複数の磁気回路形成部材11を、その貫通孔4aを同一直線上に位置付け、その厚さ方向に平行な面11cを同一平面上に位置付けて積層することから、窒化層Tは磁気回路形成部材11の両側面11a,11b以外の表面に形成されるため、磁気特性の低下を抑えることができる。
また、本実施の形態においては、窒化処理済の磁気回路形成部材11に対して防錆処理を行う工程を備えることから、例えば防錆処理としてメッキ処理が行われ、磁気回路形成部材11は表面にメッキ層を有するため、磁気回路形成部材11での錆の発生を防止することができる。
本実施の形態のアーマチュア4は、ワイヤ10を支持するアーム9と、アーム9に設けられた前述したような磁気回路形成部材11と、を備えることから、安定したアーマチュア4の揺動動作を実現し、さらに、高速印字に必要な磁気特性を得ることである。
なお、本実施の形態のワイヤドットプリンタヘッド1は、前述したようなアーマチュア4と、アーマチュア4のアーム9に設けられたワイヤ10と、アーマチュア4をワイヤ10と略平行な方向に揺動自在に支持する支持部材であるヨーク6及びアーマチュアスペーサ7と、アーマチュア4の揺動方向であってアーマチュア4の磁気回路形成部材11に対向する位置に設けられコイル29が巻回されたコア27と、を具備することから、安定したアーマチュア4の揺動動作を実現し、さらに、高速印字に必要な磁気特性を得ることである。
また、本実施の形態のワイヤドットプリンタ50は、前述したようなワイヤドットプリンタヘッド1と、ワイヤドットプリンタヘッド1に対向するプラテン69と、ワイヤドットプリンタヘッド1を保持しプラテン69に沿って往復移動するキャリッジ70と、ワイヤドットプリンタヘッド1とプラテン69との間に印字媒体を搬送する印字媒体搬送部である搬送ローラ64及び押さえローラ65と、を具備し、ワイヤドットプリンタヘッド1、キャリッジ70、搬送ローラ64及び押さえローラ65を駆動制御して、印字データに基づく印字を実行するようにしたことから、安定したアーマチュア4の揺動動作を実現し、さらに、高速印字に必要な磁気特性を得ることである。
本発明の実施の一形態のワイヤドットプリンタヘッドを概略的に示す中央縦断正面図である。 本発明の実施の一形態のワイヤドットプリンタヘッドの一部を概略的に示す分解斜視図である。 本発明の実施の一形態のワイヤドットプリンタヘッドが備えるアーマチュアを概略的に示す分解斜視図である。 本発明の実施の一形態のワイヤドットプリンタを概略的に示す縦断側面図である。 第1の窒化層形成工程を説明するための模式図である。 第2の窒化層形成工程を説明するための模式図である。 第3の窒化層形成工程の一部を説明するための模式図である。 第3の窒化層形成工程の一部を説明するための模式図である。
符号の説明
1 ワイヤドットプリンタヘッド
4 アーマチュア
4a 貫通孔
6 支持部材(ヨーク)
7 支持部材(アーマチュアスペーサ)
9 アーム
10 印字ワイヤ(ワイヤ)
11 磁気回路形成部材
11a,11b 両端面(両側面)
11c 面
27 コア
29 コイル
41 挟持部材
42 板部材
50 ワイヤドットプリンタ
64 印字媒体搬送部(搬送ローラ)
65 印字媒体搬送部(押さえローラ)
69 プラテン
70 キャリッジ
T 窒化層

Claims (11)

  1. 磁性材料で板状に形成されてその厚さ方向に貫通する貫通孔を有する磁気回路形成部材をその厚さ方向に複数積層する工程と、
    積層した複数の前記磁気回路形成部材に対してその積層方向に圧を加え、積層した複数の前記磁気回路形成部材を密着させる工程と、
    密着状態の複数の前記磁気回路形成部材に対して窒化処理を行う工程と、
    を備える窒化層形成方法。
  2. 前記磁気回路形成部材を複数積層する工程は、複数の前記磁気回路形成部材を、その貫通孔を同一直線上に位置付け、かつ、その厚さ方向に平行な面を同一平面上に位置付けて積層する請求項1記載の窒化層形成方法。
  3. 磁性材料で板状に形成されてその厚さ方向に貫通する貫通孔を有する磁気回路形成部材をその貫通孔を覆わないようにその厚さ方向から挟持部材で挟持する工程と、
    前記挟持部材で挟持した前記磁気回路形成部材にその厚さ方向から圧を加え、前記挟持部材と前記磁気回路形成部材とを密着させる工程と、
    前記挟持部材と密着している前記磁気回路形成部材に対して窒化処理を行う工程と、
    を備える窒化層形成方法。
  4. 窒化処理済の前記磁気回路形成部材に対して防錆処理を行う工程を備える請求項1、2又は3記載の窒化層形成方法。
  5. 磁性材料で板状に形成されてその厚さ方向に貫通する貫通孔を備え、その貫通孔の貫通方向の両端面を除く表面に窒化層を有する磁気回路形成部材。
  6. 前記両端面のどちらか一方の端面の前記貫通孔の周囲にも窒化層を有する請求項記載の磁気回路形成部材。
  7. 磁性材料で板状に形成されてその厚さ方向に貫通する貫通孔を備え、その貫通孔の内面だけに窒化層を有する磁気回路形成部材。
  8. その表面に錆を防ぐための防錆層を有する請求項5、6又は7記載の磁気回路形成部材。
  9. 印字用ワイヤを支持するアームと、
    前記アームに設けられた請求項5、6、7又は8記載の磁気回路形成部材と、
    を備えるアーマチュア。
  10. 請求項記載のアーマチュアと、
    前記アーマチュアに設けられた印字用ワイヤと、
    前記アーマチュアを前記印字用ワイヤと略平行な方向に揺動自在に支持する支持部材と、
    前記アーマチュアの揺動方向であって前記アーマチュアの前記磁気回路形成部材に対向する位置に設けられ、コイルが巻回されたコアと、
    を具備するワイヤドットプリンタヘッド。
  11. 請求項10記載のワイヤドットプリンタヘッドと、
    前記ワイヤドットプリンタヘッドに対向するプラテンと、
    前記ワイヤドットプリンタヘッドを保持し前記プラテンに沿って往復移動するキャリッジと、
    前記ワイヤドットプリンタヘッドと前記プラテンとの間に印字媒体を搬送する印字媒体搬送部と、
    を具備し、
    前記ワイヤドットプリンタヘッド、前記キャリッジ及び前記印字媒体搬送部を駆動制御して、印字データに基づく印字を実行するようにしたワイヤドットプリンタ。
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