JP4472038B2 - 2−(メチルスルホニル)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールの合成 - Google Patents

2−(メチルスルホニル)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールの合成 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明の分野はチアジアゾールスルホン類の合成である。より詳細には、本発明は接触酸化を用いて2−(メチルスルホニル)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを合成することに関する。
【0002】
【発明の背景】
スルホン類は一般式R−SO2−R’で表される。スルホン類は多様な前駆体から製造可能である。例として、スルホン類は(a)スルフィド類の酸化、(b)スルフィン酸エステルの転位、(c)アルケン類およびアセチレン類へのハロゲン化スルホニル付加、(d)分極した結合へのスルフィン酸付加、および(e)ポリエンへのSO2付加(環付加)で生じ得る[例えばDurst,T.著「Comprehensive Organic Chemistry」、11.6章、BartonおよびOllis編集、Pergammon Press、Oxford、1979参照]。
【0003】
特別な種類のスルホン類である2−(アルキルスルホニル)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾール類は除草剤の製造で用いられる中間体である。2−(メチルスルホニル)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールは抗菌・カビ作用を示すと報告されている[米国特許第3,562,284号参照]。2−(置換スルホニル)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾール類は、米国特許第3,562,284号に従い、相当する2−(置換チオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを酸化剤、例えば過マンガン酸カリウム、過酸化水素またはパーオキシトリフルオロ酢酸などの存在下で酸化させることで製造可能である。酸化を酢酸と塩化メチレンが溶媒として入っている酸性の水性媒体中で起こさせている。塩化メチレンは産業衛生および取り扱いの観点から望ましくない溶媒である。これは低沸点(高い蒸気圧)であることから取り扱いが困難でありかつまた水廃棄流れを汚染する。上記スルホン生成物の単離は結晶化を用いて行われている。報告されているスルホン収率は出発スルフィドを基準にして約65%であった。
【0004】
このような方法で酢酸を水の存在下で用いる場合には、必然的に、水が反応に過剰量で導入されかつ費用のかかる結晶化手順を用いてスルホンの精製を行う必要があることから、結果として収率が低くなってしまう。本技術分野ではチアジアゾールスルホン類を高い収率で製造する実用的で安価な方法が継続して求められている。
【0005】
【発明の簡単な要約】
本発明は2−(メチルスルホニル)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールの製造方法を提供するものである。本方法に、反応混合物に活性(activated)モリブデンまたはタングステン触媒を含有させて2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを酸化させることで反応生成物を生じさせる段階を含める。1つの態様では、2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを活性触媒の存在下で過酸化水素と反応させる。好適には、2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを非プロトン性芳香族溶媒、例えばトルエンなどに溶解させる。
【0006】
上記活性触媒はモリブデン酸またはタングステン酸である。上記酸は反応混合物に直接添加可能であるか或はタングステン酸塩またはモリブデン酸塩を用いて反応混合物中で生じさせることも可能である。上記酸を好適にはアルカリ金属のモリブデン酸塩またはタングステン酸塩を酸性にすることを通して生じさせる。好適なアルカリ金属はナトリウムでありそして酸性化で用いるに好適な酸は硫酸である。上記活性触媒を上記混合物中で生じさせることができる。この態様に従い、2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを上記アルカリ金属塩および硫酸の存在下で過酸化水素と反応させる。
【0007】
上記反応混合物で用いる過酸化水素は、好適には、過酸化水素が約30重量パーセントから約50重量パーセント入っている水溶液である。上記活性触媒を2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾール1モル当たり約0.5グラムから約10グラムの触媒から成る量で存在させる。酸化を典型的には約50℃から約100℃の温度、好適には約70℃から約90℃の温度で起こさせる。
【0008】
本発明の方法に追加的段階を含めることも可能である。未消費触媒を回収して、この回収した触媒を任意に反応混合物に再循環させてもよい。更に、水を反応生成物から除去することも可能である。この水除去を好適には共沸で達成する。更にその上、本発明の方法に、生じた2−(メチルスルホニル)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを単離する段階を含めることも可能である。
【0009】
【発明の詳細な記述】
I. 発明
本発明はチアジアゾールスルホン類の製造方法を提供するものである。本方法を用いて2−(メチルスルホニル)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾール[TDAスルホン]を2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾール[TDA]から製造する。TDAスルホンの製造を適切な酸化剤存在下のTDAの接触酸化で行う。この酸化反応で用いる触媒はモリブデンまたはタングステン触媒であり得る。
【0010】
II. タングステンまたはモリブデンを用いたTDAスルホン製造方法
この面に従い、本方法は、反応混合物に活性モリブデンまたはタングステン触媒を含有させて2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾール[TDA]を酸化させることで生成物であるTDAスルホンが入っている反応生成物を生じさせる段階を含む。TDAの酸化を適切な酸化剤の存在下で起こさせる。そのような典型的酸化剤は本技術分野でよく知られている[例えばDurst,T.著「Comprehensive Organic Chemistry」、11.6章、BartonおよびOllis編集、Pergammon Press、Oxford、1979参照]。特に好適な酸化剤は過酸化水素(H22)である。この態様に従い、TDAと過酸化水素を触媒の存在下で反応させる。この反応混合物で用いる過酸化水素は、好適には、過酸化水素が約30重量パーセントから約50重量パーセント入っている水溶液である。H22とTDAのモル比を約2:1から約4:1、好適には約2.2:1にする。酸化条件は本技術分野でよく知られている。典型的には酸化を約60℃から約100℃の温度で実施する。
【0011】
本方法で用いるTDAは如何なる源から得られたものであってもよい。好適には、非プロトン性芳香族溶媒、例えばトルエンなどに入っているTDAをもたらす方法を用いてTDAの製造を行う。特に好適なTDA製造手段を、本出願と同時に提出した表題が“A Process for Making 2−(Methylthio)−5−(Trifluoromethyl)−1,3,4−Thiadiazole Using Methyldithiocarbazinate and a Molar Excess of Trifluoroacetic Acid”,“A Process of Making 2−(Methylthio)−5−(Trifluoro−methyl)−1,3,4−Thiadiazole Using Methyldithiocarbazinate with Trifluoro−acetic Acid with Removal of Bis−Byproduct”,および“A Process for Preparing 2−(Methylthio)−5−(Trifluoromethyl)−1,3,4−Thiadiazole Using Methyldithiocarbazinate and Molar Excess of Trifluoroacetic Acid With Recovery of Trifluoroacetic Acid”の米国特許出願に見ることができる。上記出願の開示は全部引用することによって本明細書に組み入れられる。
【0012】
TDAの酸化を溶媒の存在下で起こさせる。この溶媒は好適には非プロトン性の芳香族溶媒である。そのような溶媒は本技術分野でよく知られている。そのような典型的で好適な溶媒はトルエン、キシレン、クメンおよびメシチレンである。トルエンが特に好適である。この溶媒の使用量は幅広い範囲に渡って多様であり得るが、本技術者によって容易に決定され得る。溶媒の正確な量は使用する個々の溶媒に依存する。トルエンが溶媒の場合には、トルエンをTDA 1モル当たり約0.5モルから約3.5モルの量で存在させる。好適にはトルエンをTDA 1モル当たり約1.0モルから約2.0モルの量、より好適にはトルエンをTDA 1モル当たり約1.0から約1.5モルの量で存在させる。
【0013】
本明細書で用いる如き用語「活性触媒」はモリブデン酸またはタングステン酸を意味する。上記酸はタングステン酸アンモニウムまたはモリブデン酸アンモニウムなどの如き酸塩も包含する。この活性触媒を1モルのTDA当たり約0.005から約0.035モルの触媒から成る量で存在させる。触媒とTDAのモル比を好適には約0.015:1にする。上記酸は反応混合物に直接添加可能であるか或はタングステン酸塩またはモリブデン酸塩から反応混合物中で生じさせることも可能である。上記酸を好適にはアルカリ金属のモリブデン酸塩またはタングステン酸塩を酸性にすることを通して生じさせる。そのような典型的で好適なアルカリ金属塩は本技術分野でよく知られていて商業的に入手可能である。特に好適なアルカリ金属塩はタングステン酸もしくはモリブデン酸のナトリウム塩、カリウム塩およびリチウム塩である。Na2(MoO4)およびNa2(WO4)などの如きナトリウム塩が最も好適である。
【0014】
上記アルカリ金属塩を酸で酸性にすると活性触媒が生じる。典型的で好適な酸は約1から4の範囲のpKaを示す無機酸である。特に好適な酸は塩酸、硫酸および硝酸である。硫酸(H2SO4)が最も好適である。この活性触媒の生成を酸化反応混合物自身中で起こさせることができる。この態様に従い、TDAを上記アルカリ金属塩および酸の存在下で過酸化水素と反応させる。
【0015】
上記酸触媒(例えばモリブデン酸)を反応混合物に直接添加する場合でも、その反応混合物に追加的酸を更に含有させることも可能である。そのような酸はこの上に挙げた如き無機酸またはトリフルオロ酢酸であってもよい。このような酸を1モルのTDA当たり約0.01から約0.03モルの量で存在させる。
【0016】
この上のセクションIIに挙げた如き本発明の方法に追加的段階を含めることも可能である。上記触媒を回収して、その回収した触媒を任意に反応混合物に再循環させてもよい。更に、水を反応生成物から除去することも可能である。更にその上、本発明の方法に、生じたスルホンを単離する段階を含めることも可能である。
【0017】
水の除去を好適には共沸で達成する。このような水の共沸除去は、特に溶媒がトルエンの場合、溶媒の存在下で容易に達成される。共沸混合物の方が水よりも低い沸点を有することから、反応生成物を上記溶媒の沸点にまで加熱すると水が効果的に除去される。上記酸化反応は約60℃から約85℃の範囲で起こることから、この反応中に水が除去され、追加的段階を設ける必要はない。
【0018】
以下に示す実施例は本発明の好適な態様を説明するものであり、決して本明細書および請求の範囲を制限するものでない。
【0019】
【実施例】
実施例1:モリブデン触媒を用いたTDAスルホン合成
トルエン(116.2g)中の2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾール[TDA](純度が98.8%のものを202.6g、1.0モル)溶液を撹拌しながらこれにモリブデン酸ナトリウム一水化物を5グラムおよび濃H2SO4を2グラム加えた。この混合物を撹拌しながら80℃に加熱した。水中35重量パーセントのH22溶液(260g;2.67モル)を4時間かけて均一に加えた。H22添加中の反応温度を80±2℃に維持した。
【0020】
上記反応混合物の加熱処理を80℃でTDAのモノ酸化種(mono−oxidized species)の量が1%未満(ガスクロで分析して)になるまで(約2−3時間)行った。水を共沸でトルエンと一緒に除去した。この反応混合物を約225グラムのトルエンで希釈した後、蒸気ジャケット付き吸引濾過を用いて固体を60℃で濾別した。その濾液からTDAスルホンを単離した(純度98%、正味収率95.5%)。
【0021】
A. 触媒の再利用
トルエン(116.2g)中のTDA(純度が98.8%のものを202g、1.0モル)溶液を撹拌しながら、これに、この上で濾別した固体および2.0グラムの濃H2SO4を加えた。35%のH22水溶液(260g;2.67モル)を4時間かけて均一に加えた。H22添加中の温度を80±2℃に維持した。上記反応混合物の加熱処理を80℃でTDAのモノ酸化種の量が1%未満(ガスクロで分析して)になるまで(約2−3時間)行った。
【0022】
反応水を共沸でトルエンと一緒に除去した。次に、この反応混合物を約225グラムのトルエンで希釈した後、吸引濾過を用いて固体を60℃で濾別した。このケーキ(cake)を取っておいて再利用した。その濾液からTDAスルホンを単離した(純度98.1%、正味収率98%)。上記モリブデン酸ナトリウム触媒を1モルのTDA当たり3−5グラムの触媒から成るモル比で用いることができる。
【0023】
B. 硫酸の使用
別の一連の試験では、5グラムのモリブデン酸を触媒としてH2SO4の存在有り無しで用いた。触媒を複数回に渡って再利用した。先行実験で得たモリブデン酸およびH2SO4を用いてそれに続く再利用を行った。各組で用いた反応条件および化学量論は下記の通りであった。
【0024】
【表1】
Figure 0004472038
水を反応生成物から共沸で除去した。その有機相をトルエン中60%のTDA−SO2からトルエン中40%のTDA−SO2になるように希釈した。分析結果を以下に要約する。
【0025】
【表2】
Figure 0004472038
C. モリブデン酸アンモニウムの使用
ジモリブデン酸アンモニウムを触媒として用いてTDA−スルホンの製造を2バッチ(オリジナル+1再利用)行った。ジモリブデン酸アンモニウムがモリブデン酸の主成分である。酸化反応の物理的および化学的特徴はモリブデン酸を触媒として用いた反応の特徴と同じであった。モリブデン酸アンモニウムを用いた時の正味収率は両方とも98−99%の範囲であった。
【0026】
実施例2: タングステン触媒を用いたTDAスルホン合成
トルエン中のTDAおよびタングステン酸ナトリウム(Na2WO4)を反応容器に仕込んだ。この触媒は新鮮な触媒または先行反応バッチからの再利用触媒であった。上記混合物を反応開始温度にまで加熱した。時間をかけて35重量パーセントのH22を加えた。次に、この反応混合物を反応温度に2−3時間加熱した。この反応中、上記混合物をN2でパージした(purged)。反応条件は下記の通りであった:
TDA/トルエン中のTDA(重量%) 57−60
反応開始温度(℃) 70−74
22/TDAのモル比 2.30−2.40
22添加時間(時) 3.0−3.5
反応温度(℃) 80−90
反応時間(時) 2.0−3.0
次に、反応生成物が入っている混合物を還流にまで加熱して共沸蒸留で水をいくらか除去した。この混合物を70℃に冷却して相分離を起こさせた。
【0027】
触媒が入っている水相を保持しておいて次のバッチで再利用した。後で用いる目的でTDAスルホン/トルエン相を保持しておいた。
【0028】
このタングステン酸ナトリウムを用いた方法の平均正味収率は約97.5%であった。
【0029】
本発明を説明の目的でこの上に詳細に記述してきたが、そのような詳細は単にその目的のためであり、それに関する変形は本請求の範囲で制限され得るものを除き本発明の精神および範囲から逸脱することなく本分野の技術者によって成され得ると理解されるべきである。
【0030】
本発明の特徴および態様は以下のとおりである。
【0031】
1. 2−(メチルスルホニル)−5−(トリフルオロ−メチル)−1,3,4−チアジアゾールの製造方法であって、反応混合物に活性モリブデンまたはタングステン触媒を含有させて2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを酸化させることで反応生成物を生じさせることを含む方法。
【0032】
2. 2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを活性触媒の存在下で過酸化水素と反応させる第1項記載の方法。
【0033】
3. 2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを非プロトン性芳香族溶媒に溶解させる第1項記載の方法。
【0034】
4. 該溶媒がトルエンである第3項記載の方法。
【0035】
5. 該活性触媒がモリブデン酸またはタングステン酸である第2項記載の方法。
【0036】
6. 酸化を約50℃から約100℃の温度で起こさせる第1項記載の方法。
【0037】
7. 該過酸化水素が過酸化水素が約30重量パーセントから約50重量パーセント入っている水溶液である第2項記載の方法。
【0038】
8. 該活性触媒を2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾール1モル当たり約0.5グラムから約10グラムの触媒から成る量で存在させる第1項記載の方法。
【0039】
9. 該反応生成物から水を共沸で除去することを更に含む第2項記載の方法。
【0040】
10. 生じた2−(メチルスルホニル)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを回収することを更に含む第1項記載の方法。

Claims (7)

  1. 2−(メチルスルホニル)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールの製造方法であって、活性モリブデンまたはタングステン触媒を含有する非プロトン性芳香族溶媒中において2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを過酸化水素によって酸化させることで反応生成物を生じさせることを含む方法。
  2. 該溶媒がトルエンである請求項1記載の方法。
  3. 酸化を50℃から100℃の温度で起こさせる請求項1記載の方法。
  4. 該過酸化水素が過酸化水素が30重量パーセントから50重量パーセント入っている水溶液である請求項1記載の方法。
  5. 該活性触媒を2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾール1モル当たり0.5グラムから10グラムの触媒から成る量で存在させる請求項1記載の方法。
  6. 該反応生成物から水を共沸で除去することを更に含む請求項1記載の方法。
  7. 生じた2−(メチルスルホニル)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを回収することを更に含む請求項1記載の方法。
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