JP4470872B2 - 圧延材の保持装置 - Google Patents

圧延材の保持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4470872B2
JP4470872B2 JP2005342986A JP2005342986A JP4470872B2 JP 4470872 B2 JP4470872 B2 JP 4470872B2 JP 2005342986 A JP2005342986 A JP 2005342986A JP 2005342986 A JP2005342986 A JP 2005342986A JP 4470872 B2 JP4470872 B2 JP 4470872B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolled material
holding
rolling
holding device
steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005342986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007144467A (ja
Inventor
倫夫 田中
聡 渋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2005342986A priority Critical patent/JP4470872B2/ja
Publication of JP2007144467A publication Critical patent/JP2007144467A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4470872B2 publication Critical patent/JP4470872B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Description

本発明は、厚板圧延ライン等の熱間圧延ラインにおいて、搬送テーブル上の圧延材を後続の圧延材が通過できる位置に移動して待機状態で保持する圧延材の保持装置に関するものである。
例えば、厚板圧延においては、制御圧延(Controlled Rolling;CR)を施すことにより、優れた材質の鋼材を造り込んでいる。
その際に、制御圧延を行う時の温度(制御圧延開始温度)が低くかつ制御圧延を行う時の板厚(制御圧延開始板厚)が厚い場合には、圧延材が制御圧延開始温度になるまでにかなりの時間を要するため、熱間圧延機近傍の搬送テーブル上で制御圧延開始温度になるまで圧延材を待機させていた。その結果、その冷却待ちによって熱間圧延機に空き時間が発生し、圧延能率が阻害されるという問題が生じていた。
このような冷却待ちによって熱間圧延機に空き時間が発生し圧延能率が阻害されるのを回避するために、例えば、特許文献1には、熱間圧延ラインの仕上圧延機入側において、搬送テーブル上の高温の圧延材を後続の圧延材が通過できる高さに持ち上げて待機状態に保持する片持ちフォーク状のアームを有する昇降装置を備えた圧延材の待機装置(保持装置)が開示されている。
図9は、前記特許文献1に記載の圧延材の待機装置を示している。冷却待ちすべき圧延材が搬送ラインのテーブルローラR上に送られ、Sの状態で停止する。そして、昇降装置91によりギャードモータ95を駆動し片持ちフォーク状のアーム92に載せて圧延材を持ち上げSの状態で待機させる。これによって、冷却待ちを要する圧延材が時間待ちをしていても、後続の圧延材は待機中の圧延材を追い越して圧延することが可能となり、圧延能率を阻害されることがなくなる。
また、特許文献2には、熱間圧延ラインの粗圧延機入側の搬送テーブルに、圧延材の温度を調節するための温度調節帯を設け、搬送テーブル上の高温の圧延材を持ち上げて粗圧延機と温度調節帯の間を往復駆動する昇降可能なハンガを備えた移送装置が開示されている。
特開平4−274814号公報 特開平8−323404号公報
しかし、前記特許文献1に記載の圧延材の待機装置(保持装置)においては、片持ちフォーク状のアームに載せて圧延材を持ち上げるようにしているので、その片持ちフォーク状のアームを支持し昇降させる昇降装置を強固な構造とする必要があり、そのような昇降装置を設置するための広い設置スペースが搬送テーブルに近接して必要となる。したがって、搬送テーブルに近接して広い設置スペースを確保できない場合には、前記特許文献1に記載の追い越し圧延装置を適用することができない。
また、前記特許文献2に記載の圧延材の移送装置においては、ハンガによって圧延材を持ち上げるようにしているので、圧延材の局部しか保持できないことから、剛性の低い高温で板厚が薄い圧延材については、特に大面積の場合は保持部が圧延材の面積に比べて小さくなるため、圧延材の大きな変形や破断の恐れがあり持ち上げることができない。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、厚板圧延ライン等の熱間圧延ラインにおいて、追い越し圧延等を行うために、搬送テーブル上の圧延材を後続の圧延材が通過できる高さに持ち上げて保持する際に用いる圧延材の保持装置として、広いスペースがなくとも設置することができるとともに、適切に圧延材を持ち上げて保持することができる圧延材の保持装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]熱間圧延ラインにおいて、搬送テーブル上から圧延材を上方に持ち上げて保持するための圧延材の保持装置であって、
搬送テーブル幅方向に延設され、搬送テーブル幅方向の一方の側を支点にして、搬送テーブルから上方に旋回可能に設けられた棒状の保持アームを圧延材の搬送方向に沿って複数本備えていることを特徴とする圧延材の保持装置。
本発明の圧延材の保持装置においては、搬送テーブル幅方向の一方の側を支点にして、搬送テーブルから上方に旋回可能に設けられた棒状の保持アームを圧延材の搬送方向に沿って複数本備えているので、その保持アームに圧延材を載せて旋回することにより、搬送テーブル上から圧延材を上方に持ち上げて保持することが可能であることから、搬送テーブルに近接して広いスペースがなくとも設置することができるとともに、高温で板厚が薄く大面積の圧延材であっても適切に持ち上げて保持することができる。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、ここでは、圧延材が鋼材である場合を例にして述べる。
本発明の一実施形態に係る鋼材の保持装置を図1、図2に示す。図1は正面図、図2は部分拡大図である。
図1に示すように、この実施形態に係る鋼材の保持装置1は、厚板圧延ライン等の熱間圧延ラインにおいて、追い越し圧延等を行うために、搬送テーブル(ローラテーブル)11上の高温の鋼材10を搬送テーブル11上から後続の鋼材が通過できる高さに持ち上げて保持するための装置であって、搬送テーブル11の幅方向に延設され、搬送テーブ11の幅方向の一方の側を支点35にして、油圧シリンダ(図示せず)によって搬送テーブル11から上方に旋回可能に設けられた棒状の保持アーム34を鋼材の搬送方向に沿って複数本備えている。
また、下反りした鋼材の先端が搬送テーブル11のテーブルローラ12とテーブルローラ12の隙間に落下するのを防止するために、テーブルローラ12間の隙間にエプロン13が設置されているが、この実施形態においては、エプロン13が通常の位置から下方に移動可能になっており、各保持アーム34は、図2(a)に示すように、通常より下方に降下した状態のエプロン13の上に配置されるようになっている。そして、待機させる鋼材10が保持アーム34の上面に停止したら、保持アーム34上に鋼材10を載せて旋回し、所定の高さまで持ち上げるとともに、図8(b)に示すように、エプロン13も通常の位置まで上昇する。これによって、保持アーム34がエプロン13の上にある場合および保持アーム34がエプロン13から離れて上方に旋回している場合のいずれにおいても、搬送テーブル上の鋼材の搬送に支障がないようになっている。
ちなみに、前記特許文献1に記載の保持装置においては、片持ちフォーク状のアームをテーブルローラ間の隙間に挿入するので、そのテーブルローラ間にはエプロンを設置することができないため、鋼材の搬送に支障を来たす恐れがある。
なお、各保持アーム34には、保持する鋼材10の板幅に応じて伸縮して、鋼材10の保持位置を固定するためのストッパ36と、その際に鋼材10の板幅方向の移動を滑らかに行うためにコロ37が設けられている。
そして、上記のように構成されたこの実施形態に係る鋼材の保持装置1においては、追い越し圧延等を行う際には、保持アーム34に鋼材10を載せて旋回させることによって、鋼材10をテーブルローラ12上から後続の鋼材が通過できる高さに持ち上げて保持する。
図3は、鋼材の保持装置1を用いて追い越し圧延を行っている状態を模式的に示したものであり、例えば強CR材等の冷却待ちを要する先行材10aを保持装置1によってテーブルローラ12上から持ち上げて保持し、先行材10aが冷却待ちをしている間に、熱間圧延機5でAs−Rolled材や弱CR材等の冷却待ちを要しない後行材10bの圧延を行う。これによって、熱間圧延ラインに冷却待ちによる空き時間が発生することが回避される。
このようにして、この実施形態に係る鋼材の保持装置1は、追い越し圧延等を行うに際して、搬送テーブル11の幅方向の一方の側を支点35にして、搬送テーブル11から上方に旋回可能に設けられた棒状の保持アーム34を鋼材の搬送方向に沿って複数本備えているので、その保持アーム34に鋼材10を載せて旋回することによって、搬送テーブル11上から鋼材10を上方に持ち上げて保持することが可能であることから、搬送テーブル11に近接して広いスペースがなくとも設置することができるとともに、高温で板厚が薄く大面積の鋼材であっても適切に持ち上げて保持することができる。
なお、ここでは、圧延材が鋼材の場合を例にして説明したが、本発明は、それに限定されることはなく、圧延材がアルミニウム等の非鉄金属材料の場合にも適用することができる。
本発明の一実施形態に係る鋼材の保持装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係る鋼材の保持装置の部分拡大図である。 鋼材の保持装置を用いた追い越し圧延の説明図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
1 鋼材の保持装置
5 熱間圧延機
10 鋼材
10a 先行材
10b 後行材
11 搬送テーブル
12 テーブルローラ
13 エプロン
34 保持アーム
35 支点
36 ストッパ
37 コロ

Claims (1)

  1. 熱間圧延ラインにおいて、搬送テーブル上から圧延材を上方に持ち上げて保持するための圧延材の保持装置であって、
    搬送テーブル幅方向に延設され、搬送テーブル幅方向の一方の側を支点にして、搬送テーブルから上方に旋回可能に設けられた棒状の保持アームを圧延材の搬送方向に沿って複数本備えていることを特徴とする圧延材の保持装置。
JP2005342986A 2005-11-29 2005-11-29 圧延材の保持装置 Expired - Fee Related JP4470872B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005342986A JP4470872B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 圧延材の保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005342986A JP4470872B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 圧延材の保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007144467A JP2007144467A (ja) 2007-06-14
JP4470872B2 true JP4470872B2 (ja) 2010-06-02

Family

ID=38206492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005342986A Expired - Fee Related JP4470872B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 圧延材の保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4470872B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007144467A (ja) 2007-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100758487B1 (ko) 휨 발생된 압연소재 유도장치
KR101320930B1 (ko) 슬래브 가공 방법 및 장치
KR101424437B1 (ko) 압연기용 이송장치 및 그 제어방법
KR101187221B1 (ko) 스트리퍼 치즐의 거리를 조절하기 위한 장치
WO2008111233A1 (ja) 熱間圧延設備およびそれを用いた鋼材の製造方法
JP4470872B2 (ja) 圧延材の保持装置
JP4910387B2 (ja) 圧延材の保持装置およびそれを備えた熱間圧延設備
JP4561614B2 (ja) 圧延材の保持装置
JPH11319948A (ja) 中間圧延材の矯正装置
KR20120000993A (ko) 후판압연라인의 승강 턴테이블 장치 및 이를 포함하는 압연 장치
KR100961610B1 (ko) 판재 이송 장치
JP4853000B2 (ja) 熱間圧延方法およびそれに用いる熱間圧延設備
JP4715502B2 (ja) 熱延鋼材の保持アームおよび熱延鋼材の保持装置
JP4830887B2 (ja) 熱間圧延設備
KR101193775B1 (ko) 회전부를 포함하는 슬라브 추출장치
JP4852999B2 (ja) 鋼材の製造方法およびそれに用いる熱間圧延設備
JP5783035B2 (ja) 搬送装置および搬送方法
JP4935420B2 (ja) 圧延材の保持装置およびそれを備えた熱間圧延設備
KR101148942B1 (ko) 측면안내장치
JP2010247178A (ja) 金属板の圧延反り防止装置及び防止方法
JP5273581B2 (ja) ガラス板製造方法
KR200236678Y1 (ko) 금속 판상 소재 자동 공급 장치
KR101176011B1 (ko) 이송용 죠 장치
CN113319126B (zh) 一种金属层状复合板轧制成形约束系统与方法
KR102379572B1 (ko) 업 루퍼 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140312

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees