JP4470822B2 - 可動ルーフの故障検出装置 - Google Patents

可動ルーフの故障検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4470822B2
JP4470822B2 JP2005193036A JP2005193036A JP4470822B2 JP 4470822 B2 JP4470822 B2 JP 4470822B2 JP 2005193036 A JP2005193036 A JP 2005193036A JP 2005193036 A JP2005193036 A JP 2005193036A JP 4470822 B2 JP4470822 B2 JP 4470822B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
movable roof
failure
time
detection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005193036A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006199267A (ja
Inventor
純朗 陌間
英充 佐藤
現 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2005193036A priority Critical patent/JP4470822B2/ja
Publication of JP2006199267A publication Critical patent/JP2006199267A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4470822B2 publication Critical patent/JP4470822B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

本発明は、車両の車室上方を覆うルーフが前後及び中央部分に折り畳まれた上で車室を開放してリヤ側のトップボックス内に収納されるようにした可動ルーフに装着され、同可動ルーフを構成する可動部材の可動状態が故障か否かを検出する可動ルーフの故障検出装置に関する。
車両のルーフを幌付とし、そのルーフ部分が車室上方を覆う閉鎖位置とルーフ部分が折り畳まれて車室を開放してリヤ側のトップボックス内に収納される格納位置トノー間で動作可能なコンバーチブル車が知られている。このような車両では、幌及び骨格から成る可動ルーフを油圧や電動モータを駆動源とし、複数のリンク機構を用いて折り畳み作動と展開作動を適宜行えるようにしている。
例えば、特開2003−159946公報(特許文献1)には、中央ルーフを四リンク機構を用い車体に揺動可能に取付け、この中央ルーフ側に前後側の各ルーフをそれぞれリンク結合し、これらをシリンダ式駆動装置によって折り畳み、展開駆動制御させるようにした車両ルーフが開示される。
ところで、油圧回路を用いた可動ルーフの折り畳み展開駆動制御(トップスタック制御)では、可動ルーフを構成する可動部材の所定の位置に、ホールセンサやマイクロスイッチからなるポジションセンサを設置し、そのセンサ信号の変化にしたがって、折り畳み行程での全開位置や全閉位置情報を取り込み、ソレノイドバルブを順次切替えてシーケンシャル制御を行っている。
ところで、このような可動ルーフの折り畳み展開駆動において、センサ故障が生じると全開位置や全閉位置の適正な検出による油圧回路の切替えが適正に成されず、或いは物体の挟み込み発生位置を的確に検出し、一時停止するというような制御性を確保する上で支障をきたす。更に、油圧回路が故障した場合も、センサ故障と同様の誤作動が生じる。
そこで、このようなセンサ故障や油圧回路の故障を判断するために、油圧シリンダの駆動開始時点より所定ルーフ切替え位置に達したことをセンサ信号の変化するまでの動作時間として計測し、その動作時間が所定経過時間内に無かった場合にはセンサ或いは油圧回路の故障時と見做し、可動ルーフの折り畳み展開駆動制御を停止させるようにしている。
なお、このような可動ルーフの折り畳み展開駆動制御で用いる位置検出装置が特開2001−116538公報(特許文献2)に開示される。ここではセンサ故障対策のため、一対のセンサを検出位置においてほぼ同時にオン、オフ逆に切替えることで検出位置を検出すると共に故障発生の有無も同時に検出できるようにしている。
特開2003−159946公報 特開2001−116538公報
ところで、可動ルーフの折り畳み展開駆動時における動作時間が所定の故障判定時間内に無いとセンサ或いは油圧回路の故障として検出する場合、所定経過時間を比較的大きな許容幅に設定することとなる。即ち、可動ルーフの折り畳み展開駆動部材は外気温が低いと油圧回路の作動が遅れ気味と成るし、停車時の車体の傾きにより、油圧駆動系が受ける負荷が変化することより、誤判定を防ぐため、故障判定時間は比較的長い時間が設定される傾向にあり、故障判定精度が低く、故障判定での時間がかかるという問題があった。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたもので、故障判定精度が向上し、故障判定時間を短くできる可動ルーフの故障検出装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の発明である可動ルーフの故障検出装置は、ボデー内部にルーフ部分を折り畳んで格納する位置と車室上部を覆う位置の間でルーフの位置を移動させる可動ルーフ装置において、上記ルーフを移動させる駆動手段と、上記駆動手段を制御する制御手段と、上記ルーフの位置を検出する位置検出手段と、車両の傾斜を測定する傾斜センサを備えた車両状態検出手段と、同制御手段から上記駆動手段へ制御信号が出力されてから同駆動手段により上記ルーフが所定位置に移動したことを上記位置検出手段が検出するまでの稼働時間が故障判定のための判定時間を超えたとき、上記駆動手段及び位置検出手段のうちの少なくとも一方が故障したと判定する故障判定手段と、上記傾斜センサの出力による上記判定時間の補正特性を上記ルーフの開制御時と閉制御時とで変更して補正する補正手段と、を有したことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の可動ルーフの故障検出装置において、上記補正手段は、上記ルーフの開制御時において、上記傾斜センサの検出値が、降坂路傾斜が大であるほど、上記判定時間を長くするように制御することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項項又は記載の可動ルーフの故障検出装置において、上記補正手段は、上記ルーフの閉制御時において、上記傾斜センサの検出値が、登坂路傾斜が大であるほど、上記判定時間を長くするように制御することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1、2又は3記載の可動ルーフの故障検出装置において、上記車両状態検出手段は、上記傾斜センサに加えて車両の外気温度検出する外気温センサを備え、上記補正手段は外気温センサの出力により外気温が低いほど上記判定時間を長くなる方向に補正する機能を更に備えたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1乃至4記載のいずれか一つに記載の可動ルーフの故障検出装置において、上記駆動手段は油圧機構であることを特徴とする。
請求項1記載の可動ルーフの故障検出装置によれば、車両の傾斜に応じて可動ルーフの開閉駆動負荷が変化することを考慮して故障判定のための閾値である判定時間を補正し、その上で、位置を検出するまでの時間が補正済み判定時間を上回るようであると故障と判断するので、故障判断を正確に精度良く行うことができる
請求項記載の可動ルーフの故障検出装置によれば、降坂路においてルーフの開制御をすると、傾斜が大であるほど、開放駆動負荷が大きい点を考慮し、判定時間を長くするように制御するので、より精度の良い故障判定を行える。
請求項記載の可動ルーフの故障検出装置によれば、登坂路においてルーフの閉制御をすると、傾斜が大であるほど、閉鎖駆動負荷が大きい点を考慮し、判定時間を長くするように制御するので、より精度の良い故障判定を行える。
請求項記載の可動ルーフの故障検出装置によれば、外気温が低いほど判定時間を長くなる方向に補正するので、より精度の良い故障判定を行える。
請求項記載の可動ルーフの故障検出装置によれば、駆動手段として油圧機構を用いた場合にも、可動ルーフの故障検出装置が精度の良い故障判定を行える。
図1にはこの発明の一実施形態としての可動ルーフの故障検出装置が装備されたコンバーチブル車1の可動ルーフ2を示す。このコンバーチブル車1は車室R内に前後2列の座席S1、S2を備え、車室R上方を可動ルーフ2によって開閉可能に形成される。
可動ルーフ2は前側ルーフ部分3と中央ルーフ部分4と後側ルーフ部分5とトノーボード部分6とアウタカバー部分7とを備え、これらを駆動源としての油圧ポンプ8を備えた油圧回路9を用い、ルーフ部分を車室R上方を覆う閉鎖位置P1とルーフ部分を折り畳んで車室Rを開放してリヤ側のトップボックス12内に収納する格納位置(開放位置)P2とに開閉駆動する。
このコンバーチブル車(以後、単に車両と記す)1のリヤ側のトップボックス12は後席S2の後方で車室Rのリヤ範囲に配置され、トノーボード部分6によって覆われるように形成される。
可動ルーフ2は図1、3に示したように、4つの幌部分a、b、c、d、と、それらを支持する骨格機構を介して揺動可能に支承されている。骨格機構は前リンク13、中央リンク14、後リンク15及びトノーボード基材16が相互にピン結合され、これらがロータリーシリンダアッシー24、ボウシリンダ19により揺動可能に支持されている。更に、トノーボード部分6を覆うようにアウタカバー部分7が配備される。このアウタカバー基材の内周壁はトノーボード本体16の外周縁部に干渉しない範囲で相互に接近するよう形成される。これにより、トノーボード本体16がトップボックス12を車室R側より覆うと共に、アウタカバー本体7aが外部からトップボックス12を覆うように形成されている。なお、トノーボード本体16は後述の補助板部18に支点ピンc1を介し枢支され、ボウシリンダ19によって開閉可能に支持され、一方、アウタカバー本体7aは車体側にピン結合され、ボウシリンダ19によって前端側を上方に開閉可能に支持されている。
ここで、骨格機構を成す各部材は左右対称の部材がそれぞれ車幅方向に左右一対配備されるが、ここでは、主に一方のみを代表して説明する。
車両の不図示のフロントウインドウの上端縁はフロントルーフレールfr(図3参照)により覆われ、その両側端は車両の不図示のAピラーに下端が連続するフロントウインドウサイドピラー(不図示)に一体結合されている。フロントルーフレールfrには左右の前リンク13の先端間を相互に一体結合し、幌(図3に2点差線で示す)の前端部の剛性を保持するためのヘッダー22が当接可能に形成される。なお、フロントルーフレールfrには不図示のストライカが装着され、これにヘッダー22側に装着したヘッダーラッチ(不図示)が離脱可能に噛合い、両者を一体結合するように構成されている。
前リンク13の後端は中央リンク14の前端に前ピンc2を介しピン結合され、中央リンク14の後端は後リンク15の前端に中央ピンc3を介しピン結合され、後リンク15の後端はロータリーシリンダアッシー24側の第1駆動軸25に一体結合されたリンク操作レバー26にピン結合される。
ここで、前リンク13の後端の前ピン枢着部27の一部は後方に延出し、その延出端271には反転レバー28の先端がピン結合される。反転レバー28は中央リンク14の後端側において中央ピンc3と干渉しない領域にまで延出し、その後端が後リンク15の前側近傍に配備された梃子レバー29にピン結合される。梃子レバー29は後リンク15の前側近傍に形成された枢支突部31に梃子作動可能にピン結合され、その後端側はロータリーシリンダアッシー24側の梃子操作レバー32にピン結合される。梃子操作レバー32の後端はロータリーシリンダアッシー24側の第2駆動軸33に一体結合される第2レバー34にピン結合されている。
ここで、後リンク15は略凹形断面の湾曲レバー状を成す主部と、その後端より延出しトノーボード本体16をピン結合する補助板部18と、前側の枢支突部31とを供え、長手方向でのほぼ中央にトノーボード本体16を揺動操作するボウシリンダ19を収容する。
後リンク15の後端側の補助板部18はこれにピン結合されるリンク操作レバー26を介し駆動手段A1をなすロータリーシリンダアッシー24側の第1駆動軸25に支持され、しかも、後リンク15の前端側の枢支突部31に枢支された梃子レバー29の一端は梃子操作レバー32を介し第2駆動軸33と一体の第2レバー34にピン結合されている。即ち、後リンク15はロータリーシリンダアッシー24側に一対のリンクにより揺動可能に支持され、この後リンク15に中央リンク14と前リンク13が順次ピン結合されている。
更に、枢支突部31に枢支された梃子レバー29が梃子操作レバー32の揺動に応じて梃子作動すると、梃子レバー29の先端にピン結合された反転レバー28を介して前リンク13の延出端271が前ピンc2回りに回動し、中央リンク14の上方に反転して対向するよう変位できる。
なお、符号35は車幅方向に延出形成されて、左右の前リンク13間を連結し幌を支持する前ルーフ支持バー、符号36は左右の中央リンク14間を連結し幌を支持する中央ルーフ支持バーを示す。
後リンク15側の補助板部18にはトップボックス12を開放可能に覆うトノーボード本体16がピン結合される。ここでトノーボード本体16の左右の基端部からは湾曲レバー38が突き出し形成され、補助板部18にトノーボードピンc1でピン結合され、その部位より更に延出する延出端にボウシリンダ19側のロッド端がピン結合されている。ここで、ボウシリンダ19は一対の油圧パイプ39(図1参照)を介し油圧ポンプ8のバルブアッシィー41に接続される。
ここで、図4に示すように、ボウシリンダ19のロッド191が退却位置(図4で符号e1位置)にあるとトノーボード本体16がトップボックス12を覆う定常位置U1にあり、ロッドが突出し位置(図4で符号e2位置)にあるとトノーボード本体16が後リンク15の上方に接近する折り込み位置U2に保持される。なお、図1に示すように、トノーボード本体16の左右端には幌を支持するトノー対向ルーフ支持バー42の分割端片421が突設され、左右の両分割端片421は中央片422を介し連結可能である。中央片と左右の両分割端片とは相互に不図示のジョイント部材を手動操作することで離脱可能に連結される。
なお、トノーボード部分6の回動端である後端部分は不図示のストライカを備え、これに係合可能なトノー側ラッチ43が車体側に支持されている。なお、アウタカバー部分7にも同様に不図示のストライカが装備され、これに係合可能なアウタカバーラッチ44が車体側に支持されている。ここでは、このアウタカバーラッチ44とトノー側ラッチ43が単一のラッチ用シリンダ45により同時に開放作動するように形成される。即ち、アウタカバーラッチ44とトノー側ラッチ43には左右のラッチ用リンク46を介しラッチ用シリンダ45が連結されており、トップボックス12の開放時にはラッチ用シリンダ45を駆動させ、これによりアウタカバーラッチ44とトノー側ラッチ43を同時に開作動し、トノーボード部分6とアウタカバー部分7のロックを解除できるようにしている。
ここでラッチ用シリンダ45と、ボウシリンダ19と、ロータリーシリンダアッシー24とは油圧パイプを介してそれぞれ油圧ポンプ8側のバルブアッシィー41に連結され、油圧機構が形成されている。なお、ラッチ用シリンダ45とボウシリンダ19とはそれぞれのロッドの突出し退却作動を切替えるべくバルブアッシィー41側により油路を切替え操作される。ロータリーシリンダアッシー24は第1、第2駆動軸25、33をそれぞれの所定回動速度で同時にすべくバルブアッシィー41内の油圧アクチュエータに油圧が供給されるようバルブアッシー41側により油路を切替え操作される。
油圧ポンプ8の駆動及びバルブアッシィー41の油路切替え制御がコントローラ47によって行われている。コントローラ47はマイクロプロセッサ(以下CPUとする)を備えており、このCPUには、ROM、RAM、タイマおよびI/Oポートが接続されている。ROMには後述の可動ルーフ開閉処理や故障検出判定処理用のプログラム、演算式およびマップデータなどが格納されており、RAMはCPUで演算処理したデータを一時的に格納することができるようになっている。コントローラ47のI/Oポートの入力側には、可動ルーフ2の開閉指令を入力するトップスタックスイッチ48、ヘッダー22側の不図示のヘッドラッチの係合解除を検出するヘッダーラッチスイッチ23、トノー側ラッチ43及びアウタカバーラッチ44の係合解除を検出するトノーラッチスイッチ49、ボウシリンダ19のロッドが突出し位置にある時、即ち、トノーボード本体16が折り込み位置U2(図4参照)に保持されるとオン信号を出力するトノーボードセンサ51、ロータリーシリンダアッシー24内の第1、第2駆動軸25、33の回転位置より可動ルーフ2が閉鎖位置P1より格納位置(開放位置)P2に達したか否かを検出する位置検出手段であるホールIC52、車両状態検出手段としての外気温atを検出する外気温センサ53及び車両の傾斜量を検出する手段としての傾斜センサ54が接続される。出力ポートには駆動手段A1をなす油圧ポンプ8の駆動回路55及びバルブアッシィー41の油路切替え用制御弁(不図示)と、故障表示用の故障ランプ56及び正常ランプ57とが接続されている。
図2に示すように、可動ルーフ2の故障検出装置はその制御系に着目すると、可動ルーフ2を移動させる駆動手段A1であるロータリーシリンダアッシー24及びそのリンク系及び油圧回路9と、駆動手段A1を制御する制御手段であるコントローラA2と、可動ルーフ2の位置を検出するホールIC52と、車両の状態を検出する外気温センサ53及び傾斜センサ54と、故障判定手段A3と、補正手段A4とを有している。
制御手段であるコントローラ47(A2)は、可動ルーフ2を閉鎖位置P1より格納位置(開放位置)P2に移動させるよう駆動手段A1であるロータリーシリンダアッシー2及びそのリンク系及び油圧回路9を制御する。
位置検出手段であるホールIC52は第1駆動軸25に一体的に取り付けられたロータ251に対設される。ここでホールIC52とは磁界の変化を電圧に変換するセンサである。ロータ251には一対の磁石片が固着され、2つのホールIC52はロータ上の一対の磁石が回転して磁界が変化する度に位相が90度ずれたパルス信号をコントローラ47に出力し、コントローラ47はこの位相が90度ずれた両パルス信号より、開閉方向及び開閉位置を検出するようにしている。
外気温センサ53は車外温度at信号を、傾斜センサ54は車両の前後方向の傾斜角α信号をそれぞれコントローラ47に出力する。
故障判定手段A3はコントローラ47から駆動手段A1へ開閉指令の制御信号が出力されてから同駆動手段により可動ルーフ2が閉鎖位置P1より所定位置である格納位置P2に移動したことをホールIC52(位置検出手段)が検出するまでの開閉駆動時間Tnが所定時間である故障判定時間Teを超えたとき、駆動手段A1であるロータリーシリンダアッシー24を含む油圧機構や骨格機構側(駆動手段)及びホールIC52(位置検出手段)のうち少なくとも一方が故障したと判定する。
補正手段A4は車両状態検出手段の車両状態情報である車外温度atや車両の傾斜角α(図6参照)に応じて所定時間である故障判定時間Teを補正する。ここでは特に、ルーフの開制御時と閉制御時とで補正を変更する。即ち、図7(a)、(b)は開制御時、図7(c)、(d)は閉制御時の補正値特性を示す。
ここで、図7(a)、(c)はルーフの開制御時および閉制御時共に、外気温センサ53の出力に応じた外気温atが低いほど故障判定時間Teを長くなる方向に補正するための温度補正時間T1(ここでは基準時間Toに加算される加算値として設定)を示す。
図7(b)はルーフの開制御時において、降坂路傾斜(−)が大であるほど(図6参照)、故障判定時間Teを長くなる方向に補正するための傾斜補正時間T2(ここでは基準時間Toに加算される加算値として設定)を示す。図7(d)はルーフの閉制御時において、登坂路傾斜角α(+)が大であるほど、故障判定時間Teを長くなる方向に補正するための傾斜補正時間T2(ここでは基準時間Toに加算される加算値として設定)を示す。
次に、コントローラ47が行う故障検出判定処理を図8のフローチャートに沿って説明する。なお、これに先立ちコントローラ47がメインルーチン(不図示)で行う可動ルーフ2開閉処理を概略的に説明する。
まず、可動ルーフ2が図3に示す閉鎖位置P1にあるとき、可動ルーフ2を開放するに先立ち、不図示のヘッダーラッチを手動解除し、トノー対向ルーフ支持バー42の左右分割端片421と中央片422とを手動操作で分離処理する。その上で、トップスタックスイッチ48により開放指令をコントローラ47に入力する。コントローラ47は、油圧ポンプ8を駆動し、ラッチシリンダ45をオンしてトノーボード部分6とアウタカバー部分7のロックを解除する。
次いで、ラッチセンサ49で開錠を検出すると、ボウシリンダ19を駆動させ、トノーボード本体16をトップボックス12を覆う定常位置U1より折り込み位置U2に変位させる。この際、図4に示すように、トノーボード本体16の変位に連動して幌部分c、dが折り畳まれる。更に、トノーシリンダ21を駆動して定位置Q1のアウタカバー部分7を後方の開放位置Q2に回動させ、トップボックス12を開放させる。
トノーボード本体16側が折り込み位置U2に達し、アウタカバー部分7が開位置Q2に達するのをトノーボードセンサ51が検出すると、その後、コントローラ47はロータリーシリンダアッシー24を駆動させ、閉鎖位置P1の可動ルーフ2を開放作動させる。この場合、ロータリーシリンダアッシー24側の第1、第2駆動軸33がそれぞれの回転速度で開方向に駆動し、可動ルーフ2の開閉位置がホールIC52のパルスカウントで検出される。ここで可動ルーフ2はロータリーシリンダアッシー24側のリンク操作レバー26及び梃子操作レバー32の回動に連動して後リンク15が回動を始め、特に、梃子操作レバー32の回動に応じて梃子レバー29が枢支突部31回りに梃子作動して反転レバー28を介して前リンク13の延出端を下方に引き込み、前リンク13が前ピンc2回りに回動して中央リンク14の上方に反転して対向し、中央リンク14は後リンク15の中央ピンc3回りに回動し、後リンク15はリンク操作レバー26及び梃子操作レバー32の回動に連動して反転回動し、図5に示すように、トップボックス12内に折り畳まれて収納される。なお、骨格機構に連動して幌部分a、b、c、dも折り畳まれ、トップボックス12内に折り畳まれて収納される。
この際、可動ルーフ2の格納位置P2がホールIC52のパルスカウントで検出され、これに応じてロータリーシリンダアッシー24側の駆動が停止される。この後、トノーシリンダ21を駆動して開放位置Q2より定位置Q1に回動させ、トップボックス12を外部より覆うことで開放処理が終了する。
なお、このような可動ルーフ開処理と逆の駆動順序で可動ルーフ閉処理が成されるが、ここでは重複説明が多いのでその説明を略す。
このような開放処理の途中で、コントローラ47はロータリーシリンダアッシー24を駆動させ、閉鎖位置P1の可動ルーフ2を開放作動させた時点より図8の故障判定処理を実行する。
図8の故障判定処理ではステップs1で閉鎖位置P1の可動ルーフ2を開放作動したとしてタイマー60をスタートさせ、ステップs2でホールIC52のパルスカウント値が格納位置(所定位置の一つ)P2相当値に達するのを待ち、可動ルーフ2が格納位置P2に達するとステップs3でタイマー60を停止して稼動時間であるカウント値(タイマー時間)Tnを取り込む。ステップs4では、可動ルーフ2が開放作動か閉鎖作動か判断し、開放作動時ではステップs5に進み、ここで、図7(a)、(b)の開放時の外気温相当の温度補正時間T1と、開放時の傾斜角α相当の傾斜補正時間T2とを各マップma、mbより求め、今回の故障判定時間Te(=T0+T1+T2)を演算し、ステップs7に進む。なお、ここで、T0は基準判定時間として設定される。閉鎖作動時ではステップs6に進み、ここで、図7(c)、(d)の閉鎖時の外気温相当の補正時間T1と、開放時の傾斜角α相当の補正時間T2とを各マップmc、mdより求め、今回の故障判定時間Te(=T0+T1+T2)を演算し、ステップs7に進む。
ステップs7では実際にタイマーから今回検出された稼動時間であるカウント値(タイマー時間)Tnが今回設定された故障判定時間Teを上回るか否か判断し、上回ると油圧回路9か骨格構造部分(駆動手段)及びホールIC52(位置検出手段)のうち少なくとも一方に異常が発生していると見做し、直ちにステップs8で故障の表示ランプ56を点灯させ、可動部を全て停止させてメインルーチンに戻る。カウント値(タイマー時間)Tnが故障判定時間Te以下と判断すると、油圧回路9及び骨格構造部分が正常作動時と見做し、ステップs9で正常の表示ランプ57を点灯させ、メインルーチンに戻る。
このように、図1の可動ルーフ2の故障検出装置では、外気温及び停車車両の傾斜角α(車両状態)に応じて故障判定のための閾値である故障判定時間(所定時間)Teを補正する。その上で、格納位置P2を検出するまでの稼働時間Tnが故障判定時間Teを上回るようであると、故障と判断するので、故障判断を正確に行うことができ、特に、車両状態に応じて故障判定時間Teを適正値に補正するので、精度の良い故障判定を行える。
更に、判定時間Te(=T0+T1+T2)の算出に用いる補正時間T2の算出において、ステップs5、s6に示したように、車両の傾斜角αに応じて可動ルーフ2の開閉駆動負荷が変化することを考慮して判定時間Teを補正するので、より適正な判定時間Teを用いて精度の良い故障判定を行える。
更に、車両の傾斜角α情報より、車両が降坂路に停車中である場合、可動ルーフ2の開制御をする場合(ステップs5)、傾斜角αが大であるほど、開放駆動負荷が大きい点を考慮し、判定時間Teを成す補正時間T2をより長く設定して制御するので、より精度の良い故障判定を行える。
更に、登坂路においてルーフの閉制御をする場合(ステップs6)、傾斜角αが大であるほど、閉鎖駆動負荷が大きい点を考慮し、判定時間Teの算出に用いる補正時間T2を長くするように制御するので、より精度の良い故障判定を行える。
更に、図7(a)、(b)に示すように、外気温atが低いほど判定時間Teの算出に用いる温度補正時間T1が長くなる方向に補正するので、より精度の良い故障判定を行える。
更に、上述の外気温相当の温度補正時間T1で判定時間Teを補正できるので、駆動手段として油圧機構を用いたとしても、可動ルーフ2の故障検出装置が精度の良い故障判定を行える。
上述の図1の故障判定処理ではステップs3で可動ルーフ2が格納位置P2に達するまでの稼働時間Tnを求め、故障判定時間(所定時間)Teとの比較を行っていたが、これに代えて、判定位置を複数設定して、複数の判定を行っても良い。この場合、ステップs3からステップs9までを故障判定主要処理部SJとし、図9に示すようにステップs1のタイマースタートとステップs2’の位置検出と故障判定主要処理部SJとを繰り返すことと成る。
この場合、最初のステップs2’の位置検出で可動ルーフ2が中間開度位置(所定位置の一つ)Phに達するのをホールIC52のパルスカウントで検出し、故障判定主要処理部SJ1でその時のタイマー停止による稼働時間Tnを求め、次いでステップs5、s6と同様に外気温補正、傾斜角α補正して判定時間Teh(=T0h+T1h+T2h)を求め、次いでステップs7乃至s9と同様に中間開度位置までにおける故障判定を行うこととなる。
この処理の後、次いで、2回目のステップs1”に達する。ここでは再度のタイマースタート処理をし、ステップs2”の位置検出で可動ルーフ2が格納位置P2に達するのをホールIC52のパルスカウントで検出し、故障判定主要処理部SJ2に進む。ここでは、その時のタイマー停止による稼働時間Tnを求め、次いで、先の故障判定主要処理部SJ1でのステップs5、s6と同様に外気温補正、傾斜角α補正して判定時間Teh’(=T0h’+T1h’+T2h’)を求め、次いで、先の故障判定主要処理部SJ1でのステップs7乃至s9と同様に故障判定を行うこととなる。
この場合も、図1の装置と同様の作用効果が得られ、特に、中間開度位置Phで故障判定ができ、早期に故障判定を精度よく行える。
なお、上述のところにおいて、稼働時間Thは、s1〜SJ1の稼働時間Thとs1’〜SJ2の稼働時間Th’として独立させてもよい。
なお、上述のところにおいて、故障判定位置を中間開度位置Phと格納位置P2の他に更に追加してもよく、この場合、より早期に故障判定を精度よく行える。
なお、上述のところにおいて、外気温相当の温度補正時間T1と傾斜角α相当の傾斜補正時間T2とを用いて基準判定時間T0を補正し故障判定時間Teを求めたが、補正時に用いる値は、いずれか一方でもよい。
本発明の一実施形態としての可動ルーフの故障検出装置の概略構成斜視図である。 図1の故障検出装置の制御系のブロック図である。 図1の故障検出装置を装着する車両の可動ルーフの閉鎖位置での概略要部側面図である。 図1の故障検出装置を装着する車両の可動ルーフのトップボックス開放状態での概略要部側面図である。 図1の故障検出装置を装着する車両の可動ルーフがトップボックス内へ格納された状態の概略要部側面図である。 車両の傾斜角の説明図である。 図1の故障検出装置の制御系が用いる故障判定時間の補正値算出マップの特性線図で、(a)は開制御時の温度補正特性を、(b)は開制御時の傾斜角補正特性を、(c)は閉制御時の温度補正特性を、(d)は閉制御時の傾斜角補正特性を示す。 図1の故障検出装置の制御系が用いる故障判定処理ルーチンのフローチャートである。 図1の故障検出装置の制御系が用いる他の故障判定処理ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
2 可動ルーフ
9 油圧回路
12 トップボックス
24 ロータリーシリンダアッシー
47 コントローラ
52 ホールIC(位置検出手段)
53 外気温センサ
54 傾斜センサ
56 故障ランプ(表示装置)
A1 駆動手段
A2 制御手段
A3 故障判定手段
A4 補正手段
P1 閉鎖位置
P2 格納位置(所定位置の一つ)
Te 故障判定時間(所定時間)
Tn 稼働時間

Claims (5)

  1. ボデー内部にルーフ部分を折り畳んで格納する位置と車室上部を覆う位置の間でルーフの位置を移動させる可動ルーフ装置において、
    上記ルーフを移動させる駆動手段と、
    上記駆動手段を制御する制御手段と、
    上記ルーフの位置を検出する位置検出手段と、
    車両の傾斜を測定する傾斜センサを備えた車両状態検出手段と、
    同制御手段から上記駆動手段へ制御信号が出力されてから同駆動手段により上記ルーフが所定位置に移動したことを上記位置検出手段が検出するまでの稼働時間が故障判定のための判定時間を超えたとき、上記駆動手段及び位置検出手段のうちの少なくとも一方が故障したと判定する故障判定手段と、
    上記傾斜センサの出力による上記判定時間の補正特性を上記ルーフの開制御時と閉制御時とで変更して補正する補正手段と、
    を有したことを特徴とする可動ルーフの故障検出装置。
  2. 上記補正手段は、
    上記ルーフの開制御時において、
    上記傾斜センサの検出値が、降坂路傾斜が大であるほど、上記判定時間を長くするように制御することを特徴とする請求項1記載の可動ルーフの故障検出装置。
  3. 上記補正手段は、
    上記ルーフの閉制御時において、
    上記傾斜センサの検出値が、登坂路傾斜が大であるほど、上記判定時間を長くするように制御することを特徴とする請求項1又は2記載の可動ルーフの故障検出装置。
  4. 上記車両状態検出手段は、車両の外気温度を検出する外気温センサを更に備え、
    上記補正手段は外気温センサの出力により外気温が低いほど上記判定時間を長くなる方向に補正する機能を付加したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の可動ルーフの故障検出装置。
  5. 上記駆動手段は油圧機構であることを特徴とする請求項1乃至4記載のいずれか一つに記載の可動ルーフの故障検出装置。
JP2005193036A 2004-12-24 2005-06-30 可動ルーフの故障検出装置 Expired - Fee Related JP4470822B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005193036A JP4470822B2 (ja) 2004-12-24 2005-06-30 可動ルーフの故障検出装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004373759 2004-12-24
JP2005193036A JP4470822B2 (ja) 2004-12-24 2005-06-30 可動ルーフの故障検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006199267A JP2006199267A (ja) 2006-08-03
JP4470822B2 true JP4470822B2 (ja) 2010-06-02

Family

ID=36957624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005193036A Expired - Fee Related JP4470822B2 (ja) 2004-12-24 2005-06-30 可動ルーフの故障検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4470822B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8042856B2 (en) * 2007-09-27 2011-10-25 Magna Car Top Systems Gmbh Compactly stored tri-fold convertible top
DE102010005029B4 (de) * 2010-01-20 2021-05-12 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Cabriolet mit einer Dachanordnung
KR101896986B1 (ko) 2017-07-12 2018-10-23 (주)베바스토동희 홀딩스 선루프의 정비 예고 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006199267A (ja) 2006-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10437262B2 (en) Retractable aerodynamic structures for cargo bodies and methods of controlling positioning of the same
JP6409212B2 (ja) パワードア開閉装置
JP4956716B2 (ja) コンバーチブル車両ルーフ
CN110155191B (zh) 用于车辆的后扰流板设备
JP4304706B2 (ja) 自動車の両開きドア装置
JP4366681B2 (ja) 折畳み可能なハードトップを備えたキャブリオレ自動車
JP4470822B2 (ja) 可動ルーフの故障検出装置
JP2007204042A (ja) カブリオレ車両
JP4453147B2 (ja) 車両用ルーフロック装置及びその作動制御装置
EP3088642B1 (en) Vehicle with tailgate
JP4212847B2 (ja) ルーフ機構格納部のカバー装置
JP4683271B2 (ja) 車両用折畳み式トップ
JP4147181B2 (ja) カブリオレ車両にて折り畳み式トップ又は可動式車両ルーフを開閉するためのシステム
US20130061524A1 (en) Door device for vehicle
US6353300B1 (en) Open roof operating method and open roof operation control system
JP3001375B2 (ja) ドアヒンジ装置
US7204541B2 (en) Motor vehicle
US9227495B2 (en) Cabriolet top with closure unit
JP4821417B2 (ja) スライドドア装置
JP3634990B2 (ja) 位置検出装置
JP3518287B2 (ja) 車両の格納ミラー装置
JP2019055642A (ja) 車両のリヤゲート装置
JP2002188361A (ja) 車両用開閉体の自動開閉装置
JP2009041264A (ja) 車両用開閉装置
JP2008003814A (ja) 不良診断機能を有する制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4470822

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140312

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees