JP4470375B2 - レーザ光漏出防止装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気ケーブルと光ケーブルを束ねた電気・光混合配線により光信号送信側装置と光信号受信側装置とを接続する光通信システムにおけるレーザ光漏出防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信システムでは、光信号を形成するために半導体レーザ等のレーザ装置が用いられる。この種のシステムでは、人体への安全を考慮して、レーザ装置の発生するレーザ光が外部に漏れないように安全機構が設けられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、光ファイバケーブルが接続されていない場合の事故を防止し、出射ユニット側の安全性の改善をはかるレーザ装置の安全機構が開示されている。
【特許文献1】
実開平6−66053号公報
この安全機構では、入射ユニットに光ファイバケーブルの一端が接続されているか否か、または出射ユニットに光ファイバケーブルの他端が接続されているか否かが、各ユニット側に設けられたファイバケーブル接続状態検知手段によって検知され、制御手段はファイバケーブル接続状態検知手段を介して光ファイバケーブルの接続状態をモニタすることができる。制御手段は、光ファイバケーブルが入射ユニットと出射ユニットとの間に接続されている時だけ、レーザ光発生手段よりレーザ光を発生させて入射ユニットに送り、光ファイバケーブルが入射ユニットと出射ユニットとの間に接続されていない時は、レーザ光発生手段からのレーザ光の出力を禁止させるか、入射ユニットに入る前に遮断する等して、光ファイバケーブルの一端に対してレーザ光が入射しないようにする、というものである。
【0004】
また、特許文献2には、光モジュール類から発光されるレーザ光照射による人体への危険度を低減可能なレーザ光不要漏出防止装置が開示されている。
【特許文献2】
特開2001−185783号公報
このレーザ光不要漏出防止装置では、光信号を伝送する光心線と導線との組からなる複合ケーブルの導線の導通状態から光心線の接続断状態を検出し、その光心線の接続断状態が検出された時に光芯線に送出するレーザ光出力を停止することによって、万一宅内の光ケーブルがはずれてしまった時でも、光モジュール類から発光されるレーザ光照射による人体への危険度を低減することができる、というものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記2つの従来技術は、コネクタ内の光ケーブルと電気ケーブルの接点配置が異なるものの、基本的に光ケーブルと電気ケーブルを束ねて送受信ケーブルを構成することに違いはない。しかしながら、上記従来技術は、光信号のみを送受信する装置にコネクタの接続状態を検知するためだけに電気ケーブルを配置するものである。これに対して、光信号の送受信の他に、電気信号の送受信も並行して行う装置の場合は、より多くの電気ケーブルを配置する必要がある。この場合、できるだけコストを低く抑えるため、電気コネクタと光コネクタが独立して設けられ、それぞれに電気ケーブルと光ケーブルが接続される。これらの電気ケーブルと光ケーブルは束ねられ、容易にケーブルが断線しないように被覆され、一本の電気・光混合配線とされる。しかし、この場合であっても、光コネクタに接続される光ケーブルと電気コネクタに接続される電気ケーブルは、一緒に束ねられないで独立して存在する部分が各コネクタ近傍において発生する。
【0006】
このような場合において、従来、電気ケーブルが接続されたままで光コネクタのみ外れたり、あるいは束ねられる前の区間で光ケーブルが断線した場合には、レーザ光遮断回路には光コネクタの状態が連絡されず、外部にレーザ光が漏れることになる。光コネクタ部のみが外れた場合には、上記従来技術のように、光コネクタ部に接続を検知するスイッチを設けることで対応可能であるが、問題なのは光コネクタから取り出された光ケーブルのうち、電気ケーブルと束ねられる前の区間において光ケーブルが断線した場合である。この区間は、外部からの力によって光ケーブルが断線しやすい部分である。この区間で光ケーブルが断線した場合、特にレーザ発光装置側では送信用の強いレーザ光が射出されることになり安全性に問題が残る。
【0007】
従って本発明の目的は、レーザ光が送信される電気・光混合配線における束ねられる前の区間の光ケーブルで生じる断線にも対応可能なレーザ光漏出防止装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、電気信号の送受信を行うための第1の電気コネクタ部およびレーザ光により光信号を送信するための第1の光コネクタ部を有する光信号送信側装置と、電気信号の送受信を行うための第2の電気コネクタ部および光信号を受信するための第2の光コネクタ部を有する光信号受信側装置と、第1および第2の電気コネクタ部にそれぞれ接続される第3および第4の電気コネクタ部を両端に有する電気ケーブルと第1および第2の光コネクタ部にそれぞれ接続される第3および第4の光コネクタ部を両端に有する光ケーブルを束ねた電気・光混合配線とを備えた光通信システムにおけるレーザ光漏出防止装置であって、第3および第4の光コネクタ部がそれぞれ第1および第2の光コネクタ部から通電される電気ケーブルループ部を有し、第1および第2の光コネクタ部の少なくとも一方からの前記電気ケーブルループ部への通電が途絶えたとき、前記レーザ光の出力が停止されるレーザ光漏出防止装置により、達成される。
【0009】
ここで、前記光信号受信側装置の第2の光コネクタ部からの前記電気ケーブルループ部への通電が途絶えたことは、前記電気・光混合配線の電気ケーブルを介して、前記光信号送信側装置へ伝達することができる。前記電気ケーブルループ部は前記光ケーブルに束ねることができる。前記電気ケーブルループ部は前記光ケーブルよりも断線しやすく構成することができる。
【0010】
また、本発明に係る電気・光混合配線は、両端にそれぞれ電気コネクタ部を有する電気ケーブルと、両端にそれぞれ光コネクタ部を有する光ケーブルとを束ねたものであって、前記光コネクタ部が、前記光ケーブルに束ねられる電気ケーブルループ部を有するものである。前記光コネクタ部は、前記電気ケーブルループ部の金属配線部をはさみ固定する嵌合部を有することができる。
このように構成することにより、レーザ光が送信される電気・光混合配線における束ねられる前の区間の光ケーブルで生じる断線にも対応可能なレーザ光漏出防止装置を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るレーザ光漏出防止装置の一実施例を示す図である。本実施例では本レーザ光漏出防止装置が光通信システムに適用されている。この光通信システムは、図示のように、電気信号の送受信を行うための第1の電気コネクタ部11およびレーザ光により光信号を送信するための第1の光コネクタ部12を有する光信号送信側装置10と、電気信号の送受信を行うための第2の電気コネクタ部21および光信号を受信するための第2の光コネクタ部22を有する光信号受信側装置20と、第1および第2の電気コネクタ部11,21にそれぞれ接続される第3および第4の電気コネクタ部31,32を両端に有する電気ケーブル30と第1および第2の光コネクタ部12,22にそれぞれ接続される第3および第4の光コネクタ部41,42を両端に有する光ケーブル40を束ねた電気・光混合配線50とを備える。光ケーブル40は例えば光ファイバで構成される。
【0012】
光信号送信側装置10において、第1の電気コネクタ部11は電気信号送受信回路13を介して送信側システム14に接続される。また、第1の光コネクタ部12は半導体レーザ15を有する。半導体レーザ15は、送信側システム14からの信号に基づいてレーザ駆動回路16により駆動され、レーザ光を発光して光信号を出力する。
【0013】
光信号受信側装置20において、第2の電気コネクタ部21は電気信号送受信回路23を介して受信側システム24に接続される。また、第2の光コネクタ部22はフォトダイオード等の受光素子25を有する。受光素子25は、受信した光信号を電気信号に変換する。この電気信号は増幅回路26により増幅され、受信側システム24に送られる。
【0014】
電気・光混合配線50は、電気ケーブル30と光ケーブル40とを束ねるためのケーブル結束部51,52を有する。ケーブル結束部51,52と電気コネクタ部31,32および光コネクタ部41,42との間は、電気ケーブル30と光ケーブル40とが束ねられる前の区間であり、電気ケーブル30と光ケーブル40とがそれぞれ独立して存在する。この区間は、外部からの力によって光ケーブル(光ファイバ)40が断線しやすい部分である。
【0015】
次に、本発明のレーザ光漏出防止装置について、図1に示す実施例にしたがって説明する。図示のように、電気・光混合配線50における第3および第4の光コネクタ部41,42はそれぞれ第1および第2の光コネクタ部12,22から通電される電気ケーブルループ部61,62を有する。ここで、例えば、電気ケーブルループ部61,62の端部は光ケーブル(光ファイバ)40に一緒に束ねられている。ここで、電気ケーブルループ部61,62は、後述するように、光ケーブル40よりも断線しやすく構成されている。そして、第1および第2の光コネクタ部12,22の少なくとも一方からの電気ケーブルループ部61,62への通電が断線等で途絶えたとき、前記レーザ光の出力が停止される。レーザ光の出力停止の仕方については後で詳述する。これにより、レーザ光の漏出が防止される。
【0016】
例えば、第1および第2の光コネクタ部12,22が対応する第3および第4の光コネクタ部41,42から外れた場合または外された場合、電気ケーブルループ部61,62への通電が途絶えるので、レーザ光の出力が停止される。さらに、外部からの力によって電気ケーブルループ部61,62に断線が生じた場合にも、電気ケーブルループ部61,62への通電が途絶えるので、レーザ光の出力が停止される。電気ケーブルループ部61,62は光ケーブル40よりも断線しやすく構成されているため、電気ケーブルループ部61,62に断線が生じた場合、光ケーブル40も断線しているか、または断線寸前の状態にあると推測される。
【0017】
本実施例は、レーザ光の出力停止を行うために次のように構成される。まず、光信号送信側装置10は、第1および第3の光コネクタ部12,41を介して電気ケーブルループ部61に通電する光コネクタ接続判定回路71と、半導体レーザ15とレーザ駆動回路16との間に設けられるレーザ発光遮断回路72と、電気ケーブル33を介して光信号受信側装置20から受光停止信号を受信する受光停止信号受信回路73と、電気ケーブル34を介して光信号受信側装置20から光コネクタ接続完了信号を受信する光コネクタ接続完了受信回路74とを有する。また、信号送信側装置20は、第2および第4の光コネクタ部22,42を介して電気ケーブルループ部62に通電する光コネクタ接続判定回路81と、光コネクタ接続判定回路81より受信した光コネクタ接続完了信号を電気ケーブル34を介して光信号送信側装置10に送信する光コネクタ接続完了送信回路82と、増幅回路26における電気信号の状態から受光停止と判定したときに受光停止信号を出力する受光停止判定回路83と、受光停止信号を電気ケーブル33を介して光信号送信側装置10に送信する受光停止信号送信回路84とを有する。
【0018】
正常時には、光信号送信側装置10において、レーザ発光遮断回路72は、光コネクタ接続判定回路71、受光停止信号受信回路73、および光コネクタ接続完了受信回路74からレーザ光停止要求は受けないので、レーザ駆動信号は遮断されず、半導体レーザ15はレーザ駆動回路16により駆動され、レーザ光を発光して光信号を出力する。
【0019】
次の場合は異常時であり、レーザ光の出力が停止される。
1)第1の光コネクタ12と第3の光コネクタ41が外れた場合、または第3の光コネクタ41とケーブル結束部51間の光ケーブル40が断線(電気ケーブルループ部61も断線)した場合
光コネクタ接続判定回路71は、電気ケーブルループ部61への通電が途絶えるので、レーザ発光遮断回路72へレーザ光の出力停止のための信号を出力する。また、受光停止信号受信回路73は、受光停止判定回路83からの受光停止信号を受光停止信号送信回路84および電気ケーブル33を介して受信するので、レーザ発光遮断回路72へレーザ光の出力停止のための信号を出力する。これによりレーザ発光遮断回路72はレーザ光の出力を停止させる。
【0020】
2)第2の光コネクタ22と第4の光コネクタ42が外れた場合、または第4の光コネクタ42とケーブル結束部52間の光ケーブル40が断線(電気ケーブルループ部62も断線)した場合
光コネクタ接続完了受信回路74は、光コネクタ接続判定回路81が電気ケーブルループ部62への通電が途絶えたことを検知するので、そのことを光コネクタ接続完了送信回路82および電気ケーブル34を介して受信し、レーザ発光遮断回路72へレーザ光の出力停止のための信号を出力する。また、受光停止信号受信回路73は、受光停止判定回路83からの受光停止信号を受光停止信号送信回路84および電気ケーブル33を介して受信するので、レーザ発光遮断回路72へレーザ光の出力停止のための信号を出力する。これによりレーザ発光遮断回路72はレーザ光の出力を停止させる。
【0021】
なお、上記に加えて、電気コネクタが外れた場合、または電気ケーブルが断線した場合も、レーザ光の出力を停止させることができる。これらの電気系統の異常については、受光停止信号受信回路73および/または光コネクタ接続完了受信回路74を用いて対応することができる。
【0022】
図2は、光コネクタの具体的構成例を示す透過斜視図である。本例では、第1の光コネクタ12と第3の光コネクタ41を例にとって説明する。図示のように、第1の光コネクタ12は、半導体レーザ15、電気配線接続端子121、および、ネジ受け部122,123を有する。一方、第3の光コネクタ41は、光コネクタ−ファイバ強固接続部411、電気配線−電気コネクタ接続部412、電気配線簡易接続部(はさみ固定)413、電気配線接続端子414、および、光コネクタネジ止め部材415,416を有する。光コネクタ−ファイバ強固接続部411には光ケーブル(光ファイバ)30が結合されており、電気配線簡易接続部(はさみ固定)413には電気ケーブルループ部61が接続されている。光ケーブル30と電気ケーブルループ部61はケーブル結束部417で束ねられている。電気ケーブルループ部61は、後述のように光ケーブル40よりも強度的に断線しやすく構成される。
【0023】
第1の光コネクタ12と第3の光コネクタ41の結合は、光コネクタネジ止め部材415,416をネジ受け部122,123に挿入することにより行う。これにより、光ケーブル30と半導体レーザ15とが光学的に結合され、また、電気配線接続端子414と電気配線接続端子121とが電気的に接続される。この状態で、光ケーブル30と電気ケーブルループ部61に外部からの引張り力が加えられた場合、まず、電気ケーブルループ部61が電気配線簡易接続部(はさみ固定)413から外れ、断線状態となる。さらに力が加わった場合、光ケーブル30も断線する。即ち、光ケーブル30が断線した場合には電気ケーブルループ部61も断線状態となるように構成されている。
【0024】
図3は、光コネクタ内の電気配線簡易接続部(はさみ固定)の構成例を示す図である。電気配線簡易接続部413は電気配線接続端子414に接続されており、電気ケーブルループ部61の金属配線部418が嵌合(はさみ固定)される嵌合部419を有する。嵌合部419による固定は、光ケーブルに用いる接着による固定と異なり、強い引張り力が加わった場合、金属配線部418が嵌合部419より離脱する。これによって、電気ケーブルループ部61は断線状態となる。
【0025】
本発明では、電気ケーブル/電気コネクタと光ケーブル(光ファイバ)/光コネクタを、独立して配置する場合に発生する問題をさらに次のようにして解決することができる。
【0026】
▲1▼送信回路に光コネクタの接続を検知するスイッチを設け、このスイッチの動作によって電気ケーブルを介して受信側に送信側の光コネクタが接続されたことを示す信号を送信する。
▲2▼受信回路では、送信回路から電気ケーブルによって送られてきた光コネクタ接続の信号と、受信側の光コネクタが接続されたことを検知するスイッチからの接続完了信号とによって、接続が完了したことを判定する接続判定回路から受信回路側での電気/光の接続が完了した信号を、電気ケーブルを介して送信側に送信する。
▲3▼送信側では、受信側の電気/光接続が完了した信号と、送信側の光コネクタの接続が完了した信号とによって、送信側の接続が完了したことを判定する判定回路からの信号により、レーザ光遮断回路を解除する。
▲4▼送信回路/受信回路ともに、光コネクタが接続されたことを検知する方法は、光コネクタの接続部分に設けられたスイッチによってなされる。
▲5▼送信回路、受信回路ともに光コネクタの光ファイバが接続される部分に、ループ部を有する電気ケーブルの端面が配置され、この電気ケーブルループ部を光コネクタの接続が完了した信号が通ることによって、判定回路に光コネクタの接続が完了したことを送信する。
▲6▼送信回路では、すべての接続が完了したことを検知することで、レーザ光遮断回路が解除され、レーザ駆動回路の動作が開始される。
▲7▼光コネクタと光ファイバは、両コネクタから引き出された後、一つに束ねられる。
【0027】
以上の構成によって、次の状態の場合にレーザ光が遮断されることになる。
A)送信側あるいは受信側の、どちらか一方の光コネクタが外れると、レーザは消灯する。
B)送信回路および受信回路の光コネクタおよび電気コネクタの全てのコネクタが接続されないと、レーザは発光しない。
C)電気ケーブルが切断されると、レーザは消灯する。
D)送信回路または受信回路のいずれかで、ループ部を設けた光ファイバに近接して設けられた電気配線が切断されると、光コネクタの接続信号が解除され、レーザは消灯する。
【0028】
このように本発明では、光コネクタ/電気コネクタの、送信側、受信側のいずれかが外れてもレーザの発光が遮断され、また送信回路と受信回路を接続するケーブルが切断された場合においてもレーザの発光が遮断され、さらに光コネクタが強く引っ張られて光ファイバのみが外れた場合、ループ部をもつ電気配線も切断されることになり、レーザの発光が遮断される。これによりレーザ光の漏洩を防ぎ、より安全な装置を提供することが可能となる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、レーザ光が送信される電気・光混合配線における束ねられる前の区間の光ケーブルで生じる断線にも対応可能なレーザ光漏出防止装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ光漏出防止装置の一実施例を示す図である。
【図2】光コネクタの具体的構成例を示す透過斜視図である。
【図3】光コネクタ内の電気配線簡易接続部(はさみ固定)の構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 光信号送信側装置
11、21、31、32 電気コネクタ
12、22、41、42 光コネクタ
13、23 電気信号送受信回路
14 送信側システム
15 半導体レーザ
16 レーザ駆動回路
20 光信号受信側装置
24 受信側システム
25 受光素子
26 増幅回路
30 電気ケーブル
40 光ケーブル
50 電気・光混合配線
51、52 ケーブル結束部
61、62 電気ケーブルループ部
Claims (6)
- 電気信号の送受信を行うための第1の電気コネクタ部およびレーザ光により光信号を送信するための第1の光コネクタ部を有する光信号送信側装置と、電気信号の送受信を行うための第2の電気コネクタ部および光信号を受信するための第2の光コネクタ部を有する光信号受信側装置と、第1および第2の電気コネクタ部にそれぞれ接続される第3および第4の電気コネクタ部を両端に有する電気ケーブルと第1および第2の光コネクタ部にそれぞれ接続される第3および第4の光コネクタ部を両端に有する光ケーブルを束ねた電気・光混合配線とを備えた光通信システムにおけるレーザ光漏出防止装置であって、第3および第4の光コネクタ部がそれぞれ第1および第2の光コネクタ部から通電される電気ケーブルループ部を有し、第1および第2の光コネクタ部の少なくとも一方からの前記電気ケーブルループ部への通電が途絶えたとき、前記レーザ光の出力が停止されることを特徴とするレーザ光漏出防止装置。
- 前記光信号受信側装置の第2の光コネクタ部からの前記電気ケーブルループ部への通電が途絶えたことが、前記電気・光混合配線の電気ケーブルを介して、前記光信号送信側装置へ伝達されることを特徴とする請求項1記載のレーザ光漏出防止装置。
- 前記電気ケーブルループ部が前記光ケーブルに束ねられていることを特徴とする請求項1または2記載のレーザ光漏出防止装置。
- 前記電気ケーブルループ部が前記光ケーブルよりも断線しやすく構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のレーザ光漏出防止装置。
- 電気信号の送受信を行うための第1の電気コネクタ部およびレーザ光により光信号を送信するための第1の光コネクタ部を有する光信号送信側装置と、電気信号の送受信を行うための第2の電気コネクタ部および光信号を受信するための第2の光コネクタ部を有する光信号受信側装置とを接続するために用いられる、第1および第2の電気コネクタ部にそれぞれ接続される第3および第4の電気コネクタ部を両端に有する電気ケーブルと、第1および第2の光コネクタ部にそれぞれ接続される第3および第4の光コネクタ部を両端に有する光ケーブルとを束ねた電気・光混合配線であって、前記第3および第4の光コネクタ部がそれぞれ前記第1および第2の光コネクタ部から通電される電気ケーブルループ部を有することを特徴とする電気・光混合配線。
- 前記第3および第4の光コネクタ部が、前記電気ケーブルループ部の金属配線部をはさみ固定する嵌合部を有することを特徴とする請求項5記載の電気・光混合配線。
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