JP4468888B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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本発明は、過冷却器を備えた空気調和装置に関する。
空気調和装置は、圧縮機から吐出させた冷媒を室外機熱交換器と、室内熱交換器との間で循環させて冷房運転や暖房運転を行うように構成されている。ここで、空気調和装置には、冷房時に室外熱交器で凝縮させた高温の冷媒と、圧縮機に吸引される低温低圧の冷媒とを熱交換させ、高温高圧の冷媒を過冷却する過冷却器(冷媒熱交換器)を備えるものがある。過冷却器は、低温低圧の冷媒が通る内管の外側に高温高圧の冷媒が相反する方向に流れる外管が設けられた二重管構造を有している。従来の空気調和装置では、過冷却器の外管に接続される冷媒配管と、内管に接続される冷媒配管とを絞り付きバイパス回路でバイパスさせ、高圧側から低圧側に飽和ガスを戻すように構成し、低温低圧のガス冷媒の過熱度が大きくなり過ぎることを防止している(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−178450号公報
この種の空気調和装置では、絞り付きバイパス回路は絞りによって減圧する構成になっているが、バイパス回路を流れる冷媒の流量の調整ができないため、空調負荷が大きくなった場合には、圧縮機に吸引される冷媒の過熱度を減少させることができず、圧縮機入力が増加してしまうので好ましくない。また、空調負荷が小さくなった場合には、液冷媒が圧縮機に吸引され、圧縮機の信頼性が低下する原因となる。これを解決する手段としては、絞り付きバイパス回路に、流量調整可能な電子膨張弁等を設け、圧縮機に吸引される冷媒の過熱度を制御することが考えられる。
しかしながら、絞り付きバイパス回路を通る冷媒の流量を制御しても、高温高圧の液冷媒の一部が絞り付きバイパス回路を通って圧縮機に吸引されることになるので、室内機を循環する冷媒の量が減少してしまい、冷房能力を低下させていた。また、暖房運転時には、絞り付きバイパス回路を通る冷媒の量をゼロに設定しても、外気の温度が低いときには室外熱交換器で蒸発しきれなかった液冷媒がアキュムレータのオイル戻し孔を通って過冷却器に流入する。このため、過冷却器の能力が向上し、その分だけ外管を流れる冷媒から熱を奪ってしまって暖房能力を低下させていた。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、冷房能力や暖房能力を低下させることなく、圧縮機に吸引される冷媒の過熱度を小さく保つことを主な目的とする。
上記の課題を解決する本発明は、圧縮機で圧縮した冷媒を室外機と室内機とに循環させ、冷媒の循環経路中に形成した過冷却器で低温の冷媒と高温の冷媒とを熱交換させる空気調和装置において、前記室外機の熱交換器は、第1熱交換器と第2熱交換器とを気液分離器を介して接続した構成を有し、前記気液分離器で分離された飽和液冷媒を前記過冷却器の手前で低温の冷媒に合流するようにバイパス配管で接続し、前記バイパス配管には冷媒の通流を制御可能な流量弁を設けたことを特徴とする空気調和装置とした。
この空気調和装置では、冷房運転時に第1熱交換器で気液の二相冷媒が形成され、この二相冷媒が気液分離器に流入する。二相冷媒のうちで飽和ガス冷媒のみが第2熱交換器に流入し、第2熱交換器での凝縮に寄与しない液冷媒は第2熱交換器に流入しない。気液分離器に滞溜する飽和液冷媒は、過冷却器の低温側の冷媒と合流すべく流入する。過冷却器では、高温の冷媒から伝達される熱が気液分離器から流入する液冷媒の蒸発に利用されるので、過冷却器から流出する低温側の冷媒の温度上昇を抑える。また、暖房運転時には、気液分離器から飽和液冷媒が第1熱交換器に流入し、蒸発に寄与しないガス冷媒は第1熱交換器に流入しない。
本発明によれば、第1熱交換器と第2熱交換器の間に気液分離器を設けることで、冷房運転時に第2熱交換器での凝縮に寄与しない液冷媒が第2熱交換器に流入しないようにしたので、第2熱交換器における熱交換の効率が向上する。したがって、冷房能力の低下が防止される。また、暖房運転時には、蒸発に寄与しないガス冷媒が第1熱交換器に流入しないようにしたので、暖房能力の低下が防止される。さらに、冷房運転時に気液分離器の飽和液冷媒を過冷却器の低温側の冷媒として流入させるので、低温側の冷媒の過熱を防止でき、圧縮機の入力負荷を低減できる。
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に本発明の実施の形態に係る空気調和装置の構成を示す。空気調和装置1は、室外機2と、複数の室内機3とを配管接続した構成を有し、制御装置4によって運転制御される。
室外機2は、圧縮機10を有し、圧縮機10の吐出口に接続された吐出配管11は、四方弁12の第1のポート12Aに接続されている。四方弁12は、4つのポートを有し、第1のポート12Aと第2のポート12Bが接続されたときには、第3のポート12Cと第4のポート12Dとが接続される。また、第1のポート12Aと第3のポート12Cが接続されたときには、第2のポート12Bと第4のポート12Dが接続される。第2のポート12Bに接続された配管13は、室外熱交換器を構成する第1熱交換器14の一方の流入出口に接続されている。第1熱交換器14の他方の流入出口には、配管15が接続されており、配管15は気液分離器16に引き込まれ、気液分離器16の液冷媒部分に浸漬されている。
気液分離器16は、液冷媒が貯溜される液冷媒部分と、ガス冷媒が滞溜するガス冷媒部分とを有し、ガス冷媒部分は、配管17によって室外熱交換器を構成する第2熱交換器18の一方の流入出口に接続されている。第2熱交換器18と第1熱交換器14とには、室外ファン19によって外気が送気されるように構成されている。また、第2熱交換器18の他方の流入出口には、配管20が接続されており、この配管20は途中に暖房用膨張弁21が設けられた後に、過冷却器22に接続されている。なお、暖房用膨張弁21の手前には、気液分離器16の液冷媒部(底部)に接続された配管27が接続されている。配管27には、逆止弁28が設けられている。逆止弁28は、気液分離器16から配管20に向けて液冷媒を流すが、反対方向には冷媒を流さないように設定されている。
過冷却器22は、内管23の外周に外管24が設けられた二重管構造を有する。外管24の一端部24Aに前記した配管20が接続され、外管24の他端部24Bには液管25が接続されている。液管25は、開閉弁26から先が室外機2の外に延び、各室内機3に分岐して引き込まれている。
室内機3では、膨張弁30が設けられた後に室内熱交換器31の一方の流入出口に接続されている。室内熱交換器31には、室内ファン32によって空気が送気されるように構成されている。室内熱交換器31の他方の流入出口には、ガス管33が接続されている。ガス管33は、各室内機3から引き出されて合流し、開閉弁34から先が室外機2に引き込まれて、四方弁12の第3のポート12Cに接続されている。
四方弁12の第4のポート12Dは、配管40を介してアキュムレータ41に接続されている。アキュムレータ41の出口には、配管42が接続されており、配管42は、過冷却器22の内管23の一方の端部23Aに接続されている。さらに、配管42には、気液分離器16の液冷媒部分(底部)から延びるバイパス配管45が合流している。バイパス配管45は、途中に電子制御可能な流量弁46が設けられている。過冷却器22の内管23の他方の端部23Bには、吸引管47が接続されており、吸引管47は圧縮機10の吸引口に接続されている。
ここで、過冷却器22の内管23の入口側、つまり配管42においてバイパス配管45が合流した後に、冷媒の温度(過冷却器入口温度)を検出可能な温度センサ50が設けられている。さらに、吸引管47にも冷媒の温度(過冷却器出口温度)を検出可能な温度センサ51が設けられている。これら温度センサ50,51の出力は、制御装置4に含まれる冷房用制御装置52に接続されている。冷房用制御装置52は、過冷却器入口温度と過冷却器出口温度の差(過熱度)が所定の値、例えば、2Kになるように流量弁46の開度を調整するように構成されており、温度検知手段53と、過熱度演算手段54と、過熱度判定手段55と、流量弁駆動手段56とに機能分割される。各手段53〜56の処理の詳細は、後に説明する。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
空気調和装置1を冷房運転するときには、四方弁12を第1のポート12Aと第2のポート12Bを接続し、第3のポート12Cと第4のポート12Dを接続する。
圧縮機10から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁12から第1熱交換器14に流入する。第1熱交換器14では、一部のガス冷媒が熱交換によって液冷媒になる。第1熱交換器14で形成された気液の二相冷媒は、気液分離器16に流入して、飽和状態のガス冷媒と飽和状態の液冷媒とに分離される。飽和ガス冷媒は、第2熱交換器18に導かれて熱交換によって高温高圧の液冷媒になる。また、気液分離器16中の飽和液冷媒は、配管27を通って配管20と合流する。これにより、第2熱交換器18には、飽和ガス冷媒のみを流すことができる。液冷媒は、開放された暖房用膨張弁21を通って過冷却器22の外管24に流入する。なお、逆止弁28が機能するので、液冷媒が気液分離器16に逆流することはない。
過冷却器22では、内管23を流れる低温低圧のガス冷媒と熱交換して過冷却され、外管24から液管25に流出して各室内機3に導かれる。各室内機3では、膨張弁30で減圧された後に室内熱交換器31で熱交換して気化し、このときの吸収する気化熱で室内熱交換器31の周囲の空気を冷却する。冷却された空気は、室内ファン32によって室内に送気され、室内を冷房する。
室内熱交換器31で形成された低圧のガス冷媒は、ガス管33から室外機2に戻り、四方弁12からアキュムレータ41を通り過冷却器22の内管23に流入する。ガス冷媒は、過冷却器22の手前で気液分離器16から供給される飽和液冷媒が混合されて二相冷媒となる。二相冷媒は、過冷却器22で、外管24を流れる高温高圧の液冷媒と熱交換する。高温高圧の液冷媒から受け取る熱量は、主に液冷媒の蒸発に用いられる。その結果、過冷却器22の内管23からは、比較的に温度の低い低圧のガス冷媒が流出する。このガス冷媒は、圧縮機10に吸引され、再び圧縮された後に吐出される。
ここで、過冷却器22の内管23の入り口側に設けられた温度(過冷却器入口温度)と、内管23の出口側に設けられた温度(過冷却器出口温度)とは、冷房用制御装置52の温度検知手段53に入力される。温度検知手段53は、各温度センサ50,51の検出結果を過熱度演算手段54に出力する。過熱度演算手段54は、過冷却器出口温度と過冷却器入口温度の差から過熱度を演算する。過熱度判定手段55は、過熱度のデータを受け取って、予め設定されている過熱度の閾値(例えば2K)との大小を比較する。
実際の過熱度が閾値を超えている場合には、流量弁駆動手段56が流量弁46の開度を増やして液冷媒の流量を増やす。二相冷媒中の液冷媒が増えることで、液冷媒の蒸発に消費される熱量が増加して過冷却器出口温度が下がる。一方、実際の過熱度が閾値よりも低い場合には、流量弁駆動手段56が流量弁46の開度を減らして液冷媒の流量を減少させる。二相冷媒中の液冷媒が減ることで、液冷媒を蒸発してなお余る熱がガス冷媒を加熱するので過冷却器出口温度が上がる。このようにして、冷房用制御装置52が流量弁46の開度を調整することによって、過熱度が小さいガス冷媒が圧縮機10に吸引されるようになる。
なお、過熱度の閾値は、2Kとしたが、システム構成が異なる場合、冷媒の循環量が異なる場合には、異なる値にすることができる。過熱度は、0Kであることが好ましいが、実際に0Kを保持するには複雑な制御が必要になるので、過熱度の閾値は0Kに近い値でなるべく小さい値(例えば、1K〜5K程度)であることが好ましい。
暖房運転時には、四方弁12を切り変えて、第1のポート12Aと第3のポート12Cを接続し、第2のポート12Bと第4のポート12Dとを接続する。圧縮機10から吐出される高温高圧のガス冷媒は、四方弁12からガス管33を通って各室内機3に導かれ、室内熱交換器31で熱交換して液冷媒になる。このときに放熱する熱で室内熱交換器31の周囲の空気が暖められるので、この空気を室内ファン32で室内に送風すると室内が暖房される。室内機3から流出する液冷媒は、液管25から過冷却器22を通り、暖房用膨張弁21で減圧された後に第2熱交換器18、第1熱交換器14で熱交換して低圧のガス冷媒になる。なお、流量弁46を閉じられており、気液分離器16からバイパス配管45に飽和液冷媒は流出しない。第1熱交換器14から流出するガス冷媒は、四方弁12からアキュムレータ41を経て過冷却器22を通り、圧縮機10に吸引される。
この実施の形態によれば、冷房運転時に以下のような効果が得られる。
過冷却器22をアキュムレータ41と圧縮機10の吸引口との間に配置し、気液分離器16から供給される液冷媒を室内機3をバイパスして合流させるように構成したので、アキュムレータ41から流出するガス冷媒が過熱されていた場合でも過冷却器22の入口で過熱を解消させることができる。このため、圧縮機10に吸引するガス冷媒の過熱を小さく抑えることが可能になり、圧縮機10の入力を低減できる。特に、マルチエアコンのように、多数の室内機3を有し、冷房運転時に室内機3の出口側で過熱度を制御する構成において大きな効果が得られる。
また、気液分離器16からバイパスさせた液冷媒を過冷却器22の内管23に流すことで、過冷却器22を流れる低温側の冷媒の熱伝達率を向上させたので、外管24を流れる高温高圧の液冷媒の過冷却度を大きくすることができる。
過冷却器22の前後に温度センサ50,51を設け、冷房用制御装置52で過冷却器22の前後の過熱度が所定値になるように流量弁46の開度を制御するようにしたので、空調負荷が変動しても圧縮機10の入力を低く保てる。さらに、液冷媒が流入することが防止されるので、圧縮機10の信頼性を向上できる。
また、第1熱交換器14と第2熱交換器18との間に気液分離器16を設け、配管27で飽和液冷媒が第2熱交換器18をバイパスするようにしたので、冷房運転時に第2熱交換器18に流入する冷媒は飽和ガス冷媒のみになる。第2熱交換器18での凝縮に寄与しない液冷媒を取り除くことができるので、第2熱交換器18における凝縮能力を向上させることができる。この空気調和装置1では、気液分離器16から飽和液冷媒の一部をバイパス配管45に流すことによって冷媒の循環量が低下するが、第2熱交換器18のおける凝縮能力を向上させることで冷房能力の低下を防止している。
なお、気液分離器16を設けることによるその他効果としては、暖房運転時に第1熱交換器14における蒸発作用に不要なガス冷媒が取り除かれることによって蒸発器としての能力が向上することがあげられる。
本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成要素には、同一の符号を付してある。また、重複する説明は省略する。
図2に示すように、空気調和装置61は、室外機62と、複数の室内機3とが配管接続されており、制御装置4によって運転制御される。室外機62は、気液分離器16の底部から過冷却器22の内管23に向かうバイパス配管45が設けられている。バイパス配管45は、第1開閉弁65と、流量弁46とが順番に設けられた後に、配管42に合流している。さらに、第1開閉弁65と流量弁46との間からは、ガス配管66が分岐しており、このガス配管66は第2開閉弁67が設けられた後に気液分離器16のガス冷媒部分に接続されている。
2つの開閉弁65,67と、流量弁46とは、制御装置4に含まれる暖房用制御装置70で開閉制御が行われる。暖房用制御装置70は、気液分離器16の飽和ガス冷媒を過冷却器22の内管23に流入させるように制御するもので、流量弁微開手段71と、開閉弁駆動手段72とに機能分割できる。各手段71,72の詳細は、後に説明する。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
冷房運転時には、第2開閉弁67を閉じて第1開閉弁65を開く。第1の実施の形態と同様にして冷媒が第1、第2熱交換器14,18、室内熱交換器31を循環して室内が冷房され、一部の冷媒が室内機3をバイパスして圧縮機10に吸引される。
暖房運転時には、暖房用制御装置70の開閉弁駆動手段72が第2開閉弁67を開き、第1開閉弁65を閉じる。さらに、流量弁微開手段71が流量弁46を微開にする。圧縮機10から吐出される高温高圧のガス冷媒は、四方弁12から室内機3に流入して室内熱交換器31で熱交換して液冷媒になる。液冷媒は、過冷却器22の外管24を通って第2熱交換器18に流入し、一部の液冷媒が熱交換してガス冷媒となり、二相冷媒として気液分離器16に流入する。気液分離器16からは、飽和した液冷媒が第1熱交換器14に流入して熱交換によってガス冷媒が形成される。ガス冷媒は、四方弁12からアキュムレータ41、過冷却器22を通って圧縮機10に吸引される。
ここで、気液分離器16内の飽和ガス冷媒は、第2開閉弁67が開いているので第1熱交換器14をバイパスしてアキュムレータ41から流出するガス冷媒に合流し、過冷却器22の内管23に通って圧縮機10に吸引される。外気温が低いときには、第1熱交換器14で蒸発しきれなかった液冷媒が過冷却器22に流入することがあるが、気液分離器16からの飽和ガス冷媒を混合させることで冷媒の乾き度が大きくなる。また、冷媒の乾き度が大きくなることにより、過冷却器22の内管23を通る冷媒の熱伝達率が低下する。その結果、過冷却器22の能力が低下し、過冷却器22における熱交換が抑制される。
この実施の形態によれば、暖房運転時に以下のような効果が得られる。
気液分離器16からガス配管66を通って流出する飽和ガス冷媒をアキュムレータ41から圧縮機10に向かうガス冷媒に混合させ、過冷却器22の能力を低下させるようにしたので、過冷却器22において外管24から内管23に移動する熱量を低減させることができる。したがって、暖房能力の低下が防止される。
飽和ガス冷媒をバイパスすることによって、圧縮機10に吸引される冷媒の乾き度を大きくしたので、圧縮機10に液冷媒が吸引されることが防止され、圧縮機10の信頼性を確保することができる。
室外機62の第2熱交換器18と第1熱交換器14との間に気液分離器16を設け、気液分離器16から飽和ガス冷媒をバイパスするようにしたので、第1熱交換器14に流入する冷媒を飽和液冷媒にすることが可能になる。第1熱交換器14における蒸発に不要なガス冷媒が取り除かれるので、蒸発器としての能力を向上させることができる。これによって、暖房能力が向上する。
なお、気液分離器16を設けることによる他の効果として、冷房運転時に凝縮に寄与しない液冷媒を取り除き、第2熱交換器18における凝縮能力を向上できることがあげられる。
本発明は、前記の各実施の形態に限定されずに広く応用することができる。
例えば、第1の実施の形態の温度センサ50,51及び冷房用制御装置52と、第2の実施の形態の構成とを備える空気調和装置にすると、第1、第2の各実施の形態の効果が得られる。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置の概略構成を示す図である。 他の形態に係る空気調和装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 空気調和装置
2 室外機
3 室内機
14 第1熱交換器
16 気液分離器
18 第2熱交換器
22 過冷却器
45 バイパス配管
46 流量弁
52 冷房用制御装置
65 第1開閉弁
66 ガス配管
67 第2開閉弁

Claims (2)

  1. 圧縮機で圧縮した冷媒を室外機と室内機とに循環させ、冷媒の循環経路中に形成した過冷却器で低温の冷媒と高温の冷媒とを熱交換させる空気調和装置において、前記室外機の熱交換器は、第1熱交換器と第2熱交換器とを気液分離器を介して接続した構成を有し、前記気液分離器で分離された飽和液冷媒を前記過冷却器の手前で低温の冷媒に合流するようにバイパス配管で接続し、前記バイパス配管には冷媒の通流を制御可能な流量弁を設け、且つ、冷房運転時に、前記過冷却器を流れる低温の冷媒の流入側の冷媒温度と、流出側の冷媒温度の差に基づいて前記流量弁の制御をする冷房用制御装置を設けたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記バイパス配管に前記気液分離器から前記流量弁に至るまでの間に第1開閉弁を設け、前記気液分離器から飽和ガス冷媒を流出させるガス配管を前記バイパス配管の前記流量弁と前記第1開閉弁との間に接続し、前記ガス配管中に第2開閉弁を設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
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