JP4468820B2 - 安定なバコサイドが濃縮された画分を非吸湿性の形態で製造するための方法 - Google Patents
安定なバコサイドが濃縮された画分を非吸湿性の形態で製造するための方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4468820B2 JP4468820B2 JP2004559949A JP2004559949A JP4468820B2 JP 4468820 B2 JP4468820 B2 JP 4468820B2 JP 2004559949 A JP2004559949 A JP 2004559949A JP 2004559949 A JP2004559949 A JP 2004559949A JP 4468820 B2 JP4468820 B2 JP 4468820B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bacoside
- herb
- extract
- acetone
- dried
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K36/00—Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
- A61K36/18—Magnoliophyta (angiosperms)
- A61K36/185—Magnoliopsida (dicotyledons)
- A61K36/80—Scrophulariaceae (Figwort family)
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/28—Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Natural Medicines & Medicinal Plants (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Neurology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Neurosurgery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Public Health (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Mycology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Alternative & Traditional Medicine (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Hospice & Palliative Care (AREA)
- Botany (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Psychiatry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Description
バコサイドA、 融点=250.6℃(分解)
旋光度αD=エタノール中で(−)42°
バコサイドB、 融点=203℃(分解)
旋光度αD=エタノール中で(+)8°
をも報告している。
本発明の主要な目的は、ハーブであるバコパ・モニエラから非吸湿性の形態でバコサイドが濃縮された画分を調製するための改善された方法であって、従来の既知の方法の欠点を克服した方法を提供することにある。
したがって、本発明は、ハーブであるバコパ・モニエラから安定なバコサイドが濃縮された画分を非吸湿性の形態で調製するための有効な方法を提供する。
本発明は、バーブであるバコパ・モニエラの抽出物から、安定なバコサイドが濃縮された画分を非吸湿性形態で調製するための改善された方法を提供し、該方法は以下のステップ:
(i)新たに収穫されたバコパ・モニエラハーブを37〜42℃の温度範囲のオーブン中で4〜6時間、乾燥させ;
(ii)ステップ(i)の乾燥ハーブを離解機中で粉にひき、そしてふるいにかけて、粉にひいたハーブを得て;
(iii)ステップ(ii)の粉にひいたハーブを、改変ソックスレー装置中でヘキサンで抽出してヘキサン抽出物を得て;
(iv)ステップ(iii)で形成されたヘキサン抽出物をソックスレー装置から取り出し、該ハーブを循環熱水で乾燥させ;
(v)ステップ(iv)の乾燥ハーブを、4〜8時間、アセトンで抽出して、望ましくない色及び非バコサイド成分を含むアセトン抽出物を得て;
(vi)ステップ(v)のアセトン抽出されたハーブを、メタノールで抽出して、バコサイドを含むメタノール抽出物を得て;
(vii)ステップ(vi)のメタノール抽出物を減圧濃縮して;
(viii)ステップ(vii)の濃縮メタノール抽出物を、攪拌しながらアセトンに徐々に添加して、粗製バコサイドを優先的に沈殿させ;
(ix)ステップ(viii)の粗製バコサイドを、Nutsche型真空ろ過装置中でろ過し、粗製バコサイド残渣を得て;
(x)ステップ(ix)の粗製バコサイド残渣を水で溶解し、水溶液を得て;
(xi)ステップ(x)の水溶液をn−ブタノールで抽出してn−ブタノール抽出物を得て;
(xii)ステップ(xi)のn−ブタノール抽出物をロータリー真空エバポレーター中、高度の真空下で濃縮して、バコサイドが濃縮された乾燥残渣を得て;
(xiii)ステップ(xii)の乾燥残渣を、攪拌しながら、2〜10部の水に溶解し、1〜5重量%の無毒性安定化剤を添加し、安定なバコサイド溶液を得て;そして、
(xiv)ステップ(xiii)の安定なバコサイド溶液を、90〜110℃の温度でスプレー乾燥し、自由流動性の安定且つ非吸湿性粉末の形態のバコサイドを得ること;
を含む。
CIMAP農場で栽培された1.0kgのバコパ・モニエラハーブを暗所、30℃において24時間、そして、42℃のトレイ型乾熱オーブン中で8時間乾燥した。オーブンの穿孔処理されたトレイ上に、ハーブを3インチの層で均一に広げた。乾燥後、ハーブサンプルの水分含量をチェックし、4.5%と評価した。乾燥ハーブを離解機中で粉末化し、粗い粉末を30メッシュサイズのふるいを通した。サイズの大きすぎる物質を離解機中に戻した。400グラムの粉末乾燥ハーブを、改変されたガラスソックスレー装置の薬物容器中に入れた。2.5リッターのヘキサンを再沸フラスコ中にとり、水浴上で加熱して溶媒を沸騰させ、溶媒のハーブ層中での循環を開始した。ソックスレー装置をこのようにして持続的に5時間作動させ、ハーブ材料を脱脂した。ヘキサン抽出物を溶媒の回収のために取り出した。70〜75℃の熱水をソックスレー装置の改変された薬物容器ジャケットを通して、残りの溶媒を蒸発させることによってハーブ層を乾燥させた。次に、2.5リッターのアセトン溶媒を再沸フラスコにとり、水浴上で加熱して、溶媒のハーブ層中での循環を開始した。ソックスレー装置を5時間作動させて、望ましくない成分及び着色物質をハーブから除去した。溶媒の回収のために、アセトン抽出物を再沸フラスコから取り出し、ハーブ層を上記と同じ方法で乾燥させた。乾燥後、2.5リッターのメタノール溶媒によってハーブ層の3回目の抽出を行った。ソックスレー装置を6時間作動させて、完全にバコサイドを溶解させた。そして、メタノール抽出物をソックスレー装置から取り出し、ロータリー真空エバポレーターに移して、溶媒を回収した。抽出物を約100mlの最終体積まで濃縮した。バコサイドを含む濃縮された抽出物を、400mlのアセトンを入れた容器に攪拌しながらゆっくりと加えて、バコサイドを他のアセトン不溶性物質とともに沈殿させた。Nutsche型真空ろ過装置中でスラリーをろ過し、溶媒を除去した。次に、沈殿を50mlの水に溶解した。そして、この溶液を5×15mlのn−ブタノールで抽出して、バコサイドを溶媒相へ移した。2つの相を分離し、ブタノール抽出物をロータリー真空エバポレーターへ移し、50〜55℃の温度において高度の真空下で濃縮した。バコサイドを含む、効果的に乾燥された物質(9.80グラム)を100mlの水に容器中で攪拌しながら溶解し、0.2グラムのβ‐シクロデキストリンを安定化剤として溶液に添加した。攪拌をさらに1.5時間続けた。次に、溶液をスプレーノズル及び生成物を集めるためのサイクロン装置を備えた乾熱スプレー乾燥機に入れた。サイクロン装置における熱空気の温度は、100〜110℃に維持した。最終生成物(7.80グラム)を、薄黄色の自由流動性且つ非吸湿性の粉末として回収した。生成物中のバコサイドAのパーセンテージは、HPTLC法によって推定した。5.0mgのサンプルを2mlのメタノールに溶解した。バコサイドA標準品とともにサンプルをTLCプレート(60F254、シリカゲル、Merck)に適用し、酢酸エチル:メタノール:蒸留水(60:14:10)で流した。プレートを8cmの高さまで展開し、プレートをバニリン‐硫酸試薬(バニリン:硫酸:酢酸エチル‐1g:5ml:5ml)に浸漬し、次いでプレートを110℃で15分間加熱することによってスポットを可視化した。青色のバコサイドAスポットを二重波長吸収‐反射モードを使用し、バックグラウンドを差し引いて、1×2の光スリットを使用して(高さ0.4mm×幅1.2mm:Shimadzu CS930デンシトメーター使用)、620nm及び430nmにおいてスキャンした。可変量のバコサイドAを使用してプロットした較正曲線を、サンプル中のバコサイドA含量%を推定するために使用した。本発明のこの方法によって、28%のバコサイドAを含む生成物が得られた。バコパ・モニエラ乾燥重量に基づく生成物の回収率は、1.95%であった。
同じ方法を、35Kgの乾燥バコパ・モニエラハーブを用いるパイロットプラント規模で実施したが、ステンレススチールパイロットプラント装置を使用した。CIMAP農場で栽培された150Kgのバコパ・モニエラハーブを暗所、32℃で24時間乾燥させ、さらに乾熱トレイ型オーブン中、40〜42℃で8時間乾燥させて、最終水分含量4%とした。乾燥ハーブ材料を離解機中で粉にひいて、約30メッシュサイズとした。35Kgの乾燥ハーブ材料をステンレススチールのソックスレープラントの薬物容器中に負荷した。200リッターのヘキサン溶媒をポンプを用いて薬物容器中に入れ、完全にハーブ材料を浸漬した。2.0時間の接触時間の後、抽出物を再沸ケトル(抽出物の体積:165リッター)に流し込んだ。10psigのライン圧の蒸気を再沸ケトルのジャケット中に通し、ヘキサンを蒸留し、これを薬物容器中へ、ハーブ層よりも2インチ上のレベルとなるまで再びスプレーした。2回目の洗浄のためには、2.0時間の接触時間とした。3回目および4回目の洗浄を上記と同じ方法で行った。ヘキサンを蒸留によって抽出物から回収し、濃く着色した残渣は除いた。ハーブに付着した残った溶媒は、薬物容器ジャケット中の75℃の循環熱水によって回収した。ハーブ層を乾燥後、27℃の200リッターのアセトンを薬物容器にポンプを使用して入れ、乾燥した脱脂ハーブを完全に浸漬した。ハーブを2.0時間の接触時間で4回洗浄して、望ましくない成分および着色物質を除去した。アセトン抽出物を蒸留して溶媒を回収した。ハーブ層を上記と同じ方法で乾燥させた。乾燥後、200リッターのメタノールをポンプを使用して薬物容器中に入れた。ハーブを2.0時間の接触時間で4回洗浄して、バコサイドを溶解させた。ソックスレー装置の再沸ケトル中でメタノール抽出物を2分の1の体積に濃縮した。さらなる処理のために、濃縮物をステンレスチールの攪拌薄膜蒸留装置(WFE)へ移した。系を275ミリバールの真空下に保持した。テフロン(登録商標)ワイパーの回転速度を290rpmに設定し、60℃の熱水をエバポレータージャケット内で循環させた。WFE処理から、10.5リッターの濃縮抽出物が得られた。抽出物をその後、ゆっくりと45リッターのアセトンを入れた機械的攪拌機のステンレススチール容器に移した。溶液の攪拌を1時間続けた。そして、内容物を密閉したステンレススチール真空ろ過装置に移してアセトン溶媒を除去した。ろ過ケーキを取り除き、8リッターの水に溶解した。その後、溶液を往復攪拌機を備えた「KARR」液液抽出カラムに移した。水溶液を向流モードの液液抽出カラム中で10リッターのn−ブタノールと接触させ、バコサイドをブタノール相に移した。そして、5〜10トルの高度の真空下、温度45〜50℃において抽出物を濃縮するために、ブタノール相をステンレススチールの攪拌薄膜蒸留装置にポンプを使用して入れた。バコサイドを含む濃縮された物質(1.00kg)を、ステンレススチール容器中で4.0リッターの水に攪拌しながら溶解し、安定化剤として18グラムのβ‐シクロデキストリンを添加し、1.5時間攪拌した。次に、溶液を、スプレーノズルと生成物を集めるためのサイクロン装置を備えた乾熱スプレー乾燥機に入れた。サイクロンにおける熱い空気の温度は、100〜110℃に維持した。バコサイドを含む生成物(710グラム)を薄黄色の自由流動性且つ非吸湿性の粉末として得た。乾燥ハーブに基づく回収率は2.02%であった。生成物中のバコサイド含量は、HPTLC法により推定し、実施例1に例解された分析方法によれば、生成物中のバコサイドAのパーセンテージは26%であった。
1. ベンゼン及び鉛塩のような有毒且つ潜在的に発がん性の化学物質を必要とする従来技術による方法とは異なり、改善された方法は、ヘキサン、アセトン及びメタノールなどの比較的無毒性の溶媒を使用することによって、バコパ・モニエラからバコサイドが濃縮された抽出物を製造することを達成する。
2. 改善された方法においては、ハーブの脱脂はベンゼンの代わりにヘキサンを使用することによって実施される。ヘキサンは、より低い沸点及び18%低い蒸発潜熱によって、方法にかかる加熱の費用をより低くし、そしてより重要なことは、ヘキサンの場合、残留溶媒のレベルが低くなる。
3. 改善された方法は、薬物容器に熱水ジャケットを備えた改変されたソックスレー抽出機を使用する。この変更は、第二の溶媒による抽出の開始前に、ハーブ層から残留する第一の溶媒を除去するために有用であり、したがって、同じ抽出系において複数の溶媒による抽出を可能とする。従来技術のいずれも、それらにおいて使用される抽出装置及び技術についての情報を提供していない。
4. バコサイドを含有するバコパ・モニエラから得られた抽出物が非常に吸湿性であり、乾燥することが非常に困難で、さらなる製剤化をきわめて困難且つ不正確なものとすることが観察されてきた。V Elangovanらにより報告された従来技術の方法は、彼らの実験的試験において使用するために、バコパ・モニエラの乾燥に凍結乾燥を使用した。乾燥技術としての凍結乾燥は、時間がかかり、非常に低い温度と10-3〜10-4ミリバールの高度の真空を作り出すことを必要とし、それは、非常に費用のかかる装置と非常にエネルギーを必要とする操作によって達成されなければならなかった。本発明の改善された方法は、最終生成物を非吸湿性で均一な粒子サイズの自由流動性粉末として得るための、より迅速で低コストの代替法として、安定化された抽出物のスプレー乾燥法を使用する。
5. 改善された方法におけるバコサイドを含有する抽出物の安定化は、医薬製剤中の賦形剤として十分に受け入れられている、マンニトール、マルトデキストリン、β‐シクロデキストリン、ポリビニルアルコールなどの無毒性の安定化剤の賢明な使用(1〜5%のレベル)によって達成される。バコパ・モニエラのバコサイド含有抽出物の安定化は、これまで報告されていない。
6. 従来技術による方法は、いやな苦い味を有する抽出物を生じた。それは、濃い緑色をしていた。バコパ・モニエラ抽出物は栄養補助食品及び健康食品を製剤するために使用されるため、抽出物が美味で色が薄いことは、味がよく外観の美しい最終製剤を達成するために最も重要なことである。本発明の方法は、選択的な溶媒を使用することによって、苦い味の成分を除去することができる。
Claims (13)
- ハーブであるバコパ・モニエラの抽出物からバコサイドが濃縮された画分を非吸湿性の形態で調製するための改善された方法であって、以下のステップ:
(i)新たに収穫されたバコパ・モニエラハーブを37〜42℃の温度範囲のオーブン中で4〜6時間、乾燥させ;
(ii)ステップ(i)の乾燥ハーブを離解機中で粉にひき、そしてふるいにかけて、粉にひいたハーブを得て;
(iii)ステップ(ii)の粉にひいたハーブを、改変ソックスレー装置中でヘキサンで抽出してヘキサン抽出物を得て;
(iv)ステップ(iii)で形成されたヘキサン抽出物をソックスレー装置から取り出し、該ハーブを循環熱水で乾燥させ;
(v)ステップ(iv)の乾燥ハーブを、4〜8時間、アセトンで抽出して、望ましくない色及び非バコサイド成分を含むアセトン抽出物を得て;
(vi)ステップ(v)のアセトン抽出されたハーブを、メタノールで抽出して、バコサイドを含むメタノール抽出物を得て;
(vii)ステップ(vi)のメタノール抽出物を減圧濃縮して;
(viii)ステップ(vii)の濃縮メタノール抽出物を、攪拌しながらアセトンに徐々に添加して、粗製バコサイドを優先的に沈殿させ;
(ix)ステップ(viii)の粗製バコサイドを、Nutsche型真空ろ過装置中でろ過し、粗製バコサイド残渣を得て;
(x)ステップ(ix)の粗製バコサイド残渣を水で溶解し、水溶液を得て;
(xi)ステップ(x)の水溶液をn−ブタノールで抽出してn−ブタノール抽出物を得て;
(xii)ステップ(xi)のn−ブタノール抽出物をロータリー真空エバポレーター中、高度の真空下で濃縮して、バコサイドが濃縮された乾燥残渣を得て;
(xiii)ステップ(xii)の乾燥残渣を、攪拌しながら、2〜10部の水に溶解し、1〜5重量%の無毒性安定化剤を添加し、安定なバコサイド溶液を得て;そして、
(xiv)ステップ(xiii)の安定なバコサイド溶液を、90〜110℃の温度でスプレー乾燥し、自由流動性の安定且つ非吸湿性粉末の形態のバコサイドを得ること;
を含み、ここでステップ(xiii)において使用される無毒性安定化剤が、マンニトール、マルトデキストリン、β‐シクロデキストリン及びポリビニルアルコールから成る群から選ばれる、前記方法。 - ステップ(ii)において、上記粉にひかれたハーブの粒子サイズが、30〜40メッシュの範囲にある、請求項1に記載の方法。
- ステップ(iii)において、上記乾燥バコパ・モニエラハーブが、薬物容器に熱水ジャケットが取り付けられた改変ソックスレー抽出機中で抽出される、請求項1に記載の方法。
- ステップ(iii)において、上記粉にひかれたハーブを脱脂するために、該ハーブがヘキサンで抽出される、請求項1に記載の方法。
- ステップ(iv)において、上記ハーブが、上記ジャケット中を循環する、70〜75℃の温度範囲の熱水によって乾燥される、請求項1に記載の方法。
- ステップ(vii)において、バコサイドを含有する上記抽出物が、そのもとの体積の20分の1に濃縮される、請求項1に記載の方法。
- 上記抽出物が、高度の真空下、45〜55℃の温度範囲において、攪拌薄膜蒸留装置を使用して濃縮される、請求項6に記載の方法。
- ステップ(viii)において、粗製バコサイドが、過剰量のアセトンとともに攪拌することによって、濃縮メタノール抽出物から沈殿させられる、請求項1に記載の方法。
- 上記メタノール抽出物とアセトンの重量/重量比が、1:4〜1:10の範囲にある、請求項8に記載の方法。
- ステップ(xi)において、バコサイドの濃度を濃縮し、それによってより高い生成物純度を得るための選択的溶媒として、n−ブタノールが使用される、請求項1に記載の方法。
- バコパ・モニエラの乾燥重量に対するバコサイドの回収率が、1.5〜2.5%の間の範囲である、請求項1に記載の方法。
- 得られた上記粉末が、20〜30%のバコサイドAを含む、請求項1に記載の方法。
- 上記粉末中のバコサイドの上記パーセンテージが、HPTLC分析によって推定される、請求項12に記載の方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/IB2002/005452 WO2004054599A1 (en) | 2002-12-18 | 2002-12-18 | Process for preparing stable bacosites enriched fraction in non-hygroscopic form |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006514022A JP2006514022A (ja) | 2006-04-27 |
JP4468820B2 true JP4468820B2 (ja) | 2010-05-26 |
Family
ID=32587404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004559949A Expired - Lifetime JP4468820B2 (ja) | 2002-12-18 | 2002-12-18 | 安定なバコサイドが濃縮された画分を非吸湿性の形態で製造するための方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1575603B1 (ja) |
JP (1) | JP4468820B2 (ja) |
AU (1) | AU2002348723A1 (ja) |
CA (1) | CA2510303C (ja) |
DE (1) | DE60216161T2 (ja) |
WO (1) | WO2004054599A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1833692B (zh) * | 2005-03-15 | 2010-08-11 | 成都华高药业有限公司 | 一种假马齿苋提取物及其制备方法和用途 |
WO2006117795A1 (en) | 2005-05-03 | 2006-11-09 | Raju Gokaraju Ganga | A process for producing enriched fractions containing upto 100% of bacopasaponins from the plant materials of bacopa species |
WO2007141807A2 (en) * | 2006-06-07 | 2007-12-13 | Amit Agarwal | A synergistic herbal composition from bacopa species for management of neurodegenerative disorders and a process of preparation thereof |
JP2008074785A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Asahi Breweries Ltd | 脳機能改善組成物 |
JP2009091309A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Japan Organo Co Ltd | バコパモニエラエキスを含有する組成物およびその製造方法ならびに飲食品 |
CN106831932A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-06-13 | 陕西嘉禾生物科技股份有限公司 | 一种从假马齿苋中提取分离假马齿苋皂甙的方法 |
CN114671755B (zh) * | 2022-04-24 | 2023-07-28 | 陕西嘉禾生物科技股份有限公司 | 一种高含量玛咖烯的制备方法 |
-
2002
- 2002-12-18 CA CA2510303A patent/CA2510303C/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-12-18 EP EP02781670A patent/EP1575603B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-12-18 AU AU2002348723A patent/AU2002348723A1/en not_active Abandoned
- 2002-12-18 DE DE60216161T patent/DE60216161T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-12-18 WO PCT/IB2002/005452 patent/WO2004054599A1/en active IP Right Grant
- 2002-12-18 JP JP2004559949A patent/JP4468820B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1575603B1 (en) | 2006-11-15 |
DE60216161D1 (de) | 2006-12-28 |
JP2006514022A (ja) | 2006-04-27 |
WO2004054599A1 (en) | 2004-07-01 |
CA2510303C (en) | 2011-03-22 |
EP1575603A1 (en) | 2005-09-21 |
DE60216161T2 (de) | 2007-11-22 |
AU2002348723A1 (en) | 2004-07-09 |
CA2510303A1 (en) | 2004-07-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3041803B2 (ja) | 植物またはその抽出物からアントシアノシド類を高純度で含有する抽出物の調製方法 | |
JPH0657118B2 (ja) | スパイス抽出物の製造方法 | |
KR19980024298A (ko) | 2차 반응 산물이 없거나 또는 거의 없는, 안정하고 균질한 추출물의 제조 방법 | |
JP2009501708A (ja) | チョウセンアザミ抽出物、その使用及びそれを含む配合物 | |
JP7458978B2 (ja) | シコウカ地上部の抽出物およびその製造方法 | |
KR960008289B1 (ko) | 물함유 유기용매에 의하여 얻은 추출물을 함유하는 조성물 및 그 제조방법 | |
JP4468820B2 (ja) | 安定なバコサイドが濃縮された画分を非吸湿性の形態で製造するための方法 | |
KR100601395B1 (ko) | 수용성 프로폴리스 추출물 및 분말의 제조 방법 | |
EP2114425A1 (en) | Integrated production of phytochemical rich plant products or isolates from green vegetation | |
US6833143B1 (en) | Process for the preparation of a extract rich in bacosides from the herb Bacopa monniera | |
WO2021021014A1 (en) | Pharmaceutical preparation with curcuminoids nanoparticles and a method for producing the same | |
JP4220426B2 (ja) | 肝臓病治療用医薬組成物及びその製造方法 | |
CA2304493A1 (en) | Flavonolignan preparations, especially silymarin preparations | |
KR20020031288A (ko) | 엽록소 추출 방법 | |
JP2009013194A (ja) | 柚子種子由来の精油及び固形物 | |
AT400673B (de) | Verfahren für die herstellung von heilpflanzenextrakten | |
KR0128493B1 (ko) | 장원 연질캅셀의 제조방법 | |
DE2609533B2 (de) | Verfahren zur Extraktion von Wirkstoffen, insbesondere von Heterosidestern der Kaffeesäure, sowie diese Verbindungen enthaltende Arzneimittel | |
Holy et al. | Hepato-renal toxicity of Gongronema latifolium extracts on streptozocin induced diabetes in rats | |
JPS62207289A (ja) | アスコルビン酸―ゲラニイン結合体 | |
KR20010086667A (ko) | 간경화의 예방 및 치료용 의약조성물 | |
JPH0491768A (ja) | 生薬性活性ハーブ精油健康飲料の製造法 | |
JPH04121169A (ja) | 生薬配合及びビタミン強化卵油の製造法 | |
JP2023537185A (ja) | 高いオエノテインb含有量を有するエピロビウム属の抽出物の調製プロセス | |
Bhukan et al. | REVIEW ON HEPATOPROTECTIVE MEDICINAL PLANTS |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090707 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20091006 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20091014 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100126 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305 Year of fee payment: 3 |