JP4467417B2 - 融雪電線、ドラム巻き融雪電線、及び架空融雪電線施工方法 - Google Patents

融雪電線、ドラム巻き融雪電線、及び架空融雪電線施工方法 Download PDF

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Description

この発明は、電線に融雪線を巻き付けた融雪電線、及び、これを電線ドラムに巻き付けたドラム巻き融雪電線、及び、融雪線を巻き付けた架空融雪電線を施工する架空融雪電線施工方法に関する。
従来より架空送電線からの落雪対策として、図3に示すように、電線1に融雪線2を巻き付ける方法が採用されている。電線1に融雪線2を巻き付けたものを融雪電線3という。融雪線2は、磁性線材をスパイラル状に成形加工したものであり、この融雪線2を電線1に巻き付けることにより、電線に流れる電流で生じる交番磁界により融雪線2に渦電流を発生させ、渦電流損及びヒステリシス損による発熱で、電線1に付着した雪を融かすものである。磁性線材には、キュリー点が数100℃以下である低キュリー材が用いられ、これにより冬季の低温時には、低キュリー材である融雪線2が強磁性化して渦電流損が増しかつヒステリシス損も加わって発熱量が大となり、融雪効果が高くなる。そして、冬季以外の高温時では融雪線2が常磁性を示して、発熱量が低下し、無用な発熱は避けられる。
従来、この種の架空融雪電線を施工する場合、既設電線の場合は架線された電線に融雪線を巻き付ける作業を行っているが、新設電線の場合でも、電線を架線した後に、電線への融雪線の巻き付け作業を行っている。なお、同じ技術分野なので特許文献1、2として記載した特開2000−59664号及び特開2003−134651号では、融雪線の巻き付け作業を架線後に行う旨の明確な記載は必ずしもしていないが、以下にも説明する通り、実際には電線架線後に行う。
上記のように融雪線の電線への巻き付けを、電線を架線した後に行う必要がある理由について説明する。
(1)電線に巻き付けられた融雪線の端末部には、ばらけ防止のため、端止ロッドや端止金具等と呼ばれる端末固定金具を取り付ける必要がある。例えば端止ロッドは、線材を螺旋状に成形加工したスパイラルロッドであって、架設された融雪電線(架空融雪電線)を示した図4の端止ロッド4のように、これを融雪線2の端末部に巻き付けることにより、融雪線2の端末部を電線1に固定する。この端止ロッド4には、外径6〜8mm程度の剛性のある線材(例えば鋼線にアルミを被覆した線材あるいはアルミ合金線等)を用いて、十分堅固な巻き締め力が得られるようにしている。なお、図4では概ね3ターン螺旋の5本の端止ロッド4を、隣り合うものどうしを密着させて巻き付けている。
(2)落雪対策は径間全体(鉄塔と鉄塔との間全体)に行われることはほとんどなく、図5に示すように、道路や工作物5の上など、径間の電線の一部に対して行われることが多い。図5で1は電線(架空送電線)、6は落雪対策部分すなわち融雪線2を巻き付けた部分である。
(3)よって、電線を延線する前に融雪線を巻き付けた場合は、端末固定金具が、架線工具である図6に示すごとき金車7を通過する必要がある。
(4)しかし、端止ロッド4等の端末固定金具は曲げ剛性が大きかったり、電線に比べ寸法が大きいため、金車7を通過することができない。このため、上述の通り、電線への融雪線の巻き付けは、電線架線後に行う必要があった。
(5)また、端末固定金具は曲げ剛性が大きかったり、電線に比べ寸法が大きいため、端末固定金具を取り付けた状態で電線をドラムに巻くことは困難であり、電線運搬上の理由からも、融雪線の巻き付けは電線架線後に行う必要があった。
特開2000−59664号 特開2003−134651号
上記従来方法のように、既に架線された電線に融雪線を巻き付けることは、空中での作業となるので、多大な時間と労力を必要とし、施工費用も高くなるという欠点があった。
本発明は、上記従来の欠点を解消するためになされたもので、融雪線の巻き付け作業に必要な作業時間と労力を削減し施工費用を低減可能にすることを目的とする。
上記課題を解決する請求項の発明は、磁性線材を螺旋状に成形加工した融雪線を電線に螺旋状に巻き付けてなる融雪電線であって、
架設しようとする電線の所要範囲に融雪線を巻き付け、この融雪線の端末部に
当該融雪線の端末部が架線する迄の間ばらけないように仮固定できる程度の剛性を持つ仮固定用金属線材を螺旋状に巻き付け、その上から粘着テープを巻き付けて、融雪線の端末部を電線に固定したことを特徴とする。
請求項の発明は、磁性線材を螺旋状に成形加工した融雪線を電線に螺旋状に巻き付けてなる融雪電線であって、
架設しようとする電線の所要範囲に融雪線を巻き付け、この融雪線の端末部に
当該融雪線の端末部が架線する迄の間ばらけないように仮固定できる程度の剛性を持つ仮固定用金属線材を螺旋状に巻き付け、その上から弾性を持つ保護部材を被せ、さらにその上から粘着テープを巻き付けて、融雪線の端末部を電線に固定したことを特徴とする。
請求項の発明は、磁性線材を螺旋状に成形加工した融雪線を電線に螺旋状に巻き付けてなる融雪電線であって、
架設しようとする電線の所要範囲に融雪線を巻き付け、この融雪線の端末部に
当該融雪線の端末部が架線する迄の間ばらけないように仮固定できる程度の剛性を持つ仮固定用金属線材を螺旋状に巻き付け、その上からゴムバンドを巻き付け、さらにその上から粘着テープを巻き付けて、融雪線の端末部を電線に固定したことを特徴とする。
請求項は、請求項1〜3の融雪電線において、仮固定用金属線材が、径が3mmφ以下の樹脂被覆付き又は樹脂被覆なしの鉄線であることを特徴とする。
請求項の発明のドラム巻き融雪電線は、請求項1〜の融雪電線を電線ドラムに巻き取ったことを特徴とする。
請求項の発明は、磁性線材を螺旋状に成形加工した融雪線を架空送電線に螺旋状に巻き付けてなる架空融雪電線を施工する架空融雪電線施工方法であって、
架設しようとする電線の所要範囲に融雪線を巻き付けこの融雪線の端末部に当該融雪線の端末部が架線する迄の間ばらけないように仮固定できる程度の剛性を持つ仮固定用金属線材を螺旋状に巻き付けた融雪電線を架線し、次いで融雪線の端末部の仮固定用金属線材を除去した後、その端末部に、前記仮固定用金属線材の線材より大径かつ剛性の高い金属線材を螺旋状に成形加工した本固定用の端末固定金具を巻き付けて、融雪線の端末部を架空送電線に固定することを特徴とする。
請求項の発明は、磁性線材を螺旋状に成形加工した融雪線を架空送電線に螺旋状に巻き付けてなる架空融雪電線を施工する架空融雪電線施工方法であって、
請求項の融雪電線を架線し次いで融雪線の端末部の粘着テープと仮固定用金属線材とを、又は請求項2の融雪電線を架線し次いで融雪線の端末部の粘着テープと保護部材と仮固定用金属線材とを、又は請求項3の融雪電線を架線し次いで融雪線の端末部の粘着テープとゴムバンドと仮固定用金属線材とを除去した後、その端末部に、前記仮固定用金属線材の線材より大径かつ剛性の高い金属線材を螺旋状に成形加工した本固定用の端末固定金具を巻き付けて、融雪線の端末部を架空送電線に固定することを特徴とする。
請求項の発明は、磁性線材を螺旋状に成形加工した融雪線を架空送電線に螺旋状に巻き付けてなる架空融雪電線を施工する架空融雪電線施工方法であって、
請求項の融雪電線を架線し、次いで融雪線の端末部の粘着テープを除去しかつゴムバンドを除去した後、仮固定用金属線材を融雪線中央側から端末に向けて巻き解いて除去しつつ、その端末部に、前記仮固定用金属線材の線材より大径かつ剛性の高い金属線材を螺旋状に成形加工した本固定用の端末固定金具を、融雪線中央側から端末に向けて巻き付けて、融雪線の端末部を架空送電線に固定することを特徴とする。
本発明の融雪電線、あるいはドラム巻き融雪電線、あるいは架空融雪電線施工方法によれば、融雪線を電線に巻き付ける作業を工場で行うことができるので、架線された電線に融雪線を巻き付ける従来方法と比較して、融雪線の巻き付け作業が著しく容易になり、融雪線の巻き付けに要する時間と労力を大幅に削減することができ、また、施工費用を低減することができる。
以下、本発明を実施した融雪電線、及びドラム巻き融雪電線、及び架空融雪電線施工方法について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例の融雪電線を説明するもので、予め工場で、図1(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)の手順で製造される。図1(イ)は架設しようとする電線1を示す。図1(ロ)に示すように、架線しようとする電線1の所要範囲に、磁性線材を螺旋状に成形加工した融雪線2を螺旋状に巻き付ける。電線1に融雪線2を巻き付けたものを融雪電線3といい、また、融雪線2の端末部を端末固定部材で固定した状態のものも融雪電線3という。
融雪線2は、磁性線材をスパイラル状に成形加工したものであり、背景技術の説明で述べた通りの作用をするものである。磁性線材には、キュリー点が数100℃以下である低キュリー材が用いられるが、例えば、ニッケル(Ni)5%、クロム(Cr)10%、シリコン(Si)1%、鉄(Fe)残部からなる合金等を用いられることができる。
次いで、図1(ハ)に示すように、その融雪線2の端末部に細い仮固定用金属線材11を螺旋状に巻き付ける。
この仮固定用金属線材11は、融雪線2の端末部を長期に渡って安定して固定するものではなく、架線する迄の間ばらけないように(後述の粘着テープを用いて又は用いないで)仮固定できる程度の剛性があれば足りる。また、後述するように融雪電線3を電線ドラムに巻き取った時に電線1を傷つけない程度の軟らかい材質のものがよい。仮固定用金属線材11として種々の金属線材を用いることができるが、いわゆるバインド線と称される線材を用いることができる。バインド線、例えば径が3mmφ以下の樹脂被覆付き又は樹脂被覆なしの鉄線(亜鉛メッキ鉄線やなまし鉄線等)は、後述するように電線ドラムへの巻き取りや金車通過に支障とならない線径及び剛性を持つので、融雪線2の端末部を仮固定するものとして好適である。また、鉄線以外にアルミ合金線や銅線を用いることもできる。
なお、図1(ハ)では3本の仮固定用金属線材11を概ね3回(3周)巻き付けているが、本数及び巻き付け回数は、仮固定の機能が得られるような本数及び巻き付け回数に設定する。また、仮固定用金属線材11が複数本の場合、隣り合うものどうしを密着させても密着させなくてもよい。仮固定用金属線材11は、予め螺旋状に成形加工しておく必要はないが、予め螺旋状に成形加工しておくことを除外はしない。要するに、仮固定機能が得られればよい。
次いで、図1(ニ)に示すように、仮固定用金属線材11の上から保護部材としてのゴムバンド12を巻き付ける。ゴムバンド12に代えてゴムシートを用いることもできる。保護部材としてゴム材は、弾性を持ち緩衝材として機能するので、電線1が傷付くこと等を防ぐために適切である。なお、その厚さは緩衝機能を考慮して適切な厚さに設定する。なお、ゴム以外の材質で弾性を持つバンドあるいはシートを用いることもできる。
次いで、ゴムバンド12の上から、図1(ホ)のように、ビニルテープ(粘着テープ)13を巻き付けて、ゴムバンド12を仮固定用金属線材11の上に固定すると同時に、仮固定用金属線材11を電線1にしっかり固定する補強作用もする。以上により融雪線2の端末部が電線1に仮固定される。仮固定部(仮固定用金属線材11、ゴムバンド12、ビニルテープ13の部分)を符号14で示す。なお、保護部材を用いない場合には、仮固定用金属線材11の上から直接粘着テープを巻き付ける。
上記のように、細く剛性の低い仮固定用金属線材11を巻き付けて融雪線2の端末部を固定することで、図2に模式的に示すように、電線ドラム15に巻き取ることが可能となる。電線ドラム15の胴部を15a、鍔を15bで示す。すなわち、端止ロッド4(図4参照)等の恒久的な端末固定金具を取り付けた状態では、背景技術の説明で述べた通り、端止金具は曲げ剛性が大きく、電線に比べ寸法が大きいため、電線をドラムに巻くことは困難であるが、上記の仮固定用金属線材11は細く剛性の低い線材なので、電線ドラム15に巻くことができる。
また、仮固定部14の仮固定用金属線材11は露出せず、かつゴムバンド12が緩衝材となるので、融雪電線3を電線ドラム15に積層巻きした状態で仮固定用金属線材11が電線1を傷付けることを防止できる。
また、ゴムバンド12が緩衝材となることで、積層巻きした融雪電線3の圧力で仮固定用金属線材11あるいは融雪線2が破断することも防止できる。
上記の融雪電線3を施工する場合、電線ドラム15に巻き取った融雪電線3すなわちドラム巻き融雪電線30を施工現場に運搬する。施工現場では、延線車を用いて融雪電線3を電線ドラム15から繰り出して、1つ又は複数の鉄塔径間に延線する。延線の際、図6のごとき金車7を通過するが、仮固定用金属線材11は、恒久的な端末固定金具である端止ロッド4と異なり、細く剛性の低い線材なので、また、ゴムバンド12やビニルテープ13が支障になることもないので、金車7を通過する際に支障とならない。
延線後、融雪線2の端末部のビニルテープ13を除去しかつゴムバンド12を除去する。この場合ビニルテープ13は、巻きほどいて除去しなくても、カッターで電線長手方向に切り裂いて除去することができるので、ビニルテープ13の除去は簡単に済む。なお、カッターでビニルテープ13を切り裂く際、ゴムバンド12が下にあるので、電線1や融雪線2を傷付ける恐れはない。また、ビニルテープ13と電線1との間にゴムバンド12が介在しているので、ビニルテープ13が電線1に強く粘着して除去しにくいということもなく、ビニルテープ13は簡単に除去できる。
次いで、仮固定用金属線材11を除去し、その端末部に恒久的な端末固定金具である端止ロッド4を巻き付ける。その際に、仮固定用金属線材11を融雪線中央側から端末に向けて(すなわち図1(ハ)で矢印aの範囲を右側から左側に向かって)巻き解いて除去しつつ、端止ロッド4を融雪線中央側から端末に向けて(すなわち図4で矢印bの範囲を右側から左側に向かって)巻き付けるとよい。これにより、融雪線2の端末部を押さえたまま正規の端止ロッド4で固定できる。こうして、架空送電線1に巻き付けられた融雪線2の端末部が端止ロッド4で架空送電線1に固定される。
なお、端止ロッド4は従来と同様のものを用いるが、アルミ合金線、あるいは、低キュリー材のFe-Ni合金線にアルミ被覆を施した線を用いることができる。
上述のように、本発明によれば、融雪線2の電線1への巻き付けを工場にて行うことができるので、電線上(空中)で融雪線を巻き付ける作業が不要となり、施工時間の短縮、労力の軽減を図ることができ、施工費用を安くでき、また、危険を伴う作業の削減が図られる。
上述では新設線路に適用する場合として説明したが、既設線路の落雪対策として本発明を適用することができる。すなわち、既設線路に落雪対策が必要となった場合に、既設の架空送電線に融雪線を巻き付ける工事は、上記のように多大な時間、労力、費用を要し、また、危険が伴うが、本発明のように、工場にて融雪線を巻き付けた融雪電線を製造し、これを既設電線と張り替える施工方法を採用する方が、時間、労力、費用の面、及び安全性の面で有利な場合も多いと考えられる。また、施工時間を短縮できるので、送電停止時間(作業のための送電線を停電する時間)を最小限に抑えることができ、これらを総合的に考慮すると、本発明方法を採用する方が有利になる場合がさらに多くなると考えられる。
また、架空送電線のリプレース(老朽化した架空送電線の張り替え)の際に本発明方法を採用すれば、架空送電線のリプレースと落雪対策を同時に行うことができ、効率的である。
本発明の一実施例の融雪電線を説明するもので、同図(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)の手順で製造される。 図1の融雪電線を電線ドラムに巻き取ったドラム巻き融雪電線の模式的な断面図である。 融雪線の端末部を固定していない状態で示した融雪電線の融雪線端末部近傍の正面図である。 架設工事完了状態の架空融雪電線の融雪線端末部近傍の正面図である。 鉄塔径間に架設された架空融雪電線を示す図である。 上記の融雪電線の架設工事に用いる金車を示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は左側面図である。
符号の説明
1 電線
2 融雪線
3 融雪電線
4 端止ロッド(端末固定金具)
11 仮固定用金属線
12 ゴムバンド(保護部材)
13 ビニルテープ(粘着テープ)
14 仮固定部
15 電線ドラム
30 ドラム巻き融雪電線

Claims (8)

  1. 磁性線材を螺旋状に成形加工した融雪線を電線に螺旋状に巻き付けてなる融雪電線であって、
    架設しようとする電線の所要範囲に融雪線を巻き付け、この融雪線の端末部に
    当該融雪線の端末部が架線する迄の間ばらけないように仮固定できる程度の剛性を持つ仮固定用金属線材を螺旋状に巻き付け、その上から粘着テープを巻き付けて、融雪線の端末部を電線に固定したことを特徴とする融雪電線。
  2. 磁性線材を螺旋状に成形加工した融雪線を電線に螺旋状に巻き付けてなる融雪電線であって、
    架設しようとする電線の所要範囲に融雪線を巻き付け、この融雪線の端末部に
    当該融雪線の端末部が架線する迄の間ばらけないように仮固定できる程度の剛性を持つ仮固定用金属線材を螺旋状に巻き付け、その上から弾性を持つ保護部材を被せ、さらにその上から粘着テープを巻き付けて、融雪線の端末部を電線に固定したことを特徴とする融雪電線。
  3. 磁性線材を螺旋状に成形加工した融雪線を電線に螺旋状に巻き付けてなる融雪電線であって、
    架設しようとする電線の所要範囲に融雪線を巻き付け、この融雪線の端末部に
    当該融雪線の端末部が架線する迄の間ばらけないように仮固定できる程度の剛性を持つ仮固定用金属線材を螺旋状に巻き付け、その上からゴムバンドを巻き付け、さらにその上から粘着テープを巻き付けて、融雪線の端末部を電線に固定したことを特徴とする融雪電線。
  4. 前記仮固定用金属線材が、径が3mmφ以下の樹脂被覆付き又は樹脂被覆なしの鉄線であることを特徴とする請求項1〜3記載の融雪電線。
  5. 請求項1〜の融雪電線を電線ドラムに巻き取ったことを特徴とするドラム巻き融雪電線。
  6. 磁性線材を螺旋状に成形加工した融雪線を架空送電線に螺旋状に巻き付けてなる架空融雪電線を施工する架空融雪電線施工方法であって、
    架設しようとする電線の所要範囲に融雪線を巻き付けこの融雪線の端末部に当該融雪線の端末部が架線する迄の間ばらけないように仮固定できる程度の剛性を持つ仮固定用金属線材を螺旋状に巻き付けた融雪電線を架線し、次いで融雪線の端末部の仮固定用金属線材を除去した後、その端末部に、前記仮固定用金属線材の線材より大径かつ剛性の高い金属線材を螺旋状に成形加工した本固定用の端末固定金具を巻き付けて、融雪線の端末部を架空送電線に固定することを特徴とする架空融雪電線施工方法。
  7. 磁性線材を螺旋状に成形加工した融雪線を架空送電線に螺旋状に巻き付けてなる架空融雪電線を施工する架空融雪電線施工方法であって、
    請求項の融雪電線を架線し次いで融雪線の端末部の粘着テープと仮固定用金属線材とを、又は請求項2の融雪電線を架線し次いで融雪線の端末部の粘着テープと保護部材と仮固定用金属線材とを、又は請求項3の融雪電線を架線し次いで融雪線の端末部の粘着テープとゴムバンドと仮固定用金属線材とを除去した後、その端末部に、前記仮固定用金属線材の線材より大径かつ剛性の高い金属線材を螺旋状に成形加工した本固定用の端末固定金具を巻き付けて、融雪線の端末部を架空送電線に固定することを特徴とする架空融雪電線施工方法。
  8. 磁性線材を螺旋状に成形加工した融雪線を架空送電線に螺旋状に巻き付けてなる架空融雪電線を施工する架空融雪電線施工方法であって、
    請求項の融雪電線を架線し、次いで融雪線の端末部の粘着テープを除去しかつゴムバンドを除去した後、仮固定用金属線材を融雪線中央側から端末に向けて巻き解いて除去しつつ、その端末部に、前記仮固定用金属線材の線材より大径かつ剛性の高い金属線材を螺旋状に成形加工した本固定用の端末固定金具を、融雪線中央側から端末に向けて巻き付けて、融雪線の端末部を架空送電線に固定することを特徴とする架空融雪電線施工方法。
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