JP4467166B2 - 管路の分岐部から分岐管を経由して長尺物誘導管を敷設する方法及び、分岐部における長尺物誘導部材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、管路の本管から分岐管を経由して長尺物を敷設するに際し、当該長尺物を挿通するための長尺物誘導管を敷設する方法及び、当該分岐部における長尺物誘導部材に関するものであって、特に下水道管の内壁に沿って光通信ケーブルの誘導管を敷設するに際し、その下水道管の分岐部から分岐管を経由して誘導管を配置する方法に関するものである。
【0002】
近年、来るべき大量情報化社会に対応して大規模な通信ネットワークの構築が検討されており、その方策の一つとして、下水道管内に光通信ケーブルを敷設し、さらに下水道管の管路網を利用して各家庭にまで光通信ケーブルを導いてネットワークを構築することが検討されている。
【0003】
下水道管は、末端の各家庭や事業所から処理場に至る樹枝状の管路系を有しており、しかもその下水道管は、一度に大量の汚水や雨水が流入しても溢れることがないように十分に大口径の管が使用され、またその管路系にはマンホールや汚水ますなどの開所が多数設けられているので、光通信ケーブルによるネットワークを構築する経路とするには最適である。
【0004】
【従来の技術】
このような下水道管内に光通信ケーブルを敷設するには、直接ケーブルを下水道管内面に固定することもできるが、将来にケーブルの交換や補修の必要が生じることも考慮し、下水道管内に誘導管を敷設しておき、その誘導管内に光通信ケーブルを挿通することが考えられている。
【0005】
そしてかかる光通信ケーブルの誘導管を下水道管内に敷設する方法としては、誘導管を下水道管に挿通し、その内壁面に適宜の手段で固定するのが一般的であるが、その他にも、下水道管を内張り材で内張りすると同時に内張り材と下水道管内面との間に誘導管を挟持して敷設する方法(特願2000−9647)などが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで下水道管は、前述のように通常流れる汚水の量に比べて管径が大きいので、汚水は管の底部を流れ、管の上部は空所となっている。従ってその下水道管内に光通信ケーブルを設置する場合には、下水道管の上部壁面に沿って配置するのが好ましい。
【0007】
そしてその下水道管は前述のように樹枝状の管路系を形成しており、光通信ケーブルもその管路系に沿って樹枝状に敷設されることとなる。すなわち図1に示すように、下水道管の本管1から分岐部2を経て分岐管3を通って戸別の汚水ます4に至る管路系が形成され、光通信ケーブル5もその管路系に沿って敷設される必要がある。
【0008】
しかしながら光通信ケーブル5は、光学繊維にテンションを負担するためのワイヤーなどが一体に並設されていて、相当の堅さを有しており、小さい曲率半径で曲げることが困難である。ところが下水道管の分岐部2においては、分岐管3は本管1に対して直角又はそれに近い角度で交差し、分岐管3の端末が本管1の壁面に直接開口している。かかる分岐部2を経て本管1から分岐管3にかけて光通信ケーブル5を敷設しようとすると、その光通信ケーブル5は図1に実線で示されるように、分岐管3の開口縁において急角度で折り曲げられることとなり、敷設が困難である。
【0009】
前述のように下水道管内に誘導管を敷設しておき、そこに光通信ケーブルを挿通する場合においても、管路内に分岐部において急角度に曲がった誘導管を敷設することは可能であるが、その誘導管内に光通信ケーブルを挿通することができない。
【0010】
光通信ケーブルを大きい曲率半径で曲げながら強いて分岐部を通過させようとすると、図1に鎖線で示すように、光通信ケーブル5が彎曲しながら分岐部2を通過するときに、本管1や分岐管3の壁面から離れて浮き上がり、下水の流通を阻害する恐れがある。
【0011】
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、光通信ケーブル5を下水道管の本管1から分岐管3を経由して敷設するに際し、当該光通信ケーブル5が分岐部2をスムーズに通過することのできる誘導管の敷設方法及び、分岐部における誘導部材を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
而して本発明の誘導管の敷設方法の発明は、管路における本管1と分岐管3との分岐部2に、当該分岐部2における本管1側の周縁に当接せしめられる環状のフランジ部29と当該フランジ部29に付設された誘導管部30とを有し、当該誘導管部30が前記フランジ部29の内面側側方からフランジ部29の内周に沿って迂回しつつフランジ部29の内周縁から内側に侵入し、フランジ部29の内周円に沿った螺旋を描きつつ分岐管3の軸方向に向かう形状をなした誘導部材28の、前記フランジ部29を取り付け、前記誘導部材28の誘導管部30における前記螺旋の先端側の端末を、分岐管3に挿通された誘導管6に接続することを特徴とするものである。
【0013】
本発明の方法においては、分岐管3の径にほゞ等しい径を有する筒状の内張り材23と、当該内張り材23より充分に小径の筒状の誘導管6とを並設した挿通部材24を形成し、当該挿通部材24の一端部において内張り材23を外側に裏返し、当該裏返された内張り材23の端末を前記誘導部材28のフランジ部29の内周に結合すると共に、誘導管6の端末を誘導部材28の誘導管部30に接続し、その挿通部材24を本管1内から分岐部2に位置せしめ、折り返し部を分岐管3内に挿入すると共に前記フランジ部29を分岐部2の周縁の本管1内面に密着させ、前記折り返し部の内側に流体圧力を作用させて、内張り材23を折り返し部において内側が外側となるように裏返しながら分岐管3内に挿入し、裏返された内張り材23を前記流体圧力により分岐管3の内面に圧接すると共に、前記誘導管6を内張り材23の前記折り返し部において反転させて分岐管3の内面に沿って配置し、前記内張り材23を分岐管3の内面に装着することが好ましい。またこの方法を実施する場合においては、前記誘導管6内に、前記内張り材23の折り返し部に作用させる流体圧力よりも高い流体圧力を作用させることが好ましい。
【0014】
また本発明の長尺物誘導部材の発明は、管路の分岐部2における本管1側の周縁に当接せしめられる環状のフランジ部29と、当該フランジ部29に付設された誘導管部30とを有し、当該誘導管部30が、前記フランジ部29の内面側側方からフランジ部29の内周に沿って迂回しつつフランジ部29の内周縁から内側に侵入し、フランジ部29の内周円に沿った螺旋を描きつつ分岐管3の軸方向に向かう形状をなしていることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に従って説明する。図2は本発明の方法により分岐管3に内張りを施しつつ、当該分岐管3内面に沿って光通信ケーブル5の誘導管6を敷設する状態を示すものである。
【0016】
図3は上記方法において使用する装置7を示すものであって、(a)は装置7の本体部8を示すものである。その本体9の両側部に管路の本管1の内面に沿って摺動するためのそり10が設けられており、上部には本管1内面に圧接してこの装置7を本管1に対して固定的に支持するためのアウトリガ11が設けられている。
【0017】
12は本体9の後部に設けられた回動体であって、回動駆動手段としてのエアーモーター13により駆動されて本体9に対して回動するようになっている。そしてその回動体12には昇降部材14が設けられており、圧接手段としてのエアーシリンダー15によって回動体12に対して図中上下に移動し得るようになっている。
【0018】
そして昇降部材14の後部には、内接部材16が取り付けられている。当該内接部材16は、本管1の内面形状に適合するよう、上に凸となるように湾曲した円筒面をなした内接板17を有しており、その内接板17の中央には分岐管路の内径にほゞ等しい径のガイド穴18が形成され、当該ガイド穴18の周縁の上面には短筒19が突設され、また下面には後方に向って若干傾斜した取り付け筒20が突設されている。
【0019】
そしてその取り付け筒20には、図3(b)に示すように柔軟な耐圧チューブ21の端末が固定されており、当該耐圧チューブ21の先端は気密に閉塞され、圧力流体送入管22が取り付けられている。
【0020】
耐圧チューブ21は、例えばポリブチレンテレフタレート繊維又はスパンデックス繊維などの若干の伸縮性を有する繊維を、たて糸及びよこ糸に使用して、長さ方向及び径方向に伸縮性を有するよう筒状に織成した筒状織物が使用するのが好ましく、さらに当該筒状織物の内面にゴム又は軟質合成樹脂の気密処理を施したものを使用するのが好ましい。
【0021】
而してこの装置7の内接部材16に、分岐管3に内張りするための内張り材23と、分岐管3に挿通する光通信ケーブル5の誘導管6とを一体に接合した挿通部材24を装着する。
【0022】
挿通部材24は図4に示すように、分岐管3の内径にほゞ等しい径を有する内張り材23の内側に、当該内張り材23よりも充分に小径の誘導管6が挿通されており、当該誘導管6と内張り材23とはその周の一部において一体に接合され、当該接合部25が長さ方向に延びている。
【0023】
内張り材23は筒状の織布又は不織布などの柔軟な布帛層26の外面に、ゴム又は軟質プラスチックなどの柔軟な気密層27を形成したものである。また誘導管6は内張り材23の布帛層26と同様の素材よりなり、その内面に気密層が形成されていても良い。
【0024】
なお誘導管6と内張り材23とは、前述のように一体に接合されていることが好ましく、誘導管6と内張り材23とを縫製し、一体に織成し、接着するなどの方法で接合することができる。しかしながらこの両者を接合することは必ずしも必要ではなく、単純に内張り材23内に誘導管6が挿通されているだけであっても差し支えない。
【0025】
そしてその挿通部材24の一端には、管路の本管1の内側から分岐部2に当接せしめられる誘導部材28が取り付けられる。この誘導部材28は図5に示すように、略円盤状のフランジ部29と、当該フランジ部29に付設された誘導管部30とを有している。
【0026】
誘導部材28におけるフランジ部29は、前記管路の本管1の内面に沿った形状に彎曲した円筒面を形成しており、その中央部には管路の分岐部2における分岐管3の径に略一致する径を有する透孔31が穿設されている。そして前記彎曲の内側面に、前記誘導管部30が付設されている。
【0027】
而してその誘導管部30は、その一端部30aが前記フランジ部29の彎曲の内側面の一端部において、本管1の軸方向に平行になるように延びており、その一端部30aに続く迂回部30bにおいて、フランジ部29の内側面において前記透孔31の内周縁に沿って周回するように迂回しつつ、当該透孔31の内周縁から内側に侵入している。
【0028】
そして透孔31から侵入した誘導管部30は、その迂回部30bに続く螺旋部30cにおいて、フランジ部29の透孔31の内周円に沿った螺旋を描きつつその螺旋の角度を増し、それに続く他端部30dにおいて分岐管3の軸方向に向かっている。
【0029】
すなわち誘導管部30は、迂回部30b及び螺旋部30cにおいて彎曲しながら、本管の軸方向に平行の一端部30aと分岐管の軸方向に向かった他端部30dとを接続しているのであり、小さい曲率半径で急角度に屈曲されることなく、且つ分岐部に不必要に突出する部分が生じることなく、滑らかにその方向を変更しているのである。
【0030】
そして前記挿通部材24の端末に上記誘導部材28が取り付けられる。挿通部材24は図6に示すように、内張り材23の端末部を内側が外側となるように裏返し、当該内張り材23の端末を前記フランジ部29の内周縁に接合すると共に、当該内張り材23の裏返しに伴って誘導管6はそれを挿通した内張り材23の壁面と共に先端の折り返し部においてU字状に反転し、当該誘導管6の端末を誘導部材28の誘導管部30の前記他端部30dに結合する。
【0031】
内張り材23の端末は短冊状に切って外方に拡げ、その部分を二枚の板の間に挟んで一体に接合することにより、フランジ部29を形成することができる。また誘導管6は内張り材23の外側に位置するので、内張り材23の一部に穿設された透孔32に誘導管部30を通して誘導管6の端末に結合し、その透孔32と誘導管部30との間は気密に保持する。
【0032】
この状態で内張り材23内に硬化性樹脂液を注入して塗布し、図3(b)に示すように挿通部材24における内張り材23が未だ裏返されていない部分を、装置7における耐圧チューブ21内に収容し、その挿通部材24に結合された誘導部材28のフランジ部29を装置7の内接板17上に載置する。
【0033】
次に前記装置7を使用して、挿通部材24を分岐管3に挿通し、内張り材23で分岐管3を内張りすると共に、その分岐管3の内壁面に沿って誘導管6を敷設し、光通信ケーブル5の敷設経路を形成する。
【0034】
図3に示すように挿通部材24を装着した装置7を、牽引索32で牽引して本管1内に引き込む。装置7は牽引索32で牽引されてそり10で本管1の内面に沿って摺動し、内接板17に取り付けられた耐圧チューブ21を後方に引き摺りながら進行する。
【0035】
内接板17が分岐管3の分岐部2に到達したならば装置7の進行を停止し、牽引索32と後方の制御索33で装置7の前後位置を微調節し、エアーモーター13で回動体12を回動させて周方向の位置を調節し、内接板17のガイド穴18を厳密に分岐部2に一致させ、その位置でアウトリガ11により装置7を本管1に支持する。これらの位置の調整は、本管1内又は分岐管3内からテレビカメラでモニターしながら行う。
【0036】
然る後適宜の手段で、予め本管1内に挿通されていた誘導管6′の先端を誘導管部30の一端部30aに結合する。そしてエアーシリンダー15を作動させて昇降部材14を押上げ、内接板17を分岐部2の周囲の本管1内面に押し付けて、当該内接板17と本管1内面との間に前記誘導部材28のフランジ部29を挟持する。
【0037】
この状態で圧力流体送入管22から耐圧チューブ21内に圧縮空気などの圧力流体を送入して、耐圧チューブ21内に流体圧力を作用させると、内張り材23はその先端の折り返し部において内側が外側となるように裏返りながら、その折り返し部が分岐管3内に進入すると共に、裏返った内張り材23は流体圧力により分岐管3内面に圧接される。
【0038】
また内張り材23が裏返ることにより、内張り材23内に有った誘導管6は内張り材23の折り返し部において反転して内張り材23の外側に位置し、内張り材23の壁面と分岐管3の内面との間に挟持される。
【0039】
内張り材23の裏返しが進行する速度は、後方から制御索33にテンションをかけて調節し、内張り材23が過度に高速で裏返るのを阻止し、徐々に裏返しを進行させながら、裏返った内張り材23を確実に分岐管3の内面に圧接させるのが好ましい。
【0040】
内張り材23がその全長に亙って裏返ると、分岐管3にはその全長に亙ってその内面に内張り材23が圧接されると共に、その分岐管3内面と内張り材23との間に誘導管6が挟持された状態となり、内張り材23及び誘導管6の先端部は汚水ます4内に突出する。
【0041】
この状態で汚水ます4内に突出した内張り材23の先端から、その内張り材23内に加圧水蒸気などの加熱加圧流体を送入し、硬化性樹脂液を硬化させて内張り材23を分岐管3内面に装着する。
【0042】
なおこのとき誘導管6内には、耐圧チューブ21内に送入する圧力流体の圧力よりも高圧の流体圧力を作用させ、その誘導管6を内圧により断面円形に保持しておくことが好ましい。
【0043】
硬化性樹脂液が十分に硬化したならば、汚水ます4内に突出した内張り材23を分岐管3の端末で切り落とし、また誘導管6を適宜の位置で切断して汚水ます4の内面に固定する。また装置7においてはエアーシリンダー15を作動させて昇降部材14を下動させ、アウトリガ11による本管1内面への装置7の支持を解除して、牽引索32又は制御索33で牽引して装置7を本管1の外に取り出して作業を完了し、図8に示すように管路の本管1から分岐管3にかけて誘導管6を挿通した状態が得られる。
【0044】
この状態において、本管1に挿通された誘導管6′から、誘導部材28の誘導管部30を経て、分岐管3に挿通された誘導管6を通じ、汚水ます4にまで、連続した誘導管が形成される。そしてその誘導管に光通信ケーブルを挿通することにより、下水道管の分岐部を経由した経路に沿って、光通信ケーブルがスムーズに敷設されるのである。
【0045】
【発明の効果】
本発明においては、管路に分岐部における長尺物誘導部材として、フランジ部の内側面側方からフランジ部の内周に沿って迂回しつつフランジ部の内周縁から内側に侵入し、フランジ部の内周円に沿った螺旋を描きつつ分岐管の軸方向に向かう形状をなした誘導管部を有しているので、その誘導管部の彎曲の曲率半径は、フランジ部の内周円すなわち、分岐管3の内径とほゞ同程度であり、急角度で屈曲されることがない。
【0046】
また本発明により誘導管を敷設した管路においては、その誘導管は本管1から分岐部2の周縁を迂回しつつ分岐管3内に進入し、分岐管3内面に沿って螺旋を描きつつ分岐管3の軸方向に向かった経路を経るので、本管1や分岐管3内に大きく突出する部分がなく、下水道管の流通を阻害したり異物が引っ掛かったりすることがない。
【0047】
従って本発明によれば、本発明により敷設された誘導管内にスムーズに光通信ケーブルを挿通し、下水道管の管路系の所望の経路に沿って光通信ケーブルを敷設することができ、また管路の分岐部において光通信ケーブルが挿通不能となったり、下水の流通を阻害したりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の方法により下水道管に光通信ケーブルを挿通した状態を示す縦断面図
【図2】 本発明により分岐管に内張りを施すと共に誘導管を挿通する工程を示す縦断面図
【図3】 図2の工程で使用する装置7の中央縦断面図であって、(a)は前半部、(b)は後半部を示す。
【図4】 挿通部材の横断面図
【図5】 本発明の誘導部材を示すものであって、(a)は中央縦断面図、(b)は底面図、(c)は斜視図である。
【図6】 誘導部材に挿通部材を結合した状態の中央縦断面図
【図7】 図6におけるVII−VII断面図
【図8】 本発明により誘導管6を敷設した下水道管の縦断面図
【符号の説明】
1 本管
2 分岐部
3 分岐管
6 誘導管
23 内張り材
24 挿通部材
28 誘導部材
29 フランジ部
30 誘導管部
Claims (4)
- 管路における本管(1)と分岐管(3)との分岐部(2)に、当該分岐部(2)における本管(1)側の周縁に当接せしめられる環状のフランジ部(29)と当該フランジ部(29)に付設された誘導管部(30)とを有し、当該誘導管部(30)が前記フランジ部(29)の内面側側方からフランジ部(29)の内周に沿って迂回しつつフランジ部(29)の内周縁から内側に侵入し、フランジ部(29)の内周円に沿った螺旋を描きつつ分岐管(3)の軸方向に向かう形状をなした誘導部材(28)の、前記フランジ部(29)を取り付け、前記誘導部材(28)の誘導管部(30)における前記螺旋の先端側の端末を、分岐管(3)に挿通された誘導管(6)に接続することを特徴とする、管路の分岐部から分岐管を経由して長尺物誘導管を敷設する方法
- 分岐管(3)の径にほゞ等しい径を有する筒状の内張り材(23)と、当該内張り材(23)より充分に小径の筒状の誘導管(6)とを並設した挿通部材(24)を形成し、当該挿通部材(24)の一端部において内張り材(23)を外側に裏返し、当該裏返された内張り材(23)の端末を前記誘導部材(28)のフランジ部(29)の内周に結合すると共に、誘導管(6)の端末を誘導部材(28)の誘導管部(30)に接続し、その挿通部材(24)を本管(1)内から分岐部(2)に位置せしめ、折り返し部を分岐管(3)内に挿入すると共に前記フランジ部(29)を分岐部(2)の周縁の本管(1)内面に密着させ、前記折り返し部の内側に流体圧力を作用させて、内張り材(23)を折り返し部において内側が外側となるように裏返しながら分岐管(3)内に挿入し、裏返された内張り材(23)を前記流体圧力により分岐管(3)の内面に圧接すると共に、前記誘導管(6)を内張り材(23)の前記折り返し部において反転させて分岐管(3)の内面に沿って配置し、前記内張り材(23)を分岐管(3)の内面に装着することを特徴とする、請求項1に記載の管路の分岐部から分岐管を経由して長尺物誘導管を敷設する方法
- 前記誘導管(6)内に、前記内張り材(23)の折り返し部に作用させる流体圧力よりも高い流体圧力を作用させることを特徴とする、請求項2に記載の管路の分岐部から分岐管を経由して長尺物誘導管を敷設する方法
- 管路の分岐部(2)における本管(1)側の周縁に当接せしめられる環状のフランジ部(29)と、当該フランジ部(29)に付設された誘導管部(30)とを有し、当該誘導管部(30)が、前記フランジ部(29)の内面側側方からフランジ部(29)の内周に沿って迂回しつつフランジ部(29)の内周縁から内側に侵入し、フランジ部(29)の内周円に沿った螺旋を描きつつ分岐管(3)の軸方向に向かう形状をなしていることを特徴とする、管路の分岐部における長尺物誘導部材
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