JP4466176B2 - 内燃機関用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関における各気筒の行程判別に応じて燃料噴射・点火制御を実施する内燃機関用制御装置に関するものである。
従来、内燃機関用制御装置に関連する先行技術文献としては、特開平10−227252号公報にて開示されたものが知られている。このものでは、内燃機関のクランクシャフトの位相と吸気圧との相互関係から各気筒の行程判別を行う技術が示されている。
特開平10−227252号公報(第2頁)
ところで、前述のものでは、内燃機関のクランクシャフトの回転に伴ってクランク角センサで検出されるクランク角信号で欠歯部に対応して基準位置判別を行った後、吸気通路のスロットルバルブの下流側に導入される吸気圧の検出に基づき行程判別を行うことで、カムシャフトの回転に伴ってカム角信号を発生するカム角センサを廃止するものである。そして、行程判別終了までは毎回転1回燃料噴射・点火制御、行程判別終了後は2回転1回燃料噴射・点火制御に切換えるものである。
ここで、独立吸気の2気筒からなる内燃機関では、各気筒に吸気圧センサを配設することによって、前述の制御が達成可能となる。しかしながら、組立工程等で吸気圧センサ電気系接続ケーブルの組付間違えが起こることが想定される。すると、行程判別時に誤判別が生じ、2回転1回燃料噴射・点火制御に切換えたときにストールしてしまうという不具合があった。また、毎回転1回燃料噴射・点火制御では、特に、点火系での発熱が大きく電子制御ユニット等の小型化の障害となるという不具合があった。
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、組立工程等で吸気圧センサに関連する電気系接続ケーブル等の組付間違えによる内燃機関のストールを防止でき、また、行程判別以前の毎回転1回燃料噴射・点火制御における点火系での発熱を抑制可能な内燃機関用制御装置の提供を課題としている。
請求項1の内燃機関用制御装置によれば、独立吸気の4サイクル2気筒からなり各気筒の燃焼行程が不等間隔に発生する内燃機関で、基準位置判別手段によるクランク角検出手段で検出されるクランク角信号に基づく内燃機関のクランクシャフトの1回転毎の基準位置の判別後では、逆接判別手段で各気筒に対応するクランク角信号位置と吸気圧検出手段で検出される吸気圧の遷移状態とに基づき、前記吸気圧検出手段と前記電気系接続ケーブルとの組付間違いが存在しない正接、または前記吸気圧検出手段と前記電気系接続ケーブルとの組付間違いが存在する逆接を判別され、このとき正接と判別されると行程判別手段により吸気圧検出手段で検出される吸気圧に基づき行程判別される。この行程判別後、制御手段によりクランクシャフトの毎回転に1回の燃料噴射・点火制御から2回転に1回の燃料噴射・点火制御に切換えられる。これにより、組立工程等での吸気圧検出手段に関連する配管や電気系接続ケーブル等の組付間違えがないことが分かったのちの行程判別終了後に、クランクシャフトの毎回転に1回の燃料噴射・点火制御から2回転に1回の燃料噴射・点火制御に切換えられることで内燃機関のストールが未然に防止される。
請求項の内燃機関用制御装置における逆接判別手段では、各気筒に対応して吸気圧検出手段で検出される吸気圧が低下開始するときのクランク角信号位置またはそのクランク角信号位置の位相差に基づき正接または逆接が判別される。この吸気圧が低下開始するときのクランク角信号位置は極めて安定して検出可能であり、組立工程等で吸気圧センサに関連する配管や電気系接続ケーブル等の組付間違えがあっても的確に正接または逆接が判別される。
請求項の内燃機関用制御装置における逆接判別手段では、各気筒に対応して吸気圧検出手段で検出される吸気圧が最大となるクランク角信号位置またはそのクランク角信号位置の位相差に基づき正接または逆接が判別される。この吸気圧が最大となるクランク角信号位置は検出が容易であり、また、各気筒の燃焼行程が不等間隔に発生する内燃機関にあっては、そのクランク角信号位置の位相が互いに異なるため、的確に正接または逆接が判別される。
請求項の内燃機関用制御装置における逆接判別手段では、各気筒に対応して吸気圧検出手段で検出される吸気圧が最小となるクランク角信号位置またはそのクランク角信号位置の位相差に基づき正接または逆接が判別される。この吸気圧が最小となるクランク角信号位置はそのときの機関回転速度の影響を受けるが比較的安定して検出でき、また、各気筒の燃焼行程が不等間隔に発生する内燃機関にあっては、そのクランク角信号位置の位相が互いに異なるため、的確に正接または逆接が判別される。
請求項の内燃機関用制御装置における制御手段では、毎回転に1回の燃料噴射・点火制御を実施するときには、2回転に1回の燃料噴射・点火制御よりも、内燃機関の最高機関回転速度が低く設定される。これにより、組立工程等で吸気圧センサに関連する配管や電気系接続ケーブル等の組付間違えがあっても、行程判別以前の毎回転1回燃料噴射・点火制御における点火系での発熱が抑制される。
請求項の内燃機関用制御装置における制御手段では、逆接判別手段で逆接と判別されたときには、ダイアグノーシスによる表示が行われる。これにより、次回の点検整備等で吸気圧センサに関連する配管や電気系接続ケーブル等の逆接状態が解消される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例にかかる内燃機関用制御装置が適用されたV型4サイクル2気筒からなる内燃機関及びその周辺機器を示す概略構成図である。
図1において、内燃機関1は独立吸気のV型4サイクル2気筒の火花点火式として構成されている。なお、本実施例においては、内燃機関1を構成する2気筒のうち吸気行程が短い間隔となるときの前側の気筒を第1気筒1a、また、2気筒のうち吸気行程が短い間隔となるときの後側の気筒を第2気筒1bとし、それぞれの気筒に対応する構成部品等には“a”,“b”をそれぞれ必要に応じて添えて区別する。
エアクリーナ2から導入された吸入空気は、吸気通路3a,3b、スロットルバルブ4a,4bを通過して吸気通路3a,3b内でインジェクタ(燃料噴射弁)5a,5bから噴射された燃料と混合され、所定空燃比の混合気として吸気ポート6a,6bから各気筒内に分配供給される。また、内燃機関1のシリンダヘッドには気筒毎に点火プラグ7a,7bが配設され、これら点火プラグ7a,7bには直接、接続された点火コイル8a,8bから点火タイミング毎に高電圧が印加され、各気筒内の混合気に点火される。そして、内燃機関1の各気筒で燃焼された排気ガスは排気ポート11a,11bから排気通路12a,12bの下流側に配設された三元触媒13a,13bを通過して大気中に排出される。
エアクリーナ2内には吸気温センサ21が配設され、吸気温センサ21によってエアクリーナ2内に流入される吸気温THA〔℃〕が検出される。また、吸気通路3a,3bには吸気圧センサ22a,22bが配設され、吸気圧センサ22a,22bによってスロットルバルブ4a,4bの下流側の吸気圧PMa,PMb〔kPa:キロパスカル〕が検出される。そして、スロットルバルブ4a,4bには1つのスロットル開度センサ23が配設され、スロットル開度センサ23によってスロットルバルブ4a,4bのスロットル開度TA〔°〕が検出される。
また、内燃機関1の第1気筒1aのシリンダブロックには1つの水温センサ24が配設され、水温センサ24によって内燃機関1内の冷却水温THW〔℃〕が検出される。そして、内燃機関1のクランクシャフト10にはクランク角センサ25が配設され、クランク角センサ25によってクランクシャフト10の回転に伴い単位時間当たりに発生されるパルス数からなるクランク角〔°CA(Crank Angle)〕信号に基づく機関回転速度NE〔rpm〕が検出される。
一方、燃料タンク31内から燃圧を調整するプレッシャレギュレータ(図示略)を内蔵した燃料ポンプ32で汲上げられた燃料は、燃料配管33、燃料フィルタ34、燃料配管35、デリバリパイプ36の順に圧送され、各気筒のインジェクタ5a,5bに分配供給される。
内燃機関1の運転状態を制御するECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)40は、周知の各種演算処理を実行する中央処理装置としてのCPU41、制御プログラムや制御マップ等を格納したROM42、各種データを格納するRAM43、B/U(バックアップ)RAM44等を中心に論理演算回路として構成され、上述の各種センサからの検出信号やバッテリ29からの電源電圧VB 〔V:ボルト〕を入力する入力ポート45及び各種アクチュエータとしてのインジェクタ5a,5bに燃料噴射時間(燃料噴射量に相当)TAUa,TAUb、点火コイル8a,8bに点火信号Iga,Igbや燃料ポンプ32に駆動信号Ipを出力する出力ポート46に対しバス47を介して接続されている。なお、バッテリ29からの電源電圧VB は、そのままECU40内に入力され、分圧されたのちA/D変換ポート(図示略)に入力され、その電圧レベルが検出される。
次に、本発明の一実施例にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU40内のCPU41における燃料噴射・点火制御の処理手順を示す図2のフローチャートに基づいて説明する。なお、この燃料噴射・点火制御ルーチンはクランク角信号入力毎にCPU41にて繰返し実行される。
図2において、ステップS101では、基準位置判別が終了しているかが判定される。このクランクシャフト10の基準位置は、周知のように、クランクシャフト10に接続され、複数の等角度からなる24箇所の歯部のうち連続する2箇所を欠歯部とする(24−2)歯数からなるクランクロータ26に応じてクランク角センサ25から出力されるクランク角信号のパルス間隔時間が異なることにより欠歯位置が分かることで判別される。ステップS101の判定条件が成立せず、即ち、基準位置判別が未だ終了していないときには、燃料噴射・点火制御処理を実施することなく本ルーチンを終了する。なお、内燃機関1の始動開始時に、各気筒に対する非同期燃料噴射を1回だけ許可することで、始動性を向上させることができる。
一方、ステップS101の判定条件が成立、即ち、基準位置判別が既に終了しているときにはステップS102に移行する。ステップS102では、後述の逆接判別処理により正接フラグまたは逆接フラグが「ON」となっているかが判定される。ステップS102の判定条件が成立せず、即ち、正接フラグ及び逆接フラグが「OFF」であり、吸気圧センサ22a,22bの正接/逆接が何れであるか未だ分からないときにはステップS104に移行する。一方、ステップS102の判定条件が成立、即ち、正接フラグまたは逆接フラグが「ON」であるときにはステップS103に移行し、後述の行程判別処理により行程判別終了フラグが「ON(オン)」となっているかが判定される。ステップS103の判定条件が成立せず、即ち、行程判別終了フラグが「OFF(オフ)」であり、各気筒に対する行程判別が未だ終了していないときにはステップS104に移行する。
ステップS104では、機関回転速度NEと負荷(気筒毎の吸気圧PMa,PMbやスロットル開度TA等)とから基本燃料噴射量が算出され、各種センサ信号に基づく補正が反映され所定量(例えば、2回転に1回の燃料噴射量の半分)を減量した毎回転1回噴射用の燃料噴射量が算出される。なお、このとき吸気圧センサ22a,22bが異常と判定されている気筒では、機関回転速度NEとスロットル開度TAとから基本燃料噴射量が算出される。次にステップS105に移行して、機関回転速度NEと負荷(気筒毎の吸気圧PMa,PMbやスロットル開度TA等)とから基本点火時期が算出され、各種センサ信号に基づく補正が反映され点火時期が算出される。
次にステップS106に移行して、各気筒に対する逆接判別または行程判別のうち何れか一方が未だ終了していないとして、クランクシャフト10の毎回転(360〔°CA〕毎)に1回とする燃料噴射・点火制御処理が実行される。次にステップS107に移行して、最高機関回転速度が点火制御系の発熱を考慮しコンポーネント保護を目的とする機関回転速度βに設定され、本ルーチンを終了する。なお、この機関回転速度βは、後述の内燃機関保護を目的とする機関回転速度αよりも低く設定される。
一方、ステップS103の判定条件が成立、即ち、行程判別終了フラグが「ON」であり、各気筒に対する行程判別が既に終了しているときにはステップS108に移行し、逆接であるかが判定される。ステップS108の判定条件が成立、即ち、逆接フラグが「ON」であるときにはステップS109に移行し、吸気圧検出位置及び行程判別の入換処理が実行される。なお、この吸気圧検出位置及び行程判別の入換処理では、吸気圧検出位置(負圧検出に用いる吸気圧サンプリング位置等)が入換えられると共に、行程判別した位置がずらされる
ステップS108の判定条件が成立せず、即ち、正接フラグが「ON」であるとき、またはステップS109の吸気圧検出位置及び行程判別の入換処理ののちステップS110に移行し、機関回転速度NEと負荷(気筒毎の吸気圧PMa,PMbやスロットル開度TA等)とから基本燃料噴射量が算出され、各種センサ信号に基づく補正が反映され2回転1回噴射用の燃料噴射量が算出される。次にステップS111に移行して、機関回転速度NEと負荷(気筒毎の吸気圧PMa,PMbやスロットル開度TA等)とから基本点火時期が算出され、各種センサ信号に基づく補正が反映され点火時期が算出される。
次にステップS112に移行して、各気筒に対する逆接判別及び行程判別が既に終了しているとして、クランクシャフト10の2回転(720〔°CA〕毎)に1回とする燃料噴射・点火制御処理が実行される。次にステップS113に移行して、最高機関回転速度が内燃機関保護を目的とする機関回転速度αに設定され、本ルーチンを終了する。
次に、本発明の一実施例にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU40内のCPU41における逆接判別の処理手順を示す図3のフローチャートに基づき、図4を参照して説明する。ここで、図4は図3の処理に対応する逆接判別を説明するための各種センサ信号等の遷移状態を示すタイムチャートである。なお、この逆接判別ルーチンはクランク角信号入力毎にCPU41にて繰返し実行される。
図3において、まず、ステップS201で、逆接判別が終了しているかが判定される。ステップS201の判定条件が成立せず、即ち、正接フラグ及び逆接フラグが共に「OFF」であり、各気筒に対する逆接判別が未だ終了していないときにはステップS202に移行し、第1気筒1aの吸気圧センサ22a及び第2気筒1bの吸気圧センサ22bが共に正常であるかが判定される。ステップS202の判定条件が成立、即ち、第1気筒1aの吸気圧センサ22a及び第2気筒1bの吸気圧センサ22bが共に正常であるときにはステップS203に移行する。
ステップS203では、第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時であるかが判定される。この吸気圧PMaの低下開始時は、クランク角信号毎に第1気筒1aの吸気圧センサ22aで逐次検出される吸気圧PMaの偏差により判別される(図4に示す吸気圧PMaに沿った斜め下向きの矢印位置参照)。ステップS203の判定条件が成立、即ち、第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時であるときにはステップS204に移行し、第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時のクランク角位置CN1 がECU40のRAM43内に記憶される。なお、このクランク角位置は、このとき基準位置判別が終了しているため、図4に示すように、基準位置からのクランク角信号の発生数を表すクランク角信号カウンタにて特定される。
次にステップS205に移行して、CN1 −CN2 >ε1 の不等式が成立するかが判定される。ステップS205の判定条件が成立、即ち、今回の第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時のクランク角位置CN1 と前回の第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時のクランク角位置CN2 との位相差が所定間隔ε1 を越え長いときにはステップS206に移行し、正接であるとして正接フラグが「ON」とされ、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS205の判定条件が成立せず、即ち、今回のクランク角位置CN1 と前回のクランク角位置CN2 との位相差が所定間隔ε1 以下と短いときにはステップS207に移行し、CN1 −CN2 <ε2 の不等式が成立するかが判定される。ステップS207の判定条件が成立、即ち、今回の第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時のクランク角位置CN1 と前回の第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時のクランク角位置CN2 との位相差が所定間隔ε2 未満と短いときにはステップS208に移行し、逆接であるとして逆接フラグが「ON」とされ、本ルーチンを終了する。なお、このとき逆接であるとするダイアグノーシスによる表示が行われる。
一方、ステップS203の判定条件が成立せず、即ち、第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時でないときにはステップS209に移行し、第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時であるかが判定される。この吸気圧PMbの低下開始時は、クランク角信号毎に第2気筒1bの吸気圧センサ22bで逐次検出される吸気圧PMbの偏差により判別される(図4に示す吸気圧PMbに沿った斜め下向きの矢印位置参照)。ステップS209の判定条件が成立、即ち、第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時であるときにはステップS210に移行し、このとき基準位置判別が終了しているので、第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時のクランク角位置CN2 がECU40のRAM43内に記憶される。
次にステップS211に移行して、CN2 −CN1 <ε2 の不等式が成立するかが判定される。ステップS211の判定条件が成立、即ち、今回の第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時のクランク角位置CN2 と前回の第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時のクランク角位置CN1 との位相差が所定間隔ε2 未満と短いときにはステップS212に移行し、正接であるとして正接フラグが「ON」とされ、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS211の判定条件が成立せず、即ち、今回のクランク角位置CN2 と前回のクランク角位置CN1 との位相差が所定間隔ε2 以上と長いときにはステップS213に移行し、CN2 −CN1 >ε1 の不等式が成立するかが判定される。ステップS213の判定条件が成立、即ち、今回の第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時のクランク角位置CN2 と前回の第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時のクランク角位置CN1 との位相差が所定間隔ε1 を越え長いときにはステップS214に移行し、逆接であるとして逆接フラグが「ON」とされ、本ルーチンを終了する。なお、このとき逆接であるとするダイアグノーシスによる表示が行われる。
一方、ステップS201の判定条件が成立、即ち、正接フラグまたは逆接フラグが「ON」であり、各気筒に対する逆接判別が既に終了しているとき、またはステップS202の判定条件が成立せず、即ち、第1気筒1aの吸気圧センサ22aまたは第2気筒1bの吸気圧センサ22bのうち少なくとも1つが異常であるとき、またはステップS207の判定条件が成立せず、即ち、今回のクランク角位置CN1 と前回のクランク角位置CN2 との位相差が所定間隔ε2 以上と長いとき、またはステップS209の判定条件が成立せず、即ち、第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時でもないとき、または313の判定条件が成立せず、即ち、今回のクランク角位置CN2 と前回のクランク角位置CN1 との位相差が所定間隔ε1 以下と短いときには、本ルーチンを終了する。なお、ステップS203の判定条件が成立せず、即ち、第1気筒1aの吸気圧センサ22aまたは第2気筒1bの吸気圧センサ22bのうち少なくとも1つが異常であるときにはダイアグノーシスによる表示が行われる。
次に、本発明の一実施例にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU40内のCPU41における逆接判別の処理手順の変形例を示す図5のフローチャートに基づき、上述の図4を参照して説明する。なお、この逆接判別ルーチンはクランク角信号入力毎にCPU41にて繰返し実行される。
図5において、まず、ステップS301で、逆接判別が終了しているかが判定される。ステップS301の判定条件が成立せず、即ち、正接フラグ及び逆接フラグが共に「OFF」であり、各気筒に対する逆接判別が未だ終了していないときにはステップS302に移行し、第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時であるかが判定される。この吸気圧PMaの低下開始時は、クランク角信号毎に第1気筒1aの吸気圧センサ22aで逐次検出される吸気圧PMaの偏差により判別される(図4に示す吸気圧PMaに沿った斜め下向きの矢印位置参照)。ステップS302の判定条件が成立、即ち、第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時であるときにはステップS303に移行し、第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時のクランク角位置CN1 がECU40のRAM43内に記憶される。なお、このクランク角位置は、このとき基準位置判別が終了しているため、図4に示すように、基準位置からのクランク角信号の発生数を表すクランク角信号カウンタにて特定される。
次にステップS304に移行して、ステップS303で記憶された第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時のクランク角位置CN1 が、図4に示すように、正接であるときに吸気圧PMaが低下開始するクランク角位置に対応して予め設定された領域Ar1内に有るかが判定される。ステップS304の判定条件が成立、即ち、クランク角位置CN1 が領域Ar1内に有るときにはステップS305に移行し、正接であるとして正接フラグが「ON」とされ、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS304の判定条件が成立せず、即ち、クランク角位置CN1 が領域Ar1内にないときにはステップS306に移行し、ステップS303で記憶された第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時のクランク角位置CN1 が、図4に示すように、正接であるときに他方の第2気筒1bの吸気圧PMbが低下開始するクランク角位置に対応して予め設定された領域Ar2内に有るかが判定される。ステップS306の判定条件が成立、即ち、クランク角位置CN1 が領域Ar2内に有るときにはステップS307に移行し、逆接であるとして逆接フラグが「ON」とされ、本ルーチンを終了する。なお、このとき逆接であるとするダイアグノーシスによる表示が行われる。
一方、ステップS302の判定条件が成立せず、即ち、第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時でないときにはステップS308に移行し、第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時であるかが判定される。この吸気圧PMbの低下開始時は、クランク角信号毎に第2気筒1bの吸気圧センサ22bで逐次検出される吸気圧PMbの偏差により判別される(図4に示す吸気圧PMbに沿った斜め下向きの矢印位置参照)。ステップS308の判定条件が成立、即ち、第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時であるときにはステップS309に移行し、第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時のクランク角位置CN2 がECU40のRAM43内に記憶される。
次にステップS310に移行して、ステップS309で記憶された第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時のクランク角位置CN2 が、図4に示すように、正接であるときに吸気圧PMbが低下開始するクランク角位置に対応して予め設定された領域Ar2内に有るかが判定される。ステップS310の判定条件が成立、即ち、クランク角位置CN2 が領域Ar2内に有るときにはステップS311に移行し、正接であるとして正接フラグが「ON」とされ、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS310の判定条件が成立せず、即ち、クランク角位置CN2 が領域Ar2内にないときにはステップS312に移行し、ステップS309で記憶された第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時のクランク角位置CN2 が、図4に示すように、正接であるときに他方の第1気筒1aの吸気圧PMaが低下開始するクランク角位置に対応して予め設定された領域Ar1内に有るかが判定される。ステップS312の判定条件が成立、即ち、クランク角位置CN2 が領域Ar1内に有るときにはステップS313に移行し、逆接であるとして逆接フラグが「ON」とされ、本ルーチンを終了する。なお、このとき逆接であるとするダイアグノーシスによる表示が行われる。
一方、ステップS301の判定条件が成立、即ち、正接フラグまたは逆接フラグが「ON」であり、各気筒に対する逆接判別が既に終了しているとき、またはステップS306の判定条件が成立せず、即ち、クランク角位置CN1 が領域Ar2内にもないとき、またはステップS308の判定条件が成立せず、即ち、第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時でないとき、またはステップS312の判定条件が成立せず、即ち、クランク角位置CN2 が領域Ar1内にもないときには、本ルーチンを終了する。
次に、本発明の一実施例にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU40内のCPU41における行程判別の処理手順を示す図6のフローチャートに基づき、図7を参照して説明する。ここで、図7は図6の処理に対応する吸気圧検出による行程判別を説明するための各種センサ信号等の遷移状態を示すタイムチャートである。なお、この行程判別ルーチンはクランク角信号入力毎にCPU41にて繰返し実行される。また、この行程判別ルーチンによる行程判別が数回連続したときに、行程判別終了と判断するようにすれば、より信頼性を向上することができる。
ここで、図7に示すように、毎回転1回燃料噴射・点火制御の正接時では、第1気筒1aの吸気圧PMaとして、クランク角信号カウンタ14付近で検出された吸気圧PMa2 、クランク角信号カウンタ38付近で検出された吸気圧PMa1 のうちの低い方、第2気筒1bの吸気圧PMbとして、クランク角信号カウンタ8付近で検出された吸気圧PMb1 、クランク角信号カウンタ32付近で検出された吸気圧PMb2 のうちの低い方がそれぞれ用いられる。また、逆接時では、第1気筒1aの吸気圧PMaとして、クランク角信号カウンタ8付近で検出された吸気圧PMa1 、クランク角信号カウンタ32付近で検出された吸気圧PMa2 のうちの低い方、第2気筒1bの吸気圧PMbとして、クランク角信号カウンタ14付近で検出された吸気圧PMb2 、クランク角信号カウンタ38付近で検出された吸気圧PMb1 のうちの低い方がそれぞれ用いられる。
そして、2回転1回燃料噴射・点火制御の正接時では、第1気筒1aの吸気圧PMaとして、クランク角信号カウンタ14付近で検出された吸気圧PMa2 、第2気筒1bの吸気圧PMbとして、クランク角信号カウンタ32付近で検出された吸気圧PMb2 がそれぞれ用いられる。また、逆接時では、第1気筒1aの吸気圧PMaとして、クランク角信号カウンタ32付近で検出された吸気圧PMa2 、第2気筒1bの吸気圧PMbとして、クランク角信号カウンタ14付近で検出された吸気圧PMb2 がそれぞれ用いられる。
図6において、まず、ステップS401で、行程判別が終了しているかが判定される。ステップS401の判定条件が成立せず、即ち、行程判別終了フラグが「OFF」であり、各気筒に対する行程判別が未だ終了していないときにはステップS402に移行し、第1気筒1aの吸気圧PMaで判別するかが判定される。ステップS402の判定条件が成立、即ち、第1気筒1aの吸気圧PMaで判別するときにはステップS403に移行し、所定クランク角位置における第1気筒1aの吸気圧PMaとして例えば、図7に示す吸気圧PMa1 が吸気圧センサ22aにより検出される。
次にステップS404に移行して、ステップS403での吸気圧PMa1 の検出タイミングから所定クランク角位置後における第1気筒1aの吸気圧PMaとして例えば、図7に示す吸気圧PMa2 が吸気圧センサ22aにより検出される。この所定クランク角位置後としては、吸気圧PMa1 の検出タイミングから360〔°CA〕後の近傍が好ましい。
次にステップS405に移行して、|PMa2 −PMa1 |>γの不等式が成立するかが判定される。ステップS405の判定条件が成立、即ち、吸気圧PMa2 から吸気圧PMa1 が減算された圧力の絶対値が所定圧γを越え大きいときにはステップS406に移行し、吸気圧PMa1 ,PMa2 のうち低い方が吸気行程・圧縮行程側であり高い方が燃焼(膨張)行程・排気行程側であると分かることで、各気筒に対する行程判別が終了したとして行程判別終了フラグが「ON」とされ、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS402の判定条件が成立せず、即ち、第2気筒1bの吸気圧PMbで判別するときにはステップS407に移行し、所定クランク角位置における第2気筒1bの吸気圧PMbとして例えば、図7に示す吸気圧PMb1 が吸気圧センサ22bにより検出される。次にステップS408に移行して、ステップS407での吸気圧PMb1 の検出タイミングから所定クランク角位置後における第2気筒1bの吸気圧PMbとして例えば、図7に示す吸気圧PMb2 が吸気圧センサ22bにより検出される。この所定クランク角位置後としては、吸気圧PMb1 の検出タイミングから360〔°CA〕後の近傍が好ましい。
次にステップS409に移行して、|PMb2 −PMb1 |>δの不等式が成立するかが判定される。ステップS409の判定条件が成立、即ち、吸気圧PMb2 から吸気圧PMb1 が減算された圧力の絶対値が所定圧δを越え大きいときにはステップS406に移行し、吸気圧PMb1 ,PMb2 のうち低い方が吸気行程・圧縮行程側であり高い方が燃焼(膨張)行程・排気行程側であると分かることで、各気筒に対する行程判別が終了したとして行程判別終了フラグが「ON」とされ、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS401の判定条件が成立、即ち、行程判別終了フラグが「ON」であり、各気筒に対する行程判別が既に終了しているときには、何もすることなく本ルーチンを終了する。なお、ステップS405の判定条件が成立せず、即ち、吸気圧PMa2 から吸気圧PMa1 が減算された圧力の絶対値が所定圧γ以下と小さいとき、またはステップS409の判定条件が成立せず、即ち、吸気圧PMb2 から吸気圧PMb1 が減算された圧力の絶対値が所定圧δ以下と小さいときには各気筒に対する行程判別が未だ終了していないとして、本ルーチンを終了する。
図8は本発明の一実施例にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU40内のCPU41における逆接判別及び行程判別の他の変形例としての逆接判別・行程判別の処理手順を示すフローチャートであり、上述の図4を参照して説明する。なお、この逆接判別・行程判別ルーチンはクランク角信号入力毎にCPU41にて繰返し実行される。
図8において、まず、ステップS501では、逆接判別及び行程判別が終了しているかが判定される。ステップS501の判定条件が成立せず、即ち、正接フラグ及び逆接フラグが共に「OFF」であり、各気筒に対する逆接判別が未だ終了していないとき、かつ行程判別終了フラグが「OFF」であり、各気筒に対する行程判別が未だ終了していないときにはステップS502に移行し、第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時であるかが判定される。この吸気圧PMaの低下開始時は、クランク角信号毎に第1気筒1aの吸気圧センサ22aで逐次検出される吸気圧PMaの偏差により判別される(図4に示す吸気圧PMaに沿った斜め下向きの矢印位置参照)。ステップS502の判定条件が成立、即ち、第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時であるときにはステップS503に移行し、第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時のクランク角位置CN1 がECU40のRAM43内に記憶される。なお、このクランク角位置は、このとき基準位置判別が終了しているため、図4に示すように、基準位置からのクランク角信号の発生数を表すクランク角信号カウンタにて特定される。
次にステップS504に移行して、ステップS503で記憶された第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時のクランク角位置CN1 が、図4に示すように、正接であるときに吸気圧PMaが低下開始するクランク角位置に対応して予め設定された領域Ar1内に有るかが判定される。ステップS504の判定条件が成立、即ち、クランク角位置CN1 が領域Ar1内に有るときにはステップS505に移行し、正接であるとして正接フラグが「ON」とされる。
一方、ステップS504の判定条件が成立せず、即ち、クランク角位置CN1 が領域Ar1内にないときにはステップS506に移行し、ステップS503で記憶された第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時のクランク角位置CN1 が、図4に示すように、正接であるときに他方の第2気筒1bの吸気圧PMbが低下開始するクランク角位置に対応して予め設定された領域Ar2内に有るかが判定される。ステップS506の判定条件が成立、即ち、クランク角位置CN1 が領域Ar2内に有るときにはステップS507に移行し、逆接であるとして逆接フラグが「ON」とされる。なお、このとき逆接であるとするダイアグノーシスによる表示が行われる。
一方、ステップS502の判定条件が成立せず、即ち、第1気筒1aの吸気圧PMaの低下開始時でないときにはステップS508に移行し、第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時であるかが判定される。この吸気圧PMbの低下開始時は、クランク角信号毎に第2気筒1bの吸気圧センサ22bで逐次検出される吸気圧PMbの偏差により判別される(図4に示す吸気圧PMbに沿った斜め下向きの矢印位置参照)。ステップS508の判定条件が成立、即ち、第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時であるときにはステップS509に移行し、第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時のクランク角位置CN2 がECU40のRAM43内に記憶される。
次にステップS510に移行して、ステップS509で記憶された第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時のクランク角位置CN2 が、図4に示すように、正接であるときに吸気圧PMbが低下開始するクランク角位置に対応して予め設定された領域Ar2内に有るかが判定される。ステップS510の判定条件が成立、即ち、クランク角位置CN2 が領域Ar2内に有るときにはステップS511に移行し、正接であるとして正接フラグが「ON」とされる。
一方、ステップS510の判定条件が成立せず、即ち、クランク角位置CN2 が領域Ar2内にないときにはステップS512に移行し、ステップS509で記憶された第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時のクランク角位置CN2 が、図4に示すように、正接であるときに他方の第1気筒1aの吸気圧PMaが低下開始するクランク角位置に対応して予め設定された領域Ar1内に有るかが判定される。ステップS512の判定条件が成立、即ち、クランク角位置CN2 が領域Ar1内に有るときにはステップS513に移行し、逆接であるとして逆接フラグが「ON」とされ、本ルーチンを終了する。なお、このとき逆接であるとするダイアグノーシスによる表示が行われる。
ステップS505による正接フラグの「ON」、またはステップS507による逆接フラグの「ON」、またはステップS511による正接フラグの「ON」、またはステップS513による逆接フラグの「ON」ののちステップS514に移行する。ステップS514では、領域Ar1または領域Ar2で吸気圧PMaまたは吸気圧PMbの低下開始の有り/なしが交互(360〔°CA〕毎)に存在するかが判定される。
即ち、クランク角位置CN1 の領域Ar1内で吸気圧PMaの低下開始の有り/なしが交互(360〔°CA〕毎)に存在するかが判定される。なお、この判定条件が成立するときには、正接であると分かる。また、クランク角位置CN1 の領域Ar1内で吸気圧PMbの低下開始の有り/なしが交互(360〔°CA〕毎)に存在するかが判定される。なお、この判定条件が成立するときには、逆接であると分かる。同様に、クランク角位置CN2 の領域Ar2内で吸気圧PMbの低下開始の有り/なしが交互(360〔°CA〕毎)に存在するかが判定される。なお、この判定条件が成立するときには、正接であると分かる。また、クランク角位置CN2 の領域Ar2内で吸気圧PMaの低下開始の有り/なしが交互(360〔°CA〕毎)に存在するかが判定される。なお、この判定条件が成立するときには、逆接であると分かる。
ステップS514の判定条件が成立、即ち、吸気圧センサ22a,22bや吸気通路3a,3b等に異常がなく、領域Ar1または領域Ar2の何れかで吸気圧PMaまたは吸気圧PMbの低下開始が有り、その360〔°CA〕後に吸気圧PMaまたは吸気圧PMbの低下開始がない場合にはステップS515に移行し、各気筒に対する行程判別が終了したとして行程判別終了フラグが「ON」とされ、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS501の判定条件が成立、即ち、行程判別終了フラグが「ON」、かつ正接フラグが「ON」または逆接フラグが「ON」であり、各気筒に対する逆接判別及び行程判別が既に終了しているときには、何もすることなく本ルーチンを終了する。なお、ステップS506の判定条件が成立せず、即ち、クランク角位置CN1 が領域Ar2内にもないとき、またはステップS508の判定条件が成立せず、即ち、第2気筒1bの吸気圧PMbの低下開始時でもないとき、またはステップS512の判定条件が成立せず、即ち、クランク角位置CN2 が領域Ar1内にもないとき、またはステップS514の判定条件のうち少なくとも1つが成立しないときには、何もすることなく本ルーチンを終了する。
このように、本実施例の内燃機関用制御装置は、独立吸気のV型4サイクル2気筒(第1気筒1a及び第2気筒1b)からなり各気筒の燃焼行程が不等間隔に発生する内燃機関1であって、内燃機関1の気筒毎の吸気通路3a,3bに配設されたスロットルバルブ4a,4bの下流側に導入される吸入空気の圧力である吸気圧PMa,PMbをそれぞれ検出する吸気圧検出手段としての吸気圧センサ22a,22bと、内燃機関1のクランクシャフト10の回転に伴うクランク角信号を検出するクランク角検出手段としてのクランク角センサ25と、クランク角センサ25で検出されるクランク角信号に基づきクランクシャフト10の1回転毎の基準位置を判別するECU40にて達成される基準位置判別手段と、前記基準位置判別手段による基準位置の判別後、各気筒に対応するクランク角信号位置と吸気圧センサ22a,22bで検出される吸気圧PMa,PMbの遷移状態とに基づき正接または逆接を判別するECU40にて達成される逆接判別手段と、前記逆接判別手段で正接と判別されたときには、吸気圧センサ22a,22bで検出される吸気圧PMa,PMbに基づき行程判別するECU40にて達成される行程判別手段と、前記行程判別手段による行程判別後、クランクシャフト10の毎回転に1回の燃料噴射・点火制御から2回転に1回の燃料噴射・点火制御に切換えるECU40にて達成される制御手段とを具備するものである。
つまり、クランク角センサ25によるクランク角信号に基づく内燃機関1のクランクシャフト10の1回転毎の基準位置の判別後では、各気筒に対応するクランク角信号位置と吸気圧センサ22a,22bで検出される吸気圧PMa,PMbの遷移状態とに基づき正接または逆接が判別され、このとき正接と判別されると吸気圧センサ22a,22bで検出される吸気圧PMa,PMbに基づき行程判別される。この行程判別後、クランクシャフト10の毎回転に1回の燃料噴射・点火制御から2回転に1回の燃料噴射・点火制御に切換えられる。このため、組立工程等での吸気圧センサ22a,22bに関連する配管や電気系接続ケーブル等の組付間違えがないことが分かり、この際には行程判別終了後に、クランクシャフト10の毎回転に1回の燃料噴射・点火制御から2回転に1回の燃料噴射・点火制御に切換えられることで内燃機関のストールを未然に防止することができる。
また、本実施例の内燃機関用制御装置は、独立吸気のV型4サイクル2気筒(第1気筒1a及び第2気筒1b)からなり各気筒の燃焼行程が不等間隔に発生する内燃機関1であって、内燃機関1の気筒毎の吸気通路3a,3bに配設されたスロットルバルブ4a,4bの下流側に導入される吸入空気の圧力である吸気圧PMa,PMbをそれぞれ検出する吸気圧検出手段としての吸気圧センサ22a,22bと、内燃機関1のクランクシャフト10の回転に伴うクランク角信号を検出するクランク角検出手段としてのクランク角センサ25と、クランク角センサ25で検出されるクランク角信号に基づきクランクシャフト10の1回転毎の基準位置を判別するECU40にて達成される基準位置判別手段と、前記基準位置判別手段による基準位置の判別後、各気筒に対応するクランク角信号位置と吸気圧センサ22a,22bで検出される吸気圧PMa,PMbの遷移状態とに基づき正接または逆接を判別するECU40にて達成される逆接判別手段と、前記逆接判別手段で逆接と判別されたときには、クランクシャフト10の毎回転に1回の燃料噴射・点火制御を継続する制御手段とを具備するものである。
つまり、クランク角センサ25によるクランク角信号に基づく内燃機関1のクランクシャフト10の1回転毎の基準位置の判別後では、各気筒に対応するクランク角信号位置と吸気圧センサ22a,22bで検出される吸気圧PMa,PMbの遷移状態とに基づき正接または逆接が判別され、このとき逆接と判別されるとクランクシャフト10の毎回転に1回の燃料噴射・点火制御が継続される。このように、組立工程等での吸気圧センサ22a,22bに関連する配管や電気系接続ケーブル等の組付間違えがあると逆接と判別され、この際にはクランクシャフト10の毎回転に1回の燃料噴射・点火制御が継続されることで内燃機関のストールを未然に防止することができる。
そして、本実施例の内燃機関用制御装置は、独立吸気のV型4サイクル2気筒(第1気筒1a及び第2気筒1b)からなり各気筒の燃焼行程が不等間隔に発生する内燃機関1であって、内燃機関1の気筒毎の吸気通路3a,3bに配設されたスロットルバルブ4a,4bの下流側に導入される吸入空気の圧力である吸気圧PMa,PMbをそれぞれ検出する吸気圧検出手段としての吸気圧センサ22a,22bと、内燃機関1のクランクシャフト10の回転に伴うクランク角信号を検出するクランク角検出手段としてのクランク角センサ25と、クランク角センサ25で検出されるクランク角信号に基づきクランクシャフト10の1回転毎の基準位置を判別するECU40にて達成される基準位置判別手段と、前記基準位置判別手段による基準位置の判別後、各気筒に対応するクランク角信号位置と吸気圧センサ22a,22bで検出される吸気圧PMa,PMbの遷移状態とに基づき正接または逆接を判別するECU40にて達成される逆接判別手段と、前記逆接判別手段で逆接と判別されたときには、各気筒の吸気圧検出位置及び行程判別を相互に入換えたのち、クランクシャフト10の毎回転に1回の燃料噴射・点火制御から2回転に1回の燃料噴射・点火制御に切換えるECU40にて達成される制御手段とを具備するものである。
つまり、クランク角センサ25によるクランク角信号に基づく内燃機関1のクランクシャフト10の1回転毎の基準位置の判別後では、各気筒に対応するクランク角信号位置と吸気圧センサ22a,22bで検出される吸気圧PMa,PMbの遷移状態とに基づき正接または逆接が判別され、このとき逆接と判別されると各気筒の吸気圧検出位置及び行程判別が相互に入換えられたのち、クランクシャフト10の毎回転に1回の燃料噴射・点火制御から2回転に1回の燃料噴射・点火制御に切換えられる。このように、組立工程等での吸気圧センサ22a,22bに関連する配管や電気系接続ケーブル等の組付間違えがあると逆接と判別され、この際には各気筒の吸気圧検出位置及び行程判別が相互に入換えられたのち、クランクシャフト10の毎回転に1回の燃料噴射・点火制御から2回転に1回の燃料噴射・点火制御に切換えられることで内燃機関のストールを未然に防止することができる。
更に、本実施例の内燃機関用制御装置のECU40にて達成される逆接判別手段は、各気筒に対応して吸気圧センサ22a,22bで検出される吸気圧PMa,PMbが低下開始するときのクランク角信号位置に基づき正接または逆接を判別するものである。また、本実施例の内燃機関用制御装置のECU40にて達成される逆接判別手段は、各気筒に対応して吸気圧センサ22a,22bで検出される吸気圧PMa,PMbが最大となるクランク角信号位置CN1 ,CN2 の位相差(CN1 −CN2 ),(CN2 −CN1 )に基づき正接または逆接を判別するものである。このため、組立工程等で吸気圧センサ22a,22bに関連する配管や電気系接続ケーブル等の組付間違えがあっても的確に正接または逆接を判別することができる。
更にまた、本実施例の内燃機関用制御装置のECU40にて達成される制御手段は、毎回転に1回の燃料噴射・点火制御を実施するときには、2回転に1回の燃料噴射・点火制御における機関回転速度αよりも、内燃機関1の最高機関回転速度を低く機関回転速度βに設定するものである。これにより、組立工程等で吸気圧センサ22a,22bに関連する配管や電気系接続ケーブル等の組付間違えがあっても、行程判別以前の毎回転1回燃料噴射・点火制御における点火系での発熱を抑制することができる。また、点火系の発熱が抑えられることでECU40の小型化も可能となる。
加えて、本実施例の内燃機関用制御装置のECU40にて達成される制御手段は、ECU40にて達成される逆接判別手段で逆接と判別されたときには、各気筒の吸気圧検出位置を入換えるものである。これにより、逆接されていても、毎回転1回燃料噴射・点火制御から2回転1回燃料噴射・点火制御に移行することができる。また、ECU40にて達成される逆接判別手段で逆接と判別されたときには、ダイアグノーシスによる表示を行うものである。これにより、次回の点検整備等で吸気圧センサ22a,22bに関連する配管や電気系接続ケーブル等の逆接状態を解消することができる。
ところで、上記実施例では、各気筒に対応して吸気圧センサ22a,22bで検出される吸気圧PMa,PMbが最大となるクランク角信号位置を用いて正接または逆接を判別しているが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、各気筒に対応して吸気圧センサ22a,22bで検出される吸気圧PMa,PMbが最小となるクランク角位置またはそのクランク角位置の位相差に基づき正接または逆接を判別することもできる。
図1は本発明の一実施例にかかる内燃機関用制御装置が適用されたV型4サイクル2気筒からなる内燃機関及びその周辺機器を示す概略構成図である。 図2は本発明の一実施例にかかる内燃機関用制御装置で使用されているECU内のCPUにおける燃料噴射・点火制御の処理手順を示すフローチャートである。 図3は図2の逆接判別の処理手順を示すフローチャートである。 図4は図3の処理に対応する逆接判別を説明するための各種センサ信号等の遷移状態を示すタイムチャートである。 図5は図3の逆接判別の処理手順の変形例を示すフローチャートである。 図6は図2の行程判別の処理手順を示すフローチャートである。 図7は図6の処理に対応する吸気圧検出に基づく行程判別を説明するための各種センサ信号等の遷移状態を示すタイムチャートである。 図8は図2の逆接判別及び行程判別の他の変形例としての逆接判別・行程判別の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
1a 第1気筒
1b 第2気筒
3a,3b 吸気通路
4a,4b スロットルバルブ
10 クランクシャフト
22a,22b 吸気圧センサ
25 クランク角センサ
40 ECU(電子制御ユニット)

Claims (6)

  1. 独立吸気の4サイクル2気筒からなり各気筒の燃焼行程が不等間隔に発生する内燃機関において、
    前記内燃機関の気筒毎の吸気通路に配設されたスロットルバルブの下流側に導入される吸入空気の圧力である吸気圧をそれぞれ検出する電気系接続ケーブルに接続された吸気圧検出手段と、
    前記内燃機関のクランクシャフトの回転に伴うクランク角信号を検出するクランク角検出手段と、
    前記クランク角検出手段で検出されるクランク角信号に基づき前記クランクシャフトの1回転毎の基準位置を判別する基準位置判別手段と、
    前記基準位置判別手段による基準位置の判別後、各気筒に対応する前記クランク角信号位置と前記吸気圧検出手段で検出される吸気圧の遷移状態とに基づき、前記吸気圧検出手段と前記電気系接続ケーブルとの組付間違いが存在しない正接、または前記吸気圧検出手段と前記電気系接続ケーブルとの組付間違いが存在する逆接を判別する逆接判別手段と、
    前記逆接判別手段で正接と判別されたときには、前記吸気圧検出手段で検出される吸気圧に基づき行程判別する行程判別手段と、
    前記行程判別手段による行程判別後、前記クランクシャフトの毎回転に1回の燃料噴射・点火制御から2回転に1回の燃料噴射・点火制御に切換える制御手段と
    を具備することを特徴とする内燃機関用制御装置。
  2. 前記逆接判別手段は、各気筒に対応して前記吸気圧検出手段で検出される吸気圧が低下開始するときの前記クランク角信号位置またはそのクランク角信号位置の位相差に基づき正接または逆接を判別することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用制御装置。
  3. 前記逆接判別手段は、各気筒に対応して前記吸気圧検出手段で検出される吸気圧が最大となる前記クランク角信号位置またはそのクランク角信号位置の位相差に基づき正接または逆接を判別することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用制御装置。
  4. 前記逆接判別手段は、各気筒に対応して前記吸気圧検出手段で検出される吸気圧が最小となる前記クランク角信号位置またはそのクランク角信号位置の位相差に基づき正接または逆接を判別することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用制御装置。
  5. 前記制御手段は、毎回転に1回の燃料噴射・点火制御を実施するときには、2回転に1回の燃料噴射・点火制御よりも、前記内燃機関の最高機関回転速度を低く設定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記逆接判別手段で逆接と判別されたときには、ダイアグノーシス(Diagnosis:診断)による表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用制御装置。
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