JP4465616B2 - ビデオカメラ及び映像記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ビデオカメラ及び映像記録方法に関し、例えば放送局用のビデオカメラ(以下、これをカムコーダと呼ぶ)に適用して好適なものである。
近年、カムコーダにおいては、記録媒体としてランダムアクセス可能なDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクが用いられており、CCD(Charge Coupled Device)カメラによって撮影された素材映像でなる本線映像データ等を当該光ディスクに記録するようになされている。
このときカムコーダは、CCDカメラによって撮影された本線映像データに加えて、当該本線映像データに対応したオーディオ信号、当該本線映像データに基づいて生成した参照用の代表画ビデオデータ(以下、これをプロキシー画像データと呼ぶ)、撮影日時や機器情報及び撮影条件等のいわゆるメタデータを光ディスクに対して同時に記録するようになされている。
また、この種のカムコーダでは、例えば撮影時における色合わせ等を厳密に行う必要性があることから、メモリカードに格納された色合わせ等に関する各種の設定情報をメモリカード用アダプタを介して当該メモリカードから取り込み、当該設定情報に従って撮影時における色合わせ等を調整するようになされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003-204527公報
またカムコーダでは、本線映像データの撮影が終了すると当該本線映像データをネットワークを介して放送局へ直ちに伝送する必要があるが、十分な画質及び伝送速度を補償する帯域のネットワーク環境が必ずしも整備されているとはいえないため、実際には光ディスクを本体から取り外して放送局へ直接搬送し、次の新しい光ディスクを用いて直ちに次の撮影に入りたいという要請があると同時に、プロキシー画像データに基づく編集作業を撮影現場で直ちに行いたいという要請がある。
ところでかかる構成のカムコーダにおいては、光ディスクに対して本線映像データ、オーディオ信号、プロキシー画像データ及びメタデータ等の全てのデータを記録しているために、プロキシー画像データやメタデータに基づく編集作業を撮影現場で直ちに行うためには当該カムコーダ上で光ディスクを再生しなければならない。
従って、このカムコーダでは素材データの撮影後、光ディスクを交換して直ちに次の撮影に入ることができず、貴重な撮影機会を逃したり、当該カムコーダ自体を撮影に使用できず無駄な時間を浪費したり、当該カムコーダの撮影機能を有効活用できていないという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、貴重な撮影機会を逃すことなく撮影機能を有効活用し得るビデオカメラ及び映像記録方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、撮像データに基づく本線ビデオ信号を生成するビデオ信号生成部と、撮像データに基づいて上記本線ビデオ信号よりも解像度の低い参照用ビデオ信号を生成する参照用ビデオ信号生成部と、本線ビデオ信号に加えて上記参照用ビデオ信号、当該本線ビデオ信号に対応したオーディオ信号及び当該本線ビデオ信号に関するメタデータ伝送用又は保存用に用いられる着脱自在なディスク状記録媒体に対して記録させる記録制御部と、本線ビデオ信号を除き、参照用ビデオ信号に加えて、当該本線ビデオ信号に対応したオーディオ信号及び当該本線ビデオ信号に関するメタデータを汎用コンピュータで扱い可能なファイル形式に変換した後、即時利用に用いられる着脱自在なデータ記憶媒体に対して記憶させる記憶制御部と、データ記憶媒体が装着されたとき、当該データ記憶媒体を利用可能とするためのマウント処理を実行するマウント実行手段と、マウント処理後、当該データ記憶媒体に格納されている各種情報を読み取って内蔵メモリに予めコピーしておくデータ複写手段と、その後、データ記憶媒体に対してアンマウント処理を実行するアンマウント実行手段と、記録制御部により本線ビデオ信号をディスク状記録媒体に対して記録開始したとき、データ記憶媒体に対して参照用ビデオ信号、オーディオ信号及びメタデータを記憶させるため、当該データ記憶媒体について再度マウント処理を実行する再マウント実行手段とを設けるようにする。
このように、伝送用又は保存用に用いられるディスク状記録媒体を本線ビデオ信号の記録用とし、即時利用に用いられる着脱自在なデータ記憶媒体を参照用ビデオ信号の記憶用として使い分けることに加え、データ記憶媒体が装着されたときマウント処理を実行するが、当該データ記憶媒体に格納されている各種情報を読み取って内蔵メモリにコピーしてしまえば直ちにアンマウント処理を実行し、次にデータ記憶媒体へ参照用ビデオ信号、オーディオ信号及びメタデータを記憶させるまでアンマウント状態を継続することにより、データ記憶媒体に対する読み出しや書き込みを行う必要のない期間についてはアンマウント状態を保持することができるので、着脱自在なデータ記憶媒体が不用意に取り外された場合でも当該データ記憶媒体に格納されたデータが破壊されることを回避することができる。
本発明によれば、伝送用又は保存用に用いられるディスク状記録媒体を本線ビデオ信号の記録用とし、即時利用に用いられる着脱自在なデータ記憶媒体を参照用ビデオ信号の記憶用として使い分けることに加え、データ記憶媒体が装着されたときマウント処理を実行するが、当該データ記憶媒体に格納されている各種情報を読み取って内蔵メモリにコピーしてしまえば直ちにアンマウント処理を実行し、次にデータ記憶媒体へ参照用ビデオ信号、オーディオ信号及びメタデータを記憶させるまでアンマウント状態を継続することにより、データ記憶媒体に対する読み出しや書き込みを行う必要のない期間についてはアンマウント状態を保持することができるので、着脱自在なデータ記憶媒体が不用意に取り外された場合でも当該データ記憶媒体に格納されたデータが破壊されることを回避することができ、かくして貴重な撮影機会を逃すことなく撮影機能を有効活用し得るビデオカメラ及び映像記録方法を実現することができる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)ディスクカムコーダの全体構成
図1において、1は全体としてディスク状記録媒体を用いた本発明のディスクカムコーダの全体構成を示し、バッテリ5から供給される電力によりカメラ本体4、CCDカメラ2及びマイクロホン3を駆動させ、そのCCDカメラ2によって撮影された映像素材の本線映像データやマイクロホン3によって集音されたオーディオデータを本線系の記録媒体である着脱自在なDVD等の光ディスク10に記録するようになされている。
またディスクカムコーダ1は、メモリースティック(ソニー株式会社の登録商標)等でなるメモリカード11をマルチPC(Personal Computer)カードアダプタ12を介してカムコーダ用アダプタ13に装填し、このカムコーダ用アダプタ13をカメラ本体4の所定位置に設けられた装着部(図示せず)に対して着脱自在に取り付けることにより、メモリカード11との間でデータを授受し得るようになされている。
ここでディスクカムコーダ1は、メモリカード11に対しては、光ディスク10に記録する本線映像データを除く、その他種々のデータ(後述する)を主に記憶させるようになされており、光ディスク10の記録対象とメモリカード11の記憶対象を使い分けるようになされている。
(2)ディスクカムコーダの回路構成
図2に示すようにディスクカムコーダ1は、CPU40が全体を統括制御するようになされており、CCDカメラ2によって撮影された被写体像を電気信号としてビデオプロセッサ21へ送出する。
ビデオプロセッサ21は、被写体像の電気信号をアナログディジタル変換し、その結果得られる素材データD1をハイレゾリューションエンコーダ22及びローレゾリューションエンコーダ23へ送出する。
ハイレゾリューションエンコーダ22は、素材データD1に対してMPEG(Moving Picture Experts Group)2規格に準拠したMPEG−IMX方式により30Mbps、40Mbps又は50Mbpsのいずれかに圧縮符号化し、その結果得られる高解像度符号化データ(以下、これを本線映像データと呼ぶ)D2を、メモリ24を介して第1のファイルマネージャ26へ送出する。
一方、ローレゾリューションエンコーダ23は、ハイレゾリューションエンコーダ22に比べて低解像度のMPEG4規格に準拠した圧縮符号化方式により圧縮符号化し、その結果得られる低解像度符号化データ(以下、これをプロキシー画像データと呼ぶ)D3を、メモリ25を介して第1のファイルマネージャ26及び第2のファイルマネージャ30へ送出する。
マイクロホン3は、集音した音声信号をオーディオプロセッサ32へ送出する。オーディオプロセッサ32は、音声信号をサンプリング周波数48KHz、分解能16ビット又は24ビットのオーディオデータD10にアナログディジタル変換し、これをオーディオ圧縮回路34へ送出する。
オーディオ圧縮回路34は、オーディオデータD10をAlawと呼ばれるオーディオ圧縮の規格によって8ビットに圧縮符号化し、その結果得られる圧縮オーディオデータD11を、メモリ35を介して第1のファイルマネージャ26及び第2のファイルマネージャ30へ送出する。またオーディオ圧縮回路34は、オーディオデータD10を非圧縮のまま第1のファイルマネージャ26及び第2のファイルマネージャ30へ送出する。
ところでユーザインタフェース28は、ビデオプロセッサ21における素材データD1に対しホワイトバランスWBやゲインG等の画像調整等を行うことが可能であり、そのような画像調整等を行った場合には、ホワイトバランスWBやゲインGに変化があった旨をメタデータ生成部29へ通知するようになされている。
またビデオプロセッサ21は、素材データD1の輝度レベルYに変化があったときは、その旨をメタデータ生成部29へ通知し、オーディオプロセッサ32は、オーディオデータD10のレベルが所定値を超えた場合にレベルオーバーした旨をメタデータ生成部29へ通知するようになされている。
またCPU40は、ユーザ入力に応じた撮影日時、撮影条件、撮影機器に関する情報、その他の設定情報及びUMID(Unique Material IDentifier)を取り込み、これらをメタデータ生成部29へ送出する。
ここでUMIDとは、SMPTE(Society Of Motion Picture and Television Engineers)330Mとして国際標準化されたAV(Audio Visual)素材等をグローバルユニークに特定するための識別子であり、高解像度の本線映像データD2を光ディスク10上で指定するために用いられる。
すなわち撮影者は、UMIDを用いることにより本線映像データD2をその管理場所(ディレクトリ)に拘らず識別することができるので、本線映像データD2が管理されているディレクトリとUMIDとの対応関係を管理すれば、目的とする本線映像データD2をそのディレクトリに拘らず指定することが可能となる。
メタデータ生成部29は、ホワイトバランスWB、ゲインG及び輝度レベルYに変化があった旨、オーディオデータD10がレベルオーバーした旨、撮影日時、撮影条件、撮影機器に関する情報、その他の設定情報及びUMID等を集め、これらを映像素材毎のメタデータMD1として生成し、メモリ39を介して第1のファイルマネージャ26及び第2のファイルマネージャ30へ送出する。
第1のファイルマネージャ26は、UDF(Universal Disk Format)と呼ばれるファイルシステムを用いており、メモリ24を介して供給された本線映像データD2をファイル化してディレクトリ構造によりその並び順を管理するようになされており、ディスクドライブ27により当該本線映像データD2をUDFに基づく並び順で光ディスク10に書き込むようになされている。
また第1のファイルマネージャ26は、同様にメモリ25を介して供給されたプロキシー画像データD3についても、ディスクドライブ27を介してUDFに基づく並び順で光ディスク10に書き込み、メモリ33及び35を介して供給されたオーディオデータD10及び圧縮オーディオデータD11についてもディスクドライブ27を介してUDFに基づく並び順で光ディスク10に書き込むようになされている。
さらに第1のファイルマネージャ26は、メモリ39を介して供給されたメタデータMD1についてもUDFに基づいてファイル化し、ディスクドライブ27を介して光ディスク10に書き込むようになされている。
一方、第2のファイルマネージャ30は、メモリカード11に記憶させるデータをパーソナルコンピュータによって扱うことができるように、MS−DOS(Micro Soft-Disk Operating System)/Windows(登録商標)に採用されているFAT(File Allocation Table) と呼ばれるファイルシステムを用いており、これによりメモリカード11を当該ディスクカムコーダ1と汎用パーソナルコンピュータとの間で互換性を持たせるようになされている。
すなわち第2のファイルマネージャ30は、本線映像データD2を除く、その他全てのプロキシー画像データD3、オーディオデータD10、圧縮オーディオデータD11、メタデータMD1の供給を受け、これらをFATに基づきメモリインタフェース31を介してメモリカード11に記憶させるようになされている。
ところで撮影者用マイクロホン36は、いわゆるボイスメモのために用いられるマイクロホンであり、撮影者が撮影時のタイミングで必要に応じて発する音声を素材データD1のオーディオデータD10とは別に集音し、オーディオプロセッサ37へ送出する。
オーディオプロセッサ37は、当該音声をアナログディジタル変換することによりボイスメモデータD12を生成し、これをメモリ38を介して第2のファイルマネージャ30へ送出するようになされている。
従って第2のファイルマネージャ30は、ボイスメモデータD12についてもFATに基づきメモリインタフェース31を介してメモリカード11に記憶させるようになされている。因みにボイスデータD12についても、UMIDを用いて本線映像データD2に対応付けられるようになされている。
このようにディスクカムコーダ1においては、図3に示すように、素材データD1に基づく高解像度の本線映像データD2を含む全てのデータを着脱自在な光ディスク10に記録させる一方、高解像度の本線映像データD2を除く残り全てのデータを着脱自在なメモリカード11に記憶させるようになされている。
(3)マウント制御処理手順
次に、ディスクカムコーダ1のカメラ本体4に装着されたメモリカード11に対するマウント制御処理手順について図4のフローチャートを用いて説明する。
ディスクカムコーダ1のCPU40は、ルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1へ移り、最初にカムコーダ用アダプタ13を介してカメラ本体4に対しメモリカード11が装着されたか否かをメモリカードインタフェース31(図2)からの検出信号に基づいて判定する。
ここで否定結果が得られると、このことはカメラ本体4にメモリカード11が装着されていないことを表しており、このときCPU40はメモリカード11が装着されるまで待ち受けるのに対し、肯定結果が得られると、CPU40は次のステップSP2へ移る。
ステップSP2においてCPU40は、メモリカード11がカメラ本体4に装着されているので、このメモリカード11の存在を認識した上でデータ記憶媒体として用いることができるようにファイルシステムとしてマウント処理を実行し、次のステップSP3へ移る。
ここでマウントとは、CPU40がメモリカード11を記憶資源として利用可能にするためにディレクトリのツリー構造の中に組み込むための作業である。因みに、アンマウントとは、ディレクトリのツリー構造の中から開放し、内部のデータを破壊することなくメモリカード11を取り外し可能な状態にすることである。
ステップSP3においてCPU40は、メモリカード11に格納されているデータ内容として主要なメタデータMD1や当該メモリカード11の記憶残容量等の各種情報を読み取り、内部のRAM(Random Access Memory)にコピーし、次のステップSP4へ移る。
ステップSP4においてCPU40は、ステップSP3でメモリカード11の内容を全てコピーしたので、当該メモリカード11のアンマウント処理を実行し、次のステップSP5へ移る。
すなわちCPU40は、メモリカード11の装着状態を確認すると、直ちにマウント処理を実行して当該メモリカード11から必要な内容を全てコピーするが、それが終了すると、不用意にメモリカード11がカメラ本体4から間違って取り外された場合でも当該メモリカード11のデータが破壊されることがないようにアンマウント処理を行う。
ステップSP5においてCPU40は、ユーザの操作によってCCDカメラ2による撮影開始に伴って高解像度の本線映像データD2の光ディスク10に対する記録動作を開始したか否かを判定し、肯定結果が得られたときのみステップSP6へ移る。
因みにCPU40は、光ディスク10に対する記録動作を開始したときには、カメラ本体4の所定位置に設けられたLED(Light Emitting Diode)を介してランプ表示することにより記録中であることをユーザに伝えるようになされている。
ステップSP6においてCPU40は、素材データD1に基づく高解像度の本線映像データD2を光ディスク10へ記録開始したので、メモリカード11へ低解像度のプロキシー画像データD3やメタデータMD1等を記憶させるために当該メモリカード11をファイルシステムとして再度マウント処理し、次のステップSP7へ移る。
ステップSP7においてCPU40は、マウント処理後のメモリカード11に対してプロキシー画像データD3やメタデータMD1等を記憶させ、次のステップSP8へ移る。ところでCPU40は、実際上、本線映像データD2の光ディスク10に対する記録開始後に、その記録開始をトリガーとしてマウント処理を実行しているため、マウント開始前にメモリカード11に対する記憶処理が必要になる場合が起こり得る。
そのような場合を考慮してCPU40は、メモリカード11に記憶させる予定のプロキシー画像データD3についてはメモリ25を介して一旦蓄積し、メタデータMD1についてはメモリ39を介して一旦蓄積し、オーディオデータD10及び圧縮オーディオデータD11についてはメモリ33及びメモリ35を介して一旦蓄積し、ボイスメモデータD12についてはメモリ38を介して一旦蓄積してから、第2のファイルマネージャ30によりメモリインタフェース31を介してメモリカード11へ高速転送することにより、あたかもマウント処理開始後からメモリカード11に対する書き込みを行っているかのように振舞う。
ステップSP8においてCPU40は、光ディスク10に対する本線映像データD2の記録が終了したか否かを判定し、否定結果が得られたときは再度ステップSP7へ戻ってメモリカード11に対する書き込み動作を継続し、肯定結果が得られたときは次のステップSP9へ移る。
ステップSP9においてCPU40は、光ディスク10に対する本線映像データD2の記録動作が終了したということは、メモリカード11に対して書き込むべきデータが存在しないことを表しているので、当該メモリカード11のファイルをクローズし、アンマウント処理を実行した後、次のステップSP10へ移って処理を終了する。
(4)動作及び効果
以上の構成において、ディスクカムコーダ1は、素材データD1に基づく高解像度の本線映像データD2を含む全てのデータを着脱自在な光ディスク10に伝送用又は保存用のために記録させる一方、本線映像データD2を除く残り全てのデータを着脱自在なメモリカード11に即時利用のために記憶させるといった使い分けを行う。
これによりディスクカムコーダ1では、光ディスク10に対する記録動作の終了後に直ちに編集作業を行いたいという要望については、図5に示すように、メモリカード11をカメラ本体4から取り外し、そのメモリカード11を撮影現場のノートブック型パーソナルコンピュータ50(以下、これをノートパソコンと呼ぶ)に直接読み込ませることにより、その場でメモリカード11に記憶されたプロキシー画像データD3やメタデータMD1を用いて編集作業を実行させることができる。
このときディスクカムコーダ1では、着脱自在なメモリカード11に記憶されたデータ内容をノートパソコン50に直接読み込ませるようにしたことにより、有線又は無線によりメモリカード11の内容をデータ伝送する場合に生じる伝送エラーを予め回避して、正確にデータ伝送し、かつ確実に編集作業を実行させることができる。
このようにディスクカムコーダ1は、メモリカード11のプロキシー画像データD3をノートパソコン50に読み取らせてオフライン編集処理を実行させることができるので、本線映像データD2のような大容量のデータを直接扱わせることがなく、そのため本線映像データD2を編集作業中に破壊させてしまうというリスクを負わせることもない。
同時にディスクカムコーダ1では、メモリカード11の再生動作から開放され、光ディスク10を交換しさえすれば、新たな光ディスク10に対して高解像度の本線映像データD2を直ちに記録することができるので、貴重な撮影機会を逃したり、当該ディスクカムコーダ1自体を撮影に使用できないという無駄な時間を浪費したり、当該ディスクカムコーダ1の撮影機能を有効活用できないという不都合を全て解消し、使用効率を格段に向上させることができる。
このことは、貴重な撮影機会を逃したくないユーザにディスクカムコーダ1を複数台購入させるという負担をなくし、ユーザのコストダウンに対して多分に貢献することができる。
ところでディスクカムコーダ1は、メモリカード11の操作性を考慮してユーザの抜き差し動作だけで容易に取り付けたり、取り外したりすることができるようになされているため、メモリカード11にデータ書き込み中に間違って取り外されてしまうリスクが無い訳ではない。
そこでディスクカムコーダ1では、メモリカード11が装着されている間であって、最初にメモリカード11から主要なメタデータMD1や記憶残容量等の必要な各種情報をコピーするために必要な期間や、プロキシー画像データD3やメタデータMD1の書き込みに必要な必要最小限の期間だけ、メモリカード11をファイルシステムとしてマウントさせておくようにする。
これによりディスクカムコーダ1は、メモリカード11が装着されてから常時マウントさせておくのではなく、メモリカード11に対する読み出しや書き込みを行う必要のない期間についてはアンマウントさせておくことができるので、そのような間にメモリカード11がユーザにより不用意に取り外された場合であっても、そのメモリカード11に格納されたデータを破壊されずに済む。
逆に言えば、ディスクカムコーダ1はメモリカード11を装着したときにユーザが当該メモリカード11をすぐ取り外すことは考え難く、実際に本線映像データD2の光ディスク10に対する記録中すなわち撮影中にメモリカード11を取り外すことも考え難く、これらのタイミング以外のときにメモリカード11が不用意に取り外される可能性が高いといえ、そのような期間にアンマウントさせておくことができるので、メモリカード11のデータが破壊される可能性を一段と低減することができる。
以上の構成によれば、ディスクカムコーダ1は本線映像データD2を含む全てのデータを着脱自在な光ディスク10に伝送用又は保存用のために記録させる一方、本線映像データD2を除く残り全てのデータを着脱自在なメモリカード11に即時利用のために記憶させることにより、光ディスク10をカメラ本体4から取り外して放送局へ直接搬送し、次の新しい光ディスク10を用いて直ちに次の撮影に入りたいという要請に応えることができると共に、プロキシー画像データD3やメタデータMD1を用いた編集作業を撮影現場で直ちに行いたいという要請に応えることができる。
またディスクカムコーダ1は、メモリカード11が装着されている間であって、当該メモリカード11に対して所定の処理を実行する必要最小限の期間だけ、メモリカード11をファイルシステムとしてマウントさせておき、それ以外の期間についてはアンマウントさせておくことにより、ユーザによって不用意にメモリカード11がカメラ本体4から取り外された場合でも当該メモリカード11のデータ内容が破壊されるリスクを格段に低減することができる。
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、光ディスク10に本線映像データD2を含む全てのデータを記録し、メモリカード11に本線映像データD2を除くその他全てのデータを記憶させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、メモリカード11に本線映像データD2やオーディオデータD10を所定時間だけ確認用に記憶させるようにしても良い。これによりメモリカード11を用いて編集作業を行う場合に、本線映像データD2に基づいて実際の画質や音声を確認することができる。
また上述の実施の形態においては、MPEG2規格に準拠した圧縮符号化方式で符号化した高解像度の本線映像データD2を光ディスク10に記録させ、MPEG4規格に準拠した圧縮符号化方式で符号化した低解像度のプロキシー画像データD3をメモリカード11に記憶させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、HD(High Definition)の本線映像データを光ディスク10に記録させ、SD(Standard Definition)のプロキシー画像データをメモリカード11に記憶させる等、伝送用及び保存用のための光ディスク10には高解像度の本線映像データを記録させ、即時利用のためのメモリカード11には低解像度のプロキシー画像データを記憶させるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、データ記憶媒体としてメモリカード11を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、PCカードスロットにそのまま装着できる記憶装置としてマイクロドライブ14やコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア(登録商標)等のその他種々のデータ記憶媒体を用いるようにしても良い。この場合もカムコーダ用アダプタ13を介してカメラ本体4の所定位置に着脱自在に装着することができる。
さらに上述の実施の形態においては、ディスクカムコーダ1がプロキシー画像データD3やメタデータMD1等をメモリカード11に記憶させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図6に示すように複数のコンテンツNo.1〜No.3の中から必要な箇所だけがIN1〜OUT1、IN2〜OUT2及びIN3〜OUT3のようにタイムコードによって指定されたエディットリストELTをメタデータとしてメモリカード11から読み出し、当該エディットリストELTに応じた編集結果を光ディスク10から読み出して出力したり、当該編集結果を再度光ディスク10に記録するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、制御手段としてのCPU40がメモリカード11の装着されたときと、光ディスク10に対する本線映像データD2の書き込みを行うときに、当該メモリカード11をファイルシステムとしてマウント処理し、それ以外のときにはアンマウント処理するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ボイスメモデータD12をメモリカード11に書き込むときにも、それをトリガーとして当該メモリカード11をマウント処理するようにしても良い。この場合も、ディスクカムコーダ1はメモリ38にボイスメモデータD12を記憶させておき、マウント処理の実行後にメモリ38からボイスメモデータD12をメモリカード11へ転送するようにすれば良い。
さらに上述の実施の形態においては、ビデオ信号生成手段としてのハイレゾリューションエンコーダ22と、参照用ビデオ信号生成手段としてのローレゾリューションエンコーダ23と、記録制御手段としての第1のファイルマネージャ26及びディスクドライブ27と、記憶制御手段としての第2のファイルマネージャ30及びメモリインタフェース31とによって本発明のビデオカメラとしてのディスクカムコーダ1を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でなるビデオ信号生成手段、参照用ビデオ信号生成手段、記録制御手段及び記憶制御手段によって本発明のビデオカメラを構成するようにしても良い。
本発明のビデオカメラ及び映像記録方法は、例えば放送局用のカムコーダに限らず、民生用のビデオカメラにも適用することができる。
ディスクカムコーダの全体構成を示す略線図である。 ディスクカムコーダの回路構成を示す略線的ブロック図である。 光ディスクとメモリカードの使い分けの説明に供する略線図である。 マウント制御処理手順の説明に供するフローチャートである。 活用例を示す略線図である。 エディットリストの説明に供する略線図である。
符号の説明
1……ディスクカムコーダ、2……CCDカメラ、3……マイクロホン、4……カメラ本体、5……バッテリ、10……光ディスク、11……メモリカード、21……ビデオプロセッサ、22……ハイレゾリューションエンコーダ、23……ローレゾリューションエンコーダ、24、25、33、35、38、39……メモリ、26……第1のファイルマネージャ、27……ディスクドライブ、28……ユーザインタフェース、29……メタデータ生成部、30……第2のファイルマネージャ、31……メモリインタフェース、32、37……オーディオプロセッサ、34……オーディオ圧縮回路、40……CPU、50……ノートパソコン。

Claims (4)

  1. 撮像データに基づく本線ビデオ信号を生成するビデオ信号生成部と、
    上記撮像データに基づいて上記本線ビデオ信号よりも解像度の低い参照用ビデオ信号を生成する参照用ビデオ信号生成部と、
    上記本線ビデオ信号に加えて上記参照用ビデオ信号、当該本線ビデオ信号に対応したオーディオ信号及び当該本線ビデオ信号に関するメタデータ伝送用又は保存用に用いられる着脱自在なディスク状記録媒体に対して記録させる記録制御部と、
    上記本線ビデオ信号を除き、上記参照用ビデオ信号に加えて、当該本線ビデオ信号に対応したオーディオ信号及び当該本線ビデオ信号に関するメタデータ汎用コンピュータで扱い可能なファイル形式に変換した後、即時利用に用いられる着脱自在なデータ記憶媒体に対して記憶させる記憶制御部と
    上記データ記憶媒体が装着されたとき、当該データ記憶媒体を利用可能とするためのマウント処理を実行するマウント実行手段と、
    上記マウント処理後、当該データ記憶媒体に格納されている各種情報を読み取って内蔵メモリに予めコピーしておくデータ複写手段と、
    その後、上記データ記憶媒体に対してアンマウント処理を実行するアンマウント実行手段と、
    上記記録制御部により上記本線ビデオ信号を上記ディスク状記録媒体に対して記録開始したとき、上記データ記憶媒体に対して上記参照用ビデオ信号、上記オーディオ信号及び上記メタデータを記憶させるため、当該データ記憶媒体について再度マウント処理を実行する再マウント実行手段と
    を具えるビデオカメラ。
  2. 上記記憶制御部は、上記参照用ビデオ信号の確認用に上記本線ビデオ信号の一部を一定時間だけ上記データ記憶媒体に対しても記憶させる
    求項1に記載のビデオカメラ。
  3. 上記記憶制御部は、撮影者の音声を上記本線ビデオ信号に対応付けた状態で上記データ記憶媒体に対して記憶させる
    求項1に記載のビデオカメラ。
  4. 撮像データに基づく本線ビデオ信号をビデオ信号生成部により生成するビデオ信号生成ステップと、
    上記撮像データに基づいて上記本線ビデオ信号よりも解像度の低い参照用ビデオ信号を参照用ビデオ信号生成部により生成する参照用ビデオ信号生成ステップと、
    上記本線ビデオ信号に加えて上記参照用ビデオ信号、当該本線ビデオ信号に対応したオーディオ信号及び当該本線ビデオ信号に関するメタデータ伝送用又は保存用に用いられる着脱自在なディスク状記録媒体に対して記録制御部により記録させる記録制御ステップと、
    上記本線ビデオ信号を除き、上記参照用ビデオ信号に加えて、当該本線ビデオ信号に対応したオーディオ信号及び当該本線ビデオ信号に関するメタデータ汎用コンピュータで扱い可能なファイル形式に変換した後、即時利用に用いられる着脱自在なデータ記憶媒体に対して記憶制御部により記憶させる記憶制御ステップと
    上記データ記憶媒体が装着されたとき、マウント実行手段により当該データ記憶媒体を利用可能とするためのマウント処理を実行するマウント実行ステップと、
    上記マウント処理後、データ複写手段により当該データ記憶媒体に格納されている各種情報を読み取って内蔵メモリに予めコピーしておくデータ複写ステップと、
    その後、アンマウント実行手段により上記データ記憶媒体に対してアンマウント処理を実行するアンマウント実行ステップと、
    上記記録制御部により上記本線ビデオ信号を上記ディスク状記録媒体に対して記録開始したとき、上記データ記憶媒体に対して上記参照用ビデオ信号、上記オーディオ信号及び上記メタデータを記憶させるため、再マウント実行手段により当該データ記憶媒体について再度マウント処理を実行する再マウント実行ステップと
    有する映像記録方法。
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