JP4465518B2 - 長方形ウエーハの整合システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、材料処理の分野に関するものであって、より詳細には、ロボットアーム上及び処理ステーション中の半導体ウエーハ等の基板の整合に関し、更に詳細には、非標準形の基板若しくはウエーハであって、例えば長方形、より広範には、直角四辺形に成形されたウエーハ等の整合に関するものである。
【0002】
【従来技術】
半導体装置製造業者及び材料製造業者により利用される製造プロセス及び品質管理プロセスは、ウエーハ特性、とりわけウエーハの中心及び方向の正確な測定を大抵要求している。ウエーハ検査システムといった、自動化され且つ処理能力の高い集合ラインは、所望の情報を得るように設計されている。特殊なウエーハの検査システムの選択ウエーハの特性化ステーションに搬送される前に、ウエーハは、その重心及び選択的に方向付けるウエーハの平坦部が整合されなければならない。この事については、ジュデル(Judell)らによる米国特許第4,457,664号は、平坦部を有するウエーハの重心を整合し且つ選択的に平坦部の方向合わせを自動的に行うウエーハ整合ステーションを開示しており、自動製造及び品質管理に適切に使用されている。ウエーハ整合ステーションは、処理能力の高い材料処理システム中に他のウエーハ特性化ステーションが使用されるように適合されているモジュールに使用され得る。
【0003】
ここ数年、ロボットアームは、一方の位置から他方の位置に物体を搬送することに益々利用されてきている。ロボット工学を半導体ウエーハの処理に応用する場合、ロボットアームは、半径方向、円周方向、及び昇降方向の動作を独立して制御可能となるようにして、一方の位置から他方の位置に半導体ウエーハを搬送するには有用である。しかしながら、多くの場合、ロボットアームにより搬送されるウエーハは、重心及び基準部分に関して予め決定された整合に配置されなければならない。
【0004】
ポデュジェ(Poduje)らによる米国特許第5,332,352号及び米国特許第5,102,280号中に開示された発明によると、ロボットアームは、整合ステージを伴って動作され、ロボットアームの円形ウエーハ又は他の材料の方向を予め決められた整合に調整し、ロボットアームにより所望の方向のまま近辺のステーションへウエーハを配置するように使用されている。ポデュジェ(Poduje)らの開示によると、ロボットアームは、独立して制御され且つ分離された半径方向、円周方向、昇降方向の動作、つまりr、Θ、zの動作を行うマニピュレーターが含まれている。回転支持部は、ロボットアームにより搬送された半導体ウエーハが配置される範囲内に提供され、且つ回転支持部で回転されることによりウエーハエッジの位置を判定するエッジ検出器と連結している。ロボットアームは、r、Θ、zの独立したコマンドを実行して、最初の位置から動作子又はハンドにウエーハを載置する。その後、ロボットアームは、回転支持部上にウエーハを配置し、ウエーハはエッジ検出器上でエッジと共に回転させられる。エッジ位置は、重心の移動量を判定する電子機器により検出され、回転支持部のウエーハの整合を生成し、又はウエーハの基準部分を予め決められた位置に配置し、又はその双方を行う。第1の場合において、ロボットアームは、基準部分が予め決められた位置に再配置されて整合が確実になるまで回転支持部上のウエーハを移動させるように操作されている。ウエーハは、予め規定された整合のまま更なるステーションに搬送するようにロボットアームにより再度取り上げられる。第2の場合において、ロボットアームは、既知の不整合のままウエーハを取り上げて且つ後段ステーションへウエーハを搬送する際に当該不整合を修正するように動作されている。前述の技術知識によれば、本発明が理解され且つ実施可能である。
【0005】
【発明の概要】
SEMI(半導体製造装置材料協会)標準ウエーハとは異なるウエーハ、例えばMR(磁気読み取りヘッド)処理用の直角四辺形ウエーハ等、を整合する要求が増加している。現在の整合技術では、これらのウエーハを取扱い出来ない。このために、新しい装置が、着想され且つ単一のセンサのみを使用して実行されている。更に、整合アルゴリズムの使用は、僅かなセンサ集合体の公差を自動的に補正するものとしてより完全にする。これにより、広範囲な大きさの長方形(正方形を含む)ウエーハを整合することが可能である。本発明によれば、ウエーハは360°回転させられ、且つエッジデータポイントは、適切なセンサを使用して収集される。その後に、当該データは、コーナー及びもしあれば基準部分を検出するように処理される。
【0006】
より詳細には、本発明によるシステムは、偏心ベクトルεを決定するように提供されていて、偏心ベクトルεは透明体又は不透明体にされ得る直角四辺形の半導体ウエーハの重心Oの所望の位置から最初の位置への変位の大きさと方向を規定している。センサにより検出されるように周囲エッジに適切に設定された基準部分の最初の位置により、ウエーハはP点を中心に回転し、且つ周囲エッジの外形を規定する曲線が得られる。図9によると、偏心ベクトルは、ウエーハのコーナーの検出された位置から計算され、点Pに対する重心Oの空間的な変位を示す大きさを有し、且つ点Pと重心Oとを結ぶ第1線とウエーハの対角を結ぶ第2線により形成された角度を示す方向Φを有している。処理の手順に従うと、ウエーハは整合ステーションに挿入され、その後に最初の位置から所望の位置に再配置され、更に既に獲得された所望の位置を維持したまま複数の処理ステーションに順次進められる。整合及び処理ステーションは、真空(負圧)にされ得る。ウエーハは、その側部が整合ステーションの内壁にほぼ平行になるまでウエーハを回転させることにより新しい所望の位置に位置決めされ得、ロボットアームの動作子が、その支持部からウエーハを直に持ち上げて且つ既に獲得された所望の位置を維持したまま処理ステーション中に進めることを可能にしている。
【0007】
従って、本発明の第1の特徴は、ウエーハ、例えば半導体ウエーハ等の整合するシステムを供与することであって、1又はそれより多い処理ステーションへ若しくは当該処理ステーションからロボットアームにより搬送されるようにすることである。
本発明の他の特徴は、非標準ウエーハ,例えば四辺形状にされたウエーハ等を搬送するシステムを供与することである。
【0008】
本発明の更なる他の特徴は、ウエーハが、周囲エッジに形成された基準部分の最初の位置を有し且つ点Pを中心に回転され、当該周囲エッジの外形が検知され、更に周囲エッジの外形を規定する曲線が、センサにより得られた測定値を基に基準部分の最初の位置に対して発生され、偏心ベクトルがウエーハのコーナーの検出位置から計算されるシステムを供与することである。
【0009】
本発明の他の更なる特徴、利点、及び利益は、添付図面に関連して記載された以下の説明において明確にされる。上記の概略的な記載及び以下の詳細な説明は、例示的であり及び説明的なものであって、本発明を限定するものではないことは理解されたい。添付図面は、本発明に組み込まれ且つ一部を構成しており、詳細な説明と共に本発明の実施例の1つを示し、概略的な用語で本発明の原理を説明するように提供している。同一の参照番号は、明細書及び図面に亘って類似の部分を参照している。
【0010】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照しながら説明を行う。本発明は、ロボットアーム用の整合補助装置に関するものであって、予め規定された整合のまま予め規定された位置に搬送するように調整されたロボットアームによって操作され且つ搬送される半導体ウエーハ等の部材を整合することを可能にしている。
【0011】
本願と共通する譲受人による1992年4月7日に発行され、且つ特に本明細書の1部として本発明に組み込まれている、ポデュジェ(Poduje)らによる米国特許第5,102,280号によると、図1に示される種類のロボットアーム10が示されている。図示の如く、ロボットアーム10は、基礎支持部12から外側に伸びる第1アーム14及び第2アーム16及び末端の動作子18を有する片持ちの複数脚ロボットアームを含んでいる。本実施例において半導体ウエーハを保持するように使用される動作子18は、半導体ウエーハ22を載置するよう取り付けられた指部20を有し、且つ別の種類の装置上にウエーハを配置するように中心部分24が保護されていない“Y”字型の端部を含んでいる。
【0012】
脚部14は、ピボットハウジング30を介して基礎支持部12に接合されている。脚部14及び16は、ピボットハウジング32を介して旋回が可能となるように接続される。脚部16と動作子18は、ピボットハウジング34を介して接続される。ハウジング32内にあって、脚部16に固定されたプーリは、1つの規格化された単位の直径を有している。ベルト36は、そのプーリーを覆い且つハウジング30内の2つの規格化された単位の直径のプーリーに伸張している。ハウジング32内の1つの規格化された単位の直径のプーリーは、脚部14に取付けられ、且つ2つの規格化された単位の直径のプーリーを覆っていて更に動作子18に取付けられているベルト38に覆われている。
【0013】
基礎支持部12は、r、Θ、z制御電子部品40により独立して調整可能な3種類の動作システムを含んでいる。電子部品40は、基礎支持部12内の個々の動作システムを制御し、42に配置された軸に沿って独立したr、Θ、zの動作を生じさせる。r方向の動作は、ウエーハ22の中心及びハウジング34、30の中心若しくは回転軸を通過する線に沿って完全に線上に並ぶものである。このr方向の作動は、ハウジング30の軸を中心に脚部14を回転させ、同時にハウジング30内に固定された2つの規格化された単位の直径のプーリーを維持することにより達成される。Θ方向の動作は、ハウジング30及び脚部14を一体として完全に回転することにより達成され、一方z方向の動作は、ハウジング30及びアーム14を一体として昇降するか、若しくは変形例として支持要素の上に基礎支持部12を昇降することにより達成される。
【0014】
プーリーの結合比及びその配置は、Θ又はzの動作に独立した動作子18の厳密なr方向すなわち半径方向の動きを提供する。Θ及びz動作の双方とも、他の2軸に対して独立した動作となるように基礎支持部12内のモーターシステムにより生成される。
台座50は、ウエーハ22を保持し得る真空チャック52を回転可能なように支持し、動作子18の指部20間の領域24にウエーハを保持するように当該真空チャックを支持している。ロボットアームのr、Θ、z動作の組合わせは、真空チャック上にウエーハ22を配置することが可能であり、アームは、動作子18から真空チャック52にウエーハを移載して保持するように下側に移動する。
【0015】
容量式若しくは他の方式によるエッジセンサ54は、真空チャック52で回転される半導体ウエーハ22のエッジの位置を検出する。この位置情報は、オフセット検出及び制御回路56に供給され、既に記載された米国特許第4,457,664号に記載されるような方法で、真空チャック52上のウエーハ22の不整合の大きさ及び角度を判定し且つ最初に動作子から真空チャック52に移載された時にウエーハが動作子18で不整合にされた度合いの不整合の大きさ及び角度を判定する。
【0016】
1つの実施例として、この情報は、図2の処理に基づいて利用され、真空チャック52とウエーハ22は整合されて、予め規定された整合状態で動作子18に戻される。特に図2に図示される如く、スタート状態60から、ロボットアーム10は、基礎支持部12内の動作システムにより制御され、ステップ62で真空チャック52にウエーハが配置される。次のステップ64において、真空チャック52はモーター保持体50により回転させられる。ステップ66において、エッジの位置は、センサ54により検出され、且つ真空チャック52の回転中心に対してウエーハ重心の位置を検出するように電子機器56により処理される。次のステップ68において、真空チャック52はウエーハを位置決めし、その結果オフセットは、真空チャック52の中心とハウジング30の中心とを通過する軸70に沿って表れるようにする。その後、ステップ72において、ロボットアームが作動させられ、且つウエーハは動作子18により取り上げられて軸70に沿って移動し、厳密にr方向に沿って線形に動作し、真空チャック52にウエーハを再載置し、その結果ウエーハの重心が回転体の軸上に配置される。ステップ64からステップ68は、検証又は誤りの最小化を目的として数回にわたり繰り返され得る。
【0017】
その後のステップ74において、ウエーハ22の基準部分又は平坦部等の構造の位置は、予め決められた位置に配置され、且つその後のステップ76においてロボットアームが、動作され、且つウエーハは予め規定された判っている整合のまま動作子18に移載される。基礎支持部12内の動作システムにより形成されたr、Θ、z方向に予め規定された数の独立した制御及び定量ステップを利用して、ウエーハ22は、予め決定された整合のまま予め決定された次のステーション、例えばステーション80、に再載置され得る。
【0018】
その変形例として、第2の実施例において、動作は、ステップ66又はステップ68の後に、ステップ82へと枝分かれされ、真空チャック52での再整合より前に、且つ不整合の度合いを認知したままウエーハ22は動作子18に移載される得る。その後、ウエーハ22は、基礎支持部12中の移動システムの制御の下でロボットアームにより搬送され、ウエーハ22を独立したr、Θ、z方向に規定された数のステップで移動させられる。移動ステップに計算された不整合のオフセットを導入して、予め決められた整合と同一になるようにステーション80にウエーハを配置する。
【0019】
本発明の説明のために、集合装置84であってその周囲に沿って複数の処理ステーション86が含まれる装置の概略図を示す図3を参照する。ロボットアーム10の構造をほぼ有しているロボットアーム88は、集合装置内の中心位置に配置され、且つ上部アーム90、前部アーム92及び動作子94を使用し、更にロードロック98からアライナー100を介して半導体ウエーハ又はウエーハ群96を移載することに使用され、その後、処理ステーション86へ1回に1枚搬送する。アライナー100において、ウエーハは、その後に処理ステーションへ搬送されるようにこれから説明する本発明の方法により正確に位置決めされる。図4に示した代替構造では、アライナー100は、ロードロック98と整列されるよりもむしろ円周方向に離れて配置された方が好ましい。この実施例によると、ロボットアーム88の動作子94は、ウエーハ96を受け取り、1又はそれより多い処理ステーション86にウエーハを搬送する前に、ロードロック98を介して処理される。どちらの例によっても、アライナー100は、真空(負圧にする)又は非真空すなわち大気圧型の何れかにされ得る。ロードロックにてウエーハを受け取った後に、ロボットアームは、矢印102に示す如く時計回りに回転又はスイープされ、正確に位置決めされるようにまずアライナー100へウエーハを搬送し、その後に、上述の如く適切な処理ステーション86へ配置される。
【0020】
集合装置又は他のシステムコンポーネント内において行う処理に対して、ウエーハは各処理ステーション86内で確実に配置されることが重要である。これを達成する為に、図5及び6を参照すると、ウエーハ96の重心Oは保持チャック106の回転軸104に整合され、その結果チャックの回転はウエーハの全ての位置に対して釣り合って均一に分与されることが重要である。従って、本発明は、直角四辺形に形成されたウエーハ96の所望の位置からの変位の大きさと方向を規定する偏心ベクトルε(図5参照)を決定する方法に関する。上記の如く、ウエーハは、重心Oと、4つのコーナーA、B、C、及びDと、連続した周囲エッジ108と、4つの側部、すなわち110(又はAB)、112(又はBC)、114(又はCD)、116(又はDA)とを有する。本発明の方法によれば、ウエーハ96は、点Pにおいてウエーハと交差する回転軸を中心に回転するように保持されている。例えばCCDを線形に配列したものとされ得る適切なエッジセンサ118は、ウエーハが回転軸104を中心に回転した場合に周囲エッジ108の外形を検出するように設けられる。図5中の点Sは、センサー118の最外端であり且つ点Pを中心とした特定方向とは関係無くウエーハ96と同一の平面上にある点を示している。説明の為に、点Sは、線PA、PB、PC及びPD上に各々図示され、センサに重なった場合に当該各ライン上に共通記号の点で示す。
【0021】
基準部分120等の基準部分の最初の位置は、エッジセンサにより検出されるように周囲エッジに設定され得る。基準部分120は、例えばコーナーCにおいて切欠きエッジ(図5)とされ得る。基準部分を設定した目的は、作業員がウエーハを手動で取扱うか又は機械が自動的に操作する場合にウエーハの方向を認知させることである。極端な例として、基準部分はウエーハの側部の全体に付けられ得る。
【0022】
集合装置84の動作のある時点において、ウエーハ96は、ロードロック98に到着した後にアライナー100内の保持チャック106上に配置される。上記の如く、これが実行された場合、ウエーハの重心Oは、回転軸104がウエーハに交差する点Pに対してオフセットされていて、本発明の目的は、アライナー又はロボットアームの何れかにより点Pを重心Oに整合することである。図6に示される如く、光源122、例えばLED(発光ダイオード)とされ得る適切な光源が、アライナー100内に配置され、複数の矢印124により表現される幅の広いビーム光が、ウエーハ96の平面及びウエーハの周囲エッジ108と同一の平面を横切る方向のエッジ又は光センサ118に向けて方向付けられる。この方法により、ウエーハに遮断されない光のみが、光センサ118到達し且つ光センサで検出される。従って、保持チャック106は、適切な速度により一回転より多く回転されせられ、エッジセンサ118は、周囲エッジ108の外形を検出する。この情報から、制御回路56は4つの側部110(又はAB)、112(又はBC)、114(又はCD)、及び116(又はDA)を含む周囲エッジの外形を規定する曲線126(図7)と、基準部分の最初の位置に対してエッジセンサにより得られた測定値を基に4つのコーナーA、B、C、及びDとを決定する。
【0023】
図6に示す如く、もしウエーハ96が不透明体であれば、エッジセンサ118は、光源122のウエーハと重ならない部分つまり周囲エッジ108の左側で光を受光するのみであり、図6A中に示す如く、横座標に沿って示された“b”及び“c”の値の間で信号128が発生する。もちろん、図6Aに示す如く、ウエーハと重なる部分つまり周囲エッジ108の右側であって、横座標に沿って示された“b”と“a”の間では、信号はゼロである。
【0024】
変形例であるが、図6を参照する。もしウエーハ96が透明体であれば、曲線126を生成するために、幾つかの他の方法が行わなければならない。この変形例によれば、ウエーハ96の動作にその後影響しないが透明ウエーハの光透過性を変更でき且つ所定の方法によりエッジセンサ118により認知されることが可能な光を変更する溝等の連続した構造が、周囲エッジ108上に形成される。エッジセンサ118は、検出可能な全範囲内に亘って光源122から光を受光し、図6Bに示す如く、横座標に沿って“a”及び“c”の値の間に示された信号130が生成される。しかしながら、図6Bに示されるように、“b”の位置において、信号130は、透明体ウエーハ96の周囲エッジ108上に設けられた構造により生ずる光学的な影響である切欠き信号132に変更される。この切欠き信号は、任意の回転位置Θにおけるウエーハエッジの実際の位置を示す。
【0025】
いずれにしても、図7に示す如く、曲線126は、XY座標系に形成されていて、ウエーハ96が0°から360°の間で回転する回転角度Θを示している横座標の横軸すなわちX軸150を横切るように伸長し、離散した4つの放物線状の部分142、144、146、148を含んでいる。4つの離散した放物線状の部分142、144、146、148は、相隔てられ且つ相互に平行になっていて、各放物線状の部分は線形に整列された部分からの最も離れた垂直距離の位置において頂点を有する。従って、図7の如く、放物線状部分142の頂点B’は、横座標150から垂直距離SBを有している。図示の如く、距離SBは、縦軸又は回転が0°におけるY軸152に整列されている。同様の形態で、放物線状部分144の頂点A’は、横座標軸150から垂直距離SAを有しており、放物線状部分146の頂点D’は、横座標軸150から垂直距離SDを有しており、放物線状部分148の頂点C’は、横座標軸150から垂直距離SCを有している。上述の如く、距離SA、SB、SC、及びSDは、エッジセンサ118により得られた測定値を全て反映している。
【0026】
XY座標系において各コーナーを検出する為に、各放物線状の部分142、144、146、148に対して、目的は、yminを決定し、それによりA’B’C’及びD’を見つけ出すことである。図7を継続して参照し且つ図8を更に参照して、本方法を以下に記載することとする。図7に示され且つ上述の如く、ウエーハ96の周囲エッジを規定する曲線126は、XY座標軸系中にまず位置決めされる。その後、4つの離散した放物線状の部分142、144、146、148の各頂点領域において、横座標150に沿って増加する距離に従って縦座標152の方向における曲線126の方向の変化率が、計算される。より詳細には、Θ1とΘ2との間、例えば離散した点ΘA、ΘB、ΘC、ΘD及びΘE(図8)であって、4つの離散した放物線状部分の各の頂点領域において、曲線126の方向の変化率は、横座標150に沿って増加する距離に従って縦座標の方向に計算される。横座標150に沿って増加する距離に従って縦座標152の方向に発生する最小の変化率値を示す曲線126の位置は、コーナーの位置である。図8に示す如く、拡大された曲線126により、この手順が実施可能であり、特に、頂点A’の周囲の領域を含む放物線状の部分144は、154、156、158、160、162、164のデータ点に適合するよう曲線のあてはめが使用され、その後にXnose及びYnoseを内挿して最小二乗法を適用して、A’が決定される。
【0027】
上述の如く、本発明のシステムがウエーハ96の基準部分120の位置を決定することが可能となるようにされることが好ましい。図7を継続して参照し且つ図8を更に参照して、本方法を以下に記載することとする。図7に示されており且つ上述の如く、ウエーハ96の周囲エッジを規定する曲線126は、XY座標軸系中にまず配置される。その後、Θ1とΘ2との間の4つの離散した放物線状の部分142、144、146、148の各頂点領域において、目的は、Θ1とΘ2との間の領域で最も平坦になる頂点を規定することである。特に、横座標150に沿って増加した距離に従い縦座標152の方向における曲線126の方向の変化率が計算される。これが4つのコーナーの各々に対して実施された場合、変化率が比較され、且つ最小の変化率を有する曲線が基準部分を有するコーナーとして、判断される。SCの測定値が、既知の平坦部の大きさにより補正される。
【0028】
図9を参照すると、保持チャック106に最初に配置されたウエーハ96の平面図が示されている。本発明によるシステムは、偏心ベクトルεを判定するように設けられていて、偏心ベクトルは直角四辺形である半導体ウエーハ96の重心Oの所望の位置から最初の配置に変位されている大きさと方向を規定しているとして、最初に述べられた。センサにより検出されるように周囲エッジに望ましく設定された基準部分の最初の位置を用いて、ウエーハは点Pを中心として回転され、周囲エッジの外形を規定する曲線が得られる、として更に説明した。
【0029】
偏心ベクトルは、ウエーハのコーナーA、B、C、Dの検出された位置から制御回路により計算され、且つ点Pに対する重心Oの空間的な変位を示す大きさを有し、且つ点Pと重心Oを接続する第1線とウエーハの対角線となる第2線により形成された角度を示す方向Φを有している。更に説明を行うと、図9に示す如く、ウエーハ96のコーナーA、B、C、Dは、重心Oを中心にして周囲エッジ108に沿って時計回りの方向に連続的にされている。この最初の配置により、本発明に含まれる次の計算方法を使用するために、XOY座標系中のX軸は、コーナーA及びCを接続し且つ重心Oを通過する線ACとして規定されている。その後で、点P、つまりウエーハが保持チャック106上で回転される中心となるウエーハ上の点が、X軸上(線AC)の点Fに投影され、それによって線OFが規定される。
【0030】
コーナーA、B、C及びDの位置を判別し、且つ線SA、SB、SC及びSDの測定値を得る手順は、既に記載してある。
更に、本発明の方法を続けると、次のように計算され得る。
【0031】
【数1】
Figure 0004465518
【0032】
従って、線OGは、重心Oを通過して且つX軸に垂直に線引きされ、現在採用されているXOY座標系となるようY軸を規定している。その後に、点Pは、Y軸の点E’上に投影され、それによって線OE’が規定される。これらの操作を基礎として、εの大きさは、√(OF2+OE’2)として規定され、方向Φは、tan-1(OE’/OF)として規定され得る。
【0033】
テーラー展開式の適用により、上記の式(1)及び(2)は、正しいことが証明され、実際は、FA、FC、EB及びEDよりもむしろPA、PB、PC及びPDを使用する場合の方が、得られる最大誤差値は小にされる。例えば、9.398cm(3.7インチ)と11.43cm(4.5インチ)の長方形状のウエーハの測定を行うと、略0.0127mm(0.0005インチ)よりも小の誤差量である。これはほとんどの場合、許容誤差である。
【0034】
既に説明された如く、ウエーハ96は、各処理ステーション86に配置された時に、正確に位置決めされなければならない。この目的を達成する為に、ウエーハ96は、動作子94上に配置され、好ましくは、エッジセンサ118が設置されたアライナー100内に配置される。ウエーハは、任意の基準部分として基準部分120が形成され得、又はエッジ114等のエッジが基準として使用され得る。説明の都合上、エッジ114を基準部分として考慮する。従って、この実施例において、エッジ114が、アライナー100の壁部Wに平行となるようにウエーハ96を再位置決めすることが所望される。この目的の為に、エッジ114として形成された基準部分は、上記の如く、ウエーハが回転するとセンサ118により検出されることが理解されるであろう。
【0035】
エッジ114(つまり線DC)がアライナー100の壁部Wに整合するように、アライナー100の壁部Wに垂直な線PW1とエッジ114に垂直な線PHにより形成される角度である角度b(図5参照)の分だけしてウエーハ96を回転させることが必要である。角度bを得るために、チャックの回転の中心とウエーハの内部にあるセンサのエッジSとの間であるPS距離が
【0036】
【数2】
Figure 0004465518
【0037】
として記載される式により最初に計算される。
角度bは、次の式、つまり
【0038】
【数3】
Figure 0004465518
【0039】
により計算され、ここで、
【0040】
【数4】
Figure 0004465518
【0041】
である。
ウエーハが、図5に示された方向とは異なる方向に配置された場合に、開始の方向から図示された方向へのオフセット角度が、角度bに付加される。
上記のことが達成された場合に、動作子が動作させられ、重心Oが動作子94の中心T(図3参照)に整合し、且つエッジ114が更にアライナー100の壁部Wに平行になったままの状態のウエーハ96が持ち上げられる。その後に、ロボットアーム88が、各処理ステーション86内へと動作子94を動作し、ウエーハ96の位置と方向は移動させられた場所の壁部に対して最終的な位置を保持しており、これは直前に述べられている。
【0042】
本発明の好ましい実施例が、詳細に開示されているものの、様々な他の変更が、本明細書及び特許請求の範囲に記載された本発明の範囲から逸脱することなく記載された実施例に対して実施され得ることは、当業者には理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 公知のロボットアーム及びウエーハを整合する補助装置の透視図である。
【図2】 図1のロボットアームの動作を表示したフローチャートである。
【図3】 周囲に複数の処理ステーションを含む集合装置を示した概略平面図である。
【図4】 図3に示されたものと同様であるが、他の実施例を示している集合装置の一部の概略平面図である。
【図5】 集合装置に結合されたアライナー内に配置されたウエーハを示す概略平面図である。
【図6】 エッジセンサにより動作が規定されるように保持チャック上にマウントされたウエーハの概略的な側面図である。
【図6A】 不透明体ウエーハに対して向けられたエッジセンサにより得られた信号を示す図6に関するグラフである。
【図6B】 透明体ウエーハに対して向けられたエッジセンサにより得られた信号を示す図6に関するグラフである。
【図7】 図6に示されたエッジセンサにより得られた測定値を基にウエーハの周囲エッジの外形を規定する曲線である。
【図8】 図7の曲線の部分拡大図である。
【図9】 保持チャック上に最初に配置されたウエーハであって、ウエーハの重心Oの所望の位置から最初の位置の変位の大きさと方向を示す偏心ベクトルεを示した概略平面図である。
【符号の説明】
86 処理ステーション
88 ロボットアーム
94 動作子
96 ウエーハ
98 ロードロック
100 アライナー
108 周囲エッジ
118 エッジセンサ
120 基準部分
122 光源

Claims (15)

  1. 重心Oと、4つの側部からなる連続する周囲エッジと、4つのコーナーと、を有する直角四辺形の半導体ウエーハの所望の位置からの変位の大きさと方向を規定する偏心ベクトルεを決定する方法であって、
    (a)点Pにおいて前記ウエーハと交差する回転軸を中心に回転するように前記ウエーハを保持するステップと、
    (b)前記周囲エッジの外形を検出するエッジセンサを設けるステップと、
    (c)前記センサにより検出されるように前記周囲エッジに基準部分の最初の位置を設定するステップと、
    (d)前記回転軸を中心に前記ウエーハを回転させるステップと、
    (e)ステップ(d)の間に、前記周囲エッジの外形を検出し、且つ前記基準部分の最初の位置に対して前記センサにより得られた測定値を基に前記4つのコーナー及び前記4つの側部の少なくとも1部を含む前記周囲エッジの外形を規定する曲線を生成するステップと、
    (f)前記偏心ベクトルが前記ウエーハのコーナーの検出された位置から計算されるステップと、を含み、前記偏心ベクトルは、前記点Pに対する前記重心Oの空間的な変位を示す大きさを有し、且つ前記点Pと前記重心Oを接続する第1線と前記ウエーハの対角線となる第2線により形成される角度を示す方向Φを有している、
    ことを特徴とする偏心ベクトルの決定方法。
  2. (g)前記ウエーハをアライナーステーションに挿入するステップと、
    (h)前記ウエーハを最初の位置から所望の位置に再配置するステップと、
    (i)ステップ(h)において達成された所望の位置を維持しつつ前記ウエーハを順次、複数の処理ステーションに搬送するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. (j)前記アライナーステーション及び各前記処理ステーション中を真空に維持するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. ステップ(h)は、新しい所望の位置を基準にして、前記ウエーハを後段で位置決めするステップを含み、
    (j)ステップ(b)の前記センサの検出範囲内の位置に前記基準部分を大まかに位置決めするステップと、
    (k)前記ウエーハの前記基準部分が前記アライナーステーション内の第2基準に整合されるまで、前記ウエーハを回転させるステップと、
    を含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
  5. (l)前記点Pに対する前記重心Oの空間的な変位を示す大きさ有し、且つ前記点Pと前記重心Oとを接続する第1線と前記ウエーハの対角を結ぶ第2線により形成された角度を示す方向Φとを有する偏心ベクトルεを計算するステップと、
    (m)ステップ(j)の前記アライナーステーションの位置から前記ウエーハを持ち上げるロボットアームを設け、且つステップ(h)にて達成された所望の位置を維持しながら複数の処理ステーションに前記ウエーハを順次搬送するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. ステップ(c)は、
    (g)前記ウエーハの前記周囲エッジの所定の場所において前記周囲エッジの規則的な外形を変更する構造を形成するステップ、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 前記ウエーハは、不透明体であり、
    ステップ(b)の前記センサは、光センサであり、
    ステップ(b)は、
    (g)前記ウエーハにより遮光されない光のみが前記光センサ到達し且つ前記光センサにより検出されるように、幅の広い光ビームを前記ウエーハの平面及び前記ウエーハの前記周囲エッジと同一平面を横切る方向の前記光センサに方向付けるステップ、を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 前記ウエーハは透明体であり、
    ステップ(b)の前記センサは光センサであって、
    ステップ(c)は、
    (g)前記透明体ウエーハの光透過性を変化させる連続する構造を前記透明体のウエーハの前記周囲エッジに形成するステップ、を含み、
    ステップ(b)は、
    (h)前記光センサにより前記連続する構造から光学的な作用が検出されるように、幅の広い光ビームを前記透明体ウエーハの平面及び前記ウエーハの前記周囲エッジと同一平面内を横切る方向の前記光センサに方向付けるステップ、を含んでいる、
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. ウエーハの上面図を観察することにより以下の全てのステップ及び関係が発生するものであって、
    ステップ(f)は、
    (g)前記重心Oを中心として前記周囲エッジに沿って時計回り方向に進めてA、B、C及びDとしてウエーハのコーナーを規定するステップと、
    (h)コーナーAとCとを結び且つ前記重心Oを通過する線をXOY座標軸系のX軸に規定するステップと、
    (i)点Pから前記X軸の点Fに向けて投影し、それにより線OFを規定するステップと、
    (j)前記重心Oを通過して且つ前記X軸に垂直なY軸を規定するステップと、
    (k)点Pから前記Y軸の点E’に向けて投影し、それにより線OE’を規定するステップと、
    (l)εの大きさを、√(OF2+OE’2)として判定するステップと、
    (m)方向Φを、tan-1(OE’/OF)として判定するステップと、を含んでいる、
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. ステップ(e)で生成した前記曲線は、一列に並べられた離散した4つの線形の整列部分と前記一列に並べられた離散した4つの線形の整列部分を横切って伸長する4つの放物線状の部分とを含み、前記4つの放物線状の部分は、互いに隔てられ且つ相互に平行であって、前記4つの放物線状の部分の各々は、前記一列に並べられた離散した4つの線形の整列部分から最も離れた垂直距離の位置に頂点を有していて、
    (n)前記一列に並べられた離散した4つの線形の整列部分が前記X軸にほぼ平行となるように、XY座標系中に前記周囲エッジを規定する前記曲線の位置決めをするステップと、
    (o)各線SA、SB、SC及びSDが規定されるように、前記点Sと前記ウエーハの各コーナーとの間で前記ウエーハの最も離れた垂直距離を測定するステップと、を含む、
    ことを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. ウエーハの上面図を観察することにより以下の全てのステップ及び関係が発生するものであって、
    ステップ(f)は、
    (g)前記重心Oを中心として前記周囲エッジに沿って時計回り方向に進めてA、B、C及びDとしてウエーハのコーナーを規定するステップと、
    (h)コーナーAとCとを結び且つ前記重心Oを通過する線をXOY座標軸系のX軸に規定するステップと、
    (i)点Pから前記X軸の点Fに向けて投影し、それにより線OFを規定するステップと、
    (j)点Pから線BD上の点Eに向けて投影し、それにより線OEを規定するステップと、
    (k)εの大きさを、√(OF2+OE’2)として判定するステップと、
    (l)方向Φを、tan-1(OE’/OF)として判定するステップと、を含み、
    前記線OFの長さは、線PAの長さから線PCの長さを引いたものにほぼ等しく、
    前記前記線OEの長さは、線PDの長さから線PBの長さを引いたものにほぼ等しい、
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  12. ステップ(e)で生成した前記曲線は、一列に並べられた離散した4つの線形の整列部分と前記一列に並べられた離散した4つの線形の整列部分を横切って伸長する4つの放物線状の部分とを含み、前記4つの放物線状の部分は、互いに隔てられ且つ相互に平行であって、前記4つの放物線状の部分の各々は、前記一列に並べられた離散した4つの線形の整列部分から最も離れた垂直距離の位置に頂点を有していて、
    (n)前記一列に並べられた離散した4つの線形の整列部分が前記X軸にほぼ平行となるように、XY座標系中に前記周囲エッジを規定する前記曲線の位置決めをするステップと、
    (o)各線SA、SB、SC及びSDが規定されるように、前記点Sと前記ウエーハの各コーナーとの間で前記ウエーハの最も離れた垂直距離を測定するステップと、を含む、
    ことを特徴とする請求項11記載の方法。
  13. ステップ(e)で生成した前記曲線は、一列に並べられた離散した4つの線形の整列部分と前記一列に並べられた離散した4つの線形の整列部分を横切って伸長する4つの放物線状の部分とを含み、前記4つの放物線状の部分は、互いに隔てられ且つ相互に平行であって、前記4つの放物線状の部分の各々は、前記一列に並べられた離散した4つの線形の整列部分から最も離れた垂直距離の位置に頂点を有していて、
    前記ウエーハの1つのコーナーは、基準部分を有し、
    (n)前記基準部分を有する特定のコーナーを判定するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  14. (o)前記一列に並べられた離散した4つの線形の整列部分が前記X軸にほぼ平行となるように、XY座標系中に前記周囲エッジを規定する前記曲線の位置決めをするステップと、
    (p)前記離散した4つの放物線状部分の各頂点の領域において、前記曲線の方向の変化率を、前記横座標に沿って増加する距離に従って前記縦座標の方向で計算するステップと、
    (q)ステップ(p)において得られた前記変化率を比較するステップと、
    (r)ステップ(q)から変化率の最も少ない曲線を判定し、それによって前記基準部分を有するコーナーを判定するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 重心Oと4つの側部を有する連続した周囲エッジと4つのコーナーとを有する直角四辺形の半導体ウエーハが第1位置から第2位置に再配置する方法であって、
    (a)点Pにおいて前記ウエーハと交差する回転軸を中心に回転させることが可能であり且つX軸及びZ軸に沿って移動可能なように前記ウエーハを保持するステップと、
    (b)前記周囲エッジの外形を検出するエッジセンサを設けるステップと、
    (c)前記センサにより検出される前記周囲エッジの基準部分の最初の位置を設定するステップと、
    (d)前記回転軸を中心に前記ウエーハを回転させるステップと、
    (e)ステップ(d)で、前記周囲エッジの外形を検出し、且つ前記基準部分の最初の位置に対する値を基に前記4つの側部と4つのコーナーの少なくとも1部を含む周囲エッジの外形を決定する曲線を発生するステップと、
    (f)前記点Pに対して前記重心Oの空間的な変位を示す大きさを有し、且つ前記X軸に対して前記点Pと前記重心Oとを結ぶ線が形成する角度を示す方向Φを有する偏心ベクトルεが、前記ウエーハのコーナーの検出された位置から計算するステップと
    (g)偏心ベクトルεから得られた制御信号を用いて第2位置にウエーハを再配置するステップと、
    を含むことを特徴とする再配置の方法。
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