JP4463449B2 - インタンク式ポンプモジュール - Google Patents

インタンク式ポンプモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP4463449B2
JP4463449B2 JP2001272517A JP2001272517A JP4463449B2 JP 4463449 B2 JP4463449 B2 JP 4463449B2 JP 2001272517 A JP2001272517 A JP 2001272517A JP 2001272517 A JP2001272517 A JP 2001272517A JP 4463449 B2 JP4463449 B2 JP 4463449B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
tank
mounting plate
pump
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001272517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003083195A (ja
Inventor
誠一 渡辺
浩伸 大木
哲郎 岡薗
秀喜 加賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyosan Denki Co Ltd
Denso Corp
Original Assignee
Kyosan Denki Co Ltd
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyosan Denki Co Ltd, Denso Corp filed Critical Kyosan Denki Co Ltd
Priority to JP2001272517A priority Critical patent/JP4463449B2/ja
Publication of JP2003083195A publication Critical patent/JP2003083195A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4463449B2 publication Critical patent/JP4463449B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、燃料タンクを取り外す際、タンク内の燃料が流出することがないインタンク式ポンプモジュールの燃料流出防止弁の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車、或いは自動二輪車等に設けられる燃料タンクは、最近では、例えば自動車であれば、まず車室及びエンジン等燃料タンク以外のものの配置が先に決められ、燃料タンクは、寧ろ後の方からその設置場所が決められるというように、燃料タンクの設置場所はその残った空間が与えられ、満足な空間が確保され難く、ましてや燃料ポンプ及び濾過器等の燃料系付随の部品の設置場所はないと言っても過言ではない。また、自動二輪車においては、寧ろその逆で燃料タンクは、まずハンドルとシートとの間のメインフレーム上に配置される。しかしながら燃料タンクの下方部にはエンジン等が密に組み込まれる関係で、やはり燃料ポンプ及び濾過器等の燃料系付随の部品の設置場所はないと言っても過言ではない。
【0003】
これらの問題を解決するものとして、燃料系付随の部品であるポンプ及び濾過器を燃料タンク内に設置する所謂インタンク式ポンプモジュールが広く採用されるようになっている。本願発明は、このようなインタンク式ポンプモジュールに関するものであるが、その燃料タンクは、特に自動車用、或いは自動二輪車用に限るものではない。以下の説明は、便宜上、自動車用、或いは自動二輪車用のものとして説明する。
【0004】
従来のインタンク式ポンプモジュールを図3に基づいて説明すると、図3は、自動車、或いは自動二輪車に搭載される燃料タンクa内に配設されるインタンク式ポンプモジュールbであり、燃料タンクaの下側にポンプモジュールbを取り付けてなる下付けのインタンク式ポンプモジュールを示す。
【0005】
該ポンプモジュールbは、燃料ポンプc及び濾過器d等からなり、公知の取付手段により取付板gに予め一体的に取り付けられる。前記燃料ポンプcは、図示しないエンジンの燃料噴射装置に燃料を供給するものであり、その入り口側には、燃料タンク内の燃料中の比較的大きい異物を除去するための燃料フィルタpが取り付けられるとともに、その出口側には、連結パイプeを介して燃料内の比較的小さい異物を除去するための濾過器dが配置されている。前記濾過器dの出口側は、連結パイプfを介して前記取付板gに一体的に形成される連結具hに接続され、更に、連結具hの外側部分には、図示しないエンジンに接続される燃料吐出パイプiが連結される。このように取付板g上に配置されるポンプモジュールbは、燃料タンクaの底部に穿孔される開口jに対し、下側から挿入され、取付板gと燃料タンクaとがビス或いは溶接等の固着手段により結合されることにより、外部に対して液密にされる。
【0006】
また、符号kは、取付板gに一体的に取り付けられる連結具であり外部より取付板gを貫通して燃料タンクa内まで伸びている。その外部先端には、燃料戻りパイプmが連結され、余剰燃料が該燃料戻りパイプmを介して燃料タンクaに戻される。このようにポンプモジュールbに燃料戻りパイプmを組み込むことにより、ユニット化を高めることができるため、最近では、このようなタイプのものも増えている。
【0007】
ところでこのような燃料タンクaは、内部にポンプモジュールbを内蔵している関係で、それらの部品が故障したりした場合、或いは、自動二輪車の燃料タンクaでは、その下方にエンジン或いは気化器等の補器が配置されている関係で、それらのものを修理する必要がある場合等には、燃料タンクaを取り外す必要がある。
【0008】
そして燃料タンクaを取り外す場合には、連結具hから燃料吐出パイプiを丸1の位置で取り外したり、或いはポンプモジュールbに燃料戻りパイプmが組み込まれているものにおいては、連結具kから燃料戻りパイプmを丸2の位置で取り外す必要がある。
【0009】
ところが、連結具hから燃料吐出パイプiを取り外すと、ポンプc下流の通路及び濾過器d内の燃料等は外へ流れ出たり、また、ポンプモジュールbに燃料戻りパイプmが組み込まれているものにおいては、連結具kから燃料戻りパイプmを取り外すと燃料タンクa内の燃料が直接外部に流れ出ることになり、いずれにしても危険である。
【0010】
このような危険をなくするために、例えば図3に示すように燃料吐出パイプi及び燃料戻りパイプmに燃料締切弁nを配置することが考えられる。ところが、このような燃料締切弁nを燃料吐出パイプi及び燃料戻りパイプmに配設するということは、燃料タンクaを取り付けた後に燃料締切弁nの連結作業を行わなければならず、その取り付け作業を複雑化し、その作業時間も長引くことになる。
【0011】
また、燃料タンクaを取り外す場合には、燃料吐出パイプiでは燃料締切弁nの連結具hとは反対側、即ち、丸3の位置で取り外す必要があり、燃料戻りパイプmでは燃料締切弁nの連結具kとは反対側、即ち、丸4の位置で取り外す必要がある。ところが、燃料吐出パイプiを燃料締切弁nの丸3の位置で取り外したり、燃料戻りパイプmを燃料締切弁nの丸4の位置で取り外したりして、燃料タンクaを取り外そうとすると、燃料タンクaの下方で、燃料締切弁nがブラブラすることになり、該燃料締切弁nが他のものに当たったり、或いは引っ掛かったりして、燃料タンクaの取り外しをスムーズに行うことができなかった。また、例えば、燃料タンクaの取り外し時に燃料締切弁nを閉め忘れると、燃料が流出したり、或いは、燃料タンクaの取り付け時に燃料締切弁nを開け忘れると、燃料ポンプcに過大な圧力がかかり該燃料ポンプcが損傷する恐れもあった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明の目的は、燃料タンクaを取り外す際、燃料が外部に排出することがなく、その取り外しを容易に行うことができるインタンク式ポンプモジュールを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願発明は、以下のような構成を採用してなる。
【0014】
請求項1に係る発明においては、ポンプ及び濾過器を取付板上に取り付けるとともに、燃料供給経路を前記ポンプ、前記濾過器及び前記取付板上の通路の順で形成してなるポンプモジュールを、燃料タンクの下部からその内部に挿入し、前記燃料タンク下部に前記取付板を固定してなるインタンク式ポンプモジュールにおいて、
前記取付板は、連通口を有し、前記取付板の内側の面には、前記連通口をその中央部に位置する嵌合部材を有し、前記取付板の外側の面には、前記連通口をその中央部に位置する連結具を有し、前記濾過器と前記取付板との間の燃料供給経路上に、ポンプ作動時には開放され燃料タンク内の燃料を供給するとともに、ポンプ停止時には閉鎖され燃料タンク内の燃料の流出を防止する燃料流出防止弁を有し前記嵌合部材には、前記燃料流出防止弁が着脱自在に嵌合し、前記連結具には、燃料吐出パイプが着脱自在に嵌合する構成。
【0015】
そしてこのような構成により、燃料タンクを取り外す場合に、連結具から燃料吐出パイプを取り外したとしても、ポンプ下流側の燃料が外へ流れ出ることはない。また、燃料流出防止弁は、燃料タンク内に配置されるため、燃料タンクの外郭は何ら変わることはなく、燃料タンクの取付位置、取り外しならびに取付作業に制約を受けることはない。更に燃料流出防止弁を、前記取付板の内側に螺合、或いは溶着等の手段により直接取り付けることにより、燃料流出防止弁の取り付けを安全且つ強固にする。
また、燃料流出防止弁の組み付け作業が簡単になり、ポンプモジュールの生産効率が向上する。
【0016】
請求項2に係る発明においては、前記燃料流出防止弁は、パイプ内にバルブ、スプリング及びストッパを一体的に組み付けた弁ユニットからなる構成。そしてこのような構成により、請求項1に係る発明の作用に加え、市販の弁を使うことができ、且つ作業効率が高まる。
【0017】
請求項に係る発明においては、前記取付板に燃料戻り通路を設けるとともに、該燃料戻り通路の燃料タンク内の燃料経路上に、余剰燃料の燃料タンク内への流れを許容するが、その逆流を防止する燃料流出防止弁を、前記取付板の内側に取り付けた構成。そしてこのような構成により、ポンプモジュールの集積化がより高まるとともに、燃料タンクを取り外す場合に、連結具から燃料戻りパイプを取り外したとしても、燃料タンク内の燃料が直接外部に流れ出ることはない。また、燃料流出防止弁は、燃料タンク内に配置されるため、燃料タンクの外郭は何ら変わることはないため、燃料タンクの取付位置、取り外しならびに取付作業に制約を受けることはない。更に燃料流出防止弁を、前記取付板の内側に螺合、或いは溶着等の手段により直接取り付けることにより、燃料流出防止弁の取り付けを安全且つ強固にする。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1、図2は、本願発明の実施の形態に関するインタンク式ポンプモジュールであり、図1はその断面図、図2は燃料流出防止弁の断面図である。
【0019】
図1は、自動車、或いは自動二輪車等に搭載される燃料タンク1内に配設されるインタンク式ポンプモジュールであり、燃料タンク1の下側にポンプモジュール2を取り付けてなる下付けのインタンク式ポンプモジュールを示す。
【0020】
該ポンプモジュール2は、燃料ポンプ3及び濾過器4等からなり、取付板5に図示しないブラケット等を介して強固に取り付けられる。前記燃料ポンプ3は、図示しないエンジンの燃料噴射装置に燃料を供給するものであり、その入り口側には、燃料タンク1内の燃料中の比較的大きい異物を除去するための燃料フィルタ6が取り付けられる。前記燃料ポンプ3の出口側は、連結パイプ7を介して燃料内の比較的小さい異物を除去するための濾過器4が連結される。そして前記濾過器4の出口側は、後記する燃料流出防止弁8及び前記取付板5に一体的に形成される連結具9を介して燃料吐出パイプ10に連通される。
【0021】
前記濾過器4は、濾紙4aを菊形状に折って形成した略円柱状からなり、その上下端部には、上部端板4b、下部端板4cが配設され、濾紙4aと上部端板4b及び下部端板4cとは、接着剤で固定される。上部端板4bと燃料ポンプ3の上端部とは、連結パイプ7を介して連結されるとともに、前記下部端板4cのほぼ中央部には、外側に向かって張り出すとともに、その中央部に濾過器4内に連通する連通口12aを有する円筒状の端板用嵌合部材12が一体的に形成される。
【0022】
また、取付板5の外側(取付板5を燃料タンク1に取り付けた際に外側になる部分で、以下、「内側」も同じ意味で用いる。)に一体的に形成される前記連結具9と反対側の内側には、円筒状の取付板用嵌合部材13が形成されるとともに、該取付板用嵌合部材13は、前記濾過器4に形成される端板用嵌合部材12に対向する位置に設けられる。なお、円筒状の取付板用嵌合部材13の中央部には、取付板5を貫通する連通口11が設けられる。
【0023】
そして前記両嵌合部材12、13間には、燃料ポンプ3の停止時には、閉鎖し、濾過器4内の燃料が燃料吐出パイプ10側へ流出しないようにする燃料流出防止弁8が配設される。この燃料流出防止弁8は、図2に示すような形状から構成される。
【0024】
即ち、燃料流出防止弁8は、外周部を構成するパイプ20と,パイプ20内に配置されるバルブ21,スプリング22及びストッパ23と,Oリング24及び補強パイプ25,26とからなる。前記パイプ20は、樹脂製のもので、その内部中央には、小径通路20a及び大径通路20bを有するとともに、両通路20a、20bとの境界部は、弁座20cが形成され、且つ両通路20a、20bの上下端部側には、それぞれ後記の補強パイプを嵌合するための通路20eが形成され、更にその上下端部外周上には、Oリング24を支持するための凹部20d、20dが形成される。
【0025】
前記バルブ21は、樹脂製或いは金属製のもので、先端の弁としての傘部21aとガイドのための軸部21bとからなり、前記傘部21aの円弧状の上面は、パイプ20の両通路20a、20bの境界部に形成される弁座20cに面接触の形態で当接可能とされるとともに、前記軸部21bは、棒状からなり、後記のストッパの通路内で上下動自在にガイドされる。
【0026】
前記ストッパ23は、樹脂製のもので、その中央部には、前記バルブ21の軸部21bが摺動するための中央通路23aが設けられ、その下部には複数本の脚部23cが形成される。更にその外周部には、スプリング22を支持するための段部23bが形成され、該段部23bと前記バルブ21の傘部21a下面との間には、スプリング22が介在される。
【0027】
また、前記パイプ20の上端部の通路20e内には、接着剤を塗布してなる樹脂製の補強パイプ25が嵌合されるとともに、その下端部の通路20e内には、同じく接着剤を塗布してなる樹脂製の補強パイプ26が嵌合される。これら補強パイプ25,26は、その端部に鍔部25a,26aをそれぞれ有しているとともに、その中央部には通路25b、26bをそれぞれ有している。
【0028】
取り付け手順等について説明すると、前記パイプ20内に、バルブ21,スプリング22及びストッパ23の順に挿入し、図のように、バルブ21の傘部21a下面とストッパ23外周上の段部23bとの間にスプリング22を介在させる。次いで、パイプ20の上下端部外周上の凹部20d、20dにOリング24、24を収納するとともに、パイプ20の上下端部の通路20e,20e内に、補強パイプ25、26を嵌合し、該通路20e,20e内に両パイプ25、26を固定する。この場合、補強パイプ26の先端は、ストッパ23の脚部23cの底部に当接し、該ストッパ23を支持する。そして、バルブ21の開放時には、パイプ20内に、上端部通路20e、小径通路20a、大径通路20b及び下端部通路20eの順で燃料通路が形成される。
【0029】
このような形態からなる燃料流出防止弁8は、以下のように配置される。即ち、まずは濾過器4の下部端板4cに形成した端板用嵌合部材12内に、燃料流出防止弁8の補強パイプ25側を押し込むことにより嵌合する。するとOリング24により液密に固定される。次いで取付板5に形成した取付板用嵌合部材13に、燃料流出防止弁8の反対側の補強パイプ26側を押し込むことにより嵌合し、Oリング24により液密に固定する。なお、燃料流出防止弁8の取付順序は、まず補強パイプ26を取付板用嵌合部材13に嵌合し、その後に補強パイプ25を端板用嵌合部材12に嵌合しても良い。
【0030】
前記燃料流出防止弁8のバルブ21の燃料ポンプ3側からの開弁圧力は、燃料ヘッド圧力と燃料タンク1内部の圧力の合計最大値よりも大きく設定されており、燃料流出防止弁8を図1に示すように連結する、即ち、補強パイプ25側が燃料濾過器4側になるように連結することにより、燃料ポンプ3が作動すると即バルブ21は開放され、燃料ポンプ3により押し出される燃料は、燃料濾過器4、燃料流出防止弁8及び燃料吐出パイプ10を介して図示しないエンジンに供給される。そして燃料ポンプ3が停止されると、燃料流出防止弁8はスプリング22のバネ力により上動し、直ちに閉鎖されるため、例えば燃料タンク1を修理しようとして燃料ポンプ3の停止後に、燃料タンク1の下部に位置する取付板5の連結具9より、燃料吐出パイプ10を取り外したとしても、連結具9より燃料が流出することはない。
【0031】
符号14は、燃料戻りパイプであり、前記取付板5に取り付けられ、ポンプモジュール2の一部品として組み付けられており、ポンプモジュール2のユニットの集積率を高めている。この燃料戻りパイプ14を組み付けるため、取付板5には、その外側に円筒状の連結具17aが、この円筒状の連結具17aと反対側の内側には円筒状の嵌合部材17bが突設され、連結具17aと嵌合部材17bとの中央部には、連通口17cが形成される。
【0032】
符号15は、前記燃料戻りパイプ14に連通される延長管であり、燃料タンク1内で立設する形態で配置される。その取付は取付具18で燃料ポンプ3に取り付けられるが、該燃料ポンプ3にブラケット等を介して取り付けても良いし、取付板5にやはりブラケット等を介して取り付けても良い。
【0033】
そしてこの燃料戻りパイプ14と延長管15との間に燃料流出防止弁16が設けられる。この燃料流出防止弁16の構成は、図2で示す前記燃料流出防止弁8と同じもの、即ち、パイプ20と,パイプ20内に配置されるバルブ21,スプリング22及びストッパ23と,Oリング24及び補強パイプ25,26とからなりその詳細は前記したとおりであるので省略する。
【0034】
しかしながら、エンジン作動時の該燃料戻りパイプ14内での燃料の流れは、前記燃料吐出パイプ10内を流れる流れと逆になるため、前記燃料流出防止弁16の配置方向は、前記燃料流出防止弁8とは逆になる。即ち、補強パイプ25側を嵌合部材17bに嵌合するとともに、補強パイプ26側を延長管15の下部端部に嵌合してなる。
【0035】
なお、燃料戻りパイプ14側に設ける燃料流出防止弁16は、逆の流れを防止する弁であればよいので、前記したような弁に限らず、通常逆止弁として使用可能なものであればどのようなものでも良い。また前記延長管15の長さは適当な長さであれば良く、更にはなくても良い。
【0036】
このように形成されるポンプモジュール2は、燃料タンク1の底部に穿孔される開口30に対し、下側から挿入され、取付板5と燃料タンク1とは図示しないシール材を介してビス31により強固に結合され、外部に対して液密にして用いられる。
【0037】
本発明の適用対象は、自動車及び二輪車に限らず、ゴルフカート、芝刈り車等の作業用車両、産業機械、携帯発電機等、内燃機関を駆動源とする機械の燃料供給装置として幅広く適用することができる。
【0038】
本願発明は、上記実施の態様の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能であることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】
請求項1に係る発明においては、燃料タンク下部にポンプモジュールの取付板を固定してなるインタンク式ポンプモジュールにおいて、前記取付板は、連通口を有し、前記取付板の内側の面には、前記連通口をその中央部に位置する嵌合部材を有し、前記取付板の外側の面には、前記連通口をその中央部に位置する連結具を有し、前記濾過器と前記取付板との間の燃料供給経路上に、ポンプ作動時には開放され燃料タンク内の燃料を供給するとともに、ポンプ停止時には閉鎖され燃料タンク内の燃料の流出を防止する燃料流出防止弁を有し前記嵌合部材には、前記燃料流出防止弁が着脱自在に嵌合し、前記連結具には、燃料吐出パイプが着脱自在に嵌合することにより、燃料タンクを取り外す場合に、連結具から燃料吐出パイプを取り外したとしても、ポンプ下流側の燃料が外へ流れ出ることはないため、安心してその取り外しを行うことができる。また、燃料流出防止弁は、燃料タンク内に配置され、燃料タンクの外部に余分なものが配置されることがないため、燃料タンクの取り外しならびに取付作業時に他の部品等が当たったり、或いは引っ掛かったりすることがなく、その作業を効率的且つ短時間で行うことができ、その取付位置に制約を受けることもない。
また、燃料流出防止弁の組み付け作業をより簡略化することができ、ポンプモジュールの生産コストをより低減することができる。
【0040】
更に燃料流出防止弁を、前記取付板の内側に螺合、或いは溶着等の手段により直接取り付けることができるため、燃料流出防止弁の両端をゴム等の連結パイプで連結する場合の燃料流出防止弁の振動が防止できるとともに、この振動を防止するための何らかの固定具も必要でなくなり、結果的にその取り付けを安全且つ強固に行うことができる。
【0041】
請求項2に係る発明においては、燃料流出防止弁を、パイプ内にバルブ、スプリング及びストッパを一体的に組み付けた弁ユニットにすることにより、請求項1に係る発明の効果に加え、市販の弁を利用することができるため、その取り付けを簡略化することができるとともに、その取付時間を短縮し、生産コストを低減することができる。
【0042】
請求項に係る発明においては、前記取付板に燃料戻り通路を設けるとともに、該燃料戻り通路の燃料タンク内の燃料供給経路上に、余剰燃料の燃料タンク内への流れを許容するが、その逆流を防止する燃料流出防止弁を、前記取付板の内側に取り付けることにより、ポンプモジュールの集積化をより高めることができるとともに、燃料タンクを取り外す場合に、連結具から燃料戻りパイプを取り外したとしても、燃料タンク内の燃料が外へ流れ出ることはないため、安心してその取り外しを行うことができる。また、燃料流出防止弁は、燃料タンク内に配置され、燃料タンクの外部に余分なものが配置されることがないため、燃料タンクの取り外しならびに取付作業時に他の部品等が当たったり、或いは引っ掛かったりすることがないため、その作業を効率的且つ短時間で行うことができる。
【0043】
更に燃料流出防止弁を、前記取付板の内側に螺合、或いは溶着等の手段により直接取り付けることができるため、燃料流出防止弁の両端をゴム等の連結パイプで連結する場合の燃料流出防止弁の振動が防止できるとともに、この振動を防止するための何らかの固定具も必要でなくなり、結果的にその取り付けを安全且つ強固に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明のインタンク式ポンプモジュールの断面図。
【図2】 燃料流出防止弁の断面図。
【図3】 従来のインタンク式ポンプモジュールの断面図。
【符号の説明】
1…燃料タンク 2…ポンプモジュール
3…燃料ポンプ 4…濾過器
5…取付板 8,16…燃料流出防止弁
6…燃料フィルタ 7…連結パイプ
9,17a…連結具 10…燃料吐出パイプ
30…開口 14…燃料戻りパイプ
12…端板用嵌合部材 13…取付板用嵌合部材
15…延長管 18…取付具
20…パイプ 21…バルブ
22…スプリング 23…ストッパ
24…Oリング 25,26…補強パイプ
31…ビス 4a…濾紙
4b…上部端板 4c…下部端板
17b…嵌合部材 20a…小径通路
20b…大径通路 20c…弁座
20d…凹部 21a…傘部
21b…軸部 23a…中央通路
23b…段部 23c…脚部
25a…鍔部

Claims (3)

  1. ポンプ及び濾過器を取付板上に取り付けるとともに、燃料供給経路を前記ポンプ、前記濾過器及び前記取付板上の通路の順で形成してなるポンプモジュールを、燃料タンクの下部からその内部に挿入し、前記燃料タンク下部に前記取付板を固定してなるインタンク式ポンプモジュールにおいて、
    前記取付板は、連通口を有し、
    前記取付板の内側の面には、前記連通口をその中央部に位置する嵌合部材を有し、
    前記取付板の外側の面には、前記連通口をその中央部に位置する連結具を有し、
    前記濾過器と前記取付板との間の燃料供給経路上に、ポンプ作動時には開放され燃料タンク内の燃料を供給するとともに、ポンプ停止時には閉鎖され燃料タンク内の燃料の流出を防止する燃料流出防止弁を有し
    前記嵌合部材には、前記燃料流出防止弁が着脱自在に嵌合し、
    前記連結具には、燃料吐出パイプが着脱自在に嵌合することを特徴とするインタンク式ポンプモジュール。
  2. 前記燃料流出防止弁は、パイプ内にバルブ、スプリング及びストッパを一体的に組み付けた弁ユニットからなることを特徴とする請求項1記載のインタンク式ポンプモジュール。
  3. 前記取付板に燃料戻り通路を設けるとともに、該燃料戻り通路の燃料タンク内の燃料経路上に、余剰燃料の燃料タンク内への流れを許容するが、その逆流を防止する燃料流出防止弁を、前記取付板の内側に取り付けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインタンク式ポンプモジュール。
JP2001272517A 2001-09-07 2001-09-07 インタンク式ポンプモジュール Expired - Fee Related JP4463449B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001272517A JP4463449B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 インタンク式ポンプモジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001272517A JP4463449B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 インタンク式ポンプモジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003083195A JP2003083195A (ja) 2003-03-19
JP4463449B2 true JP4463449B2 (ja) 2010-05-19

Family

ID=19097878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001272517A Expired - Fee Related JP4463449B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 インタンク式ポンプモジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4463449B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003083195A (ja) 2003-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7765990B2 (en) Device for delivering fuel from a tank to an internal combustion engine
JP5371669B2 (ja) スクータ型車両
KR101131326B1 (ko) 차량의 연료 공급 장치 및 연료 필터 구조
JP4248075B2 (ja) 燃料供給装置
US8297395B2 (en) Scooter-type vehicle
KR101020362B1 (ko) 차량의 연료공급장치
JP2010006246A (ja) 給油装置
FR2861655B1 (fr) Dispositif d'obturation d'une tubulure de remplissage d'un reservoir a liquide, reservoir equipe d'un tel dispositif et vehicule automobile comprenant un tel reservoir
WO2004072469A1 (ja) 電動二輪車の燃料供給装置
JP5264690B2 (ja) スクータ型車両
JP4463449B2 (ja) インタンク式ポンプモジュール
JP5975680B2 (ja) 鞍乗型車両の燃料供給装置
JP5290930B2 (ja) 燃料供給装置
JP5039411B2 (ja) 燃料供給装置
JP2011252405A (ja) 車両の燃料供給装置
JP5011422B2 (ja) 車両の燃料供給装置
JP2004522067A (ja) 自動車のための燃料供給装置
JP4325829B2 (ja) 燃料噴射式エンジンの燃料配管構造
KR100710940B1 (ko) 연료 분사 장치 모듈
JP4211981B2 (ja) 燃料ストレーナ装置
JP2002364477A (ja) 自動二輪車の燃料供給装置
WO2019116504A1 (ja) 鞍乗り型車両
JP6780135B2 (ja) 燃料供給装置
JP5643031B2 (ja) 車両の燃料供給装置
JP2017160828A (ja) 燃料戻り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100217

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4463449

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140226

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees