JP4462733B2 - 吊荷の制振装置及び制振方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば大型の吊荷用コンテナクレーン等のクレーンに用いられる吊荷の制振装置、及びこうしたクレーンを用いた吊荷の制振方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コンテナヤード内における、コンテナ船等の船舶と岸壁との間のコンテナの移動には、コンテナ荷役用のクレーンが使用される。すなわちクレーンは、荷物であるコンテナを吊荷として吊り下げ、岸壁から船舶へと搬送して荷積みし、また船舶の積荷から岸壁へと搬送して荷卸しするように荷役作業を行う。
こうしたクレーンにおいては、コンテナをワイヤーロープ等で吊り下げるため、荷役作業の過程で振動が発生することがある。こうした振動は、「スウェイ」と呼ばれる平行振動、及び「スキュー」と呼ばれる捩り振動の2種類に大別される。スウェイは、主としてコンテナ搬送時の加速、減速によって発生するものであり、またスキューは、主として風等の外乱、コンテナの偏心或いは初期姿勢等によって発生するものである。
このような振動が発生すると、コンテナを所定の位置に着船或いは着地させる際に多大な支障をきたすため、充分に制振させてから着船或いは着地させる必要がある。
【0003】
吊荷、すなわちコンテナの制振方法としては、主として2種類の方法が知られており、各々「機械式制振」、「電気式制振」と称されている。以下、各々について説明する。
【0004】
先ず、機械式制振を行うクレーンについて、図4及び図5を用いて説明する。
このクレーン1Aは、ガーダエンド側(陸側)からブームエンド側(海側)へ突出するようにして略水平方向に張り出す枠体状のビーム3を備えたクレーン本体2と、コンテナ(吊荷)10を着脱できるスプレッダ(吊具)18と、スプレッダ18を上下方向に移動させるためにワイヤーロープ23、24、25、26を巻き上げるドラム27、28と、吊具18を水平方向に移動させるためビーム3に沿って移動するトロリ11aと、を備えている。スプレッダ18は、ワイヤーロープ23、24、25、26によってトロリ11aから吊り下げられており、トロリ11aと一体に取り付けられた運転室5内から、運転者がコンテナ10の動きを見下ろしながら、コンテナ10の搬送を操作する。
なお以下において、ガーダエンド側からブームエンド側に向かう方向を「前方向」とし、この前方向に対する右側を「右方向」、左側を「左方向」と、各々称することとする。
【0005】
図5に示すように、トロリ11aはビーム3(図5では図示略)上を前後方向移動可能に設けられており、前後方向に移動させるトロリ駆動装置(図示省略)が連結されている。
トロリ11aには、その前方側に前列トロリシーブ14、16が、その後方側に後列トロリシーブ15、17が、各々設けられている。前列トロリシーブ14、16は、前後方向、すなわちトロリ11aの移動軸線方向と略垂直方向に延在する第1の回転軸線r1回りに回転可能に取り付けられ、第1の回転軸線r1と略平行な第2の回転軸線r2回りに回転可能に取り付けられている。前列トロリシーブ14はトロリ11aの前列左側に、前列トロリシーブ16は前列右側に、後列トロリシーブ15は後列左側に、後列トロリシーブ17は後列右側に、各々配され、スプレッダ18を4点で吊り下げるようになっている。
またトロリ11aには、前列トロリシーブ14、16及び後列トロリシーブ15、17を、第1の回転軸線r1及び第2の回転軸線r2の方向を保ったままで各々前後方向に移動させ、互いを接近離隔させるシーブ駆動装置(図示省略)が設けられている。以下、これら第1の回転軸線r1と第2の回転軸線r2との距離を、「シーブ間隔」と称することとする。
【0006】
また、スプレッダ(吊具)18には、トロリシーブ14、15、16、17に対応するように、スプレッダシーブ(吊具シーブ)19、20、21、22が取り付けられている。これらスプレッダシーブ19、20、21、22は、各々がスプレッダ18の中心から左右方向への距離を各々ほぼ等しくするようにして、前後2列に設けられている。スプレッダシーブ19はスプレッダ18の前列左側、スプレッダシーブ20は後列左側、スプレッダシーブ21は前列右側、スプレッダ22は後列右側に配されており、スプレッダ11はワイヤーロープ23、24、25、26によってトロリ11aに4点で吊り下げられるようになっている。
【0007】
ワイヤーロープ23は、前列トロリシーブ14及びスプレッダシーブ19に、ワイヤーロープ24は、後列トロリシーブ15及びスプレッダシーブ20に、ワイヤーロープ25は、前列トロリシーブ16及びスプレッダシーブ21に、ワイヤーロープ26は、後列トロリシーブ17及びスプレッダシーブ22に、各々掛け回されている。
ワイヤーロープ23、24の一端部側は、ドラム27に連結されており、また、ワイヤーロープ25、26の一端部側は、ドラム28に連結されている。これらドラム27、28は、各々が図示しない駆動源により回転駆動され、ワイヤーロープ23、24、25、26を巻き取ってその長さを変化させるようになっている。なお、ワイヤーロープ23、24、25、26の各々の他端部側は、固定端となっている。
【0008】
また、ワイヤーロープ23、24、25、26の各々は、ガーダエンドシーブ31、32、33、34に掛け回されている。これらガータエンドシーブ31、32、33、34は、各々が回動可能且つ前後移動可能に、ビーム3のガータエンド側に設けられている。そして、ガーダエンドシーブ31、32は、リンク機構を介して油圧ダンパ30aと、ガーダエンドシーブ33、34は、リンク機構を介して油圧ダンパ30bと、各々連結されている。すなわち、ガーダエンドシーブ31、32、33、34及び油圧シリンダ30a、30bは、クレーン1Aにおける、コンテナ10の制振装置を構成している。
【0009】
このクレーン1Aを用いて、岸壁コンテナ置場(第1の荷物置場)100のコンテナ10を吊り下げてコンテナ船(第2の荷物置場)101へと搬送して積み重ね、積載コンテナ10aとして荷積みしていく場合には、先ずトロリ11aを岸壁コンテナ置場100上方に位置させておき、ドラム27、28を各々回転させてワイヤーロープ23、24、25、26を送り出し、スプレッダ18を巻き下げてコンテナ10を把持・固定する。
そしてスプレッダ18及びコンテナ10を巻き上げるとともに、シーブ駆動装置11Mを駆動させて、シーブ間隔を最大の間隔であるlwまで拡げる。こうすることで、ワイヤーロープ23、25とワイヤーロープ24、26とは逆ハの字状に拡がり、ワイヤーロープ23、24、25、26によるスプレッダ18及びコンテナ10の支持剛性が高まるので、搬送時にコンテナ10の振動を発生させ難くすることができる。
【0010】
次に、トロリ11aを前方向に移動させ、コンテナ10をコンテナ船101上方まで搬送して停止させる。このとき、コンテナ10に振動が発生している場合には、油圧シリンダ30a、30bによって充分に制振させておいてから、スプレッダ18を巻き下げる。
【0011】
スプレッダ18をある高さまで巻き下げた時点で、シーブ間隔をlwから最小の間隔であるlnに狭めるように操作する。これは、コンテナ10を荷積みする際に、ワイヤーロープ23、24、25、26が積載コンテナ10aと干渉、すなわち接触するのを防止するためである。もし干渉した場合には、正確に荷積みが行えず、最悪の場合はワイヤーロープ23、24、25、26が切断されるおそれがあるので、こうした事態は防止しなければならない。
なお、ここでいう高さとは、「シーブ開閉設定高さ」と称されるもので、図中に符号Lで示している。このシーブ開閉設定高さLは、積載コンテナ10aの積重状態によって定まるものである。また、シーブ間隔の操作は、運転者の手動によるものでもよいし、制御装置等を用いた自動制御によるものでもよい。
【0012】
こうした一連の荷役作業において振動が発生すると、その振動に応じてワイヤーロープ23、24、25、26の張力が変化する。すなわち、スプレッダ18及びコンテナ10の振動エネルギーは、ワイヤーロープ23、24、25、26を介して油圧ダンパ30a、30bに伝えられる。これら油圧ダンパ30a、30bが振動エネルギーを吸収することで、スプレッダ18及びコンテナ10の振動は減衰されて制振されることとなる。
【0013】
もう1つのタイプのクレーンとして、図6乃至図8に示すクレーン1Bがある。このクレーン1Bは、トロリ11bを自動制御により移動させることで積極的に吊荷を制振させる、「電気式制振」を行う。
このクレーン1Bの概略構成は、上記したクレーン1Aのそれと比較して、次の2点が相異しているのみである。
第1点は、図7に示すように、コンテナ10の制振装置は、吊荷センサ41、トロリセンサ42及び制御装置43といった、トロリ駆動装置11Mの自動制御を行うための一連の構成要素を備えている点である。
第2点は、油圧ダンパ30a、30b、及びシーブ駆動装置を備えていない点である。すなわち、ガーダエンドシーブ31、32、33、34はクレーン本体2に、前列トロリシーブ14、16及び後列トロリシーブ15、17はトロリ11bに、各々回転可能且つ移動不能に設けられている。
これら2点以外の構成要素は、クレーン1Aと同一の構成要素であるので、これらには同一の符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0014】
吊荷センサ41は、トロリ11bに設けられ、スプレッダ18の振れ角を光学的に検出することでコンテナ10の振動を検出し、振れ角を検出値θとして、制御装置43へと出力するものである。具体的には、スプレッダ18上面に設けられたマークあるいは発光体(図示省略)の振動を、スプレッダ18及びコンテナ10の振動として検出する。
なお、トロリ11bは、シーブ駆動装置を備えていない点及び吊荷センサ41を備えている点以外は、上記したトロリ11aと同様の構成である。
【0015】
トロリセンサ42は、トロリ11bの位置(トロリ位置)及び移動速度(トロリ速度)を検出し、トロリ位置を検出値x、トロリ速度をvとして、各々を制御装置54へと出力するものである。
【0016】
制御装置43は、吊荷センサ41及びトロリセンサ42から送られた検出値、つまり振れ角θ、トロリ位置x及びトロリ速度vに基づいて、コンテナ10を制振させるようにトロリ駆動装置11Mを制御する。すなわち、振れ角θ、トロリ位置x及びトロリ速度vから、コンテナ10を制振させるのに最適なトロリ11bの移動量を算出し、この算出値をトロリ制御信号C11としてトロリ駆動装置11Mへと出力し、トロリ駆動装置11Mの制御を行うように動作する。これにより、トロリ11bはコンテナ10の振動をうち消すように前後方向に移動され、制振を行う。
【0017】
このように、トロリ11bを自動制御により移動させることでコンテナ10の制振を行うようにしているので、シーブ間隔を変化させる必要がなく、シーブ間隔はlnに固定されている。すなわち、積載コンテナ10aの積載状態に関わらず、コンテナ10を順次積み重ねていくことができるようになっている。また同様に、油圧ダンパも必要がないため設けられていない。
【0018】
なお、運転室5内の運転者は、トロリ11bの移動やスプレッダ18の巻き上げ及び巻き下げといった基本的な運転操作を手動で行うが、制御装置43は、スプレッダ18及びコンテナ10の振動を検出すると、基本的には運転者の指示する速度指令に従いつつ、直ちにスプレッダ18及び及びコンテナ10を制振させるための動きを追加するように、トロリ制御装置11Mを制御するようになっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上記の機械式制振及び電気式制振には、各々以下のような問題がある。
先ず機械的制振においては、油圧ダンパ30a、30bによってワイヤーロープ23、24、25、26の各張力の変化を吸収することで、コンテナ10の制振を行うようにしているが、これは逆に言えば、ワイヤーロープ23、24、25、26の張力に変化があればそれを吸収してしまうということである。つまり、トロリ11aの加速時或いは減速時にもワイヤーロープ23、24、25、26の各張力は変化するが、このときの張力変化も吸収されてしまうことがあった。
また、コンテナ船101の上方で静止させた際に振動が生じている場合には、積極的に制振させることはできず、油圧ダンパ30a、30bがコンテナ10の振動エネルギーを吸収するまでの間は、待機していなければならない。
更に、油圧ダンパ30a、30bのメンテナンスには、多大な手間、時間を要し、結果的にメンテナンスコストが高くなり、これを用いずとも制振できる手段が望まれていた。
【0020】
一方、電気式制振では、吊荷に振動が生じた場合には、トロリ11bは運転者の操作と異なる動作をすることとなる。例えば、運転者は図8(a)に二点鎖線で示すように速度指示したとしても、図8(b)に示す振動を検出すると直ちに、トロリ11bは図8(a)中破線で囲ったような急激な追加動作をすることとなる。こうした急激な動作は、トロリ11bと一体になって移動する運転室5内の運転者に悪影響を与える。すなわち、運転者が予測困難な急激な動作を行うために、運転者の乗り心地を著しく低下させ、これにより、荷役作業に支障をきたす場合があった。
また、シーブ間隔をlnに狭めたまま固定しているため、ワイヤーロープ23、24、25、26によるコンテナ10の支持剛性が低下し、風等の外乱によって振動し易くなっていた。
【0021】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、荷役作業中における振動の発生を抑制するとともに、振動が生じても短時間で制振させて、荷役効率の向上を図るとともに、設備のメンテナンス負荷の軽減を図ることができる、吊荷の制振装置及び制振方法を提供すること、を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、クレーン本体と、該クレーン本体上を運転室とともに略水平に前後方向移動可能なトロリと、該トロリを移動させるトロリ駆動装置と、該トロリの移動軸線と略直交する第1の回転軸線回りを回転可能なように、該トロリの前方側の左右に一対づつ設けられた前列トロリシーブと、前記第1の回転軸線と略平行な第2の回転軸線回りを回転可能なように、前記トロリの後方側の左右に一対づつ設けられた後列トロリシーブと、前記前列トロリシーブと前記後列トロリシーブのうちの少なくとも一方を前後方向に移動させ、これら前列トロリシーブと後列トロリシーブとのシーブ間隔を変化させるシーブ駆動装置と、吊具シーブを有し且つ荷物を固定する吊具と、前記前列トロリシーブ及び後列トロリシーブとこれらに対応する吊具シーブとの間に各々掛け回されるワイヤーロープと、これらワイヤーロープを巻き取り又は送り出して、前記吊具を巻き上げ又は巻き下げるドラムと、を備え、第1の荷物置場と第2の荷物置場のうちの一方にある荷物を吊荷として吊り下げて他方へと搬送し順次ブロック状に積み重ねていく、又は、前記第1の荷物置場と前記第2の荷物置場のうちの他方にブロック状に積み重ねられた荷物を吊荷として吊り下げて順次一方へと搬送していくクレーンにおいて用いられる、吊荷を制振させるための制振装置であって、前記第1の荷物置場又は前記第2の荷物置場に積み重ねられた荷物の積重状態を検出して検出値を出力する積荷センサを備え、ワイヤーロープと積荷が干渉しない範囲において、前記シーブ間隔が最大限となるよう調整することを特徴とする。
【0023】
このように、積荷センサによって積荷の積載状態を検知できるので、ワイヤーロープと積荷とが干渉、すなわち接触するのを防止することができる。そのため、ワイヤーロープと積荷とが接触しない範囲において、シーブ間隔を最大限に拡げ、吊荷の支持剛性を高めることができる。
【0024】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の吊荷の制振装置であって、前記積荷センサは前記トロリ又は前記クレーン本体に設けられ、前記荷物と前記トロリとの距離を光学的に検出して該距離を検出値として出力することを特徴とする。
【0025】
このように、非接触の状態で光学的に荷物の積載状態を検出できるようにしているので、積荷センサの構成を簡易なものとできるとともに、動作を正確に行わせることができる。
【0026】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の吊り荷の制振装置であって、前記吊荷の振動を検出して検出値を出力する吊荷センサと、前記トロリの位置及び移動速度を検出して検出値を出力するトロリセンサと、これら吊荷センサ及びトロリセンサからの各検出値に基づいて前記トロリ駆動装置を制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする。
【0027】
このように、吊荷の振動、トロリの位置及び移動速度をパラメーターとして、制御装置にトロリ駆動装置を制御させるようにしているので、吊荷に振動が発生している場合にそれを制振させるようにトロリを移動させることができる。このため、これら構成要素によって吊荷の制振を充分に行うことができ、従来必要であった制振のための他の構成要素を不要とできる。
【0028】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の吊荷の制振装置であって、前記制御装置は、前記積荷センサからの検出値に基づいて前記シーブ駆動装置を制御することを特徴とする。
【0029】
このように、吊荷の積載状態に基づいて、制御装置にシーブ駆動装置を制御させるようにしているので、最適なシーブ間隔に設定することができる。このため、吊荷をブロック状に積載していく際に、ワイヤーロープが、既に積載されている積荷等の荷物と干渉するのを防止することができる。
【0030】
請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の吊荷の制振装置を用いた吊荷の制振方法であって、前記吊荷を吊り下げた前記トロリが、前記シーブ間隔を最大としたまま前記第1又は第2の荷物置場の上方まで搬送された後に、前記制御装置は、前記吊荷を制振させるように前記トロリ駆動装置を制御することを特徴とする。
【0031】
このように、シーブ間隔を最大間隔としたままで吊荷を搬送するので、吊荷の支持剛性を高め、トロリの加速時或いは減速時にあっても、吊荷に振動が発生するのを抑制することができる。
そして、吊荷を積載する位置の上方で制振動作を行わせるようにしているので、吊荷の搬送時には急激な運動を伴わず、運転者の意志に従ってトロリを移動させることができる。
【0032】
請求項6に記載に発明は、請求項5に記載の吊荷の制振方法であって、前記吊荷を吊り下げた前記トロリが、前記シーブ間隔を最大としたまま前記第1又は第2の荷物置場の上方まで搬送された後に、前記制御装置は、前記シーブ間隔が、前記第2の荷物置場に前記吊荷を積み重ね可能な最大間隔となるように、前記シーブ駆動装置を制御することを特徴とする。
【0033】
このように、吊荷の支持剛性を可能な限り最大限まで高めて、振動の発生を抑制しながら吊具を巻き上げ或いは巻き下げして、吊荷を順次積み重ねていくことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る吊荷の制振装置及び吊荷の制振方法の実施の形態について、図1乃至図3を用いて説明する。
なお、従来例において説明した構成部材と同一部材には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
この吊荷の制振装置は、図1及び図2に示すように、吊荷センサ51と、トロリセンサ52と、積荷センサ53a、53bと、制御装置54とを備えて構成されている。
この吊荷の制振装置が備えられたクレーン1は、ガータエンド側の岸壁コンテナ置場(第1の荷物置場)100にあるコンテナ(荷物)10を吊荷として吊り下げてブームエンド側のコンテナ船(第2の荷物置場)101に搬送し、順次ブロック状に積み重ねて積載コンテナ(積荷)10aとして積載していくように荷役作業を行う。また逆に、コンテナ船101にブロック状に積み重ねられた積載コンテナ10aのコンテナ10を吊荷として吊り下げて、順次岸壁コンテナ置場100へと搬送していき、順次ブロック状に積み重ねていくか、或いはトラックや鉄道等の陸上輸送手段に直接積載するような荷役作業も行う。
【0035】
吊荷センサ51は、トロリ11に設けられ、スプレッダ18の振れ角を光学的に検出することでコンテナ10の振動を検出し、振れ角を検出値θとして、各々を制御装置54へと出力するものである。具体的には、スプレッダ18上面に設けられたマークあるいは発光体(図示省略)の振動を、スプレッダ18及びコンテナ10の振動として検出する。
【0036】
トロリセンサ52は、トロリ11の位置(トロリ位置)及び移動速度(トロリ速度)を検出し、トロリ位置を検出値x、トロリ速度をvとして、各々を制御装置54へと出力するものである。
【0037】
積荷センサ53a、53bは、トロリ11に設けられ、各々が、ブロック状に積み重ねられた積載コンテナ10aとトロリ11との距離(高さ)を光学的に検出し、この高さを検出値dとして制御装置54へと出力するものである。これにより、積載コンテナ10aの積重状態、すなわち積載コンテナ10aの凹凸状態を検出することができる。
なおここでは、2個の積荷センサを用いる例を示しているが、その個数は適宜変更可能である。また、設けられる場所はトロリ11に限らず、例えばビーム3に多数個を配列するようにして、クレーン本体2に直接設けてもよい。多く用いれば、それだけ厳密に積載コンテナ10aの凹凸状態を検出できることは、言うまでもない。
なおトロリ11は、吊荷センサ51と積荷センサ53a、53bとを備えている点以外は、従来例におけるトロリ11aと同様の構成である。
【0038】
制御装置54は、吊荷センサ51及びトロリセンサ52から送られた検出値、つまり振れ角θ、トロリ位置x及びトロリ速度vに基づいて、コンテナ10を制振させるようにトロリ駆動装置61を制御する。すなわち、振れ角θ、トロリ位置x及びトロリ速度vから、コンテナ10を制振させるのに最適なトロリ11の移動速度を算出し、この算出値をトロリ制御信号C1としてトロリ駆動装置61へと出力し、トロリ駆動装置61の制御を行うように動作する。これにより、トロリ11は積荷10の振動をうち消すように前後方向に移動され、制振を行う。
【0039】
また制御装置54は、積荷センサ53a、53bから送られた検出値、つまり高さdに基づいて、シーブ間隔を最適に、すなわちコンテナ10をコンテナ船101に積み重ね可能な最大間隔lcとするように、シーブ駆動装置62を制御する。すなわち高さdから、最適なシーブ間隔を算出し、この算出値をシーブ制御信号C2としてシーブ駆動装置62へと出力し、シーブ駆動装置62の制御を行うように動作する。
この「積み重ね可能な最大間隔」とは、コンテナ10をコンテナ船101に積み重ねる際に、既にブロック状に積み重ねられた積載コンテナ10aとワイヤーロープ23、24、25、26とが干渉しない、つまり接触しない範囲で可能な限り最大としたシーブ間隔をいう。すなわち、コンテナ10の支持剛性を可能な限り最大限まで高めた状態でスプレッダ18を降下させて、コンテナ船101上或いは積載コンテナ10上ににコンテナ10を積み重ねられるようにする。
【0040】
次に、この制振装置を用いた吊荷の制振方法について説明する。
ここでは、岸壁側荷物置場100の荷物をコンテナ10として吊り下げてコンテナ船101へと搬送し、コンテナ船101にコンテナ10を順次ブロック状に積み重ねて積載していく場合について、説明する。
【0041】
先ず、トロリ11を岸壁コンテナ置場100上方に位置させておき、ドラム27、28を各々回転させてワイヤーロープ23、24、25、26を送り出し、スプレッダ18を巻き下げて、荷物をコンテナ10として固定させる。なお、トロリ11がコンテナ船101の上方に到達するまでの間は、制御装置54には動作させず、この間の各操作は運転者が手動にて行う。
【0042】
スプレッダ18にコンテナ10を固定したら、ドラム27、28によりワイヤーロープ23、24、25、26を巻き取り、スプレッダ18を巻き上げるとともに、シーブ駆動装置61を駆動させて、シーブ間隔を最大間隔lwまで拡げる。こうすることで、ワイヤーロープ23、24、25、26によるスプレッダ18及びコンテナ10の支持剛性を高めておき、コンテナ10の振動を搬送時に発生させ難くする。
【0043】
次に、トロリ11を前方向に移動させ、コンテナ10をコンテナ船101上方まで搬送する。この速度パターンは、図3(a)に示すように、運転者が操作し易いよう、一定の加速度加速させ一定の速度とさせた後に、一定の加速度で減速させてコンテナ船101の上方、すなわち積載位置の上方で一旦停止させる(図中S)、いわゆる台形型の運転パターンとする。なお図3(a)に時間を対応させるように、コンテナ10の振れ角を図3(b)に示している。これらの図に示すように、トロリ11の加速を始めた時点から、コンテナ10には振動が発生している。
【0044】
トロリ11を一旦停止させた後に、制御装置54を用いてコンテナ10の制振動作を行わせる。すなわち制御装置54は、コンテナ10の振れ角θ、及びトロリ11のトロリ位置x、トロリ速度vに基づいて、コンテナ10を制振させるようにトロリ駆動装置61を制御し、トロリ11を前後方向に若干量周期的に移動させる。こうすると、短時間で振動は減衰し、コンテナ10は制振される。
【0045】
またトロリ11を一旦停止させた後に、シーブ間隔を、コンテナ10をコンテナ船101に積み重ね可能な最大距離とさせるように、制御装置54にシーブ間隔の調整動作を行わせる。すなわち制御装置54は、高さdに基づいて、シーブ間隔をlcとさせるように、シーブ駆動装置62を制御する。
このシーブ間隔の調整動作を行わせるのは、コンテナ10の制振動作を行わせながらでもよいし、制振動作を終了させた後に行わせてもよい。
【0046】
このようにして制振され且つその支持剛性が高められたコンテナ10は、巻き下げられ、コンテナ船101上或いは積載コンテナ10a上に順次積み重ねられる。
【0047】
本実施形態に係る吊荷の制振装置においては、コンテナ船101又は岸壁コンテナ置場100に積み重ねられた積載コンテナ10aの積重状態を検出して検出値を出力する積荷センサ53a、53bを備えているので、ワイヤーロープ23、24、25、26と積載コンテナ10aとが干渉、すなわち接触しない範囲において、シーブ間隔を最大限に拡げることができる。そのため、ワイヤーロープ23、24、25、26によるコンテナ10の支持剛性を高めることができ、振れ周期を短くできて短時間で減衰させることができ、制振に要する時間を短縮化できる。そして、支持剛性を高めているため、スプレッダ18の巻き上げ時及び巻き下げ時に、風等の外乱による振動の発生を抑制できる。これにより、荷役効率を向上させることができる。
【0048】
また、積荷センサ53a、53bは、積載コンテナ10aと非接触の状態で光学的にその積載状態を検出できるようにしているので、積荷センサ53a、53b構成を簡易なものとできるとともに、動作を正確に行わせることができる。これにより、荷役作業の信頼性を高めることができるとともに、メンテナンスを容易としてコストの低廉化を図ることができる。
【0049】
更に、吊荷センサ51、トロリセンサ52を用いて、コンテナ10の振動、トロリの位置及び移動速度をパラメーターとして、制御装置54にトロリ駆動装置61を自動制御させてコンテナ10を制振するようにしているので、従来必要であった構成要素、例えば油圧ダンパ、を不要とできる。そのため、トロリの移動によって振動が増大されるといった悪影響を無くすことができるとともに、これまで要していた油圧ダンパのメンテナンスを不要とし、クレーン1の設備のメンテナンス負荷を軽減して、メンテナンスコストの低廉化が図れる。
【0050】
更に、最適なシーブ間隔の設定も、制御装置54に自動制御させるようにしているので、高効率で制振できるとともに、運転者の負担を軽減できる。
【0051】
また、本実施形態に係る吊荷の制振方法においては、コンテナ10を吊り下げたトロリ11を、シーブ間隔を最大間隔lwとしたままでコンテナ船101の上方まで搬送し、その後に制御装置54がコンテナ10を制振させるようにトロリ駆動装置61を制御するようにしているので、コンテナ10のの支持剛性を高め、トロリ11の加速時或いは減速時にあってもコンテナ10に振動が発生するのを抑制することができ、後に行う制振動作を簡略化できる。
そして、コンテナ船101の上方、すなわちコンテナ10を積載する位置の上方で制振動作を行わせるようにしているので、コンテナ10の搬送時には急激な運動を伴わず、運転者の意志に従ってトロリ11を移動させることができる。そのため、運転室5内の乗り心地を向上させ、運転者の負担を軽減することができ、これにより、荷役効率の向上を図ることができる。
【0052】
また、コンテナ10を吊り下げたトロリ11を、シーブ間隔を最大間隔lwとしたままでコンテナ船101の上方まで搬送し、その後に制御装置54が、シーブ間隔を、積み重ね可能な最大間隔lcとするように、シーブ駆動装置62を制御するようにしているので、コンテナ10の支持剛性を可能な限り最大限まで高めて、振動の発生を抑制しながらスプレッダ18を巻き上げ或いは巻き下げし、コンテナ10をコンテナ船101に順次積載していくことができる。これにより、特に風の影響を受けやすいブームエンド側での振動の発生を効果的に抑制することができ、荷役効率を更に向上させることができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る吊荷の制振装置及び制振方法においては、上記の如き構成としているので、荷役作業中における振動の発生を抑制するとともに、振動が生じても短時間で制振させて、荷役効率の向上を図るとともに、設備のメンテナンス負荷の軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る吊荷の制振装置及び制振方法の実施形態を示す概略構成図である。
【図2】 同ブロック図である。
【図3】 本発明に係る吊荷の制振方法の実施形態を示す図であって、(a)はトロリの速度パターンを、(b)はそのときの吊荷の振れ角を示すグラフ図である。
【図4】 従来の吊荷の制振装置及び制振方法の一例を示す概略構成図である。
【図5】 図4の主要部を拡大して示す概略構成図である。
【図6】 従来の吊荷の制振装置の他の一例を示す概略構成図である。
【図7】 同ブロック図である。
【図8】 従来の吊荷の制振方法の他の一例を示す図であって、(a)はトロリの速度パターンを、(b)はそのときの吊荷の振れ角を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 クレーン
2 クレーン本体
10 コンテナ(吊荷、荷物)
10a 積載コンテナ(積荷、荷物)
11 トロリ
14、16 前列トロリシーブ
15、17 後列トロリシーブ
18 スプレッダ(吊具)
19、20、21、22 スプレッダシーブ(吊具シーブ)
23、24、25、26 ワイヤーロープ
27、28 ドラム
31、32、33、34 ガーダエンドシーブ
51 吊荷センサ
52 トロリセンサ
53a、53b 積荷センサ
54 制御装置
61 トロリ駆動装置
62 シーブ駆動装置
100 岸壁コンテナ置場(第1の荷物置場)
101 コンテナ船(第2の荷物置場)
r1 第1の回転軸線
r2 第2の回転軸線

Claims (6)

  1. クレーン本体と、
    該クレーン本体上を運転室とともに略水平に前後方向移動可能なトロリと、
    該トロリを移動させるトロリ駆動装置と、
    該トロリの移動軸線と略直交する第1の回転軸線回りを回転可能なように、該トロリの前方側の左右に一対づつ設けられた前列トロリシーブと、
    前記第1の回転軸線と略平行な第2の回転軸線回りを回転可能なように、前記トロリの後方側の左右に一対づつ設けられた後列トロリシーブと、
    前記前列トロリシーブと前記後列トロリシーブのうちの少なくとも一方を前後方向に移動させ、これら前列トロリシーブと後列トロリシーブとのシーブ間隔を変化させるシーブ駆動装置と、
    吊具シーブを有し且つ荷物を固定する吊具と、
    前記前列トロリシーブ及び後列トロリシーブとこれらに対応する吊具シーブとの間に各々掛け回されるワイヤーロープと、
    これらワイヤーロープを巻き取り又は送り出して、前記吊具を巻き上げ又は巻き下げるドラムと、
    を備え、第1の荷物置場と第2の荷物置場のうちの一方にある荷物を吊荷として吊り下げて他方へと搬送し順次ブロック状に積み重ねていく、又は、前記第1の荷物置場と前記第2の荷物置場のうちの他方にブロック状に積み重ねられた荷物を吊荷として吊り下げて順次一方へと搬送していくクレーンにおいて用いられる、吊荷を制振させるための制振装置であって、
    前記第1の荷物置場又は前記第2の荷物置場に積み重ねられた荷物の積重状態を検出して検出値を出力する積荷センサを備え、ワイヤーロープと積荷が干渉しない範囲において、前記シーブ間隔が最大限となるよう調整することを特徴とする吊荷の制振装置。
  2. 前記積荷センサは前記トロリ又は前記クレーン本体に設けられ、前記荷物と前記トロリとの距離を光学的に検出して該距離を検出値として出力することを特徴とする請求項1に記載の吊荷の制振装置。
  3. 前記吊荷の振動を検出して検出値を出力する吊荷センサと、
    前記トロリの位置及び移動速度を検出して検出値を出力するトロリセンサと、
    これら吊荷センサ及びトロリセンサからの各検出値に基づいて前記トロリ駆動装置を制御する制御装置と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吊荷の制振装置。
  4. 前記制御装置は、前記積荷センサからの検出値に基づいて前記シーブ駆動装置を制御することを特徴とする請求項3に記載の吊荷の制振装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の吊荷の制振装置を用いた吊荷の制振方法であって、
    前記吊荷を吊り下げた前記トロリが、前記シーブ間隔を最大としたまま前記第1又は第2の荷物置場の上方まで搬送された後に、前記制御装置は、前記吊荷を制振させるように前記トロリ駆動装置を制御することを特徴とする吊荷の制振方法。
  6. 前記吊荷を吊り下げた前記トロリが、前記シーブ間隔を最大としたまま前記第1又は第2の荷物置場の上方まで搬送された後に、前記制御装置は、前記シーブ間隔が、前記第1又は第2の荷物置場に前記吊荷を積み重ね可能な最大間隔となるように、前記シーブ駆動装置を制御することを特徴とする請求項5に記載の吊荷の制振方法。
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