JP4462331B2 - 撮像装置、制御方法、プログラム - Google Patents

撮像装置、制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置とその制御方法、及びプログラムに関する。
例えばCCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの撮像素子を用い被写体を撮像し、撮像画像をデジタルデータとして保存するデジタルスチルカメラが一般的に普及している。
一般的にデジタルスチルカメラは、撮像素子により得られる撮像画像をリアルタイムに表示可能とするディスプレイを備えており、これによりユーザは、どのような撮像画像が得られているかをリアルタイムに確認することができる。また、表示画像を確認しながらシャッタ操作を行って撮像画像データの取込・保存を指示することができる。さらに、このようなディスプレイを用いて、取込・保存された撮像画像データをその場で確認することも可能とされる。
例えばこれらの点において、デジタルスチルカメラは従前のフィルムカメラと比較して優位性を有する。
なお、関連する従来技術については下記特許文献を挙げることができる。
特開2001−94916号公報
しかしながら、デジタルスチルカメラでは、依然として以下のような問題点を有する。
1)被写体をどのように撮るかの判断は撮影者であるユーザに依存しているため、同一ユーザにより撮られた画像はワンパターン化する傾向が強い。
2)カメラ機能が充実し様々な撮影条件に適した撮像を行うことが可能となっているが、特にカメラ装置に不慣れなユーザにとっては、どの機能をどのタイミングで使用すればよいかが充分に理解されておらず、結果としてカメラ装置の有する機能を十分に利用できないものとなっている。
3)デジタルスチルカメラ本体側に保存された画像データはパーソナルコンピュータ等に転送して保存することができるが、画像データの整理、編集作業(ファイル名の付け直し等)には時間と手間を要するため、結果として撮像画像は無整理のまま保存されることが比較的多いものとなっている。
4)無整理のまま画像が保存されるため、ユーザが改めて撮像画像を閲覧しようとしても、ストーリー性のあるまとまった思い出として効率的に鑑賞することができないものとなっている。
そこで、本発明では以上のような問題点に鑑み、撮像装置として以下のように構成することとした。
つまり、被写体を撮像して撮像画像データを得る撮像手段と、画像表示を行う表示手段と、制御手段と現在時刻を計時する時刻計時手段と、を備える。
そして、上記制御手段が上記撮像手段により撮像された撮像画像データを所定の表示態様による表示画面データ内のターゲット領域にあてはめて表示させるためのテンプレート情報であって、上記ターゲット領域に対し、そのターゲット領域にあてはめられて表示されるべき撮像画像データとしてどのような画像を撮影すべきかを教示する教示情報が対応づけられたテンプレート情報が記憶される記憶媒体から、上記テンプレート情報を読み出す読出処理と、上記テンプレート情報に従って、上記教示情報が上記ターゲット領域に対応づけられて表示されるように上記表示手段を制御する教示情報表示制御処理とを実行し、さらに、上記テンプレート情報に従って表示させた画面内における上記ターゲット領域についての指定を受け付けるターゲット指定受付処理と、上記画面内のターゲット領域が指定されたことに応じ、上記撮像手段による撮像画像データの取り込みを指示するためのシャッタ操作を待機し、該シャッタ操作に応じ、撮像画像データの取り込みが行われるように制御する撮像画像取込制御処理と、上記撮像画像取込制御処理により取り込まれた撮像画像データを、上記指定されたターゲット領域と対応づける対応づけ処理と、上記撮像画像取込制御処理により取り込んだ撮像画像データが、上記ターゲット指定受付処理に応じ指定された上記ターゲット領域と対応づけられている所定の条件を満たしているか否かについて判別する条件判別処理を実行し、上記対応づけ処理では、上記条件判別処理により上記所定の条件を満たすとの判別結果が得られた場合に上記撮像画像取込制御処理により取り込まれた撮像画像データを上記指定されたターゲット領域と対応づける処理と、上記シャッタ操作が行われたタイミングで上記時刻計時手段により計時される現在時刻情報を取得する時刻情報取得処理を実行し、上記条件判別処理では、上記時刻情報取得処理により取得した現在時刻情報が、上記指定されたターゲット領域と対応づけられている所定の時刻条件を満たしているか否かについて判別する処理、を実行するものである。

上記のようにして本発明では、撮像装置において、どのような画像を撮影すべきかを教示する教示情報を表示するものとしている。このような教示情報を表示する撮像装置により、ユーザに対して写真を撮影する際の動機付けを行うことができる。
また、本発明では、上記テンプレート情報として、撮像画像データをターゲット領域にあてはめて表示するための、表示画面の雛形が予め用意されている。すなわち、撮像画像が未だあてはめられていない、閲覧時の表示画面の雛形が予め定められているものであり、該雛形内の各ターゲット領域に対し、撮影した画像をあてはめるという手法を採っている。
このような本発明によれば、撮影後の画像整理は不要とでき、撮像画像が無整理のまま保存されてしまうことを効果的に防止することができる。
本発明によれば、撮像装置において、どのような画像を撮影すべきかを教示する教示情報を表示することができるので、撮像画像のワンパターン化の防止を図ることができる。
また、このように撮像装置にて教示情報を表示することができれば、ユーザに教示情報に基づく対象物の撮影を行わせることができる。このような教示情報に基づいた対象物の撮影行為を通じて、ユーザに撮像装置の様々な機能を活用する機会をより与えやすくすることができ、結果、ユーザがそれらの機能を自然に使いこなせるように導くことができる。
また、テンプレートとしての、撮像画像が未だ埋まっていない表示態様による画面を表示することで、そこに教示情報に基づく画像を埋めてやろうとの動機付け、すなわち写真撮影の動機付けをユーザに対して行うことができ、写真撮影のモチベーション向上を図ることができる。
また、テンプレートとしての、閲覧時の表示画面の雛形が予め用意され、そこに撮像画像をあてはめていくという手法が採られることで、撮影後の画像整理を不要とし、撮像画像が無整理のまま保存されてしまうことを効果的に防止することができる。この結果、撮影後の面倒な画像整理・編集を不要としたままで、ユーザが改めて撮像画像を閲覧しようとしたときにはストーリー性のあるまとまった思い出として効率的に鑑賞できるようにすることができる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明していく。
<第1の実施の形態>
[画像撮像・閲覧システムの構成]

図1は、本発明の実施の形態としての画像撮像・閲覧システムの構成を示した図である。
実施の形態の画像撮像・閲覧システムは、撮像装置1、パーソナルコンピュータ20、ネットワーク35、サーバ装置40を少なくとも含んで構成される。
撮像装置1は、デジタルスチルカメラとされ、被写体を撮像するためのカメラレンズや、撮像画像に基づく画像データを得るためのCCD(Charge Coupled Device)センサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの撮像素子、さらには撮像画像データ等の表示を行うための表示部などが備えられる。
また、撮像画像データの取込・保存を指示するためのシャッタボタン、各種項目の選択・決定を行うための十字キーや決定キーなど、各種の操作子が備えられる。
パーソナルコンピュータ20は、主に撮像装置1により保存された画像データの取込、及び取り込まれた画像データについての閲覧を行うための装置となる。撮像装置1からの撮像画像データの取込は、図中のメモリカード15や、或いはUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどの所要の通信ケーブルを介した通信により行うことができる。
また、パーソナルコンピュータ20は、サーバ装置40に格納されるテンプレートデータ(後述する)をネットワーク35を介してダウンロードし、該ダウンロードしたテンプレートデータを上記メモリカード15や通信ケーブルを介して撮像装置1に転送する機能も有する。
サーバ装置40には、テンプレートデータが格納される。サーバ装置40は、サービスを運営する業者等により管理されることが想定され、該サーバ装置40に格納されるテンプレートデータは、随時新たなものが追加されるなど、テンプレートデータの最新版が格納されることが想定されている。
[テンプレートの概要]

ここで、システムの各構成要素についての説明に先立ち、理解を容易とするために、本実施の形態の画像撮像・閲覧システムで用いられるテンプレートの概念について、図10、図11を参照して説明しておく。
先ず、本実施の形態におけるテンプレートとは、或るテーマごとに、そこにあてはめられて表示されるべき撮像画像のレイアウト、各撮像画像に対応づけられて表示されるべき教示情報のレイアウト、さらには背景を装飾する背景画などとしてのその他の表示データのレイアウトを定めたものとなる。具体的に、図10、図11に例示している画面は、全体として「ローマの見所」をテーマとしたテンプレート内の表示画面例であって、「コロッセオ」(図10)や「トレヴィの泉」(図11)のような或るテーマに沿った被写体ごとに、後に撮影されあてはめられるべき撮像画像を表示する領域(図中ターゲット領域A1)、及び該撮像画像に対応づけられて表示されるべき教示情報の表示領域(テキスト文表示領域A2など)が定められている。
本例におけるテンプレートでは、1つの被写体ごとに1ページを割り当てるものとしており、例えば1ページ目は図10に示す「コロッセオ」、2ページ目は図11に示す「トレヴィの泉」、3ページ目は・・・というように、ページごとに撮像画像をあてはめていくようにされる。この場合、「ローマの見所」としてのテンプレートは、例えば合計で8ページから成ることが例示されている。
テンプレート内の各ページ画面の具体的な構成について説明すると、各ページ画面には、図10、図11に示されるように、ターゲット領域A1、テキスト文表示領域A2、所在地表示領域A3が定められている。
ターゲット領域A1は、後にユーザの撮影操作に基づき得られた撮像画像データがあてはめられて表示されるべきとして定められた領域である。図10、図11では、ターゲット領域A1に対して撮像画像が未だあてはめられていない状態での画面構成を例示しているが、この場合の例では、予めターゲット領域A1に対しては、所定の画像データが対応づけられている。具体的にこの場合は、該ターゲット領域A1にあてはめられて表示されるべき撮像画像のサンプル画像と共に、そのような画像を撮影するように促すためのメッセージ(例えば図中の「Shoot This!」)も併せて表示される。
ここで、撮像画像があてはめられる前のターゲット領域A1に対しては、少なくとも該ターゲット領域A1が未撮影であることを表す情報を表示するものとしておけばよい(例えば「No Data」など)が、上記のようにサンプル画像や「Shoot This!」のような撮影を促すメッセージを表示しておくものとすれば、ユーザに「このような写真を撮るぞ」との意欲を沸き立たせることができ、写真撮影のモチベーションの向上を図ることができる。
また、テキスト文表示領域A2には、ターゲット領域A1にあてはめられて表示されるべき撮像画像の被写体に関する説明文としての文字情報が表示される。
さらに、所在地表示領域A3には、被写体の所在地を含む地図情報(航空写真も含む)が表示され、地図上には被写体の所在地を指し示すマークが表示される。また、この図の例では、撮像装置1を携帯しているユーザの現在位置も併せて表示される場合を例示している。
ここで、上記により例示したようなテンプレート内の画面において、ターゲット領域A1に表示されるサンプル画像は、被写体の撮像例を表し、撮像画像のイメージを想起させ、ユーザにどのような撮像画像を撮影すべきかを教示する教示情報となる。
また、テキスト文表示領域A2に表示されるテキスト文による情報は、被写体についての説明を行うことで、撮像画像のイメージを想起させ、どのような撮像画像を撮影すべきかを教示する教示情報となる。また、その情報内容によっては、例えば「〜を撮影せよ」など直接的にどのような写真を撮影すべきかを教示する情報ともなり得る。
また、所在地表示領域A3で地図上で表された被写体の所在地の情報は、被写体を何処で撮像すればよいかを教示する情報となり、これも、ユーザにどのような撮像画像を撮像すればよいかを教示する教示情報となる。
或いは、これらの各情報は総合的にユーザにどのような撮像画像を撮像すべきかを教示しているとも捉えることができる。
テンプレートは、これらターゲット領域A1、テキスト文表示領域A2、所在地表示領域A3のそれぞれに表示されるべき教示情報としてのデータや画面背景画像など、テンプレートとしての画面を構成する各表示データと、さらに各表示データの画面上のレイアウト(つまり各領域Aの配置)を定義する表示制御のための管理情報(後述する表示データ配置管理情報)とに基づき実現されるものとなる。
以下、このようにテンプレートを実現するためのデータとしての、各表示データと表示制御用の管理情報とを含むデータのことを、テンプレートデータと呼ぶこととする。
ここで、後述もするように本例では、各テーマごとのテンプレートを実現するためのテンプレートデータを撮像装置1に保持させた状態としておき、ユーザ操作に応じて指定されたテンプレートの表示を行うようにされている。これにより、ユーザに教示情報の提示を行うことができ、撮影への意欲をかき立てることができると共に、ユーザにどのような画像を撮影すべきかを教示することができる。
そして、教示情報に基づき撮像された画像データについては、その画像データが該当するターゲット領域A1に対してあてはめられて表示されるように対応づけが行われる。これによって、ユーザに面倒な画像整理の負担を負わせることなく、撮像画像データをテンプレートのテーマごとに整理して保存することができるものとなる。
[撮像装置の内部構成例]

図2は、図1に示した撮像装置1の内部構成例を示すブロック図である。
図示するようにして撮像装置1は、システムコントローラ2、撮像部3、撮像制御部4、表示部5、表示駆動制御部6、操作入力部7、位置検出部8、メモリカードI/F(インタフェース)9、メモリカードスロット10、バス11、通信部12、不揮発性メモリ13、を有する。
システムコントローラ2は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、インターフェース部を備えたマイクロコンピュータにより構成され、撮像装置1の全体を制御する制御部とされる。このシステムコントローラ2は、例えば内部の上記ROMに保持したプログラムに基づいて、各種演算処理やバス11を介した各部と制御信号等のやりとりを行い、各部に所要の動作を実行させる。
また、この場合のシステムコントローラ2は、図示する現在時刻計時機能として、例えば年:月:日:時:分:秒による現在時刻を計時する機能を有する。
撮像部3は、撮像光学系3a、撮像素子部3b、撮像信号処理部3cを有する。
撮像部3における撮像光学系3aでは、先に述べたカメラレンズや、カメラレンズに対してフォーカス動作やズーム動作を行わせるための駆動系等が備えられる。
また撮像部3における撮像素子部3bでは、撮像光学系3aで得られる撮像光を検出し、光電変換を行うことで撮像信号を生成する固体撮像素子アレイが設けられる。固体撮像素子アレイは、例えばCCDセンサアレイやCMOSセンサアレイとされる。
また撮像部3における撮像信号処理部3cでは、固体撮像素子によって得られる信号に対するゲイン調整や波形整形を行うサンプルホールド/AGC(Automatic Gain Control)回路や、ビデオA/Dコンバータを備え、デジタルデータとしての撮像画像データを得る。また撮像画像データに対してホワイトバランス処理、輝度処理、色信号処理などを行う。
上記撮像光学系3a、撮像素子部3b、撮像信号処理部3cを有する撮像部3により、撮像が行われ、撮像画像データが得られる。
この撮像部3の撮像動作によって得られた画像データは、撮像制御部4で処理される。
撮像制御部4は、システムコントローラ2の制御に従って、撮像画像データを各種の圧縮率で圧縮する画像圧縮処理や、画サイズ変換処理、画像フォーマット変換処理などの処理を行い、また動作状況に応じて、撮像画像データをバス11を介して接続される各部(表示駆動制御部6、メモリカードI/F9など)へ転送する処理を行う。
また撮像制御部4はシステムコントローラ2の指示に基づいて、撮像部3における撮像動作のオン/オフ制御、シャッタ処理、撮像光学系3aのズームレンズ、フォーカスレンズの駆動制御、撮像素子部3bの感度やフレームレートの制御、撮像信号処理部3cの各処理のパラメータ制御や実行処理の設定なども行う。
撮像装置1において、ユーザに対して表示を行う構成としては、表示部5、表示駆動制御部6が設けられる。
表示部5には、液晶ディスプレイ等の表示パネル部が形成される。また、表示駆動制御部6は、システムコントローラ2の制御に基づいて、表示部5を駆動制御して所定の表示画像を表示させる。表示駆動制御部6には、表示部5における上記表示パネル部を表示駆動する表示駆動部が設けられる。表示駆動部は、表示パネル部に画像表示を行わせるための画素駆動回路で構成されている。該画素駆動回路は、上記表示パネル部においてマトリクス状に配置されている各画素について、それぞれ所定の水平/垂直駆動タイミングで映像信号に基づく駆動信号を印加し、表示を実行させる。
表示駆動制御部6による上記表示パネル部の駆動制御により、例えば撮像部3で撮像される画像のリアルタイム表示(モニタ表示)や、後述するメモリカードスロット10に装填されたメモリカード15に保存された撮像画像データについての再生画像の表示などが実行される。
また、表示駆動制御部6では、これらの表示のために、例えば輝度レベル調整、色補正、コントラスト調整、シャープネス(輪郭強調)調整などを行うことができる。また画像データの一部を拡大した拡大画像の生成、或いは縮小画像の生成、ソフトフォーカス、モザイク、輝度反転、画像内の一部のハイライト表示(強調表示)、全体の色の雰囲気の変化などの画像エフェクト処理なども行うことができる。
操作入力部7は、例えばキー、ボタン、ダイヤル等の操作子を有するものとされ、例えば電源オン/オフ操作やシャッタ操作、ズーム操作、さらには後述する画面上のボタン(アイコン)を選択・決定するための十字キー、決定キーなど、所要の入力操作のための操作子が形成される。
操作入力部7は、このような操作子から得られる情報をシステムコントローラ2に供給し、システムコントローラ2はこれらの情報に対応した必要な演算処理や制御を行う。
位置検出部8は、GPS(Global Positioning System)アンテナを備え、現在位置を検出する。この位置検出部8では、上記GPSアンテナによって受信した図示されないGPS衛星からの送出電波の到達時間の情報に基づき、上記現在位置の情報として、少なくとも緯度及び経度の情報を検出する。位置検出部8により検出された現在位置情報はシステムコントローラ2に供給される。
メモリカードI/F9は、メモリカードストロット10に装填されたメモリカード15に対する記録/再生を行う。ここで、メモリカードとは、フラッシュメモリなどの固体メモリを備えたカード型の記憶媒体を指すものである。
メモリカードI/F9は、システムコントローラ2の制御に基づいて、上記メモリカード15に対する撮像画像データその他の各種データの記録/再生を行う。
通信部12は、外部機器とデータ通信を行う部位として設けられる。例えばこの場合は、USB方式等のインタフェイスを用いて外部機器(特に図1に示したパーソナルコンピュータ20)と接続し、データの送受信を行う。具体的に、この場合の通信部12では、図中のインタフェース端子TI/Fに接続されたUSBケーブルを介して接続された外部機器との間でデータ通信を行う。
この通信部12により、例えば撮像してメモリカード15に格納された撮像画像データを、パーソナルコンピュータ20その他の外部機器に転送することができる。
不揮発性メモリ13は、各種データの保持のために設けられ、電力供給が停止されてもデータを保持し続けることが可能なメモリとされる。
特に本例の場合、当該不揮発性メモリ13に対しては、先に説明したテンプレートを実現するためのテンプレートデータ13aが格納される。なお、このように不揮発性メモリ13に予め格納されているテンプレートデータ13aは、例えば多くの一般ユーザによる使用が想定される無難なテーマによるプリセットのテンプレートデータであると考えればよい。
ところで、先にも述べたようにテンプレートデータ13aは、テンプレートとしての表示態様を実現するための表示データ配置管理情報(表示制御のための管理情報)と、画面を構成する各パーツとしての表示データ(先に述べた教示情報や画面の背景画など)とを含んで構成されるものとなる。
ここで、本例の場合、上記表示データ配置管理情報については、比較的汎用性の高いXML(Extensible Markup Language)で実現するものとしている。その一例を、次の図3(a)に示す。
図3(a)において、この場合の表示データ配置管理情報では、1つのファイルによって1つのテンプレートを管理するものとされている。すなわち、先の図10、図11の例の場合であれば、1つのファイルによってテンプレート内の8ページ分全体の表示態様を管理する情報となる。
図3(a)において、先ず「title」「theme」「category」は、そのテンプレートのタイトル、テーマ、カテゴリを表す情報となる。「category」はそのテンプレートが属するカテゴリを表し、「theme」はそのテンプレートのテーマを表す。「title」は、或るテーマのテンプレートに対してユーザが付与したファイル名を表す。
例えば、先の図10、図11に示したような「ローマの見所」をテーマとしたテンプレートの場合であれば、「category」としては「旅行ガイド」などとなる。また、後述もするが、同一のテーマのテンプレートであっても、撮影年月日を区別してそれぞれ別ファイルとして保存したい場合もある。このため本例では、同一のテーマのテンプレートについて例えばこのような年月日の区別が可能となるように、テンプレートに対してファイル名を付与することを許容している。「title」は、このように同一テーマのテンプレートについてファイルの別を表す情報としても機能する。
また、表示データ配置管理情報には、各ページごとに、画面内の表示領域(「object rect=」)ごとにそこに表示されるべきデータのID(「ref=」)が定義されている。例えば、表示領域「"330,20,300,100"」については、「"map_colosseum"」が対応づけられ、該領域"330,20,300,100"には、例えば図10に示したようなコロッセオの所在地を表す地図画像を表示すべきことが表される。
ここで、この場合の表示データ配置管理情報では、このように各表示領域に表示されるべきデータを独自のIDにより管理するものとした上で、各IDが示すデータの実体は、<data>により管理するようにされている。具体的に、例えば1ページ目の<object>に記述される「"img_closseum-sample"」のIDについては、<data>において、実際に表示されるべきデータの実体(この場合はファイル名)を示す「"colosseum.jpg"」が記述されており、<object>に記述されるIDの情報から<data>の情報を辿ることで、表示すべきデータが特定されるようになっている。
なお、このような表示データの管理手法を採っているのは、各ページで共通して使用する画像(例えば背景画像)のように、同じデータが繰り返し使われることを想定してのことである。
また、表示データ配置管理情報において、特にターゲット領域A1とすべき表示領域に対しては、別途、「target="yes"」による属性情報が付加される。この場合は、領域"20,20,300,100"をターゲット領域A1とすべきとして、該領域"20,20,300,100"に対応づけられて「target="yes"」による属性情報が付加されている。
ここで、上記のように「target="yes"」とされた表示領域に表示されるべき画像データについては、図のような「"photo0"」や「"photo1"」などの、photoIDにより管理するようにされている。但し、このphotoIDは、撮像画像データに対して付されたIDではなく、撮像画像データに付されるIDとリンクする情報となる。この場合、ターゲット領域A1に対する撮像画像データの実質的な対応づけは、図3(b)に示すような対応関係管理情報を用いて行うものとしている。
図3(b)において、対応関係管理情報は、上記のような表示データ配置管理情報にてターゲット領域A1と対応づけられるphotoIDごとに、撮像画像データのIDを表す情報とされる。
ここで、上記説明からも理解されるように、photoIDは、ターゲット領域A1に対して1対1で対応づけられる情報となるので、以下ではphotoIDについてはターゲットIDとも呼ぶこととする。
図3(b)において、撮像画像のIDは、シャッタ操作により撮像画像データの取込・保存が行われた場合に、システムコントローラ2が保存された画像データについて付すIDであり、例えば該IDと撮像画像の保存先の情報とが対応づけられて、撮像画像データの保存先についての管理が行われる。つまり、この撮像画像のIDは、一般的な撮像画像管理の処理に伴って付されるIDとなる。
なお、この図3(b)に示す対応関係管理情報は、同一のテンプレートのテーマに対して複数のコンテンツが存在することに対応させるべく、各コンテンツごとに設ける。つまり、同一テーマのコンテンツは、同一のテンプレート(雛形)を利用するものであるので、異なるコンテンツであってもその中の各ターゲット領域A1のターゲットIDは同一となる。換言すれば、ターゲットIDの情報だけでは、どのコンテンツ内のターゲット領域A1であるかまでを特定することができないものである。
そこで、対応関係管理情報としては、コンテンツ単位で設ける。これにより、ターゲットIDはコンテンツごとに分けて管理することができる。
これら図3(a)(b)に示した表示データ配置管理情報と対応関係管理情報とを用いて行われる、テンプレートの表示処理、及び撮像画像の対応づけのための処理について説明しておく。
先ず、テンプレートの表示時には、図3(a)に示す表示データ配置管理情報を参照して、テンプレート内の指定されたページについて、該ページ内の各表示領域ごとの表示データを取得する処理を行うものとなる。但し、ターゲット領域A1については、そのターゲット領域A1と対応づけられたphotoIDを基に、図3(b)の対応関係管理情報を参照して、該ターゲット領域A1に対してあてはめられて表示されるべき画像データのIDを取得するようにされる。
ここで、ターゲット領域A1に対してあてはめられるべき撮像画像が未だ撮影されていない状態では、図3(b)の対応関係管理情報において、該ターゲット領域A1についてのターゲットIDには、撮像画像データのIDの情報は対応づけられていない状態となる。上述のようにして対応関係管理情報を参照した結果、このようにターゲットIDに対して撮像画像データのIDが未だ対応づけられていない場合には、表示データ配置管理情報においてターゲット領域A1と対応づけられているサンプル画像を取得する。
具体的に、図3(a)に示す1ページ目(<page no=1>)について言えば、領域"20,20,300,100"に対応づけられた"ref_default"による属性が与えられている、"img_colosseum-sample"によって特定されるコロッセオのサンプル画像データ(<data>の「"colosseum.jpg"」)を取得する。そして、該画像データと上記「Shoot This!」などのメッセージデータとがターゲット領域A1に表示されるように表示制御を行う。
一方、ターゲット領域A1に対してあてはめられるべき撮像画像が既に撮影された状態にある場合は、対応関係管理情報にて、上記ターゲット領域A1を表すターゲットIDに対し撮像画像データのIDが対応づけられていることになる。この場合は、該撮像画像のIDの情報により特定される画像データを取得して、上記表示すべきページ内のターゲット領域A1に該取得した画像データが表示されるように表示制御を行う。
なお、確認のために述べておくと、上記により説明した各管理情報を用いた表示制御処理は、システムコントローラ2によって行われるものである。この場合、表示データ配置管理情報、及び対応関係管理情報としては、それぞれテンプレートデータ13aの一部として、図2に示した不揮発性メモリ13内に格納される。
上記のような表示データ配置管理情報と対応関係管理情報とを用いた表示制御処理が行われることで、テンプレートを適切に表示することができる。
ここで、上記説明からも理解されるように、本例においては、ターゲット領域A1にあてはめて表示すべき撮像画像データを、表示データ配置管理情報により直接的に管理するものとはせず、別途、対応関係管理情報を設けて管理するようにしている。本例において、このような管理形態を採っているのは、ターゲット領域A1に対してあてはめられるべき撮像画像データが未撮影の状態から撮影済みとなったときの表示データ配置管理情報内のデータ書き換え処理が発生しないようにして、表示データ配置管理情報がリードオンリーのデータファイルとなるようにするためである。
なお、図2に示した実施の形態の撮像装置1の構成としては、実際に実施される動作例や機能に応じて各種の構成要素の追加・削除は当然考えられるものである。
例えば、撮像画像データの記録/再生を行う記憶媒体がメモリカードとされる場合を例示したが、これに代えて、例えばHDD(Hard Disk Drive)やCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、光磁気ディスク、ホログラムメモリなど、他の記憶媒体を用いることもできる。
[情報処理装置の内部構成例]

図4は、図1に示したパーソナルコンピュータ20の内部構成を示している。
先ず、CPU21は、起動されたプログラムに基づいて当該パーソナルコンピュータ20の全体制御、演算処理を行う。例えば、後述する入力部25からの操作入力に応じた動作、HDD30へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行う。なおCPU21は、図示するバス22を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
メモリ部23は、CPU21が処理に用いるROM、RAM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。このメモリ部23のROMには、CPU21の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。また、上記フラッシュメモリには各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶され、RAMにはプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
HDD30においては、CPU21の制御に基づいてデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等が行われる。
この場合、HDD30に対しては、撮像装置1からの撮像画像データやテンプレートデータの取り込みや、サーバ装置40からダウンロードして取得したテンプレートデータの撮像装置1への転送など、撮像装置1についての管理を行うための撮像装置管理アプリケーション30aが格納されている。なお、この撮像装置管理アプリケーション30aとしてのプログラムに基づくCPU21の処理によって実現される各種の機能については後述する。
また、撮像装置1側から取り込んだ撮像画像データ・テンプレートデータについては、このHDD30に対して記録することができる。
入力部25は、図示されないキーボードやマウス、リモートコマンダー、その他の入力デバイスとされ、ユーザが操作入力を行うために設けられる。入力部25で入力された情報は入力処理部24で所定の処理が施され、CPU21に対して操作又はデータの入力として伝達される。CPU21は、入力された情報に対応して必要な演算や制御を行うようにされる。
ディスプレイ27は、例えば液晶ディスプレイなどの表示ディスプレイとされて、ユーザに対して各種情報表示を行う。例えばCPU21が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示データを表示処理部26に供給すると、表示処理部26は供給された表示データに基づいてディスプレイ27を表示駆動し、これによって各種の情報についての表示出力を行わせる。特に本例の場合、CPU21は、撮像装置1側から取り込んだ撮像画像データ及びテンプレートデータに基づき生成した表示データを供給し、表示処理部26は該表示データに基づく画面表示が行われるようにディスプレイ27を表示駆動する。
通信処理部28は、CPU21の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。
外部通信インタフェース29は、上記通信処理部28にてエンコードされた送信データを、図示するインタフェース端子TI/F(例えばUSB端子など)に接続された通信ケーブルを介して接続される外部機器(この場合は特に撮像装置1)に送信する。また、上記通信ケーブルを介して撮像装置1などの外部機器から送信されてきた信号を、通信処理部28に受け渡す。
通信処理部28は受信した情報をCPU21に転送する。
メモリカードI/F31は、メモリカードストロット32に装填されたメモリカード15に対する記録/再生を行う。メモリカードI/F31は、CPU21からの制御に基づいて、上記メモリカード15に対する各種データの記録/再生を行う。
また、通信処理部33、ネットワークI/F(インタフェース)34は、図示するネットワーク端子Tntを介したネットワーク通信を行うために設けられる。
通信処理部33は、CPU21の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。ネットワークI/F34は、上記通信処理部33にてエンコードされた送信データを、ネットワーク端子Tntを介し、ネットワーク35上の機器(この場合は特にサーバ装置40)に送信する。また、サーバ装置40など、ネットワーク35上の機器から上記ネットワーク端子Tntを介して送信されてきた信号を、通信処理部33に受け渡す。通信処理部33は受信した情報をCPU21に転送する。
ここで、図5は、上述した撮像装置管理アプリケーション30aにより実現される機能をブロック化して示している。
この図5に示されるように、撮像装置管理アプリケーション30aによっては、テンプレートデータDL(ダウンロード)機能F1、テンプレートデータ転送機能F2、テンプレートデータ・撮像画像取込機能F3、テンプレート閲覧機能F4が実現される。
テンプレートデータDL機能F1は、サーバ装置40にて格納されるテンプレートデータをパーソナルコンピュータ20側にダウンロードする機能となる。具体的には、サーバ装置40との間で先に説明したネットワークI/F34を介した通信を行うことで、サーバ装置40に格納されるテンプレートデータをネットワーク35経由でダウンロードし、例えばHDD30などの記憶媒体に格納する。
テンプレートデータ転送機能F2は、撮像装置1に対し、例えば上記テンプレートデータDL機能F1によってダウンロードしたテンプレートデータ、或いは撮像装置管理アプリケーション30aにプリセットとして与えられたテンプレートデータなど、パーソナルコンピュータ20側に格納されるテンプレートデータをメモリカード15、或いは外部通信インタフェース29経由で撮像装置1側に転送する機能となる。
具体的には、メモリカードスロット32にメモリカード15が装填される、または上述した通信ケーブルを介してパーソナルコンピュータ20側に撮像装置1が接続された状態で、且つ撮像装置管理アプリケーション30aが立ち上がった状態において、転送可能なテンプレートデータをディスプレイ27上に表示させてユーザに転送すべきテンプレートデータを指定させる。そして、指定されたテンプレートデータを上記メモリカード15に格納する、或いは上記外部通信インタフェース29経由で撮像装置1側に転送する処理を実行するものとなる。
また、テンプレートデータ・撮像画像取込機能F3は、撮像装置1側にて撮像・保存された撮像画像データとテンプレートデータとを、メモリカード15、或いは外部通信インタフェース29経由で撮像装置1側から取り込む機能となる。
このテンプレートデータ・撮像画像取込機能F3としては、例えばメモリカードスロット32にメモリカード15が装填された状態、または上述した通信ケーブルを介してパーソナルコンピュータ20側に撮像装置1が接続された状態で、且つ撮像装置管理アプリケーション30aが立ち上がった状態において、メモリカード15に格納される撮像画像データ・テンプレートデータをディスプレイ27上に表示させてユーザに取り込むべき撮像画像データとテンプレートデータとを指定させる。そして、指定された撮像画像データ・テンプレートデータを上記メモリカード15から読み出す、或いは上記外部通信インタフェース29経由で撮像装置1側に装填されたメモリカード15から取得する処理を実行し、得られた撮像画像データ及びテンプレートデータを、例えばHDD30などの所要の記憶媒体に格納する処理を実行するようにされる。
或いは、撮像画像データ・テンプレートデータの指定は行わせず、自動的に未取り込みの撮像画像データ・テンプレートデータを識別して取り込むようにすることもできる。
テンプレート閲覧機能F4は、テンプレートデータ、及び/又は撮像画像データに基づきテンプレートを表示して、ユーザに閲覧させるための機能となる。
具体的には、先ず、例えばディスプレイ27上にHDD30内にて格納される閲覧可能なテンプレートの一覧を表示させ、ユーザに閲覧するテンプレートの指定を行わせる。そして、指定されたテンプレートについてのテンプレートデータ内の管理情報(表示データ配置管理情報、対応関係管理情報)に基づき、表示画面データを生成し、該表示画面データをディスプレイ27上に表示させる。
なお、確認のために述べておくと、例えば指定されたテンプレートが未編集(つまり全ターゲット領域A1について画像が未撮影)であった場合は、テンプレートデータ内の対応関係管理情報では、ターゲットIDに対する撮像画像データのIDの対応づけは行われておらず、ターゲット領域A1にあてはめて表示すべき撮像画像データは存在しない。この場合は、表示データ配置管理情報のみに基づき、撮像画像データがあてはめられていないテンプレートの表示が行われるものとなる。
[サーバ装置の内部構成例]

図6は、図1に示したサーバ装置40の内部構成例を示すブロック図である。
図6において、CPU41は、起動されたプログラムに基づいてサーバ装置40の全体制御、演算処理を行う。例えば、図示する入力部45に対する入力に応じた動作、HDD48へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行う。またCPU41は、図示するバス42を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
メモリ部43は、CPU41が処理に用いるROM、RAM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。このメモリ部43のROMには、CPU41の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。また、上記フラッシュメモリには各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶され、RAMにはプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
HDD48においては、CPU41の制御に基づいてデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等が行われる。
HDD48に対しては、図示するようにしてテンプレートデータDB(データベース)48aが格納される。このテンプレートデータDB48aには、複数のテンプレートデータが格納される。
入力部45は、図示されないキーボードやマウス、リモートコマンダー、その他の入力デバイスとされる。この入力部45に対しては、サービスを運営する側のオペレータなどが各種操作入力やデータ入力を行うものとして想定されている。
入力部45で入力された情報は入力処理部44で所定の処理が施され、CPU41に対して操作又はデータの入力として伝達される。CPU41では入力された情報に対応して必要な演算や制御を行うようにされる。
ディスプレイ47は、例えば液晶ディスプレイなどの表示ディスプレイとされて、オペレータ等に対して各種情報表示を行う。例えばCPU41が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示情報を表示処理部46に供給すると、表示処理部46は供給された表示データに基づいてディスプレイ47を表示駆動し、これによって各種の情報についての表示出力が行われる。
通信処理部49は、CPU41の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。
ネットワークI/F50は、上記通信処理部49にてエンコードされた送信データをネットワーク35を介して所定の機器、特に図1に示したパーソナルコンピュータ20に送信する。またネットワーク35を介してパーソナルコンピュータ20などの外部機器から送信されてきた信号を、通信処理部49に受け渡す。
通信処理部49は受信した情報をCPU41に転送する。
[撮影操作手順]

ここで、これまでの説明からも理解されるように、本実施の形態では、撮像装置1側において、ユーザがテンプレートを利用した写真撮影を行うことが想定される。以下では、このようなテンプレートを用いた写真撮影を行うにあたっての、ユーザの操作手順について説明しつつ、操作に応じて装置側で得られる動作を併せて説明する。
図7〜図13は、テンプレートを用いた写真撮影の操作手順について説明するための図として、操作に応じて表示される各画面の例を示している。
先ず、先の図10、図11による説明からも理解されるように、本例においてテンプレートを用いた写真撮影を行うとしたときは、表示部5にテンプレートを表示させ、そこから所要のターゲット領域A1を指定することになる。つまり、本例においてテンプレートを用いた写真撮影を行うとした場合は、途中までの操作はテンプレートの閲覧時と共通となる。具体的には、所要のテンプレートを表示させるまでの操作は、テンプレートの閲覧時と共通となる。
この前提を踏まえた上で、先ずユーザは、テンプレートを用いた撮影を行うとしたときは、操作入力部7を介した所定の操作入力を行うことで、図7に示されるテンプレート撮影・閲覧のためのメイン画面を表示させる。このメイン画面の表示は、例えば操作入力部7に設けられるメニューボタンの操作に応じて表示されるメニューの一覧内に、テンプレート撮影・閲覧の項目を設けておき、該項目の指定操作が行われたことに応じて行うなどが考えられる。
図7に示されるように、当該メイン画面には、「テンプレートのカテゴリを選択してください」などのメッセージと、カーソルCRとが表示されると共に、テンプレートのカテゴリの一覧が表示されるテンプレートカテゴリ表示領域A4、該テンプレートカテゴリ表示領域A4内に表示される各テンプレートのカテゴリごとに、そのカテゴリ内のコンテンツ数(後述するテンプレートのタイトル数と同じ)を表示するためのコンテンツ数表示領域A5、上記カーソルCRにより選択されたテンプレートのカテゴリについての説明情報を表示するためのカテゴリ説明表示領域A6、及び上記カーソルCRにより選択されたテンプレートのカテゴリごとにテンプレートのプレビューを表示するテンプレートのプレビュー表示領域A7が設けられる。このメイン画面におけるテンプレートのプレビュー表示領域A7には、選択されたカテゴリで共通となるテンプレートの表示データの配置例が縮小化されて表示されることになる。
また、メイン画面においては、選択項目についてのキャンセルを行うためのCancelボタンB2、及び選択項目についての決定を行うためのOKボタンB3としてのアイコンも表示される。
このメイン画面において、ユーザは、操作入力部7における十字キーを操作することで、カーソルCRを移動させて表示項目についての選択を行うことができる。このメイン画面が表示された初期状態では、カーソルCRはテンプレートカテゴリ表示領域A4内に配置され、ユーザは上記十字キーを操作することでテンプレートのカテゴリの選択を行うことになる。
ここで、テンプレートのカテゴリは、撮影の目的やテンプレートの機能などに応じたテンプレートの分類であり、ここでは一例として、図のような「旅行ガイド」「絵葉書の旅」「趣味/コレクション」「教育」「写真絵本作り」「ゲーム」を挙げている。各カテゴリの内容は、例えば以下のようになる。
「旅行ガイド」・・・旅行中の写真撮影時に用いるテンプレート。旅行先の観光スポットや風光明媚な場所についての情報(教示情報)が既に入力されており、ユーザはその教示情報に合わせて該当する写真を撮影することができる。
例:ローマ旅行ガイド・北海道旅行ガイドなど
「絵葉書の旅」・・・絵葉書の写真が撮影された場所に行き、そのような写真を自分の手で撮影して歩くためのテンプレート。教示情報としては、撮影すべき被写体の名称や撮影位置、季節、時刻(明け方、夕刻など)、シャッタースピード、F値等が考えられる。
「趣味・コレクション」・・・ユーザの趣味の対象や、コレクションしている対象を撮影する場合に用いるテンプレート。
例:鉄道写真コレクション・グルメレポートなど
「教育」・・・撮影行為を通して、教示データによってユーザが新しい知識を得ることが可能となるテンプレート。例えば、時間推移とともに変化する対象物を撮影する「観察日記」や、教示情報として提示された手順に従って作品を作成しつつ、作成過程における対象物を撮影し記録する「作品集」、与えられたテーマ(花など)を撮影する際、必要なモードやファンクションの教示をすることによって、カメラの様々なファンクションを自然に使いこなせるようになる「カメラテク教室」など。
「写真絵本作り」・・・絵本風のテキスト文を用いたテンプレート。絵に相当する部分が撮影すべき対象物となっており、物語に沿った自分だけの絵本を完成させる。教示情報としては、物語の本文にあたるテキスト、撮影すべき対象物の名称、あるいは撮影すべき対象物に関するテーマ(「白っぽい景色」等)などが考えられる。
「ゲーム」・・・写真撮影を行うことで進行するゲーム性のあるテンプレート。位置情報や時刻情報を利用したスタンプラリー(例えば何時何分までに所定位置にある対象物を撮影するなど)のような写真撮影を示唆したり、画像特徴量を用いたジグソーパズル作りのような写真撮影体験を提供する。
ユーザは、上述した十字キーによるカーソルCRの移動操作によって所望のカテゴリを選択した状態で、例えば操作入力部7における決定キーを操作することで、選択したカテゴリを仮指定することができる。
図示は省略したが、カテゴリの仮指定が行われた場合、カーソルCRはCancelボタンB2に移動し、十字キーによって当該CancelボタンB2かOKボタンB3を選択可能な状態となる。ここで、カテゴリの仮指定を解除したい場合は、CancelボタンB2を選択した状態で決定キーを操作する。これに応じカーソルCRはテンプレートのカテゴリ表示領域A4に移動し、カテゴリの選択が可能な状態に戻る。
一方、カテゴリの指定を確定する場合は、十字キーを操作してOKボタンB3を選択した状態で決定キーを操作する。ここでは一例として、「旅行ガイド」のカテゴリの指定が確定されたとする。
上記OKボタンB3を決定する操作が行われ、カテゴリの指定が確定されたことに応じては、表示部5上に、指定されたカテゴリ内のテンプレートについての、次の図8に示されるようなテンプレート選択画面が表示される。ここでは、上記確定操作に応じて、「旅行ガイド」のカテゴリ内のテンプレートについてのテンプレート選択画面が表示された場合を例示している。
このテンプレート選択画面においては、例えば「テンプレートを選択してください」などのメッセージとカーソルCRが表示されると共に、指定されたカテゴリに属する各テンプレートのテンプレート名の情報が表示されるテンプレート名表示領域A8と、カーソルCRにより選択されたテンプレートの内容について説明するための情報が表示されるテンプレート説明表示領域A9が設けられる。また、このテンプレート選択画面においても、CancelボタンB2、OKボタンB3が設けられる。
また、このテンプレート選択画面においてもテンプレートのプレビュー表示領域A7が設けられるが、該テンプレート選択画面におけるテンプレートのプレビュー表示領域A7内には、カーソルCRにより選択されたテンプレートについてのプレビュー画面(例えばこの場合もテンプレートを縮小化したもの)が表示されることになる。
このテンプレート選択画面において、ユーザは十字キーを操作してカーソルCRを移動させることで、テンプレート名表示領域A8内に表示されるテンプレートを選択することができ、また決定キーを操作することで、カーソルCRにより選択したテンプレートの仮指定を行うことができる。
この場合も仮指定が行われた場合は、カーソルCRがCancelボタンB2に移動され、仮指定を解除したい場合はCancelボタンB2を選択した状態で決定キーを操作することで、カーソルCRをテンプレート名表示領域A8に戻すことができる。また、テンプレートの指定を確定する場合は、十字キーを操作してOKボタンB3を選択した状態で決定キーを操作する。
ここではテンプレートとして、「ローマの見所ツアー」についての指定が確定されたものとする。
このようにテンプレートが指定されたことに応じては、例えば次の図9に示されるようなポップアップウィンドウW1により、指定されたテンプレート内のコンテンツの選択ための画面表示が行われる。
ここで、本例の場合は、同一テンプレートを用いて複数のコンテンツを作成することを許容している。すなわち、教示情報の内容や各表示データの配置態様としては同一(つまり雛形としては同一)となるが、そこに撮像画像があてはめられて作成された完成作品としての内容がそれぞれ異なるものとなる、複数のコンテンツの存在を許容している。
具体的に、例えば例示している「ローマの見所ツアー」であれば、ローマを訪れた年ごとに、同じテンプレートを用いて各年ごとに異なる撮像画像をあてはめたコンテンツを作成する、などといったものである。
このように同一テンプレートについて複数のコンテンツが存在することを許容するために、テンプレートに対しては、その雛形としての名称を表す「テンプレート名」の情報に加え、「タイトル」としての、ユーザが任意に設定可能な名称を付加することができるようにしている。例えば、上記例のようにローマを訪れた年ごとにコンテンツを作成するといった場合には、それらの年月日を各コンテンツの「タイトル」の名称情報として与えることが考えられる。
図9に示されるポップアップウィンドウW1においては、指定されたテンプレートについて、そのテンプレートに属するコンテンツの「タイトル名」の一覧が表示されると共に、「コンテンツを選択」などのメッセージ情報と、カーソルCRとが表示される。また、コンテンツの新規作成を指示するための新規作成ボタンB4も表示される。
ここで、図示による説明は省略するが、上記新規作成ボタンB4が指定された場合には、テンプレートのタイトル名の情報入力画面が表示され、ユーザは、当該タイトル名の情報入力画面内に表示される文字入力ボックス内に操作入力部7を介した操作入力を行って文字入力を行うことで、タイトル名の入力を行うことができる。そして、タイトル名を入力した状態で例えば決定キーを操作することで、該入力したタイトル名による新規のテンプレートの作成指示を行うことができる。
このような作成指示に応じて新規テンプレートが作成されたことに応じては、ポップアップウィンドウW1内にて、該新規作成されたテンプレートのタイトル名の情報が一覧表示に加えられた上で、一覧内からのタイトル名(コンテンツ)の選択が可能な状態に戻ることになる。
ポップアップウィンドウW1において、ユーザは十字キーによってカーソルCRを移動させることで、コンテンツ又は新規作成を選択することができ、またこれらの項目のうち所望の項目を選択した状態で決定キーを操作することで、選択した項目の仮指定を行うことができる。この場合も仮指定が行われたことに応じてはカーソルCRがCancelボタンB2に移動し、仮指定を解除する場合にはCancelボタンB2を選択した状態で決定キーを操作することで、カーソルCRをポップアップウィンドウW1側に戻すことができる。また、指定を確定する場合には十字キーによってカーソルCRをOKボタンB3に移動させて決定キーを操作する。
図10は、図9に示したコンテンツ選択画面において、コンテンツの一覧のうちから所要のコンテンツが指定されたことに応じて表示されるテンプレートのページ画面を示している。
このページ画面においては、先に述べたようにして撮像画像データがあてはめられて表示されるべきターゲット領域A1と、ターゲット領域A1にあてはめられて表示されるべき画像の被写体(ターゲット被写体とする)について教示するためのテキスト文を表示するテキスト文表示領域A2、ターゲット被写体の所在地を地図上で表すための所在地表示領域A3が設けられる。また、ページの順送り指示を行うためのページ送りボタンB1(NextボタンB1とも表記する)が表示される共に、ターゲット領域A1又は該ページ送りボタンB1の選択を行うためのカーソルCRが表示される。
また、この図の例では、テンプレートを構成する全ページ数の情報と現在の表示ページが何ページ目であるかを表す情報(図中の「1/8」)も表示され、さらに、現在位置からターゲット被写体の所在地までの距離を表す情報(図中「現在地から、500m」)も表示されている。
このテンプレートのページ画面において、ユーザは十字キーを操作してカーソルCRを移動させることで、ターゲット領域A1又はページ送りボタンB1を選択することができる。カーソルCRによりページ送りボタンB1が選択された状態で決定キーが操作された場合は、次の図11に示されるようにして、テンプレート内の次ページの画面が表示される。すなわち、このようなページ送りボタンB1の操作により、テンプレート内の各ページを順送りすることができる。
一方、ターゲット領域A1にあてはめるべき画像を撮影するとした場合は、カーソルCRによりターゲット領域A1を選択した状態で決定キーを操作する。ここでは、図10に示す「コロッセオ」についてのページ画面上で、上記によるターゲット領域A1を指定する操作が行われたとする。
このようなターゲット領域A1を指定する操作が行われた場合は、次の図12に示されるように、表示部5上には、撮像画像のリアルタイム表示が行われる。このようにリアルタイム表示が行われることで、ユーザは被写体の撮像画像を確認しながら撮影を行うことができる。
このリアルタイム表示状態において、シャッタ操作が行われたことに応じては、撮像画像データの取込、及び取り込み画像データについてのメモリカード15への保存処理が行われる。そして、このように撮像画像データについての保存が行われたことに応じては、保存された撮影画像データを、指定されたターゲット領域A1に対してあてはめて表示する処理が行われる。
図13は、このようにターゲット領域A1に対し撮像画像データがあてはめられた場合のページ画面の例を示している。先の図10と比較して分かるように、この場合のターゲット領域A1には、撮影前に表示されていたサンプル画像と「Shoot This!」の表示に代えて、撮像画像データが表示されることになる。
ここでは、テンプレートの1ページ目のターゲット領域A1のみに撮像画像データをあてはめる場合を例示したが、ユーザは、図13に示すページ画面上のページ送りボタンB1を指定して次ページの画面を表示させた上で、同様にターゲット領域A1の指定→シャッタ操作を行うことで、次ページのターゲット領域A1についても撮像画像データのあてはめを行うことができる。以降のページについても、同様にページ送りボタンB1の指定→ターゲット領域A1の指定→シャッタ操作を行うことで、撮像画像データのあてはめを行うことができる。
最終的に、テンプレートの全ページについて撮像画像データのあてはめが完了した場合には、表示部5上に、例えば「コンテンツの作成が完了しました」などの作成完了を通知するメッセージが表示された後、例えば先の図9に示したコンテンツの選択のための画面表示に戻ることになる。
なお、これまでの説明によると、ユーザは1度項目の指定を行うと、指定項目についての階層画面よりも上位の階層の画面に戻ることができないものとなってしまうが、このように表示画面を上位階層画面に戻す処理については、例えば操作入力部7に設けられた所定の操作子が操作されることに応じて実行するように構成しておけばよい。或いは、各画面内に「戻る」ボタンとしてのアイコンを表示しておき、該アイコンが指定されたことに応じて表示画面を上位階層の画面に戻す処理を実行するように構成することもできる。
[処理動作]

続いては、上記により説明した実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作について、以下の図14〜図16のフローチャートを参照して説明する。
なお、これらの図に示される処理動作は、図2に示したシステムコントローラ2が例えば内部のROM等に格納されるプログラムに基づいて実行するものである。
図14は、メイン画面の表示からテンプレート選択画面におけるテンプレートの指定まで(図7〜図8)に対応して行われるべき処理動作について示している。
図14において、先ずステップS101では、メイン画面表示トリガの発生を待機する。すなわち、上記メイン画面表示トリガとして、例えば予めメイン画面を表示すべきとして定められた操作入力部7を介した所定の操作入力を待機する。
例えば上記所定の操作入力など、予め定められたメイン画面表示トリガが発生したとされた場合は、ステップS102において、メイン画面の表示処理を実行する。すなわち、先の図7に示したようなメイン画面としての表示画面データを生成し、これを表示駆動制御部6に供給して表示部5上に該表示画面データを表示させるように指示を行う。
続くステップS103→ステップS104の処理は、カテゴリの指定(仮指定)を受け付けるための処理となる。先ずステップS103では、カテゴリの選択のための処理として、十字キー操作が行われた場合に対応してテンプレートカテゴリ表示領域A4内に表示させたカーソルCRの表示位置を移動させる処理を実行し、ステップS104では、決定キーによる操作入力(決定操作)が行われたか否かを判別する。
ステップS104において、決定操作が行われていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS103のカテゴリの選択処理に戻り、また決定操作が行われたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS105に進む。
ステップS105では、カーソルCRをCancelボタンB2に移動させる処理を実行する。その上で、次のステップS106→ステップS107により、CancelボタンB2又はOKボタンB3の指定を受け付けるための処理を実行する。つまり、ステップS106では、Cancel/OKの選択のための処理として、十字キー操作が行われた場合に対応してカーソルCRの表示位置をCancelボタンB2/OKボタンB3の間で移動させる処理を実行し、ステップS107では、決定キーによる決定操作が行われたか否かを判別する。
なお、以降の処理においても、逐次、CancelボタンB2又はOKボタンB3の指定を受け付けるための処理が実行されるものとなるが、その処理内容については上記ステップS106→S107について説明したものと同様となるので、以下での重複説明は省略する。
上記ステップS107において、決定操作が行われていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS106の選択処理に戻り、また決定操作が行われたとして肯定結果が得られた場合はステップS108に進む。
ステップS108では、決定されたボタンがOKボタンB3であったか否かを判別する。決定されたボタンがOKボタンB3ではないとして否定結果が得られた場合は、ステップS109にてカーソルCRをテンプレートカテゴリ表示領域A4内に戻す処理を実行した後、先のステップS103に戻るようにされる。
一方、決定されたボタンが決定ボタンB3であるとして肯定結果が得られた場合は、ステップS110において、指定されたカテゴリについてのテンプレート選択画面の表示処理を実行する。すなわち、先のステップS103・S104の処理によって選択・決定された(つまり指定された)カテゴリに属するテンプレートについての、テンプレート選択画面の表示処理を実行する。
ここで、不揮発性メモリ13内に格納される複数のテンプレートデータ13aから、指定されたカテゴリに属するテンプレートデータ13aを検索するにあたっては、各テンプレートデータ13a内の表示データ配置管理情報(図3(a))における<category>の名称情報と、指定されたカテゴリの名称情報とが一致するか否かを判別すればよい。すなわち、該<category>の名称情報と指定されたカテゴリの名称情報とが一致するテンプレートデータ13aを、上記指定されたカテゴリに属するテンプレートについてのテンプレートデータ13aとして特定するものである。
続くステップS111→ステップS112の処理は、テンプレートの仮指定を受け付けるための処理となる。つまり、ステップS111では、テンプレートの選択のための処理として、十字キー操作が行われた場合に対応してテンプレート名表示領域A8内に表示させたカーソルCRの表示位置を移動させる処理を実行し、ステップS112では、決定キーによる決定操作が行われたか否かを判別する。
ステップS112において、決定操作が行われていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS111のテンプレートの選択処理に戻り、また決定操作が行われたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS113に進む。
ステップS113では、カーソルCRをCancelボタンB2に移動させる処理を実行する。その上で、次のステップS114→ステップS115により、CancelボタンB2又はOKボタンB3の指定を受け付けるための処理を実行する。
ステップS115において、決定操作が行われていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS114の選択処理に戻り、また決定操作が行われたとして肯定結果が得られた場合はステップS116に進む。
ステップS116では、決定されたボタンがOKボタンB3であったか否かを判別する。決定されたボタンがOKボタンB3ではないとして否定結果が得られた場合は、ステップS117にてカーソルCRをテンプレート名表示領域A8内に戻す処理を実行した後、先のステップS111に戻るようにされる。
一方、上記ステップS116において、決定されたボタンがOKボタンB3であるとして肯定結果が得られた場合は、次の図15に示すステップS118に処理を進める。
図15は、テンプレートの指定後、ターゲット領域の指定まで(図9〜図11)に対応して実行されるべき処理動作を示している。
図15において、ステップS118では、指定されたテンプレートについてのコンテンツ選択画面の表示処理を実行する。すなわち、図14におけるステップS111〜S116までの一連の処理によって指定されたテンプレートについて、先の図9に示したような例えばポップアップウィンドウW1によるコンテンツ選択画面を表示部5上に表示させる。
ここで、図9を参照して分かるように、コンテンツ選択画面では、指定されたテンプレート内のコンテンツ名の一覧を表示することになるが、不揮発性メモリ13内に格納されるテンプレートデータ13aから、指定されたテンプレートの各コンテンツとしてのテンプレートデータ13aを検索するにあたっては、各テンプレートデータ13a内の表示データ配置管理情報(図3(a))における<theme>の名称情報と、指定されたテンプレートのテンプレート名の情報とが一致するか否かを判別すればよい。すなわち、該<theme>の名称情報と指定されたテンプレートのテンプレート名の情報とが一致するテンプレートデータ13aを、上記指定されたテンプレートの各コンテンツとしてのテンプレートデータ13aとして特定する。
続くステップS119→ステップS120は、上記コンテンツ選択画面上に表示された各コンテンツ又は新規作成の仮指定を受け付けるための処理となる。すなわち、ステップS119では、コンテンツ又は新規作成の選択のための処理として、十字キー操作が行われた場合に対応してカーソルCRの表示位置をコンテンツ又は新規作成に移動させる処理を実行し、ステップS120では、決定キーによる決定操作が行われたか否かを判別する。
ステップS120において、決定操作が行われていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS119の選択処理に戻り、また決定操作が行われたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS121に進む。
ステップS121では、カーソルCRをCancelボタンB2に移動させる処理を実行する。その上で、次のステップS122→ステップS123により、CancelボタンB2又はOKボタンB3の指定を受け付けるための処理を実行する。
ステップS123において、決定操作が行われていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS122の選択処理に戻り、また決定操作が行われたとして肯定結果が得られた場合はステップS124に進む。
ステップS124では、決定されたボタンがOKボタンB3であったか否かを判別する。決定されたボタンがOKボタンB3ではないとして否定結果が得られた場合は、ステップS125にてカーソルCRをコンテンツ選択画面内に戻す処理を実行した後、先のステップS119に戻るようにされる。
一方、上記ステップS124において、決定されたボタンがOKボタンB3であるとして肯定結果が得られた場合は、ステップS126に進んで、指定された項目が新規作成であったか否かを判別する。
ステップS126において、先のステップS119・S120による選択・決定により指定された項目が新規作成であるとして肯定結果が得られた場合は、ステップS127に処理を進めて、先ずはコンテンツ名の入力受付処理を実行する。つまり、例えば先に説明したようにしてテンプレート(コンテンツ)のタイトル名の情報入力画面を表示部5上に表示させて、ユーザからのタイトル名の情報入力を受け付ける。
そして、この受付処理において、入力情報を確定するための例えば決定キーによる決定操作が行われた場合には、ステップS128において、新規作成コンテンツの追加処理を実行する。すなわち、指定されたカテゴリ内における指定されたテンプレートを利用した新たなコンテンツ(テンプレートデータ13a)として、表示データ配置管理情報における<title>の名称情報を入力確定されたタイトル名の情報としたテンプレートデータ13aを新たに生成し、これを不揮発性メモリ13に追加する。
このステップS128の処理を実行すると、先のステップS118によるコンテンツ選択画面の表示処理に戻るようにされる。これにより、先に説明したようにして新規テンプレートが作成されたことに応じては、ポップアップウィンドウW1内にて該新規作成されたテンプレートのタイトル名の情報が一覧表示に加えられた上で、一覧内からのタイトル名(コンテンツ)の選択が可能な状態に戻ることになる。
また、上述したステップS126において、決定された項目が新規作成ではない(つまりいずれかのコンテンツである)として否定結果が得られた場合は、ステップS129において、指定されたコンテンツについての表示データ配置管理情報に基づき、テンプレートの1ページ目を表示する処理を実行する。すなわち、先のステップS119・S120の選択・決定により指定されたコンテンツ(テンプレートデータ13a)について、その表示データ配置管理情報を参照し、該表示データ配置管理情報の情報内容に基づき、上記指定されたコンテンツについての1ページ目の画面データを表示部5上に表示させる。
なお、先にも述べたように、テンプレートデータについての表示を行う際には、ターゲット領域A1に表示すべき画像データを特定するために、表示データ配置管理情報内のphotoID(ターゲットID)の情報を基に対応関係管理情報を参照し、該当するターゲットIDに対する撮像画像データの対応づけの有無を確認することになる。対応関係管理情報において、ターゲットIDに対する撮像画像のID情報の対応づけが行われていない場合は、先にも述べたように、表示データ配置管理情報にてターゲット領域A1に対して対応づけられたデフォルト(ref_default)のサンプル画像データと「Shoot This!」などのメッセージとを該当ページ内のターゲット領域A1上に表示させる。また、対応関係管理情報において、該当するターゲットIDに撮像画像のID情報が対応づけられている場合は、その撮像画像のIDによって特定される撮像画像データをメモリカード15から読み出し、これを該当ページ内のターゲット領域A1上にあてはめて表示させる。
上記ステップS129の処理を実行すると、続くステップS130→ステップS131の処理により、ターゲット領域A1又はNextボタン(ページ送りボタン)B1の指定受付ための処理を実行する。すなわち、ステップS130では、十字キー操作に応じてターゲット領域A1又はNextボタンB1にカーソルCRを移動させる処理を実行し、ステップS131では、決定キーによる決定操作が行われたか否かを判別する。
ステップS131において、決定操作が行われていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS130の選択処理に戻り、一方、決定操作が行われたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS132に処理を進める。
ステップS132では、ターゲット領域A1が指定されたか否かを判別する。すなわち、上記ステップS130・S131の選択・決定によりターゲット領域A1が指定されたか否かを判別する。
ステップS132において、ターゲット領域A1が指定されなかったとして否定結果が得られた場合は、ステップS133においてテンプレートの次ページを表示させる処理を実行した後、先のステップS130に戻るようにされる。
一方、ステップS132においてターゲット領域A1が指定されたとして肯定結果が得られた場合は、次の図16に示されるステップS134に処理を進める。
図16は、ターゲット領域A1にあてはめられるべき画像の撮影からターゲット領域A1と撮像画像の対応づけまでに対応して行われるべき処理動作について示している。
図16において、ステップS134では、撮像画像のリアルタイム表示処理を行う。すなわち、撮像制御部4に対する指示を行って、撮像部3による撮像動作に基づき得られる撮像画像データ(動画像)の表示駆動制御部6への転送を開始させ、表示部5上に撮像画像のリアルタイム表示を行わせる。
そして、続くステップS135では、シャッタ操作を待機し、シャッタ操作が行われた場合には、ステップS136に進む。
ステップS136では、撮像画像の取込処理として、上記シャッタ操作が行われたタイミングで得られていた撮像画像データ(静止画像)を所要のメモリ(例えば不揮発性メモリ13等)に一時保持する。
続くステップS137では、撮像画像の保存処理として、取り込まれた撮像画像データをメモリカード15に保存するための処理を実行する。
このとき、システムコントローラ2は、このようにメモリカード15に保存した撮像画像データについてID(先に述べた撮像画像のID)を付すと共に、撮像画像データの保存先の情報と該IDとを対応づける処理も実行する。
次のステップS138では、対応関係管理情報の更新処理を実行する。すなわち、先の図15におけるステップS130・S131による選択・決定操作により指定されたターゲット領域A1のターゲットIDに対し、上記ステップS137にて保存された撮像画像のIDが対応づけられるように対応関係管理情報の情報内容を更新する。
さらに、次のステップS139では、対応関係管理情報と表示データ配置管理情報とに基づき、指定されたターゲット領域A1を含むページデータを表示するための処理を実行する。すなわち、上記更新された対応関係管理情報と表示データ配置管理情報とに基づき、先のステップS130・S131の選択・決定により指定されたターゲット領域A1を含むページについての表示画面データを生成し、該表示画面データに基づく画面表示が表示部5上にて行われるように表示駆動制御部6に指示を行う。
続くステップS140では、テンプレート内の全てのターゲット領域A1が埋められたか否かを判別する。すなわち、先の図15におけるステップS119・S120の選択・決定によって指定されたテンプレートデータ13a(コンテンツ)について、その表示データ配置管理情報と対応関係管理情報とに基づき、全てのターゲット領域A1に対する撮像画像データの対応づけが行われているか否かを判別する。
ステップS140において、テンプレート内の全てのターゲット領域A1が未だ埋められていないとして否定結果が得られた場合は、図15に示すステップS130に戻るようにされ、これによって次のターゲット領域A1についての撮像画像のあてはめをユーザに促すようにされる。
一方、ステップS140において、テンプレート内の全てのターゲット領域A1が埋められたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS141に進んでコンテンツ作成完了メッセージの表示処理を実行する。すなわち、例えば先に説明したような「コンテンツの作成が完了しました」などの作成完了を通知するメッセージデータを表示部5に表示させる。
このステップS140の表示処理を実行すると、図15に示されるステップS118に戻るようにされ、これによってコンテンツの作成完了メッセージが表示された後は、先の図9に示したコンテンツ選択画面が表示される。
これまでで説明してきたようにして、本実施の形態によれば、デジタルカメラ装置としての撮像装置1において、どのような撮像画像を撮影すべきかを教示する教示情報をユーザに対して提示することができる。これによれば、ユーザに上記教示情報に基づく画像撮影を行わせることができ、その結果、撮像画像のワンパターン化の防止を図ることができる。
また、このようにカメラ装置にて教示情報を表示することができれば、ユーザに教示情報に基づく対象物の撮影を行わせることができ、そのような教示情報に基づいた対象物の撮影行為を通じて、ユーザにカメラ装置の様々な機能を活用する機会をより与えやすくすることができ、結果、ユーザがそれらの機能を自然に使いこなせるように導くことができる。
また、テンプレートとしての、撮像画像が未だ埋まっていない表示態様による画面を表示することで、そこに教示情報に基づく画像を埋めてやろうとの動機付け、すなわち写真撮影の動機付けをユーザに対して行うことができ、写真撮影のモチベーションを向上させることができる。
また、テンプレートとしての、閲覧時の表示画面の雛形が予め用意され、そこに撮像画像をあてはめていくという手法が採られることで、撮影後の画像整理を不要とし、撮像画像が無整理のまま保存されてしまうことを効果的に防止することができる。この結果、撮影後の面倒な画像整理・編集を不要としたままで、ユーザが改めて撮像画像を閲覧しようとしたときにはストーリー性のあるまとまった思い出として効率的に鑑賞できるようにすることができる。
また、教示情報としては、例えば「何時何分までに〜(被写体)を撮影する」などの教示を行うこともできる。つまり、教示内容の如何で、ゲーム性のあるテンプレートを実現することもできる。
また、本実施の形態では、撮像画像データの対応づけの行われていないターゲット領域A1に対しては、予め用意されたサンプル画像データとしての所定の画像データを表示しておくものとしているが、このことで、ユーザに対して該サンプル画像のような写真を撮影しようとの意欲を沸き立たせることができ、結果として、撮影のモチベーション向上を図ることができる。
さらに、実施の形態では、先に例示したような「Shoot This!」などの所定の文字情報も合わせて表示するものとしているが、これによって、さらにユーザの撮影のモチベーションの向上を図ることができる。
<第2の実施の形態>

続いて、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、教示情報の少なくとも一部を、撮像画像データのメタデータとして付加するものである。
ここで、ユーザ操作に基づき取り込まれた撮像画像データが、例えばJPEG(Joint Photographic coding Experts Group)ファイルにより保存される場合には、いわゆるExif(Exchangeable Image File Format)情報として、所要の文字情報や位置情報などをメタデータとして付加することができる。第2の実施の形態は、例えばこのようなExif情報などによるメタデータが付加された状態での撮像画像データの保存が可能とされる場合に対応して、撮像画像データに対するメタデータの自動付加を行うものである。
なお、第2の実施の形態において、画像撮像・閲覧システムの構成(撮像装置1,パーソナルコンピュータ20,サーバ装置40)については第1の実施の形態にて説明したものと同様となるので改めての説明は省略する。なおこのことは、以降で説明する各実施の形態についても同様である。
図17は、第2の実施の形態としての動作を実現するために行われるべき処理動作について説明するためのフローチャートである。
なお、この図に示される処理動作としても、図2に示したシステムコントローラ2が例えば内部のROM等に格納されるプログラムに基づいて実行するものである。
第2の実施の形態としての動作を実現するための処理動作としては、例えばこの図17に示されているように、先の図16に示したステップS135にてシャッタ操作が行われたとされ、これに応じステップS136にて撮像画像の取込処理が実行された後など、取込画像についての保存が行われるべきタイミングとなったことに応じて実行されるものとなる。
この図の例では、上記ステップS136における撮像画像の取込処理が実行されたことに応じ、ステップS201において、表示データ配置管理情報に基づき、指定されたターゲット領域A1と対応づけられた所定の教示情報を取得する処理が実行される。
例えばこの場合、教示情報としては、テキスト文表示領域A2に表示されるべきテキストデータ、及び被写体の所在地を示す位置情報を取得するように設定されているものとする。
なお、教示情報のうちのどの情報をメタデータとして付加すべきかは、例えば表示データ配置管理情報における<object>の属性により指定しておくものとすればよい。その場合、ステップS201は、このような属性情報が与えられた<object>のデータを取得する処理となる。
そして、続くステップS202では、取得した教示情報がメタデータとして付加された状態となるようにして取込画像を保存する処理を実行する。例えば、本例のようにメタデータをExif情報として付加する場合は、撮像制御部4にて得られる画像圧縮処理された取込画像データと、取得した上記テキストデータ・位置情報とに基づき、該テキストデータ・位置情報が、Exif情報として付加されたJPEGファイルを生成させる処理を実行し、該JPEGファイルをメモリカード15に保存させる。
上記ステップS202の処理が実行されたことに応じては、先の図16のステップS137による処理が実行された後と同様に、撮像画像データの保存が行われた状態となる。従って、第2の実施の形態を第1の実施の形態に適用した場合には、上記ステップS202が実行された後は、ステップS138に処理を進めるものとすればよい。これにより、撮像画像データの保存以降には、第1の実施の形態と同様の動作(指定されたターゲット領域A1と保存された撮像画像データとの対応づけなど)が行われるようにすることができる。
ここで、例えば上記Exif情報など、画像データに付加したメタ情報は、ユーザが撮影後の画像データの整理や検索などに利用可能な情報となる。例えば、Exif情報を例に挙げれば、撮像画像データをパーソナルコンピュータ20に取り込んだ後、画面上に表示される撮像画像データの一覧(サムネール画像の一覧など)から所要の画像データを選択した場合に、該選択した画像データに付加されたExif情報が表示される。ユーザは、このように表示された画像データの付加情報に基づき、撮像画像の整理を行うことができる。
或いは、OS(Operating System)やアプリケーションによっては、Exif情報に基づく画像検索機能を備えたものがあり、ユーザが入力したキーワードと合致するテキストデータが付加された画像データを検索するなどといったことも可能とされる。
従来、このような画像整理や画像検索を行うとした場合は、予めユーザが手動操作などにより入力した情報をメタデータとして撮像画像データに対応づける操作を行う必要があった。
これに対し、上記により説明した第2の実施の形態のように撮像画像データに教示情報としての被写体の説明文や位置情報などの情報をメタデータとして自動的に付加するものとすれば、ユーザに画像整理や検索のための情報入力や入力情報の付加のための操作を行わせずに済むものとできる。すなわち、このような第2の実施の形態によれば、撮影後における面倒なメタデータの付加(メタ付け)作業を不要とすることができ、この点で、撮像画像の管理にあたってのユーザ負担を大幅に軽減することができる。
なお、上記による説明では、メタデータをExif情報により付加する場合を例示したが、例えば撮像画像データとメタデータとの対応づけを別途の管理情報によって管理するようにされる場合には、先のステップS202の処理として、例えば撮像画像データ及び取得した教示情報をメモリカード15に保存させ、且つ該保存された撮像画像データと教示情報とが対応づけられるようにして上記管理情報の情報内容を更新する処理を行うものとすればよい。
<第3の実施の形態>

ここで、これまでの説明では、ユーザがターゲット領域A1の指定を行って撮影した画像データについては、常にそのターゲット領域A1に対する対応づけを行うものとした。しかしながら、例えばゲーム性のあるカテゴリのテンプレートを用いて撮影を行う場合を考えた場合、撮影した画像が無条件に指定ターゲット領域A1と対応づけることができてしまうと、ゲーム性が薄らいでしまうなどの問題が想定される。例えば、「ゲーム」のカテゴリに属するテンプレートとして、先に例示したスタンプラリー(例えば何時何分までに所定の被写体を撮影する)のようなテンプレートを想定した場合、制限時間をオーバーしたり指定されたものとは別の被写体が撮影されたにも関わらず、撮像画像がターゲット領域A1に対応づけられてしまっては、ゲーム性が著しく薄らいでしまうことが懸念される。
そこで、例えばこのような問題を考慮して、第3の実施の形態では、指定ターゲット領域A1への撮像画像の対応づけを行うにあたっての条件を設定し、該条件に合致する撮像画像についてのみ指定ターゲット領域A1への対応づけを行うという、いわば撮像画像についてのフィルタリングを行うようにする。
先ず、第3の実施の形態では、フィルタリングを要する各ターゲット領域A1に対しては、どの情報に基づくマッチングを行ってフィルタリングを行うかを定めるマッチング項目が設定されることになる。つまり、各ターゲット領域A1ごとに、例えば位置情報を基準としたマッチングを行った結果に基づきフィルタリングを行うか、或いは時刻情報に基づくマッチングを行った結果に基づきフィルタリングを行うかといった情報が対応づけられる。
さらに、フィルタリングを要するターゲット領域A1には、マッチング時に基準とする情報(マッチング基準情報)が設定される。例えば、マッチング項目が「位置」とされるターゲット領域A1に対しては、マッチング基準情報として、ターゲット被写体の所在地を表す位置情報が対応づけられることになる。或いは、マッチング項目が「時刻」とされるターゲット領域A1には、マッチング基準情報として基準時刻の情報が設定される。すなわち、例えば「夕日の〜を撮影せよ」や「クリスマスの〜を撮影せよ」との教示が与えられる場合に対応して、夕日の時刻に対応する時刻情報やクリスマスの時刻(日時)に対応する時刻情報がマッチング基準情報として予め対応づけられるものである。
このようにして、ターゲット領域A1に対しフィルタリングを行うにあたってのマッチングの項目情報と、マッチングの基準情報とが対応づけられることで、フィルタリングを要する個々のターゲット領域A1ごとに、予め設定された項目に関する基準情報とのマッチングを行った結果に基づき、対応づけ画像のフィルタリングを行うことができる。
図18は、このようなターゲット領域A1に対するマッチング項目の情報・マッチング基準情報の対応づけを行うための、マッチング条件管理情報の構造例を示している。
この図18に示されるようにして、マッチング条件管理情報としては、マッチングを要するターゲット領域A1のターゲットIDごとに、マッチング項目の情報とマッチング基準情報とが対応づけられたものとなる。
ここで、マッチング項目については、この図18に示されるように例えば「位置」、「時刻」(日時も含む)、「画像の色」、「人物(顔)」、「画像間距離」を挙げることができる。
「位置」は、先にも例示したように、位置情報に基づくマッチングを行うものである。この「位置」によるマッチング項目に対しては、マッチング基準情報(位置情報)として、経度(x)と緯度(y)の情報が対応づけられる。この「位置」によるマッチングの具体例としては、指定ターゲット領域A1についての画像撮影が行われたタイミングで取得された位置(x、y)が、上記マッチング基準情報としての位置:基準位置(x、y)を中心とした半径距離r内に含まれるか否かを判別することが挙げられる。或いは、例えば教示の内容が「〜を・・・km以上離れた場所から撮影せよ」などである場合に対応しては、逆に取得された位置(x、y)が、上記基準位置(x、y)を中心とした半径距離r以内に含まれていないか否かを判別するといったことも考えられる。
「時刻」は、先に例示したように時刻情報に基づくマッチングを行うものであり、マッチング基準情報としては時刻情報が対応づけられる。マッチングの具体例としては、指定ターゲット領域A1についての画像撮影が行われたタイミングで取得された時刻が、マッチング基準情報としての時刻(基準時刻)よりも前であるか否か、又は後であるか否か、或いは基準時刻と一致するか否か、さらには基準時刻を含む所要の時刻範囲内に含まれる(含まれない)か否かなどが考えられる。
「画像の色」は、画像の色の特徴についてのマッチングを行うものであり、図示されるように、マッチング基準情報としては色範囲情報が対応づけられる。この「画像の色」によるマッチングでは、対象画像の色情報(RGB)がマッチング基準情報としての色範囲(RGB〜RGB)内に含まれている(又は含まれていない)か否かを判別することになる。
「人物(顔)」は、画像内に映し出される人物の顔についてのマッチングを行うものであり、マッチング基準情報としては顔データが対応づけられる。
ここで、既に知られているように、人物の顔は、顔の構成要素の相対位置情報として特徴データ化することができる。例えば、目の中心と鼻との距離ENと目の間隔の距離Edの比(Ed/EN)や、目の中心と口との距離EMと目の間隔の距離Edの比(Ed/EM)は、個人ごとに特有となると共に、髪型や眼鏡等の装着物などによる外観上の変化の影響を受けない情報である。さらに加齢によっても変化しないことが知られている。
この点に鑑み、上記顔データとしては、個人ごとの上記のようなEd/ENやEd/EMなどの顔の特徴を表す情報を対応づけておく。
このような顔データを用いたマッチングとしては、例えば予め登録されたある人物を撮影せよとの教示が与えられたターゲット領域A1についてのフィルタリングに用いることが考えられる。
「画像間距離」は、参照画像との間の所定の画像特徴(例えば上述した色や顔以外の、例えば画像内に映し出される物体の形状や模様などの所定の特徴)についての距離に基づくマッチングを行うものであり、マッチング基準情報としては、画像特徴データが対応づけられる。この「画像間距離」によるマッチングでは、マッチングの基準となるサンプル画像が予め定められていることが前提とされる。具体的には、このようなサンプル画像と撮像画像(取込画像)との間における、上記所定の画像特徴に関する距離(類似度)が、所定の値以内となっているか否かを条件とするものである。
この場合、マッチング基準情報としては、予め上記サンプル画像について解析を行った結果抽出(算出)された、上記所定の画像特徴についての特徴量を表すデータ(画像特徴データ)が対応づけられる。すなわち、実際のマッチングとしては、撮像画像データについて画像解析を行って上記所定の画像特徴についての画像特徴データを算出し、該画像特徴データと上記マッチング基準情報としての画像特徴データとの類似度が所定値以上:距離としては所定値以内(又は類似度が所定値以下:距離としては所定値以上)であるか否かを判別することになる。
この図18に示されるマッチング条件管理情報としては、例えば1テンプレートごとにターゲット領域A1とマッチング項目・マッチング基準情報との対応関係を管理する情報であるとする。マッチング条件管理情報は、テンプレートデータ13aの一部として、図2に示した不揮発性メモリ13内に格納される。
なお、このようなマッチング条件管理情報の内容は、表示データ配置管理情報における<data>の属性として指定するようにしてもよい。
続いて、上記により説明したマッチングに基づくフィルタリングの手法を適用した場合の実際の処理動作例について、次の図19〜図21のフローチャートを参照して説明する。
なお、これらの図に示される処理動作としても、図2に示したシステムコントローラ2が例えば内部のROM等に格納されるプログラムに基づいて実行するものである。
先ず、図19は、位置情報によるマッチングを行うことが設定されたターゲット領域A1についてフィルタリングを行う場合に対応して実行されるべき処理動作を主に示している。
ここで、これまでの説明からも理解されるように、第3の実施の形態としては、ターゲット領域A1の指定が行われた後、該指定されたターゲット領域A1に対する撮像画像データの対応づけに関してフィルタリングを行うものである。従って、第3の実施の形態としてのフィルタリングを実現するための処理動作としては、少なくともターゲット領域A1の指定が行われた以降において実行されるものとなる。
この図19の例では、このようにターゲット領域A1の指定が行われた以降として、例えば図16に示したステップS135にてシャッタ操作が行われたとされ、これに応じステップS136にて撮像画像の取込処理が実行されたことに応じ、フィルタリングのための処理が開始される場合を例示している。
図19において、上記ステップS136にて撮像画像の取込処理が実行されたことに応じては、ステップS301において、マッチング条件管理情報に基づき、指定されたターゲット領域A1と対応づけられたマッチング項目を確認する処理を実行する。すなわち、指定されたターゲット領域A1を含むテンプレートについてのテンプレートデータ13aとして格納される、上記マッチング条件管理情報を参照し、上記指定されたターゲット領域A1のターゲットIDと対応づけられたマッチング項目を確認する。
続くステップS302では、マッチング項目が「位置」「時刻」「画像類似度」の何れであるかを判別するための処理を実行する。
ここで、「画像類似度」は、先に説明した「画像の色」「人物(顔)」「画像間距離」のマッチング項目を包含するものであるとする。これら「画像の色」「人物(顔)」「画像間距離」に基づくフィルタリングを実現するための一連の処理動作ついては、フローチャート上では、その処理の流れを共通化して示すことができることから、ここでは図示の都合上、これら3つの項目を1つの項目にまとめたかたちでフィルタリングのための一連の処理動作の流れを示す。つまり実際には、ステップS302では、「位置」「時刻」と共にこれら「画像の色」「人物(顔)」「画像間距離」についての判別も行われ、該ステップS302からは、それぞれの場合に対応した計5つの分岐が発生することになる。
上記ステップS302において、上記ステップS301にて確認したマッチング項目が「位置」であった場合は、ステップS303に処理を進める。
また、ステップS302において、マッチング項目が「時刻」であった場合は図20に示されるステップS308へ、また「画像類似度」であった場合は図21に示されるステップS313へそれぞれ処理を進めることになるが、これらについては後述する。
ステップS303では、位置検出部8からの現在位置情報の取得を行う。そして、続くステップS304では、マッチング条件管理情報から指定されたターゲット領域A1と対応づけられた位置情報を取得する処理を行う。すなわち、マッチング条件管理情報において、指定されたターゲット領域A1のターゲットIDに対するマッチング基準情報として対応づけられている位置情報を取得する。
その上で、次のステップS305では、位置条件が満たされているか否かについての判別処理を行う。つまり、例えば先に例示したように現在位置が基準位置を基準としたある範囲内に含まれることを条件とする場合には、上記ステップS303にて取得した現在位置情報が示す位置(x、y)が、上記マッチング基準情報としての位置情報が示す位置(x、y)を中心とした半径距離r内に含まれるか否かを判別する。
ステップS305において、例えば現在位置(x、y)が基準位置(x、y)を基準とした半径距離r以内に含まれており、位置条件が満たされているとして肯定結果が得られた場合は、ステップS306に処理を進めて、先ずは取込画像の保存処理を実行する。
そして、続くステップS307において、対応関係管理情報を更新することで、指定されたターゲット領域A1に対する保存された撮像画像データの対応づけを行った上で、先の図16に示したステップS139に処理を進める。
これにより、位置条件が満たされる撮像画像データが得られた場合には、該撮像画像データの保存・指定ターゲット領域A1への対応づけが行われた上で、指定されたターゲット領域A1に上記撮像画像データがあてはめられたページデータが表示されることになる。
なお、当該ステップS139以降の処理としては、先の図16の場合と同様の処理が実行されるようにすればよい。
一方、上記ステップS305において、例えば現在位置(x、y)が基準位置(x、y)を基準とした半径距離r以内に含まれておらず、位置条件が満たされていないとして否定結果が得られた場合は、上記ステップS139に直接処理を進める。つまり、位置条件が満たされていないとされた場合は、撮像画像データの保存・指定ターゲット領域A1への対応づけは行われずに、ターゲット領域A1が未あてはめのままのページデータの表示に移行されることになる。
このようにして、位置条件に基づくフィルタリングが実現される。
続いて、図20を参照して、マッチング項目が「時刻」であった場合に対応して実行されるべき処理動作について説明する。
図20において、ステップS308では、現在時刻情報の取得処理を実行する。すなわち、先に説明した計時機能によって計時している現在時刻の情報を取得する。
続くステップS309では、マッチング条件管理情報から指定されたターゲット領域A1と対応づけられた時刻情報を取得する処理を行う。すなわち、マッチング条件管理情報において、指定されたターゲット領域A1のターゲットIDに対するマッチング基準情報として対応づけられた時刻情報を取得する。
その上で、次のステップS310では、時刻条件が満たされているか否かについての判別処理を行う。つまり、例えば先に例示したように現在時刻が基準時刻以前であることを条件とする場合には、上記ステップS308にて取得した現在時刻情報が示す時刻(現在時刻)が、上記マッチング基準情報としての時刻情報が示す基準時刻より以前となっているか否かを判別する。
このステップS310において、例えば現在時刻が基準時刻以前であり、時刻条件が満たされているとして肯定結果が得られた場合は、ステップS311に処理を進めて、取込画像の保存処理を実行し、さらに続くステップS312において、対応関係管理情報を更新することで、指定されたターゲット領域A1に対する保存された撮像画像データの対応づけを行う。その上で、上述したステップS139に処理を進める。
一方、上記ステップS310において、例えば現在時刻が基準時刻以前ではなく、時刻条件が満たされていないとして否定結果が得られた場合は、上記ステップS139に処理を進めることになる。
このようにして、時刻条件が満たされる撮像画像データが得られた場合としても、該撮像画像データの保存・指定ターゲット領域A1への対応づけが行われた上で、指定されたターゲット領域A1に上記撮像画像データがあてはめられたページデータが表示されることになる。一方、時刻条件が満たされていないとされた場合には、先の位置条件に基づく場合と同様に、撮像画像データの保存・指定ターゲット領域A1への対応づけは行われず、ターゲット領域A1が未あてはめのままのページデータが表示されることになる。
このようにして、時刻条件に基づくフィルタリングが実現される。
図21は、マッチング項目が「画像類似度」であった場合に対応して実行されるべき処理動作を示している。
なお、確認のために述べておくと、先の説明からも理解されるように、この図21は、実際には先のステップS302の判別結果に基づきそれぞれ別々の分岐処理として実行されるべき、マッチング項目が「画像の色」である場合、「人物(顔)」である場合、「画像間距離」である場合に対応して実行される処理を、1つのフローチャートによりまとめたかたちで示している。
図21において、先ずステップS313では、取込画像についての画像解析処理を実行する。
すなわち、マッチング項目が「画像の色」であった場合に対応しては、取り込まれた撮像画像データについて、先に述べた色情報(RGB)を抽出する画像解析処理を実行する。
また、「人物(顔)」であった場合は、撮像画像データ内の顔と認識できるデータ部分(顔データ部分とする)を抽出し、抽出された顔データ部分について、先に説明した顔データを算出する画像解析処理を実行する。
また、「画像間距離」であった場合には、撮像画像データについて、先に説明した画像特徴データを抽出する画像解析処理を実行する。
続くステップS314では、マッチング条件管理情報から、指定されたターゲット領域A1と対応づけられたマッチング基準情報(色/顔/特徴データ)を取得する処理を実行する。つまり、指定されたターゲット領域A1についてのマッチング項目が「画像の色」である場合は前述した色範囲情報(RGB〜RGB)が取得され、「人物(顔)」である場合には顔データが、また「画像間距離」である場合は画像特徴データが取得されるものである。
次のステップS315では、画像条件が満たされているか否かについて判別する。
つまり、マッチング項目が「画像の色」である場合は、上記ステップS313にて撮像画像データから抽出した色情報(RGB)が、ステップS314にて取得した色範囲情報(RGB〜RGB)内に含まれているか否かを判別する。
また、「人物(顔)」である場合には、ステップS313にて撮像画像データについて計算された顔データと、ステップS314で取得した顔データとの類似度を計算した上で、該類似度が所定値以上であるか否かを判別する。
さらに、「画像間距離」である場合は、ステップS313で撮像画像データから抽出した画像特徴データと、ステップS314で取得した画像特徴データとの距離(類似度)を計算し、その距離が所定値以内(類似度が所定値以上)であるか否かを判別する。
これらそれぞれの場合に対応した判別処理によって、取り込まれた撮像画像データが所定の画像条件を満しているか否かについての判別が行われる。
上記ステップS315において、画像条件が満たされているとして肯定結果が得られた場合は、ステップS316に処理を進めて、取込画像の保存処理を実行し、さらに続くステップS317において対応関係管理情報を更新することで、指定されたターゲット領域A1に対する保存された撮像画像データの対応づけを行う。その上で、上述したステップS139に処理を進める。
一方、上記ステップS315において、画像条件が満たされていないとして否定結果が得られた場合は、上記ステップS139に処理を進める。
このようにして、画像条件を基準した場合としても、条件が満たされるとして肯定結果が得られた場合には撮像画像データの保存・指定ターゲット領域A1への対応づけが行われた上で、指定されたターゲット領域A1に上記撮像画像データがあてはめられたページデータが表示され、一方、条件が満たされていないとして否定結果が得られた場合には、撮像画像データの保存・指定ターゲット領域A1への対応づけは行われず、ターゲット領域A1が未あてはめのままのページデータが表示されることになる。
これにより、画像の色、人物の顔、画像間距離といった画像条件に基づくフィルタリングが実現される。
以上で説明したように、第3の実施の形態によれば、位置や時刻、画像の特徴などの所定の条件を基準としたマッチングを行った結果に基づき、指定ターゲット領域A1への撮像画像データの対応づけについてフィルタリングを行うことができる。
このような第3の実施の形態によれば、特に、ゲーム性のあるテンプレートを用いた撮影時に対して適用することで、例えば所定の時刻までに撮影した画像や、所定の範囲内で撮影された画像でなければ指定ターゲット領域A1への対応づけが行われないようにすることができるなど、ゲーム性を増してより娯楽性に富むテンプレートを実現することができる。
なお、第3の実施の形態によるフィルタリングは、先に例示したスタンプラリーとしてのテンプレート以外にも、様々な用途のテンプレートに対して適用することができるが、例えば適用するテンプレートによっては、マッチングの条件を満たさないとされる場合に、指定ターゲット領域A1への撮像画像の対応づけを行うべきとする教示を与える場合も考えられ得る。例えば、ターゲット被写体を〜km以上離れた場所から撮影せよとの教示が与えられる場合や、或る特定人物が写っていない画像を撮影せよとの教示が与えられる場合などである。
そのような場合には、位置、時刻、画像の特徴などについて予め定められた条件が満たされないとされた場合に対応して、取込画像の保存・対応関係管理情報の更新処理が実行されるようにすることもできる。
また、これまでの説明では、便宜上、テンプレート内の全ターゲット領域A1がフィルタリングの対象に設定されることを前提としたが、同一テンプレート内において、フィルタリングの対象とするターゲット領域A1とフィルタリングの対象としないターゲット領域A1とが混在する場合も当然に考えられる。
そこで、そのような場合には、先に説明した図19の処理にて、ステップS301の処理によってマッチング条件管理情報からマッチング項目の情報を取得するのに先立ち、マッチング条件管理情報内に、指定されたターゲット領域A1のターゲットIDが存在するか否かを判別する処理を挿入する。そして、該判別処理により、指定ターゲット領域A1のターゲットIDが存在するとされた場合は、ステップS301以降に処理を進め、ターゲットIDが存在しないとされた場合は、第1の実施の形態と同様に、取込画像の保存処理、及び保存画像についてのターゲット領域A1への対応づけ処理(対応関係管理情報の更新処理)を実行するものとすればよい。
また、フィルタリングの対象とするか否かは、このように同一テンプレート内の各ターゲット領域A1ごとに設定する以外にも、テンプレートごとに設定することも考えられる。すなわち、例えばカテゴリが「ゲーム」のテンプレートについては全ターゲット領域A1をフィルタリングの対象とするが、他のカテゴリのテンプレートについては全ターゲット領域A1をフィルタリングの対象とはしないといった分け方である。
このような場合に対応しては、テンプレートごとにフィルタリングの対象であるか否かを判別するようにもできる。つまりその場合は、先ず、テンプレート単位でフィルタリングの対象とするか否かを定めた管理情報を用意しておくものとする。その上で、テンプレートの指定が行われた後、少なくともステップS301によるマッチング項目の取得処理が行われる前までの間に、該管理情報に基づき指定されたテンプレート(コンテンツ)がフィルタリングの対象であるか否かについて判別する処理を挿入し、該判別処理によって指定テンプレートがフィルタリングの対象であるとされた場合以降でのみ、ステップS301以降の処理が実行されるようにする。一方、上記判別処理により指定テンプレートがフィルタリングの対象でないとされた場合は、該指定テンプレート内の全てのターゲット領域A1については、第1の実施の形態と同様に取込まれた撮像画像データの保存、及び保存された撮像画像データの指定ターゲット領域A1への対応づけ(対応関係管理情報の更新)が行われるようにする。
また、上記説明では、マッチング基準情報は、マッチング条件管理情報によって別途対応づけられる情報としたが、例えば各ターゲット領域A1と対応づけられる教示情報内にマッチング基準情報として使用できる情報が含まれる場合は、教示情報内の該当する情報をマッチング基準情報として用いることも勿論可能である。
また、このとき、ターゲット領域A1ごとに何れのマッチング項目によるマッチングを行うかは、このようにターゲット領域A1に対応づけられた教示情報内のマッチング基準情報を基に特定するように構成することもできる。例えば、予め教示情報内のマッチング基準情報として用いる情報とマッチング項目との対応関係を定めておくものとし、該対応関係を基に、どのマッチング項目によるマッチングを行うかを教示情報内のマッチング基準情報から特定するものである。
なお、確認のために述べておくと、このように教示情報の一部をマッチング基準情報として使用し、マッチング項目を該教示情報内のマッチング基準情報から特定するという手法を採る場合においても、マッチング基準情報、及びマッチング項目の情報はターゲット領域A1と対応づけられた情報であることに変わりはない。
また、上記説明では、1つの条件の成立のみに応じて撮像画像データの対応づけを行う場合を例示したが、例えば位置と時刻、画像類似度と位置などといった複数の条件が成立したことに応じ対応づけを行うようにすることもできる。
一例として、例えば「夕日の〜を撮影せよ」との教示が与えられたターゲット領域A1については、位置、時刻、画像の特徴の条件を組み合わせて、位置が被写体所在位置から半径距離r以内で、且つ時刻が夕刻としての時刻範囲以内で、且つ画像の色がオレンジや赤など夕刻に応じた色の特徴としての色範囲内に収まっている場合に、指定ターゲット領域A1に対する撮像画像データの対応づけを行うといったものである。
このように複数の条件を組み合わせたマッチングを行うようにすることで、より正確なフィルタリングを行うことができる。
また、第3の実施の形態のフィルタリングを行う場合においても、第2の実施の形態によるメタデータの自動付加を適用することができる。すなわち、撮像画像データがマッチングの条件を満たすとされた場合に応じて、撮像画像データへのメタデータ付加・保存が行われるようにするといったものである。具体的に、その場合の処理としては、ステップS306(図19)、ステップS311(図20)、ステップS316(図20)による保存処理に代えて、先の図17にて説明したステップS201→S202の処理を実行するものとすればよい。
<第4の実施の形態>

これまでで説明した第1及び第3の実施の形態では、撮像画像の対応づけを行うべきターゲット領域A1は、あくまでユーザ操作によって指定され、装置側は指定されたターゲット領域A1に撮像画像データを対応づければよい場合を前提としたが、第4の実施の形態は、この点を変更し、撮像画像データを対応づけるべきターゲット領域A1を、装置側が自動的に検索するものである。
ここで、上記のようにして撮像画像データを対応づけるべきターゲット領域A1を検索するにあたっては、先の第3の実施の形態で説明したものと同様のマッチング条件管理情報を用いる。
すなわち、この場合もマッチング条件管理情報として、先の図18にて説明したように各ターゲット領域A1(ターゲットID)ごとに、マッチング項目の情報とマッチング基準情報とを対応づけた情報を用意しておく。先の説明からも理解されるように、マッチング項目の情報とマッチング基準情報は、ターゲット領域A1に対してあてはめられるべき撮像画像の条件を定義するための情報として機能するものとなる。すなわち、例えば「〜を撮影せよ」との教示が与えられたターゲット領域A1に対しては、マッチング項目の情報として「位置」を、またマッチング基準情報としては被写体の所在地を表す位置情報を対応づけておくものとすれば、これらの情報に従ったマッチングが行われることで、撮像画像データが、対象とするターゲット領域A1に対してあてはめられるべき条件を満たしているか否かを判別することができる。
第4の実施の形態では、このようなマッチング条件管理情報を用い、撮像された画像データが、上記マッチング項目及びマッチング基準情報によって定義されるマッチング条件を満たすものであるか否かを、各ターゲット領域A1ごとに判別する。すなわち、これによって撮像画像データをあてはめるべきターゲット領域A1を検索する。
このようにして、撮像画像データをあてはめるべきターゲット領域A1を装置側で自動的に検索することで、ユーザによるターゲット領域A1の指定操作を不要とすることができる。
なお、確認のために述べておくと、第4の実施の形態においても、マッチング条件管理情報としてはテンプレートデータ13aの一部として不揮発性メモリ13に格納されることになる。
図22〜図25は、このような第4の実施の形態としてのターゲット領域A1の自動検索を実現するにあたって実行されるべき処理動作について示すフローチャートである。
なお、これらの図に示される処理動作としても、図2に示したシステムコントローラ2が例えば内部のROM等に格納されるプログラムに基づいて実行するものである。
先ず、前提として、この場合も、テンプレートを用いた撮影を行うにあたっては、ユーザはカテゴリの指定→テンプレート(テーマ)の指定→コンテンツの指定までの操作を行って、所要のテンプレートの表示を行わせるものとする。つまりこの場合、ターゲット領域A1の自動検索は、このようにユーザによってあるコンテンツの指定までが行われた後に実行されるものとなり、従ってその検索範囲は、1コンテンツ内が対象となる。
図22は、あるコンテンツの指定操作が行われた後、該コンテンツ内の未撮影のターゲット領域A1が確認されるまでの処理について主に示している。
上記もしているように、この場合は、先の第1の実施の形態の場合と同様に、ユーザによりカテゴリの指定→テンプレート(テーマ)の指定→コンテンツの指定までの操作が行われるところまでは共通とされることを前提としている。
図22において、ステップS129は、先の図15にて説明したように、コンテンツの指定操作が行われたことに応じ、指定されたコンテンツについての表示データ配置管理情報に基づき、テンプレートの1ページ目を表示する処理となる。
第4の実施の形態においては、上記ステップS129以降の処理に変更を加えたものとなる。
この場合、上記ステップS129が実行されたことに応じては、ステップS401→S402の処理によって、シャッタの半押し操作と、NextボタンB1の決定操作の何れかを待機する処理が実行される。
上記ステップS402において、NextボタンB1を決定する操作が行われたとした場合は、ステップS403にてテンプレートの次ページを表示させる処理を実行した後、ステップS401に戻る。
一方、上記ステップS401において、シャッタ半押し操作が行われたとした場合は、ステップS404に処理を進める。
ステップS404では、先のステップS134の処理と同様の、撮像画像のリアルタイム表示処理を行う。そして、続くステップS405では、シャッタ操作を待機する処理を実行する。
シャッタ操作が行われた場合は、ステップS406において、この場合も撮像画像の取込処理を実行する。
そしてこの場合、撮像画像の取込処理を実行した後には、ステップS407→S408において、先ずは現在位置情報の取得処理→現在時刻情報の取得処理を実行するようにされる。
次のステップS409では、指定されたコンテンツについての表示データ配置管理情報に基づき、未撮影のターゲット領域A1を確認するための処理を実行する。すなわち、指定されたコンテンツについての(指定されたテンプレートデータ13a内の)表示データ配置管理情報を参照して、該指定されたコンテンツ内の全ターゲット領域A1ごとのターゲットIDの情報を取得する。その上で、対応関係管理情報における、これら取得したターゲットIDの有無を確認することで、上記指定されたコンテンツ内における未撮影(未あてはめ)のターゲット領域A1を確認する。
この確認処理によっては、未撮影のターゲット領域A1の数も把握される。以下では、このような未撮影のターゲット領域A1の数=Nとおくことにする。
当該ステップS409の処理を実行すると、次の図23に示されるステップS410に処理を進める。
図23は、自動検索時に実行されるマッチング処理の具体例として、主にマッチング項目が「位置」に設定されたターゲット領域A1についてのマッチングを行う場合に対応して実行されるべき処理動作を示すものである。
図23において、先ずステップS410では、n=1に設定する処理を実行する。この「n」の数値は、以下の説明からも明らかとなるように、現在マッチングの対象としているターゲット領域A1を識別し、且つ検索対象範囲のターゲット領域A1の全てについてマッチング処理を実行したか否かを判別するために、システムコントローラ2がカウントする数値となる。
次のステップS411では、n>Nであるか否かを判別する。すなわち、このステップS411の処理は、検索対象範囲のターゲット領域A1の全てについてマッチング処理を実行したか否かを判別する処理に相当する。
ステップS411において、n>Nではなく、全ターゲット領域A1についてのマッチング処理が未だ完了していないとして否定結果が得られた場合は、ステップS412において、対応づけが完了したか否かを判別するようにされる。すなわち、既に撮像画像データ(取込画像データ)を対応づけるべきターゲット領域A1(該当するターゲット領域A1)が検索され、この該当するターゲット領域A1に対する撮像画像データの対応づけが行われた状態にあるか否かを判別する。
上記ステップS412において、対応づけが未だ完了していないとして否定結果が得られた場合は、ステップS413に進んで、先ずはターゲット領域nのマッチング項目を確認する処理を実行する。ここで、「ターゲット領域n」は、未撮影のターゲット領域A1のうち、n番目のターゲット領域A1を表すものである。
ステップS413では、マッチング条件管理情報から、ターゲット領域nのターゲットIDと対応づけられているマッチング項目の情報を取得する。
続くステップS414では、先の図19のステップS302と同様に、マッチング項目が「位置」「時刻」「画像類似度」の何れであるかを判別する。
ステップS414において、マッチング項目が「時刻」であると判別した場合は、後の図24に示すステップS422に処理を進める。また、マッチング項目が「画像類似度」であった場合は、後の図25におけるステップS426に処理を進める。
そして、マッチング項目が「位置」であった場合は、ステップS415に処理を進める。
なお、確認のために述べておくと、この場合も「画像類似度」についての実際の扱いは、先の第3の実施の形態の場合と同様となる。
ステップS415においては、ターゲット領域nと対応づけられた位置情報を取得する処理を実行する。すなわち、マッチング条件管理情報において、ターゲット領域nのターゲットIDと対応づけられているマッチング基準情報としての位置情報を取得する。
続くステップS416→S417→S418の処理は、先の図19にて説明したステップS305→S306→S307の処理と同様となる。すなわち、ステップS416では、取得した現在位置情報(この場合は先のステップS407にて取得した現在位置情報)と上記ステップS415で取得した位置情報(基準位置情報)とに基づき、位置条件が満たされているか否かの判別処理を行い、該判別処理の結果、位置条件が満たされているとして肯定結果が得られた場合は、ステップS417→S418の処理によって取込画像の保存処理→対応関係管理情報の更新処理を行って、保存された撮像画像データが対象とするターゲット領域A1(つまりこの場合はターゲット領域n)に対して対応づけられるようにする。
この場合、上記ステップS418によって対応関係管理情報の更新を行った後には、図示するようにステップS419に進んでn=n+1とした上で、先のステップS411に戻るようにされる。
一方、上記ステップS416において、位置条件が満たされていないとして否定結果が得られた場合は、そのまま上記ステップS419に進んでn=n+1とした後、ステップS411に戻るようにされる。
上記により説明した処理が実行されることで、未撮影のターゲット領域A1のうち、マッチング項目として「位置」が設定されたターゲット領域A1については、位置によるマッチングが行われ、その結果、条件を満たすとされた場合にはそのターゲット領域A1が該当するターゲット領域A1として検出され、該ターゲット領域A1への撮像画像の対応づけが実行される。一方、条件を満たさないとされた場合には、次の未撮影のターゲット領域A1についてのマッチング項目の確認、及びそのマッチング項目によるマッチング処理が実行されることになる。
続いて、図24を参照して、マッチング項目が「時刻」であった場合に対応して行われるべき処理動作について説明する。
図24において、先ずステップS422では、ターゲット領域nと対応づけられた時刻情報を取得する処理を実行する。すなわち、マッチング条件管理情報において、ターゲット領域nのターゲットIDと対応づけられているマッチング基準情報としての時刻情報を取得する。
続くステップS423→S424→S425の処理は、先の図20にて説明したステップS310→S311→S312の処理と同様となる。すなわち、ステップS423では、取得した現在時刻情報(この場合は先のステップS408にて取得した現在時刻情報)と上記ステップS422で取得した時刻情報とに基づき、時刻条件が満たされているか否かの判別処理を行い、該判別処理の結果、時刻条件が満たされているとして肯定結果が得られた場合は、ステップS424→S425の処理によって取込画像の保存処理→対応関係管理情報の更新処理を行って、保存された撮像画像データが対象とするターゲット領域A1(ターゲット領域n)に対して対応づけられるようにする。
この場合も、上記ステップS425によって対応関係管理情報の更新を行った後には、先の図23に示したステップS419に進んでn=n+1とした上で、ステップS411に戻るようにされる。
一方、上記ステップS423において、時刻条件が満たされていないとして否定結果が得られた場合は、そのまま上記ステップS419に進んでn=n+1とした後、ステップS411に戻るようにされる。
このような処理により、マッチング項目として「時刻」が設定されたターゲット領域A1については、時刻によるマッチングが行われ、その結果条件を満たすとされた場合にはそのターゲット領域A1が該当するターゲット領域A1として検出され、該ターゲット領域A1への撮像画像の対応づけが実行される。また、条件を満たさないとされた場合には、次の未撮影のターゲット領域A1についてのマッチング項目の確認、及びそのマッチング項目によるマッチング処理が実行される。
また、図25は、マッチング項目が「画像類似度」であった場合に対応して行われるべき処理動作について示している。
先ず、ステップS426では、取込画像についての画像解析処理を行う。つまり、先のステップS313と同様に、マッチング項目が「画像の色」であった場合に対応しては、取り込まれた撮像画像データから色情報(RGB)を抽出する画像解析処理を実行し、また、「人物(顔)」であった場合は、撮像画像データから顔データ部分を抽出し、抽出された顔データ部分について、先に説明した顔データを算出する画像解析処理を実行する。
また、「画像間距離」であった場合には、撮像画像データについて、先に説明した画像特徴データを抽出する画像解析処理を実行する。
そして、続くステップS427では、マッチング条件管理情報からターゲット領域nと対応づけられたマッチング基準情報(色/顔/特徴データ)を取得する処理を実行する。つまり、ターゲット領域nについてのマッチング項目が「画像の色」である場合は、ターゲット領域nのターゲットIDと対応づけられた色範囲情報(RGB〜RGB)が取得される。また、「人物(顔)」である場合には顔データが、また「画像間距離」である場合は画像特徴データが取得される。
続くステップS428→S429→S430では、先のステップS315→S316→S317と同様の処理が実行される。
すなわち、ステップS428では、先のステップS315にて説明したような、マッチング項目が「画像の色」、「人物(顔)」、「画像間距離」である場合のそれぞれに対応した、取り込まれた撮像画像データが所定の画像条件を満しているか否かについての判別が行われる。
そして、画像条件が満たされているとして肯定結果が得られた場合は、ステップS429→S430により、取込画像の保存処理→対応関係管理情報の更新処理を行って、保存された撮像画像データが対象とするターゲット領域A1(ターゲット領域n)に対して対応づけられるようにする。この場合も、上記ステップS430によって対応関係管理情報の更新を行った後には、図23におけるステップS419に進んでn=n+1とした上で、ステップS411に戻るようにされる。
一方、上記ステップS428において、画像条件が満たされていないとして否定結果が得られた場合は、そのまま上記ステップS419に進んでn=n+1とした後、ステップS411に戻るようにされる。
このような処理により、マッチング項目として「画像類似度」に該当する項目が設定されたターゲット領域A1については、所定の画像に関する条件によるマッチングが行われ、その結果条件を満たすとされた場合には、そのターゲット領域A1が該当するターゲット領域A1として検出されて該ターゲット領域A1への撮像画像の対応づけが実行される。また、条件を満たさないとされた場合には、次の未撮影のターゲット領域A1についてのマッチング項目の確認、及びそのマッチング項目によるマッチング処理が実行される。
これまでにより説明した処理により、該当するターゲット領域A1が見つかるまで、未撮影の全ターゲット領域A1を対象として、各ターゲット領域A1ごとに設定されたマッチング項目に応じたマッチング処理が繰り返されることになる。
ここで、このようなマッチング処理が繰り返された結果、指定コンテンツ内の未撮影のターゲット領域A1に、該当するターゲット領域A1がないとされた場合は、先の図23に示したステップS411においてn>Nであるとされ、肯定結果が得られる。
このようにステップS411においてn>Nであるとして肯定結果が得られた場合は、図示するようにステップS421に進み、該当なし通知処理を実行する。この該当なし通知処理としては、例えば所定のメッセージを表示部5上に表示させる処理を実行するなどして、ユーザに対し、指定コンテンツ内に該当するターゲット領域A1がなかった旨の通知を行うものとすればよい。
このステップS420の通知処理を実行すると、先の図22に示したステップS401に戻るようにされる。つまりこれにより、ユーザに再度の撮影を行わせることができる。
一方で、先のステップS416、S423、S428の何れかの判別処理によって条件を満たすとの肯定結果が得られ、ステップS418、S425、S430の何れかで対応関係管理情報の更新処理が実行された場合には、図23に示したステップS412において、対応づけが完了したとの肯定結果が得られる。
このようにステップS412において対応づけが完了したとして肯定結果が得られた場合は、図示するようにしてステップS420に進み、対応関係管理情報と表示データ配置管理情報とに基づき、ターゲット領域nを含むページデータを表示させる処理を実行する。
このステップS420が実行されることで、該当するターゲット領域A1があった場合には、そのターゲット領域A1に撮像画像データがあてはめられた状態のページデータが表示されることになる。すなわち、このことを以て、ユーザに撮像画像データが当てはめられたターゲット領域A1を通知することができると共に、ユーザに保存された画像データの確認も行わせることができる。
上記ステップS420の処理を実行すると、先の図22に示したステップS401に戻るようにされる。
なお、上記による説明では、指定したコンテンツ(テンプレート)の閲覧から撮像画像のリアルタイム表示に移行するための操作が、シャッタの半押し操作である場合を例示したが、他の操作に応じてリアルタイム表示に移行することも当然可能である。
また、上記説明では、ユーザによってコンテンツの指定操作までが行われる場合を例示したが、このようにユーザによってコンテンツの指定までを行わせているのは、以下のような理由による。
つまり、先にも説明したように、本例では、例えば同じローマに2005年と2006年などそれぞれ異なる年に訪れた際に異なるコンテンツの作製が可能となるように、同一テンプレートに対し複数のコンテンツが存在することを許容するものとしているが、このことによると、全く同一の教示内容のターゲット領域A1が複数存在することになるので、装置側としては、何れのコンテンツ(テンプレートデータ)におけるターゲット領域A1に対して撮像画像データをあてはめるべきかを判断することができなくなってしまうからである。
但し、1つのテンプレートに対し複数のコンテンツが存在することを許容しないとする場合には、ユーザによるコンテンツの指定は不要とすることができる。さらに言えば、カテゴリやテンプレートの指定操作も不要とすることができる。つまり、このように複数のコンテンツの存在を許容しないとした場合には、全く同一の教示内容のターゲット領域A1が複数存在するといった事態を回避することができるので、敢えてユーザにカテゴリやテンプレートの指定を行わせる必要はないものとできる。
そこで、このようにコンテンツの概念を排除し、1つのテンプレートのテーマに対しては1つのテンプレートのみが存在するものとした場合には、撮像装置1において、検索対象を全カテゴリ内の全ターゲット領域A1とした自動検索を行うこともできる。
これによれば、ユーザは少なくともシャッタ操作を行うのみで、該当するターゲット領域A1に撮像画像データを対応づけさせることができる。
ここで、このように全カテゴリの全ターゲット領域A1を検索対象範囲とした自動検索を行う場合には、これまでの実施の形態のように、ユーザが撮影前に必ずテンプレートの閲覧を行うような手法を敢えて採る必要はない。
例えば、一例としては、以下のような手法を採ることができる。
先ず、前提として、この場合の撮像装置1では、テンプレートの閲覧モードと、テンプレートに対してあてはめるべき画像を撮影するためのテンプレート撮影モードとを設けるものとする。
上記テンプレートの閲覧モードとは、ユーザ操作に応じ、先の図7〜図11(但し、図9のコンテンツの選択画面は除く)の画面遷移を行って、指定されたカテゴリ内の指定されたテンプレートを表示するモードとなる。この場合のテンプレートの閲覧時においては、ターゲット領域A1の指定は受け付けないものとなる。
また、上記テンプレート撮影モードでは、例えば該モードが指定されたことに応じ、先ずは撮像画像のリアルタイム表示に切り替えを行い、該リアルタイム表示状態にてシャッタ操作が行われたことに応じて、先に説明した自動検索を、全カテゴリ内の全テンプレートを対象範囲として行う。さらに、その検索の結果、該当するターゲット領域A1があった場合は、撮像画像データの保存及び該当するターゲット領域A1に対する保存画像データの対応づけを行い、一方で、該当するターゲット領域A1がないとされた場合は、例えば撮像画像データを保存せず、何れのターゲット領域A1にも撮像画像データの対応づけを行わないようにする。
このような閲覧/撮影のモード切替手法を採った場合にも、上記テンプレートの閲覧モードでは、ユーザが指定したテンプレートを閲覧できることに変わりはなく、従って撮像装置1において、ユーザに教示情報の提示を行うことができることに変わりはない。
また、上記のようなテンプレート撮影モードによれば、テンプレートへの撮像画像のあてはめを行うとしたときに、撮影時において、先に例示したようなカテゴリの指定・テンプレートの指定操作をユーザに行わせずに済むものとできる。例えばこの場合、撮影を開始するにあたって必要な操作は、少なくとも閲覧モードから撮影モードへの切替のための1操作のみとすることができる。
以上のようにして第4の実施の形態によれば、テンプレートへの撮像画像のあてはめを行うにあたっての、ユーザの操作負担の軽減を図ることができる。
また、このようなユーザの操作負担の軽減のみならず、以下のようなテンプレートも実現することができる。
例えば、「位置」をマッチング項目としたときの自動配置(自動検索)として「全都道府県めぐり」としてのテンプレートを実現できる。この「全都道府県めぐり」のテンプレートは、全都道府県で写真をとってくるという教示が与えられたテンプレートとなる。県境の描画された日本地図に対し、撮影された画像が撮影位置に応じた県の位置に配置される。このとき、上記日本地図における各県(又は都道府)に対応する領域が、各ターゲット領域A1となる。また、例えば上記日本地図上で表示される各県の形や県名の情報が、その県の写真を撮影せよとの教示を与える情報となる。
或いは、「画像類似度」をマッチング項目としたときの自動配置として、「モザイク画作成」のテンプレートを挙げることができる。この「モザイク画作成」テンプレートでは、ベースとなる或る画像が例えば20×20の格子で分割されてページに配置される。その各マス目、つまり20×20=400個のマス目がすべてターゲット領域A1となっている。ユーザの撮影した画像は、そのうちで一番類似するマス目にあてはめられることになる。例えば、ベースとなる画像が或る人物の顔だとして、その「目」の位置にあたるマス目があったとすれば、ユーザが、中央が黒く周囲が白いような何かの写真を撮影した際に、その「目」の位置にユーザが撮影した写真が縮小化されて配置される。この場合、上記「目」にあたるターゲット領域A1のマッチング項目は例えば「画像間距離」、マッチング基準情報は「中央が黒く周囲が白い」サンプル画像となる。
この「モザイク画作成」テンプレートにおいて、ユーザは未撮影となっている各マス目について、そこに表示される画像に似た色配置や見た目となる構図を探し求めることになる。すなわち、各マス目に表示される画像が、主に教示情報としての役割を果たす。
なお、第4の実施の形態についても、先の第3の実施の形態の場合と同様に、複数の条件によるマッチングを組み合わせて行うことができる。例えばこの場合も、「夕日の〜を撮影せよ」などの教示が与えられたターゲット領域A1については、例えば位置、時刻、画像の特徴の条件を組み合わせて、位置が被写体所在位置から半径距離r以内で、且つ時刻が夕刻としての時刻範囲以内で、且つ画像の色がオレンジや赤など夕刻に応じた色の特徴としての色範囲内に収まっていることをマッチング条件とするといったものである。
第4の実施の形態において、このように複数の条件を組み合わせたマッチングを行うことによっては、自動マッチングによる対応づけがより正確に行われるようにすることができる。
また、第4の実施の形態においても、先の第3の実施の形態の場合と同様に、ターゲット領域A1と対応づけられる教示情報の一部をマッチング基準情報として使用するようにすることもでき、また、このような教示情報内のマッチング基準情報から、マッチング項目を特定するようにすることもできる。
<第5の実施の形態>

第5の実施の形態は、テンプレートへの撮像画像のあてはめを、撮像装置1側で行うのではなく、外部の情報処理装置(この場合はパーソナルコンピュータ20)にて行うものである。
第5の実施の形態において、撮像装置1では、ユーザ操作に応じたテンプレートの表示(つまり教示情報の表示)、及びシャッタ操作に応じた撮像画像データの取込・保存までを行うことになる。
具体的な例として、この場合の撮像装置1においては、先に説明したようなテンプレートの閲覧モードと、撮影モードとの切り替えが可能に構成される。すなわち、テンプレートの閲覧モードを設けることにより、ユーザにテンプレートの閲覧(教示情報の閲覧)を行わせる。この場合は、先の第1及び第3の実施の形態のようにテンプレートの閲覧画面からターゲット領域A1を指定させた上で、指定されたターゲット領域A1にあてはめるべき画像を撮影させるという手法は採らず、ユーザに画像撮影を行わせるにあたっては、撮影モードへの切り替えを行わせる。すなわち、この場合の撮像装置1では、上記撮影モードへの切り替えに応じ、先ずは撮像画像のリアルタイム表示を行い、撮影スタンバイ状態となる。そして、ユーザによるシャッタ操作を待機し、シャッタ操作が行われたことに応じて撮像画像データの取込及び保存処理を行うことになる。つまり、この場合の「撮影モード」は、撮像画像をターゲット領域A1と対応づけずに通常保存する、いわば通常の撮影モードとなる。
このようにして撮像装置1側にて保存された撮像画像データのターゲット領域A1への対応づけは、パーソナルコンピュータ20側にて行う。この場合のパーソナルコンピュータ20では、先の図5にて説明した撮像装置管理アプリケーション30aのテンプレートデータ・撮像画像取込機能F3により、先ずは撮像装置1側からの撮像画像データ及びテンプレートデータ13aの取り込みを行う。その上で、テンプレート閲覧機能F4により、あてはめを行うべきターゲット領域A1の指定を行わせる。
ここで、第5の実施の形態の場合、テンプレート閲覧機能F4では、単にカテゴリの指定→テンプレートのテーマの指定→コンテンツの指定→ページ送りを行うだけでなく、ターゲット領域A1の指定も可能とする。すなわち、これにより、パーソナルコンピュータ20側において、撮像画像データをあてはめるべきターゲット領域A1の指定を可能とする。
ターゲット領域A1の指定が行われたことに応じては、撮像画像データの一覧画面を表示し、上記指定されたターゲット領域A1に対してあてはめるべき撮像画像データの指定を受け付ける。そして、該一覧画面において、指定された撮像画像データを、上記指定されたターゲット領域A1に対して対応づける。
ここで、上記のような第5の実施の形態としての動作について、これをユーザの視点から見れば、先ず、撮像装置1を手にしたユーザは、上記テンプレートの閲覧モードへの切り替えにより、先の図7に示したようなメイン画面の表示を行わせる。その上で、カテゴリの指定→テンプレートのテーマの指定→コンテンツの指定を行って、あてはめの対象とするコンテンツとしてのテンプレートを表示させ、さらに該コンテンツ内からあてはめを行うべきターゲット領域A1の含まれるページを表示させて、どのような画像を撮影すべきかについての教示情報を得る。その上で、あてはめるべき画像を撮影するとしたときは、撮影モードへの切り替えを行って、シャッタ操作を行うことで、撮像画像データの取込・保存を行わせる。例えば、このような手順で幾つかのターゲット領域A1にあてはめるべき画像を撮影した後、メモリカード15に保存された撮像画像データ、及びテンプレートデータ13aをパーソナルコンピュータ20側に転送させる。
パーソナルコンピュータ20側において、このように取り込まれた撮像画像データを所望のターゲット領域A1に対してあてはめるとしたときは、先ずは上記撮像装置管理アプリケーション30aを立ち上げる。ユーザは、画面上の表示に基づく操作を行ってテンプレートのカテゴリの指定→テンプレートのテーマの指定→コンテンツの指定→必要に応じページ送りを行って、テンプレートの閲覧を行う。そして、あてはめの対象とするターゲット領域A1を指定する。
ターゲット領域A1の指定に応じては、HDD30に取り込まれた撮像画像データの一覧画面が表示され、該一覧画面にてあてはめを行うべき撮像画像データを指定する。この指定により、撮像画像データのターゲット領域A1への対応づけを指示することができる。
図26〜図28は、上記により説明した第5の実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作について説明するためのフローチャートである。
なお、これらの図において、撮像装置として示す処理動作は、図2に示したシステムコントローラ2が例えば内部のROM等に格納されるプログラムに基づいて実行するものである。また、パーソナルコンピュータとして示す処理動作は、図4に示したCPU21が撮像装置管理アプリケーション30aとしてのプログラムに基づいて実行するものである。
先ず、図26は、画像の撮影時に対応して撮像装置1側にて実行されるべき処理動作について示している。なお、この図に示す処理動作が実行されるにあたっては、既に撮影モードへの切り替えが行われた状態にあるとする。
図26において、ステップS501ではシャッタ操作を待機し、シャッタ操作が行われた場合は、ステップS502において撮像画像の取込処理を実行する。そして、続くステップS503において取込画像の保存処理を実行した後、「RETURN」となる。
なお、この図に示す処理動作は、例えばテンプレート撮影モードから他のモード(例えばテンプレートの閲覧モードなど)への切り替えが行われたことなどに応じて終了するようにしておけばよい。
図27は、撮像装置1側からパーソナルコンピュータ20側への、テンプレートデータ13a及び撮像画像データの転送時に対応して実行されるべき処理動作について示している。
なお、この図27では一例として、撮像装置1とパーソナルコンピュータ20とが例えば通信ケーブルを介して接続され、パーソナルコンピュータ20側にて外部通信インタフェース29経由でテンプレートデータ13a・撮像画像データが取得される場合を示す。
図27において、パーソナルコンピュータ20側では、ステップS701によってテンプレート・撮像画像の転送要求を行う。
撮像装置1側では、パーソナルコンピュータ20側からの上記転送要求をステップS601にて待機しており、転送要求があった場合には、ステップS602において要求データの転送処理を実行する。すなわち、メモリカード15に保存された撮像画像データと、不揮発性メモリ13に格納されるテンプレートデータ13aとを、図2に示した通信部12によってパーソナルコンピュータ20側に転送させる。
パーソナルコンピュータ20側では、先のステップS701に続くステップS702において、撮像装置1側からのデータの転送を待機しており、データが転送されてきた場合は、ステップS703において、転送データの保存処理を実行する。先にも述べたように、撮像装置1側から取得した撮像画像データ及びテンプレートデータ13aの保存先は、例えばHDD30とする。
なお、確認のために述べておくと、パーソナルコンピュータ20側におけるテンプレートデータ・撮像画像取込機能F3では、撮像装置1にて保存された撮像画像データ、及びテンプレートデータ13aを、このように通信ケーブル経由で取得する以外にも、メモリカードI/F31経由で取得することも可能とされる。このようにパーソナルコンピュータ20側にメモリカードI/F31経由でテンプレートデータの取込を行わせる場合には、撮像装置1側において、不揮発性メモリ13に格納されるテンプレートデータ13aがメモリカード15側にコピーされるようにしておく。
図28は、ターゲット領域A1への撮像画像のあてはめ時に対応してパーソナルコンピュータ20側にて実行されるべき処理動作について示している。
なお、この図28に示す処理動作が実行されるにあたっては、既にテンプレートのカテゴリの指定→テンプレートのテーマの指定→コンテンツの指定が行われて、指定されたコンテンツのテンプレート内のページデータが表示された状態にあるとする。
図28において、先ずステップS801→S802によっては、撮像画像をあてはめるべきターゲット領域A1の指定を受け付けるための処理を実行する。すなわち、ステップS801では、テンプレートの閲覧をさせるための処理として、ディスプレイ27上にて表示中のページデータ内のNextボタンB1を選択・決定する操作(例えば入力部25におけるマウスの操作によって画面内に表示されるポインタをNextボタンB1に合わせ、その状態にてマウスをダブルクリックする操作など)が行われた場合に、次ページのページデータを表示させるための処理を実行して、ユーザに指定されたコンテンツとしてのテンプレートを閲覧させる。そして、ステップS802では、ターゲット領域A1の選択・決定操作が行われたか否かを判別する。すなわち、例えば入力部25におけるマウスの操作によって画面内に表示されるポインタをNextボタンB1に合わせ、その状態にてマウスをダブルクリックする操作が行われたか否かを判別する。
ステップS802において、ターゲット領域A1の選択・決定操作(指定操作)が行われていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS801に戻る。一方、ターゲット領域A1の指定操作が行われたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS803に処理を進める。
ステップS803では、撮像画像の一覧を表示させるための処理を実行する。すなわち、テンプレートデータ・撮像画像取込機能F3によって撮像装置1側から取得し、HDD30に格納された撮像画像データの一覧を、例えばサムネイル画像などにより表示する。
続くステップS804→S805では、指定されたターゲット領域A1に対してあてはめるべき撮像画像の指定を受け付けるための処理を実行する。すなわち、ステップS804では、画像の選択をさせるための処理として、上記ステップS803の処理で表示させた一覧画面内のポインタの位置を、入力部25におけるマウスの操作に応じて移動させる処理を行い、ステップS805では、選択画像についての決定操作が行われたか否かを判別する。ステップS805において、上記ポインタによって一覧画面内の所要の撮像画像(この場合はサムネイル画像)が選択された状態で、例えばマウスをダブルクリックする操作など、選択画像を決定するための所定操作が行われていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS804に戻る。一方、選択画像を決定するための所定操作が行われたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS806に処理を進める。
ステップS806では、対応関係管理情報の更新処理を行う。つまり、上記ステップS804→S805の処理によって指定された撮像画像データが、先のステップS801→S802の処理によって指定されたターゲット領域A1に対して対応づけられるようにして、HDD30内に格納される、上記指定されたターゲット領域A1を含むテンプレートについてのテンプレートデータ13a内における対応関係管理情報を更新する処理を実行する。
続くステップS807では、対応関係管理情報と表示データ配置管理情報とに基づき、指定されたターゲット領域A1を含むページデータを表示させる処理を実行する。このステップS807の処理が実行されることで、指定したターゲット領域A1に指定した撮像画像データがあてはめられた画面をユーザに確認させることができる。
次のステップS808では、テンプレート内の全てのターゲット領域A1が埋められたか否かを判別する。すなわち、指定されたコンテンツ(テンプレートデータ13a)について、その表示データ配置管理情報と対応関係管理情報とに基づき、全てのターゲット領域A1に対する撮像画像データの対応づけが行われているか否かを判別する。
ステップS808において、テンプレート内の全てのターゲット領域A1が未だ埋められていないとして否定結果が得られた場合は、先のステップS801に戻る。これによって、次のターゲット領域A1に対する撮像画像のあてはめが可能な状態に戻される。
一方、ステップS808において、テンプレート内の全てのターゲット領域A1が埋められたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS809に進んでコンテンツ作成完了メッセージの表示処理を実行する。例えば、「コンテンツの作成が完了しました」などの作成完了を通知するメッセージデータをディスプレイ27上に表示させる。
なお、ここでは或るコンテンツが指定された以降の処理についてのみ示したが、この場合としても、実際には、上位階層の画面に戻ることができるように構成される。すなわちこの場合、各表示画面内には「戻る」ボタンとしてのアイコンを表示しておき、該アイコンが指定されたことに応じて、表示画面を上位階層の画面に戻す処理を実行するように構成しておく。
このようにして第5の実施の形態によれば、撮像装置1にてテンプレートの教示情報に基づき撮影された画像データを、パーソナルコンピュータ20側にて、指定されたターゲット領域A1と対応づけることができる。
ここで、第5の実施の形態においても、先の第2の実施の形態のように、撮像装置1側にて撮像画像データに対するメタデータの自動付与が行われるようにすることもできる。
また、上記説明では、第1の実施の形態のように、指定されたターゲット領域A1に撮像画像データがそのまま対応づけられる場合を例示したが、第3の実施の形態で説明したフィルタリングを行うようにすることもできる。
その場合、テンプレートデータ13aには、先の図18に示したようなマッチング条件管理情報も含むようにしておく。
また、撮像装置1側においては、撮像画像データの保存時に、撮像画像データに対して撮影時の位置情報及び時刻情報が対応づけられて保存されるようにしておく。さらに、このように位置情報と時刻情報とが対応づけられた撮像画像データが、パーソナルコンピュータ20側に転送・保存されるようにしておく。
具体的に、第5の実施の形態に対して第3の実施の形態のフィルタリングを適用するとした場合は、図28に示したステップS801〜S805を実行し、ステップS805にて選択画像の決定操作があったとして肯定結果が得られたことに応じて、先の図19に示したステップS301〜S317と同様の処理を実行するようにする。
但しこの場合、ステップS303における位置情報の取得処理、ステップS308における時刻情報の取得処理としては、上述のようにして撮像画像データに対応づけられて保存される位置情報、時刻情報を取得する処理となる。
また、ステップS307、S312、S317を実行した後は、図8に示すステップS807以降の処理が実行されるようにする。
また、ユーザ操作によって撮像画像を対応づけるべきターゲット領域A1が指定される以外にも、先の第4の実施の形態のように、マッチングによって自動的にターゲット領域A1に対する撮像画像データの対応づけを行うようにすることもできる。
その場合としても、テンプレートデータ13aに、マッチング条件管理情報が含まれるようにしておく。また、この場合も撮像装置1側においては、撮像画像データに対し、撮影時の位置情報及び時刻情報が対応づけられて保存されるようにしておき、このように位置情報と時刻情報とが対応づけられた撮像画像データが、パーソナルコンピュータ20側に転送・保存されるようにしておく。
このようにして第5の実施の形態に第4の実施の形態の自動対応づけ処理を適用するとした場合、パーソナルコンピュータ20側では、コンテンツの指定までを行わせ、ターゲット領域A1の指定までは行わせないようにする。つまりこの場合、ユーザはコンテンツの指定、及びあてはめ対象とする撮像画像の指定のみを行うことになる。
具体的に、この場合のパーソナルコンピュータ20では、コンテンツの指定が行われたことに応じ、あてはめ対象とする撮像画像の指定受け付けを行い、あてはめ対象とする撮像画像が指定されたことに応じて、指定されたコンテンツとしてのテンプレート内の未撮影のターゲット領域A1の個々について、マッチング項目の確認・マッチング基準情報の取得を行う。そして、確認されたマッチング項目に応じたマッチングを行って、指定撮像画像がそのマッチング項目に応じた条件を満たす画像であるとされた場合に、指定撮像画像を、マッチング対象としたターゲット領域A1(つまりターゲット領域n)に対応づける処理を実行する。
具体的な処理動作の一例を挙げておくと、この場合、ユーザにより所要のコンテンツが指定された後に、図28のステップS803〜S805の処理を行って、あてはめるべき撮像画像データの指定を受け付ける。そして、撮像画像データの指定が行われた場合、先の図22におけるステップS407→S408の処理を実行する。なお、この場合のステップS407・S408の処理では、撮像画像データに対応づけられた時刻情報・位置情報を取得する処理となる。
そして、上記ステップS408の処理を実行した後、ステップS409〜430と同様の処理を実行する。但し、この場合、ステップS420によるページデータの表示処理、またはステップS421による該当なし通知処理を行った後には、図28のステップS804に戻るようにし、これによって新たな撮像画像データの指定受付が可能となるようにしておく。
なお、上記説明では、マッチングによる自動対応づけを適用する場合の動作例として、同一のテンプレートのテーマ内に複数のコンテンツの存在を許容する場合を前提としたときの動作例を挙げたが、この場合としても、コンテンツの存在を許容せず、1つのテンプレートのテーマには1つのテンプレートデータ13aのみが存在するように構成することも可能である。
先にも述べたように、その場合は、カテゴリの指定→テンプレートのテーマの指定は不要とすることができ、よってその場合は、全カテゴリ内の全テンプレート内における全ターゲット領域A1ごとに、マッチング項目の確認・マッチング基準情報の取得を行って、あてはめ対象として指定された撮像画像データとのマッチングを行うことになる。
また、上記説明では、ユーザによってあてはめ対象とする撮像画像データの指定を行わせる場合を例示したが、マッチングによる自動対応づけを行う場合には、あてはめ対象とする撮像画像データの指定をも不要とすることができる。つまり、撮像画像の個々とターゲット領域A1の個々を突き合わせたマッチングを行うものとすれば、あてはめ対象とすべき撮像画像データの指定操作は不要とすることができる。
例えば、コンテンツの存在を許容する場合で、ユーザによるコンテンツの指定操作までが行われる場合であれば、指定されたコンテンツ内の全ターゲット領域A1について、各ターゲット領域A1ごとにHDD30に保存された個々の撮像画像データとのマッチングを行い、条件を満たす撮像画像データがあった場合に、該撮像画像データを、マッチングの対象としたターゲット領域nに対して対応づけるようにする。
また、コンテンツの存在を許容しない場合には、全カテゴリ内の全テンプレート内における全ターゲット領域A1について、各ターゲット領域A1ごとにHDD30に保存された個々の撮像画像データとのマッチングを行い、条件を満たす撮像画像データがあった場合には、該撮像画像データを、マッチングの対象としたターゲット領域nに対して対応づけるようにする。
このようにして、マッチングによる自動対応づけを行う場合には、あてはめ対象とする撮像画像データの指定のためのユーザ操作は不要とすることができ、これによってユーザの操作負担の軽減を図ることができる。
<第6の実施の形態>

第6の実施の形態は、異なる撮像装置1間でテンプレートの共有が可能となるようにするものである。
この場合、撮像装置1としては、図29に示されるようにして、外部の撮像装置1との間で無線通信が可能となるように構成される。具体的に、この場合の撮像装置1は、図2に示した通信部12が、ネットワーク端子TI/Fを介した有線通信以外にも、例えばブルートゥースやWi−Fi(Wireless Fidelity)のアドホックモードなどによる無線通信が可能に構成される。
ここで、後述もするように、第6の実施の形態では、テンプレートの共有相手となるべき撮像装置1の指定が可能となるようにしている。このために、この場合の撮像装置1には、個々の撮像装置1を識別可能とするためのID情報が割り与えられている。
この場合の通信部12では、外部の無線通信可能な撮像装置1を探索し、無線通信可能な撮像装置1が検出されたことに応じ、該撮像装置1のID情報をシステムコントローラ2に通知するようにされている。これにより、この場合のシステムコントローラ2は、外部の無線通信可能な撮像装置1を識別することが可能とされている。
また、この場合、テンプレートとしては、他の撮像装置1との間での共有が可能とされる共有用テンプレートが定められる。すなわち、この場合の撮像装置1では、該共有用テンプレートが指定されたことに応じて、外部の撮像装置1との間で該共有用テンプレートを共有するための処理が実行されるようになっている。
ここで、図30のフローチャートを参照して、このような共有用テンプレートの指定から、該指定された共有用テンプレートが外部の撮像装置1との間で共有されるまでの動作を実現するための処理動作について説明する。
なお、この図30に示す処理動作としても、システムコントローラ2が例えば内部のROM等に格納されるプログラムに基づいて実行するものである。
また、この図に示す処理動作が実行されるにあたっては、既に外部に無線通信可能な状態の撮像装置1があり、システムコントローラ2により該撮像装置1のID情報が把握された状態にあるものとする。
なお、この図30では、図示の都合上、共有用テンプレートについての指定が行われ、共有のための通知を外部の撮像装置1に対して行う側の撮像装置1(共有元の撮像装置1とする)により実行されるべき処理動作(図中、左側のフロー)と、上記共有のための通信を受け付ける相手先の撮像装置1により実行されるべき処理動作(右側のフロー)とについて、一方の撮像装置1が一方のみの処理動作を実行するかのように示しているが、実際において、それぞれの撮像装置1では、双方の処理を並行して行うことになる。つまり、このように双方の処理動作を実行可能とされることで、各撮像装置1が、共有元となる場合と相手先となる場合の双方に対応した動作を行うことが可能とされている。
図30において、先ず、共有元の撮像装置1側では、図中のステップS901により、共有用テンプレートが選択・決定されるまで待機するようにされる。そして、共有用テンプレートが選択・決定された(指定された)場合は、ステップS902→S903の処理により、共有相手の指定を受け付けるための処理を実行する。
すなわち、ステップS902では、共有相手の選択をさせるための処理として、外部の無線通信可能な撮像装置1のID情報の一覧と、該一覧からID情報を選択させるためのカーソルCRとを含む画面表示を行わせた上で、十字キー操作に応じ、上記カーソルCRの位置を移動させる処理を実行することで、ユーザにID情報(つまり相手先の撮像装置1)を選択させる。そして、ステップS903では、決定キーによる決定操作が行われたか否かを判別し、決定操作が行われていないとして否定結果が得られた場合は上記ステップS902に戻り、決定操作が行われたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS904に処理を進める。
ステップS904では、相手先に共有希望の通知を行うための処理を実行する。すなわち、通信部12により、上記ステップS902→S903の処理によって指定された相手先の撮像装置1に対してテンプレートの共有を希望する旨の通知を行わせる。
相手先の撮像装置1側では、このような共有希望の通知を、ステップS1001にて待機している。そして、上記共有希望の通知があった場合は、ステップS1002→S1003の処理により、認証/非認証の指定を受け付けるための処理を実行する。すなわち、ステップS1002では、認証/非認証の選択をさせるための処理として、例えば「認証」を表すアイコンと「非認証」を表すアイコンとこれらアイコンを選択するためのカーソルCRとを含む画面表示を行わせた上で、十字キー操作に応じ、上記カーソルCRの位置を移動させる処理を実行することで、ユーザに認証/非認証を選択させる。そして、ステップS1003では、決定キーによる決定操作が行われたか否かを判別し、決定操作が行われていないとして否定結果が得られた場合は上記ステップS1002に戻り、決定操作が行われたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS1004に処理を進める。
ステップS1004では、認証か否かについての判別処理を行う。すなわち、上記ステップS1002→S1003の処理によって指定されたアイコンが「認証」であったか否かについて判別する。
ステップS1004において、認証が指定されていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS1005において共有元の撮像装置1に対する非認証通知を行う。
一方、ステップS1004において、認証が指定されたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS1006において共有元の撮像装置1に対する認証通知を行う。
共有元の撮像装置1側においては、相手先の撮像装置1側における上記ステップS1005による非認証通知、又はステップS1006による認証通知を、先に説明したステップS904に続くステップS905の処理によって待機するようにされる。
そして、ステップS905において、何れかの通知があった場合には、ステップS906において、認証通知であるか否かの判別処理を行う。
このステップS906において、相手先からの通知が認証通知ではなかったとして否定結果が得られた場合は、ステップS908においてユーザに対する非認証通知を行う。なお、ユーザに対する非認証通知としては、例えば相手先における認証が得られずテンプレートの共有ができない旨を、メッセージ表示などによって行うものとすればよい。
一方、ステップS906において、相手先からの通知が認証通知であったとして肯定結果が得られた場合は、ステップS907に進み、指定された共有用テンプレートデータを相手先に転送するための処理を実行する。すなわち、先のステップS901→S902の処理によって指定された共有用テンプレートとしてのテンプレートデータ13aを、通信部12により相手先の撮像装置1に転送させる。
相手先の撮像装置1では、このようなテンプレートデータ13aの転送を、先のステップS1006による認証通知処理に続くステップS1007の処理によって待機するようにされている。そして、テンプレートデータ13aが転送されてきた場合は、ステップS1008においてテンプレートデータの保存処理を実行する。すなわち、転送されたテンプレートデータ13aを、不揮発性メモリ13など所要の記録媒体に保存させる処理を実行する。
例えば上記のような処理によって、外部の撮像装置1との間でテンプレートを共有することができる。
ここで、上記による説明では、共有用テンプレートとしてのテンプレートデータが撮像装置1側に保持されている場合に対応した動作例を挙げたが、例えば次の図31に示されるようにして、共有用のテンプレートデータは撮像装置1側に保持させず、外部のサーバ装置40に対して保持させておくようにすることもできる。
この場合、各撮像装置1としては、サーバ装置40との間でネットワーク35を介したデータ通信が可能となるように構成しておく。具体的には、通信部12が、例えば無線LAN(Local Area Network)やブルートゥースなどの方式で、ネットワークアクセスポイントに対する近距離無線通信を介してネットワーク通信を行うことが可能となるように構成しておく。
図32のフローチャートは、このようにサーバ装置40側に共有用テンプレートのテンプレートデータが格納される場合に対応して実行されるべき、テンプレート共有のための処理動作を例示している。
なお、この図に示す処理動作としてもシステムコントローラ2が例えば内部のROM等に格納されたプログラムに基づいて実行するものであり、また、この図に示す処理動作が実行されるにあたっても、既に外部の通信可能な撮像装置1が把握された状態にあるとする。
また、この図における処理動作についても、先の図30に示した処理動作と同様に、各撮像装置1では、実際には図示される共有元としての撮像装置1側の処理(図中左側のフロー)と相手先としての撮像装置1の処理(図中右側のフロー)の双方を行うことになる。
この図32に示す処理動作と先の図30に示した処理動作とを比較してわかるように、この場合、共有元の撮像装置1側では、図30におけるステップS907の処理に代えて、ステップS1101の処理が実行されることになる。また、相手先の撮像装置1側では、図30におけるステップS1007の処理に代えて、ステップS1201の処理が実行されることになる。
すなわち、この場合は、共有用テンプレートのテンプレートデータはサーバ装置40側に格納されているので、これに応じ共有元の撮像装置1においては、相手側からの通知が認証通知であった場合に、上記ステップS1101によって、指定された共有用テンプレートのテンプレートデータをサーバ装置40からネットワーク35を介してダウンロードして取得するようにされる。
同様に、相手先の撮像装置1側では、ユーザ操作によって「認証」が指定されたことに応じ共有元の撮像装置1に対する認証通知を行ったことに応じ、上記ステップS1201によって、該当する共有用テンプレートのテンプレートデータをサーバ装置40からネットワーク35を介してダウンロードして取得するようにされる。
なお、共有用テンプレートが複数種ある場合、上記ステップS1201によって共有元と同一のテンプレートデータをダウンロードするにあたっては、相手先においても、共有元で選択・決定された(指定された)テンプレートがどのテンプレートであるかの情報が取得されている必要がある。
その場合、共有元の撮像装置1では、例えばステップS904の共有希望の通知と共に、指定された共有用テンプレートを特定するための情報の通知も併せて行うものとすればよい。そして、相手先の撮像装置1側では、ステップS1201において、このような通知に基づき特定されるテンプレートデータをサーバ装置40からダウンロードするものとすればよい。
なお、上記のようにして各撮像装置1がネットワーク35への接続機能を有する場合において、撮像装置1側に共有用テンプレートとしてのテンプレートデータを保持させておくことも可能である。その場合、共有元から相手先へのテンプレートデータの転送は、ネットワーク35経由で行うようにしてもよい。
また、これまでの説明では、作成前のテンプレートについて共有する場合を例示したが、作成後のテンプレート(コンテンツ)を共有することもできる。
具体的にその場合は、操作入力に応じ、全ターゲット領域A1への撮像画像のあてはめが完了したコンテンツを、例えば無線通信によって他のユーザ(撮像装置1)に転送する。
或いは、ネットワーク35経由でサーバ装置40などのサービス業者の用意するサーバ装置にアップロードしてもよい。アップロードされたコンテンツは、他のユーザの機器にダウンロードが可能となり、これによって完成したコンテンツを他のユーザと共有することができる。また、作成途中のテンプレートについても、同様の手法で他の撮像装置1との間で共有することができる。
上記のようにして第6の実施の形態によれば、外部の撮像装置1との間でテンプレートを共有することができる。テンプレートの共有が可能となることで、次のような効果が得られる。例えば、同一テンプレートが共有された撮像装置1のユーザ間で、同一のお題に対して撮影を行うことができるようになることで、撮影後に各人の撮影画像を比較して楽しんだり、他のユーザの撮影テクニックを学ぶなどが可能となり、コミュニケーション促進に役立てることができる。
また、テンプレートの共有ができれば、以下のようなテンプレートの実現も可能となる。
例えば、「ゲーム」のカテゴリにおける、先に例示した「スタンプラリー」のテンプレートについて、一番始めに条件を満たす画像が撮影された場合にその画像のみが唯一ターゲット領域A1に対して対応づけられるようにする。
この場合、各撮像装置1のユーザは、教示情報に従って各ターゲット領域A1の教示に従った(つまり条件を満たす)画像を撮影していくことになるが、各ターゲット領域A1に対応づける画像は、一番始めに撮影された条件を満たす画像のみとする。すなわち、このようなテンプレートによれば、如何に早く教示内容を満たす画像を撮影するかを競い合うという点でもゲーム性を与えることができ、さらなる娯楽性の向上を図ることができる。
ここで、このようなテンプレートの実現のためには、各撮像装置1の間で撮像画像をリアルタイムに共有できるようにされている必要がある。このように撮像画像を各撮像装置1間でリアルタイムに共有する処理も含めた、上記テンプレートの実現のために行われるべき処理動作を、次の図33のフローチャートを用いて説明しておく。
なお、この図に示す処理動作としてもシステムコントローラ2が例えば内部のROM等に格納されたプログラムに基づいて実行するものであり、また、この図に示す処理動作が実行されるにあたっても、既に外部の通信可能な撮像装置1が把握された状態にあるとする。
また、この図における処理動作についても、先の図30,32に示した処理動作と同様に、各撮像装置1では、実際には図示される共有元としての撮像装置1側の処理(図中左側のフロー)と相手先としての撮像装置1の処理(図中右側のフロー)の双方を行うことになる。
また、この図に示す処理動作が実行されるにあたっては、既に各撮像装置1にて共有用テンプレートが共有された状態にあるとする。
先ず、図中左側の共有元の撮像装置1において、ステップS1301では、共有用テンプレート内のターゲット領域A1を指定した撮影が行われるまで待機するようにされる。すなわち、共有用テンプレートが指定され、該共有用テンプレート内の何れかのターゲット領域A1が指定されて、該指定ターゲット領域A1にあてはめられるべき画像を撮影する操作(シャッタ操作)が行われるのを待機する。
なお、この場合もテンプレート(コンテンツ)の指定→ターゲット領域A1の指定→シャッタ操作の待機までの処理の流れは、先の第1の実施の形態で説明したものと同様とすればよい。
続くステップS1302では、撮像画像の取込処理を実行し、さらに次のステップS1303では、マッチング処理を実行する。すなわち、指定ターゲット領域A1と対応づけられたマッチング項目及びマッチング基準情報に基づき、取り込まれた撮像画像データが予め定められた所定条件を満たすか否かについて判別するための例えば位置、時刻、画像類似度についてのマッチングを行う。例えば「位置」については先の第3の実施の形態で説明したステップS301〜S304、「時刻」についてはステップS301〜S309、「画像類似度」についてはステップS301〜S314の処理を実行することになる。
続くステップS1304では、条件を満たすか否かについて判別処理を行い、条件を満たさないとして否定結果が得られた場合は、以下で説明するステップS1305〜S1308の処理はパスするようにされる。
一方、条件を満たすとして肯定結果が得られた場合は、ステップS1305において取込画像の保存処理を実行した後、ステップS1306で対応関係管理情報の更新処理を実行する。すなわち、指定ターゲット領域A1に保存された撮像画像が対応づけられるようにして対応関係管理情報の内容を更新する。
続くステップS1307では、指定されたターゲット領域A1のターゲットIDと撮像画像(ステップS1305にて保存された撮像画像データ)を相手先の撮像装置1に転送する処理を実行する。つまり、このように指定されたターゲット領域A1のターゲットIDと条件を満たすとされた撮像画像とを相手先に転送することで、相手先においても、そのターゲット領域A1に撮像画像が対応づけられるようにするものである。
相手先の撮像装置1では、共有元の撮像装置1からの情報転送をステップS1401にて待機している。そして、共有元からの情報転送があった場合は、ステップS1402において、先ずは共有元への受領通知を行う。そして、続くステップS1403で、転送された撮像画像データの保存処理を実行した後、ステップS1404にて、該保存された撮像画像データが転送されたターゲットIDにより特定されるターゲット領域A1に対して対応づけられるように、対応関係管理情報の内容を更新する処理を実行する。
共有元の撮像装置1では、上記ステップS1402による受領通知をステップS1308にて待機し、受領通知があった場合は、以降に続く然るべき処理に移行するようにされる。
なお、上記ステップS1308以降においては、例えば「撮影した写真が適用されました」など、共有元の撮像装置1のユーザが撮影した画像が指定ターゲット領域A1にあてはめられた旨を通知するメッセージなどを表示する処理を実行した後、ステップS1301に戻るなどすればよい。ステップS1308以降の処理については、実際の実施形態に応じて、適切とされる処理が実行されるものとすればよい。
また、相手先側において、ステップS1404の処理を実行した後は、例えばステップS1401に戻るなどすればよいが、この点についても実際の実施形態に応じて適宜適切とされる処理が実行されるものとすればよい。
ここで、確認のために述べておくと、この場合においては、既に撮像画像の対応づけが行われたターゲット領域A1については、その指定は行えないようにしておく。このことで、図33に示した処理動作が実行されることで、複数の撮像装置1間で一番始めに条件を満たす画像が撮影された場合に、その画像のみが唯一そのターゲット領域A1に対して対応づけられるようにすることができる。
なお、この場合としても、共有用テンプレートが複数種ある場合には、共有用テンプレートの別を表す情報も共に相手先の撮像装置1に転送することになる。
また、この図33にて説明した処理によれば、各撮像装置1間で撮像画像をリアルタイムに共有することが可能となるが、このように撮像画像をリアルタイムに共有することを利用したテンプレートとしては、上述のようなスタンプラリーとしてのテンプレート以外にも多様に考えられる。
例えば、撮像画像についてのフィルタリングは行わずに、撮像画像をそのまま相手先に転送して相手先の共有用テンプレートの該当するターゲット領域A1に対して対応づけられるようにすることが考えられる。
その場合、図33に示した処理動作において、ステップS1303・S1304の処理は省略するものとすればよい。
或いは、このように撮像画像をリアルタイムに共有することを利用したテンプレートとして、ターゲット領域A1の指定受付は行わずに、先の第4の実施の形態のように撮像画像を対応づけるターゲット領域A1を自動検索することを前提としたテンプレートも考えられる。その場合、図33のステップS1301では、共有用テンプレート(コンテンツ)が指定されてシャッタ操作が行われるまで待機する処理を実行することになる。また、撮像画像の取込後には、ステップS1304〜ステップS1306に代えて、先の第4の実施の形態で説明したようにして指定テンプレート内の各ターゲット領域A1ごとにマッチング項目とマッチング条件の確認→条件を満たすか否かの判別処理を行い、条件を満たす該当ターゲット領域A1があった場合に、取込画像を保存し、保存画像を該当ターゲット領域A1に対して対応づける処理(対応関係管理情報の更新処理)を実行するものとすればよい。
なお、確認のために述べておくと、この場合はターゲット領域A1の指定が行われないので、ステップS1307の処理では、指定されたターゲット領域A1のターゲットIDの情報の代わりに、指定された共有用テンプレートを示す情報を相手先に転送することになる。
また、この場合、相手先の撮像装置1側では、ステップS1403とステップS1404との間に、上記により説明した該当ターゲット領域A1の自動検索のための処理が挿入されることになる。
<変形例>

以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明としてはこれまでに説明した具体例に限定されるべきものではない。
例えば、テンプレートのカテゴリ、テーマについては、これまでに例示した具体例に限定されるべきものではなく、他にも多様に考えることができる。以下に、その一例を挙げておく。
・カテゴリ「趣味」・・・撮影する対象をユーザが自由に決めることができ、対象に合わせてテンプレート内の撮像画像のレイアウトを自動又は手動で決定することができる。このとき、周囲の環境情報や撮像画像に対して付加されたメタデータを用いて、テンプレートの表示態様などを動的に変化させたりすることもできる。趣味の対象やコレクション対象の写真の閲覧・整理に適したテンプレートの表示態様を自動的に作成する。
テンプレートのテーマとしては、例えば「鉄道写真コレクション」や「グルメリポート」などを挙げることができる。
この場合、教示情報は1つのテンプレートに対して1つ対応づけられるものとなり、例えば上記「鉄道写真コレクション」なるテンプレートの場合、例えば「鉄道写真」とのテキスト情報が教示情報となる。
・カテゴリ「家族ヒストリー」・・・例えばユーザの子供など、家族を或る期間にわたって撮影し、日々の成長や人生の節目の写真をアルバムとして撮りためていきたい場合に用いるテンプレート(カテゴリ)。顔検出技術による、人物を中心にした自動レイアウトや、ユーザの入力による誕生日エフェクトの自動挿入などを行うことができる。
また、これまでの説明では、教示情報は固定の情報とされる場合を例示したが、例えばSNS(Social Networking Service)やブログから取得した口コミ情報やローカル情報により、教示情報の情報内容を更新することもできる。このようにネットワーク上から取得した口コミ情報やローカル情報などを教示情報として利用することにより、例えば「旅行ガイド」のカテゴリでは、通常のガイドブックによる一般的な旅行案内とは異なる様々な視点からの案内をユーザに提示することができる。
また、ネットワークに接続可能とされる場合には、画像が撮影されたタイミングでの天気、ニュースなどの情報をネットワーク上から取得して、それらの情報がテンプレート内の撮像画像データ(ターゲット領域A1)に対応づけられて表示されるようにすることもできる。具体的にその場合は、指定されたターゲット領域A1に対してあてはめられるべき画像が撮影されたタイミングでネットワーク35上の所定のサーバ装置から情報を取得し、該取得した情報が、指定されたターゲット領域A1に対応づけられて表示されるように、表示データ配置管理情報の情報内容を更新すればよい。
なお、例えば天気の情報などは、半日や1日で変化しない情報なので、画像が撮像されたタイミングでネットワークに接続できず情報取得を行うことができない場合には、後にネットワークに接続可能となった際に情報取得・及び表示データ配置管理情報の更新を行ってもよい。
また、このとき、ネットワーク上から取得してテンプレート内の画像に対応づけて表示する情報については、予めユーザによって興味のあるトピックスについてキーワード等を登録させておき、そのキーワードに合致する情報のみを取得・対応づけるようにすることもできる。
また、テンプレートの表示態様としては、先の図13(及び図10や図11)によるものを例示したが、例えば次の図34に示すような態様など、他の態様も多様に考えられる。
図34において、図34(a)は、写真+説明文モードとして、先の図13などの画面から所在地表示領域A3(地図や航空写真など)を除いた表示態様とする例を示している。この図の例では、所在地表示領域A3が省略されたことで空いたスペースを利用して、1ページあたり2つのターゲット領域A1及びテキスト文表示領域A2(教示情報)を配置している。
また、図34(b)は、地図+写真モードとして、画面の略全体に地図や航空写真を表示した上で、その中のターゲット被写体の所在位置に該当する位置に対し、撮像画像(ターゲット領域A1)を配置する例を示している。この場合、地図(又は航空写真)上に示されるターゲット被写体の位置やターゲット領域A1にあてはめられるサンプル画像(及び/又は所定の文字情報)が、教示情報として機能する。
また、テンプレートの表示態様は、複数の表示態様のうちから切り替えるようにすることもできる。その場合、例えば画面上に表示切り替えを指示するためのボタン(アイコン)を設けておき、該アイコンが選択・決定されたことに応じ、表示態様を切り替えるものとすればよい。
また、これまでの説明では、テンプレート内に表示されたページ送りボタンB1の操作によって、ユーザがテンプレート内の全てのページを閲覧可能とされる場合を例示したが、例えばページ内の全ターゲット領域A1を埋めたら次のページを閲覧可能とするなど、ページの閲覧に制限を設けるといったこともできる。
例えば、このようなテンプレートのページ閲覧についての制限を設けることで、「ゲーム」などのテンプレートにおいて、さらなる娯楽性の向上を図ることができる。また、次に撮影すべき被写体を知りたいとの欲求をより高めることができ、それによってユーザの撮影への意欲をかき立てることができ、写真撮影のモチベーションのさらなる向上を図ることもできる。
また、これまでの説明では、作成されたコンテンツ(テンプレート)は、テンプレートデータ13aとして、撮像画像データと、表示データ配置管理情報・対応関係管理情報などの管理情報とが分けられた状態で保存されるものとした。このようにテンプレートデータ13aとしての形式で保存される作成後のコンテンツは、例えばパーソナルコンピュータ20のような、対応アプリのインストールされた外部機器での閲覧は可能となるが、当然のことながら対応アプリがインストールされていない場合、その外部機器での閲覧は不能となる。そこで、作成後のコンテンツを、汎用性のあるファイル形式に変換する機能を与えることもできる。例えば、一般的なJPEG、MPEG(Moving Pictures Experts Group)などの静止画、動画ファイルなどとして変換する機能を与えることができる。
その場合、撮像装置1など、撮像画像とターゲット領域A1との対応づけを行う装置では、撮像画像データと上記の各管理情報とに基づきコンテンツの各ページデータを生成し、それを複数枚のJPEGファイルに変換する、または複数枚のページデータが順次送られるようにして表示させるための動画像によるMPEGファイルに変換する。
また、これまでの説明では、撮像モードとして、シャッタ操作に基づき取込・保存された撮像画像データが、テンプレートと対応づけられて管理される場合について主に例示したが、通常撮影モードとして、シャッタ操作に基づき取り込まれた撮像画像データを所定のフォルダに格納するようにして保存するなど、撮像画像データをテンプレートと対応づけずに保存するモードも併せて設けることができる。
その場合、システムコントローラ2は、操作入力部7に設けられたテンプレート撮像モード/通常撮像モードの切り替え操作子、あるいはメニュー画面内に設けられた同モード切り替えを指示するための操作ボタン(アイコン)を選択・決定する操作が行われるなど、予めモード切り替えを行うべきとして定められた所定条件の成立に応じてこれらのモードの切り替え処理を行うものとすればよい。
また、これまでの説明では、ターゲット領域A1と撮像画像データとの対応づけを、別途、対応関係管理情報を用いて行う場合を例示したが、対応関係管理情報は省略し、表示データ配置管理情報側で直接的に、各ターゲット領域A1に対してあてはめられるべき撮像画像データの有無及び該撮像画像データのIDや保存先の情報を管理するように構成することもできる。
また、特に第3及び第4の実施の形態のようにフィルタリング、及びマッチングによる自動あてはめを行う場合において、条件を満たさない撮像画像については、これを保存しないものとしたが、これに代えて、保存のみは行うものとし、保存画像のターゲット領域A1への対応づけを行わないようにすることもできる。
また、第5の実施の形態では、撮像装置1側では撮像画像の保存のみ、パーソナルコンピュータ20側でターゲット領域A1と撮像画像との対応づけを行うものとしたが、この場合におけるパーソナルコンピュータ20側の処理を、撮像装置1側にて行うようにすることもできる。
つまり、この場合の撮像装置1では、撮像モードにより撮像画像の保存までを行うことに変わりはないが、対応づけモードとして、指定テンプレートを閲覧させるための処理→ターゲット領域A1の指定の受け付け→指定ターゲット領域A1に当てはめるべき撮像画像の指定の受け付け→指定ターゲット領域A1に対する指定撮像画像の対応づけ、を行うモードを設ける。なお、このような対応づけモード時における処理動作としては、先の図28に示した処理動作と同様とすればよい。
実施の形態としての撮像装置及びパーソナルコンピュータを含んで構成される画像撮像・閲覧システムの概要について説明するための図である。 実施の形態としての撮像装置の内部構成例について示すブロック図である。 表示データ配置管理情報と対応関係管理情報とについて説明するための図である。 実施の形態としての情報処理装置の内部構成例について示すブロック図である。 情報処理装置のソフトウエア処理で実現される機能をブロック化して示した図である。 実施の形態としてのサーバ装置の内部構成例について示すブロック図である。 テンプレートを用いた撮影を行うにあたってのメイン画面の構成例を示した図である。 テンプレート選択画面の構成例を示した図である。 コンテンツ選択画面の構成例を示した図である。 テンプレートのページ画面の構成例を示した図である。 同じく、テンプレートのページ画面の構成例を示した図である。 撮像画像のリアルタイム表示画面の構成例を示した図である。 撮像画像があてはめられたページ画面の構成例を示した図である。 第1の実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作として、主にメイン画面の表示からテンプレート選択画面におけるテンプレートの指定まで(図7〜図8)に対応して行われるべき処理動作を示したフローチャートである。 第1の実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作として、主にテンプレートの指定後、ターゲット領域の指定まで(図9〜図11)に対応して実行されるべき処理動作について示したフローチャートである。 第1の実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作として、主にターゲット領域にあてはめるべき画像の撮影からターゲット領域と撮像画像の対応づけまでに対応して行われるべき処理動作を示したフローチャートである。 第2の実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作を示したフローチャートである。 マッチング条件管理情報の構造を例示した図である。 第3の実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作として、主に「位置」によるマッチングを行うことが設定されたターゲット領域についてフィルタリングを行う場合に対応して実行されるべき処理動作を示したフローチャートである。 第3の実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作として、主に「時刻」によるマッチングを行うことが設定されたターゲット領域についてフィルタリングを行う場合に対応して実行されるべき処理動作を示したフローチャートである。 第3の実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作として、主に「画像類似度」によるマッチングを行うことが設定されたターゲット領域についてフィルタリングを行う場合に対応して実行されるべき処理動作を示したフローチャートである。 第4の実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作として、主にあるコンテンツの指定操作が行われた後、該コンテンツ内の未撮影のターゲット領域が確認されるまでの動作に対応して実行されるべき処理動作を示したフローチャートである。 第4の実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作として、主に「位置」によるマッチングを行うことが設定されたターゲット領域についてマッチングを行う場合に対応して実行されるべき処理動作を示したフローチャートである。 第4の実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作として、主に「時刻」によるマッチングを行うことが設定されたターゲット領域についてマッチングを行う場合に対応して実行されるべき処理動作を示したフローチャートである。 第4の実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作として、主に「画像類似度」によるマッチングを行うことが設定されたターゲット領域についてマッチングを行う場合に対応して実行されるべき処理動作を示したフローチャートである。 第5の実施の形態としての撮像装置が撮影時に対応して実行すべき処理動作について示したフローチャートである。 テンプレートの転送時に対応して撮像装置と情報処理装置とで実行されるべき処理動作について示したフローチャートである。 第5の実施の形態としての情報処理装置にて実行されるべき処理動作について示したフローチャートである。 第6の実施の形態としてのシステムの構成例を例示した図である。 図29に示すシステム構成とした場合に撮像装置にて実行されるべき処理動作を示したフローチャートである。 第6の実施の形態としての他のシステムの構成例を例示した図である。 図31に示すシステム構成とした場合に撮像装置にて実行されるべき処理動作を示したフローチャートである。 撮像装置間で撮像画像をリアルタイムに共有する場合に実行されるべき処理動作を示したフローチャートである。 テンプレートの表示態様の変形例を示した図である。
1 撮像装置、2 システムコントローラ、3 撮像部、3a 撮像光学系、3b 撮像素子部、3c 撮像信号処理部、4 撮像制御部、5 表示部、6 表示駆動制御部、7 操作入力部、8 位置検出部、9,31 メモリカードI/F、10,32 メモリカードスロット、11 バス、12 通信部、13 不揮発性メモリ、13a テンプレートデータ、20 パーソナルコンピュータ、21,41 CPU、22,42 バス、23,43 メモリ部、24,44 入力処理部、25,45 入力部、26,46 表示処理部、27,47 ディスプレイ、28 通信処理部、29 外部通信インタフェース、30,48 HDD、30a 撮像装置管理アプリケーション、33,49 通信処理部、34,50 ネットワークI/F、35 ネットワーク、40 サーバ装置、48a テンプレートデータDB

Claims (14)

  1. 被写体を撮像して撮像画像データを得る撮像手段と、
    画像表示を行う表示手段と、
    上記撮像手段により撮像された撮像画像データを所定の表示態様による表示画面データ内のターゲット領域にあてはめて表示させるためのテンプレート情報であって、上記ターゲット領域に対し、そのターゲット領域にあてはめられて表示されるべき撮像画像データとしてどのような画像を撮影すべきかを教示する教示情報が対応づけられたテンプレート情報が記憶される記憶媒体から、上記テンプレート情報を読み出す読出処理と、上記テンプレート情報に従って、上記教示情報が上記ターゲット領域に対応づけられて表示されるように上記表示手段を制御する教示情報表示制御処理とを実行する制御手段と
    現在時刻を計時する時刻計時手段と、
    を備え、
    上記制御手段は、さらに、
    上記テンプレート情報に従って表示させた画面内における上記ターゲット領域についての指定を受け付けるターゲット指定受付処理と、
    上記画面内のターゲット領域が指定されたことに応じ、上記撮像手段による撮像画像データの取り込みを指示するためのシャッタ操作を待機し、該シャッタ操作に応じ、撮像画像データの取り込みが行われるように制御する撮像画像取込制御処理と、
    上記撮像画像取込制御処理により取り込まれた撮像画像データを、上記指定されたターゲット領域と対応づける対応づけ処理と、
    上記撮像画像取込制御処理により取り込んだ撮像画像データが、上記ターゲット指定受付処理に応じ指定された上記ターゲット領域と対応づけられている所定の条件を満たしているか否かについて判別する条件判別処理を実行し、
    上記対応づけ処理では、
    上記条件判別処理により上記所定の条件を満たすとの判別結果が得られた場合に上記撮像画像取込制御処理により取り込まれた撮像画像データを上記指定されたターゲット領域と対応づける処理と、
    上記シャッタ操作が行われたタイミングで上記時刻計時手段により計時される現在時刻情報を取得する時刻情報取得処理を実行し、
    上記条件判別処理では、
    上記時刻情報取得処理により取得した現在時刻情報が、上記指定されたターゲット領域と対応づけられている所定の時刻条件を満たしているか否かについて判別する処理を実行する
    撮像装置。
  2. 上記教示情報は、テキスト情報、位置に関する情報、画像情報のうち少なくとも何れかを含んで構成され請求項1に記載の撮像装置。
  3. 現在位置を検出する位置検出手段をさらに備え、
    上記制御手段は、
    上記シャッタ操作が行われたタイミングで上記位置検出手段により検出される現在位置情報を取得する位置情報取得処理をさらに実行すると共に、
    上記条件判別処理では、
    上記位置情報取得処理により取得した現在位置情報が、上記指定されたターゲット領域と対応づけられている所定の位置条件を満たしているか否かについて判別す請求項に記載の撮像装置。
  4. 上記条件判別処理では、
    上記撮像画像取込制御処理により取り込まれた撮像画像データについて画像解析処理を行った結果に基づき、上記取り込まれた撮像画像データが、上記指定されたターゲット領域と対応づけられている所定の画像類似度に関する条件を満たしているか否かについて判別す請求項に記載の撮像装置。
  5. 上記制御手段は、
    上記撮像手段による撮像画像データの取り込みを指示するためのシャッタ操作を待機し、該シャッタ操作に応じ、撮像画像データの取り込み制御を行う撮像画像取込制御処理と、
    上記撮像画像取込制御処理により取り込まれた撮像画像データに関し、複数の上記ターゲット領域の各々に対応づけられた基準情報に基づくマッチング処理を行った結果に基づき、上記複数のターゲット領域のうちから上記取り込まれた撮像画像データをあてはめるべきターゲット領域を検索する該当ターゲット領域検索処理と、
    上記該当ターゲット領域検索処理により検索されたターゲット領域に対し、上記取り込まれた撮像画像データを対応づける対応づけ処理とをさらに実行す請求項1に記載の撮像装置。
  6. 上記基準情報は、位置に関する情報、時刻に関する情報、画像に関する情報のうち少なくとも何れかを含請求項に記載の撮像装置。
  7. 上記ターゲット領域に対しては、撮像画像データがあてはめられるまでの間、所定の文字または画像データが対応づけられてい請求項1に記載の撮像装置。
  8. 上記制御手段は、
    上記対応づけ処理によって上記撮像画像データを対応づけた上記ターゲット領域について、そのターゲット領域に対応づけられている上記教示情報の少なくとも一部を、対応づけた上記撮像画像データのメタデータとして付加するメタデータ付加処理をさらに実行す請求項に記載の撮像装置。
  9. 上記制御手段は、
    撮影モードの切り替えとして、シャッタ操作に応じて取り込まれた撮像画像データを上記ターゲット領域と対応づけて保存するためのテンプレート撮影モードと、上記シャッタ操作に応じて取り込まれた撮像画像データを上記ターゲット領域と対応づけずに保存する通常撮影モードとの切り替えを行請求項1に記載の撮像装置。
  10. 外部装置との間でデータ通信を行うデータ通信手段をさらに備えると共に、
    上記制御手段は、
    他の撮像装置との間での共有が可能なものとして予め定められた共有用テンプレートが指定された場合に、上記データ通信手段によってデータ通信可能な外部の撮像装置との間で上記共有用テンプレートとしてのテンプレート情報を共有するための処理を行請求項1に記載の撮像装置。
  11. 上記共有用テンプレートとしてのテンプレート情報が、撮像装置内に格納されており、
    上記制御手段は、
    上記共有用テンプレートが指定された場合に、上記共有用テンプレートとしてのテンプレート情報を上記データ通信手段によって上記外部の撮像装置に対して転送させる処理を実行す請求項10に記載の撮像装置。
  12. 上記共有用テンプレートを実現するためのテンプレート情報が、外部のサーバ装置内に格納されており、
    上記制御手段は、
    上記共有用テンプレートが指定された場合に、上記共有用テンプレートとしてのテンプレート情報を上記データ通信手段によって上記サーバ装置から取得する処理を実行す請求項10に記載の撮像装置。
  13. 被写体を撮像して撮像画像データを得る撮像手段と、画像表示を行う表示手段とを備えた撮像装置における制御方法であって、
    上記撮像手段により撮像された撮像画像データを所定の表示態様による表示画面データ内のターゲット領域にあてはめて表示させるためのテンプレート情報であって、上記ターゲット領域に対し、そのターゲット領域にあてはめられて表示されるべき撮像画像データとしてどのような画像を撮影すべきかを教示する教示情報が対応づけられたテンプレート情報が記憶される記憶媒体から、上記テンプレート情報を読み出す読出手順と、
    上記テンプレート情報に従って、上記教示情報が上記ターゲット領域に対応づけられて表示されるように上記表示手段を制御する教示情報表示制御手順と、
    を実行し、さらに、
    上記テンプレート情報に従って表示させた画面内における上記ターゲット領域についての指定を受け付けるターゲット指定受付処理と、
    上記画面内のターゲット領域が指定されたことに応じ、上記撮像手段による撮像画像データの取り込みを指示するためのシャッタ操作を待機し、該シャッタ操作に応じ、撮像画像データの取り込みが行われるように制御する撮像画像取込制御処理と、
    上記撮像画像取込制御処理により取り込まれた撮像画像データを、上記指定されたターゲット領域と対応づける対応づけ処理と、
    上記撮像画像取込制御処理により取り込んだ撮像画像データが、上記ターゲット指定受付処理に応じ指定された上記ターゲット領域と対応づけられている所定の条件を満たしているか否かについて判別する条件判別処理をさらに実行し、
    上記対応づけ処理では、
    上記条件判別処理により上記所定の条件を満たすとの判別結果が得られた場合に上記撮像画像取込制御処理により取り込まれた撮像画像データを上記指定されたターゲット領域と対応づける処理と、
    上記シャッタ操作が行われたタイミングで上記時刻計時手段により計時される現在時刻情報を取得する時刻情報取得処理を実行し、
    上記条件判別処理では、
    上記時刻情報取得処理により取得した現在時刻情報が、上記指定されたターゲット領域と対応づけられている所定の時刻条件を満たしているか否かについて判別する処理、を実行する
    制御方法。
  14. 被写体を撮像して撮像画像データを得る撮像手段と、画像表示を行う表示手段とを備えた撮像装置において実行されるべきプログラムであって、
    上記撮像手段により撮像された撮像画像データを所定の表示態様による表示画面データ内のターゲット領域にあてはめて表示させるためのテンプレート情報であって、上記ターゲット領域に対し、そのターゲット領域にあてはめられて表示されるべき撮像画像データとしてどのような画像を撮影すべきかを教示する教示情報が対応づけられたテンプレート情報が記憶される記憶媒体から、上記テンプレート情報を読み出す読出処理と、
    上記テンプレート情報に従って、上記教示情報が上記ターゲット領域に対応づけられて表示されるように上記表示手段を制御する教示情報表示制御処理と、
    を上記撮像装置に実行させ、さらに、
    上記テンプレート情報に従って表示させた画面内における上記ターゲット領域についての指定を受け付けるターゲット指定受付処理と、
    上記画面内のターゲット領域が指定されたことに応じ、上記撮像手段による撮像画像データの取り込みを指示するためのシャッタ操作を待機し、該シャッタ操作に応じ、撮像画像データの取り込みが行われるように制御する撮像画像取込制御処理と、
    上記撮像画像取込制御処理により取り込まれた撮像画像データを、上記指定されたターゲット領域と対応づける対応づけ処理と、
    上記撮像画像取込制御処理により取り込んだ撮像画像データが、上記ターゲット指定受付処理に応じ指定された上記ターゲット領域と対応づけられている所定の条件を満たしているか否かについて判別する条件判別処理を、
    上記対応づけ処理では、
    上記条件判別処理により上記所定の条件を満たすとの判別結果が得られた場合に上記撮像画像取込制御処理により取り込まれた撮像画像データを上記指定されたターゲット領域と対応づける処理と、
    上記シャッタ操作が行われたタイミングで上記時刻計時手段により計時される現在時刻情報を取得する時刻情報取得処理を、
    上記条件判別処理では、
    上記時刻情報取得処理により取得した現在時刻情報が、上記指定されたターゲット領域と対応づけられている所定の時刻条件を満たしているか否かについて判別する処理
    を上記撮像装置に実行させるプログラム。
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