JP4462242B2 - 細胞電気生理センサ - Google Patents

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本発明は、細胞の薬理反応など、細胞の物理化学的刺激に対する電気生理現象を測定する細胞電気生理センサとその製造方法に関する。
図14に示す細胞電気生理センサ1は、導通孔2を有する細胞保持チップ3と、この細胞保持チップ3の上方に設けた槽4と、この槽4の内部に配置した第一電極5と、導通孔2の内部に設けた第二電極6とを備えている。
そしてこの細胞電気生理センサ1は、槽4に被験体細胞7を包含する電解液8aを注入し、導通孔2の上方から加圧、あるいは下方から減圧することで電解液8aを吸引し、被験体細胞7を細胞保持チップ3に捕捉することができる。そして例えばこの被験体細胞7の上から薬剤を投与し、槽4の電解液8aと導通孔下方の電解液8bとの電位差を第一電極5および第二電極6とで測定し、検出装置(図示せず)を用いて比較・分析することで被験体細胞7の薬理反応を判断することができる。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、特許文献1および2などが知られている。
特表2002−518678号公報 特表2003−527581号公報
前述の細胞保持チップ3を、プレート(図示せず)に設けた孔に実装し接着剤などで固定すれば、平面型プローブとして用いることが出来る。しかしこの固定の強度が弱いと、細胞保持チップ3がプレートの孔から落下するという問題があった。
また、特に接着剤が硬化するまでの間は、細胞保持チップ3が孔からすべり落ちやすかった。
そこで本発明は、細胞保持チップをプレートの孔に強固に固定することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、細胞保持チップの外側面またはプレートの前記孔の内壁面の少なくともいずれか一方に、凹凸を形成するものである。
これにより本発明の細胞電気生理センサは、細胞保持チップをプレートの孔に強固に固定することができる。
それは、細胞保持チップの外側面またはプレートの孔の内壁に形成した凹凸によって、細胞保持チップとプレートとの接触抵抗が増大するためである。これにより、細胞保持チップを、プレートの孔に強固に固定できるのである。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態における細胞電気生理センサ9の構造について説明する。
図1は本実施の形態1における細胞電気生理センサ9の全体の断面図である。この細胞電気生理センサ9は、導入口10を有するウエル11と、プレート12と、流路基板13との三層構造からなる。
そしてこの細胞電気生理センサ9の要部Xを拡大した図2に示すように、プレート12には上面から下面までを貫通する孔14が複数個形成されており、この孔14には細胞保持チップ15が実装されている。なお、本実施の形態では、孔14は円柱形状とした。
また、この細胞保持チップ15の上方には第一電極槽16が、下方には第二電極槽17が配置されている。ここで、第一電極槽16とは、電解液(図5の18A)を入れる槽であり、この電解液18Aを介して第一電極19と電気的に接続されるものを言う。同様に第二電極槽17とは、電解液(図5の18B)を入れる槽であり、電解液18Bを介して第二電極(図1の20)と電気的に接続されるものを言う。
そしてこの細胞保持チップ15は、底面板15Aと、この底面板15A上の外周に枠状に形成された側壁部15Bとからなり、底面板15Aには第一電極槽16と第二電極槽17とを繋ぐ導通孔21を備えている。この導通孔21の直径は、導通孔21開口部と被験体細胞22との密着性を高めるために、5μm以下が望ましい。なお、図3の細胞電気生理センサ9の上面図に示すように、本実施の形態では、底面板15Aは円形であり、側壁部15Bは円筒形状である。
また、図2に示すように、この細胞電気生理センサ9は、ウエル11に形成された導入口10と、プレート12に形成された孔14と、細胞保持チップ15に形成された導通孔21とがそれぞれ連結するように配置されている。
そして細胞保持チップ15の側壁部15Bの側面には第一凹凸26が形成され、孔14の内壁には第二凹凸27が形成されている。なお、図4の細胞保持チップ15の斜視図に示すように、この第一凹凸26は、側壁部15Bの側面の外周形状に沿って、環状の凹部26Aと凸部26Bとから形成されている。
本実施の形態では、プレート12の材料として熱可塑性樹脂である環状オレフィンコポリマーを用い、細胞保持チップ15の材料としてはプレート12より帯電列が上位の(正に帯電し易い)シリコンを用いた。この時、プレート12と細胞保持チップ15の帯電極性は出来るだけ乖離している方が好ましい。この理由については後述する。また、プレート12に熱可塑性樹脂を用いるのは、ウエル11や流路基板13との接合を、熱溶着で行うことが出来、接着剤を用いる場合と比較し、接着強度が増すためである。また比較的安価で、かつ絶縁性も確保できるためである。そして細胞保持チップ15としてシリコンを用いたのは、微細加工に適しているためである。
なお、ウエル11、プレート12、流路基板13の材料としては、特に上述の環状オレフィンコポリマーが好ましい。これは透明性、アルカリ・酸などの無機系薬剤に対する耐性が高く、本発明の製造工程もしくは使用環境に適しているためである。その他の材料としては、環状オレフィンポリマー、線状オレフィンポリマー、またはポリエチレン(PE)などが熱溶着の加工性がよいため好ましい。さらにはポリカーボネート(PC)、種々のオレフィンポリマー、ポリメタクリル酸メチルアセテート(PMMA)などを用いてもよい。
次に、本実施の形態の細胞電気生理センサ9を用いて、細胞の電気生理活動を測定する方法について説明する。
まず、図5に示すように、第一電極槽16に細胞外液である電解液18Aを充填し、第二電極槽17内に細胞内液である電解液18Bを充填する。
ここで被験体細胞として哺乳類筋細胞を用いる場合、代表的な電解液18Bとしては、K+イオンを155mM、Na+イオンを12mM程度、Cl-イオンを4.2mM程度添加したものが挙げられ、電解液18Aとしては、K+イオンを4mM程度、Na+イオンを145mM程度、Cl-イオンを123mM程度添加したものが挙げられる。
この状態では、第一電極19と第二電極(図1の20)との間で、100kΩ〜10MΩ程度の導通抵抗値を観測することができる。これは電解液18Aと電解液18Bとが導通孔21を介してつながっており、第一電極19と第二電極20との間で電気回路が形成されるためである。
次に図6に示すように、第一電極槽16に被験体細胞22を投入し、第一電極槽16の上方から加圧するか、あるいは第二電極槽17側から減圧することによって、被験体細胞22を導通孔21の開口部に吸引する。これにより第一電極槽16と第二電極槽17との間の電気接続がほぼ断絶された、抵抗の非常に高い状態となる。この状態では、被験体細胞22の電気生理活動によって細胞内外の電位が変化した場合、わずかな電位差あるいは電流であっても高精度に測定することができる。
以下に、本実施の形態における細胞電気生理センサ9の製造方法を説明する。はじめに、図7を用いて、細胞保持チップ15の製造方法について詳述する。
まず、図7(a)に示すように、シリコンからなる基板23の下面にレジストマスク24Aを配置し、基板23の上面にはレジストマスク24Bを配置する。ここで、レジストマスク24Aには、導通孔21に相当する部分に、導通孔21の開口部と略同形状のエッチングホール29と、また個片化用の溝(図7(b)に示す25)を設けるためのエッチングホール30とを形成しておく。そしてレジストマスク24Bには側壁部15Bに相当する部分以外に、エッチングホール31を形成しておく。
次に、図7(b)に示すように、基板23の下面を後述のドライエッチングによって、導通孔21を形成する。また、導通孔21と同時に個片化用の溝25を形成する。
そして、図7(c)と(d)に示すように、基板23の上面を、前述の導通孔21および溝25と繋がるまでドライエッチングしていく。
その後図7(e)に示すように、レジストマスク24A、24Bを取り除けば、側壁部15Bと底面板15Aとからなる細胞保持チップ15が完成する。
ここで、前述のドライエッチング工程について、以下に説明する。
このドライエッチング工程では、エッチングを促進するガス(以下促進ガスという)とエッチングを抑制するガス(以下抑制ガスという)とを用いる。本実施の形態では、促進ガスとしてSF6、抑制ガスとしてC48を用いた。
まず、基板23の上方において、外部コイルの誘導結合法によりプラズマを生成させ、ここへエッチングガスとしてSF6を導入すると、Fラジカルが生成される。
そしてこのFラジカルが基板23と反応し、基板23は化学的にエッチングされる。
この時、基板23に高周波を印加すると、基板23にはマイナスのバイアス電圧が発生する。すると、エッチングガスに含まれるプラスイオン(SF +)が基板23に向かって垂直に衝突し、このイオン衝撃によって基板23が物理的にエッチングされる。
その結果、ドライエッチングは基板23の垂直方向(下方)に進むことになる。
一方、抑制ガスCを用いる際には、基板23に高周波を加えないでおく。そうすることによって、基板23にはバイアス電圧は全く発生しない。
したがって、抑制ガスCに含まれるCFは、偏向を受けることなく、基板23のドライエッチング穴の壁面に付着し、均一な膜を形成する。
そしてこのCFの膜は、保護膜となってエッチングを抑制する。ここでこの保護膜は、貫通孔14の壁面部分だけでなく底面にも形成されるが、底面に形成された保護膜は、壁面に形成された保護膜に比較して、上記イオン衝撃により容易に除去されるため、エッチングは下方に進むことになる。
ただし図4の細胞保持チップ15の斜視図および図8の細胞保持チップ15の要部拡大図(図7(c)で示す要部Y)のように、底面の保護膜が除去された部分の下方は、エッチングが下方向だけでなく横方向へも等方的に進行するため、細胞保持チップ15の側面などのエッチング面には環状の凹部26Aと凸部26Bとが層状に連なる凹凸(第一凹凸26など)が形成される。
一方、図9に示すプレート12は、まずプレスまたは真空蒸着によってプレート12表面全体に電極を形成する。そして細胞保持チップ15を実装する位置に、プレート12の上面から下面までを貫通する孔14をツイストドリルで形成する。その後前述の電極をフォトリソグラフィーによりパターニングし、さらにAgとAgClとの混合物をディスペンスまたは印刷等して第一電極19と第二電極20とを形成する。なおドリル穴開けとパターニングの工程の順序は逆であってもよい。
そして、図10に示すように、プレート12とウエル11とをレーザ溶着などで接合させる。
次に、図11に示すように、細胞保持チップ15を、プレート12の下方から挿入し、孔14にはめ込む。
その後、細胞保持チップ15の底面板15Aの下面とプレート12の下面との境界部分を跨ぐように接着剤28を塗布し、細胞保持チップ15を孔14に固定する。接着剤28としてはUV硬化型接着剤や熱硬化型接着剤を用いるとよい。
以下に本実施の形態における効果を説明する。
本実施の形態における細胞電気生理センサ9は、細胞保持チップ15をプレート12の孔14に強固に固定することができる。
それは、図6に示すように、細胞保持チップ15の(側壁部15Bの)外側面に形成した第一凹凸26と、プレート12の孔14の内壁に形成した第二凹凸27とによって、細胞保持チップ15とプレート12との接触抵抗が大きくなるためである。これによって、細胞保持チップ15が孔14からずり落ちるのを抑制することができる。また、接着剤28等で固定するまでの間も、適切な位置に仮設置しておくことができ、細胞保持チップ15の固定を容易にする効果を有する。
また、プレート12には、細胞保持チップ15より弾性率の小さい(柔らかい)樹脂を用いている為、第二凹凸27が弾性変形して第一凹凸26に食い込み、接触抵抗を増大させ、細胞保持チップ15のずり落ちをさらに的確に抑制することができる。そしてこの効果は接着剤28による固定が完了した後も続くため、固着強度を向上させることが出来る。
なお、この第一凹凸26および第二凹凸27は、重力と垂直方向になるように、底面板15Aに平行に形成すれば、第一凹凸26と第二凹凸27との接触抵抗をより増大させることができ、この結果細胞保持チップ15のずり落ちを抑制し、固定を容易にすることができる。
また、上述のように、細胞保持チップ15と孔14との接触抵抗が増すことによって、これらの界面に発生する静電気が増大する。そしてこの静電気によって、細胞保持チップ15を、接着剤28等で接着されるまでの間も、プレート12の孔14の適切な位置に仮設置することができ、固定が容易となる。
更に本実施の形態では、プレート12として負に帯電し易い樹脂を用い、細胞保持チップ15として正に帯電し易いシリコンを用いた為、静電気の発生をより増大させることが出来る。なお、プレート12と細胞保持チップ15の材料は、出来るだけ各帯電列が乖離しているものを選択することで、より大きな静電気を発生させることが出来る。
また、本実施の形態では、図4に示すように、第一凹凸26を細胞保持チップ15の側壁部15Bの側面の外周形状に沿った、環状の凹部26Aと凸部26Bとで、層を成すように形成したことによって、図6に示すように、細胞保持チップ15とプレート12の孔14との隙間に電解液18Aが入り込むのを抑制することができる。
すなわち、第一凹凸26および第二凹凸27の形状によっては、細胞保持チップ15とプレート12の孔14との隙間に電解液18Aが入り込み、接着剤28が劣化したり、その隙間を介して第一電極槽16と第二電極槽17とが電気的に接続されたりしてしまい、絶縁性が保てなくなるという問題が生じる。
一方、本発明では、この第一凹凸26は環状に形成されているため、複数の凹部(図4の26A)によって形成された隙間は、これらの凹部26Aと隣接する凸部26Bによって的確に遮断され、その結果隙間に電解液18Aが浸透するのを抑制することができるのである。
また、このような環状の第一凹凸26の方が第二凹凸27より弾性率が大きい(硬い)為、細胞保持チップ15とプレート12とが密着しても、第一凹凸26の極度な変形は抑制され、上記効果を維持することができる。
また、本実施の形態における細胞保持チップ15の底面板15Aは円形であり、側壁部15Bは円筒形状である。これにより、孔14に実装する工程やその後固着状態を維持する際においても、プレート12からの応力が分散され、細胞保持チップ15の信頼性を向上することができる。そしてこの形状にあわせてプレート12の孔14を円柱形に形成するため、孔14はドリルで容易に形成することができる。
さらにドリルとしてスクリュードリルを用いれば、孔14の内壁に螺旋状の研削痕が形成され、この研削痕を第二凹凸27として利用することができ、容易な工法を実現できる。
(実施の形態2)
本実施の形態と実施の形態1との構造の違いは、細胞保持チップ15の表面にシリコン酸化物からなる絶縁膜を形成した点である。また製造方法の違いは、細胞保持チップ15をプレート12の孔14に実装する前処理として、意図的に電圧を印加し、細胞保持チップ15とプレート12とを帯電させた点である。
このように本実施の形態では、電圧を印加して、細胞保持チップ15側にプラスの静電気を、樹脂側にはマイナスの静電気を帯電させてから細胞保持チップ15を孔14にはめ込むため、細胞保持チップ15と孔14とが静電気によって引き合い、仮設置された状態となる。
そのため細胞保持チップ15の孔14からの落下防止を行なうことができ、この後接着剤28で固定する際も、容易かつ確実に行うことができる。
絶縁膜の材料としてシリコン酸化物を用いたのは、プラスに帯電しやすいためであり、その他シリコン窒化物などを用いてもよい。これらのシリコン酸化物やシリコン窒化物は、シリコン基板の熱酸化やCVD法などによって容易に形成することができる。またこれらの材料は、絶縁性を有する為、細胞電気生理センサ9の測定精度を向上させることが出来る。
その他の構造、製造方法、効果については実施の形態1と同様であるため省略する。
(実施の形態3)
本実施の形態と実施の形態1との違いは、図12に示すように、プレート12に設けられた孔14と細胞保持チップ15の側壁部15Bとを、下方に向かって先細くなる円柱台形とした点である。
これにより、孔14と細胞保持チップ15との上方はそれぞれの下方より太いため、細胞保持チップ15は孔14の下方から抜け落ちることなく、安定して保持することができる。
なお、この構造を形成するための製造方法は、実施の形態1で述べたドライエッチング加工と略同様であり、テーパ部分はエッチング時間を増減することで形成することができる。
その他の構造、製造方法、効果は実施の形態1と同様である為省略する。
(実施の形態4)
本実施の形態と実施の形態1との違いは、図13に示すように、孔14の開口部32が、孔14の内部からプレート12の下面に向けて外方に広がるテーパ構造となるように形成した点である。
すなわち、孔14の開口部の内径が、細胞保持チップ15の内径とほぼ同じ大きさの場合、細胞保持チップ15を孔14内部へとはめ込むのが困難であるが、このようにテーパ構造を有する開口部32があれば、この開口部32から容易に挿入することができる。
その他の構造、製造方法、効果については実施の形態1と同様であるため省略する。
本発明の細胞電気生理センサは、信頼性の高い細胞電気生理センサを容易に作製することにおいて有用である。
本発明の細胞電気生理センサの全体を示す断面図 本発明の細胞電気生理センサの断面図(図1のX) 本発明の細胞電気生理センサの上面図 本発明の細胞保持チップの斜視図 本発明の細胞電気生理センサの断面図 本発明の細胞電気生理センサの断面図 本発明の細胞保持チップの製造工程図 本発明の細胞保持チップの要部拡大断面図(図7のY) 本発明の細胞電気生理センサの製造工程を示す断面図 本発明の細胞電気生理センサの製造工程を示す断面図 本発明の細胞電気生理センサの製造工程を示す断面図 本発明の細胞電気生理センサの断面図 本発明の細胞電気生理センサの断面図 従来の細胞電気生理センサの断面図
符号の説明
9 細胞電気生理センサ
10 導入口
11 ウエル
12 プレート
13 流路基板
14 孔
15 細胞保持チップ
15A 底面板
15B 側壁部
16 第一電極槽
17 第二電極槽
18A 電解液
18B 電解液
19 第一電極
20 第二電極
21 導通孔
22 被験体細胞
23 基板
24A レジストマスク
24B レジストマスク
25 溝
26 第一凹凸
26A 凹部
26B 凸部
27 第二凹凸
28 接着剤
29 エッチングホール
30 エッチングホール
31 エッチングホール

Claims (9)

  1. 上面から下面までを貫通する孔を有するプレートと、
    前記孔にはめ込まれた細胞保持チップと、
    この細胞保持チップの上方に設けられた第一電極槽と、
    前記細胞保持チップの下方に設けられた第二電極槽とを備え、
    前記細胞保持チップは、
    前記第一電極槽と前記第二電極槽とを繋ぐ導通孔を備え、
    前記細胞保持チップの側面、または前記プレートに設けられた前記孔の内壁面の少なくとも一方には、
    凹凸が形成されている細胞電気生理センサ。
  2. 前記凹凸は、
    前記細胞保持チップの底面と平行方向に層状に形成されている請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  3. 前記凹凸は、
    前記細胞保持チップの側壁の外周に沿って環状に形成されている請求項1または2に記載の細胞電気生理センサ。
  4. 前記細胞保持チップは、
    シリコン、またはガラスの少なくともいずれか一つからなり、
    前記プレートは、
    樹脂、またはゴムの少なくともいずれか一つからなる請求項1から3のいずれか一つに記載の細胞電気生理センサ。
  5. 前記プレートの前記孔と前記細胞保持チップの側壁とは、
    円柱形である請求項1から4のいずれか一つに記載の細胞電気生理センサ。
  6. 前記プレートの前記孔と前記細胞保持チップの側壁とは、
    下方に向かって先細くなる円柱台形である請求項1から4のいずれか一つに記載の細胞電気生理センサ。
  7. 前記プレートの前記孔は、
    この孔の内部から前記プレートの表面に向けて外方に広がるテーパ構造の開口部を有する請求項1から6のいずれか一つに記載の細胞電気生理センサ。
  8. 前記細胞保持チップの側面には、
    正に帯電した絶縁層が形成されている請求項1から7のいずれか一つに記載の細胞電気生理センサ。
  9. 前記絶縁層は、シリコン酸化物またはシリコン窒化物のいずれか一方で形成された請求項8に記載の細胞電気生理センサ。
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