JP4462195B2 - 動弁装置のラッシュアジャスタ - Google Patents

動弁装置のラッシュアジャスタ Download PDF

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Description

本発明は、動弁装置のラッシュアジャスタに関する。
特許文献1には、カムとバルブステムとの間に軸方向にスライド自在に組み込まれ、カムと接触する端板の下面に閉塞端を有するねじ孔が一体に設けられたリフタボディと、そのリフタボディのねじ孔にねじ係合されたアジャストスクリューと、ねじ孔の閉塞端部内に組み込まれてアジャストスクリューを軸方向に押圧するリターンスプリングと、アジャストスクリューとバルブステムとの間に介装され、リフタボディに対して回り止めされ、かつ軸方向に移動自在に設けられたスライド部材と、を有するラッシュアジャスタが開示されている。
このようなラッシュアジャスタにおいて、アジャストスクリューは、リターンスプリングによって付勢されているため、無負荷時に最大突出位置まで突き出した状態にある。この状態でラッシュアジャスタをエンジンに組み込むと、バルブは突き出してしまう。これは、バルブが突き出すように設計しないと、アジャストスクリューがバルブステムエンドとベースサークル間のクリアランス変動を吸収できないからである。
一方、ラッシュアジャスタの原理上、バルブが突き出した状態であっても、強制的にカムシャフトを回転させ、ラッシュアジャスタに外力を加えると、アジャストスクリューは徐々に沈み込み、最終的には適正な位置に落ち着く。
尚、アジャストスクリューの沈み込みの速さは、当該アジャストスクリューに作用する外力の速さ及び大きさに略比例することがわかっている。つまり、カムの回転数が速く、リフトが大きいほどより速く沈み込むとみなしてよい。
特開2003−227317号公報
しかしながら、このような従来のラッシュアジャスタにおいては、エンジンにラッシュアジャスタを組み込んだ後に、何らかの方法、例えばモータリングで強制的にカムシャフトを回転させなければならないため、エンジン生産効率の著しい低下を招く虞がある。
そこで、本発明は、バルブステムの軸方向に摺動自在なリフタボディと、リフタボディ内のナット部材の内側に回転可能に螺合し、ナット部材の内側を回転することでバルブステムの軸方向に移動してバルブクリアランスを自動調節するアジャストスクリューと、バルブステムとアジャストスクリューとの間に介装され、アジャストスクリューにバルブステムの軸方向に沿った押し込み力のみの伝達を許容するスペーサと、を有する動弁装置のラッシュアジャスタにおいて、ナット部材とスペーサとによって構成されるロック機構を有し、ナット部材に対するアジャストスクリューの締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置にて、ロック機構によりアジャストスクリューのバルブステムの軸方向の動きのうち、バルブクリアランスを無くす方向の動きが規制されることを特徴としている。これによって、ラッシュアジャスタを構成する既存の部品、すなわちスペーサとナット部材を利用したロック機構により、締め込み限度近傍となる位置にて、アジャストスクリューのバルブステム軸方向の動きが規制される。
本発明によれば、ラッシュアジャスタを構成する既存の部品を利用して、締め込み限度近傍となる位置にて、アジャストスクリューのバルブステム軸方向の動きが規制されるので、コストの増加を抑制しつつ、エンジンへの組み付け性を向上させ、生産効率の低下を防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図6の図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係るラッシュアジャスタ1の全体構成を示す説明図、図2はナット部材2の平面図、図3はナット部材2の正面図、図4はラッシュアジャスタ1の内部構成概略を平面視した説明図、図5はラッシュアジャスタ1の内部構成の概略を正面視した説明図、図6は本発明に係るラッシュアジャスタ1が適用される動弁装置としての可変動弁機構21の概略構成を示す説明図である。
尚、図3においては、便宜上、リフタボディ3(後述)及び環状板バネ4(後述)以外の部分を描いている。
可変動弁機構21の揺動カム29(後述)からバルブステム30を介してバルブに伝達されるバルブ開閉力の伝達経路にラッシュアジャスタ1が配置されている。
ラッシュアジャスタ1は、バルブステム30軸方向(図1における上下方向)に摺動自在なリフタボディ3と、リフタボディ3内部に環状板バネ4により固定保持された略円環状のナット部材2と、ナット部材2の内側に回転可能に螺合するアジャストスクリュー5と、アジャストスクリュー5を図1における下方へ付勢する弾性部材としてのコイルスプリング6と、アジャストスクリュー5を保持するスペーサ7と、から大略構成されている。
リフタボディ3は、図示せぬシリンダヘッドのガイド孔に摺動可能に嵌合し、その冠面3aに駆動軸22(後述)の揺動カム29(後述)が当接するとともに、バルブステム30軸端がスペーサ7の下面に当接する。このラッシュアジャスタ1は、バルブクリアランスを機械的に自動調整するものであって、揺動カム29がベースサークル区間となったときにバルブクリアランスが存在すると、コイルスプリング6の付勢力によってアジャストスクリュー5が回転しつつ下方へ移動し、バルブクリアランスを零とする。リフタボディ3の冠面3aの中心部には、リフタボディ3内部へ潤滑油を導くための油孔8が開口形成されている。
アジャストスクリュー5は、ナット部材2の内側を回転することでバルブステム30の軸方向に移動してバルブクリアランスを自動調節するものである。
尚、アジャストスクリュー5のバルブステム30方向の動きよって、リフタボディ3もバルブステム30軸方向に動くことになる。
スペーサ7は、バルブステム30とアジャストスクリュー5との間に介装され、アジャストスクリュー5にバルブステム30軸方向に沿った押し込み力のみの伝達を許容している。
ここで、本実施形態のラッシュアジャスタ1には、ナット部材2とスペーサ7とによって、ロック機構9が構成されている。
ロック機構9は、ナット部材2に対するアジャストスクリュー5の締め込み位置が締め込み限度近傍(ナット部材2に対してアジャストスクリュー5が最もねじ込まれた状態)となる位置にて、アジャストスクリュー5のバルブステム30軸方向のうち、バルブクリアランスを無くす(零にする)方向の動きを規制するものである。
尚、ナット部材2に対してアジャストスクリュー5が最もねじ込まれた状態のときに、バルブ(図示せず)の突き出し量がゼロとなっており、上述したバルブクリアランスを無くす方向とは、このバルブの突き出し量を大きくする方向と同義である。
ナット部材2は、図2及び図3に示すように、外周に一対の切欠き部12,12が形成されている。この一対の切欠き部12,12は、ナット部材2半径方向外周側に開口する略コ字形状の切欠きであって、ナット部材2中央の貫通穴13を挟んで互いに対向するよう形成されている。
そして、ナット部材2の上面側(図1における上方側)には、切欠き部12の一辺、すなわち切欠き部12の対向する2辺の内の一方の辺に隣接して係合部14が形成されている。尚、係合部14,14は、貫通穴13を対称の中心とする点対称である。
係合部14は、略扇形状を呈し、図3に示すように、切欠き部12に近い位置ほど相対的に薄肉になるよう形成されている。
一方、スペーサ7は、図4及び図5に示すように、略コ字形状の本体部15と、本体部15の両端から水平方向に延出した脚部16,16とから構成されている。スペーサ7の脚部16,16は、先端側が相対的に幅広となるように、略T字形状に形成されている。
そして、スペーサ7をナット部材2に対して回転させ、ナット部材2の係合部14にスペーサ7の脚部16を引っかけることによって、アジャストスクリュー5の締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置にて、アジャストスクリュー5のバルブクリアランスを無くす(零にする)方向の回転が規制され、アジャストスクリュー5がロック(固定)される。
尚、スペーサ7の脚部16は、先端側が相対的に幅広となっているので、スペーサ7をナット部材2に対して回転させた際に、ナット部材2の係合部14に対して引っかかり易くなっている。
このように、本来は、バルブ(バルブステム30)の回転がアジャストスクリュー5に伝達されるのを防止する役割を担うスペーサ7を活用して、ロック機構9を実現させることによって、コストの増加を抑制しつつ、エンジンへの組み込み性を向上させ、生産効率の向上を図ることができるのである。
図6は、上述したラッシュアジャスタ1が適用される可変動弁機構21の概略構成を示す説明図である。
この可変動弁機構21は、内燃機関のクランクシャフトにより駆動される駆動軸22と、この駆動軸22に固定された偏心カム23と、回転自在に支持された制御軸32と、この制御軸32の偏心カム部38に揺動自在に支持されたロッカアーム26と、バルブステム30を上述のラッシュアジャスタ1を介して押圧する揺動カム29と、を備えており、偏心カム23とロッカアーム26とはリンクアーム24によって連係され、ロッカアーム26と揺動カム29とは、リンク部材28によって連係されている。
ロッカアーム26は、略中央部が偏心カム部38によって揺動可能に支持されており、その一端部に、連結ピン25を介してリンクアーム24のアーム部が連係しているとともに、他端部に、連結ピン27を介してリンク部材28の上端部が連係している。偏心カム部38は、制御軸32の軸心から偏心しており、従って、制御軸32の角度位置に応じてロッカアーム26の揺動中心は変化する。
揺動カム29は、駆動軸22の外周に嵌合して回転自在に支持されており、側方へ延びた端部に、連結ピン37を介してリンク部材28の下端部が連係している。この揺動カム29の下面には、駆動軸22と同心状の円弧をなすベースサークル部分と、該ベースサークル面から所定の曲線を描いて延びるリフト部と、が連続したカム面が形成されており、これらのベースサークル部分ならびにリフト部が、揺動カム29の揺動位置に応じてラッシュアジャスタ1の冠面(リフタボディ3の冠面3a)に当接する。
制御軸32は、一端部に設けられたリフト・作動角制御用アクチュエータ33によって所定角度範囲内で回転するように構成されている。このリフト・作動角制御用アクチュエータ33は、例えばウォームギア35を介して制御軸32を駆動する電動モータからなり、コントロールユニット10からの制御信号によって制御される。制御軸32の回転角度は、制御軸センサ34によって検出される。
可変動弁機構21によれば、制御軸32の回転角度位置に応じてバルブ(例えば吸気弁)のリフトならびに作動角が、両者同時に、連続的に拡大,縮小し、このリフト・作動角の大小変化に伴い、バルブの開時期と閉時期とがほぼ対称に変化する。
尚、図示例では、さらに中心角の位相を可変制御する第2の可変動弁機構41を備えている。この第2の可変動弁装置41は、駆動軸22の前端部に設けられたスプロケット42と、このスプロケット42と駆動軸22とを、所定の角度範囲内において相対的に回転させる位相制御用アクチュエータ43と、から構成されている。スプロケット42は、図示せぬタイミングチェーンもしくはタイミングベルトを介して、クランクシャフトに連動しており、位相制御用アクチュエータ43の作用によって、スプロケット42と駆動軸22とが相対的に回転し、バルブリフトにおけるリフト中心角が遅進する。つまり、リフト特性の曲線自体は変わらずに、全体が進角もしくは遅角する。また、この変化も、連続的に得ることができる。この第2の可変動弁機構41の制御状態は、駆動軸22の回転位置に応答する駆動軸センサ36によって検出される。
従って、両者の可変制御を組み合わせることにより、バルブの開時期および閉時期をリフト量とともに可変制御でき、例えば吸気弁側に適用すると、スロットル弁に依存せずにシリンダ内に流入する吸気量を負荷に応じて制御することができる。
ここで、上述した可変動弁機構21と、弁(吸気弁等)のバルブリフト特性を可変としない固定カムの動弁機構とでは、回転に必要ないトルク(フリクショントルク)が異なる。詳述すると、可変動弁機構21のリフトを、固定カムの動弁機構のように8〜10mm程度に設定した場合、低速回転時のフリクショントルクは可変動弁機構21の方が大きくなる。このことは、例えば本出願人による特開2002-89303号公報によって公知となっている。
このことから、可変動弁機構21と組み合わせるラッシュアジャスタ1を、固定カムの動弁機構の場合と同等の時間で沈み込ませるためには、より強力なモータでモータリングしなければならない。換言すると、固定カムの動弁機構に用いたものと同じモータを用いると、リフトか回転数を下げなければならない分、沈み込みに要する時間が増大し、エンジン生産効率が一層低下する。
しかしながら、上述したラッシュアジャスタ1を可変動弁機構21に適用すれば、アジャストスクリュー5の締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置にて、ロック機構9の働きにより、アジャストスクリュー5のバルブクリアランスを無くす(零にする)方向の回転が規制され、この位置でアジャストスクリュー5がロックされる。つまり、固定カムの動弁機構に用いたものと同じモータを用いてモータリングを行っても、沈み込みに要する時間が増大することもなく、エンジン生産効率が低下することもない。
以下、本発明の第2実施形態について説明するが、上述した第1実施形態と同一構成の部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図7〜図9は本発明の第2実施形態のラッシュアジャスタ51を示している。この第2実施形態におけるラッシュアジャスタ51は、上述した第1実施形態のラッシュアジャスタ1と略同一構成となっているが、ナット部材2とスペーサ7とのかみ合わせによって得られるロック機構9のロック状態を、ピン形状のピン部材52によって保持できるように構成したことのみが異なっている。
ピン部材52は、リフタボディ3の冠面3aに形成された貫通孔53に挿入され、ラッシュアジャスタ51内を貫通し、図9に示すように、スペーサ7の脚部16の側方を通り、スペーサ7の脚部16よりも下方に突出するよう設定されている。そして、ピン部材52とナット部材2の係合部14との間にスペーサ7の脚部16を挟み込むことで、スペーサ7のナット部材2に対する回転を規制している。
これによって、過誤や運搬中の振動に起因するといった予期せぬロック機構9の解除を防止することができる。また、エンジンに当該ラッシュアジャスタ51を組み込み、上述した可変動弁機構21の駆動軸22を取り付けた後にピン部材52を除去すれば、ロックが解除されたことを目視で確実に認識することができる。
ロックが解除されなければ、ラッシュアジャスタ51は本来の機能を果たさないため、この第2実施形態のように、ロック機構9が解除されたことを確実に認識できる手段は不可欠である。さらに,ピン部材52を除去した後の孔は、ラッシュアジャスタ51内部への潤滑油の供給にも奏功する。
尚、ピン部材52の形状は,図7〜図9で提示したものに限定されない。つまり、ピン部材52は、ピン部材52が挿入されたラッシュアジャスタ51に可変動弁機構21の駆動軸22を装着でき、また駆動軸22装着後に除去が容易になるような形状にすべきである。例えば、ピン部材52を適当な角度に曲げておくようにしてもよい(図はなし)。
また、ラッシュアジャスタ51の機能上,ラッシュアジャスタ51は、駆動軸22に取り付けた後、カムベースサークルの区間でピン部材52によるロックを解除することが望ましい。
上記実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) 動弁装置のカムからバルブステムを介してバルブに伝達されるバルブ開閉力の伝達経路に配置されるラッシュアジャスタであって、バルブステムの軸方向に摺動自在なリフタボディと、リフタボディ内のナット部材の内側に回転可能に螺合し、ナット部材の内側を回転することでバルブステムの軸方向に移動してバルブクリアランスを自動調節するアジャストスクリューと、バルブステムとアジャストスクリューとの間に介装され、アジャストスクリューにバルブステムの軸方向に沿った押し込み力のみの伝達を許容するスペーサと、リフタボディとアジャストスクリューとの間に介装され、アジャストスクリューをバルブステムの軸方向に付勢する弾性部材と、を有する動弁装置のラッシュアジャスタにおいて、ナット部材とスペーサとによって構成されるロック機構を有し、ナット部材に対するアジャストスクリューの締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置にて、ロック機構によりアジャストスクリューのバルブステムの軸方向の動きのうち、バルブクリアランスを無くす方向の動きが規制される。これによって、ラッシュアジャスタを構成する既存の部品を利用して、締め込み限度近傍となる位置にて、アジャストスクリューのバルブステム軸方向の動きが規制されるので、コストの増加を抑制しつつ、エンジンへの組み付け性を向上させ、生産効率の低下を防止することができる。
(2) 上記(1)に記載の動弁装置のラッシュアジャスタにおいて、ロック機構は、具体的には、ナット部材とスペーサとをナット部材の周方向に噛み合わせ、ナット部材とスペーサとの相対回転を規制することでアジャストスクリューのバルブステムの軸方向の動きを規制するものである。
(3) 上記(1)または(2)に記載の動弁装置のラッシュアジャスタにおいて、リフタボディを貫通するピン部材によって、アジャストスクリューがロック機構によりバルブステムの軸方向の動きが規制された状態に保持される。
これによって、過誤や運搬中の振動に起因するといった予期せぬロック機構の解除を防止することができる。
(4) 上記(3)に記載の動弁装置のラッシュアジャスタにおいて、ラッシュアジャスタが動弁装置に組み付けられ、カムシャフトが取り付けられた後に、ピン部材は除去される。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の動弁装置のラッシュアジャスタにおいて、動弁装置は、機関運転状態に応じて弁のリフト作動角を連続的に拡大・縮小制御することで内燃機関の吸気量を制御可能な可変動弁機構である。
本発明に係るラッシュアジャスタの全体構成を示す説明図。 ナット部材の平面図。 ナット部材の正面図。 本発明に係るラッシュアジャスタの内部構成の概略を平面視した説明図。 本発明に係るラッシュアジャスタの内部構成の概略を正面視した説明図。 本発明に係るラッシュアジャスタが適用される可変動弁機構の概略構成を示す説明図。 本発明の第2実施形態に係るラッシュアジャスタの説明図。 本発明の第2実施形態に係るラッシュアジャスタの説明図。 本発明の第2実施形態に係るラッシュアジャスタの説明図。
符号の説明
1…ラッシュアジャスタ
2…ナット部材
3…リフタボディ
5…アジャストスクリュー
7…スペーサ

Claims (5)

  1. 動弁装置のカムからバルブステムを介してバルブに伝達されるバルブ開閉力の伝達経路に配置されるラッシュアジャスタであって、バルブステムの軸方向に摺動自在なリフタボディと、リフタボディ内のナット部材の内側に回転可能に螺合し、ナット部材の内側を回転することでバルブステムの軸方向に移動してバルブクリアランスを自動調節するアジャストスクリューと、バルブステムとアジャストスクリューとの間に介装され、アジャストスクリューにバルブステムの軸方向に沿った押し込み力のみの伝達を許容するスペーサと、リフタボディとアジャストスクリューとの間に介装され、アジャストスクリューをバルブステムの軸方向に付勢する弾性部材と、を有する動弁装置のラッシュアジャスタにおいて、
    ナット部材とスペーサとによって構成されるロック機構を有し、ナット部材に対するアジャストスクリューの締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置にて、ロック機構によりアジャストスクリューのバルブステムの軸方向の動きのうち、バルブクリアランスを無くす方向の動きが規制されることを特徴とする動弁装置のラッシュアジャスタ。
  2. ロック機構は、ナット部材とスペーサとをナット部材の周方向に噛み合わせ、ナット部材とスペーサとの相対回転を規制することでアジャストスクリューのバルブステムの軸方向の動きを規制するものであることを特徴とする請求項1に記載の動弁装置のラッシュアジャスタ。
  3. リフタボディを貫通するピン部材によって、アジャストスクリューがロック機構によりバルブステムの軸方向の動きが規制された状態に保持されることを特徴とする請求項1または2に記載の動弁装置のラッシュアジャスタ。
  4. ラッシュアジャスタが動弁装置に組み付けられ、カムシャフトが取り付けられた後に、ピン部材は除去されることを特徴とする請求項3に記載の動弁装置のラッシュアジャスタ。
  5. 動弁装置は、機関運転状態に応じて弁のリフト作動角を連続的に拡大・縮小制御することで内燃機関の吸気量を制御可能な可変動弁機構であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の動弁装置のラッシュアジャスタ。
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