JP4461891B2 - ラセミアミンの製造方法 - Google Patents
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で示される光学活性アミンと過酸化水素とを反応させ、式(2)
で示されるオキシム化合物を得る工程(以下、工程(A)と略記する。)と、
(B)(A)で得られた式(2)で示されるオキシム化合物を水素化処理して、式(3)
で示されるラセミアミンを得る工程(以下、工程(B)と略記する。)を含むことを特徴とするラセミアミンの製造方法を提供するものである。
タングステンと第IIIb族元素、第IVb族元素、第Vb族元素または酸素を除く第VIb族元素とからなるタングステン化合物;
モリブデンと第IIIb族元素、第IVb族元素、第Vb族元素または酸素を除く第VIb族元素とからなるモリブデン化合物;
が好ましい。
50mLフラスコに、タングステン金属20mgおよび30重量%過酸化水素水250mgを仕込み、内温40℃に昇温し、同温度で0.5時間攪拌、保持し、タングステン酸化物水溶液を調製した。該水溶液を内温30℃に冷却し、水3gおよび(R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチルアミン(R体比=99.5%)380mgを仕込んだ。これに、30重量%過酸化水素水600mgを5分かけて滴下した後、内温50℃に昇温し、同温度で3時間攪拌、保持し、反応させた。室温まで冷却し、メチルtert−ブチルエーテル10gおよび水10gを加え、室温で攪0拌し、静置後、分液し、2’,4’−ジクロロアセトフェノンオキシムを含む有機層を得た。
2’,4’−ジクロロアセトフェノンオキシムの収率は97%であった。
実施例1(A)で得られた有機層を濃縮乾固して取り出した2’,4’−ジクロロアセトフェノンオキシムのうち380mgとn−ヘキサン2gとを50mlフラスコに加え、さらに無水酢酸200mgを加えて、70℃で2時間加熱攪拌後、反応液を冷却すると結晶が析出した。析出した結晶をろ過乾燥し、2’,4’−ジクロロアセトフェノンオキシムアセテートを白色針状晶として450mg得た。
1−(2,4−ジクロロフェニル)エチルアミンの収率は93%(2’,4’−ジクロロアセトフェノンオキシム基準)、R体比は50.4%であった。
実施例1(A)において、タングステン金属に代えてホウ化タングステン25mgを用いる以外は、実施例1(A)と同様に実施することにより、2’,4’−ジクロロアセトフェノンオキシムを含む有機層を得た。
2’,4’−ジクロロアセトフェノンオキシムの収率は95%であった。
実施例1(A)において、(R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチルアミンに代えて(R)−1−(3−メトキシフェニル)エチルアミン(R体比=99.8%)302mgを用いる以外は、実施例1(A)と同様に実施することにより、3’−メトキシアセトフェノンオキシムを含む有機層を得た。
3’−メトキシアセトフェノンオキシムの収率は89%であった。
実施例3(A)で得られた溶液を濃縮乾固して取り出した3’−メトキシアセトフェノンオキシムのうち230mgとテトラヒドロフラン10mLとを50mLフラスコに加え、内温20℃で攪拌しながら水素化リチウムアルミニウム380mgを加えた後、同温度で14時間攪拌、保持した。反応終了後、反応液を5重量%塩酸水50mLにゆっくりと滴下した。5重量%水酸化ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性に調整した後、トルエン20mLを加えて分液処理し、1−(3−メトキシフェニル)エチルアミンを含む有機層を得た。
1−(3−メトキシフェニル)エチルアミンの収率は84%(3’−メトキシアセトフェノンオキシム基準)、R体比は50.8%であった。
実施例1(A)において、(R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチルアミンに代えて(R)−1−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−メチルエチルアミン(R体比=99.0%)400mgを用いる以外は、実施例1(A)と同様に実施することにより、(3,4−ジメトキシフェニル)アセトンオキシムを含む有機層を得た。
(3,4−ジメトキシフェニル)アセトンオキシムの収率は97%であった。
実施例4(A)で得られた溶液を濃縮乾固して取り出した(3,4−ジメトキシフェニル)アセトンオキシムのうち400mgとテトラヒドロフラン10mLとを50mLフラスコに加え、内温20℃で攪拌しながら水素化リチウムアルミニウム380mgを加えた後、同温度で14時間攪拌、保持した。反応終了後、反応液を5重量%塩酸水50mLにゆっくりと滴下した。5重量%水酸化ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性に調整した後、トルエン20mLを加えて分液処理し、1−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−メチルエチルアミンを含む有機層を得た。
1−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−メチルエチルアミンの収率は80%((3,4−ジメトキシフェニル)アセトンオキシム基準)、R体比は50.5%であった。
実施例1(B)で得られた2’,4’−ジクロロアセトフェノンオキシムアセテートのうち200mg、酢酸2gおよび5重量%白金−炭素(50重量%含水品)10mgをオートクレーブに仕込み、窒素置換後、30℃に昇温して水素で2.0MPaまで加圧する。同温度下、水素を供給することにより同圧力に保ちながら5時間反応させる。反応後、触媒を濾過し、濾液中の酢酸を減圧留去後、残留物にトルエンを加えて5重量%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄することにより、ラセミ化した1−(2,4−ジクロロフェニル)エチルアミンを含む溶液が得られる。
Claims (7)
- (A)タングステンと、第IIIb族元素、第IVb族元素、第Vb族元素または酸素を除く第VIb族元素と、からなるタングステン化合物;
モリブデンと、第IIIb族元素、第IVb族元素、第Vb族元素または酸素を除く第VIb族元素と、からなるモリブデン化合物;
タングステン金属;
及び、モリブデン金属;
からなる群から選ばれる少なくとも一種と過酸化水素とを反応せしめてなる金属酸化物の存在下に、式(1)
(式中、R1およびR2はそれぞれ相異なって、直鎖状、分枝鎖状若しくは環状の炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、ベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル基、4−メトキシベンジル基、3−フェノキシベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシベンジル基又は2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル基を表わす。該アルキル基は、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよい。該アリール基は直鎖状、分枝鎖状若しくは環状の炭素数1〜20のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよい。
また、R1およびR2が結合して、その結合炭素原子とともに環を形成していてもよい。*は不斉中心であることを表わす。)
で示される光学活性アミンと過酸化水素とを反応させ、式(2)
(式中、R1およびR2はそれぞれ上記と同一の意味を表わす。)
で示されるオキシム化合物を得る工程と、
(B)(A)で得られた式(2)で示されるオキシム化合物と金属水素化物とをエーテル溶媒及び芳香族炭化水素溶媒からなる群から選ばれる少なくとも1種の溶媒中で反応させて、式(3)
(式中、R1およびR2はそれぞれ上記と同一の意味を表わす。)
で示されるラセミアミンを得る工程と
を含むことを特徴とするラセミアミンの製造方法。 - (A)タングステンと、第IIIb族元素、第IVb族元素、第Vb族元素または酸素を除く第VIb族元素と、からなるタングステン化合物;
モリブデンと、第IIIb族元素、第IVb族元素、第Vb族元素または酸素を除く第VIb族元素と、からなるモリブデン化合物;
タングステン金属;
及び、モリブデン金属;
からなる群から選ばれる少なくとも一種と過酸化水素とを反応せしめてなる金属酸化物の存在下に、式(1)
(式中、R 1 およびR 2 はそれぞれ相異なって、直鎖状、分枝鎖状若しくは環状の炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、ベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル基、4−メトキシベンジル基、3−フェノキシベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシベンジル基又は2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル基を表わす。該アルキル基は、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよい。該アリール基は直鎖状、分枝鎖状若しくは環状の炭素数1〜20のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよい。
また、R 1 およびR 2 が結合して、その結合炭素原子とともに環を形成していてもよい。*は不斉中心であることを表わす。)
で示される光学活性アミンと過酸化水素とを反応させ、式(2)
(式中、R 1 およびR 2 はそれぞれ上記と同一の意味を表わす。)
で示されるオキシム化合物を得る工程と、
(B)(A)で得られた式(2)で示されるオキシム化合物と、水素ガス、ギ酸及びギ酸アンモニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の水素供与体とを、脂肪族炭化水素溶媒、エーテル溶媒、エステル溶媒、アルコール溶媒、ニトリル溶媒、酢酸及び水からなる群から選ばれる少なくとも1種の溶媒中で、貴金属触媒及びラネー触媒からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属触媒の存在下に反応させて、式(3)
(式中、R 1 およびR 2 はそれぞれ上記と同一の意味を表わす。)
で示されるラセミアミンを得る工程と
を含むことを特徴とするラセミアミンの製造方法。 - (A)において、式(1)で示される光学活性アミンと金属酸化物の混合物中に過酸化水素を加えていくことを特徴とする請求項1又は2記載のラセミアミンの製造方法。
- 置換基R 1 およびR 2 のうち少なくとも一方が、フェニル基、ナフチル基、2−メチルフェニル基、4−クロロフェニル基、4−メチルフェニル基、4−メトキシフェニル基、及び3−フェノキシフェニル基からなる群から選ばれる少なくとも1種の置換基である請求項1〜3のいずれか記載のラセミアミンの製造方法。
- (A)タングステンと、第IIIb族元素、第IVb族元素、第Vb族元素または酸素を除く第VIb族元素と、からなるタングステン化合物;
モリブデンと、第IIIb族元素、第IVb族元素、第Vb族元素または酸素を除く第VIb族元素と、からなるモリブデン化合物;
タングステン金属;
及び、モリブデン金属;
からなる群から選ばれる少なくとも一種と過酸化水素とを反応せしめてなる金属酸化物の存在下に、式(1)
(式中、R 1 およびR 2 はそれぞれ相異なって、直鎖状、分枝鎖状若しくは環状の炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、ベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル基、4−メトキシベンジル基、3−フェノキシベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシベンジル基又は2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル基を表わす。該アルキル基は、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよい。該アリール基は直鎖状、分枝鎖状若しくは環状の炭素数1〜20のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよい。
また、R 1 およびR 2 が結合して、その結合炭素原子とともに環を形成していてもよい。*は不斉中心であることを表わす。)
で示される光学活性アミンと過酸化水素とを反応させ、式(2)
(式中、R 1 およびR 2 はそれぞれ上記と同一の意味を表わす。)
で示されるオキシム化合物を得る工程と、
(B)(A)で得られた式(2)で示されるオキシム化合物を、
脂肪族炭化水素溶媒、芳香族炭化水素溶媒、ハロゲン化炭化水素溶媒及びエーテル溶媒からなる群から選ばれる少なくとも1種の溶媒中、カルボン酸ハロゲン化物、カルボン酸無水物及びカルボン酸からなる群から選ばれるアシル化剤、又は、ハロゲン化アルキル化合物で、O−保護化し、
得られたO−保護されたオキシム化合物を、下記(B1)又は(B2)の方法によって、式(3)
(式中、R 1 およびR 2 はそれぞれ上記と同一の意味を表わす。)
で示されるラセミアミンを得る工程
を含むことを特徴とするラセミアミンの製造方法。
(B1)上記O−保護されたオキシム化合物と金属水素化物とをエーテル溶媒及び芳香族炭化水素溶媒からなる群から選ばれる少なくとも1種の溶媒中、0〜100℃の範囲で反応させる方法。
(B2)上記O−保護されたオキシム化合物と、水素ガス、ギ酸及びギ酸アンモニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の水素供与体とを、脂肪族炭化水素溶媒、エーテル溶媒、エステル溶媒、アルコール溶媒、ニトリル溶媒、酢酸及び水からなる群から選ばれる少なくとも1種の溶媒中、貴金属触媒及びラネー触媒からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属触媒の存在下、0〜150℃の範囲で反応させる方法。 - (A)タングステンと、第IIIb族元素、第IVb族元素、第Vb族元素または酸素を除く第VIb族元素と、からなるタングステン化合物;
モリブデンと、第IIIb族元素、第IVb族元素、第Vb族元素または酸素を除く第VIb族元素と、からなるモリブデン化合物;
タングステン金属;
及び、モリブデン金属;
からなる群から選ばれる少なくとも一種と過酸化水素とを反応せしめてなる金属酸化物の存在下に、式(1)
(式中、R 1 およびR 2 はそれぞれ相異なって、直鎖状、分枝鎖状若しくは環状の炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、ベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル基、4−メトキシベンジル基、3−フェノキシベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシベンジル基又は2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル基を表わす。該アルキル基は、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよい。該アリール基は直鎖状、分枝鎖状若しくは環状の炭素数1〜20のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよい。
また、R 1 およびR 2 が結合して、その結合炭素原子とともに環を形成していてもよい。*は不斉中心であることを表わす。)
で示される光学活性アミンと過酸化水素とを反応させ、式(2)
(式中、R 1 およびR 2 はそれぞれ上記と同一の意味を表わす。)
で示されるオキシム化合物を得る工程と、
(B)(A)で得られた式(2)で示されるオキシム化合物を、(A)で得られた式(2)で示されるオキシム化合物と金属水素化物とをエーテル溶媒及び芳香族炭化水素溶媒からなる群から選ばれる少なくとも1種の溶媒中で反応させて、式(3)
(式中、R 1 およびR 2 はそれぞれ上記と同一の意味を表わす。)
で示されるラセミアミンを得る工程と
を含むことを特徴とする光学活性アミンのラセミ化方法。 - (A)タングステンと、第IIIb族元素、第IVb族元素、第Vb族元素または酸素を除く第VIb族元素と、からなるタングステン化合物;
モリブデンと、第IIIb族元素、第IVb族元素、第Vb族元素または酸素を除く第VIb族元素と、からなるモリブデン化合物;
タングステン金属;
及び、モリブデン金属;
からなる群から選ばれる少なくとも一種と過酸化水素とを反応せしめてなる金属酸化物の存在下に、式(1)
(式中、R 1 およびR 2 はそれぞれ相異なって、直鎖状、分枝鎖状若しくは環状の炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、ベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル基、4−メトキシベンジル基、3−フェノキシベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシベンジル基又は2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル基を表わす。該アルキル基は、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよい。該アリール基は直鎖状、分枝鎖状若しくは環状の炭素数1〜20のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよい。
また、R 1 およびR 2 が結合して、その結合炭素原子とともに環を形成していてもよい。*は不斉中心であることを表わす。)
で示される光学活性アミンと過酸化水素とを反応させ、式(2)
(式中、R 1 およびR 2 はそれぞれ上記と同一の意味を表わす。)
で示されるオキシム化合物を得る工程と、
(B)(A)で得られた式(2)で示されるオキシム化合物と、水素ガス、ギ酸及びギ酸アンモニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の水素供与体とを、脂肪族炭化水素溶媒、エーテル溶媒、エステル溶媒、アルコール溶媒、ニトリル溶媒、酢酸及び水からなる群から選ばれる少なくとも1種の溶媒中で、貴金属触媒及びラネー触媒からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属触媒の存在下に反応させて、式(3)
(式中、R 1 およびR 2 はそれぞれ上記と同一の意味を表わす。)
で示されるラセミアミンを得る工程と
を含むことを特徴とする光学活性アミンのラセミ化方法。
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