JP4461827B2 - 電源回路 - Google Patents

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Description

本発明は、シリーズレギュレータ方式の電源回路に関する。
従来、負荷の変動に対して出力電圧を常に一定に保つことができる電源回路として、例えば、特開2001−337729号公報に開示されているシリーズレギュレータがある。このシリーズレギュレータは、ブーストトランジスタと、ブーストトランジスタ駆動用のトランジスタと、差動増幅器とから構成されている。差動増幅器は、シリーズレギュレータの出力電圧を基準電圧と比較し、その差に応じてブーストトランジスタ駆動用のトランジスタを介してブーストトランジスタを制御する。これにより、常に一定の出力電圧を確保することができる。ところで、このブーストトランジスタを流れる出力電流が小さい場合、ブーストトランジスタ、ブーストトランジスタ駆動用のトランジスタ及び差動増幅器をICとして一体に構成することができる。しかし、出力電流が大きい場合、ブーストトランジスタでの発熱が大きくなり、ブーストトランジスタをIC内に一体に構成することはできない。そのため、ブーストトランジスタ駆動用のトランジスタ及び差動増幅器をICとして一体に構成し、このICにブーストトランジスタをディスクリート素子として外付けする構成がとられている。
特開2001−337729号公報
近年、エアバッグ装置は、小さなものでは前席(運転席、助手席)エアバッグのみのものから、大きなものでは、さらに、後席エアバッグ、サイドエアバッグ、ニーエアバッグ等を有するものまでさまざまな種類がある。このようなエアバッグ装置の多様化に伴い、エアバッグ装置を構成するECUの電源回路の出力電流も、小容量のものから大容量のものまで必要となる。エアバッグ装置用ECUの電源回路として、前述したシリーズレギュレータを用いる場合、2つの構成が考えられる。 1つは、出力電流の容量に応じて複数のICを用意するものである。もう1つは、大容量の出力電流に対応した1つのICであらゆる容量の出力電流に対応するものである。しかし、出力電流の容量に応じて複数のICを用意する場合、それらのICの開発に多大な費用が必要となる。これに対し、大容量の出力電流に対応した1つのICであらゆる容量の出力電流に対応する場合、小容量の電源回路において、その出力電流の容量に対して最適化されたICに比べ割高となる。さらに、出力電流の容量に応じたきめ細かい保護機能を実現することができない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、信頼性を確保しつつ、幅広い出力電流に対応できる安価な電源回路を提供することを目的とする。
そこで、本発明者は、この課題を解決すべく鋭意研究し試行錯誤を重ねた結果、差動増幅回路と電圧電流変換回路とを組合せることにより、わずかな追加部品で幅広い出力電流容量に対応できることを思いつき、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の電源回路は、負荷に印加される出力電圧若しくはその分圧と第1の基準電圧とを比較しその差に応じた電圧を発生する第1の差動増幅回路と、前記第1の差動増幅回路の発生した電圧をその大きさに応じた第1の出力電流に変換して負荷に供給する第1の電圧電流変換回路と、前記第1の差動増幅回路の発生した電圧をその大きさに応じた電流に変換する第2の電圧電流変換回路と、前記第2の電圧電流変換回路の発生した電流から第2の基準電圧を生成する基準電圧回路と、前記第1の出力電流と別系統で前記負荷に供給される第2の出力電流の大きさに応じた電圧と前記第2の基準電圧とを比較しその差に応じた電圧を発生して前記別系統上に設けられた主トランジスタを制御し得る第2の差動増幅回路とを有し、前記第1の差動増幅回路、第1の電圧電流変換回路、第2の電圧電流変換回路、基準電圧回路及び第2の差動増幅回路は、ICとして一体に構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の電源回路は、請求項1に記載の電源回路において、さらに、前記ICの外部に接続され前記第2の出力電流の大きさに応じた電圧を発生する電流検出回路と、前記ICの外部に接続される前記主トランジスタとを有することを特徴とする。
請求項3に記載の電源回路は、請求項1又は2に記載の電源回路において、さらに、前記ICは、前記IC内部の温度が所定の温度に達したとき、前記第1の電圧電流変換回路及び前記第2の電圧電流変換回路の出力を略ゼロにする過熱保護回路を有することを特徴とする。
請求項4に記載の電源回路は、請求項1乃至3に記載の電源回路において、さらに、前記第1の電圧電流変換回路及び前記第2の電圧電流変換回路は、カレントミラー回路からなることを特徴とする。
請求項1に記載の電源回路によれば、第1の出力電流と第2の出力電流とを組合せることで、負荷側の幅広い電流容量の要求に対応できる電源回路を構成することができる。また、電源回路はICで構成できるため、コストを低減することができる。ところで、電源回路は電圧電流変換回路によって構成されており、回路定数で決まる最大出力電流を超えて負荷に電流を供給することはできない。そのため、過負荷となった場合、電源回路の出力電圧が低下し、負荷側でこの電圧低下を検出することにより過負荷を検出することができる。これにより、信頼性の高い電源回路を構成することができる。
請求項2に記載の電源回路によれば、ICの外部に電流検出回路と主トランジスタとを接続することで出力電流を増加させることができる。
請求項3に記載の電源回路によれば、IC内部の温度が所定の温度に達したときに、過熱保護回路で出力を停止することができる。そのため、信頼性の高い電源回路を構成することができる。
請求項4に記載の電源回路によれば、カレントミラー回路で電圧電流変換を確実に行うことができる。
本実施形態は、本発明に係る電源回路を、例えば、エアバック装置用のECUに搭載され、バッテリの12Vの出力電圧から回路駆動用の5Vの出力電圧を得る電源回路に適用した例を示す。
(第1実施形態)
第1実施形態における電源回路の回路図を図1に示す。そして、図1を参照し、構造、動作、効果の順で具体的に説明する。
まず、具体的構造について説明する。図1に示すように、電源回路1は、第1の差動増幅回路2と、第1の電圧電流変換回路3と、第2の電圧電流変換回路4と、基準電圧回路5と、第2の差動増幅回6と、過熱保護回路7とからなるIC8によって構成されている。
第1の差動増幅回路2は、抵抗20a、20bと、差動増幅器21と、基準電源22とから構成されている。抵抗20aと抵抗20bとは直列接続されている。この直列接続された抵抗20a、20bの一端は出力端子VCCを介して負荷10に接続され、他端は端子GNDを介して車体に接地されている。差動増幅器21の反転入力端子は抵抗20aと抵抗20bとの接続点に、非反転入力端子は、基準電源22の正極端にそれぞれ接続され、基準電源22の負極端は端子GNDを介して車体に接地されている。また、差動増幅器21の出力端子は第1の電圧電流変換回路3に接続されている。
第1の電圧電流変換回路3は、2つのカレントミラー回路を組合せて構成されている。第1のカレントミラー回路は、バイポーラトランジスタ31a、31b、40と、抵抗32a、32b、41とから構成されている。バイポーラトランジスタ31a、31b、40のベースはともにバイポーラトランジスタ31aのコレクタに、エミッタはそれぞれ抵抗32a、32b、41の一端に接続され、抵抗32a、32b、41の他端はともに端子GNDを介して車体に接地されている。抵抗32a、32b、41は、バイポーラトランジスタ31a、31b、40のそれぞれのコレクタ電流の比が、例えば、1:10:10となるような値に設定されている。また、第2のカレントミラー回路は、電界効果トランジスタ33a、33bと、抵抗34a、34bとから構成されている。電界効果トランジスタ33a、33bのゲートはともに電界効果トランジスタ33aのドレインに、ソースはそれぞれ抵抗34a、34bの一端に接続され、抵抗34a、34bの他端はともに入力端子VKを介してバッテリ9の正極端に接続されている。電界効果トランジスタ33a、33bのミラー比(サイズ比)は、それぞれのドレイン電流の比が、例えば、1:50となるような値に設定されている。
第1の電圧電流変換回路3は、抵抗30、32a、32b、34a、34bと、バイポーラトランジスタ31a、31bと、電界効果トランジスタ33a、33bとから構成されている。抵抗30の一端は差動増幅器21の出力端子に、他端はバイポーラトランジスタ31aのコレクタにそれぞれ接続されている。バイポーラトランジスタ31bのコレクタは電界効果トランジスタ33aのドレインに接続されている。電界効果トランジスタ33bのドレインは出力端子VCCを介して負荷10に接続されている。
第2の電圧電流変換回路4は、前述の第1のカレントミラー回路を備え、抵抗30、32a、41と、バイポーラトランジスタ31a、40とから構成されている。バイポーラトランジスタ40のコレクタは基準電圧回路5に接続されている。
基準電圧回路5は抵抗50で構成されている。抵抗50の一端はバイポーラトランジスタ40のコレクタに、他端は入力端子VKを介してバッテリ9にそれぞれ接続されている。
第2の差動増幅回路6は、差動増幅器60と、抵抗61とから構成されている。差動増幅器60の非反転入力端子はバイポーラトランジスタ40のコレクタと抵抗50との接続点に、反転入力端子は出力電流を増加するときに必要な電流検出回路を接続する端子ISと抵抗61の一端にそれぞれ接続され、抵抗61の他端は端子GNDを介して車体に接地されている。また、差動増幅器60の出力端子は、出力電流を増加するときに必要なトランジスタを接続する端子OUTに接続されている。
過熱保護回路7はバイポーラトランジスタ70で構成されている。バイポーラトランジスタ70のコレクタはバイポーラトランジスタ31aのコレクタに、エミッタは端子GNDを介して車体に接地されている。また、バイポーラトランジスタ70のベースは、IC8の内部に設けられIC8の内部の過熱を検出する過熱検出回路(図略)に接続されている。
次に、具体的動作について説明する。バッテリ9の出力電圧がIC8の入力端子VKに入力されると、電源回路1は動作を開始する。電源回路1の出力電圧はIC8の出力端子VCCから出力される。この出力電圧は抵抗20aと抵抗20bとで分圧される。分圧された電圧は、差動増幅器21の反転入力端子に印加され、非反転入力端子に接続された基準電源22の電圧(第1の基準電圧)と比較される。差動増幅器21はその差に応じた電圧を第1の電圧電流変換回路3の抵抗30に印加する。これにより、抵抗30を介してバイポーラトランジスタ31aに電源回路1の出力電圧と基準電源の電圧との差に応じたコレクタ電流が流れる。このバイポーラトランジスタ31aのコレクタ電流は、バイポーラトランジスタ31aとともに第1のカレントミラー回路を構成するバイポーラトランジスタ31bを経て、第2のカレントミラー回路へ入力される。そして、第2のカレントミラー回路を構成する電界効果トランジスタ33bは、出力電圧を一定に保つとともに、バイポーラトランジスタ31aのコレクタ電流の500倍のドレイン電流(第1の出力電流)を出力端子VCCを介して負荷10に供給する。例えば、バイポーラトランジスタ31aに最大200μAの電流が流れるように差動増幅回路2及び第1の電圧電流変換回路3の抵抗30が設定されている場合、電界効果トランジスタ33bは最大100mAの出力電流を出力端子VCCを介して負荷10に供給することができる。また、第1のカレントミラー回路を構成するバイポーラトランジスタ40にもバイポーラトランジスタ31aのコレクタ電流の10倍のコレクタ電流が流れる。このバイポーラトランジスタ40のコレクタ電流は基準電圧回路5を構成する抵抗50で電圧(第2の基準電圧)に変換され、この電圧は差動増幅器60の非反転入力端子に入力される。しかし、差動増幅器60の出力端子には、何ら回路が接続されておらず差動増幅回路60は電源回路1の出力に全く影響を与えない。
ところで、IC8の内部が、例えば、150℃以上に過熱した場合、過熱検出回路がこの過熱状態を検出し過熱保護回路7のバイポーラトランジスタ70のベースに電圧を印加する。すると、バイポーラトランジスタ70にベース電流が流れてバイポーラトランジスタ70はオンする。バイポーラトランジスタ70がオンすることでバイポーラトランジスタ31a、40のコレクタ電流が遮断される。さらに、バイポーラトランジスタ31aのコレクタ電流が遮断されることで電界効果トランジスタ33bのドレイン電流も遮断される。これにより、電源回路1は出力を停止する。
最後に、具体的効果について説明する。第1の実施形態によれば、電源回路1は、第1の電圧電流変換回路3を構成する電界効果トランジスタ33bで出力電圧を確保するとともに、小容量、例えば、100mAの出力電流を負荷10に供給することができる。また、電源回路1は、IC8で構成できるため、コストを低減することができる。ところで、電源回路1は、カレントミラー回路からなる第1の電圧電流変換回路3によって構成されており、回路定数で決まる最大出力電流、例えば、100mAを超えて負荷10に電流を供給することはできない。そのため、電源回路1が過負荷となった場合、電源回路1の出力電圧が低下し、負荷10として接続されている、例えば、ECUの内部に設けられた電源電圧低下検出回路で過負荷を検出することができる。電源回路1は、IC8の内部が、例えば、150℃以上に過熱した場合、過熱保護回路7で電源回路1の出力を停止することができる。これにより、信頼性の高い電源回路を構成することができる。さらに、電源回路1は、第1の電圧電流変換回路3及び第2の電圧電流変換回路4をカレントミラー回路で構成することで、電圧電流変換を確実に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態における電源回路の回路図を図2に示す。ここでは、第1実施形態における電源回路との相違部分についてのみ説明し、共通する部分ついては、必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、前記実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
まず、具体的構造について説明する。図2に示すように、電源回路1は、第1の差動増幅回路2と、第1の電圧電流変換回路3と、第2の電圧電流変換回路4と、基準電圧回路5と、第2の差動増幅回6と、過熱保護回路7とからなるIC8に、電流検出回路11と、バイポーラトランジスタ12(主トランジスタ)とを外付けして構成されている。
電流検出回路11は抵抗110で構成されている。抵抗110の一端はバッテリ9に、他端はIC8の端子ISとバイポーラトランジスタ12のエミッタにそれぞれ接続されている。バイポーラトランジスタ12のベースはIC8の端子OUTに、コレクタは出力端子VCCを経て負荷10にそれぞれ接続されている。
次に、具体的動作について説明する。第1のカレントミラー回路を構成するバイポーラトランジスタ40にはバイポーラトランジスタ31aのコレクタ電流の10倍のコレクタ電流が流れる。このバイポーラトランジスタ40のコレクタ電流は基準電圧回路5を構成する抵抗50で電圧(第2の基準電圧)に変換され、この電圧は差動増幅器60の非反転入力端子に入力される。電流検出回路11を構成する抵抗110にはバイポーラトランジスタ12のコレクタ電流(第2の出力電流)が流れる。このバイポーラトランジスタ12のコレクタ電流は抵抗110で電圧に変換され差動増幅器60の反転入力端子に入力される。差動増幅器60は、電流検出回路11の発生する電圧が基準電圧回路5の発生する電圧に等しくなるようバイポーラトランジスタ12のベースに電圧を印加しバイポーラトランジスタ12を制御する。これにより、バイポーラトランジスタ12は出力電圧を一定に保つともに、電流検出回路11の発生する電圧と基準電圧回路5の発生する電圧とが等しくなるようにコレクタ電流を負荷10に供給する。例えば、バイポーラトランジスタ31aに最大200μAの電流が流れるように差動増幅回路2及び第1の電圧電流変換回路3の抵抗30が設定されている場合、バイポーラトランジスタ40は最大2mAの電流を基準電源回路5に供給することができる。このとき、例えば、基準電源回路5の抵抗50が200Ω、電流検出回路11の抵抗110が2Ωであると、基準電源回路5の発生する電圧は最大0.4Vであるため、バイポーラトランジスタ12は最大200mAの出力電流を負荷10に供給することができる。その結果、電源回路1は、電界効果トランジスタ33bのドレイン電流とバイポーラトランジスタ12のコレクタ電流とを合せて最大300mAの出力電流を負荷10に供給することができる。
最後に、具体的効果について説明する。第2の実施形態によれば、電源回路1は、IC8の外部に電流検出回路11を構成する抵抗110とバイポーラトランジスタ12とを接続することで出力電圧を確保するとともに、出力電流を、例えば、300mAにより増加させることができる。ところで、IC8の端子ISから抵抗110とバイポーラトランジスタ12のエミッタに至る経路、又は、端子OUTからバイポーラトランジスタ12のベースに至る経路で断線が発生した場合、バイポーラトランジスタ12がオフして電源回路1は過負荷となる。すると、電源回路1の出力電圧が低下し、負荷10側で過負荷を検出することができる。そのため、信頼性の高い電源回路を構成することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態における電源回路の回路図を図3にに示す。ここでは、第1及び第2実施形態における電源回路との相違部分についてのみ説明し、共通する部分ついては、必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、前記実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
まず、具体的構造について説明する。図3に示すように、電源回路1は、第1の差動増幅回路2と、第1の電圧電流変換回路3と、第2の電圧電流変換回路4と、基準電圧回路5と、第2の差動増幅回6と、過熱保護回路7とからなるIC8に、電流検出回路11と、バイポーラトランジスタ12a、12b(主トランジスタ)とを外付けして構成されている。
電流検出回路11は抵抗110a、110bで構成されている。抵抗110aの一端はバッテリ9に、他端はIC8の端子ISとバイポーラトランジスタ12aのエミッタにそれぞれ接続されている。バイポーラトランジスタ12aのベースはIC8の端子OUTに、コレクタは出力端子VCCを経て負荷10にそれぞれ接続されている。抵抗110bの一端はバッテリ9に、他端はバイポーラトランジスタ12bのエミッタにそれぞれ接続されている。バイポーラトランジスタ12bのベースはIC8の端子OUTに、コレクタは出力端子VCCを経て負荷10にそれぞれ接続されている。
次に、具体的動作について説明する。差動増幅器60は、電流検出回路11の発生する電圧が基準電圧回路5の発生する電圧に等しくなるようバイポーラトランジスタ12a、12bのベースに電圧を印加しバイポーラトランジスタ12a、12bを制御する。これにより、バイポーラトランジスタ12a、12bは出力電圧を一定に保つとともに、電流検出回路11の発生する電圧と基準電圧回路5の発生する電圧とが等しくなるようにコレクタ電流をそれぞれ負荷10に供給する。例えば、バイポーラトランジスタ31aに最大200μAの電流が流れるように差動増幅回路2及び第1の電圧電流変換回路3の抵抗30が設定されている場合、バイポーラトランジスタ40は最大2mAの電流を基準電源回路5に供給することができる。このとき、例えば、基準電源回路5の抵抗50が200Ω、電流検出回路11の抵抗110a、110bがともに1Ωであると、基準電源回路5の発生する電圧は最大0.4Vであるため、バイポーラトランジスタ12a、12bはそれぞれ最大400mAの出力電流を負荷10に供給することができる。その結果、電源回路1は、電界効果トランジスタ33bのドレイン電流とバイポーラトランジスタ12a、12bのコレクタ電流とを合せて最大900mAの出力電流を負荷10に供給することができる。
最後に、具体的効果について説明する。第3の実施形態によれば、電源回路1は、IC8の外部に電流検出回路11を構成する抵抗110a、110bとバイポーラトランジスタ12a、12bとを接続することで出力電圧を確保するとともに、出力電流を、例えば、900mAにさらに増加させることができる。
なお、上述した実施形態では、バイポーラトランジスタ12a、12bのエミッタに抵抗110a、110bを直列接続し、これら直列接続されたバイポーラトランジスタ12a、12b、抵抗110a、110bをIC8の端子VCCと端子VKとの間に2つ並列接続している例を挙げているが、これに限られるものではない。直列接続されたトランジスタ、抵抗をIC8の端子VCCと端子VKの間に3つ以上並列接続して構成されていてもよい。
第1実施形態における電源回路の回路図を示す。 第2実施形態における電源回路の回路図を示す。 第3実施形態における電源回路の回路図を示す。
符号の説明
1 ・・・ 電源回路
2 ・・・ 第1の差動増幅回路
20a、20b ・・・ 抵抗
21 ・・・ 差動増幅器
22 ・・・ 基準電源
3 ・・・ 第1の電圧電流変換回路
30、32a、32b、34a、34b ・・・ 抵抗
31a、31b ・・・ バイポーラトランジスタ
33a、33b ・・・ 電界効果トランジスタ
4 ・・・ 第2の電圧電流変換回路
40 ・・・ バイポーラトランジスタ
41 ・・・ 抵抗
5 ・・・ 基準電圧回路
50 ・・・ 抵抗
6 ・・・ 第2の差動増幅回路
60 ・・・ 差動増幅器
61 ・・・ 抵抗
7 ・・・ 過熱保護回路
70 ・・・ バイポーラトランジスタ
8 ・・・ IC
9 ・・・ バッテリ
10 ・・・ 負荷
11 ・・・ 電流検出回路
110、110a、110b ・・・ 抵抗
12、12a、12b ・・・ バイポーラトランジスタ(主トランジスタ)

Claims (4)

  1. 負荷に印加される出力電圧若しくはその分圧と第1の基準電圧とを比較しその差に応じた電圧を発生する第1の差動増幅回路と、前記第1の差動増幅回路の発生した電圧をその大きさに応じた第1の出力電流に変換して負荷に供給する第1の電圧電流変換回路と、前記第1の差動増幅回路の発生した電圧をその大きさに応じた電流に変換する第2の電圧電流変換回路と、前記第2の電圧電流変換回路の発生した電流から第2の基準電圧を生成する基準電圧回路と、前記第1の出力電流と別系統で前記負荷に供給される第2の出力電流の大きさに応じた電圧と前記第2の基準電圧とを比較しその差に応じた電圧を発生して前記別系統上に設けられた主トランジスタを制御し得る第2の差動増幅回路とを有し、前記第1の差動増幅回路、第1の電圧電流変換回路、第2の電圧電流変換回路、基準電圧回路及び第2の差動増幅回路は、ICとして一体に構成されていることを特徴とする電源回路。
  2. 前記電源回路は、さらに、前記ICの外部に接続され前記第2の出力電流の大きさに応じた電圧を発生する電流検出回路と、前記ICの外部に接続される前記主トランジスタとを有することを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  3. 前記ICは、前記IC内部の温度が所定の温度に達したとき、前記第1の電圧電流変換回路及び前記第2の電圧電流変換回路の出力を略ゼロにする過熱保護回路を有することを特徴とする請求項1又は2記載の電源回路。
  4. 前記第1の電圧電流変換回路及び前記第2の電圧電流変換回路は、カレントミラー回路からなることを特徴とする請求項1乃至3記載の電源回路。
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