JP4461629B2 - デジタルスチルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルスチルカメラに関するものであり、特に長時間露出モードを有するデジタルスチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像を複数のブロックに分割して処理するデジタルスチルカメラとして、特開2000−184270号や、特開2000−50153号、特開2000−4394号、特開平8−214208号等に記載されているものがある。しかし、これらのものは、1つの撮影画像を複数の小部分に分割するものであって、長時間露出撮影を行なうものではない。一般に、従来のデジタルスチルカメラは長時間露出撮影の場合、図2(イ)に示すように、露出時間T1〜T2において、1枚の画像Aを撮るだけであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、時間T1〜T2の長い間、シャッターは開放状態となっており、その間に被写体が動いたときは撮影した画像がぶれたものとなってしまい、所望の画像が得られないという欠点があった。
【0004】
本発明はこのような問題を解決し、ぶれのない良質な画像をえることができるデジタルスチルカメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、長時間露出モード撮影の制御及びその撮影した画像データの処理をマイクロコンピュータの制御により行なうデジタルスチルカメラにおいて、長時間露出モードにおける撮影時間内に複数の画像を撮影して、それらの画像データを第1メモリに記憶し、連続した画像間の差分を求め、撮影順にその差分がブレの許容範囲を示す閾値以下か否か判定し、閾値以下であればその差分を示す2つの画像を同一のグループに属するものとし、閾値以下でなければその差分を示す2つの画像が同一のグループに属さないようにして、複数の画像を撮影順にグループに分け、その中から画像数の一番多いグループを選び、そのグループの画像の対応ピクセルの絶対値を平均加算して出力画像を作成し、この出力画像を第2メモリに格納するようにしている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0008】
〈第1実施形態〉
図1は本発明の第1実施形態におけるデジタルスチルカメラのブロック回路図を示している。同図において、1は撮影レンズ、2はシャッタ、3はCCD、4はAGC回路、5はADC回路、6はデジタル信号プロセッサ、7はDRAM、8はフラッシュメモリ、9は全体の制御を司るマイクロコンピュータ、10はシャッタドライバである。
【0009】
本実施形態においては、所定の時間内にシャッターを駆動して複数回の撮影(分割露出)を行なう。図2(ロ)は時間t0〜t5内において、時点t1、t2、t3、t4、t5でそれぞれ露出(露光)を行なって5枚の画像を得た場合を示している。各露出において、CCD3から得られた画像データはAGC回路4、ADC回路5を経てデジタル信号プロセッサ6で処理され、いったんDRAM7に記憶される。
【0010】
しかる後、マイクロコンピュータ9はDRAM7の画像データを用いてデジタル信号プロセッサ6で最初の画像aを基準画像としてこの基準画像と各画像b、c、d、eとの差分(対応するピクセル値の差分の絶対値)を求め、基準画像との差分が所定値以上の大きい画像を捨て、差分が前記所定値以下の小さい複数の画像の各ピクセル値の絶対値を平均加算し、1つの画像を形成する。その形成された画像のデータをフラッシュメモリ8に記憶する。このファラッシュメモリ8の画像データは必要に応じてプリントアウトに供せられる。
【0011】
上記ピクセルの差分計算は、特にこれに限ることはないが、各画像の対応するピクセル全部について行なわれるものとする。従って、画像の被写体部分だけでなく、背景部分についても行なわれることになる。なお、ここで、基準画像を撮影を開始した画像aとしたのは、始めの画像が撮影したい画像であると考えられるからである。この方法の場合、画像aに対して画像b、c、eの差分が小さいので、最終的に得られる1つの画像形成に画像a、b、c、eが採用され、画像dは差分が大きいため採用されない。
【0012】
次に、図3に示すフローチャートに沿って第1実施形態における動作を説明する。このフローがスタートすると、マイクロコンピュータ9は、まずステップ#5で指定回数(本例の場合5回)の画像(1フレームの画像)取り込みを行なったか否か判定し、指定回数の取り込みを行なっていない場合はステップ#10で1フレーム分の画像取り込みを行ない、ステップ#5に戻る。このステップ#5、#10を繰り返し実行することによって指定回数の取り込みを完了すると、ステップ#5からステップ#15へ進み、撮影した全てのフレーム(画像)を評価した(差分をとった)か否か判定する。
【0013】
このステップ#15へ初めて来たときはフレームの評価は全くなされていないので、ステップ#20、#25を実行し、ステップ#15へ戻る。これを4回繰り返すことにより全てのフレームを評価することができる。尚、ステップ#20では、第1フレームと第nフレームの画像の差分(ピクセル値の差分)をとり、ステップ#25ではその差分値をDRAM7に保存する。
【0014】
全てのフレームの評価(差分計算)が終了すると、ステップ#15からステップ#30へ進み、それらの全ての差分値を評価したか否か判定する。ステップ#45で差分値が予め定めた閾値以下であるか否か判定し、閾値以下でなければ、ステップ#30へ戻る。一方、閾値以下であれば、作成画像にその差分値評価した1フレーム分の画像を加算する。この場合、作成画像は最初は画像aであり、次は画像aと画像bを加算した画像である。全ての差分値を評価すると、ステップ#50で加算終了した作成画像のデータをステップ#35でフラッシュメモリ8に保存し、ステップ#40で当該フローを終了する。
【0015】
〈第2実施形態〉
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態のブロック回路は第1実施形態における図1の回路と同一であり、画像の評価の仕方(従ってマイクロコンピュータ9のソフトウエア)が上記第1実施形態とは異なっている。
【0016】
尚、第2実施形態における画像の評価は連続した画像について差分を評価するようにしている。例えば、図2(ロ)において、画像aと画像bの差分、画像bと画像cの差分、画像cと画像dの差分、画像dと画像eの差分をとる。そして、差分の少ないもの同士のブロックを作成し、その中で画像数の一番多いブロックを選び、そのブロック内の各画像の対応ピクセル値について加算(絶対値の平均加算)して出力画像を形成する。
【0017】
図2(ロ)の場合、撮影された画像はa、b、cより成るブロックとdより成るブロックとeより成るブロックに分けられ、このうち画像数が最も多いブロックはa、b、cより成るブロックであるため、a、b、cの画像から出力画像が形成される。この第2実施形態によると、露出時間中に多少のブレがあっても差分の少ない時間帯の画像を選ぶことになるので、撮影の失敗が少なくなるという利点がある。
【0018】
図4は第2実施形態の動作を表すフローチャートである。このフローがスタートすると、マイクロコンピュータ9はステップS5で指定回数(本例の場合5回)の画像(1フレーム画像)の取り込みを行なったか否か判定し、指定回数の取り込みを行なっていない場合はステップS10で1フレーム分の画像取り込みを行ない、ステップS5に戻る。
【0019】
このステップS5、S10を繰り返し実行することによって指定回数の画像取り込みが完了すると、ステップS5からステップS15へ進み、撮影した全てのフレーム(画像)を評価した(差分をとった)か否か指定する。これを4回繰り返すことによって、撮影した全てのフレームを評価する。尚、ステップS20ではnフレームと次の(n+1)フレームの画像の差分(ピクセル値の差分)をとり、ステップS25では、その差分値をDRAM7に保存する。
【0020】
全てのフレームの差分計算が終了すると、ステップS30へ進んで全てのグループカウンタを初期化する。ここで、グループカウンタはマイクロコンピュータ9内にソフト的に形成されているものとする。続いてステップS35で全ての差分値を評価したか否か判定する。差分値の評価はステップS40において、差分値が閾値(スレショルド)以下であるか否かという判断で行なわれる。そして、差分値が閾値以下であれば、ステップS50で現在のグループカウンタをインクリメントする。一方、差分値が閾値以下でなければ、ステップS45で次のグループカウンタを使用する。
【0021】
前記ステップS35で全ての差分値の評価が完了すると、ステップS55へ進み、最大のカウント値を持つグループカウンタを探す。続いて、ステップS60で最大のカウント値のグループカウンタの開始画像(フレーム画像)を特定する。そして、ステップS75で開始画像(作成画像とする)に同グループ内の次の1フレーム分の画像を加算する。このように、加算して形成された画像を新たに作成画像とし、更に同グループ内の他の画像を加算する。そして、全ての対象画像を加算すると、その最終の作成画像をステップS80でフラッシュメモリ8に保存してステップS85でフローを終了する。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、ぶれのない良質な長時間露出画像を得ることができるという効果がある。また、露出時間中に多少のぶれがあっても差分の小さい時間帯の画像を選ぶことになるので、撮影の失敗が極めて少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタルスチルカメラのブロック回路図
【図2】本発明の原理を従来例と対比して説明するための図
【図3】本発明の第1実施形態における動作のフローチャート
【図4】本発明の第2実施形態における動作のフローチャート
【符号の説明】
1 撮影レンズ
2 シャッター
3 CCD
4 AGC回路
5 ADC回路
6 デジタル信号プロセッサ
7 DRAM
8 フラッシュメモリ
9 マイクロコンピュータ
Claims (3)
- 長時間露出モード撮影の制御及びその撮影した画像データの処理をマイクロコンピュータの制御により行なうデジタルスチルカメラにおいて、
長時間露出モードにおける撮影時間内に複数の画像を撮影して、それらの画像データをDRAMに記憶し、
このDRAMの画像データから連続した画像間の差分を求め、
撮影順にその差分がブレの許容範囲を示す閾値以下か否か判定し、閾値以下であればその差分を示す2つの画像を同一のグループに属するものとし、閾値以下でなければその差分を示す2つの画像が同一のグループに属さないようにして、複数の画像を撮影順にグループに分け、
その中から画像数の一番多いグループを選び、そのグループの画像の対応ピクセルの絶対値を平均加算して出力画像を作成し、この出力画像をフラッシュメモリに格納するようにしたことを特徴とするデジタルスチルカメラ。 - 長時間露出モード撮影の制御及びその撮影した画像データの処理をマイクロコンピュータの制御により行なうデジタルスチルカメラにおいて、
長時間露出モードにおける撮影時間内に複数の画像を撮影して、それらの画像データを第1メモリに記憶し、
第1メモリの画像データから連続した画像間の差分を求め、
撮影順にその差分がブレの許容範囲を示す閾値以下か否か判定し、閾値以下であればその差分を示す2つの画像を同一のグループに属するものとし、閾値以下でなければその差分を示す2つの画像が同一のグループに属さないようにして、複数の画像を撮影順にグループに分け、
その中から画像数の一番多いグループを選び、そのグループの画像の対応ピクセルの絶対値を平均加算して出力画像を作成し、この出力画像を第2メモリに格納するようにしたことを特徴とするデジタルスチルカメラ。 - 長時間露出モードにおける撮影時間内に所定枚数の画像を撮影し、連続した画像間の差分を求め、撮影順にその差分がブレの許容範囲を示す閾値以下か否か判定し、閾値以下であればその差分を示す2つの画像を同一のグループに属するものとし、閾値以下でなければその差分を示す2つの画像が同一のグループに属さないようにして、複数の画像を撮影順にグループに分け、その中から画像数の一番多いグループの画像のデータを加算して1枚の出力画像を得るようにしたことを特徴とするデジタルスチルカメラ。
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