JP4461595B2 - 薬液吐出容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水洗トイレを構成する手洗い付きロータンクの手洗い部に設置し、手洗い部の上方から給水される水に薬液(芳香剤、洗浄剤、殺菌剤等)を混合するために適した薬液吐出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の水洗トイレ用の芳香洗浄剤滴下用容器としては、実公平6−34457号公報に記載されたものが知られている。この芳香洗浄剤滴下用容器は、給水口から注水される水を薬液混合ケースに導き、混合ケース内の水位の上昇に応じてフロート弁を押し上げて洗浄剤タンクの放出口を開き、それと同時に加圧された混合ケース内の空気を大気圧と平衡にある洗浄剤タンク内にまず押し込み、押し込んだ空気に対応した容積の洗浄剤を放出口から混合ケース内に吐出させることにより、洗浄剤と水とを混合するものである。給水が止まると、混合ケース内の水位の下降とともにフロート弁も下降し、洗浄剤タンクの放出口が閉じられ、必要以上の洗浄剤が放出されないように工夫されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実公平6−34457号公報に記載された芳香洗浄剤滴下用容器の場合、構造的に複雑であり、製造コストが高いという問題がある。更に、芳香洗浄剤が固化し易い場合が多く、そのためフロート弁が詰まりやすいという問題がある。また、フロート弁が開いたとしても、水圧等の変動により洗浄剤タンク内の洗浄剤と混合ケース内の空気との間の置換が円滑に進まない場合が多く、洗浄剤の吐出量が一定しないという問題がある。
【0004】
本発明は、製造コストのかからない比較的単純な機構で、安定的に薬液を定量吐出できる薬液吐出容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は以下の本発明により達成された。
【0006】
即ち、本発明は、貯水タンクと薬液タンクとを含む薬液吐出容器であって、
貯水タンクには、貯水タンクの中に水を入れるための注入口と、貯水タンク内に貯水された水を外部に排出するための排水口が設けられており、
薬液タンクには、薬液を吐出するための薬液吐出口と、貯水タンクの貯水量に応じた押圧力により変形して薬液タンク内圧力を変化させ、それにより薬液を薬液吐出口から吐出させるか、もしくは薬液タンク内に空気を導入させ得る弾性部とが設けられている薬液吐出容器を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の薬液吐出容器は、図1(斜視図(a)、薬液吐出前断面図(b)、薬液吐出時断面図(c))に示すように、貯水タンク1と薬液タンク2とから構成されている。ここで、貯水タンク1には、貯水タンク1の中に水を入れるための注入口3と、貯水タンク1内に貯水された水を外部に排出するための排水口4とが設けられている。一方、薬液タンク2には、薬液を吐出するための薬液吐出口5と、貯水タンク1の貯水量に応じた押圧力により変形する弾性部6とが設けられている。
【0008】
本発明の薬液吐出容器において、貯水タンク1は、その内部に貯水し、その重さに応じて薬液タンク2の弾性部6を押圧するためのものである。貯水タンク1自体の形状に特に制限はなく、薬液吐出容器の用途や貯水量等に応じて適宜決定することができる。
【0009】
また、注入口3は、上方から落下してくる水を受け入れやすくするために、貯水タンク1の頂部に設けることが好ましい。また、注入口3の個数は一つでなくてもよく、図1(a)に示すように大小複数の注入口3を設けてもよい。複数の注入口3を設けることにより、上方から落下してくる水を効率よく受け入れることができる。また、注水口3の開口形状、開口の大きさにも特に制限はなく、薬液吐出容器の用途や貯水量等に応じて適宜決定することができる。
【0010】
排水口4は、通常、常に開口状態となっており、貯水タンク1に注入された水は、排水口4から連続的に排水されるが、排水速度が注入口3からの注入速度より遅くなるような関係にする必要がある。具体的には、排水口4の開口面積を注入口の開口面積よりも小さくすることが挙げられる。排水口4の形状、個数、設置位置等は、薬液吐出容器の用途や貯水量等に応じて適宜決定することができる。また、水が貯水タンクに直接当たらない便器の場合には、貯水タンクを直接手で2〜3回押すことにより薬液を吐出させることもできる。
【0011】
薬液タンク2は、その中に薬液(例えば、トイレ用芳香洗浄剤等)を収容するものであり、下方に向いた薬液吐出口5のみで外部に開放されているが、薬液の表面張力により薬液が薬液タンク2から直ぐに自然落下しないように構成する。具体的には、薬液の性質や量に応じて、薬液吐出口5の開口径等を適宜調整すればよい。薬液によっては、落下し易いものもあるが、数滴落下後、薬液タンク2内が減圧になるため、薬液の落下が停止する。
【0012】
以上説明した薬液タンク2は、後述する弾性部6の変形により、容量変化が実質的に生じないように設計する。
【0013】
なお、薬液吐出口5は、図1(a)〜(c)に示すように、薬液タンク2の下方に突出するように設けることが好ましい。これにより、水洗トイレのロータンク内へ薬液を直接滴下することできるので、手洗い部を薬液で汚すことがない。
【0014】
薬液タンク2の弾性部6は、貯水タンク1の押圧により薬液タンク2の内部空間を圧縮して内圧を高めるように変形して薬液吐出口5から薬液を吐出させ、変形の応力が貯水タンク1の押圧に等しくなると、変形が停止して薬液の吐出を停止させ、貯水タンク1の押圧が減少した場合には、薬液タンク2の内部空間が陰圧となるように元の形状に回復し、即ち、弾性復帰し、薬液吐出口5から薬液タンク2内へ空気を導入させるものである。
【0015】
このような弾性部6としては、図1(b)に示すように、ドーム状のゴム部材でもよいが、押圧により変形し、押圧力の減少により元の形状に復元可能な種々の部材を使用することができる。例えば、図2に示すようにプラスチック製の蛇腹部材7でもよく、あるいは金属製コイルバネ(図示せず)、ゴム風船(図示せず)等でもよい。
【0016】
このような構造の薬液吐出容器を、水洗トイレのロータンクの手洗い部に設置した場合、上方の給水口(図示せず)から水を注水させると、注入口3から貯水タンク1の内部空間に水が入り、排水口4から排水されながらも貯水される。貯水された水の重さが加わった貯水タンク1は、重力により薬液タンク2の弾性部6を押圧して変形させ、薬液タンク2の内部空間の内圧を高め、薬液タンク2の薬液吐出口5から薬液を吐出させる。従って、薬液の吐出に先立って薬液タンク2に対し空気を押し込む必要がない。また、フロート弁のような弁体の使用が不要となるので、フロート弁の設置に伴う複雑な構造も不要となる。また、弾性部6の変形量を一定にすれば、対応して薬液の吐出量も一定にすることが容易となる。
【0017】
一方、給水口からの水の注水が停止すると、貯水されていた水が貯水タンク1の排水口4から排水されて貯水タンク1の重量が軽くなる。これにより、弾性部6が元の形状に回復するので、薬液タンク2内が陰圧となり、自然に空気が薬液タンク2内に薬液吐出口5から流入し、薬液の吐出が停止する。
【0018】
なお、注入口3からの注入速度と排水口4からの排水速度、注入口面積、排水口面積、それらの設置位置、弾性部6の弾性力及び変形量や変形速度などを調整することにより、薬液の吐出量、吐出速度をコントロールすることができる。
【0019】
【発明の効果】
本発明の薬液吐出容器は、製造コストのかからない比較的単純な構造で、安定的に薬液を定量吐出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薬液吐出容器の斜視図(同図(a))、薬液吐出前の断面図(同図(b))及び薬液吐出時の断面図(同図(c))である。
【図2】本発明の薬液吐出容器の断面図である。
【符号の説明】
1 貯水タンク、2 薬液タンク、3 注入口、4 排出口、5 薬液吐出口、6 弾性部

Claims (2)

  1. 薬液タンクと該薬液タンクの上に設けられる貯水タンクを含む薬液吐出容器であって、貯水タンクには、貯水タンクの中に水を入れるための注入口と、貯水タンク内に貯水された水を外部に排出するための排水口が設けられており、薬液タンクの下方には、薬液を吐出するための薬液吐出口が設けられると共に、薬液タンクの頂部には弾性部が設けられ、弾性部は、貯水タンクがその貯水量に応じた押圧力で押圧することにより変形して薬液タンク内圧力を変化させ、それにより薬液を薬液吐出口から吐出させるか、もしくは弾性復帰により薬液タンク内に空気を導入させ薬液吐出容器。
  2. 薬液吐出口が、薬液タンクの下方に突出するように設けられている請求項1記載の薬液吐出容器。
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