JP5152535B2 - 薬液吐出容器 - Google Patents

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本発明は、水洗トイレの手洗い付きロータンクの手洗い部に載置し、手洗い部の上方のカランから給水される水に薬液を混合するのに適した薬液吐出容器に関する。
水洗トイレの手洗い付きロータンクの手洗い部に載置し、手洗い部の上方のカランから供給される水に薬液(芳香剤、洗浄剤、殺菌剤等)を混合するために用いる薬液吐出具として、特許文献1に記載されているオンタンク型薬液剤供給装置が知られている。この薬液剤供給装置は、薬液を収容する容器に、細孔、細溝等からなる微細輸送路構造を有する液体供給栓を挿入し、液体供給栓を通して漏洩した薬液を貯留槽に貯留し、水洗トイレの水をフラッシュさせることにより手洗水が手洗い部を流れる際に、その水で薬液を洗い流し、ロータンクに薬液が流入するようにしたものである。
特開2002−146879号公報
しかしながら、上述の薬液吐出具は、液体供給栓に形成した細孔、細溝等の僅かな隙間から薬液を漏洩させるため、その成型時のバラツキ等により漏洩量が大きく異なり、水洗トイレの水をフラッシュしない場合でも薬液が漏洩し、短期間で薬液が全て漏出してしまう場合がある。
これに対し、より単純な機構の薬液吐出具100xとしては、図6(a)に示すように、薬液Aを収容する薬液タンク1と薬液タンク1の底部開口部2に取り付けたキャップ3からなり、キャップ3に薬液吐出ノズル4と足6を設けたものが考えられる。薬液吐出ノズル4の先端には吐出孔5を開口し、そこに薬液Aが、表面張力と薬液タンク1内が弱い負圧状態になることにより保持されるようにする。
この薬液吐出具100xを、ロータンクの手洗い部20の給水口21上に載置し、水洗トイレの水をフラッシュさせることにより、カランから手洗い部20に矢印のように水Wが供給されると、その水Wは薬液Aを保持した薬液吐出ノズル4を洗うようにしてロータンク内に流下する(図6(b))。したがって、この薬液吐出具100xによれば、単純な機構で、カランからの給水の度に薬液Aをロータンク内に混入させることが可能となる。
薬液タンク1内は、ロータンク内へ供給された薬液Aの量に応じて負圧になるが、薬液吐出ノズル4の吐出孔5に付着していた薬液の希釈液、水又は空気がその吐出孔5から直ちに薬液タンク1内に入るので、薬液タンク1内は弱い負圧状態に戻る。以降、カランから給水される度にこの作用が繰り返され、薬液タンク1内には薬液の希釈液、水又は空気が置換していく。
ここで、水Wの水温がトイレの室温よりも十分に低い場合には、カランからの給水により薬液タンク1内のヘッドスペースHSの空気が冷やされ、カランからの給水が止まると徐々に室温に戻り、この間にヘッドスペースHSの空気が膨張し、これによっても薬液Aが吐出され、薬液タンク1内の液量は確実に減っていくことになる。
反対に水Wの水温がトイレの室温よりも高い場合には、カランからの給水時に薬液タンク1内のヘッドスペースHSが温められ、ヘッドスペースHSの空気が膨張し、薬液Aが吐出される。この薬液Aの吐出時において、薬液タンク1内は温められて加圧状態になっているため、薬液タンク1内に置換により混入していく水Wの量は少ない。したがって、使用を重ねるにつれて、薬液タンク1内の液量は減っていくことになる。
しかしながら、この薬液吐出具100xを使用するにあたり、トイレの室温よりも水温が極端に低い場合、カランからの給水により薬液タンク1内のヘッドスペースHSの空気が過剰に冷やされ、薬液タンク1内が過陰圧となる。そのため、図7に示すように、薬液Aが吐出孔5の奥に凹み、フラッシュにより手洗い水を流しても薬液Aをロータンクに混入させることができず、さらに、この過陰圧により吐出孔5から手洗い水Wが薬液タンク1内に入っていくので、使用を重ねても薬液タンク1内の液量はあまり減らず、薬液タンク1内には洗浄効果の低い希釈液が残る。したがって、見かけ上、薬液タンク1内には薬液Aが入っているにもかかわらず、十分な薬効を得られないという問題が生じる。
これに対し、本発明は、水洗トイレの手洗い付きロータンクの手洗い部に載置してロータンク内に薬液を供給する薬液吐出具に関し、トイレの室温と水温は薬液吐出具の設置場所や季節等により変動するところ、どのような使用環境下においても、薬液タンク内が過陰圧になることにより薬液が吐出されず、薬液タンク内に洗浄効果の低い希釈液が残るという不具合を無くすことを目的とする。
本発明者は、薬液タンクに空気透過性部材又は復元性の変形部材からなる圧力調整部を設け、薬液タンクの過陰圧を解消することにより上述の目的を達成できることを見出した。
即ち、本発明は、薬液を収容する薬液タンク、及び薬液タンクの下方に設けられた薬液吐出ノズルからなり、薬液吐出ノズルに、表面張力により薬液を保持することのできる吐出孔が開口している薬液吐出容器であって、薬液タンクにおいてヘッドスペースが形成される部位に、空気透過性部材からなる圧力調整部が設けられている薬液吐出容器を提供する。
また、薬液を収容する薬液タンク、及び薬液タンクの下方に設けられた薬液吐出ノズルからなり、薬液吐出ノズルに、表面張力により薬液を保持することのできる吐出孔が開口している薬液吐出容器であって、薬液タンクにおいてヘッドスペースが形成される部位に復元性の変形部材からなる圧力調整部が設けられている薬液吐出容器を提供する。
本発明によれば、水洗トイレの手洗い付きロータンクの手洗い部に載置してロータンク内に薬液を供給する薬液吐出に関し、どのような使用環境下においても、薬液タンク内が過陰圧になることにより薬液が吐出されず、薬液タンク内に洗浄効果の低い希釈液が残るという不具合を解消することができる。
薬液吐出具の斜視図(a)、及びその使用状態の断面図(b)である。 薬液タンクが過陰圧状態にある薬液吐出具の断面図である。 薬液吐出具の斜視図(a)、その使用状態の断面図(b)、及び使用状態において薬液タンクが過陰圧である場合の断面図(c)である。 薬液吐出具の斜視図(a)、及びその使用状態の断面図(b)である。 フラッシュ回数と、吐出具内の液残量、水封部の水の吸光度との関係図である。 薬液吐出具の斜視図(a)及びその使用状態の断面図(b)である。 薬液タンク内が過陰圧状態にある薬液吐出具の断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
図1は、本発明の一態様の薬液吐出具100Aの斜視図(a)と、その使用状態の断面図(b)である。
この薬液吐出具100Aは、トイレ用芳香剤、洗浄剤、殺菌剤等を含有する薬液Aを収容する薬液タンク1と、薬液タンク1の底部開口部2に取り付けられたキャップ3からなっている。キャップ3には薬液吐出ノズル4と足6が該キャップ3に一体的に設けられ、薬液吐出ノズル4の先端に開口した吐出孔5には、薬液Aが表面張力により保持される。また、ヘッドスペースHSを形成する薬液タンク1の頂部の壁面には、空気透過性部材11からなる圧力調整部10が設けられている。
圧力調整部10は、薬液タンク1内の過度の圧力変動を徐々に緩和するものであり、これを形成する空気透過性部材11としては、空気透過性フィルム、空気透過性セラミックス等を使用することができる。
空気透過性部材11の好ましい空気透過率は、その厚さ、面積、薬液Aの粘度、吐出孔5の口径等に応じて定まり、例えば、薬液Aの粘度(25℃)が1〜5000mPa・s、吐出孔5の口径が1〜5mmである場合、空気透過性部材11は、空気透過率(25℃)1×10−9〜5000×10−9cm・cm/cm・sec・cmHg、厚さ0.1〜2mm、面積0.1〜30cmとすることができる。このような空気透過性部材11は、より具体的には、シリコーンゴム(ポリジメチルシロキサン:空気透過率500×10−9cm・cm/cm・sec・cmHg)、天然ゴム(空気透過率8.5×10−9cm・cm/cm・sec・cmHg)等から形成することができる。
特に、図2に示す薬液吐出具100Bのように、空気透過性部材11としてシリコーンゴム、天然ゴム等の弾性部材を使用すると、薬液タンク1内が過陰圧になった場合に、空気透過性部材11が薬液タンク1の内側に凹むように変形し、これによっても薬液タンク1内の圧力変動が緩和されるので好ましい。
なお、圧力変動後に薬液タンク1内を常圧に戻すために、樹脂成型した薬液タンクの壁面に口径0.1mm程度のピンホールを一つあけただけでも、当初3カ月で消費される予定の薬液が2〜3日程度で消費されてしまうため、空気透過性部材11の空気透過性をピンホールの形成により得ることは好ましくない。
また、空気透過性部材11からなる圧力調整部10の形成位置は、薬液タンク1においてヘッドスペースHSが形成される部位とし、好ましくは、薬液Aと接触しない部位とするが、必ずしも図1のように薬液タンク1の頂部に形成しなくてもよい。
本発明において、薬液Aとしては、芳香剤、洗浄剤、殺菌剤等を含有する薬液を、粘度(25℃)を1〜5000mPa・s、好ましくは1〜300mPa・sに調整したものを使用し、薬液Aの吐出孔5の孔径は1〜5mmとすることが好ましい。薬液Aの粘度が5000mPa・sを超えるか、又は吐出孔5の孔径が1mmよりも狭いと、薬液タンク1から吐出孔5にまで薬液Aが導出されにくくなる。反対に薬液Aの粘度が1mPa・sよりも低いか、又は吐出孔5の孔径が5mmよりも広いと、吐出孔5から薬液Aが過度に漏出し易くなる。
この薬液吐出具100Aは、図6に示した薬液吐出具100xと同様に使用される。即ち、薬液Aが薬液タンク1に収容されている状態において、薬液吐出具100Aを水洗トイレの手洗い付きロータンクの手洗い部20の給水口21上に載置する(図1(b))。この場合、薬液吐出ノズル4を給水口21に挿入する。なお、ロータンクの給水口21上にカランが設けられ、薬液タンク1の上方から水が供給される場合について、以下に説明するが、ロータンクの給水口21上にはカランがなく、したがって、ロータンクの給水口21に薬液吐出ノズル4を挿入した場合に、薬液タンク1の側方のカランから水が供給される場合でも、この薬液吐出具100Aは使用することができる。
薬液吐出具100Aを手洗い部20に載置後、水洗トイレの水がフラッシュされ、カランから水Wが供給されると、その水Wは薬液Aを保持した薬液吐出ノズル4を洗うようにしてロータンク内に流下する(図1(b))。したがって、吐出孔5に保持されていた薬液Aが水Wでさらわれ、ロータンク内に混入することとなる。
カランからの給水が止まると吐出孔5に保持されている薬液Aをさらう水の流れがなくなり、ロータンク内への薬液Aの供給も止まる。薬液タンク1内は、ロータンク内に供給された薬液Aの量に応じて負圧になるが、吐出孔5に付着していた薬剤の希釈液、水又は空気が吐出孔5から直ちに薬液タンク1内に入るので、薬液タンク1内は弱い負圧状態に戻り、カランからの給水前と同様に吐出孔5には薬液Aが保持される。
以降、カランから給水される度にこの作用が繰り返され、薬液Aがロータンク内に混入する。ここで、トイレの室温よりも水温が極端に低く、カランからの給水により薬液タンク1内のヘッドスペースHSの空気が過剰に冷やされ、薬液タンク1内が過陰圧となった場合でも、図1(b)に示すように、空気透過性部材11からなる圧力調整部10を通して空気が薬液タンク1内に入るので、薬液タンク1内は徐々に弱い負圧状態に戻る。あるいは、圧力調整部10を、弾性を有する空気透過性部材11から形成した場合には、図2に示すように、圧力調整部10が変形することによっても薬液タンク1内の過陰圧が緩和される。そのため、ヘッドスペースHSの空気が冷やされた状態から室温に戻るにつれて膨張することにより、薬液Aが吐出され、薬液タンク1内の液量は確実に減っていく。したがって、この薬液吐出具100Aによれば、フラッシュを重ねても、薬液タンク1内の液量が減らず、洗浄効果の低い希釈液が残るという問題を解消することができる。
また、この薬液吐出具100Aは極めて構成が簡易であり、構成部品の点数が少ない。薬液タンク1や、薬液吐出ノズル4と一体になっているキャップ3は、それぞれプラスチック成型により容易に製造することができる。したがって、この薬液吐出具100Aはローコストに得ることができる。また、カランからの給水により確実に薬液Aをロータンク内に混入させることができ、その際に薬液Aが手洗い部20に広がることもないので、手洗い部20が薬液Aで汚れることもない。
図3は、本発明の異なる態様の薬液吐出具100Cの斜視図(a)、その使用状態の断面図(b)、及び使用状態において薬液タンクが過陰圧である場合の断面図(c)である。
この薬液吐出具100Cは、前述の薬液吐出具100Aにおいて、圧力調整部10を、空気透過性部材11に代えて、蛇腹構造を有する変形部材12から形成したものである。この変形部材12は、薬液タンク1内が1kPa程度の陰圧になることにより図3(c)のように縮んで容積が0.1〜3mL減少し、陰圧が緩和されることにより元の形状に復元するものである。変形部材12の変形量が大きすぎると負圧になりにくいので薬液Aが過剰に吐出し、小さすぎると負圧が解消されないので薬液Aが吐出され難くなるため好ましくない。
また、この変形部材12は、前述の空気透過性部材11のような空気透過性をもたない樹脂成型品から形成されている。
この薬液吐出具100Cによれば、トイレの室温よりも水温が極端に低く、カランからの給水により薬液タンク1内のヘッドスペースHSの空気が過剰に冷やされた場合に、変形部材12が縮むので薬液タンク1内が過陰圧になることを防止できる。したがって、薬液Aが吐出孔5の奥に凹み、フラッシュにより手洗い水を流しても薬液Aをロータンクに混入させることができないという問題を解消でき、フラッシュを重ねても、薬液タンク1内の液量が減らず、洗浄効果の低い希釈液が残るという問題を解消することができる。
本発明において、薬液タンク1に復元性の変形部材12からなる圧力調整部を設ける場合に、変形部材12は蛇腹構造を有するものに限らない。例えば、板状のブチルゴム、天然ゴム等の弾性材料を、前述の図1の空気透過性部材11に代えて設けてもよい。
また、薬液タンク1において変形部材12を設ける位置は、薬液Aの自重がかからない位置とする。薬液タンク1の底面のように、薬液Aの自重がかかる位置に変形部材12を設けると、カランからの給水により薬液タンク1内のヘッドスペースHSの空気が過剰に冷やされ、変形部材12が一旦縮むと、その後復元しないので、再度、ヘッドスペースHSが過剰に冷やされた場合に対応することができない。
本発明は、空気透過性部材からなる圧力調整部あるいは復元性の変形部材からなる圧力調整部を薬液タンクに設ける限り、種々の態様をとることができる。例えば、図4に示す薬液吐出具100Dのように、空気透過性部材11からなる圧力調整部10上に天板7を設けてもよい。カランの水が薬液吐出具100Aの真上から供給される場合に、天板7を設けることにより、水が薬液タンク1に直接的に当たることを防止し、それにより、薬液タンク1からの薬液Aの供給量を、水温あるいは気温の変動に対して安定化させることができるので好ましい。また、図4(b)に示すように、カランから供給された水Wは天板10Aにそって放射状に流れ、美しい水のベールの外観を呈するので、薬液吐出具の使用感を向上させる点からも好ましい。
実施例1、比較例1
図1の薬液吐出具100A(実施例1)と図6の薬液吐出具100x(比較例1)を作製した。この場合、実施例1の空気透過性部材11としては、面積12cm 、厚さ0.3mmのシリコーンゴム(ポリジメチルシロキサン)(空気透過率(25℃)500×10−9cm・cm/cm・sec・cmHg)を使用した。また、双方とも吐出孔5の口径は1.8mmとし、表1の組成の薬液Aを、薬液タンク1(満容量92mL)に80g充填した。
Figure 0005152535
実施例1及び比較例1の薬液吐出具100A、100xをそれぞれ水洗トイレの手洗い部に載置し、実使用に供し(水温22℃、気温24℃、水温と気温の差2℃)、1時間に1回の割合で500回フラッシュし、所定のフラッシュ回数における薬液吐出具100A、100x内の液残量を測定した。また、トイレの水封部の青色の水の吸光度(630nm)を測定した。なお、吸光度の測定には、分光光時計(UV−2500PC、島津製作所)を用いた。結果を図5に示す。
図5の結果から、実施例1によれば、水封部の水の吸光度は、フラッシュ回数を重ねてもほぼ一定であり、液残量はフラッシュ回数を重ねるにしたがって減少しているのに対し、比較例1によれば、実施例1に比して水封部の水の吸光度が小さく、特に、500回のフラッシュ時点では、開始時の1/3に減少し、また、液残量はフラッシュ回数を重ねても減少量が少ないこと、したがって、比較例1によれば、薬液が十分に吐出されず、薬液タンクには、洗浄効果の低い希釈液が残ることがわかる。
1 薬液タンク
4 薬液吐出ノズル
5 吐出孔
10 圧力調整部
11 空気透過性部材
12 蛇腹構造を有する変形部材
20 手洗い部
100A、100B、100C、100D 本発明の薬液吐出具
100x 薬液吐出具
A 薬液
HS ヘッドスペース
W 手洗水、水

Claims (2)

  1. 薬液を収容する薬液タンク、及び薬液タンクの下方に設けられた薬液吐出ノズルからなり、薬液吐出ノズルに、表面張力により薬液を保持することのできる吐出孔が開口し、吐出孔からの薬液の吐出が、主に吐出孔に保持されていた薬液が、流下する水にさらわれることによりなされる薬液吐出容器であって、薬液タンクにおいてヘッドスペースが形成される部位に、空気透過性フィルム又は空気透過性セラミックスからなる圧力調整部が設けられ、該圧力調整部は、過陰圧となった薬液タンク内を弱い負圧状態に戻し、吐出孔に薬液を保持させる薬液吐出容器。
  2. 請求項1記載の薬液吐出容器の薬液タンクに薬液が収容されてなる薬液吐出具。
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