JP4460714B2 - 小動物収容容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、実験用小動物を内部に収容可能に形成されるとともに、内部と外部との空気の流通を可能とする通気孔を備え、その収容された小動物の輸送を可能とする小動物収容容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の小動物収容容器としては、合成樹脂により有底箱状に形成された容器本体と、容器本体の上面開口部全体を閉塞可能な蓋体とから構成されている。
【0003】
容器本体の側壁と蓋体の天板には、多数の小孔状の通気孔を穿設することによって通気部が形成され、各通気部の外周に位置する側壁及び天板にはそれぞれ不織布製のフィルタが溶着されている。そして、小動物収容容器内の小動物から発生する熱、湿気、異臭等は通気部から容器本体の外部へ放出されるとともに、通気部を介して外部の空気が容器本体内へ流入するようになっている。その際、フィルタにより通気部を通過する空気中のゴミ、虫等が除去されて、通気部から容器本体内にゴミ、虫等が入り込むのを防止している。
【0004】
前記フィルタは側壁又は天板に対してそれぞれ加熱溶着器を使用して加熱溶着され、その加熱溶着器は、側壁又は天板にフィルタを加熱溶着するための加熱溶着板を備えている。図6に示すように、その加熱溶着板40はフィルタの平面形状に対応する平面形状に形成され、その加熱溶着板40の裏面には圧接面41が突設されている。
【0005】
蓋体用の加熱溶着板40について説明する。その圧接面41は、加熱溶着板40の外周縁より内側にその外周縁に沿って延びる四角枠状をなす外枠42と、その外枠42の内側に若干の間隔をおいて外枠42に沿って延びる四角枠状をなす内枠43と、外枠42から加熱溶着板40の外周縁側へ延びる複数の第1突条44と、加熱溶着板40の長さ方向に延びる中心線に沿って形成されるとともに、端部が前記内枠43と非連結な第2突条45とより構成されている。
【0006】
そして、蓋体の天板上面にフィルタを加熱溶着するには、まず、天板上に通気部を被覆するようにフィルタを配置する。次いで、所定温度にまで加熱された加熱溶着板40の圧接面41を、所定の圧力で所定時間、フィルタに圧接させる。すると、外枠42、内枠43及び第1、第2突条44,45に対応する位置のフィルタと天板上面とが加熱溶着して溶着部が形成されて、天板上面にフィルタが設けられるとともに、そのフィルタにより通気部が被覆される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、フィルタは蓋体の成形直後に上記従来構成の加熱溶着板40を使用して天板に加熱溶着されるため、蓋体は硬化すると収縮して、例えば蓋体の長さ方向の両端側が上方へ反り上がる。このとき、不織布製のフィルタは蓋体の反りに追従しないため、溶着部が外枠42及び内枠43の延びる方向に沿って天板上面から剥がれてしまい、フィルタと天板上面との間に隙間が形成されてしまう。その結果、その隙間内にゴミ、虫等が入り込んで、そのゴミ、虫等が容器本体内に入り込んでしまうおそれがあるという問題があった。
【0008】
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、通気孔の外周位置と、その外周位置に溶着されたフィルタとの溶着部に隙間が形成されるのを防止し、容器本体内にゴミ等が入り込むのを防止することができる小動物収容容器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の小動物収容容器は、上方に開口し、内部に小動物を収容するための有底箱状の容器本体と、その容器本体の開口を開閉可能に閉塞する蓋体とよりなり、容器本体の側壁及び蓋体の少なくとも一方には多数の小孔状の通気孔を透設し、その通気孔を不織布よりなるフィルタで覆い、そのフィルタの少なくとも周囲を所定幅で容器本体の側壁及び蓋体の少なくとも一方に加熱溶着した溶着部を備えた小動物収容容器であって、前記通気孔は、前記フィルタの平面形状よりも所定幅小さい領域において該領域を分割する平面領域を除いた領域に透設される多数の小孔からなるとともに、前記フィルタの周囲及び前記平面領域に対向する前記フィルタの中間を前記溶着部として1枚のフィルタにて被覆されてなり、前記溶着部は溶着箇所が互いに交差する方向に延びるように構成されているものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を小動物収容容器に具体化した一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1に示すように、小動物収容容器11は上方に開口し、内部にマウス、ラット等の小動物を収容する有底箱状をなす合成樹脂製の容器本体12と、その容器本体12の開口を開閉可能に閉塞する合成樹脂製の蓋体13とを備えている。
【0014】
まず、容器本体12について説明すると、この容器本体12の平面長方形状をなす底板14の周縁には各辺に対応する側壁15〜18が上方に向けて若干広がるように底板14に対し立設されている。前記各側壁15〜18のうち、前側壁15と後側壁16は前記底板14の短辺に対応し、左側壁17と右側壁18とは底板14の長辺に対応し各々互いに対向して設けられている。そして、各側壁15〜18の上端部によって容器本体12には上方に開口する開口部が形成されている。
【0015】
容器本体12の左側壁17及び右側壁18には、それぞれ多数の小孔状の通気孔を透設することによって通気部19(右側壁18の通気部19のみ図示)が2箇所に形成されている。左側壁17及び右側壁18の外面には、それら各通気部19を被覆するためにそれぞれ平面長方形状をなす不織布製のフィルタ20(左側壁17のフィルタ20のみ図示)が加熱溶着されている。
【0016】
図3にハッチングで示すように、フィルタ20は、その周囲の四側周縁部と、相対向する一対の長辺及び短辺各々に対して直交する直線に沿った部分とが、それぞれ所定幅を有して左右両側壁17,18に加熱溶着されているとともに、加熱溶着された部分に溶着部21が形成されている。また、相対向する一対の長辺及び短辺各々に対して直交する直線に沿って形成された溶着部21はそれぞれフィルタ20の中間部で交差するとともに、各溶着部21の両端部が四側周縁部に形成された溶着部21に連なって、溶着部21全体は平面格子状をなしている。
【0017】
次に、蓋体13について説明すると、図1示すように、蓋体13は平面長方形状に形成された天板22と、その天板22の周縁に沿って下方へ突設された周縁フランジ28とにより略四角板状に形成されている。図2に示すように、天板22には、多数の小孔状の通気孔を透設することによって通気部19が形成されている。天板22の上面には、通気部19を被覆するために平面長方形状をなす不織布製のフィルタ20が加熱溶着されている。
【0018】
図3にハッチングで示すように、フィルタ20は、その周囲の四側周縁部と、相対向する一対の長辺に対して3箇所、短辺に対して1箇所で直交する直線に沿った部分とが、それぞれ所定幅を有して天板22に加熱溶着されているとともに、加熱溶着された部分に溶着部21が形成されている。また、相対向する一対の長辺及び短辺各々に対して直交する直線に沿って形成された溶着部21はフィルタ20の中間部で交差するとともに、各溶着部21の両端部が四側周縁部に形成された溶着部21に連なって、溶着部21全体は平面格子状をなしている。
【0019】
そして、容器本体12内に小動物を収容し、前記蓋体13を容器本体12に装着して小動物収容容器11が構成される。このとき、容器本体12内に収容される小動物から発生する熱、湿気、異臭等は、容器本体12及び蓋体13の通気部19から容器本体12の外部へ放出されるとともに、通気部19を介して外部の空気が容器本体12内へ流入するようになっている。その際、フィルタ20により通気部19を通過する空気中のゴミ、虫等が除去されて、通気部19から容器本体12内にゴミ、虫等が入り込むのを防止している。
【0020】
上記した構成の小動物収容容器11において、蓋体13の天板22及び左右両側壁17,18に対してフィルタ20を加熱溶着するために図示しない加熱溶着器が使用される。その加熱溶着器には、図4に示すように、天板22及び左右両側壁17,18にフィルタ20を加熱溶着するための加熱溶着板23が備えられている。なお、図4は蓋体13の天板22にフィルタ20を加熱溶着するための加熱溶着板23を示し、以下、蓋体13用の加熱溶着板23について説明する。
【0021】
金属板製の加熱溶着板23は、天板22に加熱溶着されるフィルタ20の平面形状と対応する平面長方形状に形成されている。その加熱溶着板23の裏面には、図4にハッチングで示すように、その四側周縁に沿って所定幅で延びる圧接面24が形成されている。さらに、加熱溶着板23の相対向する一対の長辺に対して3箇所、短辺に対して1箇所でそれぞれ直交する直線に沿って所定幅で延びる圧接面24が形成されている。圧接面24は加熱溶着板23の中間部で交差するとともに、両端部が四側周縁部に形成された圧接面24に連なって、圧接面24全体は平面格子状をなしている。
【0022】
図4の拡大部に示すように、前記圧接面24には、凹条24bが綾目状に斜めに交差する方向に延びる直線に沿って凹設され、それら複数本の凹条24bが形成されることにより平面菱形状をなす突起24aが複数箇所に形成されている。
【0023】
そして、上記加熱溶着板23を使用して成形直後の蓋体13の天板22にフィルタ20を加熱溶着するには、まず、加熱溶着板23の圧接面24を所定温度にまで加熱する。次いで、天板22上に、通気部19を被覆するようにフィルタ20を配置し、そのフィルタ20を上方から加熱溶着板23により161℃で、2.6トンの条件で1.7秒間圧接する。すると、圧接面24に対応するフィルタ20と天板22とが圧接されて加熱溶着し、図3及び図5のハッチングに示すように、フィルタ20に溶着部21が形成されるとともに、フィルタ20が天板22上面に加熱溶着される。
【0024】
図5の拡大部に示すように、溶着部21において、圧接面24の突起24aに対応する部分はフィルタ20とともに、天板22に食い込んでいる。一方、圧接面24の凹条24bに対応する部分は、天板22とフィルタ20とが綾目状に斜めに交差する状態で加熱溶着されて、綾目状に斜めに交差する方向に延びる溶着箇所21aが形成されている。即ち、フィルタ20は、その溶着部21に対応する部分が天板22上面に全て加熱溶着されている。また、フィルタ20の四側周縁部の溶着部21には、フィルタ20の中間部を通過する複数本の直線状の溶着部21の両端部が連なっている。
【0025】
フィルタ20の溶着部21の溶着箇所21aは綾目状に斜めに交差する方向に延びている。そのため、例えば蓋体13が硬化後に収縮してその長さ方向の両端側が上方へ反り上がり、溶着部21の一部が天板22から剥離しても、交差して延びる複数本の溶着箇所21aにより通気部19へ繋がる隙間がフィルタ20と天板22との間に形成されるのが防止される。
【0026】
なお、加熱溶着板23を、左右両側壁17,18に加熱溶着されるフィルタ20の平面形状と対応する平面長方形状に形成し、その裏面の四側周縁、加熱溶着板23の相対向する一対の長辺及び短辺に対してそれぞれ1箇所で直交する直線に沿って所定幅で延びる圧接面24を形成する。そして、その加熱溶着板23を加熱溶着器に取り付け、加熱溶着板23によりフィルタ20を161℃で、2.6トンの条件で1.5秒間圧接する。その結果、左右両側壁17,18に対して、フィルタ20を各通気部19を被覆する状態で加熱溶着することができる。
【0027】
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
(1) フィルタ20の四側周縁部の溶着部21において、フィルタ20と天板22及び左右両側壁17,18とは、綾目状に斜めに交差する方向へ延びる溶着箇所21aで加熱溶着されている。そのため、例えば、蓋体13に反りが生じ、溶着部21の一部が天板22から剥離した場合、溶着部21がフィルタ20の外周縁に沿って延びる従来と異なり、溶着箇所21aにより通気部19へ繋がる隙間が形成されるのを防止することができる。従って、隙間にゴミや虫等が溜まったり、ゴミや虫等がフィルタ20内に入り込んで通気部19から容器本体12内に入り込むというおそれをなくすことができる。
【0028】
(2) フィルタ20の相対向する一対の長辺及び短辺各々に対して直交する直線に沿って形成された溶着部21はフィルタ20の中央部分で交差するとともに、四側周縁部に形成された溶着部21に連なって、溶着部21全体として平面格子状をなしている。そのため、溶着部21がフィルタ20の中央部分で一直線で延びるとともに、端部が四側周縁部の溶着部21に連ならない状態で形成される従来と異なり、フィルタ20の中央部分の浮き上がりを防止できる。従って、例えば、小動物収容容器11の蓋体13の上に別の小動物収容容器11を積載した場合に、浮き上がったフィルタ20が邪魔になり、その積載状態が不安定になるといった不具合をなくすことができる。
【0029】
(3) 圧接面24には綾目状に斜めに交差する方向に延びる凹条24bが形成されている。そのため、圧接面24が加熱溶着板23の外周に沿って直線状に延びる従来と異なり、圧接面24と天板22との接触面積を広げることができる。従って、例えば天板22が反っていた場合にも、フィルタ20の天板22への溶着面積を広げてフィルタ20を天板22に確実に加熱溶着することができる。その結果、溶着部21において、フィルタ20と天板22との間に隙間が形成されるのを防止して、その隙間、即ちフィルタ20の下側にゴミや虫等が溜まったり、そのゴミや虫等がフィルタ20内に入り込んで通気部19から容器本体12内に入り込むというおそれをなくすことができる。
【0030】
(4) フィルタ20の四側周縁部の溶着部21において、フィルタ20と天板22及び左右両側壁17,18とは、綾目状に斜めに交差する方向へ延びる溶着箇所21aで加熱溶着され、フィルタ20と天板22との間に隙間が形成されるのを防止できる。そのため、フィルタの四側周縁部が部分的に天板に溶着されている従来と異なり、フィルタ20の四側周縁部において、そのフィルタ20の裏面と天板22との間にゴミや虫が溜まるの防止することができる。
【0031】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 加熱溶着板23の相対向する一対の長辺及び短辺各々に対して直交する直線に沿って延びる圧接面24を省略して、加熱溶着板23の四側周縁部のみに圧接面24を形成してもよい。そして、フィルタ20の四側周縁部のみに溶着部21を形成してもよい。
【0032】
・ 蓋体13用の加熱溶着板23においては、その相対向する一対の長辺に対して1箇所、2箇所又は4箇所以上で、短辺に対して2箇所以上でそれぞれ直交する直線に沿って所定幅で延びる圧接面24を形成してもよい。左右両側壁17,18用の加熱溶着板23においては、その相対向する一対の長辺に対して2箇所以上で、短辺に対して2箇所以上でそれぞれ直交する直線に沿って所定幅で延びる圧接面24を形成してもよい。また、加熱溶着板23の相対向する一対の長辺又は短辺のいずれか一方のみに対して直交するとともに、四側周縁部に連なる直線に沿って所定幅で延びる圧接面24を形成してもよい。
【0033】
・ 圧接面24において、実施形態では複数本の凹条24bを綾目状に斜めに交差する方向に延びて形成することにより突起24aの平面形状を菱形状に形成したが、複数本の凹条24bを格子状に直交して交差する方向に延びて形成することにより、突起24aの平面形状を正方形状に形成してもよい。また、突起24aの平面形状が円形状、正方形状、五角形状、六角形状等をなすように、複数本の凹条24bの延びる方向を変更してもよい。
【0034】
・ 加熱溶着板23の四側周縁部に形成された圧接面24に対して、斜めに交差する直線に沿って圧接面24を形成してもよい。フィルタ20の平面形状に対応させて、加熱溶着板23の平面形状を平面三角形状、正方形状、五角形状等に変更してもよい。
【0035】
・ 容器本体12の通気部19及びフィルタ20を省略し、蓋体13のみに通気部19を形成してその通気部19を被覆するフィルタ20を設けてもよく、蓋体13の通気部19及びフィルタ20を省略し、容器本体12のみに通気部19を形成してその通気部19を被覆するフィルタ20を設けてもよい。また、容器本体12の前側壁15及び後側壁16それぞれに通気部19を形成し、各通気部19をフィルタ20で被覆してもよい。さらに、前側壁15,後側壁16,左側壁17及び右側壁18のうちのいずれか1つに通気部19を形成し、その通気部19をフィルタ20で被覆してもよい。
【0036】
・ 硬化後に収縮して反りを生じた蓋体13又は容器本体12に対して加熱溶着板23を使用してフィルタ20を加熱溶着してもよい。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
【0037】
・ 前記溶着箇所は綾目状に斜めに交差する方向に延びて構成されている小動物収容容器。このように構成した場合、通気孔の外周位置と、その外周位置に溶着されたフィルタとの溶着部に隙間が形成されるのを防止し、容器本体内にゴミ等が入り込むのを防止することができる。
【0038】
・ 小動物収容容器を製造するための加熱溶着板を使用し、前記圧接面により、フィルタの少なくとも周囲を所定温度及び所定圧力で所定時間加熱及び加圧してフィルタを容器本体の側壁及び蓋体の少なくとも一方に加熱溶着する小動物収容容器の製造方法。このように構成した場合、溶着部に隙間が形成されないように通気孔の外周位置にフィルタが溶着された小動物収容容器を製造することができる。従って、フィルタとの溶着部に隙間が形成されるのを防止し、容器本体内にゴミ等が入り込むのを防止することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明の小動物収容容器によれば、通気孔の外周位置と、その外周位置に溶着されたフィルタとの溶着部に隙間が形成されるのを防止し、容器本体内にゴミ等が入り込むのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の小動物収容容器を示す分解斜視図。
【図2】 実施形態の蓋体を示す平面及び底面図。
【図3】 実施形態の小動物収容容器を示す斜視図。
【図4】 実施形態の加熱溶着板を示す底面図。
【図5】 フィルタ及びその溶着部を示す平面図。
【図6】 従来の加熱溶着板を示す底面図。
【符号の説明】
11…小動物収容容器、12…容器本体、13…蓋体、15〜18…側壁、19…通気部、20…フィルタ、21…溶着部、21a…溶着箇所、23…加熱溶着板、24…圧接面、24a…突起。
Claims (1)
- 上方に開口し、内部に小動物を収容するための有底箱状の容器本体と、その容器本体の開口を開閉可能に閉塞する蓋体とよりなり、容器本体の側壁及び蓋体の少なくとも一方には多数の小孔状の通気孔を透設し、その通気孔を不織布よりなるフィルタで覆い、そのフィルタの少なくとも周囲を所定幅で容器本体の側壁及び蓋体の少なくとも一方に加熱溶着した溶着部を備えた小動物収容容器であって、
前記通気孔は、前記フィルタの平面形状よりも所定幅小さい領域において該領域を分割する平面領域を除いた領域に透設される多数の小孔からなるとともに、前記フィルタの周囲及び前記平面領域に対向する前記フィルタの中間を前記溶着部として1枚のフィルタにて被覆されてなり、
前記溶着部は溶着箇所が互いに交差する方向に延びるように構成されている小動物収容容器。
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