JP4460560B2 - 撮像装置及び撮影方法 - Google Patents

撮像装置及び撮影方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4460560B2
JP4460560B2 JP2006267434A JP2006267434A JP4460560B2 JP 4460560 B2 JP4460560 B2 JP 4460560B2 JP 2006267434 A JP2006267434 A JP 2006267434A JP 2006267434 A JP2006267434 A JP 2006267434A JP 4460560 B2 JP4460560 B2 JP 4460560B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
image
exposure condition
face area
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006267434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008092009A (ja
JP2008092009A5 (ja
Inventor
正彰 ▲高▼木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2006267434A priority Critical patent/JP4460560B2/ja
Priority to US11/865,227 priority patent/US20080080747A1/en
Publication of JP2008092009A publication Critical patent/JP2008092009A/ja
Publication of JP2008092009A5 publication Critical patent/JP2008092009A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4460560B2 publication Critical patent/JP4460560B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/61Control of cameras or camera modules based on recognised objects
    • H04N23/611Control of cameras or camera modules based on recognised objects where the recognised objects include parts of the human body
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/16Human faces, e.g. facial parts, sketches or expressions
    • G06V40/161Detection; Localisation; Normalisation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/61Control of cameras or camera modules based on recognised objects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • H04N23/633Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders for displaying additional information relating to control or operation of the camera
    • H04N23/634Warning indications
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • H04N23/633Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders for displaying additional information relating to control or operation of the camera
    • H04N23/635Region indicators; Field of view indicators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/673Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2101/00Still video cameras

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

本発明は、撮像装置及び撮影方法に関する。
撮像装置として、CCDイメージセンサなどの固体撮像素子で撮像した被写体像をデジタルの画像データに変換し、内蔵メモリやメモリカードに記録するデジタルカメラが普及している。このようなデジタルカメラは、一般的に、レリーズボタンの半押しに伴って、撮影範囲の中央部に撮影レンズの焦点が合うように自動的に焦点調整が行われる。このため、主要被写体が焦点の合う撮影範囲の中央部にない場合には、焦点が背景に合ってしまい、主要被写体のピントがぼけることがある。
上記のような不都合を防止するためには、ユーザが、主要被写体が撮影範囲の中央部に位置するようにフレーミングを行い、レリーズボタンを半押しして一度焦点調整を行った後、所望の撮影範囲となるように再度フレーミングを行って撮影する必要がある。
このような煩雑な操作をなくすため、近年では、画像の解析を行って顔領域を抽出し、その顔領域に基づいて自動的に焦点調整する撮像装置がある(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2004−020628号公報 特開2006−145629号公報
しかしながら、特許文献1の撮像装置では、複数の顔領域(被写体)が抽出された場合、撮影距離の一番近い被写体に焦点を合わせた焦点調整が行われるので、ユーザの意図する撮影ができないこともある。
一方、特許文献2の撮像装置は、ユーザに選択された顔領域(被写体)に合わせて焦点調整が行われるので、ユーザの意図する撮影が可能である。しかしながら、顔領域を抽出する顔抽出処理を画像全体から行うため、選択されなかった顔領域を抽出した処理時間などが無駄である。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、撮影に関する処理時間を短縮してユーザの利便を図り、そしてユーザの意図する撮影を可能とする撮像装置、及びそれを用いた撮影方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、被写体を撮像して画像を取得する撮像手段と、前記画像から顔領域を抽出する顔抽出処理を行う顔抽出手段と、前記顔領域に基づいて露光条件を決定する露光条件制御手段と、操作されることによって前記撮像手段に本撮影を実行させる操作手段と、複数の顔領域が抽出された場合に、前記操作手段の1回の操作で、前記露光条件制御手段に複数の露光条件を決定させ、前記撮像手段に露光条件の異なる本撮影を連続実行させる連写制御手段と、被写体までの撮影距離を測定する距離センサと、複数の顔領域が抽出された場合に各被写体までの撮影距離を比較して、その差分値を算出する差分値算出手段と、前記差分値が所定の範囲内であるか否かを判定する第1判定手段とを備え、前記露光条件制御手段は、所定の範囲内に前記差分値が収まる被写体の顔領域を集合として分類し、その集合毎に露光条件を決定することを特徴とする。
また、所定の範囲は、焦点の合った被写体像が得られる範囲を意味する被写界深度であることが好ましい。
また、露光条件制御手段は、顔領域が2つ以上の集合に分類される場合、絞りを絞って被写界深度を深くし、改めて顔領域を集合として分類し直し、その集合毎に露光条件を決定することが好ましい。
また、顔領域が複数の集合に分類された場合、露光条件制御手段は、所定の集合から順に露光条件を決定し、撮像手段は、その決定される順に従って各露光条件で本撮影を連続実行することが好ましい。具体的には、露光条件が画像の中心部に近い顔領域を含む集合から順に決定されること、又は、露光条件がサイズの大きい顔領域を含む集合から順に決定されることが挙げられる。
本発明の撮影方法は、被写体を撮像して画像を取得する撮像手段を備えた撮像装置による撮影方法であって、前記画像から顔領域を抽出する顔抽出処理を行う顔抽出ステップと、複数の顔領域が抽出された場合に、前記撮像手段に本撮影を実行させる操作手段が1回操作されると、前記顔領域に基づいて複数の露光条件を決定する露光条件決定ステップとを有し、露光条件の異なる本撮影を連続実行し、前記露光条件決定ステップは、距離センサによって被写体までの撮影距離を測定する距離測定ステップと、複数の顔領域が抽出された場合に各被写体までの撮影距離を比較して、その差分値を算出する差分値算出ステップと、前記差分値が所定の範囲内であるか否かを判定する第1判定ステップと、所定の範囲内に前記差分値が収まる被写体の顔領域を集合として分類する分類ステップとを含み、顔領域毎の露光条件を決定することを特徴とする。
また、所定の範囲は、焦点の合った被写体像が得られる範囲を意味する被写界深度であることが好ましい。
また、露光条件決定ステップは、分類ステップで顔領域が2つ以上の集合に分類される場合に、絞りを絞って被写界深度を深くし、改めて顔領域を集合として分類する再分類ステップを含むことが好ましい。
また、顔領域が複数の集合に分類された場合、所定の集合から順に露光条件を決定し、その決定順に従って各露光条件で本撮影を連続実行することが好ましい。具体的には、露光条件が画像の中心部に近い顔領域を含む集合から順に決定されること、又は、露光条件がサイズの大きい顔領域を含む集合から順に決定されることが挙げられる。
本発明の撮像装置によれば、隣接する制御領域が選択された場合、その隣接する制御領域を全体として1つの制御領域として所定の処理を施すことより、処理回数を増やさずに済み、処理時間を短縮することができる。具体的には、処理手段が顔領域を抽出する顔抽出処理を行う顔抽出手段であることより、従来よりも撮影に掛かる時間を短縮してユーザの利便を図り、且つユーザの意図する撮影を可能とする。
また、選択された制御領域から顔領域が抽出されない場合に警告を発する未抽出警告手段を備えたことより、ユーザは、顔領域が抽出されなかったことを知ることができる。
また、未抽出警告手段として、被写体に対して光を発する発光手段を備えていることより、セルフ撮影時にも、ユーザは、顔領域が抽出されなかったことを知ることができる。
また、顔抽出手段は、選択された制御領域から顔領域が抽出されない場合、選択されなかった制御領域に顔抽出処理を施すことより、ユーザの操作ミスによる顔領域の抽出漏れを防止することができる。
また、露光条件の異なる本撮影を撮像手段に連続実行させる連写制御手段を備えたことより、1回のレリーズ操作で、焦点距離の異なる複数の被写体のそれぞれにピントを合わせた撮影を連続的に実行することができる。
また、露光条件制御手段は、所定の範囲内に差分値が収まる被写体の顔領域を集合として分類し、その集合毎に露光条件を決定することより、1回のレリーズ操作で、ピントの合う焦点距離が近い被写体毎に合焦させた撮影を連続的に実行することができる。
また、露光条件制御手段は、顔領域が2つ以上の集合に分類される場合、絞りを絞って被写界深度を深くし、改めて顔領域を集合として分類し直し、その集合毎に露光条件を決定することより、1回のレリーズ操作による撮影回数を抑えることができる。
また、顔抽出手段は、撮影距離が所定の距離より近い場合、サイズが縮小された画像に顔抽出処理を施し、撮影距離が所定の距離より遠い場合、サイズが拡大された画像に顔抽出処理を施すことより、顔抽出処理の時間を従来よりも短縮してスムーズな撮影が可能である。
また、顔領域が抽出されない場合、画像サイズ制御手段は、画像のサイズを縮小し、顔抽出手段は、サイズが縮小された画像に改めて顔抽出処理を施すことより、顔領域の抽出漏れを防止することができる。
または、顔抽出手段は、撮影距離が所定の距離より近い場合、サイズが拡大されたサーチ領域毎に顔抽出処理を施し、撮影距離が所定の距離より遠い場合、サイズが縮小されたサーチ領域毎に顔抽出処理を施すことより、顔抽出処理の時間を従来よりも短縮してスムーズな撮影が可能である。
また、顔抽出手段は、顔領域が抽出されない場合、サーチ領域のサイズを拡大して、拡大されたサーチ領域毎に改めて顔抽出処理を施すことより、顔領域の抽出漏れを防止することができる。
また、被写体までの距離を顔領域のサイズから推定する撮影距離推定手段と、距離センサによって測定される撮影距離と、撮影距離推定手段によって推定される撮影距離とを比較して、その差異値を算出する差異値算出手段と、差異値が所定の閾値を超えるか否かを判定する第2判定手段とを備え、露光条件制御手段は、差異値が閾値を超えない場合、撮影距離推定手段によって推定された撮影距離に基づいて露光条件を決定することより、ピントがぼけた撮影になることを防止することができる。
また、操作手段の1回の操作で、撮像手段が本撮影を何回実行するかを通知する通知手段を備えたことより、ユーザは、連続撮影の回数を知ることができる。
また、モニタは、撮像手段によって本撮影が連続実行されている時に、直前の本撮影によって取得された画像を順次表示することより、ユーザは、撮影状況や残りの撮影回数を知ることができ、いわゆる手ぶれを防止することができる。
また、撮影レンズを駆動する駆動モータの電源となる第1電池を内蔵するレンズユニットと、撮影用電源となるレンズ側電池を備え、レンズユニットが着脱自在に装着される装置本体とから構成されることより、1回のレリーズ操作による焦点距離の異なる連続的な撮影をスムーズに実行することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態のデジタルカメラ11について図面を参照しながら説明する。但し、本発明はここに挙げる実施形態に限定されるものではない。
図1に示すように、デジタルカメラ11の前面には、撮影レンズ12、ストロボ発光部13、補助光発光部14、及び赤外線センサ15が設けられている。撮影レンズ12は、デジタルカメラ11の本体内に導光し、撮影を可能にする。ストロボ発光部13は、撮影と同期して発光し、露光量を調節する。補助光発光部14は、発光して被写体に合図する。赤外線センサ15は、詳しくは後述するが、被写体に対して赤外線を投光してその反射波を受信し、反射波の強度に応じて信号を出力する。
また、デジタルカメラ11の上面には、電源ボタン16、シャッタボタン17、及び機能モードダイヤル18の各種操作部が設けられている。電源ボタン16は、押圧操作によって電源のON/OFFを切り替える。電源がONの時、電池19は各部へ電力を供給する。シャッタボタン17は、押圧操作によって撮影を実行する。機能モードダイヤル18は、つまみの切替えによってカメラモード、ビデオモード、再生モード、メニューモード、及び人物連写モードからモードを選択する。カメラモードは静止画を記録するモード、再生モードは記録した静止画を再生するモード、ビデオモードは動画を記録するモード、メニューモードは手動でホワイトバランス、ISO感度、及び色調などの画像処理などの設定値を変更するモード、そして、人物連写モードは、詳しくは後述するように、シャッタボタン17の1回の押圧操作で静止画を複数記録するモードである。
デジタルカメラ11の背面には、図2に示すように、液晶表示部(LCD)20の他、ズームボタン21、十字ボタン22、及び決定ボタン23などの操作部が設けられている。LCD20には、メニューモードでは各種設定画面が表示され、カメラモードや人物連写モードの撮影待機状態ではスルー画像が表示される。ユーザは、LCD20に表示されるスルー画像を見ながらシャッタボタン17を押圧して撮影を実行する。また、デジタルカメラ11の下面には、スピーカ43(図3参照)が設けられている。
デジタルカメラ11は、図3に示すように、ズームレンズ24、絞り25、フォーカスレンズ26、及びCCDイメージセンサ27が設けられている。ズームレンズ24は、変倍用レンズモータ28の駆動によって変倍する。絞り25は、アイリスモータ29の駆動によって口径を変える。フォーカスレンズ26は、合焦用レンズモータ30の駆動によってピントを調整する。これらのモータ28〜30は、CPU31に接続されたモータドライバ32〜34を介して駆動が制御される。なお、上述した撮影レンズ12(図1参照)は、ズームレンズ24、絞り25、及びフォーカスレンズ26によって構成される。
CCDイメージセンサ27は、撮影レンズ12により結像する被写体像を撮像する。CCDイメージセンサ27には、CPU31によって制御されるタイミングジェネレータ(TG)35が接続され、このTG35から入力されるタイミング信号(クロックパルス)により、電子シャッタのシャッタ速度が決定される。
CCDイメージセンサ27から得られる撮像信号は、CDS(相関二重サンプリング回路)36,AMP(増幅器)37に入力される。CDS36は、CCDイメージセンサ27の各セルの蓄積電荷量に正確に対応したR,G,Bの画像データを出力し、AMP37は、画像データを増幅する。増幅された画像データは、A/D変換器38でデジタル信号に変換される。
画像入力コントローラ39は、データバス40を介してCPU31に接続され、CPU31の制御命令に応じてCCDイメージセンサ27、CDS36、AMP37、及びA/D変換器38を制御する。A/D変換器38から出力される画像データは、所定間隔毎に出力され、メモリ41に格納される。メモリ41には、画像データを格納する画像用メモリが設けられている。画像用メモリから読み出された画像データは、LCDドライバ42に送られてLCD20にスルー画像として表示される。なお、メモリ41には、画像用メモリの他に、ワーク用メモリも設けられている。
画像信号処理回路45は、階調変換、ホワイトバランス(WB)補正、γ補正などの各種画像処理を画像データに施す。画像信号処理回路45で各種処理を施された画像データは、YC変換処理回路46により輝度信号Yと色差信号C、Cとに変換される。圧縮伸長処理回路47は、この変換された画像データに対して、所定の圧縮形式(例えば、JPEG形式)で画像圧縮を施す。圧縮された画像データは、メディアコントローラ48を経由して記録媒体であるメモリカード49に記録される。再生モードのときには、メモリカード49から画像データが圧縮伸長処理回路47に読み出され、圧縮伸長処理回路47で伸長処理が施された後にLCD20に記録画像が表示される。
CPU31には、上述した操作部の他に、ROM52が接続されている。ROM52には、各種制御用のプログラムや設定情報などが記録されている。CPU31は、これらの情報をROM52からメモリ41に読み出して、各種処理を実行する。
データバス40には、ズームレンズ24の合焦位置が適切か否かを検出するAF検出回路53と、CCDイメージセンサ27の電子シャッタのシャッタ速度、撮影感度、及び絞り25の絞り値といった露光条件が撮影に適切か否かを検出するAE検出回路54と、ホワイトバランス補正が撮影に適切か否かを検出するAWB検出回路55とが接続されている。各検出回路53〜55は、データバス40を介してCPU31に検出結果を逐次送信する。CPU31は、各検出回路53〜55から送信される検出結果に基づいて、ズームレンズ24、絞り25、フォーカスレンズ26、CCDイメージセンサ27などの動作を個別に制御する。
AF検出回路53は、評価領域抽出部57、及びコントラスト演算部58を備え、コントラスト検出方式によりフォーカス制御を行う。評価領域抽出部57は、画像の合焦状態を評価するために予め設定された1つ又は複数の合焦評価領域(AFエリア)に基づいてメモリから合焦評価領域の画像成分を抽出する。コントラスト演算部58は、各合焦評価領域の画像成分に基づいて画像のコントラスト値を求める。AF検出回路53は、コントラスト演算部58で得たコントラスト値に基づいて被写体までの撮影距離を算出し、そして画像の合焦状態を判定し、フォーカスレンズ26の合焦位置を決定する。なお、カメラモードでは、シャッタボタン17の半押し操作に伴って、コントラスト検出方式によるフォーカス制御が行われる。
AE・AWB検出回路54,55は、所定間隔毎にメモリ41に格納される画像データの輝度情報に基づいて適正な露光値、及びホワイトバランスの補正量を算出し、これらの情報をCPU31に送る。CPU31は、得られる情報に基づいて電子シャッタ、絞り25、及び画像処理の制御を連続的に行う。
データバス40には、上記各回路53〜55の他、LCD20に表示されるスルー画像(画像)から顔領域を抽出する顔抽出処理を行う顔抽出回路60と、顔抽出処理時に画像を拡大/縮小する画像サイズ制御回路61と、被写体までの撮影距離を評価する撮影距離評価回路62と、瞬きの有無を検知する瞬き検知処理を行う瞬き検知回路63と、撮影距離に基づいて露光条件を決定する露光条件制御回路64とが接続されている。各回路60〜64は、データバス40を介してCPU31に処理結果を逐次送信する。CPU31は、各回路60〜64から送信される処理結果に基づいて、各種制御をする。
[顔抽出処理]
顔抽出回路60は、例えばBoostingと呼ばれるアルゴリズムを採用したパターン認識による顔抽出処理を行う。ROM52には、図4に示すような、例えば32pixels×32pixelsの正方領域の顔パターン65が予め何種類か記憶されている。パターン認識による顔抽出処理は、図5(A)に示すように、顔パターン65をスライドさせながら画像上を検索し、顔パターン65の同一の範囲と認定される領域を識別して顔領域として抽出する。そして、サイズの固定された顔パターン65を利用して異なるサイズの被写体から顔領域を抽出するため、図5(B)に示すように、画像サイズ制御手段61が画像を縮小してから、改めて顔パターン65をスライドさせて画像上を検索し、顔領域を抽出する。
[被写体/近い]
ところで、被写体までの撮影距離の遠近によって、画像中の顔領域のサイズは異なる。被写体が所定の距離より近い場合、画像中の顔領域は、図6(A)に示すように、顔領域は32pixels×32pixelsの正方領域の顔パターン65より大きく、当初の画像のサイズのままでは抽出されない。そこで、AF検出回路53によって算出された被写体までの撮影距離が所定の距離より近い場合には、図6(B)に示すように、先ず、画像サイズ制御回路61が画像を縮小してから、顔パターン65をスライドさせて画像上を検索し、顔領域を抽出する。
[被写体/遠い]
また、被写体が所定の距離より遠い場合、画像中の顔領域は、図7(A)に示すように、顔領域は32pixels×32pixelsの正方領域の顔パターン65より小さく、当初の画像のサイズのままでは抽出されない。そこで、AF検出回路53によって算出された被写体までの撮影距離が所定の距離より遠い場合には、図7(B)に示すように、先ず、画像サイズ制御回路61が画像を拡大してから、顔パターン65をスライドさせて画像上を検索し、顔領域を抽出する。
[ズームレンズ/望遠(Tele)]
また、ズームレンズ24が望遠(Tele)側や広角(Wile)側にあるかによって、画像中の顔領域のサイズは異なる。ズームレンズ24が所定の位置から望遠(Tele)側にある場合、画像中の顔領域は、図8(A)に示すように、顔領域は32pixels×32pixelsの正方領域の顔パターン65より大きく、当初の画像のサイズのままでは抽出されない。そこで、CPU31によってズームレンズ24が所定の位置から望遠(Tele)側であると判断された場合には、図8(B)に示すように、先ず、画像サイズ制御回路61が画像を縮小してから、顔パターン65をスライドさせて画像上を検索し、顔領域を抽出する。
[ズームレンズ/広角(Wide)]
また、ズームレンズ24が所定の位置から広角(Wide)側にある場合、画像中の顔領域は、図9(A)に示すように、顔領域は32pixels×32pixelsの正方領域の顔パターン65より小さく、当初の画像のサイズのままでは抽出されない。そこで、CPU31によってズームレンズ24が所定の位置から望遠(Tele)側であると判断された場合には、図9(B)に示すように、先ず、画像サイズ制御回路61が画像を拡大してから、顔パターン65をスライドさせて画像上を検索し、顔領域を抽出する。
[制御領域]
人物連写モードの撮影待機状態では、LCD20にスルー画像が表示される。スルー画像は、図10に示すように、例えば4×6マスの格子状の制御領域に区画された状態で表示される。以下、説明の都合上、スルー画像は、上から下へ順にA〜Dの行に区切られ、左から右へA〜Fの列に区切られた状態の制御領域AA〜DFとして表示されるものとする。なお、LCD20に表示される制御領域AA〜DFは、CPU31によって制御されている。
[領域選択]
制御領域AA〜DFは、ユーザがLCD20を直接触れることで仮選択され、シャッタボタン17の押圧操作で選択が確定する。制御領域AA〜DFは、仮選択されると背景色が濃くなる。そして選択された制御領域は、顔抽出回路60などによって顔抽出処理などの所定の処理が施される。図11(A)に示すように、甲田さん66、乙川さん67、丙山さん68、及び丁林さん69が映る画像から制御領域AA,BE,BF,CB,CC,CE,及びCFが仮選択されたとすると、例えば、仮選択された制御領域AA,BE,BF,CB,CC,CE,及びCFの背景色は濃くなり、ユーザは仮選択された制御領域AA,BE,BF,CB,CC,CE,及びCFを知ることができる。そして選択が確定すると、顔抽出処理により、甲田さん66、乙川さん67、及び丁林さん69、の顔領域が抽出される。一方、選択されなかった制御領域BDに映る丙山さん68の顔領域は抽出されない。
[隣接する領域]
制御領域CB及びCCは互いに隣接しており、制御領域CB,CCは、CPU31によって全体として1つの制御領域として扱われ、顔抽出回路60などによって顔抽出処理などの所定の処理が施される。同様に、制御領域BE,BF,CE,及びCFは互いに隣接しており、制御領域BE,BF,CE,及びCFは、CPU31によって全体として1つの制御領域として扱われ、顔抽出回路60などによって顔抽出処理などの所定の処理が施される。以下、説明の都合上、制御領域AAを第1領域70、制御領域CB,CCを第2領域71、制御領域BE,BF,CE,及びCFを第3領域72とする。
[処理順]
顔抽出処理などの所定の処理は、選択された順に行われる。仮に、制御領域がAA,CE,CF,CB,CC,BE,BFの順に選択されたとする。この場合、領域69〜71毎に見て、最初に選択された制御領域は、第1領域70は制御領域AA、第2領域71は制御領域CB、第3領域72は制御領域CEである。これら3つの制御領域AA,CB,CEの選択された順は、第1領域70の制御領域AA,第3領域72の制御領域CE,第2領域71の制御領域CBである。よって、選択された順の早い制御領域AAを含む第1領域70から、第3領域72、第2領域71の順に顔抽出処理などの所定の処理が行われる。つまり、甲田さん66、丁林さん69、乙川さん67の順に顔領域が抽出される。
[エラー表示]
選択された制御領域から顔領域が抽出されない場合には、選択された制御領域から顔領域が抽出されなかった旨のエラー表示がLCD20に表示される。例えば、図12に示すように、被写体が映っていない制御領域BE,BFのみが選択され、その制御領域BE,BFに顔抽出処理が施された場合、顔領域は抽出されず、CPU31によってエラー表示77がLCD20に表示される。ユーザは、エラー表示77が表示されることによって、選択した制御領域BE,BFから顔領域が抽出されなかった旨を知ることができる。
[エラー表示/セルフ撮影]
しかしながら、シャッタボタン17の押圧操作から所定時間遅れて撮影が実行されるセルフ撮影時には、ユーザは、エラー表示77がLCD20に表示されても、そのエラー表示77を見ることができず、選択した制御領域から顔領域が抽出されなかった旨を知ることができない。そこで、セルフ撮影時には、選択された制御領域から顔領域が抽出されない場合、補助光発光部14が発光する。ユーザは、補助光発光部14が発光することによって、選択した制御領域から顔領域が抽出されなかった旨を知ることができる。
[再抽出]
顔領域が抽出されず、エラー表示77が表示されたり補助光発光部14が発光したりする場合、顔抽出回路60は、図13(A)に示すように、顔領域が抽出されなかった制御領域BE,BFの周囲の制御領域AD〜AF,BD,CD〜CFを第1仮想領域79として顔抽出処理を施す。第1仮想領域79からも顔領域が抽出されなかった場合、顔抽出回路60は、第1仮想領域79の周囲の制御領域AC,BC,CC,DC〜DFを第2仮想領域80として顔抽出処理を施す。この例においては、第2仮想領域80に含まれる制御領域DEから顔領域が抽出される。仮に、第2仮想領域80からも顔領域が抽出されなかった場合、顔抽出回路60は、更に同様の処理を繰り返し行い、顔領域を抽出する。
[撮影距離推定]
撮影距離評価回路(撮影距離推定手段)62は、ROM52に予め記憶された数値データに基づいて、抽出された顔領域のサイズから被写体までの撮影距離を推定する。顔領域のサイズと撮影距離とは、図14(A)に示すように、およそ反比例の関係にある。図14(A)は、横軸に撮影距離を表し、縦軸に抽出された顔領域のサイズを表している。また、撮影距離評価回路(差異値算出手段)62は、推定した撮影距離と、AF検出回路53(コントラスト演算部58)で算出される撮影距離とを比較してその差異値を算出する。さらに、撮影距離評価回路(第2判定手段)62は、差異値がROM52に予め記憶された所定の閾値を超えるか否かを判定する。なお、コントラスト演算部58で得られるコントラスト値と撮影距離とは、図14(B)に示すように、およそ正比例の関係にある。図14(B)は、横軸に撮影距離を表し、縦軸にコントラスト値を表している。差異値が所定の閾値を超えないと判定された場合、後述する露光条件決定処理は、顔領域のサイズから推定された撮影距離に基づいて行われる。一方、差異値が所定の閾値を超えると判定された場合、瞬き検知回路63による瞬き検知処理が行われる。
[瞬き検知処理]
撮影距離の推定値と算出値との差異値が所定の閾値を超えると判定された場合、瞬き検知回路63は瞬きの有無を検知する瞬き検知処理を行う。瞬き検知回路63は、例えば、赤外線センサ15から出力される検出信号によって瞬きの有無を検知する。この検知方法は、反射する赤外線の強度が眼と瞼とで異なる点を利用している。瞬きが検出された場合、後述する露光条件決定処理は、顔領域のサイズから推定された撮影距離に基づいて行われる。一方、瞬きが検出されなかった場合、後述する露光条件決定処理は、AF検出回路53で算出される撮影距離に基づいて行われる。
[第1の例/人物が被写体]
図15(A)に示すような人物が被写体の場合、図15(B)に示す顔領域のサイズから推定される撮影距離と、図15(C)に示すコントラスト値から算出される撮影距離とは基本的に略一致する。この場合、撮影距離評価回路62は、これらの差異値が所定の閾値を超えないと判定し、後述する露光条件決定処理は、顔領域のサイズから推定された撮影距離に基づいて行われる。
[第2の例/人物が被写体]
図16(A)に示すような人物が被写体の場合であっても、誤差が生じ、図16(B)に示す顔領域のサイズから推定される撮影距離と、図16(C)に示すコントラスト値から算出される撮影距離とが一致しないこともある。その差が大きい場合、撮影距離評価回路62は、これらの差異値が所定の閾値を超えると判定し、瞬き検知回路63による瞬き検知処理が行われる。瞬き検知処理により、被写体から瞬きが検出され、後述する露光条件決定処理は、顔領域のサイズから推定された撮影距離に基づいて行われる。
[第3の例/非人物が被写体]
図17(A)に示すような非人物(例えば、雪だるま)が被写体の場合であっても、顔抽出回路60によって顔領域が抽出されることもある。このとき、図17(B)に示す顔領域のサイズから推定される撮影距離と、図17(C)に示すコントラスト値から算出される撮影距離とが一致しないこともある。撮影距離の推定値と算出値とが一致せず、撮影距離評価回路62によってこれらの差異値が所定の閾値を超えると判定された場合、瞬き検知回路63による瞬き検知処理が行われる。瞬き検知処理により、被写体から瞬きが検出されず、後述する露光条件決定処理は、AF検出回路53で算出される撮影距離に基づいて行われる。
[エラー表示]
また、撮影距離の推定値と算出値との差異値が所定の閾値を超えると判定され、且つ瞬きが検出されない場合には、顔抽出回路60によって抽出された顔領域が人物ではない旨のエラー表示がLCD20に表示される。例えば、図18に示すように、CPU31によってエラー表示82がLCD20に表示される。ユーザは、エラー表示82が表示されることによって、顔抽出回路60によって抽出された顔領域が人物ではない旨を知ることができる。同様に、顔抽出回路60によって画像全体から顔領域が全く抽出されない場合には、例えば、図19に示すような、画像全体から顔領域が抽出されなかった旨のエラー表示83がLCD20に表示される。これらエラー表示82,83が表示される場合、後述する露光条件決定処理は、AF検出回路53で算出される撮影距離に基づいて行われる。また、エラー表示82,83の表示に併せてスピーカ43から警告音を発しても良い。
[露光条件決定]
露光条件制御回路64は、AF検出回路53によって算出された撮影距離や、撮影距離評価回路62によって推定された撮影距離に基づいて、絞り25の絞り量、ストロボ発光部13の発光量、その他の露光条件を決定する露光条件決定処理を行う。顔抽出回路60によって複数の顔領域が抽出された場合には、露光条件制御回路64は、詳しくは後述するように、原則として顔領域毎に露光条件を決定する。但し、被写界深度の範囲内に複数の顔領域が収まる場合においては、露光条件制御回路64は、それら顔領域をグループとして分類し、グループ毎に露光条件を決定する。なお、被写界深度は、ピントの合う撮影距離の範囲のことであり、ROM52に予め記憶された数値データに基づいて、ズームレンズ24の位置や絞り25の絞り量などからCPU31によって算出される。
[顔領域の分類]
露光条件制御回路(差分値算出手段)64は、各顔領域までの撮影距離を比較してその差分値を算出する。また、露光条件制御回路(第1判定手段)64は、被写界深度の範囲内に各差分値が収まるか否かを判定する。図11(A)に示す画像から、甲田さん66、乙川さん67、及び丁林さん69の顔領域が抽出された場合を例に説明する。図20(A)に示すように、乙川さん67と丁林さん69との撮影距離の差分値は小さく、乙川さん67と丁林さん69とは、被写界深度の範囲内に収まると判定される。一方、甲田さん66と、乙川さん67や丁林さん69との撮影距離の差分値は大きく、甲田さん66は、乙川さん67や丁林さん69と同一の被写界深度の範囲内に収まらないと判定される。その結果、甲田さん66の第1グループ86と、乙川さん67と丁林さん69の第2グループ87との2つのグループに分類される。
[顔領域の再分類]
顔領域が2つ以上のグループに分類され、且つ、絞り25が最大限絞られた最大絞り状態ではない場合、露光条件制御回路64は上記分類をリセットした上、図20(B)に示すように、絞り25を絞って被写界深度を深くして改めて顔領域をグループとして分類する。その結果、甲田さん66の第1グループ86と、乙川さん67と丁林さん69の第2グループ87との2つのグループに分類される。被写界深度を深くすることで、分類されるグループの個数が減少する可能性がある。
[露光条件の決定順]
露光条件制御回路64は、サイズの大きい顔領域を含むグループから順に露光条件を決定する。仮に、顔領域のサイズが大きい方から順に、乙川さん67、丁林さん69、甲田さん66であるとする。この場合、グループ86,87毎に見て、最も大きいサイズの顔領域は、第1グループ86は甲田さん66であり、第2グループは乙川さん67である。これら2人66,67の顔領域のサイズは、大きい方から順に乙川さん67、甲田さん66である。よって、サイズの大きい顔領域の乙川さん67を含む第2グループ87から、甲田さん66を含む第1グループ86の順に露光条件決定処理が行われる。
[人物連写/撮影順序]
露光条件制御回路64によって複数の露光条件が決定した場合、CPU(連写制御手段)31は、その決定される順に従って各露光条件で本撮影を連続実行させる。本撮影の連続実行の開始前には、本撮影が何回実行されるかの通知として、例えば図21に示すように、撮影回数表示90がLCD20に表示される。また、本撮影の連続実行時には、直前の本撮影によって取得された画像がLCD20に順次表示される。
以下、上記第1実施形態のデジタルカメラ11(図1、図2参照)の作用について図面を参照しながら説明する。図22に示すように、複数の人物を被写体として撮影をする場合には、先ず、電源ボタン16を押圧操作して電源をONにする。電源がONの時、機能モードダイヤル18のつまみを切り替えて人物連写モードにすると、LCD20には、制御領域AA〜DFに区画されたスルー画像が表示される(図10参照)。ユーザは、LCD20に直接触れて被写体が映る制御領域AA〜DFを仮選択する。仮選択された制御領域は、背景色が濃くなり、ユーザは仮選択された制御領域を知ることができる(図11(A)参照)。なお、互いに隣接する制御領域が仮選択された場合、互いに隣接する制御領域は、全体として1つの制御領域として扱われることになる。その後シャッタボタン17を押圧操作することで、制御領域の選択が確定する。
制御領域の選択が確定すると、制御領域毎にパターン認識による顔領域抽出処理が施される。図23に示すように、先ず、AF検出回路53が被写体までの撮影距離を算出する。撮影距離が近い場合、画像サイズ制御回路62が画像を縮小する(図6(A)、図6(B)参照)。一方、撮影距離が遠い場合、画像サイズ制御回路62が画像を拡大する(図7(A)、図7(B)参照)。
また、図24に示すように、ズームレンズ24が望遠(Tele)側にある場合、画像サイズ制御回路62が画像を縮小する(図8(A)、図8(B)参照)。一方、ズームレンズ24が広角(Wide)側にある場合、画像サイズ制御回路62が画像を拡大する(図9(A)、図9(B)参照)。そして、顔抽出回路60は、パターン認識によって顔領域を検索する。検索によって顔領域が抽出されなかった場合、画像サイズ制御回路62が画像を縮小してから、改めて顔抽出回路60によって顔領域が検索される(図5(A)、図5(B)参照)。
そして、図25に示すように、選択された制御領域から顔領域が抽出されない場合、エラー表示77をLCD20に表示してユーザに対して警告する(図12参照)。セルフ撮影時には、補助光発光部14を発光してユーザに対して警告する。さらに、顔抽出回路60は、顔領域が抽出されなかった制御領域の周囲の第1仮想領域79に対して顔抽出処理を施す。第1仮想領域79からも顔領域が抽出されなかった場合、顔抽出回路60は、その周囲の第2仮想領域80に対しても顔抽出処理を施す(図13(A)参照)。
顔領域が抽出された場合、図26に示すように、撮影距離評価回路62は、抽出された顔領域のサイズから被写体までの撮影距離を推定する。そして、その推定値と、AF検出回路53で算出される撮影距離とを比較してその差異値を算出する。さらに、差異値が所定の閾値を超えるか否かを判定する。差異値が所定の閾値を超えない場合、撮影距離評価回路62による推定値が撮影距離として決定する(図15(A)〜図15(C)参照)。一方、差異値が所定の閾値を超える場合、瞬き検出回路63によって瞬きの有無を検知する。瞬きが検出される場合、撮影距離評価回路62による推定値が撮影距離として決定する(図16(A)〜図16(C)参照)。一方、瞬きが検出されない場合、エラー表示82をLCD20に表示したり、スピーカ43から警告音を発したりして、ユーザに対して警告する(図18)。そして、AF検出回路53による算出値が撮影距離として決定する(図17(A)〜図17(C)参照)。
複数の顔領域が抽出された場合、図27に示すように、露光条件制御回路64は、各顔領域までの撮影距離を比較してその差分値を算出する。そして、CPU31によって算出される被写界深度の範囲内に各差分値が収まるか否かを判定する(図20(A)参照)。各差分値が被写界深度の範囲内に収まらなく、且つ、絞り25が最大限絞られた最大絞り状態ではない場合、絞り25を絞って被写界深度を深くして改めて上記判定をする(図20(B)参照)。さらに、露光条件制御回路64は、顔領域を被写界深度毎にグループに分類し、グループ毎に露光条件を決定する。
LCD20に撮影回数表示90を表示し、本撮影が何回実行するかを通知する(図21参照)。そして本撮影を連続実行する。本撮影の連続実行時には、直前の本撮影によって取得された画像がLCD20に順次表示される。
[レンズユニット取外し式]
なお、上記第1実施形態において、本体に撮影レンズ12を内蔵するデジタルカメラ11の場合を例に説明したが、これに限定されるのではなく、撮影レンズ12を内蔵するレンズユニットが本体から取外し可能なレンズユニット取外し式のデジタルカメラであっても良い。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態のデジタルカメラ101について図面を参照しながら説明する。但し、本発明はここに挙げる実施形態に限定されるものではない。
図28に示すように、デジタルカメラ101は、レンズユニット取外し式のカメラであり、本体102にレンズ鏡筒103を着脱自在に取り付けて使用する。レンズ鏡筒103は、内部に撮影レンズ12を支持しており、又、後端に本体マウント(図示せず)を備える。その本体マウントは、本体102の前面に設けたレンズマウント(図示せず)に係止される。マウント結合は、レンズ鏡筒103を撮影光軸と平行な方向から本体マウントをレンズマウントに挿入し、その後、撮影光軸を中心にレンズ鏡筒103を一方向に所定角度だけ回転させることでなされる。このようなマウント同士の結合としては、周知のネジ式のスクリュマウントや複数の爪を持つバヨネットマウントなどを採用することができる。
本体102の上面には、電源ボタン16、シャッタボタン17、及び機能モードダイヤルボタン18の各種操作部が設けられている。また、本体102の背面には、液晶表示部(LCD)20(図29参照)の他、操作部が設けられている。
図29に示すように、レンズ鏡筒103には、撮影レンズ12、モータ28〜30、モータドライバ32〜34の他、レンズ側電池105が設けられている。レンズ側電池105は、電源がONの時、レンズ鏡筒103の各部へ電力を供給する。本体102側の電池19とは別にレンズ鏡筒103側にもレンズ駆動用のレンズ側電池105を設けたので、人物連写モードにおける連続的な本撮影をスムーズに実行することができる。
レンズ鏡筒103の後端のボディマウントには、レンズ側接点部107(図29参照)が設けられている。レンズ側接点部107は、レンズ鏡筒103と本体102との間での電気信号の教授を行うための複数の接点で構成されている。つまり、ボディマウントには、本体側からレンズ鏡筒103側のモータドライバ32〜34やレンズ側電池105に、信号を送るための接点群が設けられている。また、本体102の前面のレンズマウントにも、本体側接点部108(図29参照)が設けられている。本体側接点部108は、レンズ側接点部107と同じ数の接点で構成されており、ボディマウントがレンズマウントに取り付けられたとき、本体側及びレンズ側接点部108,107同士が接続されて電気的接続がなされる。なお、第1実施形態のデジタルカメラ11と同じ構成については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
また、上記第2実施形態のデジタルカメラ101(図28参照)の作用は、第1実施形態のデジタルカメラ11と略同一であり、その説明を省略する。
[顔抽出処理]
なお、上記各実施形態において、顔抽出処理は、サイズの固定された顔パターン65を用いて検索する場合を例に説明したが、これに限定されるのではなく、顔パターン65のサイズを変化させて検索するのであっても良い。この場合のパターン認識による顔抽出処理は、図30(A)に示すように、顔パターン65をスライドさせながら画像上を検索し、顔パターン65の同一の範囲と認定される領域を識別して顔領域として抽出する。そして、画像サイズをそのままにして、図30(B)に示すように、顔抽出回路60が顔パターン65を拡大してから、改めて拡大された顔パターン65をスライドさせて画像上を検索し、顔領域を抽出する。なお、この場合、画像サイズはそのままで良く、画像サイズ制御回路61が処理を施すことはない。
[被写体/近い]
ところで、被写体までの撮影距離の遠近によって、画像中の顔領域のサイズは異なる。被写体が所定の距離より近い場合、画像中の顔領域は、図31(A)に示すように、顔領域は32pixels×32pixelsの正方領域の顔パターン65より大きく、当初の顔パターン65のサイズのままでは抽出されない。そこで、AF検出回路53によって算出された被写体までの撮影距離が所定の距離より近い場合には、図31(B)に示すように、顔抽出回路60は、先ず、顔パターン65を拡大してから、拡大された顔パターン65をスライドさせて画像上を検索し、顔領域を抽出する。
[被写体/遠い]
また、被写体が所定の距離より遠い場合、画像中の顔領域は、図32(A)に示すように、顔領域は32pixels×32pixelsの正方領域の顔パターン65より小さく、当初の顔パターン65のサイズのままでは抽出されない。そこで、AF検出回路53によって算出された被写体までの撮影距離が所定の距離より遠い場合には、図32(B)に示すように、顔抽出回路60は、先ず、顔パターン65を縮小してから、縮小された顔パターン65をスライドさせて画像上を検索し、顔領域を抽出する。
[ズームレンズ/望遠(Tele)]
また、ズームレンズ24が望遠(Tele)側や広角(Wide)側にあるかによって、画像中の顔領域のサイズは異なる。ズームレンズ24が所定の位置から望遠(Tele)側にある場合、画像中の顔領域は、図33(A)に示すように、顔領域は32pixels×32pixelsの正方領域の顔パターン65より大きく、当初の顔パターン65のサイズのままでは抽出されない。そこで、CPU31によってズームレンズ24が所定の位置から望遠(Tele)側であると判断された場合には、図33(B)に示すように、顔抽出回路60は、先ず、顔パターン65を拡大してから、拡大された顔パターン65をスライドさせて画像上を検索し、顔領域を抽出する。
[ズームレンズ/広角(Wide)]
また、ズームレンズ24が所定の位置から広角(Wide)側にある場合、画像中の顔領域は、図34(A)に示すように、顔領域は32pixels×32pixelsの正方領域の顔パターン65より小さく、当初の顔パターン65のサイズのままでは抽出されない。そこで、CPU31によってズームレンズ24が所定の位置から広角(Wide)側であると判断された場合には、図34(B)に示すように、顔抽出回路60は、先ず、顔パターン65を縮小してから、縮小された顔パターン65をスライドさせて画像上を検索し、顔領域を抽出する。
つまり、図35に示すように、AF検出回路53によって算出される被写体までの撮影距離が近い場合、顔抽出回路60が顔パターン65を拡大する(図31(A)、図31(B)参照)。一方、その撮影距離が遠い場合、顔抽出回路60が顔パターン65を縮小する(図32(A)、図32(B)参照)。
そして、図36に示すように、ズームレンズ24が望遠(Tele)側にある場合、顔抽出回路60が顔パターン65を拡大する(図33(A)、図33(B)参照)。一方、ズームレンズ24が広角(Wide)側にある場合、顔抽出回路60が顔パターン65を縮小する(図34(A)、図34(B)参照)。その後、顔抽出回路60は、パターン認識によって顔領域を検索する。検索によって顔領域が抽出されなかった場合、顔抽出回路60は、顔パターン65を拡大してから、拡大された顔パターン65を用いて改めて顔領域を検出する(図30(A)、図30(B)参照)。
[領域選択]
また、上記各実施形態において、制御領域AA〜DFを選択する選択手段は、ユーザがLCD20に表示される制御領域AA〜DFを直接触れることで仮選択するタッチパネルである場合を例に説明したが、これに限定されるのではなく、例えば、LCD20に表示されるカーソルを移動させて仮選択する十字ボタン22であっても良い。
また、上記各実施形態において、仮選択された制御領域は、背景色が濃くなる場合を例に説明したが、これに限定されるのではなく、例えば、図11(B)に示すように、縁取る枠が表示されるのでも良い。
[隣接する領域]
また、上記各実施形態において、隣接する制御領域を全体として1つの制御領域として扱う場合を例に説明したが、これに限定されるのではなく、例えば、図37(A)に示すように、頂点110を共有する制御領域BE及びCFが選択された場合、図37(B)に示すように、その頂点110を共有する他の制御領域BF及びCEも選択されたものとみなし、頂点110を共有する全ての制御領域BE,BF,CE及びCFを全体として1つの制御領域として扱うのであっても良い。
[処理順]
また、上記各実施形態において、顔抽出処理などの所定の処理は、選択された順に行われる場合を例に説明したが、これに限定されるのではない。例えば、画像の中心部に近い制御領域から順に行われるのでも良い。この場合、図11(A),図11(B)に示す例においては、中心部に近い制御領域CCを含む第2領域71から、制御領域BE,CEを含む第3領域72、制御領域AAを含む第1領域70の順に所定の処理が行われる。又は、サイズの大きい制御領域から順に行われるのでも良い。この場合、図11(A),図11(B)に示す例においては、4つの制御領域BE,BF,CE,CFから構成される第3領域72から、2つの制御領域CB,CCから構成される第2領域71、1つの制御領域AAから構成される第1領域70の順に所定の処理が行われる。
[再抽出]
また、上記各実施形態において、選択された制御領域から顔領域が抽出されなかった場合、顔抽出処理を施す制御領域(仮想領域79,80)を段々と拡大して顔領域を抽出する場合を例に説明したが、これに限定されるのではなく、図13(B)に示すように、選択されなかった残りの制御領域全体に顔抽出処理を施すのであっても良い。
[露光条件の決定順]
また、上記各実施形態において、複数の顔領域が抽出されたとき、サイズの大きい顔領域から順に露光条件が決定する場合を例に説明したが、これに限定されるのではなく、画像の中心部に近い顔領域から順に露光条件が決定するのでも良い。
デジタルカメラの外観斜視図である。 デジタルカメラの背面図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 顔抽出処理に用いる顔パターンの例を示す説明図である。 顔抽出処理の例を示す説明図である。 被写体が遠い場合の顔抽出処理の例を示す説明図である。 被写体が近い場合の顔抽出処理の例を示す説明図である。 ズームレンズが望遠(Tele)側に位置する場合の顔抽出処理の例を示す説明図である。 ズームレンズが広角(Wide)側に位置する場合の顔抽出処理の例を示す説明図である。 制御領域に区画されたスルー画像をLCDに表示した例を示す説明図である。 制御領域が選択されたスルー画像をLCDに表示した例を示す説明図である。 選択された制御領域から顔が抽出されない旨のエラー表示をLCDに表示した例を示す説明図である。 顔領域を抽出する制御領域を段々に拡大する例を示す説明図である。 顔領域のサイズと撮影距離との関係、及びコントラスト値と撮影距離との関係を示す説明図である。 人物が被写体である場合の撮影距離の推定/測定結果例を示す説明図である。 人物が被写体である場合の撮影距離の第2の推定/測定結果例を示す説明図である。 非人物が被写体である場合の撮影距離の推定/測定結果例を示す説明図である。 抽出された顔領域が人物ではない旨のエラー表示をLCDに表示した例を示す説明図である。 画像全体から顔が抽出されない旨のエラー表示をLCDに表示した例を示す説明図である。 被写界深度に基づく顔領域の分類例の説明図である。 撮影回数の表示をLCDに表示した例を示す説明図である。 人物連写モードの撮影実行手順を説明するフローチャートである。 撮影距離の遠近に応じた顔抽出処理を説明するフローチャートである。 ズームレンズの位置に応じた顔抽出処理を説明するフローチャートである。 顔領域の再抽出を説明するフローチャートである。 撮影距離の決定を説明するフローチャートである。 露光条件を決定するための顔領域の分類を説明するフローチャートである。 レンズユニット取外し式のデジタルカメラの外観斜視図である。 レンズユニット取外し式のデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 顔抽出処理の例を示す説明図である。 被写体が遠い場合の顔抽出処理の例を示す説明図である。 被写体が近い場合の顔抽出処理の例を示す説明図である。 ズームレンズが望遠(Tele)側に位置する場合の顔抽出処理の例を示す説明図である。 ズームレンズが広角(Wide)側に位置する場合の顔抽出処理の例を示す説明図である。 撮影距離の遠近に応じた顔抽出処理を説明するフローチャートである。 ズームレンズの位置に応じた顔抽出処理を説明するフローチャートである。 頂点を共有する制御領域が選択されたスルー画像をLCDに表示した例を示す説明図である。
符号の説明
11,101 デジタルカメラ
12 撮影レンズ
13 ストロボ発光部
14 補助光発光部
15 赤外線センサ
17 シャッタボタン
19 電池
20 液晶表示部(LCD)
21 ズームボタン
24 ズームレンズ
25 絞り
26 フォーカスレンズ
27 CCDイメージセンサ
31 CPU
43 スピーカ
53 AF検出回路
57 評価領域抽出部
58 コントラスト演算部
60 顔抽出回路
61 画像サイズ制御回路
62 撮影距離評価回路
63 瞬き検知回路
64 露光条件制御回路
65 顔パターン
70〜72 第1〜3領域
77 エラー表示
79,80 第1,2仮想領域
82,83 エラー表示
86,87 第1,2グループ
90 撮影回数表示
102 本体
103 レンズ鏡筒
105 レンズ側電池

Claims (12)

  1. 被写体を撮像して画像を取得する撮像手段と、
    前記画像から顔領域を抽出する顔抽出処理を行う顔抽出手段と、
    前記顔領域に基づいて露光条件を決定する露光条件制御手段と、
    操作されることによって前記撮像手段に本撮影を実行させる操作手段と、
    複数の顔領域が抽出された場合に、前記操作手段の1回の操作で、前記露光条件制御手段に複数の露光条件を決定させ、前記撮像手段に露光条件の異なる本撮影を連続実行させる連写制御手段と
    被写体までの撮影距離を測定する距離センサと、
    複数の顔領域が抽出された場合に各被写体までの撮影距離を比較して、その差分値を算出する差分値算出手段と、
    前記差分値が所定の範囲内であるか否かを判定する第1判定手段とを備え
    前記露光条件制御手段は、所定の範囲内に前記差分値が収まる被写体の顔領域を集合として分類し、その集合毎に露光条件を決定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記所定の範囲は、焦点の合った被写体像が得られる範囲を意味する被写界深度であることを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  3. 前記露光条件制御手段は、前記顔領域が2つ以上の集合に分類される場合、絞りを絞って被写界深度を深くし、改めて前記顔領域を集合として分類し直し、その集合毎に露光条件を決定することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  4. 前記顔領域が複数の集合に分類された場合、前記露光条件制御手段は、所定の前記集合から順に露光条件を決定し、前記撮像手段は、その決定される順に従って各露光条件で本撮影を連続実行することを特徴とする請求項ないしいずれか記載の撮像装置。
  5. 露光条件は、前記画像の中心部に近い前記顔領域を含む集合から順に決定されることを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  6. 露光条件は、サイズの大きい前記顔領域を含む集合から順に決定されることを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  7. 被写体を撮像して画像を取得する撮像手段を備えた撮像装置による撮影方法において、
    前記画像から顔領域を抽出する顔抽出処理を行う顔抽出ステップと、
    複数の顔領域が抽出された場合に、前記撮像手段に本撮影を実行させる操作手段が1回操作されると、前記顔領域に基づいて複数の露光条件を決定する露光条件決定ステップとを有し、
    露光条件の異なる本撮影を連続実行し、
    前記露光条件決定ステップは、
    距離センサによって被写体までの撮影距離を測定する距離測定ステップと、
    複数の顔領域が抽出された場合に各被写体までの撮影距離を比較して、その差分値を算出する差分値算出ステップと、
    前記差分値が所定の範囲内であるか否かを判定する第1判定ステップと、
    所定の範囲内に前記差分値が収まる被写体の顔領域を集合として分類する分類ステップとを含み、
    顔領域毎の露光条件を決定することを特徴とする撮影方法。
  8. 前記所定の範囲は、焦点の合った被写体像が得られる範囲を意味する被写界深度であることを特徴とする請求項記載の撮影方法。
  9. 前記露光条件決定ステップは、前記分類ステップで前記顔領域が2つ以上の集合に分類される場合に、絞りを絞って被写界深度を深くし、改めて前記顔領域を集合として分類する再分類ステップを含むことを特徴とする請求項記載の撮影方法。
  10. 前記顔領域が複数の集合に分類された場合、所定の前記集合から順に露光条件を決定し、その決定順に従って各露光条件で本撮影を連続実行することを特徴とする請求項ないしいずれか記載の撮影方法。
  11. 露光条件は、前記画像の中心部に近い前記顔領域を含む集合から順に決定されることを特徴とする請求項10記載の撮影方法。
  12. 露光条件は、サイズの大きい前記顔領域を含む集合から順に決定されることを特徴とする請求項10記載の撮影方法。
JP2006267434A 2006-09-29 2006-09-29 撮像装置及び撮影方法 Expired - Fee Related JP4460560B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006267434A JP4460560B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 撮像装置及び撮影方法
US11/865,227 US20080080747A1 (en) 2006-09-29 2007-10-01 Imaging apparatus and imaging method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006267434A JP4460560B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 撮像装置及び撮影方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008092009A JP2008092009A (ja) 2008-04-17
JP2008092009A5 JP2008092009A5 (ja) 2009-11-05
JP4460560B2 true JP4460560B2 (ja) 2010-05-12

Family

ID=39261254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006267434A Expired - Fee Related JP4460560B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 撮像装置及び撮影方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20080080747A1 (ja)
JP (1) JP4460560B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009251557A (ja) 2008-04-11 2009-10-29 Panasonic Corp 撮像装置
JP5062095B2 (ja) * 2008-08-19 2012-10-31 株式会社ニコン 撮像装置
US10469738B2 (en) 2008-09-05 2019-11-05 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Mobile terminal and method of performing multi-focusing and photographing image including plurality of objects using the same
US8913176B2 (en) * 2008-09-05 2014-12-16 Lg Electronics Inc. Mobile terminal and method of performing multi-focusing and photographing image including plurality of objects using the same
JP5315019B2 (ja) * 2008-11-18 2013-10-16 ルネサスエレクトロニクス株式会社 オートフォーカス装置、オートフォーカス方法及び撮像装置
JP2015039052A (ja) * 2009-12-29 2015-02-26 シャープ株式会社 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2012023502A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Canon Inc 撮影支援システム、撮影支援方法、サーバ、撮影装置およびプログラム
JP5367747B2 (ja) * 2011-03-14 2013-12-11 富士フイルム株式会社 撮像装置および撮像方法、ならびに、撮像システム
JP5622648B2 (ja) * 2011-04-14 2014-11-12 日立オートモティブシステムズ株式会社 画像処理装置
WO2013015052A1 (ja) * 2011-07-28 2013-01-31 富士フイルム株式会社 カメラ制御システムおよびその動作制御方法
JP6057627B2 (ja) * 2012-09-06 2017-01-11 キヤノン株式会社 立体画像撮像装置、カメラシステム、立体画像撮像装置の制御方法、プログラム、記憶媒体
JP6230239B2 (ja) * 2013-02-14 2017-11-15 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および、記憶媒体
KR102227284B1 (ko) 2014-01-16 2021-03-12 삼성전자주식회사 디스플레이 장치 및 그 제어 방법
CN105049664B (zh) * 2015-08-12 2017-12-22 杭州思看科技有限公司 一种手持激光三维扫描仪的补光控制方法
CN106572304A (zh) * 2016-11-02 2017-04-19 西安电子科技大学 基于眨眼检测的智能手机拍照系统和方法
KR102707595B1 (ko) * 2016-12-01 2024-09-19 삼성전자주식회사 눈 검출 방법 및 장치

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5917945A (en) * 1994-06-15 1999-06-29 Metanetics Corporation Recognizing dataforms in image areas
GB9913687D0 (en) * 1999-06-11 1999-08-11 Canon Kk Image processing apparatus
US6940545B1 (en) * 2000-02-28 2005-09-06 Eastman Kodak Company Face detecting camera and method
GB2370438A (en) * 2000-12-22 2002-06-26 Hewlett Packard Co Automated image cropping using selected compositional rules.
US7362354B2 (en) * 2002-02-12 2008-04-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and system for assessing the photo quality of a captured image in a digital still camera

Also Published As

Publication number Publication date
US20080080747A1 (en) 2008-04-03
JP2008092009A (ja) 2008-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4460560B2 (ja) 撮像装置及び撮影方法
JP4807284B2 (ja) カメラ装置、カメラ装置制御プログラム及びカメラ装置制御方法
US8786760B2 (en) Digital photographing apparatus and method using face recognition function
TWI549501B (zh) An imaging device, and a control method thereof
JP5251215B2 (ja) デジタルカメラ
KR100914447B1 (ko) 촬영 장치 및 인포커스 포지션 검색 방법
US20080181460A1 (en) Imaging apparatus and imaging method
JP2008061157A (ja) カメラ
JP5612774B2 (ja) 追尾枠の初期位置設定装置およびその動作制御方法
JP2006201282A (ja) デジタルカメラ
JP2014123070A (ja) 撮像装置及びその制御方法
US20070237513A1 (en) Photographing method and photographing apparatus
US20160330366A1 (en) Image processing device and method, and program
JP2009094946A (ja) 撮像装置及び撮像装置における肖像権保護方法
JP5027580B2 (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP2013008004A (ja) 撮像装置
JP2008079193A (ja) デジタルカメラ
JP2009081530A (ja) 撮像装置、及び撮影方法
JP4567538B2 (ja) 露出量算出システムならびにその制御方法およびその制御プログラム
JP2008054031A (ja) デジタルカメラ及び表示制御方法
US20120075495A1 (en) Electronic camera
JP2008306404A (ja) 撮像装置
JP5044472B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及びプログラム
JP2003289468A (ja) 撮像装置
US8073319B2 (en) Photographing method and photographing apparatus based on face detection and photography conditions

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090914

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20090914

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20091006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140219

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees