JP4459227B2 - 適応アンテナアレイ方式を使用する移動通信システムにおけるデータを受信する装置及び方法 - Google Patents

適応アンテナアレイ方式を使用する移動通信システムにおけるデータを受信する装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、適応アンテナアレイ方式を使用する移動通信システムにおいて、データを受信する装置及び方法に関し、特に、適応受信ビーム加重値生成方式を使用してデータを受信する装置及び方法に関する。
次世代移動通信システムは、バーストパケットデータ(packet data)を複数の移動局へ送信するパケットサービス通信システム(packet service communication system)に発展していっている。上記パケットサービス通信システムは、大容量のデータの送信に適合するように設計されている。このようなパケットサービス通信システムは、高速のパケットサービスのために発展している。このような点に関して、非同期通信方式の標準団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、上記高速のパケットサービスを提供するために、高速下りリンクパケット接続(High Speed Downlink Packet Access:以下、“HSDPA”と称する)方式を提案し、同期通信方式の標準団体である3GPP2(3rd Generation Partnership Project 2)は、上記高速のパケットサービスを提供するために、1xEV−DO/V(1x Evolution Data Only/Voice)方式を提案する。上記HSDPA方式及び1xEV−DO/V方式のすべては、ウェブ(web)/インターネットサービスの円滑な送信のために、高速パケットサービスの提供を提案しており、上記高速パケットサービスを提供するためには、平均送信量(Average Throughput)及び最大送信量(Peak Throughput)を最適化して、音声サービスデータのようなサーキット(circuit)データだけではなく、パケットデータの送信を円滑にする。
特に、上記HSDPA方式を使用する通信システム(以下、“HSDPA通信システム”と称する)は、高速のパケットデータの送信を支援するために、下記3種類の方式、すなわち、適応変調及び符号化(Adaptive Modulation and Coding:以下、“AMC”と称する)方式、ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Retransmission Request:以下、“HARQ”と称する)方式、及び高速のセル選択(Fast Cell Select:以下、“FCS”と称する)方式を新たに導入した。上記HSDPA通信システムは、上記AMC方式、HARQ方式、及びFCS方式を使用して、データ送信率を増加させている。
データ送信率を高めるための他の通信システムとしては、上記1xEV−DO/V方式を使用する通信システム(以下、“1x EV−DO/V通信システム”と称する)が存在し、上記1xEV−DO/V通信システムもシステム性能を保証するためにデータ送信率を増加させる。上記AMC方式、HARQ方式、及びFCS方式のような新たな方式だけではなく、割り当てられた帯域幅(band width)の限界を克服するための、すなわち、データ送信率を増加させるための他の方式としては、多重アンテナ(multiple antenna)方式が存在する。上記多重アンテナ方式は、空間軸(space domain)を活用するので、周波数軸での帯域幅資源の限界を克服することができる。
ここで、上記多重アンテナ方式について説明する。まず、移動通信システムは、1つの基地局(base station:BS)を介して複数の移動局が通信する形態から構成される。上記基地局が上記複数の移動局に高速のデータを送信する場合に、無線チャンネル上の特性によって、フェージング(fading)現象が発生する。このようなフェージング現象を克服するために、上記多重アンテナ方式の一種である送信アンテナダイバーシティ(transmit antenna diversity)方式が提案された。ここで、上記送信アンテナダイバーシティ方式とは、少なくとも2個以上の送信アンテナ、すなわち、多重アンテナを用いて信号を送信することによって、フェージング現象による送信データの損失を最小にして、データ送信率を高める方式を意味する。以下、上記送信アンテナダイバーシティ方式について説明する。
一般に、移動通信システムに存在する無線チャンネル環境は、有線チャンネル環境とは異なって、多重経路干渉(multipath interference)、シャドーイング(shadowing)、電波減衰、時変雑音、及び干渉などのような多くの要因により実際の送信信号から歪曲された信号を受信する。ここで、上記多重経路干渉によるフェージングは、反射体やユーザ、すなわち、移動局の移動性に密接な関連を有し、実際の送信信号と干渉信号とが混在した形態で受信される。従って、上記受信信号は、実際の伝送の間に非常な歪曲を受けた形態になって、全体の移動通信システムの性能を低下させる要因として作用する。結果的に、上記フェージング現象は、受信信号の大きさ(amplitude)及び位相(phase)を歪曲させることができ、無線チャンネル環境で、高速のデータ通信を抑制する主な原因であり、上記フェージング現象を解決するための多くの研究が進められている。結果的に、データを高速で送信するためには、移動通信システムは、フェージング現象のような移動通信チャンネルの特性による損失、及び個別ユーザの干渉を最小にしなければならない。一方、フェージング現象による不安定な通信を防止するための方式としてダイバーシティ方式を使用し、このようなダイバーシティ方式のうちの1つである空間ダイバーシティ(space diversity)方式を実現するために、多重アンテナを使用する。
そして、上記フェージング現象を効率的に解決するための方式として送信アンテナダイバーシティ方式が幅広く使用されている。上記送信アンテナダイバーシティ方式は、無線チャンネル環境で、独立したフェージング現象を受けた複数の送信信号を受信して、フェージング現象による歪曲に対処する。上記送信アンテナダイバーシティ方式は、時間ダイバーシティ(time diversity)方式、周波数ダイバーシティ(frequency diversity)方式、多重経路ダイバーシティ(multipath diversity)方式、及び空間ダイバーシティ(space diversity)方式に区分される。すなわち、移動通信システムは、高速のデータ通信を遂行するために、通信性能に非常な影響を及ぼす上記フェージング現象を良く克服しなければならない。このようなフェージング現象を克服しなければならない理由は、上記フェージング現象が、受信信号の振幅(amplitude)を数dBから数十dBまで減少させるためである。
上記フェージング現象を克服するために、上記ダイバーシティ方式が使用される。例えば、符号分割多重接続(Code Division Multiple Access:以下、“CDMA”と称する)方式は、チャンネルの遅延分散(delay spread)を用いて、ダイバーシティ性能を得ることができるレイク(Rake)受信器を採択している。ここで、上記レイク受信器は、多重経路信号を受信する一種の受信ダイバーシティ方式である。しかしながら、上記レイク受信器で使用された受信ダイバーシティ方式は、チャンネルの遅延分散が比較的小さい場合には、目的のダイバーシティ利得を有することができない、という短所を有する。
上記時間ダイバーシティ方式は、インターリービング(interleaving)及びコーディング(coding)のような方法を用いて、無線チャンネル環境から発生するバーストエラー(burst error)に効率的に対応し、一般的に、ドップラー拡散(doppler spread)チャンネルで使用される。しかしながら、上記時間ダイバーシティ方式は、低速ドップラー拡散チャンネルでは、そのダイバーシティ効果を有することが難しい、という問題点がある。
一方、上記空間ダイバーシティ方式は、一般的に、チャンネルの遅延分散が比較的小さいチャンネル、例えば、室内チャンネル及び低速のドップラー拡散チャンネルである歩行者チャンネルのような遅延分散が比較的小さいチャンネルで使用される。上記空間ダイバーシティ方式は、少なくとも2つのアンテナを使用して、ダイバーシティ利得を取得する方式であって、1つのアンテナを介して送信された信号がフェージング現象により減衰された場合に、残りのアンテナを介して送信された信号を受信してダイバーシティ利得を取得する方式である。ここで、上記空間ダイバーシティ方式は、複数の受信アンテナを使用する受信アンテナダイバーシティ方式と複数の送信アンテナを使用する送信アンテナダイバーシティ方式とに分類される。
まず、上記受信アンテナダイバーシティ方式のうちの1つの方式である受信適応アンテナアレイ(Receive-Adaptive Antenna Array:以下、“Rx−AAA”と称する)方式について説明する。
上記Rx−AAA方式は、複数の受信アンテナから構成されたアンテナアレイを介して受信された受信信号の信号ベクトル(vector)に、適正加重値(weight)ベクトルの内積(scalar product)を計算することによって、受信器が望む方向に受信された信号は、その受信信号の大きさを最大化し、受信器が望まない方向に受信された信号は、その受信信号の大きさを最小化する方式である。ここで、上記受信ビーム加重値とは、上記Rx−AAA方式を適用するにあたり、上記受信器が生成した受信ビームを生成するための加重値を示す。結果的に、上記Rx−AAA方式は、目的の受信信号のみを最大の大きさで増幅することによって、高品質の通話を維持すると同時に、システム全体の容量の増大及びサービス半径の増大を有する、という長所がある。
上記Rx−AAA方式が周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access:以下、“FDMA”と称する)方式と、時間分割多重接続(Time Division Multiple Access:以下、“TDMA”と称する)方式と、CDMA方式とを使用する移動通信システムにすべて適用可能であるが、以下、説明の便宜上、上記CDMA方式を使用する移動通信システム(以下、“CDMA移動通信システム”と称する)を例に挙げて、上記Rx−AAA方式について説明する。
図1は、従来のCDMA移動通信システムにおける基地局受信器の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、上記基地局受信器は、第1の受信アンテナ111と、第2の受信アンテナ121と、...、第Nの受信アンテナ131とのN個の受信アンテナ(Rx_ANT)と、上記受信アンテナのそれぞれに対応するN個の無線周波数(Radio Frequency:以下、“RF”と称する)処理器(processor)、すなわち、第1のRF処理器112と、第2のRF処理器122と、...、第NのRF処理器132とのN個のRF処理器と、上記RF処理器のそれぞれに対応するN個の多重経路探索器(multipath searcher)、すなわち、第1の多重経路探索器113と、第2の多重経路探索器123と、...、第Nの多重経路探索器133とのN個の多重経路探索器と、上記多重経路探索器のそれぞれで探索したL個の多重経路信号を処理するためのL個のフィンガー(finger)、すなわち、第1のフィンガー140−1と、第2のフィンガー140−2と、...、第Lのフィンガー140−LとのL個のフィンガーと、上記L個のフィンガーのそれぞれから出力された多重経路信号を結合する多重経路結合器(multipath combiner)150と、デインターリーバー(de-interleaver)160と、デコーダ(decoder)170とから構成される。
まず、複数の移動局(MS:Mobile Station)のそれぞれの送信器が送信した信号は、多重経路フェージング無線チャンネル(fading radio channel)を介して、上記N個の受信アンテナのそれぞれで受信される。第1の受信アンテナ111は、上記受信された信号を第1のRF処理器112へ出力する。ここで、上記RF処理器のそれぞれは、増幅器(amplifier)と、周波数変換器(frequency converter)と、フィルター(filter)と、アナログ/デジタル変換器(analog to digital converter)とから構成されて、RF信号を処理する。第1のRF処理器112は、第1の受信アンテナ111から出力された信号をRF処理して、基底帯域(baseband)デジタル信号に変換した後に、第1の多重経路探索器113へ出力する。第1の多重経路探索器113は、第1のRF処理器112から出力された信号からL個の多重経路成分に分離し、上記分離されたL個の多重経路成分のそれぞれを第1のフィンガー140−1乃至第Lのフィンガー140−Lのそれぞれへ出力する。
第1のフィンガー140−1乃至第Lのフィンガー140−Lのそれぞれは、L個の多重経路のそれぞれに一対一にマッピングされ、L個の多重経路信号成分を処理する。ここで、上記N個の受信アンテナを介して受信された信号のそれぞれに対してL個の多重経路を考慮するので、N×L個の信号に対して信号処理を遂行しなければならないし、上記N×L個の信号のうち、同一の経路の信号が同一のフィンガーへ出力される。
また、第2の受信アンテナ121は、上記受信された信号を第2のRF処理器122へ出力する。第2のRF処理器122は、第2の受信アンテナ121から出力された信号をRF処理して、基底帯域デジタル信号に変換した後に、第2の多重経路探索器123へ出力する。第2の多重経路探索器123は、第2のRF処理器122から出力された信号からL個の多重経路成分を分離し、上記分離されたL個の多重経路成分のそれぞれを第1のフィンガー140−1乃至第Lのフィンガー140−Lのそれぞれへ出力する。
同一の方式にて、第Nの受信アンテナ131は、上記受信された信号を第NのRF処理器132へ出力する。第NのRF処理器132は、第Nの受信アンテナ131から出力された信号をRF処理して、基底帯域デジタル信号に変換した後に、第Nの多重経路探索器133へ出力する。第Nの多重経路探索器133は、第NのRF処理器132から出力された信号からL個の多重経路成分を分離し、上記分離されたL個の多重経路成分を第1のフィンガー140−1乃至第Lのフィンガー140−Lのそれぞれへ出力する。
このようにして、上記N個の受信アンテナのそれぞれを介して受信された信号のL個の多重経路信号のうち、同一の多重経路信号は、同一のフィンガーに入力される。例えば、第1の受信アンテナ111乃至第Nの受信アンテナ131からの第1の多重経路信号は、第1のフィンガー140−1に入力される。このような方式にて、第1の受信アンテナ111乃至第Nの受信アンテナ131の第Lの多重経路信号は、第Lのフィンガー140−Lに入力される。一方、第1のフィンガー140−1乃至第Lのフィンガー140−Lのそれぞれは、実際入出力される信号が相互に異なるだけで、その構成及び動作が同一である。従って、説明の便宜上、第1のフィンガー140−1の動作についてのみ説明する。
第1のフィンガー140−1は、上記N個の多重経路探索器のそれぞれに対応するN個の逆拡散器、すなわち、第1の逆拡散器141と、第2の逆拡散器142と、...、第Nの逆拡散器143とのN個の逆拡散器と、上記N個の逆拡散器のそれぞれから受信された信号を使用して、受信ビーム(beam)を生成するための加重値ベクトルを計算する信号処理器144と、信号処理器144で計算した加重値ベクトルを使用して受信ビームを生成するための受信ビーム生成器145とから構成される。
まず、第1の多重経路探索器113から出力された第1の多重経路信号は、第1の逆拡散器141へ入力される。第1の逆拡散器141は、第1の多重経路探索器113から出力された第1の多重経路信号を、あらかじめ設定されている拡散コード(spreading code)をもって逆拡散して、信号処理器144及び受信ビーム生成器145へ出力する。ここで、上記逆拡散過程を“時間プロセシング(temporal processing)”と称する。また、第2の多重経路探索器123から出力された第1の多重経路信号は、第2の逆拡散器142へ入力される。第2の逆拡散器142は、第2の多重経路探索器123から出力された第1の多重経路信号を、あらかじめ設定されている拡散コードをもって逆拡散して、信号処理器144及び受信ビーム生成器145へ出力する。このような方式にて、第Nの多重経路探索器133から出力された第1の多重経路信号は、第Nの逆拡散器143へ入力される。第Nの逆拡散器143は、第Nの多重経路探索器133から出力された第1の多重経路信号を、あらかじめ設定されている拡散コードをもって逆拡散して、信号処理器144及び受信ビーム生成器145へ出力する。
信号処理器144は、第1の逆拡散器141乃至第Nの逆拡散器143から出力された信号を受信して、受信ビームの生成のための加重値集合 を計算する。ここで、第1の多重経路探索器113乃至第Nの多重経路探索器133のそれぞれから出力された第1の多重経路信号の集合を“ ”であると定義する。ここで、第1の多重経路信号集合 は、k番目の時点で第1の受信アンテナ111乃至第Nの受信アンテナ131のそれぞれを介して受信された第1の多重経路信号の集合を示し、第1の多重経路信号集合 を構成する第1の多重経路信号のそれぞれは、すべてベクトル信号である。そして、上記加重値集合 は、k番目の時点で、第1の受信アンテナ111乃至第Nの受信アンテナ131のそれぞれを介して受信された第1の多重経路信号のそれぞれに適用される加重値集合を示し、上記加重値集合 を構成する受信ビーム加重値のそれぞれは、すべてベクトル信号である。
そして、第1の多重経路信号集合 内のすべての第1の多重経路信号が逆拡散された信号の集合を“ ”であると定義する。ここで、第1の多重経路信号の逆拡散信号集合 は、k番目の時点で、第1の受信アンテナ111乃至第Nの受信アンテナ131のそれぞれを介して受信された第1の多重経路信号のそれぞれが逆拡散された信号の集合を示し、第1の多重経路信号の逆拡散信号集合 を構成する逆拡散信号のそれぞれは、すべてベクトル信号である。以下、説明の便宜上、“集合”については、その用語を省略し、下線が引かれた(underlined)パラメータ(parameter)は、特定のエレメント(element)の集合を示す。
また、第1の逆拡散器141乃至第Nの逆拡散器143のそれぞれは、あらかじめ設定されている逆拡散コード(de-scrambling code)で第1の多重経路信号 を逆拡散するので、目的の受信信号の受信電力(power)が干渉信号(interference signal)の受信電力に比べてプロセス利得(process gain)だけ増幅される。ここで、上記逆拡散コードは、上記移動局の送信器のそれぞれで使用された拡散コード(spreading code)と同一である。
一方、上述したように、第1の多重経路信号 の逆拡散された信号 は、信号処理器144へ入力される。信号処理器144は、第1の多重経路信号 の逆拡散された信号 をもって、受信ビーム加重値 を計算して、受信ビーム生成器145へ出力する。結果的に、信号処理器144は、第1の受信アンテナ111乃至第Nの受信アンテナ131のそれぞれから出力された総計でN個の第1の多重経路信号である が逆拡散された信号 をもって、第1の受信アンテナ111乃至第Nの受信アンテナ131のそれぞれから出力された第1の多重経路信号 に適用された総計でN個の加重値ベクトルを含む加重値 を計算する。受信ビーム生成器145は、上記総計でN個の第1の多重経路信号 が逆拡散された信号 及び総計でN個の加重値ベクトル を受信する。そして、受信ビーム生成器145は、上記総計でN個の加重値ベクトル をもって受信ビームを生成した後に、第1の多重経路信号 が逆拡散された信号 及び上記受信ビームに該当する加重値 の内積を計算して、第1のフィンガー140−1の出力zとして出力する。ここで、第1のフィンガー140−1の出力zは、式(1)のように表現される。
Figure 0004459227
式(1)において、Hは、エルミート(Hermitian)演算子、すなわち、共役(conjugate)転置(transpose)を示す。また、上記基地局受信器のL個のフィンガーのそれぞれからの出力信号zの集合 が、最終的に多重経路結合器150へ入力される。
上記では、第1のフィンガー140−1のみを例に挙げてその動作を説明したが、第1のフィンガー140−1だけではなく、残りのフィンガーも第1のフィンガー140−1と同一の動作を遂行する。
従って、多重経路結合器150は、第1のフィンガー140−1乃至第Lのフィンガー140−Lから出力された信号を結合して、デインターリーバー160へ出力する。デインターリーバー160は、多重経路結合器150から出力された信号を送信器で適用したインターリービング(interleaving)方式に相当するデインターリービング方式にてデインターリービングした後に、デコーダ170へ出力する。デコーダ170は、デインターリーバー160から出力された信号を送信器で適用したエンコーディング(encoding)方式に相当するデコーディング(decoding)方式にてデコーディングして、最終の受信データとして出力する。
信号処理器144は、あらかじめ設定されているアルゴリズム(algorithm)により受信されることを望む移動局受信器から受信された信号の平均自乗エラー(Mean Square Error:以下、“MSE”と称する)が最小になるように加重値 を計算する。そして、受信ビーム生成器145は、信号処理器144が生成した加重値 を使用して受信ビームを生成する。上記MSEが最小になるように受信ビームを生成する過程を“空間プロセシング(spatial processing)”と称する。従って、上記Rx−AAA方式がCDMA移動通信システムに使用される場合に、時間プロセシングと空間プロセシングとが同時に遂行される。このように、上記時間プロセシングと上記空間プロセシングとを同時に遂行する動作を“空間−時間プロセシング(spatial-temporal processing)”と称する。
一方、信号処理器144は、上述した方式にて、フィンガー別に逆拡散された多重経路信号を受信して、あらかじめ設定されているアルゴリズムに従って、上記Rx−AAA方式の利得を最大化することができる受信ビーム加重値を計算する。信号処理器144は、上記MSEを最小化する。
従って、最近では、上記MSEを適応的に最小化するための受信ビーム加重値計算アルゴリズムに関する研究が活発に進められている。しかしながら、上記MSEを適応的に最小化するための受信ビーム加重値計算アルゴリズムは、主に、基準(reference)信号を基準にしてエラーを減少させるアルゴリズムであり、上記アルゴリズムは、基準信号が存在しない場合に、ブラインド(blind)方式として、常数係数(Constant Modulus:以下、“CM”と称する)方式及び判定指向(Decision-Directed:以下、“DD”と称する)方式を支援する。
一方、上記基準信号を基準にしてエラーを減少させるアルゴリズムは、チャンネルが急速に変化する環境、例えば、高速フェージングチャンネル(fast fading channel)のようなチャンネルが急速に変化する環境や高次変調方式、例えば、16値直交振幅変調(Quadrature Amplitude Modulation:QAM)方式のような高次変調方式を使用する環境では、システムで望む最小のMSE値に収束することが難しいか、あるいは、特定のMSE値に収束するとしても、上記最小MSEの値が比較的大きい値に決定される。このように、上記最小のMSE値が比較的大きい値に決定される場合に、上記Rx−AAA方式を使用することによって発生する利得が減少されるので、高速のデータ通信システムには適合しない、という問題点があった。
上記背景に鑑みて、本発明の目的は、移動通信システムにおいて、適応アンテナアレイ方式を使用してデータを受信する装置及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、適応アンテナアレイ方式を使用する移動通信システムにおいて、適応受信ビーム加重値生成方式を使用してデータを受信する装置及び方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、適応アンテナアレイ方式を使用する移動通信システムにおいて、最小のエラー値を有する受信ビームを生成する装置及び方法を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の第1の特徴によれば、受信信号から受信ビームを生成するための受信ビーム加重値を生成する方法は、任意の時点kで、常数係数(CM)方式を使用して第1のエラー値を決定し、前記任意の時点kで、判定指向(DD)方式を使用して第2のエラー値を決定するステップと、前記第1のエラー値が前記第2のエラー値以下である場合にCM適用加重値を、前記第1のエラー値が前記第2のエラー値を超過する場合にDD適用加重値を決定するステップと、前記CM適用加重値が適用されたCM方式と前記DD適用加重値が適用されたDD方式とを組み合わせた方式を使用して、第3のエラー値を生成するステップと、前記受信信号と、前記第3のエラー値と、前記任意の時点kで決定された前記受信ビーム加重値を前記受信信号に適用することによって生成された出力信号とを使用して、次の時点k+1での前記受信ビームを生成するために使用される前記受信ビーム加重値を決定するステップとを具備し、前記第1のエラー値は前記受信信号とCM方式に従う所望の受信信号との間の差を示す値であり、第2のエラー値は前記受信信号とDD方式に従う所望の受信信号との間の差を示す値であることを特徴とする。
本発明の第2の特徴によれば、受信信号から受信ビームを生成するための受信ビーム加重値を生成する装置は、任意の時点kで、常数係数(CM)方式を使用して第1のエラー値を決定し、前記任意の時点kで、判定指向(DD)方式を使用して第2のエラー値を決定し、前記第1のエラー値が前記第2のエラー値以下である場合にCM適用加重値を、前記第1のエラー値が前記第2のエラー値を超過する場合にDD適用加重値を決定し、前記CM適用加重値が適用されたCM方式と前記DD適用加重値が適用されたDD方式とを組み合わせた方式を使用して、第3のエラー値を生成するエラー値組合せ器と、前記受信信号と、前記第3のエラー値と、前記任意の時点kで決定された前記受信ビーム加重値を前記受信信号に適用することによって生成された出力信号とを使用して、次の時点k+1での前記受信ビームを生成するために使用される前記受信ビーム加重値を決定する加重値計算器とを具備し、前記第1のエラー値は前記受信信号とCM方式に従う所望の受信信号との間の差を示す値であり、第2のエラー値は前記受信信号とDD方式に従う所望の受信信号との間の差を示す値であることを特徴とする。
本発明による移動通信システムは、CM方式とDD方式とを組み合わせた適応受信ビーム加重値生成方式を使用して加重値を生成することによって、最小のエラー値を有する受信ビーム加重値を迅速に生成することができる。従って、正確な受信ビームを生成することが可能であり、上記正確な受信ビームの生成は、受信器が所望の信号のみを正確に受信することを可能にし、これによって、システム性能を向上させることができる、という長所を有する。
以下、本発明の好適な一実施例を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。下記の説明において、本発明の要旨のみを明瞭にする目的で、関連した公知の機能又は構成に関する具体的な説明は省略する。
本発明を説明するに先立って、基地局(Base Station:BS)の受信器で受信された受信信号のモデル(model)を考慮する。上記基地局の受信器が複数の受信アンテナ(RxANT)を有する受信アンテナアレイ(Rx antenna array)を備え、一般的に、上記受信アンテナアレイは、そのコスト及び大きさを考慮する上記基地局の受信器にのみ実装され、移動局(MS)の受信器には実装されないと仮定する。すなわち、上記移動局の受信器は、1つの受信アンテナのみを備えると仮定する。
また、本発明が、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access:以下、“FDMA”と称する)方式と、時間分割多元接続(Time Division Multiple Access:以下、“TDMA”と称する)方式と、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access:以下、“CDMA”と称する)方式と、直交周波数分割多元(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:以下、“OFDM”と称する)方式とを使用する移動通信システムのすべてに適用されることができるとしても、説明の便宜上、上記OFDM方式を使用する移動通信システム(以下、“OFDM移動通信システム”と称する)を参照して説明する。
まず、上記基地局がサービスするセル内の任意の移動局、すなわち、第mの移動局の送信器から送信された信号は、式(2)のように表現される。
Figure 0004459227
式(2)において、s(t)は、第mの移動局の送信信号を示し、pは、第mの移動局の送信電力を示し、b(t)は、第mの移動局のユーザ情報ビットシーケンス(user information bit sequence)を示し、c(t)は、Tのチップ(chip)周期を有する第mの移動局のユーザ拡散コードシーケンス(user spreading code sequence)を示す。
一方、上記移動局送信器から送信された送信信号は、多重経路ベクトルチャンネル(multipath vector channel)を介して上記基地局の受信器で受信される。上記多重経路ベクトルチャンネルのチャンネルパラメータ(channel parameter)は、上記ビット周期Tに比べて比較的低速で変化すると仮定する。従って、上記多重経路ベクトルチャンネルのチャンネルパラメータは、所定のビット周期の間では一定であると仮定する。すると、上記基地局の受信器で受信された第mの移動局の第1の多重経路に対する複素(complex)基底帯域受信信号は、式(3)のように表現される。ここで、式(3)に示す受信信号は、上記基地局受信器で受信された無線周波数(Radio Frequency:以下、“RF”と称する)信号をダウンコンバーティング(down converting)した後の基底帯域信号を示すことに留意しなければならない。
Figure 0004459227
式(3)において、 m1は、上記第mの移動局の第1の多重経路を介して受信された複素基底帯域受信信号の集合を示し、αm1は、上記第mの移動局の第1の多重経路に適用されたフェージング減衰度を示し、φm1は、上記第mの移動局の第1の多重経路に適用された位相遷移量を示し、τm1は、上記第mの移動局の第1の多重経路に適用された時間遅延量を示し、 m1は、上記第mの移動局の第1の多重経路に適用されたアレイ応答(Array Response:AR)の集合を示す。ここで、上記基地局受信器は、複数、例えば、N個の受信アンテナを備えるので、上記第mの移動局が送信した信号は、N個の受信アンテナのそれぞれを介して基地局受信器で受信される。従って、第1の多重経路を介して受信された信号の数はNであり、上記第mの移動局の第1の多重経路を介して受信されたN個の複素基底帯域受信信号は、受信信号の集合を構成する。以下、説明の便宜上、“集合”については、その用語を省略し、下線が引かれたパラメータは、特定のエレメントの集合を示す。
一方、現在の線形(linear)アンテナアレイを使用する場合に、上記アレイ応答 m1は、式(4)のように表現される。
Figure 0004459227
式(4)において、‘d’は、受信アンテナ間に離隔している間隔を示し、λは、使用周波数帯域での波長を示し、Nは、上記受信アンテナの個数を示し、θm1は、第mの移動局の第1の多重経路に適用される到来方向(Direction Of Arrival:DOA)を示す。
また、上記基地局がサービスするセル内に存在する移動局の個数がMであり、上記M個の移動局のそれぞれに対して、L個の多重経路が存在すると仮定すると、上記基地局で受信された受信信号は、上記M個の移動局のそれぞれから送信された送信信号と加算性白色雑音(Additive White Noise:AWN)とが加算された形態であり、これを示すと、式(5)の通りである。
Figure 0004459227
式(5)において、(t)は、M個の移動局のそれぞれから送信された送信信号のそれぞれに加算された上記加算性白色雑音を示す。
式(5)の受信信号で上記基地局が受信することを望む信号が 11であると仮定する。ここで、上記 11は、第1の移動局が第1の多重経路を介して送信された信号を示す。このように、上記基地局が受信することを望む信号が 11であると仮定したので、上記信号 11を除いたすべての信号は、干渉信号及び雑音として見なされる。従って、式(5)は、式(6)のように表現されることができる。
Figure 0004459227
式(6)において、i(t)は、干渉信号を示し、式(7)のように表現される。
Figure 0004459227
式(7)の第1の項
Figure 0004459227
は、上記基地局が受信することを望む移動局の送信信号であるが、上記基地局が受信することを望まない他の多重経路による干渉信号(Inter-Path Interference:IPI)を示し、式(7)の第2の項
Figure 0004459227
は、他の移動局による多元接続干渉(Multiple Access Interference:MAI)を示す。
また、上記(t)は、上記基地局受信器の該当チャンネルカード(channel card)、すなわち、第1の移動局に割り当てられたチャンネルカード(m=1)内の該当多重経路のフィンガー(finger)、すなわち、第1のフィンガー(l=1)であらかじめ設定された逆拡散コードc(t−τ11)をもって逆拡散されるが、上記逆拡散された信号(t)は、式(8)の通りである。ここで、上記逆拡散コードc(t−τ11)は、移動局送信器で信号を送信する間に使用された逆拡散コードc(t−τ11)と同一である。そして、上記基地局は、図1に関連して説明したような複数の受信器を備えており、上記受信器のそれぞれを“チャンネルカード”と称し、1つの移動局に対して1つのチャンネルカードを割り当てる。また、図1に関連して説明するように、上記チャンネルカードは、多重経路の数に相当する複数のフィンガーが備えられており、上記フィンガーのそれぞれは、該当多重経路信号に一対一にマッピングされる。
Figure 0004459227
式(8)において、‘k’は、任意のk番目のサンプリング(sampling)時点を示す。
上記逆拡散される前の信号(t)を上記逆拡散コードc(t−τ11)をもって逆拡散した後の信号(t)を生成する場合に、上記受信信号のうちから上記基地局受信器が受信することを望む信号成分の電力は、逆拡散器の特性に従ってプロセス利得Gだけ増幅される。このように、上記基地局受信器が受信することを望む信号成分の電力がプロセス利得Gだけ増幅されるとしても、上記基地局受信器が受信することを望まない信号成分の電力は、まったく変化がないという事実が分かる。従って、逆拡散される前の受信信号と逆拡散された後の受信信号との間の相関行列(correlation matrix)を計算することができる。
上記逆拡散される前の受信信号と逆拡散された後の受信信号との間の相関行列を求めるためには、上記逆拡散された後の受信信号(t)のサンプリング時点と同一の時点であるk番目の時点で上記逆拡散される前の受信信号(t)をサンプリングする。このように、k番目の時点で、上記逆拡散される前の受信信号(t)をサンプリングした信号は、式(9)の通りである。
Figure 0004459227
結局、上記逆拡散される前の受信信号(t)と逆拡散された後の受信信号(t)との間の相関行列を計算するためには、上記逆拡散された後の受信信号(t)のサンプリング時点と同一の時点であるk番目の時点で、上記逆拡散される前の受信信号(t)をサンプリングして、式(9)のような信号を取得し、上記逆拡散される前の受信信号(t)及び逆拡散された後の受信信号(t)は、定常的(stationary)であると仮定する。
すると、ここで、最小平均自乗(Least Mean Square:以下、“LMS”と称する)方式及び最小平均自乗エラー(Minimum Mean Square Error:以下、“MMSE”と称する)方式について説明する。
一番目に、上記LMS方式について説明する。任意の時点で、N個の受信アンテナを介して受信された複素受信信号、すなわち、第1の受信アンテナを介して受信された複素受信信号x乃至第Nの受信アンテナを介して受信された複素受信信号xを含む逆拡散される前の受信信号の集合を=[x,x,...,x]であると定義する。ここで、上記‘T’は、転置(transpose)演算を示す演算子である。また、上記N個の受信アンテナを介して受信された複素受信信号x,x,...,xが逆拡散された後の受信信号の集合を=[y,y,...,y] であると定義する。上記逆拡散された後の受信信号は、上記基地局受信器が受信することを望む信号成分と上記基地局受信器が受信することを望まない信号成分との和によって決定され、式(10)のように表現される。
Figure 0004459227
そして、上記N個の受信アンテナを介して受信された複素受信信号x,x,...,xのそれぞれに乗じられる複素受信ビーム加重値(complex reception beam weight value)の集合、すなわち、第1の受信アンテナを介して受信された複素受信信号xに乗じられる複素受信ビーム加重値w乃至第Nの受信アンテナを介して受信された複素受信信号xに乗じられる複素受信ビーム加重値w,w,...,wから構成された受信ビーム加重値集合を=[w,w,...,w] であると定義する。
すると、任意のユーザカード、すなわち、任意の移動局に割り当てられたチャンネルカード内のフィンガーからの出力信号は、上記加重値と逆拡散された後の受信信号の内積を計算することによって得られ、式(11)のように表現される。
Figure 0004459227
式(11)において、‘i’は、受信アンテナの個数を示す。
上記出力信号は、式(10)及び式(11)を使用して、上記基地局受信器が受信することを望む信号成分 と上記基地局受信器が受信することを望まない信号成分 とに区分されることができる。一方、上記LMS方式は、知っている基準信号及び受信信号のエラーを最小化し、特に、式(12)のコスト関数(Cost function)J(w)を最小化する。
Figure 0004459227
式(12)において、‘J’は、コスト関数(cost function)を示し、上記コスト関数値Jを最小化する加重値を決定しなければならない。また、式(12)において、eは、受信信号(received signal)と所望の受信信号(desired reception signal)との差、すなわち、エラーを示し、dは、上記所望の信号を示す。非ブラインド(non-blind)方式を使用するビーム生成アルゴリズムでは、上記受信することを望む信号dとして、例えば、パイロット(pilot)信号を使用する。しかしながら、本発明は、ブラインド(blind)方式を使用するビーム生成アルゴリズムを提案し、従って、上記非ブラインド方式を使用するビーム生成アルゴリズムについては、具体的な説明を省略する。
一方、式(12)において、上記コスト関数Jは、2次凸(convex)関数の形態を有する。従って、上記コスト関数Jを最小にするためには、上記コスト関数Jを微分して、その値が0になるようにしなければならない。上記コスト関数Jの微分値は、式(13)の通りである。
Figure 0004459227
しかしながら、実際のチャンネル環境で最適の加重値 optを一回の処理過程で取得することは難しく、時点ごとに逆拡散された後の受信信号が入力されるので、上記最適の加重値 optを適応的に、あるいは、再帰的に取得するために、式(14)のような再帰式(recursive formula)を使用しなければならない。
Figure 0004459227
式(14)において、‘k’は、k番目の時点を示し、 は、k番目の時点での加重値を示し、μは、常数利得(constant gain)値を示し、 は、k番目の時点での追跡ベクトルを示す。ここで、上記k番目の時点での追跡ベクトル は、上記コスト関数Jの微分値を最小値、例えば、0に収束させるためのベクトルを示す。
すなわち、式(14)は、現在の時点で使用される加重値 が与えられたとき、上記加重値 から追跡ベクトル の方向に常数利得値μだけ前進するか、あるいは、後進して生成された値を次の時点で使用される受信ビーム加重値 k+1として更新する過程を示す。
本発明で提案する所望の受信信号d(k)を検出する方式は、“ブラインド方式”と呼ばれる。上記ブラインド方式を使用することが原因で、任意の推定値を使用して受信信号を適応的に収束させなければならず、上記受信信号の適応的な収束のために、次のような方式を使用する。
組合せモードブラインド方式は、所望の受信信号d(k)を検出するのに使用される。この場合に、エラー関数は、式(15)のように表現されることができる。
Figure 0004459227
式(15)において、e CM,e DDは、上記受信信号の適応的な収束のために使用される常数係数(Constant Modulus:以下、‘CM’と称する)方式及び判定指向(Decision Directed:以下、‘DD’と称する。)を使用したエラー値であり、上記e CM,e DDについて説明する。
本発明では、式(15)を参照すると、上記受信信号の適応的な収束のための動作全般にわたって、上記CM方式と上記DD方式との組合せを適用することによって、上記e CM,e DD値を検出することが分かる。すなわち、上記e DD値が増加すると、
Figure 0004459227
値も増加する。結果的に、全体のエラー値で、上記DD方式の影響が増加することが分かる。
また、式(15)において、g(x)は、S字状関数(シグモイド関数)であるので、上記CM方式の影響が大きい領域では、上記DD方式の影響が小さくなる。これとは反対に、上記DD方式の影響が大きい領域では、上記CM方式の影響が小さくなる。
式(15)において、上記エラー値eは、上記CM方式を使用して計算した上記受信信号のエラー値e CMをαだけ加重し、上記DD方式を使用して計算したエラー値e DDをβだけ加重して組み合わせたエラー値である。ここで、上記加重値αは、上記CM方式に適用された加重値であって、‘CM方式適用加重値’と称し、上記加重値βは、上記DD方式に適用された加重値であって、‘DD方式適用加重値’と称する。従って、上記エラー値eは、上記受信信号のエラー値が収束したか否かに従って、上記加重値α及びβを適応的に設定することによって検出されたエラー値である。
また、上記シグモイド関数g(x)の特性を図2を参照して説明する。
図2は、本発明の実施例で使用されたシグモイド関数の特性を示すグラフである。図2を参照すると、上記シグモイド関数の特性は、‘a’値に従って変わる。すなわち、上記‘a’値が増加すると、上記シグモイド関数の形態は、‘S’字状に近くなる。上記‘a’値が1である(a=1)場合に、上記シグモイド関数の形態は、‘直線(straight line)’状に近くなる。すなわち、上記CM方式適用加重値αが増加すると、上記DD方式適用加重値βは小さくなる。しかしながら、上記CM方式適用加重値αが減少されると、上記DD方式適用加重値βは大きくなる。
すなわち、上記CM方式を使用して計算された上記エラー値e CMが上記DD方式を使用して計算された上記エラー値e DDを超過すると、上記エラー値eは、加重されたCM方式と、上記加重されたCM方式に比べてさらに加重された上記DD方式とを組み合わせることによって計算される。
ここで、上記加重されたCM方式は、上記CM方式に上記CM方式適用加重値αを適用するのに使用される。これと同様に、上記加重されたDD方式は、上記DD方式に上記DD方式適用加重値βを適用するのに使用される。また、“上記加重されたCM方式に比べてさらに加重されたDD方式”とは、上記CM方式適用加重値αよりも大きい値を有するDD方式適用加重値βが適用された方式を意味する。これと同様に、“上記加重されたDD方式に比べてさらに加重されたCM方式”とは、上記DD方式適用加重値βよりも大きい値を有するCM方式適用加重値αが適用された方式を意味する。
また、上記CM方式を使用して計算された上記エラー値e CMが上記DD方式を使用して計算されたエラー値e DD以下である場合に、上記エラー値eは、上記加重されたDD方式と、上記加重されたDD方式に比べてさらに加重されたCM方式とを組み合わせることによって計算される。
上記受信信号の適応的な収束のために使用されたCM方式は、一般的に、ブラインド等化器(equalizer)に使用されており、また、ビーム生成アルゴリズムにも使用されている。ゴダール(Godard)が提案した上記CM方式を使用する場合に、上記コスト関数Jは、式(16)のように表現される。
Figure 0004459227
式(16)において、‘p’は、任意の正の整数を示し、Rは、ゴダール係数を示す。ここで、上記ゴダール係数Rは、式(17)のように表現される。
Figure 0004459227
一方、現在のOFDM移動通信システムは、一般的に、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式以上の比較的高次変調方式を使用するので、上記コスト関数Jは、式(18)に示すように、実数部と虚数部とに分離される。ここで、上記コスト関数Jを実数部と虚数部とに分離して計算する理由は、高次変調方式にて送受信される信号が実数部び虚数部を有するためである。
Figure 0004459227
本発明では、LMS方式及びMMSE方式を使用し、p=2であると仮定する。従って、“d(k)=R2,R+jR2,I”で決定される。また、初期時点、すなわち、k=0である時点でのコスト関数値Jは、0(J=0)であると仮定する。
図5は、OFDM移動通信システムにおけるCM方式を示す図である。図5を参照すると、p=2、“d(k)=R2,R+jR2,I”、及びJ=0(ただ、k=0)である場合のCM方式を適用する場合を示す。すなわち、式(18)によってR値が決定されると、座標面で円が生成される。すると、受信された信号は、原点からの延長線が円と接触する点であると判断される。図5において、受信されたzは、円として投影される。
いままで、収束ステップについて説明した。次いで、上記d(k)を取得するための安定化ステップについて説明する。
MSEが上記収束ステップを介してあらかじめ決定された値に収束すると、上記収束ステップから式(19)の計算が遂行される安定化ステップへ移行される。上記MSEがあらかじめ決定された値に収束するにつれて、上記収束ステップから上記安定化ステップへ変化する過程について説明する。
Figure 0004459227
上記収束ステップと同様に、上記安定化ステップでも、実数部と虚数部を分離して計算しなければならない。式(19)において、Prは、判定指向(DD)方式によって上記受信することを望む信号d(k)と最も近似した信号として投影されることを意味する。ここで、上記DD方式は、上記d(k)を受信信号と最も近似した判定値として反映する方式を意味する。ここで、図6を参照して上記DD方式について説明する。
図6は、BPSK方式を使用するOFDM移動通信システムにおけるDD方式を概略的に示す図である。
図6を参照すると、まず、上記OFDM移動通信システムにおいて、BPSK(Binary Phase Shift Keying)方式を使用することを仮定したので、受信信号がI−Q平面(domain)で(1.2,−0.2)である場合に、上記受信することを望む信号d(k)は、+1と−1との距離を計算した後に最も近似した判定値である1として投影される。
図3は、本発明の実施例による基地局受信器の構成を示すブロック図である。図3を説明するにあたっては、本発明の第1実施例による基地局受信器は、図1と関連して説明した基地局受信器の構成と同一である。ただ、信号処理器は、受信ビーム加重値を決定する方式のみが相互に異なることに留意しなければならない。また、説明の便宜上、図3を参照して、上記基地局受信器の構成のうち、本発明と直接的に関連した構成のみを説明する。また、本発明の第1の実施例は、LMS方式を使用する場合に該当する。
図3を参照すると、まず、任意の時点kでの受信信号 が受信されると、逆拡散器310は、あらかじめ設定されている逆拡散コードを使用して受信信号 を逆拡散し、上記逆拡散された受信信号 を信号処理器330及び受信ビーム生成器320へ出力する。信号処理器330は、加重値計算器331と、メモリ333と、エラー値組合せ器335とから構成される。説明の便宜上、図3は、図1の基地局受信器の第1のフィンガー140−1のみを参照して説明される。従って、図3の逆拡散器310は、第1のフィンガー140−1における第1の逆拡散器141乃至第Nの逆拡散器143のN個の逆拡散器と実質的に同一の動作を遂行する。
エラー値組合せ器335は、上記逆拡散された受信信号 を入力して、CM方式及びDD方式を使用してエラー値eを組み合わせる。信号処理器330の加重値計算器331は、上記組み合わせられたエラー値eと、上記逆拡散された受信信号 と、受信ビーム生成器320から出力された出力信号z と、あらかじめ設定されている定数利得値μと、初期受信ビーム加重値 とを受信して受信ビーム加重値 を計算し、上記受信ビーム加重値 をメモリ333へ出力する。ここで、メモリ333は、加重値計算器331で計算した受信ビーム加重値 をバッファリング(buffering)し、加重値計算器331は、上記受信ビーム加重値 を更新する際、メモリ305に貯蔵されている受信ビーム加重値 を用いる。すなわち、任意の時点kで計算した を使用して、次の時点k+1での受信ビーム加重値 k+1を更新する。

図4は、本発明の実施例による基地局受信器の信号受信手順を示すフローチャートである。
図4を参照すると、基地局受信器は、ステップ411で、初期受信ビーム加重値 と、常数利得値μとを設定する。ステップ413で、上記基地局受信器は、通信が終了されたか否かを検査する。上記検査の結果、通信が終了された場合には、上記基地局受信器は、現在までの手順を終了する。
ステップ413で、検査の結果、通信が終了されない場合に、上記基地局受信器は、ステップ415へ進行する。ステップ415で、上記基地局受信器は、上記受信信号 に対する逆拡散された信号 を受信した後に、ステップ417へ進行する。ステップ417で、上記基地局受信器は、上記逆拡散された信号 及び受信ビーム加重値 を使用して、上記基地局受信器の各フィンガーから出力された信号zの集合 を計算した後に( )、ステップ419へ進行する。ここで、上記 は、上記受信ビーム加重値 を使用して生成された受信ビームを使用することにより生成されたフィンガー出力信号の集合を示す。
ステップ419で、上記基地局受信器は、上記受信信号 と所望の受信信号d(e=α・e CM+β・e DD)とのエラーを減少させるためのエラー値eを計算する。ステップ421で、上記基地局受信器は、上記逆拡散された信号 及びエラー関数e(∇J( )=−2e )を使用して、コスト関数の微分値を計算する。ステップ423で、上記基地局受信器は、受信ビーム係数、すなわち、受信ビーム加重値( k−1−μ )を計算する。
ステップ425で、上記基地局受信器は、上記計算された受信ビーム加重値 をそのまま維持する。ステップ427で、上記基地局受信器は、あらかじめ設定されている単位時間だけ遅延した後に、ステップ429へ進行する。ここで、上記あらかじめ設定されている単位時間だけ遅延する理由は、状態遷移遅延時間を考慮するためである。ステップ429で、上記基地局受信器は、上記k値を1増加させ、すなわち、現在の時点kから次の時点k+1へ遷移した後に、ステップ413へ戻る。
図7は、一般的な受信ビーム加重値の生成方式及び本発明の実施例による受信ビーム加重値の生成方式を使用した場合の特性曲線を示すグラフである。
図7を参照すると、本発明による受信ビーム加重値生成方式を使用した場合の反復回数(number of iteration)(x軸)に従うMSE値(y軸)が従来の受信ビーム加重値生成方式、例えば、CM方式を使用した場合の反復回数に従うMSE値に比べて、さらに小さい値に収束することが分かる。上記MSE値がさらに小さい値に収束するということは、それほど受信ビームを正確に生成することができることを意味し、従って、受信することを望む信号のみを正確に受信することができる。
次いで、図8を参照して、受信アンテナ、例えば、スマートアンテナ(smart antenna)を使用する場合に、受信アンテナの個数に従って、本発明の適応ビーム加重値生成方式の特性をシミュレーションした結果について説明する。
図8は、本発明の実施例による受信ビーム加重値の生成方式を使用する場合の基地局受信器の受信アンテナの個数に従う特性曲線を示すグラフである。
図8を参照すると、6つの受信アンテナを有する基地局受信器と10個の受信アンテナを有する基地局受信器とに対する放射パターンが示されている。例えば、任意の基地局が57°に位置していると仮定すると、上記6つの受信アンテナを有する基地局受信器に比べて、10個の受信アンテナを有する基地局受信器が約0.2の正規化されたアンテナ利得(antenna gain)を有することが分かり、また、受信ビームをさらに正確に生成することができる。結果的に、OFDM移動通信システムの容量という観点では、上記受信アンテナの個数が増加するほど、受信信号の大きさを増幅させることができ、従って、正確な通信サービスを可能にし、システム容量を増加させることができる。
図9は、本発明の実施例によるOFDM移動通信システムの構成を示すブロック図である。
図9を参照すると、まず、上記OFDM通信システムは、送信器、すなわち、移動局送信器900と、受信器、すなわち、基地局受信器950とから構成される。
一番目に、移動局送信器900について説明する。移動局送信器900は、シンボルマッピング器(symbol mapper)911と、直列/並列変換器(serial to parallel converter)913と、パイロットパターン挿入器(pilot pattern inserter)915と、IFFT器917と、並列/直列変換器(parallel to serial converter)919と、保護区間挿入器(guard interval inserter)921と、デジタル/アナログ変換器(digital to analog converter)923と、無線周波数(RF)処理器(processor)925とから構成される。
まず、送信される情報データビット(information data bits)が発生すると、上記情報データビットは、シンボルマッピング器911へ入力される。シンボルマッピング器911は、シンボルマッピングのための所定の変調方式にて、上記入力された情報データビットを変調して、上記シンボルマッピングされたデータビットを直列/並列変換器913へ出力する。ここで、上記変調方式としては、QPSK方式、あるいは、16QAM方式が使用されることができる。直列/並列変換器913は、シンボルマッピング器911から出力された直列変調シンボルを並列変換した後に、パイロットパターン挿入器915へ出力する。パイロットパターン挿入器915は、直列/並列変換器913から出力された並列変換された変調シンボルにパイロットパターンを挿入した後に、IFFT器917へ出力する。
IFFT器917は、パイロットパターン挿入器915から出力された信号に対するN−ポイント(n-point)IFFTを遂行した後に、並列/直列変換器919へ出力する。並列/直列変換器919は、IFFT器917から出力された信号を直列変換した後に、保護区間挿入器921へ出力する。保護区間挿入器921は、並列/直列変換器919から出力された信号を受信して保護区間信号を挿入した後に、デジタル/アナログ変換器923へ出力する。ここで、上記保護区間は、上記OFDM通信システムにおいて、以前のOFDMシンボル時間に送信された以前のOFDMシンボルと現在のOFDMシンボル時間に送信された現在のOFDMシンボルとの間の干渉(interference)を除去するために挿入される。また、上記保護区間は、時間領域でのOFDMシンボルの所定数の最後のサンプル(sample)をコピーして、有効なOFDMシンボルに挿入する“サイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix)”方式又は時間領域でのOFDMシンボルの所定数の最初のサンプルをコピーして、有効なOFDMシンボルに挿入する“サイクリックポストフィックス(Cyclic Postfix)”方式のうちのいずれか1つの方式にて挿入される。
デジタル/アナログ変換器923は、保護区間挿入器921から出力された信号をアナログ変換した後に、RF処理器925へ出力する。ここで、フィルターとフロントエンドユニット(front end unit)とを含むRF処理器925は、エアー(air)上で実際に送信可能であるように、デジタル/アナログ変換器923から出力された信号のRF処理を施した後に、送信アンテナ(Tx antenna)を介してエアー上に送信する。
次いで、基地局受信器950について説明する。基地局受信器950は、RF処理器951と、アナログ/デジタル変換器(analog/digital converter)953と、受信ビーム生成器955と、信号処理器957と、保護区間除去器(guard interval remover)959と、直列/並列変換器961と、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:以下、‘FFT'と称する)器963と、等化器(equalizer)965と、パイロットシンボル抽出器(pilot symbol extractor)967と、同期及びチャンネル推定器(synchronization & channel estimator)969と、並列/直列変換器971と、シンボルデマッピング器(symbol demapper)973と、から構成される。
まず、移動局送信器900が送信した信号は、基地局受信器950の受信アンテナを介して受信され、このような受信信号は、多重経路チャンネルを通り、雑音成分を有する。上記受信アンテナを介して受信された信号は、RF処理器1151へ入力され、RF処理器1151は、上記受信アンテナを介して受信された信号を中間周波数(Intermediate Frequency:IF)信号へダウン変換(down converting)した後に、アナログ/デジタル変換器953へ出力する。アナログ/デジタル変換器953は、RF処理器951から出力されたアナログ信号をデジタル変換した後に、受信ビーム生成器955及び信号処理器957へ出力する。ここで、受信ビーム生成器955及び信号処理器957の動作は、本発明の第1の実施例及び第2の実施例を参照して説明されたものと同一であるので、その詳細な説明を省略する。
一方、受信ビーム生成器955から出力された信号は、保護区間除去器959へ入力される。保護区間除去器959は、受信ビーム生成器955から出力された信号から保護区間信号を除去した後に、直列/並列変換器961へ出力する。直列/並列変換器961は、保護区間除去器959から出力された直列信号を並列変換した後に、FFT器963へ出力する。
FFT器963は、直列/並列変換器961から出力された信号のN−ポイントFFTを遂行した後に、等化器965及びパイロットシンボル抽出器967へ出力する。等化器965は、FFT器963から出力された信号のチャンネル等化(channel equalization)を遂行した後に、並列/直列変換器971へ出力する。並列/直列変換器971は、等化器965から出力された並列信号を直列変換した後に、シンボルデマッピング器973へ出力する。シンボルデマッピング器973は、並列/直列変換器971から出力された信号を移動局送信器900で使用された変調方式に相応する復調方式を使用して復調し、受信情報データビットとして出力する。
一方、FFT器963から出力された信号は、パイロットシンボル抽出器967へ入力され、パイロットシンボル抽出器967は、FFT器963から出力された信号からパイロットシンボルを抽出し、上記抽出されたパイロットシンボルを同期及びチャンネル推定器969へ出力する。同期及びチャンネル推定器969は、パイロットシンボル抽出器967から出力されたパイロットシンボルの同期及びチャンネル推定を遂行し、その結果を等化器965へ出力する。
以上、本発明の詳細について具体的な実施の形態に基づき説明してきたが、本発明の範囲を逸脱しない限り、各種の変形が可能なのは明らかである。従って、本発明の範囲は、上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及び該記載と同等なものにより定められるべきである。
従来のCDMA移動通信システムにおける受信器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例で使用されたシグモイド関数の特性を示すグラフである。 本発明の実施例による基地局受信器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例による基地局受信器の信号受信手順を示すフローチャートである。 OFDM移動通信システムにおけるCM方式を概略的に示す図である。 BPSK方式を使用するOFDM移動通信システムにおけるDD方式を概略的に示す図である。 一般的な受信ビーム加重値の生成方式及び本発明の実施例による受信ビーム加重値の生成方式を使用した場合の特性曲線を示すグラフである。 本発明の実施例による受信ビーム加重値の生成方式を使用する場合の基地局受信器の受信アンテナの個数に従う特性曲線を示すグラフである。 本発明の実施例によるOFDM移動通信システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
111 第1の受信アンテナ
121 第2の受信アンテナ
131 第Nの受信アンテナ
112 第1のRF処理器
122 第2のRF処理器
132 第NのRF処理器
113 第1の多重経路探索器
123 第2の多重経路探索器
133 第Nの多重経路探索器
140−1 第1のフィンガー
140−2 第2のフィンガー
140−L 第Lのフィンガー
150 多重経路結合器(multipath combiner)
160 デインターリーバー(de-interleaver)
170 デコーダ(decoder)
310 逆拡散器
320 受信ビーム生成器
330 信号処理器
331 加重値計算器
333 メモリ
335 エラー値組合せ器
900 移動局送信器
911 シンボルマッピング器(symbol mapper)
913 直列/並列変換器(serial to parallel converter)
915 パイロットパターン挿入器(pilot pattern inserter)
917 IFFT器
919 並列/直列変換器(parallel to serial converter)
921 保護区間挿入器(guard interval inserter)
923 デジタル/アナログ変換器(digital to analog converter)
925 無線周波数(RF)処理器(processor)
950 基地局受信器
951 RF処理器
953 アナログ/デジタル変換器(analog/digital converter)
955 受信ビーム生成器
957 信号処理器
959 保護区間除去器(guard interval remover)
961 直列/並列変換器
963 高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform)器
965 等化器(equalizer)
967 パイロットシンボル抽出器(pilot symbol extractor)
969 同期及びチャンネル推定器(synchronization & channel estimator)
971 並列/直列変換器
973 シンボルデマッピング器(symbol demapper)

Claims (12)

  1. 受信信号から受信ビームを生成するための受信ビーム加重値を生成する方法であって、
    任意の時点kで、常数係数(CM)方式を使用して第1のエラー値を決定し、前記任意の時点kで、判定指向(DD)方式を使用して第2のエラー値を決定するステップと、
    前記第1のエラー値が前記第2のエラー値以下である場合にCM適用加重値を、前記第1のエラー値が前記第2のエラー値を超過する場合にDD適用加重値を決定するステップと、
    前記CM適用加重値が適用されたCM方式と前記DD適用加重値が適用されたDD方式とを組み合わせた方式を使用して、第3のエラー値を生成するステップと、
    前記受信信号と、前記第3のエラー値と、前記任意の時点kで決定された前記受信ビーム加重値を前記受信信号に適用することによって生成された出力信号とを使用して、次の時点k+1での前記受信ビームを生成するために使用される前記受信ビーム加重値を決定するステップとを具備し、
    前記第1のエラー値は前記受信信号とCM方式に従う所望の受信信号との間の差を示す値であり、第2のエラー値は前記受信信号とDD方式に従う所望の受信信号との間の差を示す値であることを特徴とする方法。
  2. 前記CM適用加重値及び前記DD適用加重値は、シグモイド関数を使用して決定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記DD適用加重値は、前記第1のエラー値が前記第2のエラー値を超過する場合に、前記CM適用加重値を超過する値として決定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記CM適用加重値は、前記第1のエラー値が前記第2のエラー値以下である場合に、前記DD適用加重値を超過する値として決定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 前記第1のエラー値及び前記第2のエラー値のそれぞれは、平均自乗エラー(MSE)値であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 前記第3のエラー値は、前記CM適用加重値が適用された前記第1のエラー値と前記DD適用加重値が適用された前記第2のエラー値の和として生成されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 受信信号から受信ビームを生成するための受信ビーム加重値を生成する装置であって、
    任意の時点kで、常数係数(CM)方式を使用して第1のエラー値を決定し、前記任意の時点kで、判定指向(DD)方式を使用して第2のエラー値を決定し、前記第1のエラー値が前記第2のエラー値以下である場合にCM適用加重値を、前記第1のエラー値が前記第2のエラー値を超過する場合にDD適用加重値を決定し、前記CM適用加重値が適用されたCM方式と前記DD適用加重値が適用されたDD方式とを組み合わせた方式を使用して、第3のエラー値を生成するエラー値組合せ器と、
    前記受信信号と、前記第3のエラー値と、前記任意の時点kで決定された前記受信ビーム加重値を前記受信信号に適用することによって生成された出力信号とを使用して、次の時点k+1での前記受信ビームを生成するために使用される前記受信ビーム加重値を決定する加重値計算器とを具備し、
    前記第1のエラー値は前記受信信号とCM方式に従う所望の受信信号との間の差を示す値であり、第2のエラー値は前記受信信号とDD方式に従う所望の受信信号との間の差を示す値であることを特徴とする装置。
  8. 前記エラー値組合せ器は、前記CM適用加重値及び前記DD適用加重値をシグモイド関数を使用して決定することを特徴とする請求項7記載の装置。
  9. 前記エラー値組合せ器は、前記第1のエラー値が前記第2のエラー値を超過する場合に、前記DD適用加重値が前記CM適用加重値を超過する値として決定することを特徴とする請求項7記載の装置。
  10. 前記エラー値組合せ器は、前記第1のエラー値が前記第2のエラー値以下である場合に、前記CM適用加重値が前記DD適用加重値を超過する値として決定することを特徴とする請求項7記載の装置。
  11. 前記第1のエラー値及び前記第2のエラー値のそれぞれは、平均自乗エラー(MSE)値であることを特徴とする請求項7記載の装置。
  12. 前記エラー値組合せ器は、前記第3のエラー値を、前記CM適用加重値が適用された前記第1のエラー値と前記DD適用加重値が適用された前記第2のエラー値の和として生成することを特徴とする請求項7記載の装置。
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