JP4458835B2 - 半田バンプの形成方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半田バンプの形成方法及びその装置に関するものである。
周知の如く、基板(例えば、シリコンウエハ等)の電極パッド上に半田バンプを形成することは広く実施されており、その為の諸々の形成方法が提案されているが、それらの内、半田を加熱溶融(リフロー)して冷却した後、フラックス残さを除去する為の後洗浄工程が不要で、しかも、電気的特性(電気伝導性や伝熱性等)を悪化させるボイドの形成を防止することができる所謂、フラックレスの形成方法が重視されている。
かかるフラックレスの形成方法の代表例として、半田粉末とフラックス成分(
ロジン、溶剤、活性剤、増粘剤等)とを混合した半田ペーストを用いないで、半田粉末のみを用いる方法、すなわち、図4(a)に示す如く、ビアホール1に半田粉末2を充填したマスク形成基板3を準備し、それを真空下で水素ラジカル等の還元性遊離基ガスを照射しながら加熱溶融する(例えば、下記特許文献1参照)方法が挙げられる。
しかし、上述のフラックレスの形成方法は、ビアホール1に半田粉末2を充填したマスク形成基板3を準備するに当って、大気圧下でマスク4上に半田粉末2を供給し、次いで、それをスキージで押し移送してビアホール1に充填している関係上、真空下で水素ラジカル等の還元性遊離基ガスを照射しながら加熱溶融(リフロー)しても、ビアホール1中の半田粉末層の表層(又は上層部分)2aの還元が優先されて、還元が不十分な内層(又は下層部分)2bがそのままの状態でリフローされてしまうので、酸化物の還元除去が十分なバンプ形成が困難であると共に、かかる半田粉末層を、例えば、電極パッド5が形成されている基板6の下方のみから加熱すると、図4(b)に示す如く、未溶解の上面側7が内包される姿に球状化されて図4(c)に示す如くにボイド8が形成されてしまうといった欠点を有していた。
特開2001−58259号公報(図1,11参照)。
本発明は、上述の欠点に鑑みて発明されたものであって、その第1の目的は、半田粉末のみを用いるバンプ形成に関し、半田粉末の酸化物の還元除去が十分なバンプを形成することができるようにすることである。
また、その第2の目的は、半田粉末のみを用いるバンプ形成に関し、半田粉末の酸化物の還元除去が十分なバンプを形成することができると共にボイドの形成を防止することができるようにすることである。
本発明においては、上述の第1の目的を達成する為に、電極パッドに対応してビアホールを形成するように前記電極パッドが形成されている基板面上にマスクを形成したマスク形成基板の前記ビアホールに対する半田粉末の充填を、真空下で還元性遊離基ガスを照射しながら前記マスクを用いる印刷法によって行い、次いで、前記ビアホールに充填された前記半田粉末に真空下で還元性遊離基ガスを照射しながら加熱溶融(リフロー)するようにしている。
また、上述の第2の目的を達成する為に、電極パッドに対応してビアホールを形成するように前記電極パッドが形成されている基板面上にマスクを形成したマスク形成基板の前記ビアホールに対する半田粉末の充填を、真空下で前記マスクを用いる印刷法によって行い、次いで、前記ビアホールに充填された前記半田粉末に真空下で還元性遊離基ガスを照射しながら前記マスク形成基板のマスク形成側及びマスク非形成側の両面側から加熱して溶融(リフロー)するようにしている。
また、本発明の半田バンプの形成装置は、請求項8に記載のように、還元性遊離基ガスを真空チャンバー内へ導入する遊離基ガス発生装置と、電極パッドに対応してビアホールを形成するように前記電極パッドが形成されている基板面上にマスクを形成したマスク形成基板を支持するステージ装置と、前記マスク上の半田粉末をスキージで押し移送して前記ビアホールに充填する印刷装置と、前記ビアホールに充填された半田粉末を加熱溶融する加熱装置と、前記マスク形成基板を前記ステージ装置から前記加熱装置へ移送したり或るいは前記加熱装置から前記ステージ装置へ移送したりする基板移送装置とを備え、かつ前記ステージ装置、印刷装置、加熱装置及び基板移送装置を前記真空チャンバー内に設置し、電極パッドに対応してビアホールを形成するように前記電極パッドが形成されている基板面上にマスクを形成したマスク形成基板の前記ビアホールに対する半田粉末の充填工程、及び、ビアホールに充填された前記半田粉末をリフローする工程を、チャンバー内を真空排気している状態で還元性遊離基ガスを照射しながら行う機構を有したことを特徴とする半田バンプの形成装置である。
また、本発明の半田バンプの形成装置は、請求項10に記載のように、還元性遊離基ガスを真空チャンバー内へ導入する遊離基ガス発生装置と、電極パッドに対応してビアホールを形成するように前記電極パッドが形成されている基板面上にマスクを形成したマスク形成基板を支持する加熱ステージ装置と、前記マスク上の半田粉末をスキージで押し移送して前記ビアホールに充填する印刷装置と、前記マスク形成基板のマスク形成側から加熱するヒータとを備え、かつ前記ステージ装置、印刷装置及びヒータを前記真空チャンバー内に設置し、電極パッドに対応してビアホールを形成するように前記電極パッドが形成されている基板面上にマスクを形成したマスク形成基板の前記ビアホールに対する半田粉末の充填工程、及び、ビアホールに充填された前記半田粉末をリフローする工程を、チャンバー内を真空排気している状態で還元性遊離基ガスを照射しながら行う機構を有したことを特徴とする半田バンプの形成装置である。
上述の如く、本発明においては、リフローに先立ってのビアホールに対する半田粉末の充填を、真空下で還元性遊離基ガスを照射しながらのマスク印刷によって行うようにしているから、かかる印刷中において半田粉末を還元処理しながら充填することができ、その為、半田粉末のみを用いても、半田粉末の酸化物の還元除去が十分なバンプを形成することができる。
更に、上述の充填に加えて、真空下で還元性遊離基ガスを照射しながらマスク形成基板のマスク形成側及びマスク非形成側の両面側から加熱してリフローするようにしているから、半田粉末の酸化物の還元除去が十分なバンプを形成することができると共にボイドの形成も防止することができる。
上述の如く、本発明によると、半田粉末のみを用いてバンプを形成する際、半田粉末の酸化物の還元除去が十分なバンプを形成することができ、また、ボイドの形成も防止することができる。
本発明に係るバンプ形成装置の正面図である図1及び図1の平面図である図2において、還元性遊離基ガス発生装置10は、マイクロ波発生器11と、それから発振されるマイクロ波を伝送する導波管12とを備えている。なお、導波管12には、図示されていないが、前記マイクロ波をプラズマ室13へ導入する為の導入口が設けられている。また、プラズマ化する為の還元性ガス(例えば、水素ガス)をプラズマ室13へ供給する為の管路14を設けている。
その為、前記還元性ガスを、前記マイクロ波によってプラズマ化して還元性遊離基ガスを発生させることができると共に、かかる還元性遊離基ガスを真空チャンバー15へ導入することができる。還元性遊離基ガス(例えば、水素ラジカル)は、ガス分散板16を通過して真空チャンバー15へ導入される。
更に、真空チャンバー15内に、ステージ装置17、印刷装置18、加熱装置19及び基板移送装置20が設置されている。図示の如く、ステージ装置17及び印刷装置18は、還元性遊離基ガスを導入する分散板16の下方に設置されている。
上述のステージ装置17は、昇降及び回転自在に装着された円形のステージ21を備え、かかるステージ21に、図示されていないが、マスク形成基板3を位置決めする為のピン治具(例えば、マスク形成基板3の孔に嵌挿するピン)を装着している。また、マスク形成基板3は、図4に示す如く、基板6(例えば、シリコンウエハ)上に、感光性樹脂等でマスク4を形成している。マスク4は、基板6の電極パッド5と対応して複数のビアホール1(例えば、直径150μm、深さ50μm)を形成している。なお、ビアホール1は、電極パッド5よりも大径に設けるのが好ましいが、必要に応じて、それと同径又は小径に設けてもよい。
また、印刷装置18は、昇降及び回転自在に装着されたスキージ22を備えている。その為、真空チャンバー15内に設置されている粉末供給ステージ23上の半田粉末2(例えば、Sn−Ag−Cu系の半田粉末)を、かかるスキージ22でマスク形成基板3のマスク4上へ押し移送し、そして、マスク4上へ押し移送した半田粉末2を更に押し移送してビアホール1に充填することができる。このように、マスク4を用いる印刷法によって、直径が10μm程度の微細な半田粉末2をビアホール1に充填することができる。なお、上述のピン治具は、スキージ22の移動に邪魔にならない位置に設けられている。
また、上述の充填に際し、スキージ22を上方の待機位置から下降させて、半田粉末2の押し移送に適した所定レベルに位置決めし、次いで、図2に矢印で示す如く、軸25の回転制御によって水平に所定角度に移動させる。上述の印刷法による充填は、通常は、ステージ21を静止したままで行うが、必要ならば、スキージ22を移動させると共にステージ21を回転させてもよい。また、印刷の途中において、マスク形成基板3を支持しているステージ21を所定角度に回転させてマスク4上の半田粉末2を印刷するのに適した位置へ移動させた上で印刷を続行するようにしてもよい。
上述の、還元性遊離基ガスの導入及び半田粉末2の充填は、真空チャンバー15内を所定に減圧、すなわち、真空(例えば、13.3Pa〜133Pa)に保った状態において行う。ゲート27を開いてマスク形成基板3をステージ21上にセットすると共にゲート26を開いて粉末供給ステージ23上に半田粉末2を供給する。次いで、ゲート26,27を閉じた後、真空ポンプ28を運転して真空チャンバー15内から排気して所定に減圧する。なお、粉末供給ステージ23上への半田粉末2の供給及びステージ21へのマスク形成基板3のセットは作業員が行う。
よって、マスク形成基板3上の半田粉末2を、真空下、スキージ22で押し移送して掻き混ぜ、かつ、それに還元性遊離基ガス(例えば、水素ラジカル)を照射するから、半田粉末2の酸化物を完全ではないが、ある程度に還元(予備還元)することができる。還元性遊離基ガスの照射は、半田粉末2の充填中、続行する。
上述の半田粉末2は、フラックレス材料であって、諸々な孔径のビアホール1に充填することができ、しかも、還元作用を活用するのに適した材料である。しかし、その一方において、ビアホール1に充填してから還元性遊離基ガスを照射すると、上述の如く、ビアホール1中に形成されている半田粉末層の表層又は上層部分2aの還元が優先されて内層又は下層部分2bの還元が不十分になって還元の不均一が惹起される。これは、還元性遊離基ガスが半田粉末層の内層部分へ流入するのに従って次第に還元力を失う為に惹起される。加えて、真空下で充填しないとボイドが容易に形成されてしまう。そこで、真空下でマスク4を用いる印刷法によってビアホール1に半田粉末2を充填し、かつその際、還元性遊離基ガスを照射しながら充填して予備的に還元することによって、上述の欠点を一挙に解消するようにしている。
以下、上述の印刷により半田粉末2の充填を終えると、スキージ22を上方の待機位置へ移動させ、次いで、基板移送装置20でマスク形成基板3を把持してステージ21上から加熱装置19の所へ移送する。
基板移送装置20は、ステージ21上のマスク形成基板3を一対のチャック30a,30bで把持して移送する。その際、一対のチャック30a,30bでマスク形成基板3を把持すると、ステージ21が下方へ移動する。これによって、ステージ21に装着されているピン(マスク形成基板3を位置決めしている治具)がマスク形成基板3の孔から抜き出されて離脱される。
次いで、一対のチャック30a,30bが加熱装置19の方へ移動されてマスク形成基板3が加熱位置に位置決めされる。加熱装置19は、上ヒータ31と下ヒータ32とを備えており、上ヒータ31と下ヒータ32との間の前記加熱位置にマスク形成基板3が一対のチャック30a,30bで把持されたままの姿で位置決めされる(図2に鎖線で示す)。
その為、マスク形成基板3のビアホール1に充填されている半田粉末2を、基板の上下両面側、すなわち、マスク形成側及びマスク非形成側の両面側から均一に加熱(例えば、200℃)することができる。かかる加熱温度は、半田粉末の種類によって異なるが、一般的には、半田粉末2のリフロー(加熱溶融)に適した180℃〜260℃の範囲内から選択の所定温度である。加熱時間も所定に選択することができる。
なお、上述の加熱溶融(リフロー)中においても、還元性遊離基ガスの照射が続行される。ステージ装置17上に照射される還元性遊離基ガスは、上ヒータ31と下ヒータ32との間の領域にも流れ、還元作用を有している。その為、かかるリフローにおいてボイド(気泡)の発生を効果的に防止することができる。
そして、上述のリフローを終えると、引き続いて、マスク形成基板3が一対のチャック30a,30bで把持されたままの姿でステージ21の上方へ移動される。その為、還元性遊離基ガスを照射しながら、加熱されているマスク形成基板3を冷却することができる。
その際、マスク形成基板3がステージ21の上方へ移動されると、降下していたステージ21が上昇し、チャック30a,30bで把持されているマスク形成基板3の上記孔に上記ピン治具が嵌挿される。次いで、チャック30aが左側へ移動されると共にチャック30bが右側へ移動され、その後、上方の待機位置へ移動される。
このように、一つの真空チャンバー15内で真空下、還元性遊離基ガスを照射しながら、半田粉末2の充填と加熱溶融(リフロー)と冷却とを行うことができる。管路14からの還元ガス供給は、制御装置33でガス供給源34を所定に制御して行う。冷却を終えたバンプ形成済みのマスク形成基板3は、ゲート27を開いて作業員がステージ21上から真空チャンバー15外へ取り出す。なお、還元性遊離基ガスの照射は、それに先立って停止する。
上述のバンプ形成においては、半田粉末の充填と半田粉末の加熱溶融とを真空チャンバー15内の異なる箇所で行っているが、同一箇所で行ってもよい。この態様が図3に示されている。同図において、加熱ステージ装置40は、レール41で案内されて移動可能な台車42上に昇降自在に装着されたステージ21と、このステージ21上に装着された下ヒータ32とを備えている。
その為、真空チャンバー15のゲート27を開いた状態において、ステージ21を降下させ、次いで、台車42を左側へ移動させることにより、ステージ21及び下ヒータ32の一端側を真空チャンバー15外へ突出させることができ、従って、その部分に作業員が、ビアホール1に半田粉末2を充填しようとするマスク形成基板3をセットすることができる。
そして、その後、台車42を右側へ移動させ、次いで、ステージ21を上昇させることにより、図示の如くにマスク形成基板3を、印刷レベルに位置決めすることができる。なお、マスク形成基板3は、真空チャンバー15内に取り付けられているマスク板43の貫通穴44に嵌め込まれて位置決めされる。
一方、印刷装置18は、充填用のスキージ22aと仕上用のスキージ22bとを備えているが、かかるスキージ22a,22bは、昇降及び水平移動が自在に装着されている。その為、マスク板43上の半田粉末2を、両スキージ22a,22bで押し移送してマスク形成基板3のマスク4上に印刷することによってビアホール1に充填することができる。その際、真空下、半田粉末2を押し移送して掻き混ぜ、かつそれに還元性遊離基ガス(例えば、水素ラジカル)を照射するから、半田粉末2の酸化膜を完全ではないが、ある程度に予備的に還元することができる。
以下、上述の印刷により半田粉末2の充填を終えると、引き続いて、半田粉末2を加熱溶融する。これは、上ヒータ31を揺動させてマスク形成基板3の上面に接触させてから上ヒータ31及び下ヒータ32に通電して行う。なお、上ヒータ31は、マスク板43に図示矢印のように揺動自在に取り付けられている。また、半田粉末2の充填及び加熱溶融は、真空下、還元性遊離基ガスを照射しながら行う。そして、加熱溶融後(リフロー後)、加熱を停止するが、還元性遊離基ガスの照射を続行し、所定時間冷却する。
上述のように、半田粉末2の充填と半田粉末層の加熱溶融とを真空チャンバー15内の同一箇所で行うことができる。そして、冷却を終えた後、ゲート27を開いた状態において、ステージ21を降下させてマスク板43の貫通穴44から、冷却を終えたバンプ形成済みのマスク形成基板3をその下方へ抜き出し、次いで、台車41を左側へ移動させて真空チャンバー15外へ取り出す。なお、還元性遊離基ガスの照射は、それに先立って停止する。
上述の還元性遊離基ガスは、還元性ガスをマイクロ波によってプラズマ化したガスであって、その代表例として水素ラジカルが挙げられるが、プラズマ化によって遊離基を発生するガスである限り他のガス、例えば、水素含有プラズマ等であってもよい。還元性遊離基ガスは、水素ガス等の還元性ガスよりも還元力が著しく強い。プラズマ励起電源として、例えば、高周波13.56MHZやマイクロ波2.45GHZの電源を使用することができる。プラズマ照射時間は、初期の還元においては、半田粉末2の充填時間であり、加熱溶融後(リフロー後)は1分程度である。なお、加熱ステージ装置40は、水平可動型に設けるのが好ましいが、必要に応じて固定型に設けてもよい。半田粉末は、Sn−Ag−Cu系やSn−Cu等の無鉛半田粉末に限定されず、Pb−Sn系等の鉛入り半田粉末であってもよい。
バンプ形成装置の正面図である。 図1の平面図図である。 他のバンプ形成装置の正面図である。 加熱溶融(リフロー)時におけるボイド形成態様を示し、図4(a)はビアホールに半田粉末を充填した姿を示す図、図4(b)は半田粉末の球状化状態を示す図、図4(c)はボイドが形成された姿を示す図である。
符号の説明
1:ビアホール
2:半田粉末
3:マスク形成基板
4:マスク
5:電極パッド
6:基板
8:気泡
10:還元性遊離基ガス発生装置
17:ステージ装置
18:印刷装置
19:加熱装置
20:基板移送装置
31:上ヒータ
32:下ヒータ
40:加熱ステージ装置

Claims (12)

  1. 電極パッドに対応してビアホールを形成するように前記電極パッドが形成されている基板面上にマスクを形成したマスク形成基板の前記ビアホールに半田粉末を充填し、次いで、前記半田粉末に真空下で還元性遊離基ガスを照射しながら加熱溶融する半田バンプの形成方法において、前記半田粉末の充填を、真空下で還元性遊離基ガスを照射しながら前記マスクを用いる印刷法によって行うことを特徴とする半田バンプの形成方法。
  2. 前記加熱溶融を、前記マスク形成基板のマスク形成側及びマスク非形成側の両面側から加熱して行うことを特徴とする請求項1に記載の半田バンプの形成方法。
  3. 前記充填と前記加熱溶融とを一つの真空チャンバー内で行うことを特徴とする請求項2に記載の半田バンプの形成方法。
  4. 前記還元性遊離基ガスが水素ラジカルであることを特徴とする請求項3に記載の半田バンプの形成方法。
  5. 前記充填と前記加熱溶融とを真空チャンバー内の異なる箇所で行うことを特徴とする請求項4に記載の半田バンプの形成方法。
  6. 前記充填と前記加熱溶融とを真空チャンバー内の同一箇所で行うことを特徴とする請求項4に記載の半田バンプの形成方法。
  7. 前記加熱溶融後、前記真空下での水素ラジカル照射をしながら冷却することを特徴とする請求項5又は6に記載の半田バンプの形成方法。
  8. 還元性遊離基ガスを真空チャンバー内へ導入する遊離基ガス発生装置と、電極パッドに対応してビアホールを形成するように前記電極パッドが形成されている基板面上にマスクを形成したマスク形成基板を支持するステージ装置と、前記マスク上の半田粉末をスキージで押し移送して前記ビアホールに充填する印刷装置と、前記ビアホールに充填された半田粉末を加熱溶融する加熱装置と、前記マスク形成基板を前記ステージ装置から前記加熱装置へ移送したり或るいは前記加熱装置から前記ステージ装置へ移送したりする基板移送装置とを備え、かつ前記ステージ装置、印刷装置、加熱装置及び基板移送装置を前記真空チャンバー内に設置し、電極パッドに対応してビアホールを形成するように前記電極パッドが形成されている基板面上にマスクを形成したマスク形成基板の前記ビアホールに対する半田粉末の充填工程、及び、ビアホールに充填された前記半田粉末をリフローする工程を、チャンバー内を真空排気している状態で還元性遊離基ガスを照射しながら行う機構を有したことを特徴とする半田バンプの形成装置。
  9. 前記遊離基ガス発生装置を、前記ステージ装置の上方から還元性遊離基ガスを導入するように設置すると共に前記加熱装置を、前記マスク形成基板のマスク形成側に設置された上ヒータとマスク非形成側に設置された下ヒータとで構成したことを特徴とする請求項8に記載の半田バンプの形成装置。
  10. 還元性遊離基ガスを真空チャンバー内へ導入する遊離基ガス発生装置と、電極パッドに対応してビアホールを形成するように前記電極パッドが形成されている基板面上にマスクを形成したマスク形成基板を支持する加熱ステージ装置と、前記マスク上の半田粉末をスキージで押し移送して前記ビアホールに充填する印刷装置と、前記マスク形成基板のマスク形成側から加熱するヒータとを備え、かつ前記ステージ装置、印刷装置及びヒータを前記真空チャンバー内に設置し、電極パッドに対応してビアホールを形成するように前記電極パッドが形成されている基板面上にマスクを形成したマスク形成基板の前記ビアホールに対する半田粉末の充填工程、及び、ビアホールに充填された前記半田粉末をリフローする工程を、チャンバー内を真空排気している状態で還元性遊離基ガスを照射しながら行う機構を有したことを特徴とする半田バンプの形成装置。
  11. 前記加熱ステージ装置を、前記マスク形成基板を前記真空チャンバー内からチャンバー外へ移動させ得るように水平動自在に設けたことを特徴とする請求項10に記載の半田バンプの形成装置。
  12. 前記還元性遊離基ガスが水素ラジカルであることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一つに記載の半田バンプの形成装置。
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