JP4458355B2 - 集電装置の揚力制御構造 - Google Patents

集電装置の揚力制御構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4458355B2
JP4458355B2 JP2005084385A JP2005084385A JP4458355B2 JP 4458355 B2 JP4458355 B2 JP 4458355B2 JP 2005084385 A JP2005084385 A JP 2005084385A JP 2005084385 A JP2005084385 A JP 2005084385A JP 4458355 B2 JP4458355 B2 JP 4458355B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current collector
boat
air
lift
current collecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005084385A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005312290A (ja
Inventor
昌弘 鈴木
充 池田
和重 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP2005084385A priority Critical patent/JP4458355B2/ja
Publication of JP2005312290A publication Critical patent/JP2005312290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4458355B2 publication Critical patent/JP4458355B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Description

この発明は、鉄道車両の集電装置などに作用する揚力を制御する集電装置の揚力制御構造に関する。
図7は、従来の集電舟を備える集電装置の側面図である。図8は、従来の集電舟の側面図であり、図8(A)はすり板の摩耗前の状態を示し、図8(B)はすり板の摩耗後の状態を示す。
図7及び図8に示す集電装置(パンタグラフ)103は、車両102の車体102aの屋根上にがい子を介して設置される台枠104と、台枠104に支持される枠組105と、枠組105に支持される舟支え機構部106と、架線101のトロリ線101aと接触するすり板107と、すり板107を取り付ける集電舟(舟体)108などを備えている。車両102がA方向に走行すると、集電装置103の各部材に働く空気力に起因して集電舟108に揚力±Lが発生する。特に、トロリ線101aを支持する架線101が間隔をあけて支持点で支持されているため、支持点付近では集電装置103が架線101を押し上げる押上量が小さくなり、支持点間では集電装置103が架線101を押し上げる押上量が大きくなる。その結果、車両102がA方向に走行すると、集電装置103が上下方向に周期的に変動をするため、集電舟108に作用する気流の迎角θが常に変化し揚力±Lが作用してしまう。この揚力±Lは、トロリ線101aとすり板107との接触力の増加分に相当する力であり速度の二乗に比例する。集電舟108には、揚力±Lの安定性と空力音の低減とが要求されている。揚力±Lの安定化を図るためには、集電舟108に対する気流の迎角θが常に変化しても、揚力±Lは迎角θに関わらず一定である必要がある。空力音の低減を図るためには、集電舟108の断面形状を流線型にすることが好ましいが、迎角θの変化に揚力±Lが敏感に反応し、図8(B)に示すようにすり板107が摩耗して集電舟108の外観形状が変化すると、この集電舟108の周囲の空気の流れが変化して揚力±Lの変化の要因となる。このため、集電舟108の前縁部から空気を噴き出し又は吸い込むことで気流を変化させ、揚力±Lを制御する揚力制御構造がある。
従来の集電装置の揚力制御構造は、集電舟の前縁部の上側に形成された上側空気孔と、集電舟の前縁部の下側に形成された下側空気孔と、上側空気孔と接続する上側空気管と、下側空気孔と接続する下側空気管と、上側空気管からの空気の吐き出し量及び吸い込み量を調整する上側絞り弁と、下側空気管からの空気の吐出し量及び吸い込み量を調整する下側絞り弁と、上側空気管及び下側空気管に接続される空気だめと、上側空気管及び下側空気管に圧縮空気を供給するとともに上側空気管及び下側空気管から空気を吸い込むコンプレッサなどを備えている(例えば、特許文献1参照)。このような従来の集電装置の揚力制御構造では、集電舟に作用する揚力を減少させるときには、上側空気孔からの空気の吐き出し量を増加させるか、下側空気孔からの空気の吸い込み量を減少させている。一方、このような従来の集電装置の揚力制御構造では、集電舟に作用する揚力を増加させるときには、上側空気孔からの空気の吐き出し量を減少させるか、下側空気孔からの空気の吸い込み量を増加させている。
特開2000-270403号公報
従来の集電装置の揚力制御構造では、境界層の剥離をコントロールするために集電舟の前縁部で空気を吸排気しているが、この前提条件として集電舟の少なくとも前半分程度が流線型である必要がある。このため、従来の集電装置の揚力制御構造では、最初から流れが剥がれるような角がある集電舟の形状には適用できない問題点がある。また、従来の集電装置の揚力制御構造では、空気を排出するときに層流境界層が乱流境界層へ遷移するため、若干音が大きくなる可能性があるという問題点があった。
この発明の課題は、簡単な構造によって集電装置に作用する揚力を抑制することができる集電装置の揚力制御構造を提供することである。
この発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、集電装置(3)に作用する揚力(±L)を制御する集電装置の揚力制御構造であって、前記集電装置の集電舟(8)の前方の空気をこの集電舟に取り入れる空気取入部(9a)と、前記空気取入部から取り入れた空気を前記集電舟から排出する空気排出部(9b,9c)を備え、前記空気取入部は、前記集電舟の前部から前記空気を取り入れる前側取入部(9a)を備え、前記空気排出部は、前記集電舟を上昇させる方向の揚力がこの集電舟に作用するときには、前記前側取入部からの空気をこの集電舟の上方に向かってこの集電舟の上部から排出する上側排出部(9b)と、前記集電舟を下降させる方向の揚力がこの集電舟に作用するときには、前記前側取入部からの空気をこの集電舟の下方に向かってこの集電舟の下部から排出する下側排出部(9c)とを備えることを特徴とする集電装置の揚力制御構造(9)である。
請求項2の発明は、請求項に記載の集電装置の揚力制御構造において、前記前側取入部から前記上側排出部に前記空気を導く上側流路(9e)と、前記前側取入部から前記下側排出部に前記空気を導く下側流路(9f)と、前記上側流路を開閉する上側開閉弁(9g)と、前記下側流路を開閉する下側開閉弁(9h)と、前記集電舟を上昇させる方向の揚力(+L)がこの集電舟に作用するときには、前記下側開閉弁が閉鎖して前記上側開閉弁が開放し、前記集電舟を下降させる方向の揚力(−L)がこの集電舟に作用するときには、前記上側開閉弁が閉鎖して前記下側開閉弁が開放するように、この上側開閉弁及びこの下側開閉弁を制御する制御部(9r)とを備えることを特徴とする集電装置の揚力制御構造である。
請求項3の発明は、請求項に記載の集電装置の揚力制御構造において、前記上側開閉弁及び前記下側開閉弁は、流体圧を作用させる作用管(9k,9m)に接続されており、この流体圧に応じて前記上側流路及び前記下側流路を開閉することを特徴とする集電装置の揚力制御構造である。
請求項4の発明は、集電装置(3)に作用する揚力(±L)を制御する集電装置の揚力制御構造であって、前記集電装置の集電舟(8)の前方の空気をこの集電舟に取り入れる空気取入部(10a,10b)と、前記空気取入部から取り入れた空気を前記集電舟から排出する空気排出部(9b,9c)とを備え、前記空気取入部は、前記集電舟の前部の斜め下方から前記空気を取り入れる下側取入部(10a)と、前記集電舟の前部の斜め上方から前記空気を取り入れる上側取入部(10b)とを備え、前記空気排出部は、気流の迎角(θ)が正の値となり前記集電舟を上昇させる方向の揚力(+L)がこの集電舟に作用するときには、前記下側取入部からの空気をこの集電舟の上方に向かってこの集電舟の上部から排出する上側排出部(10c)と、気流の迎角(θ)が負の値となり前記集電舟を下降させる方向の揚力(−L)がこの集電舟に作用するときには、前記上側取入部からの空気をこの集電舟の下方に向かってこの集電舟の下部から排出する下側排出部(10d)とを備えることを特徴とする集電装置の揚力制御構造(10)である。
請求項5の発明は、集電装置(3)に作用する揚力(±L)を制御する集電装置の揚力制御構造であって、前記集電装置の集電舟(8)の前方の空気をこの集電舟に取り入れる空気取入部(11a)と、前記空気取入部から取り入れた空気を前記集電舟から排出する空気排出部とを備え、前記空気取入部は、前記集電舟の前部から前記空気を取り入れる前側取入部(11a)を備え、前記空気排出部は、前記集電舟に取り付けられてトロリ線(1a)と接触するすり板(7)が所定量摩耗したときに貫通して、前記前側取入部からの空気をこのすり板の上方に向かってこのすり板の上部から排出する上側排出予定部(11b)を備えることを特徴とする集電装置の揚力制御構造(11)である。
この発明によると、簡単な構造により集電舟に作用する揚力を抑制することができる。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る集電装置の揚力制御構造を備える集電装置を模式的に示す構成図である。図2は、この発明の第1実施形態に係る集電装置の揚力制御構造の構成図である。
図1に示す架線1は、線路上空に架設される架空電車線であり、所定の間隔をあけて支持点で支持されている。トロリ線1aは、集電装置3が接触移動する電線であり、集電装置3が摺動することによって車両2に負荷電流を供給する。車両2は、電車や電気機関車などの電気車であり、例えば高速で走行する新幹線などの鉄道車両である。車体2aは、乗客を積載し輸送するための構造物である。
集電装置3は、トロリ線1aから電力を車両2に導くための装置であり、台枠4と、枠組5と、舟支え機構部6と、すり板7と、集電舟8などを備えている。台枠4は、枠組5を支持して車体2aの屋根上に設置される部分であり、枠組5は集電舟8を支持した状態で上下方向に動作可能なリンク機構である。舟支え機構部6は、集電舟8を架線1に対して水平に押上げるとともに、ばね6cによる緩衝作用を与える機構部であり、台枠4に備えられている図示しない押上げ用ばねによって上方に押上げられる。舟支え機構部6は、例えば、押し上げ力を発生するシリンダ6aと、シリンダ6a内で昇降自在であり集電舟8と一体に形成され集電舟8とばね6cとをつなぐピストンロッド6bと、シリンダ6a内に収容されピストンロッド6bを上昇する方向に付勢するばね6cなどを備えている。すり板7は、集電舟8に取り付けられトロリ線1aと接触する部材である。図1に示す集電装置3は、車両2の進行方向に対して非対称であり、空力的性能から高速使用時には一方向だけで使用可能なシングルアーム式パンタグラフの例である。
集電舟8は、すり板7を取り付ける部分である。集電舟8は、一般に弓形で細長い金属製の部材であり、軌道面と平行に配置され架線1の長さ方向と直交して配置されている。集電舟8には、図1に示すように、車両2がA方向に移動したときに気流の迎角θが変化すると揚力±Lがこの集電舟8に作用する。ここで、迎角θは、集電舟8の前後方向と気流の方向とのなす角である。集電舟8には、図1及び図2に示すように、気流の迎角θが正の値(集電舟8の前方から後方に向かって気流が斜め上方向)であるときには、この集電舟8を上昇させる方向を正とする揚力+Lがこの集電舟8に作用する。一方、集電舟8には、気流の迎角θが負の値(集電舟8の前方から後方に向かって気流が斜め下方向)であるときには、この集電舟8を下降させる方向を負とする揚力−Lがこの集電舟8に作用する。集電舟8は、図2に示す揚力制御構造9を備えている。
揚力制御構造9は、集電舟8に作用する揚力±Lを制御する構造であり、図2に示すように、取入部9aと、排出部9b,9cと、流路9d〜9fと、開閉弁9g,9hと、空気圧調整部9i,9jと、流路9k,9mと、撓み検出部9n,9pと、揚力演算部9qと、制御部9rなどを備えている。揚力制御構造9は、図2に示すように、集電舟8を上昇させる方向の揚力+Lがこの集電舟8に作用するときには、この集電舟8の上側から空気を噴出し、集電舟8を下降させる方向の揚力−Lがこの集電舟8に作用するときには、この集電舟8の下側から空気を噴出する。
取入部9aは、集電舟8の前方の空気をこの集電舟8に取り入れる取入口であり、集電舟8の前部から空気を取り入れる。取入部9aは、集電舟8の前方の淀み点付近に形成されており、集電舟8の前縁部の長さ方向(車両2の幅方向)に沿って間隔をあけて多数形成されている。
排出部9b,9cは、取入部9aから取り入れた空気を集電舟8から上方及び/又は下方に向かって排出する排出口である。排出部9bは、集電舟8を上昇させる方向の揚力+Lがこの集電舟8に作用するときに、取入部9aからの空気を集電舟8の上方に向かって集電舟8の上部から排出する。排出部9bは、集電舟8のすり板7の取付部の後方に形成されており、集電舟8の上面に長さ方向に沿って多数形成されている。排出部9bは、集電舟8を下降させる方向の揚力−Lが下向きに作用するときに、取入部9aからの空気をこの集電舟8の下方に向かってこの集電舟8の下部から排出し、集電舟8の下面に長さ方向に沿って多数形成されている。
流路9dは、取入部9aから空気を導入する管路であり、下流側の端部が流路9eと流路9fとに分岐しており取入部9aからの空気を流路9e,9fに導く。流路9eは、取入部9aから排出部9bに空気を導く管路であり、流路9fは取入部9aから排出部9bに空気を導く管路である。流路9d〜9fは、集電舟8の内部に配管されている。
開閉弁9gは、流路9eを開閉する装置であり、開閉弁9hは流路9fを開閉する装置である。開閉弁9g,9hは、空気圧を作用させる流路9k,9mに接続されており、この空気圧の大きさに応じて流路9e,9fを開閉する空気圧駆動式のピンチバルブなどである。開閉弁9g,9hは、空気圧調整部9i,9jが流路9k,9m内の空気圧を上昇させたときには、流路9e,9fの弾力性を有する部分の弾性力に対抗してこの部分を締め付け流路9e,9fを閉鎖する。一方、開閉弁9g,9hは、空気圧調整部9i,9jが流路9k,9m内の空気圧を低下させたときには締付力が低下するため、流路9e,9fの可撓性を有する部分の弾性力によって流路9e,9fを開放する。
空気圧調整部9i,9jは、流路9k,9m内の空気圧を調整するレギュレータなどである。空気圧調整部9iは、流路9k内の空気圧を調整して開閉弁9gを開閉し、空気圧調整部9jは、流路9m内の空気圧を調整して開閉弁9hを開閉する。流路9kは、空気圧調整部9iと開閉弁9gとを接続する管路であり、流路9mは空気圧調整部9jと開閉弁9hとを接続する管路である。空気圧調整部9i,9jは、台枠4内に収容されており、流路9k,9mは台枠4内から枠組5に沿って集電舟8内まで配管されている。ただし、空気圧調整部9i,9jは車体2aに内蔵してもよい。このとき、流路9k,9mはがい子を経て台枠4、枠組5を通って集電舟8内へ配管される。
撓み検出部9nは、舟支え機構部6のばね6cの撓みを検出するセンサであり、撓み検出部9pは集電舟8の撓みを検出するセンサである。撓み検出部9n,9pは、検出結果を撓み検出信号として揚力演算部9qに出力する。揚力演算部9qは、集電舟8に作用する揚力±Lを演算する部分であり、撓み検出部9n,9pが出力する撓み検出信号に基づいて集電舟8に作用する揚力±Lを所定の演算式に基づいて演算する。
制御部9rは、開閉弁9g,9hの開閉動作を制御する部分である。制御部9rは、集電舟8を上昇させる方向の揚力+Lがこの集電舟8に作用するときには、開閉弁9hが閉鎖して開閉弁9gが開放し、集電舟8を下降させる方向の揚力−Lがこの集電舟8に作用するときには、開閉弁9gが閉鎖して開閉弁9hが開放するように、これらの開閉弁9g,9hを制御する。制御部9rは、揚力演算部9qが演算した揚力±Lの大きさ及び方向に基づいて、空気圧調整部9i,9jに動作を指令して流路9k,9m内の空気圧を調整して、開閉弁9g,9hの開閉動作を制御する。
次に、この発明の第1実施形態に係る集電装置の揚力制御構造の動作を説明する。図3は、この発明の第1実施形態に係る集電装置の揚力制御構造の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップ(以下Sという)100において、揚力±Lの演算が開始される。図1に示すように、車両2がA方向に走行すると集電舟8に揚力±Lが作用し、ばね6cが撓むとともに集電舟8が撓む。その結果、撓み検出部9nがばね6cの撓みを検出して撓み検出信号を揚力演算部9qに出力するとともに、撓み検出部9pが集電舟8のたわみを検出して撓み検出信号を揚力演算部9qに出力する。ここで、慣性力の無視できる低周波数領域においては、トロリ線1aとすり板7との間に作用する接触力Cには、以下に示す数1が成立する。
Figure 0004458355
ここで、Lは、集電舟8に作用する揚力である。Wは、舟支え機構部6、すり板7及び集電舟8などの重力であり、すり板7の摩耗を無視すると重力Wは略一定値である。Sは、ばね6cの付勢力である。撓み検出部9nからの撓み検出信号に基づいて付勢力Sを揚力演算部9qが演算するとともに、撓み検出部9pからの撓み検出信号に基づいて接触力Cを揚力演算部9qが演算し、数1に基づいて揚力Lを揚力演算部9qが演算する。
S200において、集電舟8を上昇させる方向の揚力+Lがこの集電舟8に作用しているか否かが判断される。揚力演算部9qの演算結果に基づいて、集電舟8を上昇させる方向の揚力L+が作用しているか、集電舟8を下降させる方向の揚力−Lが作用しているかを制御部9rが判断する。集電舟8を上昇させる方向の揚力Lが作用しているときにはS300に進み、集電舟8を下降させる方向の揚力−が作用しているときにはS400に進む。
S300において、開閉弁9gが流路9eを開放し、開閉弁9hが流路9fを閉鎖する。集電舟8を上昇させる方向の揚力+Lが作用していると制御部9rが判断したときには、流路9k内の空気圧の下降を空気圧調整部9iに指令し、流路9m内の空気圧の上昇を空気圧調整部9jに指令する。流路9k内の空気圧が下降すると開閉弁9gが流路9eを開放し、流路9f内の空気圧が上昇すると開閉弁9hが流路9fを閉鎖するため、集電舟8の前方の高圧の空気が取入部9aから流路9d,9eに流入し排出部9bから噴出する。このため、集電舟8の上方の空気圧が上昇して、揚力+Lの作用方向とは反対方向にこの集電舟8を押し下げる力がこの集電舟8に作用し、この集電舟8を上昇させる方向の揚力+Lが低下する。
S400において、開閉弁9gが流路9eを閉鎖し、開閉弁9hが流路9fを開放する。集電舟8を下降させる方向の揚力−Lが作用していると制御部9rが判断したときには、流路9k内の空気圧の上昇を空気圧調整部9iに指令し、流路9m内の空気圧の下降を空気圧調整部9jに指令する。流路9k内の空気圧が上昇すると開閉弁9gが流路9eを閉鎖し、流路9f内の空気圧が下降すると開閉弁9hが流路9fを開放するため、集電舟8の前方の高圧の空気が取入部9aから流路9d,9fに流入し排出部9cから噴出する。このため、集電舟8の下方の空気圧が上昇して、揚力−Lの作用方向とは反対方向にこの集電舟8を押し上げる力がこの集電舟8に作用し、この集電舟8を下降させる方向の揚力−Lが低下する。
この発明の第1実施形態に係る集電装置の揚力制御構造には、以下に記載するような効果がある。
(1) この第1実施形態では、集電舟8の前方の空気をこの集電舟8に取入部9aが取り入れ、取入部9aから取り入れた空気を集電舟8から上方及び/又は下方に向かって排出部9b,9cが排出する。このため、外部から空気を導入してこの空気を圧縮するためのコンプレッサなどの大規模な圧縮空気供給機器が必要なくなり、集電舟8の前方から高圧の空気を取り込む簡単な構造によって、集電舟8の周囲の空気の流れを制御することができる。その結果、高速走行時に問題となる集電装置3に作用する揚力±Lや空力音を抑制することができる。また、従来の集電装置の揚力制御構造のように集電舟の前方で空気を給排気する構造に比べて、集電舟8の上方及び/又は下方から空気を排出するため、集電舟8の後方の渦構造を壊すことができエオルス音を低減することができる。
(2) この第1実施形態では、集電舟8を上昇させる方向の揚力+Lがこの集電舟8に作用するときには、取入部9aからの空気を集電舟8の上方に向かって集電舟8の上部から排出部9bが排出する。また、この第1実施形態では、集電舟8を下降させる方向の揚力−Lがこの集電舟8に作用するときには、取入部9aからの空気を集電舟8の下方に向かって集電舟8の下部から排出部9cが排出する。その結果、集電舟8に作用する揚力±Lとは反対方向の力がこの集電舟8に作用するため、集電舟8に作用する揚力±Lの変化によって生ずるトロリ線1aとすり板7との間の接触力の変動を抑制することができる。
(3) この第1実施形態では、集電舟8を上昇させる方向の揚力+Lがこの集電舟8に作用するときには、開閉弁9hが閉鎖して開閉弁9gが開放し、集電舟8を下降させる方向の揚力−Lがこの集電舟8に作用するときには、開閉弁9gが閉鎖して開閉弁9hが開放するように、これらの開閉弁9g,9hを制御部9rが制御する。このため、開閉弁9g,9hの簡単な開閉操作によって集電舟8に作用する揚力±Lを容易に抑制することができる。
(4) この第1実施形態では、空気圧を作用させる流路9k,9mに開閉弁9g,9hが接続されており、この空気圧に応じて流路9e,9fを開閉弁9g,9hが開閉する。その結果、高電圧下の集電舟8内では使用が困難である電気駆動式の絞り弁や電磁弁などとは異なり、開閉弁9g,9hが空気圧駆動式であるため高電圧下でも手軽に使用することができる。
(第2実施形態)
図4は、この発明の第2実施形態に係る集電装置の揚力制御構造の構成図であり、図4(A)は集電舟を上昇させる方向の揚力が作用している状態を示し、図4(B)は集電舟を下降させる方向の揚力が作用している状態を示す。以下では、図1〜図3に示す部分と同一の部分については、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
図4に示す揚力制御構造10は、取入部10a,10bと、排出部10c,10dと、流路10e,10fなどを備えている。取入部10aは、集電舟8の前部の斜め下方から空気を取り入れる取入口であり、取入部10bは集電舟8の前部の斜め上方から空気を取り入れる取入口である。取入部10a,10bは、集電舟8の前縁部の長さ方向に沿って互い違いに間隔をあけて多数形成されている。排出部10cは、図4(A)に示すように、集電舟8を上昇させる方向の揚力+Lがこの集電舟8に作用するときには、取入部10aからの空気を集電舟8の上方に向かって集電舟8の上部から排出する排出口である。排出部10dは、図4(B)に示すように、集電舟8を下降させる方向の揚力−Lがこの集電舟8に作用するときには、取入部10bからの空気を集電舟8の下方に向かって集電舟8の下部から排出する排出口である。流路10eは、取入部10aから取り入れた空気を排出部10cに導く管路であり、流路10fは取入部10bから取り入れた空気を排出部10dに導く管路である。
次に、この発明の第2実施形態に係る集電装置の揚力制御構造の動作を説明する。
図4(A)に示すように、集電舟8に対する気流の迎角θが正となってこの集電舟8を上昇させる方向の揚力+Lがこの集電舟8に作用すると、集電舟8の取入部10a付近の空気圧が上昇して、この付近の空気が取入部10aから流路10e内を通過し排出部10cから集電舟8の上方に向かって排出する。その結果、排出部10c付近の空気圧が上昇して、集電舟8を押し下げる力が揚力+Lとは反対方向に作用する。一方、図4(B)に示すように、集電舟8に対する気流の迎角θが負となってこの集電舟8を下降させる方向の揚力−Lがこの集電舟8に作用すると、この集電舟8の取入部10b付近の空気圧が上昇して、この付近の空気が取入部10bから流路10f内を通過し排出部10dから集電舟8の下方に向かって排出する。その結果、排出部10d付近の空気圧が上昇して、集電舟8を押し上げる力が揚力−Lとは反対方向に作用する。
この第2実施形態では、集電舟8の前縁部の上下に取入部10a,10bが形成されている。このため、気流の迎角θに応じて集電舟8の上下方向に自動的に空気を噴き出すようにすることができる。その結果、第1実施形態の効果に加えて、図2に示す開閉弁9g,9h、空気圧調整部9i,9j及び制御部9rなどが必要なくなり、構造をより一層簡単にすることができる。また、従来の集電装置の揚力制御構造のように集電舟の前方で空気を給排気する構造に比べて、集電舟8の上方及び/又は下方から空気を排出するため、集電舟8の後方の渦構造を壊すことができエオルス音を低減することができる。
(第3実施形態)
図5は、この発明の第3実施形態に係る集電装置の揚力制御構造の構成図であり、図5(A)はすり板の摩耗前の状態を示し、図5(B)はすり板の摩耗後の状態を示す。
図5に示す揚力制御構造11は、取入部11aと、排出予定部11bと、流路11c,11dなどを備えている。取入部11aは、集電舟8の前部から空気を取り入れる取入口であり、集電舟8の前部から空気を取り入れる。取入部11aは、集電舟8の前縁部の長さ方向に沿って間隔をあけて多数形成されている。排出予定部11bは、集電舟8に取り付けられてトロリ線1aと接触するすり板7が所定量Δd摩耗したときに、取入部11aからの空気をすり板7の上方に向かってすり板7の上部から排出する排出口である。排出予定部11bは、図5(A)に示すように、すり板7が所定量Δd摩耗するまではすり板7の内部に埋没し、図5(B)に示すようにすり板7が所定量Δd摩耗するとすり板7の表面から露出する。排出予定部11bは、すり板7の前側に形成されている。流路11c,11dは、取入部11aから取り入れた空気を排出予定部11bに導く管路である。流路11cは、集電舟8内に配置されており、流路11dは上流側の端部が流路11cの下流側の端部と接続しておりすり板7内に形成されている。流路11dは、図5(A)に示すように、すり板7の集電舟8に取り付けられる側からすり板7のトロリ線1aと接触する側の途中まで形成されており、流路11dの底部には排出予定部11bが形成されている。
次に、この発明の第3実施形態に係る集電装置の揚力制御構造の動作を説明する。
図5(A)に示すように、トロリ線1aとすり板7とが接触した状態で、車両2がA方向に走行するとすり板7が徐々に摩耗する。すり板7が摩耗してすり板7の上部が平坦になると気流の流れが変化して、集電舟8を下降させる方向の揚力−Lがこの集電舟8に作用する。図5(B)に示すように、すり板7が所定量Δd摩耗するとすり板7の上面に排出予定部11bが露出する。このため、取入部11aの前方の高圧の空気が取入部11aから流路11c,11dに流入し排出予定部11bからすり板7の上方に向かって排出する。その結果、すり板7の上方の空気圧が変化して、集電舟8を押し上げる力が揚力−Lとは反対方向に作用する。
この第3実施形態では、すり板7のトロリ線1aと接触する側に底部を有する流路11dがすり板7の内部に予め形成されている。このため、第1実施形態の効果に加えて、すり板7が摩耗して揚力−Lが増加したときに、すり板7の摩耗量Δdに応じて空気が吹き出して揚力−Lを抑制することができる。
(第4実施形態)
図6は、この発明の第4実施形態に係る集電装置の揚力制御構造の構成図である。
図6に示す揚力制御構造9は、図2に示す取入部9aを省略して、空気供給部9sと空気蓄積部9tなどを備えている。空気供給部9sは、空気蓄積部9tに空気を供給する空気圧縮機(コンプレッサ)などである。空気供給部9sは、空気蓄積部9t内の空気圧が所定圧以下に低下すると動作してこの空気蓄積部9t内に外部から空気を供給する。空気蓄積部9tは、排出部9b,9cから排出する空気を蓄積する空気だめ(エアタンク)などである。空気蓄積部9tは、枠組5などに沿って配管された絶縁性のゴムチューブなどからなる流路9dに接続されている。空気供給部9s及び空気蓄積部9tは、車両2内に収容されている。
次に、この発明の第4実施形態に係る集電装置の揚力制御構造の動作を説明する。
集電舟8を上昇させる方向の揚力+Lが作用していると制御部9rが判断したときには、開閉弁9gを開放させ開閉弁9hを閉鎖させて、空気蓄積部9t内の高圧の空気を流路9d,9eに流入させる。その結果、排出部9bから高圧の空気が噴出して集電舟8の上方の空気圧が上昇し、揚力+Lの作用方向とは反対方向にこの集電舟8を押し下げる力がこの集電舟8に作用し、この集電舟8を上昇させる方向の揚力+Lが低下する。一方、集電舟8を下降させる方向の揚力−Lが作用していると制御部9rが判断したときには、開閉弁9gを閉鎖させ開閉弁9hを開放させて、空気蓄積部9t内の高圧の空気を流路9d,9fに流入させる。その結果、排出部9cから高圧の空気が噴出して集電舟8の下方の空気圧が上昇し、揚力−Lの作用方向とは反対方向にこの集電舟8を押し上げる力がこの集電舟8に作用し、この集電舟8を下降させる方向の揚力−Lが低下する。
この発明の第4実施形態では、集電舟8から上方及び/又は下方に向かって排出部9b,9cが空気を排出する。このため、従来の集電装置の揚力制御構造のように集電舟の前方で空気を給排気するために集電舟の前半分の形状を流線型にする必要がなくなって、集電舟8の前半分に角があり、最初から流れが剥がれるような形状であっても揚力±Lの制御を期待することができる。また、従来の集電装置の揚力制御構造のように集電舟の前方で空気を給排気する構造に比べて、集電舟8の上方及び/又は下方から空気を排出するため、集電舟8の後方の渦構造を壊すことができエオルス音を低減することができる。
(他の実施形態)
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、集電舟8の断面形状が流線形である場合を例に挙げて説明したが、断面形状が四角形の集電舟についてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、集電舟8及びすり板7の片側に取入部9a,10a,10b,11aを形成した場合を例に挙げて説明したが、集電舟8及びすり板7の両側に取入部を形成しこの取入部からの空気を排出部から排出させることもできる。この場合には、車両2が上下線のいずれの方向を走行する場合についても揚力±Lを制御することができる。
(2) この実施形態では、開閉弁9g,9hによって流路9e,9fを開閉しているが開度を可変して空気の噴射量を調整することもできる。また、この実施形態では、排出部9b,10c,10d及び排出予定部11bから空気を排出しているが、これらの排出部9b,10c,10d及び排出予定部11bにノズルを形成したり網状部材を設置したりすることもできる。
この発明の第1実施形態に係る集電装置の揚力制御構造を備える集電装置を模式的に示す側面図である。 この発明の第1実施形態に係る集電装置の揚力制御構造の構成図である。 この発明の第1実施形態に係る集電装置の揚力制御構造の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第2実施形態に係る集電装置の揚力制御構造の構成図であり、(A)は集電舟を上昇させる方向の揚力が作用している状態を示し、(B)は集電舟を下降させる方向の揚力が作用している状態を示す。 この発明の第3実施形態に係る集電装置の揚力制御構造の構成図であり、(A)はすり板の摩耗前の状態を示し、(B)はすり板の摩耗後の状態を示す。 この発明の第4実施形態に係る集電装置の揚力制御構造の構成図である。 従来の集電装置の側面図である。 従来の集電装置の側面図であり、(A)はすり板の摩耗前の状態を示し、(B)はすり板の摩耗後の状態を示す。
符号の説明
1 架線
1a トロリ線
2 車両
2a 車体
3 集電装置
7 すり板
8 集電舟
9 揚力制御構造
9a 取入部(前側取入部)
9b 排出部(上側排出部)
9c 排出部(下側排出部)
9e 流路(上側流路)
9f 流路(下側流路)
9g 開閉弁(上側開閉弁)
9h 開閉弁(下側開閉弁)
9k,9m 流路(作用管)
9r 制御部
9s 空気供給部
9t 空気蓄積部
10 揚力制御構造
10a 取入部(下側取入部)
10b 取入部(上側取入部)
10c 排出部(上側排出部)
10d 排出部(下側排出部)
11 揚力制御構造
11a 取入部(前側取入部)
11b 排出予定部(上側排出予定部)
L 揚力
θ 迎角
Δd 摩耗量

Claims (5)

  1. 集電装置に作用する揚力を制御する集電装置の揚力制御構造であって、
    前記集電装置の集電舟の前方の空気をこの集電舟に取り入れる空気取入部と、
    前記空気取入部から取り入れた空気を前記集電舟から排出する空気排出部を備え、
    前記空気取入部は、前記集電舟の前部から前記空気を取り入れる前側取入部を備え、
    前記空気排出部は、
    前記集電舟を上昇させる方向の揚力がこの集電舟に作用するときには、前記前側取入部からの空気をこの集電舟の上方に向かってこの集電舟の上部から排出する上側排出部と、
    前記集電舟を下降させる方向の揚力がこの集電舟に作用するときには、前記前側取入部からの空気をこの集電舟の下方に向かってこの集電舟の下部から排出する下側排出部とを備えること、
    を特徴とする集電装置の揚力制御構造。
  2. 請求項に記載の集電装置の揚力制御構造において、
    前記前側取入部から前記上側排出部に前記空気を導く上側流路と、
    前記前側取入部から前記下側排出部に前記空気を導く下側流路と、
    前記上側流路を開閉する上側開閉弁と、
    前記下側流路を開閉する下側開閉弁と、
    前記集電舟を上昇させる方向の揚力がこの集電舟に作用するときには、前記下側開閉弁が閉鎖して前記上側開閉弁が開放し、前記集電舟を下降させる方向の揚力がこの集電舟に作用するときには、前記上側開閉弁が閉鎖して前記下側開閉弁が開放するように、この上側開閉弁及びこの下側開閉弁を制御する制御部とを備えること、
    を特徴とする集電装置の揚力制御構造。
  3. 請求項に記載の集電装置の揚力制御構造において、
    前記上側開閉弁及び前記下側開閉弁は、流体圧を作用させる作用管に接続されており、この流体圧に応じて前記上側流路及び前記下側流路を開閉すること、
    を特徴とする集電装置の揚力制御構造。
  4. 集電装置に作用する揚力を制御する集電装置の揚力制御構造であって、
    前記集電装置の集電舟の前方の空気をこの集電舟に取り入れる空気取入部と、
    前記空気取入部から取り入れた空気を前記集電舟から排出する空気排出部とを備え、
    前記空気取入部は、
    前記集電舟の前部の斜め下方から前記空気を取り入れる下側取入部と、
    前記集電舟の前部の斜め上方から前記空気を取り入れる上側取入部とを備え、
    前記空気排出部は、
    気流の迎角が正の値となり前記集電舟を上昇させる方向の揚力がこの集電舟に作用するときには、前記下側取入部からの空気をこの集電舟の上方に向かってこの集電舟の上部から排出する上側排出部と、
    気流の迎角が負の値となり前記集電舟を下降させる方向の揚力がこの集電舟に作用するときには、前記上側取入部からの空気をこの集電舟の下方に向かってこの集電舟の下部から排出する下側排出部とを備えること、
    を特徴とする集電装置の揚力制御構造。
  5. 集電装置に作用する揚力を制御する集電装置の揚力制御構造であって、
    前記集電装置の集電舟の前方の空気をこの集電舟に取り入れる空気取入部と、
    前記空気取入部から取り入れた空気を前記集電舟から排出する空気排出部とを備え、
    前記空気取入部は、前記集電舟の前部から前記空気を取り入れる前側取入部を備え、
    前記空気排出部は、前記集電舟に取り付けられてトロリ線と接触するすり板が所定量摩耗したときに貫通して、前記前側取入部からの空気をこのすり板の上方に向かってこのすり板の上部から排出する上側排出予定部を備えること、
    を特徴とする集電装置の揚力制御構造
JP2005084385A 2004-03-24 2005-03-23 集電装置の揚力制御構造 Expired - Fee Related JP4458355B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005084385A JP4458355B2 (ja) 2004-03-24 2005-03-23 集電装置の揚力制御構造

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004087477 2004-03-24
JP2005084385A JP4458355B2 (ja) 2004-03-24 2005-03-23 集電装置の揚力制御構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005312290A JP2005312290A (ja) 2005-11-04
JP4458355B2 true JP4458355B2 (ja) 2010-04-28

Family

ID=35440408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005084385A Expired - Fee Related JP4458355B2 (ja) 2004-03-24 2005-03-23 集電装置の揚力制御構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4458355B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007244091A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Railway Technical Res Inst 接触力によるパンタグラフ揚力の推定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005312290A (ja) 2005-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101531199B (zh) 轨道车辆设备的通风组件
CN102438897B (zh) 高升力襟翼、具有用于影响在高升力襟翼上流动的装置的高升力襟翼构造以及具有这样构造的飞机
WO2007072259A3 (en) Controlling the boundary layer of an airfoil
CN107858976B (zh) 清洁车吸嘴及具有其的清洁车
JP4458355B2 (ja) 集電装置の揚力制御構造
JPH05270402A (ja) 高速車両
CN105416076A (zh) 一种受电弓控制装置与方法
CN110304079A (zh) 一种利用空压动力的管道式空悬浮高速行驶列车装置
JP3935285B2 (ja) パンタグラフ
JP2010116075A (ja) 併結編成車両
JP2006211790A (ja) 集電装置の揚力調整構造
JP4809116B2 (ja) 横風試験設備
JP2007030549A (ja) 車両用可動整流装置
JP2007252114A (ja) 集電装置の揚力制御構造
JP4369056B2 (ja) ジェット除去装置の改善
CN110615043A (zh) 气流引导组件
JP4493507B2 (ja) 集電装置の接触力制御構造
JP2002362429A (ja) 自動車の床下構造
JP4719177B2 (ja) パンタグラフの接触力調整方法及びパンタグラフ
JP2006211791A (ja) 集電装置の揚力調整構造
CN205220392U (zh) 一种受电弓控制装置
JP2004168241A (ja) サンルーフ装置のディフレクタ
JPH1066202A (ja) 鉄道車両用の突起物カバー
JP6039400B2 (ja) 空気抵抗を低減した鉄道車両及びこの鉄道車両を組み込んだ鉄道車両編成
JP2006166578A (ja) 集電舟の騒音低減構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140219

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees