JP4456588B2 - アンテナ構造及びヘッドセット - Google Patents

アンテナ構造及びヘッドセット Download PDF

Info

Publication number
JP4456588B2
JP4456588B2 JP2006268875A JP2006268875A JP4456588B2 JP 4456588 B2 JP4456588 B2 JP 4456588B2 JP 2006268875 A JP2006268875 A JP 2006268875A JP 2006268875 A JP2006268875 A JP 2006268875A JP 4456588 B2 JP4456588 B2 JP 4456588B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation conductor
headset
antenna
antenna structure
leg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006268875A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008092138A (ja
Inventor
昌彦 日笠
暁浩 加藤
淳 村田
正夫 宮浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2006268875A priority Critical patent/JP4456588B2/ja
Priority to US11/895,254 priority patent/US7679566B2/en
Priority to EP07019050.9A priority patent/EP1906487B1/en
Priority to CN2007101624252A priority patent/CN101154766B/zh
Publication of JP2008092138A publication Critical patent/JP2008092138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4456588B2 publication Critical patent/JP4456588B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/273Adaptation for carrying or wearing by persons or animals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/2291Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles used in bluetooth or WI-FI devices of Wireless Local Area Networks [WLAN]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/28Combinations of substantially independent non-interacting antenna units or systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/06Details
    • H01Q9/065Microstrip dipole antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/16Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole
    • H01Q9/26Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole with folded element or elements, the folded parts being spaced apart a small fraction of operating wavelength
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/16Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole
    • H01Q9/26Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole with folded element or elements, the folded parts being spaced apart a small fraction of operating wavelength
    • H01Q9/265Open ring dipoles; Circular dipoles
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R5/00Stereophonic arrangements
    • H04R5/033Headphones for stereophonic communication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2420/00Details of connection covered by H04R, not provided for in its groups
    • H04R2420/07Applications of wireless loudspeakers or wireless microphones

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、ヘッドセットに設けて近距離無線通信信号を受信するのに好適なアンテナ構造及び該アンテナ構造を用いたヘッドセットに関する。
現在、携帯電話機等の音源装置から音声・楽曲等のデータを近距離無線通信で送信し、耳部に装着したヘッドセットのアンテナで受信し、ヘッドセット内蔵のスピーカで再生するワイヤレスのヘッドセット装置がある。ヘッドセットのアンテナとして、円弧状をなす誘電体基板の外縁部に沿って対構成の導体パターンを配し、対構成の導体パターンの基端部にそれぞれ給電端を設け、ダイポールアンテナを形成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
図6(a)(b)は基板上に面状逆F型のパターンアンテナを形成した従来例の平面図である。耳部に装着するヘッドセットの場合、誘電体基板100はスピーカ内蔵ユニットに合わせて略円形をなし、アンテナ形成面(図6(a))及びその裏面(図6(b))には回路部品を配置するための銅箔101a,101bが一面に形成されている。そして、誘電体基板100のアンテナ形成面側は、逆F型アンテナの形成領域となる所定領域102において帯状に銅箔101aが除去されており、そこに逆F型の導体パターン103が形成されている。導体パターン103の給電部104は図示していない給電ラインに接続され、接地部105はグラウンドとなる銅箔101aの一部に接続されている。また、誘電体基板100の裏面においても逆F型アンテナの形成領域102に対向する所定領域106から銅箔101bが除去される。このように誘電体基板上に形成されるパターンアンテナの場合、誘電体基板100の両面においてアンテナ形成領域から銅箔101a、101bが除去される構成となる。
特開2002−111352号公報
しかしながら、パターンアンテナの形成領域に相当する所定領域102,106の銅箔101a,101bを除去する必要があるため、当該所定領域102,106に回路部品を配置できなくなり、その分だけ基板を大型化する必要があった。
また、ヘッドセットを人体の耳に装着した場合、パターンアンテナの形成領域から銅箔が除去されていて、アンテナと人体との間を電磁的に遮蔽する遮蔽物が存在しないので、人体への接近状態などによりアンテナ特性が変動してしまうという問題があった。
本発明は、回路部品を実装可能な所望パターンを基板全面に形成することができて基板の小型化を図ることができると共に、人体による影響を受けづらく安定したアンテナ特性を実現できるアンテナ構造及びヘッドセットを提供することを目的とする。
本発明のアンテナ構造は、頭部の耳に当て付けて用いられるスピーカ内蔵ユニットのアンテナ構造であって、第1及び第2の主面を有する回路基板と、前記回路基板の第1の主面から離れた位置に配置された金属平板からなる放射導体と、前記放射導体を前記第1の主面上に支持すると共に給電端となる第1の脚部と、前記放射導体を前記第1の主面上に前記第1の脚部と共に支持すると共に接地端となる第2の脚部と、前記第1の主面及び又は前記第2の主面であって前記放射導体と対向する領域に設けられた接地導体とを備え、前記放射導体がダイポールアンテナを構成し、前記放射導体は、一部が開放した環状をなし、前記放射導体の一部にインピーダンス調整用のスロットを形成し、前記放射導体の内周部から延出すると共に前記第1の脚部に接続された第1の延出部と当該第1の延出部から前記開放端とは反対方向に沿って形成された第1のスロット形成片とで一方のスロットを形成し、前記放射導体の内周部から延出すると共に前記第2の脚部に接続された第2の延出部と当該第2の延出部から前記開放端とは反対方向に沿って形成された第2のスロット形成片とで所定寸法の他方のスロットを形成したことを特徴とする。
この構成によれば、回路基板の第1の主面から離れた位置に配置された金属平板からなる放射導体でダイポールアンテナを構成するので、放射導体付近の回路基板面から銅箔を除去する必要が無く、回路基板における放射導体との対向領域にも銅箔を設けることができる。したがって、回路部品の実装面積がアンテナ形成面を確保するために縮小されるといった不都合が無くなり、基板の小型化を図ることができる。
しかも、第1の主面及び又は第2の主面であって放射導体と対向する領域に設けられた接地導体が人体頭部との間で遮蔽体として機能するので、人体からの影響を軽減することができる。
また、これにより、ダイポールアンテナとして動作するものの給電位置を変更することなく、スロット寸法を調整するだけでインピーダンスを調整可能となり、インピーダンスの調整作業が簡易化される。
さらに、これにより、給電端となる第1の脚部との接続に用いる第1の延出部並びに接地端となる第2の脚部との接続に用いる第2の延出部を利用して第1及び第2のスロットを形成でき、放射導体の主要部を変更することなくインピーダンスを調整することが可能になる。
また本発明は、上記アンテナ構造において、前記放射導体は、一部が開放した円環状をなすことを特徴とする。
この構成により、耳の形状に合わせて回路基板の外形を円形にした場合、放射導体を一部が開放した円環状となすことで回路基板の外形に沿って配置することができる。
また本発明のヘッドセットは、左右の耳にそれぞれ当て付けて用いられる左右一対のスピーカ内蔵ユニットを備えたヘッドセットであって、少なくとも一方のスピーカ内蔵ユニットに上記アンテナ構造を設けたことを特徴とする。
また本発明のヘッドセットは、左右の耳にそれぞれ当て付けて用いられる左右一対のスピーカ内蔵ユニットを備えたヘッドセットであって、前記各スピーカ内蔵ユニットに上記アンテナ構造を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、回路部品を実装可能な所望パターンを基板全面に形成することができて基板の小型化を図ることができ、人体による影響を受けづらく安定したアンテナ特性を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)〜(c)は本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ構造の構成を示す図であり、同図(a)はアンテナ形成面側から見た平面図、同図(b)は側面図、同図(c)は斜視図である。
本実施の形態に係るアンテナ構造1は、人体の耳に装着するヘッドセットの一つである耳架け式ハンズフリーイヤホンのユニットに取り付けられるものとして説明する。なお、本発明に係るアンテナ構造1は、耳架け式ハンズフリーイヤホン用アンテナに限定されるものではなく、その他の無線通信機器にも適用可能である。
アンテナ構造1の誘電体基板2は、第1の主面及び第2の主面を有するユニットの回路基板を構成し、当該ユニットの平面形状に合わせて略円形をなしている。誘電体基板2のアンテナ形成面側(第1の主面)及び裏面側(第2の主面)の双方にグラウンド及び所定パターンとなる銅箔3,4が基板面全体に形成されている。誘電体基板2のアンテナ形成面側には、第1の主面から所定高さの位置に金属平板からなる放射導体5が設置されている。放射導体5を構成する金属材料として、表面処理をした銅板・鉄板等を用いることができる。放射導体5は基板面上の2箇所に立設した第1及び第2の脚部6、7により基板表面から所定の高さの位置に浮かせた状態で支持されている。第1の脚部6は給電端となり図示していない給電ラインに接続され、第2の脚部7は接地端となりグラウンドに接続される。
放射導体5は、円形をなす誘電体基板2の外径と同一径の円環状をなすと共に一部を開放してC字形状とした円環部11を有する。円環部11の外径長は略λ/2に設定している。円環部11の内周部における一対の対向位置から所定幅の延出部12,13が内側に向かって延出形成されている。円環部11の中心点と開放部Rの中心点とを通過する水平線に対して円環部11の中心点を通る垂直線を基準とすると、延出部12,13の形成位置は、当該垂直線と円環部11との交点よりも開放部Rとは反対側(図1(a)中側)に所定距離移動した位置に設定されている。延出部12,13の先端部下面に第1及び第2の脚部6、7がそれぞれ接続されている。
また、延出部12には隣接する円環部11内周部との間にスロット14を形成するスロット形成片15が一体形成されている。スロット形成片15は、開放部Rとは反対側(図1(a)中側)にスロット14が形成されるように延出されている。同様に、もう一方の延出部13には円環部11内周部との間にスロット16を形成するスロット形成片17が一体形成されている。スロット形成片17は、開放部Rとは反対側(図1(a)中側)にスロット16が形成されるように延出されている。なお、円環部11自体にスロットを形成してインピーダンスを調整することも可能であるが、放射導体5の主要部をなす円環部11よりも延出部12,13の幅又はスロット形成片15,17の長さを調整する方が調整作業は容易である。
本実施の形態は、金属板からなる放射導体5を基板面から離間させた構造であるので、導体パターン(アンテナ素子)とグラウンドパターンとを誘電体基板の同一面内にプリントする従来のパターンアンテナと異なり、放射導体5(11〜13、15,17)の下面と対向する基板面に銅箔3(グラウンド面及び又は所定パターン)を形成することができる。また、誘電体基板2の裏面においても放射導体5(11〜13、15,17)と対向する領域に銅箔4(グラウンド面及び又は所定パターン)を形成することができる。放射導体5を支持する第1及び第2の脚部6、7の高さは、放射導体5下方の基板面に回路部品を実装可能な寸法とするのが望ましい。
以上のように構成されたアンテナ構造1は、基板外形に合わせて変形した金属板を基板上に設置したダイポールアンテナの基本構造となっている。アンテナ構造1の動作も基本動作はダイポールアンテナと同じとなり、全方向に放射する無指向性となり、アンテナ特性も安定したものとなる。
一方、ダイポールアンテナの場合、インピーダンス調整は給電位置を変更する必要があるため調整作業は困難であった。本実施の形態のアンテナ構造1は、開放部Rを有する円環部11の内周部に延出部12,13を設けるとともにスロット形成片15,17を形成してスロット14,16を形成したので、給電位置を変更することなくスロット14,16の寸法を変更するだけでインピーダンスを調整できる。すなわち、スロット14,16の長さを調整する簡単な作業でインピーダンスを調整することができ、給電位置を変更するのに比べてインピーダンス調整作業が大幅に簡易化される。
図2は放射導体5において円環部11の開放部R側の先端部の長さを変えた場合の模式図である。図2(a)は図1に示す放射導体5を模式的に表現した平面図であり、アンテナとしての機能は図1に示すものと同一機能を有する。ダイポールアンテナとして動作させるために、λ/2のアンテナ外径長を確保しようとすると、円環部11と基板面との距離が小さくなるのに応じて図2(a)に示す延長部Q1,Q2の長さを長くする必要がある。円環部11の開放端に延長部Q1,Q2を設けずにλ/2のアンテナ外径長が確保されている場合、図2(b)に示すように2本の平行線が互いの放射波を打ち消し合わない程度まで離間させることができる。一方、円環部11の高さを低くして円環部11の開放部に延長部Q1,Q2を形成した場合、図2(c)に示すように2本の平行線が長くなると共に互いに接近するので放射波が打ち消し合うようになり放射しづらいアンテナ特性となる。
本実施の形態に係るヘッドセット用アンテナ構造1は、円環部11の開放部に延長部Q1,Q2を形成することにより薄型化が可能であるが、アンテナ構造1の高さは所要の放射性能を得られる程度までに抑える必要がある。
このように本実施の形態によれば、誘電体基板2の基板面から起立した脚部6,7にて金属板からなる放射導体5を基板面から浮かせた状態で支持すると共に放射導体5の外径を基板外縁部に沿って配設可能な形状とし、一方の脚部6を給電端とし他方の脚部7を接地端としたので、アンテナとしての基本動作がダイポールアンテナとなり、放射方向を全方向の無指向性にすることができると共に、安定したアンテナ特性を実現することができる。
しかも、本実施の形態によれば、放射導体5と基板面との間の銅箔3及び基板裏面側の放射導体5に対向する領域の銅箔4を除去する必要がないので、かかる領域にも回路部品を配置することができ、その分だけ基板の小型化を図ることができる。また、放射導体5に対向する領域から銅箔3,4を除去しないことにより、当該アンテナ構造1が設けられたヘッドセットを耳に装着した際に放射導体5に対向する領域から銅箔3,4が電磁波を遮断する遮蔽物として機能するので、人体による影響を遮断してアンテナ特性の安定化を図ることも可能である。
なお、以上の説明ではヘッドセット用アンテナ構造1であったので耳に装着されるヘッドセットユニットの形状に合わせて円形としたが、U字型、V字型、その他の形状にすることも可能である。また、ヘッドセット装着時の人体による影響を抑制する目的であれば、放射導体5と対向するいずれか一方の基板面に銅箔が設けられていれば良く、必ずしも基板両面に設ける必要はない。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係るヘッドセットは、上記第1の実施の形態に係るヘッドセット用アンテナ構造1を備えた例である。図3に示すように、本実施の形態に係るヘッドセット20は、頭部形状に合わせた形状をなし弾力性を有するバンド21の両端部にスピーカ内蔵のユニット22,23が取り付けられている。ユニット22,23は、例えば耳の形状に適合した円形をしているものとする。
本実施の形態では、左右のユニット22,23で独立して近距離無線通信及び音声再生を行えるように構成している。左右のユニット22,23において独立して受信可能にするためアンテナ24、25を備えている。アンテナ24、25は第1の実施の形態に係るヘッドセット用アンテナ構造1と同様の構成を有するものとする。すなわち、放射導体5が基板面から離れて配置されていて放射導体5から見て頭部側には銅箔3及び又は4が遮蔽物として存在する。
なお、ユニット22,23には、外部機器との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信機能を有する無線通信モジュールと、当該無線通信モジュールにおいて復調された音声データを電気−音響変換して音声出力するスピーカとを内蔵する。無線通信モジュールは近距離無線通信プロトコルとしてBluetooth(登録商標)を用いるものとするが、その他の近距離無線通信プロトコルを採用することも可能である。
図4は本実施の形態に係るヘッドセット20を頭部に装着した状態を示す模式図である。左右のユニット22,23に備えられたアンテナ24,25は、それぞれ無指向性のダイポールアンテナとして動作して全方向に放射する。左側のアンテナ24から見て右側に人体頭部26が存在する場合、人体頭部26の影響により右方向の放射利得は大きく減衰するが、右側のアンテナ25により右方向の放射はカバーされることになる。同様に、右側のアンテナ25による左方向への放射利得が人体頭部26の影響により減衰されたとしても左側のアンテナ24により左方向の放射はカバーされることになる。したがって、全方向に対して十分な放射利得が得られることとなる。
また、一方のアンテナ側から他方のアンテナ側に向けても放射されるため、アンテナ間に何の遮蔽物も存在しない場合は左右のアンテナが結合して性能が劣化する。本実施の形態は、図4に示すように左右のアンテナ24,25間に人体頭部26が存在するため、十分なアイソレーションが確保される。
図5(a)〜(c)は片側にだけアンテナを備えたヘッドセットによる比較例を示す図である。同図(b)に示すように、ヘッドセットを未装着の状態では全方向に十分な放射利得が達成されている場合であっても、同図(c)に示すようにヘッドセットを装着した状態では人体頭部により片側(図5では左側)への放射利得が著しく低下する。このため、無線信号を送信する音源装置が左側に存在する場合は受信感度が著しく低下してデータ受信できない状態となる可能性がある。
このように本実施の形態によれば、左右のユニット22,23にスピーカを内蔵するヘッドセットにおいて、各ユニット22,23に第1の実施の形態と同様のアンテナ24,25を設けたので、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。また、左右のユニット22,23のそれぞれにダイポールアンテナとして動作するアンテナ24,25を設けたので、全周囲において良好な音声通信を行うことができる。
また、第2の実施の形態のヘッドセット20では、左右のスピーカ内蔵ユニット22,23にアンテナ24,25が設けられているので、2つのアンテナ24,25を用いたダイバーシティ受信を行うように構成することもできる。受信電界強度の高い方のアンテナを選択したり、受信電界強度が低い場合に左右のアンテナ24,25で受信される信号を合成したりするように構成しても良い。
なお、以上の説明では左右のユニット22,23のそれぞれにアンテナ24,25を備えている構成を示したが、ダイバーシティ受信を行わないのであれば、片側のみにアンテナを設置する構成を採ることも可能である。
(a)は第1の実施の形態に係るアンテナをアンテナ形成面側から見た平面図、(b)は第1の実施の形態に係るアンテナの側面図、(c)は第1の実施の形態に係るアンテナの斜視図 放射導体において円環部開放端の長さを変えた場合の模式図 第2の実施の形態に係るヘッドセットの構成図 第2の実施の形態に係るヘッドセットを装着した状態を示す図 片側にのみアンテナを備えたヘッドセットの比較例を示す図 (a)は従来の逆F字型のパターンアンテナが形成された基板平面図、(b)は逆F字型のパターンアンテナが形成された基板の裏面図
符号の説明
1…ヘッドセット用アンテナ、2…誘電体基板、3、4…銅箔、5…放射導体、6…第1の脚部、7…第2の脚部、8…ケーブル、11…円環部、12…延出部(給電側)、13…延出部(接地側)、14…スロット(給電側)、15…スロット形成片(給電側)、16…スロット(接地側)、17…スロット形成片(接地側)、20…ヘッドセット、21…バンド、22、23…ユニット、24、25…アンテナ

Claims (6)

  1. 頭部の耳に当て付けて用いられるスピーカ内蔵ユニットのアンテナ構造であって、
    第1及び第2の主面を有する回路基板と、前記回路基板の第1の主面から離れた位置に配置された金属平板からなる放射導体と、前記放射導体を前記第1の主面上に支持すると共に給電端となる第1の脚部と、前記放射導体を前記第1の主面上に前記第1の脚部と共に支持すると共に接地端となる第2の脚部と、前記第1の主面及び又は前記第2の主面であって前記放射導体と対向する領域に設けられた接地導体とを備え、前記放射導体がダイポールアンテナを構成し、
    前記放射導体は、一部が開放した環状をなし、
    前記放射導体の一部にインピーダンス調整用のスロットを形成し、
    前記放射導体の内周部から延出すると共に前記第1の脚部に接続された第1の延出部と当該第1の延出部から前記開放端とは反対方向に沿って形成された第1のスロット形成片とで一方のスロットを形成し、
    前記放射導体の内周部から延出すると共に前記第2の脚部に接続された第2の延出部と当該第2の延出部から前記開放端とは反対方向に沿って形成された第2のスロット形成片とで所定寸法の他方のスロットを形成したことを特徴とするアンテナ構造。
  2. 前記放射導体は、一部が開放した円環状をなすことを特徴とする請求項1記載のアンテナ構造。
  3. 左右の耳にそれぞれ当て付けて用いられる左右一対のスピーカ内蔵ユニットを備えたヘッドセットであって、少なくとも一方のスピーカ内蔵ユニットに請求項1又は請求項2記載のアンテナ構造を内蔵したことを特徴とするヘッドセット。
  4. 左右の耳にそれぞれ当て付けて用いられる左右一対のスピーカ内蔵ユニットを備えたヘッドセットであって、前記各スピーカ内蔵ユニットに請求項1又は請求項2記載のアンテナ構造を設けたことを特徴とするヘッドセット。
  5. 外部機器との間で近距離無線通信を行うことを特徴とする請求項3又は請求項4記載のヘッドセット。
  6. 左右のスピーカ内蔵ユニットのアンテナ構造にてダイバーシティ受信を行うことを特徴とする請求項3から請求項5の何れかに記載のヘッドセット。
JP2006268875A 2006-09-29 2006-09-29 アンテナ構造及びヘッドセット Expired - Fee Related JP4456588B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006268875A JP4456588B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 アンテナ構造及びヘッドセット
US11/895,254 US7679566B2 (en) 2006-09-29 2007-08-22 Antenna structure having stable properties and headset
EP07019050.9A EP1906487B1 (en) 2006-09-29 2007-09-27 Antenna structure having stable properties and headset
CN2007101624252A CN101154766B (zh) 2006-09-29 2007-09-29 实现了稳定特性的天线构造及耳机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006268875A JP4456588B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 アンテナ構造及びヘッドセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008092138A JP2008092138A (ja) 2008-04-17
JP4456588B2 true JP4456588B2 (ja) 2010-04-28

Family

ID=38920665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006268875A Expired - Fee Related JP4456588B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 アンテナ構造及びヘッドセット

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7679566B2 (ja)
EP (1) EP1906487B1 (ja)
JP (1) JP4456588B2 (ja)
CN (1) CN101154766B (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8369959B2 (en) 2007-05-31 2013-02-05 Cochlear Limited Implantable medical device with integrated antenna system
US8218801B2 (en) * 2008-05-30 2012-07-10 Symbol Technologies, Inc. Method and system for a headset H-field/E-field canceller
KR101017673B1 (ko) * 2008-07-18 2011-02-25 주식회사 에이스테크놀로지 헤드셋용 내장형 안테나
JP2010109848A (ja) 2008-10-31 2010-05-13 Alps Electric Co Ltd アンテナ装置
EP3352296A1 (en) 2010-10-12 2018-07-25 GN Hearing A/S A hearing aid with an antenna
DK2725655T3 (da) 2010-10-12 2021-09-20 Gn Hearing As Antennesystem til et høreapparat
US9554219B2 (en) 2012-07-06 2017-01-24 Gn Resound A/S BTE hearing aid having a balanced antenna
DK201270410A (en) 2012-07-06 2014-01-07 Gn Resound As BTE hearing aid with an antenna partition plane
DK201270411A (en) 2012-07-06 2014-01-07 Gn Resound As BTE hearing aid having two driven antennas
US9237404B2 (en) 2012-12-28 2016-01-12 Gn Resound A/S Dipole antenna for a hearing aid
US9408003B2 (en) 2013-11-11 2016-08-02 Gn Resound A/S Hearing aid with an antenna
US9883295B2 (en) 2013-11-11 2018-01-30 Gn Hearing A/S Hearing aid with an antenna
US9686621B2 (en) 2013-11-11 2017-06-20 Gn Hearing A/S Hearing aid with an antenna
US9237405B2 (en) 2013-11-11 2016-01-12 Gn Resound A/S Hearing aid with an antenna
US10595138B2 (en) 2014-08-15 2020-03-17 Gn Hearing A/S Hearing aid with an antenna
US10187734B2 (en) * 2014-08-15 2019-01-22 Gn Hearing A/S Hearing aid with an antenna
WO2016029463A1 (zh) * 2014-08-29 2016-03-03 华为技术有限公司 一种天线和可穿戴设备
CN104409850B (zh) * 2014-10-13 2017-09-26 歌尔股份有限公司 利用终端听筒作为天线的结构
EP3369136B1 (en) * 2015-10-30 2021-06-23 Lutron Technology Company LLC Dual antenna wireless communication device in a load control system
CN106058452A (zh) * 2016-07-15 2016-10-26 广州黑格智能科技有限公司 一种耳机天线
US11005164B2 (en) * 2017-03-31 2021-05-11 Amotech Co., Ltd. Ring-shaped antenna and earphone module having same
EP3422473B1 (en) * 2017-06-30 2021-07-28 GN Audio A/S Antenna structure for a headset
US10129635B1 (en) 2017-08-08 2018-11-13 Google Llc Antenna for a wearable audio device
US10763584B2 (en) * 2018-01-17 2020-09-01 Nxp B.V. Conductive plane antenna
JP7010075B2 (ja) * 2018-03-13 2022-01-26 三菱マテリアル株式会社 アンテナ装置及びステレオヘッドセット
CN111525267B (zh) * 2020-04-09 2023-06-20 常熟市泓博通讯技术股份有限公司 高增益天线与具有高增益天线的装置
USD1021851S1 (en) * 2020-12-17 2024-04-09 Nickolai Vysokov Headset earpad
USD1021850S1 (en) * 2020-12-17 2024-04-09 Nickolai Vysokov Headset earpad
US11336975B1 (en) 2021-02-01 2022-05-17 Shure Acquisition Holdings, Inc. Wearable device with detune-resilient antenna
CN113131199B (zh) * 2021-04-02 2023-05-23 南京信息工程大学 一种用于智能手表的北斗卫星导航天线

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW320813B (ja) * 1996-04-05 1997-11-21 Omron Tateisi Electronics Co
JPH118894A (ja) 1997-06-17 1999-01-12 Sony Corp ヘッドホン装置
JP2002111352A (ja) 2000-10-02 2002-04-12 Hideo Suyama ヘッドセットのアンテナ
CN2484653Y (zh) * 2001-05-18 2002-04-03 蔡崇洲 微带型偶极天线结构
FI115339B (fi) * 2001-06-29 2005-04-15 Filtronic Lk Oy Järjestely radiopuhelimen antennipään integroimiseksi
US6917334B2 (en) * 2002-04-19 2005-07-12 Skycross, Inc. Ultra-wide band meanderline fed monopole antenna
WO2004040697A1 (en) 2002-10-31 2004-05-13 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Wideband loop antenna
US6741214B1 (en) * 2002-11-06 2004-05-25 Centurion Wireless Technologies, Inc. Planar Inverted-F-Antenna (PIFA) having a slotted radiating element providing global cellular and GPS-bluetooth frequency response
JP2004236117A (ja) 2003-01-31 2004-08-19 Toshiba Corp 通信機器
JP2005176294A (ja) * 2003-11-20 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd アンテナ装置
TWM268754U (en) * 2004-08-13 2005-06-21 Emtac Technology Corp Structure for increasing mechanical strength of panel antenna
JP4330575B2 (ja) 2005-03-17 2009-09-16 富士通株式会社 タグアンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
US20080079645A1 (en) 2008-04-03
EP1906487B1 (en) 2017-07-19
EP1906487A1 (en) 2008-04-02
CN101154766A (zh) 2008-04-02
US7679566B2 (en) 2010-03-16
CN101154766B (zh) 2011-06-15
JP2008092138A (ja) 2008-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4456588B2 (ja) アンテナ構造及びヘッドセット
US6980165B2 (en) Communication apparatus with antenna
US8669905B2 (en) Portable communication device comprising an antenna
JP6762966B2 (ja) 複合アンテナを有する補聴器
JP4422767B2 (ja) 携帯端末用アンテナ装置および携帯端末
US10841716B2 (en) Hearing device with two-half loop antenna
US20090058735A1 (en) Hybrid slot antennas for handheld electronic devices
JP2005518125A (ja) オリエンテッドpifa型装置およびこれを使用してrf干渉を低減する方法
CN105449358B (zh) 一种蓝牙耳机的天线系统和一种蓝牙耳机
JP2004104502A (ja) 移動通信端末
JP2019500826A (ja) プリント回路基板にアンテナが設けられた補聴器
EP1416585B1 (en) Wideband loop antenna
JP2021168467A (ja) アンテナを備える聴覚装置
EP2182579A1 (en) Antenna device
JP2005347958A (ja) アンテナ装置
WO2024037051A1 (zh) 无线耳机
JP2002152353A (ja) 携帯端末機
CN219017894U (zh) 用于无线装置的附加装置和设备
EP3514886B1 (en) Conductive plane antenna
CN107425281B (zh) 耳机天线和蓝牙耳机
JP2006229984A (ja) 広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ
JP2006191226A (ja) 携帯無線機のアンテナ装置
CN116417782B (zh) 一种无线耳机及终端天线
JP4110064B2 (ja) 無線装置
KR100987238B1 (ko) 저주파 대역용 내장형 안테나

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4456588

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140212

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees