JP2019500826A - プリント回路基板にアンテナが設けられた補聴器 - Google Patents

プリント回路基板にアンテナが設けられた補聴器 Download PDF

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Abstract

音声を受信するように構成されたマイクロフォンと、ユーザの聴力損失を補うために処理されたオーディオ信号を提供するように構成された処理ユニットと、第1の層を有するプリント回路基板と、前記第1の層上の導電性材料として設けられたアンテナと、無線通信を行う無線通信ユニットと、前記アンテナの偏波を形成するように構成された偏波要素であって、少なくとも第1のフレキシブルプリント回路基板を含むフレキシブルプリント回路基板上に設けられた偏波要素と、を備える補聴器が開示される。
【選択図】図2

Description

本開示は音声を受信するように構成されたマイクロフォンを備える耳かけ型(BTE)補聴器等の補聴器に関する。補聴器は、ユーザの聴力損失を補うために処理されたオーディオ信号を提供するように構成された処理ユニットを備える。特に、補聴器は第1の層を備えるプリント回路基板を備える。補聴器は、第1の層上の導電性材料として設けられたアンテナを備える。
補聴器は両耳用補聴器システムに使用されてもよい。動作中、補聴器はユーザの耳に装着される。
補聴器は非常に小型で繊細な装置であり、多くの電子的及び金属的構成要素をハウジング又はシェル内に有する必要がある。そのハウジング又はシェルは人の外耳道内又は外耳の後ろに装着できる程小さくなくてはならない。このように多くの電子的及び金属的構成要素が必要であること、更に補聴器ハウジングやシェルが小型である必要があることで、無線通信機能を有する補聴器における高周波アンテナの使用に関する設計がかなり制限される。
補聴器のアンテナはこれらの制限や、補聴器のサイズによるその他の厳しい設計上の制約がある中、十分な性能を発揮するように設計される必要がある。
聴覚装置用の無線技術の発展、聴覚装置の小型化、低製造コスト化への絶え間ない試みの結果、聴覚装置において1つ以上のアンテナを内蔵するフレキシブル基板が使用されるようになった。
更に、両耳用補聴器システムにおいては、両耳用補聴器システム内の補聴器間の通信品質への要求が益々高まっている。当該要求としては、レイテンシやノイズの低減が挙げられ、これらは補聴器のアンテナ効率に対するより厳しい要求に直結する。
聴覚装置の電気アセンブリを小型化することが求められている。
補聴器の無線通信の向上が求められている。
本発明の目的は、補聴器の電気アセンブリが小型化され、改善された無線通信機能、例えば、ユーザの両耳内に又は両耳の後ろに装着された2つの補聴器間及び/又は補聴器とアクセサリデバイスとの間の改善された無線通信機能を有する補聴器を提供することである。
重要な耳間リンク(ear-to-ear link;E2Eリンク)が保証されていれば、補聴器(HI)間の無線接続により、高度な両耳用信号処理が実現可能である。更に、補聴器は多様なアクセサリを接続可能である。アクセサリは、ユーザの身体に装着可能、又はユーザの周囲に配置可能で、モノのインターネット(IoT)の一部となるようにインターネットに接続可能である。ただし、安定したE2Eリンクを保証することは非常に重要である一方、容易ではない。ここで、2.4GHzのISMバンドの使用が好ましい。ISMバンドは、BLEやZigBee(登録商標)のような数多くの低電力通信規格に対応している事、世界中で工業用に利用可能である事、通信範囲と消費電力のトレードオフなど点で、優れているのである。E2Eリンクは、着用可能なアンテナの設計、性能に関する要求を満たすために、特に厳しい要件が求められる。実際、装着時の良好な性能を実現するためにはアンテナには最適な放射効率、帯域幅、偏波及び放射パターンが求められる一方、設計上、利用可能なスペースは極めて限られている。その用途の多くは、特に耳あな型(ITE)補聴器のように、空間的要件が最優先される補聴器等のウェラブル装置が占めるのである。更に、大量生産や工業的設計に関する要件として、アンテナは可能な限り薄く、軽量で、製造コストが低いことが求められる。特にアンテナの偏波特性は、重要な性能パラメータとなる。より根本的な制限も存在し得る。実際、アンテナが人間の頭部近傍に配置されることで、効率が大幅に低下しうるのである。生体組織は多くの水分を含むため、2.4GHz程度だと非常に損失が大きくなる。このように効率が大幅に低下し、更に補聴器の無線機は超低電力量領域で動作するため、全体的な性能の低下が非常に深刻となりうるのである。アンテナ効率低下を招きうるさらなる要素として、設計上、スペースが非常に限られていることが挙げられる。このことで、アンテナは、装置のその他の部品に対して物理的、即ち電気的にも近接して設ける必要があり、多くの場合、それらにカップリングされる。ESA(電気的小型アンテナ)の場合も、根本的な制限により、広帯域を実現するのは困難である。実際、少なくとも2.4GHzのISMバンドを網羅する帯域を実現することは可能であるかもしれないが、ユーザ毎に異なる身体的要因によるアンテナの離調を補償するには、より広帯域が望ましい。
本開示によれば、上記及びその他の目的は耳かけ型(BTE)補聴器によって達成される。
音声を受信するように構成されたマイクロフォンを備える補聴器が開示される。補聴器は、ユーザの聴力損失を補うために処理されたオーディオ信号を提供するように構成された処理ユニットを備える。補聴器は、第1の層を有するプリント回路基板を備える。補聴器は、第1の層上の導電性材料として設けられたアンテナを備える。補聴器は、無線通信を行う無線通信ユニットを備える。補聴器は、アンテナの偏波を形成するように構成された偏波要素であって、少なくとも第1のフレキシブルプリント回路基板を含むフレキシブルプリント回路基板上に設けられた偏波要素を備える。
補聴器は耳かけ型(BTE)補聴器であってもよい。補聴器はハウジングを備えてもよい。補聴器の構成要素の特徴は、ハウジング内に含まれても、設けられても、又は配置されてもよい。
処理ユニットは、マイクロフォンが受信した音声を処理して、ユーザの聴力損失を補うための処理されたオーディオ信号を提供するように構成される。補聴器は更に、音響出力、即ち処理ユニットからの処理されたオーディオ信号を、補聴器を耳内又は耳の後ろに装着したユーザの耳に提供する出力トランスデューサを備えてもよい。
補聴器は、第1の層を有するプリント回路基板を備える。アンテナは、第1の層上の導電性材料として設けられる。プリント回路基板の第1の層上にアンテナを設けることは、アンテナの長さを耳かけ型補聴器等の補聴器における一般的な長さよりも短くできるため、有利である。通常、従来技術において、アンテナはプリント回路基板外に設けられる。即ち、ハウジングの壁又はカバー要素上に配置される、壁に取り付けられる、更に/或いはどこにも取り付けられずにハウジング内に単に浮いている。
補聴器は、アンテナの偏波を形成するように構成された偏波要素であって、少なくとも第1のフレキシブルプリント回路基板を含むフレキシブルプリント回路基板上に設けられる偏波要素を備える。偏波要素により、アンテナの偏波が形成、制御、又は向上するように構成されるため、補聴器において耳間(E2E)機能が実現できるため有利である。
フレキシブルプリント回路基板は、補聴器の実際の製造後に、補聴器内に後付けされるように構成される。或いは、フレキシブルプリント回路基板は補聴器の製造中に、補聴器内に設けられてもよい。
偏波要素を備えるフレキシブルプリント回路基板を、補聴器に後付けすることで、標準的な補聴器を高性能又はより高性能な補聴器に容易に変更又はアップグレードできるため、有利である。
補聴器は、無線通信を行う無線通信ユニットを備える。無線通信又は無線機は、プリント回路基板上に配置されてもよい。
本発明のさらなる態様によると、本明細書に開示される第1及び第2の補聴器を備える両耳用補聴器システムが開示される。したがって、第1及び/又は第2の補聴器は、上記開示された補聴器であってもよい。
ここで、例えばアンテナの偏波が、ユーザの頭部の面に対して平行な方向よりも垂直な又は直交する方向により大きくなるように、アンテナの偏波を形成、制御、配向することは有利である。例えば偏波は、ユーザの両耳にそれぞれ配置された2つの補聴器間の無線通信を向上するように形成されるべきである。アンテナの適切な偏波、例えばユーザの頭部の面に対して直交する方向により大きい偏波は、身体を通じた、即ちユーザの顔面に沿った、即ちユーザの反対側の耳への強力な表面波、即ち電磁波を励起するのに最適である点で有利である。
2つの補聴器間の無線通信は、補聴器同士が通信可能となり、各補聴器が反対側の耳内の補聴器との無線通信により自動調整可能となることで、手動調整が必要なくなるという点で有利である。例えば、ユーザが他人と会話する際に頭部の向きを変えると、音源、例えば話し相手に対して逆側の耳が受け取る音量は低くなるので、この耳では会話が聞こえない状態となる。通常の場合、ユーザは該当する補聴器の音量を上げる。ここで、Ear−to−Ear技術によると、2つの補聴器は互いに無線通信して、必要に応じて自動的に音量を上下できるのである。
したがって、補聴器内の偏波要素により提供される適切又は理想的なアンテナの偏波は、補聴器間の耳から耳への無線通信を向上する。
アンテナの偏波は、電場の方向に対応する、又は当該方向を定義又は決定する。
アンテナは、1又は複数の無線通信ユニットの内の1つに対して相互接続されて、電磁場を放射及び/又は受信するものである。
アンテナは電気アンテナであってもよい。アンテナはモノポールアンテナであってもよい。
アンテナはダイポールアンテナであってもよい。アンテナは共振アンテナであってよい。アンテナは1/4波長モノポールアンテナ等であってもよい。
ここで、アンテナが、ループアンテナより短い等、短いことは有利である。短いアンテナは、補聴器内で大きな空間を必要としないため、アンテナの配置や第1のアンテナとその他構成要素との相対的配置に関してより多くの選択肢が得られ、より柔軟な配置が可能となる。
アンテナは第1の放射パターンを有するように構成されてもよい。
アンテナのための近接場パターンは、TM偏波された近接場であってよい。第1の放射パターンは、電磁場全体の主要部分、例えば、電磁場全体の75%超、80%超、85%超、90%超が電場によってもたらされるように、電場が支配的であってもよい。
アンテナは、2.4GHzアンテナであってもよい。アンテナは、第1の周波数範囲で放射を実行するように構成されてもよい。例えば磁気アンテナのような第2のアンテナが設けられてもよい。第2のアンテナは、第2の周波数範囲で放射を実行するように構成されてもよい。
アンテナは使用中、第1の周波数範囲で、例えば800MHzを超える周波数で、例えば1GHzを超える周波数で、例えば2.4GHzの周波数で、例えば1.5GHz〜3GHzの間の周波数で、動作するように構成されてよい。したがって、アンテナはISM周波数帯域における動作を実行するように構成されてよい。アンテナはこれらの周波数で動作できる任意のアンテナであってよく、アンテナは、モノポールアンテナ、ダイポールアンテナ等の共振アンテナであってよい。共振アンテナは、λ/4又はその任意の倍数の長さを有してよく、λは放射される電磁場に対応する波長である。
現在の通信システムでは、多様な通信システムが2.4GHz又は約2.4GHzで通信するため、2.4GHz又は約2.4GHzの周波数範囲には大きなノイズも存在する。例えばデータ通信のためにノイズが許容可能ないくつかの用途では、上述のアンテナ、例えば電気アンテナを使用してもよいことが本発明の利点である。高いノイズレベルが伝送に大きく影響し得る他の用途では、第2のアンテナ、例えば磁気アンテナを使用してもよい。例えば、第2のアンテナは、音声のストリーミングに使用されてもよい。
アンテナは、第1のビットレートでのデータ通信を行うように構成されてもよい。1つ以上の実施形態において、第2のアンテナが設けられ、第2のビットレートでのデータ通信を行うように構成され、第2のビットレートは、第1のビットレートよりも大きく、例えば、10倍、30倍、50倍、100倍等大きい。
アンテナの偏波向上のために、偏波要素がフレキシブルプリント回路基板上に設けられる。
したがって、偏波要素上では少なくともある程度の電流が誘導されることになる。この電流の方向は、E2E方向の補聴器装置の第1の側と第2の側との間となる。PCBアンテナは、第1の端部から反対側の第2の端部へ、非E2E方向に電流が流れるように配置される。このような構成でないと、アンテナの所望の長さを実現できない。E2E電流は、プリント回路基板上のアンテナの方向に対して直交してもよい。これは、アンテナをそのまま設けるよりも有利である。即ち、アンテナそのものは配向された面上に載置されるため、アンテナが放射する電場が大部分、ユーザの頭部の表面に平行であるユーザの皮膚内に含まれてしまうのである。
一方、アンテナの偏波を形成する、フレキシブルプリント回路基板上に設けられる偏波要素を使用すれば、電場はユーザの頭部の表面即ち皮膚に対してより直交するよう、配向、方向づけ、又は転向できる。皮膚は電荷を多く含むため、電場が身体及び顔面を通過する際に、ユーザの皮膚表面で振動すると減衰してしまうことから、上記構成は有利である。
補聴器又はハウジングは第1の側と第2の側を有してもよく、第1の側及び第2の側は、互いに対向するように配置されていてもよい。第1の側及び第2の側は、補聴器がユーザに装着される場合に、E2E方向に配置されてもよい。補聴器又はハウジングは第1の端部と第2の端部を有してもよく、第1の端部及び第2の端部は、互いに対向するように配置されていてもよい。第1の端部及び第2の端部は、補聴器がユーザに装着される場合に、非E2E方向に配置されてもよい。E2E方向及び非E2E方向は互いに直交してもよく、例えば実質的に直交していてもよい。直交する方向に対して20°傾斜、10°傾斜、又は5°傾斜等してもよい。第1及び第2の側は第1及び第2の端部に対して直交してもよく、例えば実質的に直交していてもよい。直交する方向に対して20°傾斜、10°傾斜、又は5°傾斜等であってもよい。
補聴器は耳かけ(BTE)補聴器であってもよい。
補聴器は、第1の基板表面及び第2の基板表面を有するプリント回路基板を備える。第2の基板表面は、第1の基板表面と平行であってもよい。
補聴器は、フレキシブル基板とも表されるフレキシブルプリント回路基板を備えてもよい。フレキシブルプリント回路基板の厚さは、5μmから1,000μmの範囲にあってもよい。フレキシブルプリント回路基板はシートであってもよい。例示的な電気アセンブリにおいて、フレキシブルプリント回路基板の厚さは、12μmから600μmの範囲、例えば50μm、100μm、200μm、300μm、400μm、500μm、又はこれらの間の任意の範囲にある。フレキシブルプリント回路基板は、第1のフレックスフィルム表面及び第2のフレックスフィルム表面を有する。
導電性材料は、はんだ合金等のはんだ材料であってもよく、例えば、亜鉛、錫、銀、銅、鉛の内の1つ以上を含む。
補聴器の第1の端部及び/又は第2の端部の直径は、典型的には7mm未満である。補聴器の第1の端部と第2の端部との間の距離も、典型的には7mmである。
プリント回路基板が補聴器内に設けられてもよい。アンテナはワイヤを介して回路基板に接続されてもよい。回路基板は、整合回路、バラン、及び無線通信ユニット等の無線機を有してもよい。
偏波要素は、接地されてもよいし、接地されずにフローティングにしてもよい。
補聴器は電池を備えてもよい。電池は第1の側と第2の側を有してもよい。電池は補聴器の第2の端部に設けられてもよい。
電池は、ボタン状の電池のような平坦な電池であってもよい。電池は円形であってもよい。電池は円盤状の電池であってもよい。
補聴器は、任意の補聴器であってもよい。完全外耳道挿入型(CIC)補聴器等の外耳道挿入型(ITC)補聴器等の耳あな型(ITE)補聴器であってもよいし、外耳道レシーバ挿入型(RIE)補聴器等の耳かけ型(BTE)補聴器であってもよい。
1つ以上の無線通信ユニットは無線データ通信を行うように構成され、そのため電磁場の放射及び受信のためのアンテナと相互接続される。1つ以上の無線通信ユニットはそれぞれ、トランスミッタ、レシーバ、トランスミッタ−レシーバペア、例えば、トランシーバ、無線ユニット等を含んでよい。1つ以上の無線通信ユニットは、Bluetooth(登録商標)、WLAN標準規格、製造業者特有のプロトコル、例えば、専用近接アンテナプロトコル、例えばプロプラエタリプロトコル、例えば低電力無線通信プロトコル、RF通信プロトコル、磁気誘導プロトコル等の、当業者に公知の任意のプロトコルを使用して通信を行うように構成されてよい。1つ以上の無線通信ユニットは、同じ通信プロトコル、即ち同じ種類の通信プロトコルを使用して通信を行うように構成されても、又は1つ以上の無線通信ユニットは異なる通信プロトコルを使用して通信を行うように構成されてもよい。
処理ユニットはプリント回路基板上に設けられてもよい。
音声及び/又は音響出力という用語は、オーディオ信号として解される。したがって、マイクロフォンは音声又はオーディオ信号を受信するように構成されてもよい。出力トランスデューサは、音響出力又は、処理ユニットにより提供される処理されたオーディオ信号等の処理されたオーディオ信号を提供又は送信するように構成されてもよい。音響出力又は処理されたオーディオ信号は、補聴器を装着して使用中のユーザの耳に提供又は送信されてもよい。
いくつかの実施形態では、偏波要素により、補聴器がユーザの耳に装着された補聴器の使用状態で、アンテナの偏波は、ユーザの頭部の表面に対して平行な方向よりも、ユーザの頭部の表面に対して直交する方向に大きくなる。
このように、アンテナの偏波が、ユーザの頭部又はユーザの頭部の表面に対して、垂直な方向又は直交する方向に大きいことは有利である。この構成によると、例えばユーザの両耳にそれぞれ配置された2つの補聴器間の無線通信が向上されるのである。アンテナの垂直偏波は、ユーザの顔面等、身体に沿って、ユーザの別の耳等に向かう、強力な表面波、即ち電磁波を励起するのに最適であるという利点がある。
したがって、アンテナの偏波は主に、ほぼ、又は実質的にユーザの頭部の表面に対して垂直又は直交するものである。アンテナの偏波が頭部の表面に対して直交するとは、直交する方向に対して10°傾斜、15°傾斜、20°傾斜、25°傾斜、30°傾斜等してもよい。
いくつかの実施形態では、偏波要素は導電性材料を含む。これにより、偏波要素が導電性材料として設けられるという利点がある。導電性材料は銅及び/又は導電性を有し、アンテナの偏波を形成できるその他任意の適切な材料であってもよい。導電性材料は、金属シート又は金属面として設けられてもよい。
いくつかの実施形態では、導電性材料は導電性トレースである。導電性トレースはワイヤであってもよい。導電性トレースは、例えば銅製及び/又は銅を含む合金等の金属製であってもよい。アンテナ及び/又は偏波要素は、導電性トレース等の導電性材料製であってもよいし、導電性材料を含んでもよい。アンテナ及び/又は偏波要素は、銅等の金属製であってもよい。
いくつかの実施形態では、補聴器は1又は複数の壁を有するハウジングを備え、フレキシブルプリント回路基板が1又は複数の壁の少なくとも1つの、少なくとも一部に取り付けられる/固定される。フレキシブルプリント回路基板は、1又は複数の壁の内部、内面、又は表面に取り付けられてもよいし、又は固定されてもよい。
いくつかの実施形態では、プリント回路基板は第1のパッドを有し、偏波要素は第1のパッドと相互接続される第1の端部を有する。偏波要素の第1の端部は、第1の端子等、端子と称されてもよい。相互接続は、接続、及び/又は配置、及び/又ははんだ付けであってもよい。プリント回路基板、及び/又はプリント回路基板の一部及び/又は層が接地(電位)として機能するため、偏波要素はプリント回路基板の第1のパッドに接続されると、接地される。
いくつかの実施形態では、プリント回路基板は第2のパッドを有する、更に/或いは偏波要素は第2の端部を有する。
いくつかの実施形態では、偏波要素の第2の端部は、第2のパッドと相互接続される。相互接続は、接続、及び/又は配置、及び/又ははんだ付けにより実現してもよい。プリント回路基板、及び/又はプリント回路基板の一部及び/又は層が接地(電位)として機能するため、偏波要素はプリント回路基板の第2のパッドに接続されると、接地される。偏波要素の第1の端部もプリント回路基板の第2のパッドに相互接続される場合、フレキシブルプリント回路基板はプリント回路基板の第1のパッドから第2のパッドまで、ハウジング全体に延在し、例えばクローズドフレキシブルプリント回路基板が形成されて、長い偏波要素が実現される。これにより、E2E方向に高電流が提供できる。即ち、補聴器又は補聴器ハウジングの第1の側から、反対側の補聴器又は補聴器ハウジングの第2の側への、補聴器装置を横断して流れる電流が提供できる。PCBアンテナは、第1の端部から反対側の第2の端部への非E2E方向に電流が流れるように配置される。この構成でなければ、所望の長さのアンテナが実現できない。したがって、E2E電流は、プリント回路基板上のアンテナの方向に対して直交し得る。
いくつかの実施形態では、フレキシブルプリント回路基板は第2のフレキシブルプリント回路基板を備える。第1のフレキシブルプリント回路基板上の偏波要素の第2の端部は、容量性カップリングが実現されるように、第2フレキシブルプリント回路基板上の偏波要素の第2の端部の近傍に配置される。第1及び第2のフレキシブルプリント回路基板は、ハウジングの互いに対向する壁及び/又は同一の壁に配置されてもよい。第1のフレキシブルプリント回路基板上の偏波要素の第2の端部は、第2フレキシブルプリント回路基板上の偏波要素の第2の端部の近傍に配置される。近傍とは、真向かいになるように対向した状態であってもよいし、ハウジングの長手方向の線に沿って互いにずれて対向した状態であってもよい。このように偏波要素の第2の端部間に容量性カップリングが実現されることで、第1のフレキシブルプリント回路基板上の偏波要素の第2の端部から、第2フレキシブルプリント回路基板上の偏波要素の第2の端部へ信号又は電流が跳躍できる。したがって、クローズドフレキシブルプリント回路基板と同じ機能が提供できる。これにより、E2E方向に高電流、即ち補聴器又は補聴器ハウジングの第1の側から、反対側の補聴器又は補聴器ハウジングの第2の側へ、補聴器を横断して流れる電流を実現可能な、長い偏波要素を実現できる。PCBアンテナは、第1の端部から反対側の第2の端部へ、非E2E方向に電流が流れるように配置される。このような構成でないと、アンテナの所望の長さを実現できない。このため、E2E電流は、プリント回路基板上のアンテナの方向に対して直交してもよい。クローズドフレキシブルプリント回路基板では、前述の実施形態に開示のとおり、偏波要素の第1の端部はプリント回路基板の第1のパッドに相互接続され、偏波要素の第2の端部はプリント回路基板の第2のパッドに相互接続されてもよい。
本実施形態では、フレキシブルプリント回路基板は第2のフレキシブルプリント回路基板を備え、第1のフレキシブルプリント回路基板上の偏波要素の第2の端部は、容量性カップリングが実現されるように、第2フレキシブルプリント回路基板上の偏波要素の第2の端部の近傍に配置される。これにより、単一の大きい及び/又は長いフレキシブルプリント基板ではなく、サイズを抑えた2つのフレキシブルプリント回路基板を容易に補聴器ハウジング内に設けることができるため、有利である。
いくつかの実施形態では、偏波要素を有するフレキシブルプリント回路基板は、補聴器及び/又はハウジング内に後付けされるように構成される。フレキシブルプリント回路基板を後付けすることで、標準的な補聴器を、アンテナ偏波が向上し、そのためE2E機能等が向上した高性能又はより高性能な補聴器に容易に変更又はアップグレードできるため、有利である。
いくつかの実施形態では、アンテナは第1の方向に長手方向を有する。典型的には、アンテナ電流が非E2E方向に流れる。このような構成でないと、アンテナのプリント回路基板に沿った長さを長くとることができない。
いくつかの実施形態では、アンテナの長手方向である第1の方向は、プリント回路基板の長手方向に対して平行である。
いくつかの実施形態では、アンテナの長手方向である第1の方向は、補聴器ハウジングの長手方向に平行な面内に存在する。
いくつかの実施形態では、偏波要素は第2の方向及び/又は第3の方向に長手方向を有する。
いくつかの実施形態では、アンテナの長手方向である第1の方向は、偏波要素の第2の方向及び/又は第3の方向に垂直な面内に存在する。垂直な面とは、略垂直であることを意味してもよい。即ち、20°、15°、10°、5°等傾斜していてもよい。また、第1の方向及び/又は第2の方向及び/又は第3の方向は、互いに30°、45°、60°傾斜して、非垂直又は非直交状態であってもよい。
いくつかの実施形態では、アンテナの第1の端部は、偏波要素の第1の端部に接続されて、アンテナの実効的な長さが延長される。
アンテナは、偏波要素に対して、相互接続、固定、又ははんだ付けされることで、接続されてもよい。偏波要素とアンテナとは、導電性材料であってもよいため、アンテナは偏波要素に接続されると、その実効的な長さ又は実際の長さが延長される。アンテナは可能な限り大きい又は長いことが好ましい。アンテナの電気信号等の信号を取得可能な領域が大きくなるためである。アンテナの高電流の位置が制御できることは有利である。これによってもアンテナの偏波向上が実現される。アンテナがプリント回路基板上に配置されると、アンテナの長手方向は通常ユーザの頭部に平行となるため、高電流は通常望ましくない位置に存在する。アンテナが偏波要素に接続されることで延長されると、アンテナ上の高電流の位置は、ユーザの頭部に直交する、アンテナの延長部分の一部というより有利な箇所となるように変更される。したがって、アンテナが延長可能で、その偏波が制御及び改善できることが有利である。
いくつかの実施形態では、ハウジングの壁は、ある面積を有する内面を有し、フレキシブルプリント回路基板は補聴器の内面の面積の30%、40%、50%、60%、70%、80%、又は90%超等、20%超を被覆する。フレキシブルプリント回路基板は補聴器の内面の面積の全体を被覆してもよい。フレキシブルプリント回路基板は補聴器の内面の面積の5%又は10%未満等、20%未満被覆してもよい。内面は、補聴器ハウジングの内面であってもよい。
いくつかの実施形態では、アンテナは第1の端部と第2の端部とを有し、アンテナの第1の端部は偏波要素に接続されてもよい。
いくつかの実施形態では、アンテナは、例えば補聴器ハウジングの第1の端部から補聴器ハウジングの第2の端部への非E2E方向である第1の方向に長手方向を有する。
アンテナは、長手方向として第1の方向を有してもよい。即ち、アンテナは、長手方向として第1の方向に延在してもよい。この方向は、アンテナが延在する線又は経路を示してもよい。例えば、アンテナの全長は、アンテナの全幅よりも長くてもよいので、長手方向が、延在方向となる。
例えば、アンテナは補聴器の第1の端部に平行な面に沿って延在する第1のアンテナ素子を備えてもよい。第1のアンテナ素子は、第1の軸に対して平行な面に沿って延在してもよい。第1の軸は、補聴器の第1の端部から第2の端部まで延在してもよい。アンテナは補聴器の第1の端部に平行な面に沿って延在する第2のアンテナ素子を備えてもよい。第2のアンテナ素子は、第1の軸に対して直交する面に沿って延在してもよい。
偏波要素により、補聴器がユーザの耳に装着された使用状態で、アンテナの偏波が、ユーザの頭部の表面に対して平行な方向よりもユーザの頭部の表面に対して直交する方向に大きくなることは有利である。これにより、ユーザの耳から耳への無線通信が向上するのである。偏波要素がない補聴器の場合、補聴器がユーザの耳に装着された使用状態で、アンテナの偏波は主にユーザの頭部の表面に対して平行な方向となる。これだと、ユーザの耳から耳への無線通信向上が図られない。
いくつかの実施形態では、補聴器はプリント回路基板を有し、プリント回路基板は接地面を有する。
補聴器は、処理ユニット又は信号プロセッサを含む補聴器電子部品を有してもよい。補聴器電子部品は、プリント回路基板上に設けられてもよい。プリント回路基板上に、1又は複数の無線通信ユニット又は無線機が配置されてもよい
プリント回路基板は、補聴器の第1の端部と第2の端部との間に配置されてもよい。プリント回路基板は、補聴器の第1の端部内に配置されてもよい。プリント回路基板は、補聴器の第2の端部内に配置されてもよい。
接地面は、無限大領域の導電面又は少なくとも幅、長さがそれぞれ5波長分である画定される領域と考えられ、補聴器には通常、接地面が存在しない。ただし、プリント回路基板の層は、接地面として機能するか、又は接地面の機能を有することができる。したがって、アンテナの接地面は、バランからの接地接続が接続されるあらゆる構造であってもよい。
いくつかの実施形態では、アンテナは回路基板の接地面に接続される。
いくつかの実施形態では、偏波要素は回路基板の接地面に接続される。
したがって、例えばシェルの金属表面である偏波要素は単にフローティングであるのではなく、即ちその他部位に一切導電接続されないのではなく、接地されていてもよい。
或いは、アンテナは偏波要素に接続されない。更に/或いは、アンテナの第2の端部が偏波要素に接続される。例えば、アンテナの第1の端部と第2の端部の両方が偏波要素に接続される。
いくつかの実施形態では、アンテナはプリント回路基板(PCB)の層上に配置される。アンテナは、整合要素を介して無線機に相互接続される銅製トレース等の導電性材料として実現されてもよい。受信/放射された電磁場は、第1の偏波を有する。フレキシブルプリント回路基板(フレックスフィルムとも称する)は、補聴器ハウジング内に配置されてもよい。フレキシブルプリント回路基板は、偏波要素として機能する銅製トレースを有してもよい。フレキシブルプリント回路基板上に偏波要素が存在することで、フレキシブルプリント回路基板がハウジング内に配置されるとアンテナの偏波が変化する。フレキシブルプリント回路基板上の偏波要素は、端部がフレキシブルプリント回路基板にはんだ付けされて、接地電位、即ちPCBの接地電位層への接続が確立されてもよい。フレキシブルプリント回路基板により、アンテナの電場の偏波は、ユーザの頭部の表面に対して直交する方向よりも、頭部の表面に対してより平行になる。偏波要素を有するフレキシブルプリント回路基板により、アップグレード可能な補聴器が提供可能となる利点が得られる。アップグレードは、フレキシブルプリント回路基板を補聴器に後付けすることで実現される。PCB上のアンテナは、製造が容易なため安価であるため、製造されたあらゆる装置に設けることが出来る。偏波要素を有するフレキシブルプリント回路基板を補聴器に追加して、指向性の向上等を実現するE2E機能を実現して、より高度な製品を実現できる。
いくつかの実施形態では、第1のフレキシブルプリント回路基板と、第2のフレキシブルプリント回路基板とをハウジング内に配置できる。両フレキシブルプリント回路基板は、例えば銅製トレース等の導電性材料の形態をとる偏波要素を有する。当該各トレースは、第1の端部が接地と相互接続されてもよく、第2の端部同士が互いに近接配置されて、その間に容量性カップリングが実現されてもよい。
いくつかの実施形態では、銅製トレース等の偏波要素を有する単一のフレキシブルプリント回路基板が設けられる。当該トレースの第1の端部と第2の端部が両方、PCBにはんだ付けされて、接地に接続されてもよい。フレキシブルプリント回路基板により、トレースの形態をとる偏波要素を長くできるため、アンテナの高電流をE2E方向に流すことが出来る。この電流は、第1の側から反対側の第2の側へ、補聴器を横断して流れる電流である。電流が非E2E方向に流れるように、PCBアンテナが補聴器内に配置される。この構成でなければ、アンテナの所望の長さは実現できない。トレースの形態をとる偏波要素をフレキシブルプリント回路基板上に設けることで、アンテナの偏波を所望の方向に形成できる。
いくつかの実施形態では、アンテナの長さを延長できるため、より高効率なアンテナを実現できる。PCB上のアンテナは、1/4波長に等しい長さを有することができるため、単独で動作可能である。フレキシブルプリント回路基板上のトレースの形態をとる偏波要素は、3/4波長に等しい長さであってもよい。したがって、アンテナの端部が偏波要素の端部に接続されると、アンテナの機能長さが1波長分となり、PCBアンテナのみを内包する球面が、アンテナとフレキシブルプリント回路基板トレースとを内包する球面よりも小さくなる。したがって、PCBアンテナの第1の端部等の端部と、フレックスフィルムアンテナの第1の端部等の端部とがはんだ付けされる。
本明細書に開示されている補聴器の利点は、ほとんどの頭部のサイズ、形状、及び毛髪量に対して改善された無線での耳から耳への通信を実現できることである。ヒトの頭部及びヒトの耳はサイズ及び形状が様々であり、また毛髪量も人によって異なる。無線通信に適した補聴器は、例えば、ユーザの頭部により、耳から耳への通信等の障害に敏感な場合がある。一方の補聴器からの電波は、もう一方の耳の補聴器に到達するために頭部を通過するか又は頭部の周りを通らなければならない場合がある。したがって、耳から耳への通信にとってヒトの頭部は障害物として認識され得る。補聴器に設けられるアンテナの偏波が耳から耳への通信を改善することが本発明の利点である。
以下、本発明は、主として両耳用補聴器等の補聴器に関して説明される。しかし、開示された特徴及び実施形態は、本発明の任意の態様と組み合わせて使用され得ることが想定される。
本発明は、上述の補聴器と、以下の対応する、方法、装置、システム、ネットワーク、キット、使用及び/又は製造手段とを含み、それぞれが、第1の上述の態様と組み合わせて、記載される利益及び利点の1つ以上を与え、それぞれが、第1の上述の態様と組み合わせて記載され、及び/又は添付の特許請求の範囲に開示される実施形態に対応する1つ以上の実施形態を有する、異なる態様に関する。
上述の特徴及び利点と、他の特徴及び利点は、添付の図面を参照しつつ、以下の例示的な実施形態の詳細な記載によって当業者には容易に明らかになるだろう。
例示的な補聴器を概略的に示す。 単一のフレキシブルプリント回路基板を有する例示的な補聴器を概略的に示す。 2つのフレキシブルプリント回路基板を有する例示的な補聴器を概略的に示す。 プリント回路基板の第1のパッドからプリント回路基板の第2のパッドまで延在する、単一のフレキシブルプリント回路基板を有する例示的な補聴器を概略的に示す。 延長されたアンテナを有する例示的な補聴器を概略的に示す。
図面を参照しつつ、本明細書で以下に種々の実施形態を記載する。全体を通して、同じ参照番号は同じ構成要素を指し示す。したがって、同じ構成要素は、各図面の説明に関して詳細には説明しない。また、図面は実施形態の説明を容易にすることを意図するものに過ぎないことに留意すべきである。図面は、特許請求の範囲に記載された発明の包括的な説明としても、又は特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲に対する制限としても意図されていない。加えて、図示した実施形態は、示される全ての態様又は利点を有する必要はない。特定の実施形態とともに記載される態様又は利点は必ずしも、その実施形態に限定されず、示されていなかったり、又は明示的に説明されていなかったりしても、任意の他の実施形態で実施可能である。
全体として、同一の部分又は対応する部分には、同じ参照番号が使用される。
本明細書で使用される場合、用語「アンテナ」は、電力又は磁力を電波に変換する電気デバイス又は磁気デバイスを指す。電気アンテナは、無線チップ、レシーバ、又はトランスミッタのような無線通信ユニット等に接続された導電性材料を含んでよい。磁気ループアンテナ等の磁気アンテナは、磁性材料のコアに巻かれた導電性材料のコイルを含んでよい。
図1は、例示的な補聴器2を概略的に示す。補聴器2は、音声を受信するように構成されたマイクロフォン4と、ユーザの聴力損失を補うために処理されたオーディオ信号を提供するように構成された処理ユニット6と、第1の層(不図示)を有するプリント回路基板(不図示)と、第1の層上の導電性材料として設けられるアンテナ12と、無線通信用の無線通信ユニット14と、アンテナ12の偏波を形成するように構成された偏波要素(不図示)とを備える。補聴器は更に、出力トランスデューサ又はレシーバ20を備える。補聴器ハウジングは、ユーザの耳の裏に配置されるように構成されており、出力トランスデューサ又はレシーバ20は、補聴器ハウジング内に配置されてもよいし、補聴器ハウジングの外に、例えば、ユーザの耳内に配置されてもよい。
図2は、例示的な補聴器2を概略的に示す。補聴器は、音声を受信するように構成されたマイクロフォン(不図示)と、ユーザの聴力損失を補うために処理されたオーディオ信号を提供するように構成された処理ユニット(不図示)とを備える。補聴器2は、第1の層10を有するプリント回路基板8を備える。アンテナ12が第1の層10上の導電性材料として設けられる。無線通信用の無線通信ユニット14または無線機が、例えばプリント回路基板(PCB)8上に設けられる。補聴器2は、アンテナ12の偏波を形成するように構成された偏波要素16を備える。偏波要素16はフレキシブルプリント回路基板18上に設けられ、フレキシブルプリント回路基板18は少なくとも第1のフレキシブルプリント回路基板18aを有する。
補聴器2は、複数の壁22を有するハウジング24を備え、フレキシブルプリント回路基板18は壁22の内の2つ22a及び22bの一部上に設けられる。
プリント回路基板8は第1のパッド26を有する。偏波要素16は第1の端部28を有する。偏波要素16の第1の端部28は、PCB8の第1のパッド26に相互接続される。
したがって、アンテナ12は、PCB8の層10上に配置される。アンテナ12は、整合要素を介して無線機14に相互接続される銅製トレース等であってもよい。アンテナの受信/放射された電磁場は、第1の偏波を有する。フレキシブルプリント回路基板18は、補聴器ハウジング24内に配置される。フレキシブルプリント回路基板18は、偏波要素16として機能する銅製トレースを有する。フレキシブルプリント回路基板18上に偏波要素16が存在することで、フレキシブルプリント回路基板18がハウジング24内に配置されるとアンテナ12の偏波が変化する。フレキシブルプリント回路基板18上の偏波要素16としてのトレースの第1の端部28は、PCB8の第1のパッド26にはんだ付け可能である。これにより、接地電位、即ちPCB8の接地電位層への接続が確立される。フレキシブルプリント回路基板18が偏波要素16を備えることで、アンテナ12の電場の偏波は、頭部の表面に対して直交する方向よりも、頭部の表面に対してより平行になる。
アンテナ12は、長手方向が第1の軸40に沿った第1の方向に延在する。アンテナ12の長手方向としての第1の方向は、プリント回路基板8の長手方向と平行である。アンテナ12の長手方向としての第1の方向は、補聴器ハウジング24の長手方向と平行である。偏波要素16は、長手方向が、軸40に沿った第1の方向に対して垂直な第2の方向及び/又は第3の方向に延在する。
偏波要素16は、E2E方向50に流れるアンテナ12の高電流、即ち第1の側52から反対側の第2の側54へ、補聴器装置又はハウジング24を横断して流れる電流を実現できる。PCBアンテナ12は、第1の端部42から反対側の第2の端部44への非E2E方向40に電流が流れるように配置される。この構成でなければ、アンテナ12の所望の長さを実現できない。したがって、E2E電流はプリント回路基板上のアンテナの方向に対して、直交する。
補聴器2は電池56を有してもよい。電池は補聴器ハウジング24の第2の端部44内に配置されてもよい。
補聴器は結合要素58を有してもよい。補聴器が耳かけ型(BTE)補聴器であれば、出力トランスデューサは補聴器の耳の裏の部分、例えば、ハウジング24の内部に配置され、結合要素58は、ユーザの耳内に音声を導く音響結合要素となる。補聴器が外耳道レシーバ挿入型(RIE)補聴器であれば、出力トランスデューサはユーザの耳内に配置され、結合要素58は出力トランスデューサへのワイヤ(不図示)を有する。結合要素58は、補聴器ハウジング24の第1の端部42内に配置されてもよい。
図3は、例示的な補聴器2を概略的に示す。補聴器2は、第1の層10を有するプリント回路基板(PCB)8を備える。アンテナ12が第1の層10上の導電性材料として設けられる。無線通信用の無線通信ユニット14又は無線機が、例えばプリント回路基板8上に設けられる。補聴器2は、補聴器2内のハウジング24内に配置される第1のフレキシブルプリント回路基板18aと第2のフレキシブルプリント回路基板18bとを有する。フレキシブルプリント回路基板18a及び18bの両方は、導電性トレースの形態をとる偏波要素16a、16bを有する。偏波要素16a及び16bの第1の端部28及び30は、PCB8の第1のパッド26と第2のパッド32にそれぞれはんだ付けされてもよい。これにより、接地電位、即ちPCB8の接地電位層への接続が確立される。偏波要素16a及び16bの他端34及び36は、それらの間に容量性カップリングが実現されるように、互いに近接して配置されてよい。フレキシブルプリント回路基板18a及び18b上の偏波要素16a及び16bの間の容量性カップリングにより、実効的に長いトレースが実現可能となる。これにより、E2E方向50に流れるアンテナ12の高電流、即ち第1の側52から反対側の第2の側54へ、補聴器装置又はハウジング24を横断して流れる電流が実現される。PCBアンテナ12は、第1の端部42から反対側の第2の端部44への非E2E方向40に電流が流れるように配置される。この構成でなければ、アンテナ12の所望の長さを実現できない。したがって、E2E電流はプリント回路基板上のアンテナの方向に対して、直交する。
図4は、例示的な補聴器2を概略的に示す。補聴器2は、第1の層10を有するプリント回路基板(PCB)8を備える。アンテナ12が第1の層10上の導電性材料として設けられる。無線通信用の無線通信ユニット14又は無線機が、例えばプリント回路基板8上に設けられる。補聴器2は、プリント回路基板8の第1のパッド26にはんだ付けされる第1の端部28を有する偏波要素16を有するフレキシブルプリント回路基板18を備える。偏波要素16は、プリント回路基板8の第2のパッド32にはんだ付けされる第2の端部34を有する。そのため、偏波要素18を形成するトレースの両端28及び34は、PCBにはんだ付け可能で、したがって接地に接続可能である。フレキシブルプリント回路基板18により、長いトレースが実現可能となる。これにより、E2E方向50に流れるアンテナ12の高電流、即ち第1の側52から反対側の第2の側54へ、補聴器装置又はハウジング24を横断して流れる電流が実現される。PCBアンテナ12は、第1の端部42から反対側の第2の端部44への非E2E方向40に電流が流れるように配置される。この構成でなければ、アンテナ12の所望の長さを実現できない。したがって、E2E電流はプリント回路基板上のアンテナの方向に対して、直交する。
図5は、例示的な補聴器2を概略的に示す。補聴器2は、第1の層10を有するプリント回路基板(PCB)8を備える。アンテナ12が第1の層10上の導電性材料として設けられる。無線通信用の無線通信ユニット14又は無線機が、例えばプリント回路基板8上に設けられる。補聴器2は、アンテナ12の第2の端部12bにはんだ付け等で接続される第1の端部28を有する偏波要素16を有するフレキシブルプリント回路基板18を備える。アンテナの第1の端部12aは無線機14に接続される。偏波要素16は第2の端部34を有する。したがって、アンテナ12と偏波要素16とが接続されると、アンテナ12の長さが延長できて、より高効率のアンテナ12が実現される。PCB8上のアンテナ12は、1/4波長に等しい長さを有することができるため、単独で動作可能である。フレキシブルプリント回路基板18のフィルム上の偏波要素16は、3/4波長に等しい長さであってもよい。したがって、アンテナ12の全体の実効的な長さが1波長分となり、PCBアンテナ12のみを内包する球面が、アンテナ12と偏波要素16とを内包する球面よりも小さくなる。
特定の特徴を示し、記載してきたが、これらの特徴は、特許請求の範囲に記載された発明を限定することを意図していないことが理解され、特許請求の範囲に記載された発明の精神及び範囲から逸脱することなく種々の変更及び改変が行われてもよいことが当業者に明らかになるだろう。したがって、明細書及び図面は、限定するという観点ではなく、説明であると考えるべきである。特許請求の範囲に記載された発明は、全ての代替、改変及び均等を包含することを意図している。
2 補聴器
4 マイクロフォン
6 処理ユニット
8 プリント回路基板(PCB)
10 第1の層
12 アンテナ
12a アンテナの第1の端部
12b アンテナの第2の端部
14 無線通信ユニット又は無線機
16 偏波要素
16a 第1の偏波要素
16b 第2の偏波要素
18 フレキシブルプリント回路基板又はフレックスフィルム
18a 第1のフレキシブルプリント回路基板
18b 第2のフレキシブルプリント回路基板
20 出力トランスデューサ又はレシーバ
22、22a、22b 壁
24 ハウジング
26 PCBの第1のパッド
28 (第1の)偏波要素の第1の端部
30 第2の偏波要素の第1の端部
32 PCBの第2のパッド
34 (第1の)偏波要素の第2の端部
36 第2の偏波要素の第2の端部
40 第1の軸/非E2E方向
42 ハウジング/補聴器の第1の端部
44 ハウジング/補聴器の第2の端部
50 E2E方向
52 ハウジング/補聴器の第1の側
54 ハウジング/補聴器の第2の側
56 電池
58 結合要素

Claims (15)

  1. 音声を受信するように構成されたマイクロフォンと、
    ユーザの聴力損失を補うために処理されたオーディオ信号を提供するように構成された処理ユニットと、
    第1の層を有するプリント回路基板と、
    前記第1の層上の導電性材料として設けられたアンテナと、
    無線通信を行う無線通信ユニットと、
    前記アンテナの偏波を形成するように構成された偏波要素であって、少なくとも第1のフレキシブルプリント回路基板を含むフレキシブルプリント回路基板上に設けられた偏波要素と、
    を備える補聴器。
  2. 前記補聴器がユーザの耳に配置された使用状態において、前記偏波要素により、前記アンテナの前記偏波が前記ユーザの頭部の表面に平行な方向よりも、直交する方向に大きくなる、請求項1に記載の補聴器。
  3. 前記偏波要素は導電性材料を含む、請求項1又は2に記載の補聴器。
  4. 前記導電性材料は導電性トレースである、請求項1から3のいずれか一項に記載の補聴器。
  5. 前記補聴器は、1又は複数の壁を有するハウジングを備え、前記フレキシブルプリント回路基板が前記1又は複数の壁の少なくとも1つの、少なくとも一部に取り付けられる/固定される、請求項1から4のいずれか一項に記載の補聴器。
  6. 前記プリント回路基板は第1のパッドを有し、前記偏波要素は前記第1のパッドと相互接続される第1の端部を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の補聴器。
  7. 前記プリント回路基板は第2のパッドを有する、更に/或いは前記偏波要素は第2の端部を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の補聴器。
  8. 前記第2の端部は、前記第2のパッドと相互接続される、請求項1から7のいずれか一項に記載の補聴器。
  9. 前記フレキシブルプリント回路基板は第2のフレキシブルプリント回路基板を備え、前記第1のフレキシブルプリント回路基板上の前記偏波要素の前記第2の端部は、容量性カップリングが実現されるように、前記第2フレキシブルプリント回路基板上の前記偏波要素の第2の端部の近傍に配置される、請求項1から7のいずれか一項に記載の補聴器。
  10. 前記偏波要素を有する前記フレキシブルプリント回路基板は、前記補聴器/ハウジングに後付けされるように構成される、請求項1から9のいずれか一項に記載の補聴器。
  11. 前記アンテナは、第1の方向に長手方向を有する、請求項1から10のいずれか一項に記載の補聴器。
  12. 前記アンテナの前記長手方向である前記第1の方向は、前記プリント回路基板の長手方向に対して平行である、請求項1から11のいずれか一項に記載の補聴器。
  13. 前記アンテナの前記長手方向である前記第1の方向は、前記補聴器ハウジングの長手方向に平行な面内に存在する、請求項1から12のいずれか一項に記載の補聴器。
  14. 前記偏波要素は第2の方向及び/又は第3の方向に長手方向を有する、請求項1から13のいずれか一項に記載の補聴器。
  15. 前記アンテナの第1の端部は、前記偏波要素の前記第1の端部に接続されて、前記アンテナの実効的な長さが延長される、請求項1から14のいずれか一項に記載の補聴器。
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