JP4456564B2 - 光デバイス及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、1以上の光ファイバを有する光ファイバアレイが固定された光デバイス及びその製造方法に関し、特に、光ファイバアレイを伝搬する信号光を途中でモニタする場合に好適な光デバイス及びその製造方法に関する。
現在の光通信技術において、通信品質の監視技術は重要な項目となっている。中でも、光出力の監視については、特に、波長多重通信技術の分野において重要な位置を占めている。
近年、このような光出力監視技術に対する小型化、高性能化、低コスト化の要求が高まりつつある。
従来では、例えば特許文献1に示すような技術が提案されている。この技術は、図13に示すように、ガラス基板200のV溝内に光ファイバ202を配置し、その後、ガラス基板200に対して光ファイバ202を(その光軸に対して)斜めに横切るようにスリット204を形成する。そして、該スリット204内にフィルタ部材206を挿入し、その隙間に紫外線硬化樹脂(接着剤)208を充填するようにしている。フィルタ部材206は、基板210と、該基板210の主面に形成された多層膜212とを有するが、この多層膜212は、基板210の屈折率やスリット204内に充填される樹脂208の屈折率に合わせて設計される。
これにより、光ファイバ202を伝搬する信号光214のうち、フィルタ部材206で分岐した光成分(分岐光)216がクラッド外に取り出されることになる。従って、この分岐光216を例えば受光素子にて検知することで、信号光214のモニタが可能となる。
特開2001−264594号公報
ところで、上述のような光デバイスにおいて、分岐光を受光素子に入射させるまでの光路の構成は、信号光のモニタ特性に多大な影響を与える。そのため、前記分岐光の光路に存在する媒体を単純にすることが望まれている。
そして、従来の光デバイスにおいては、スリット内の樹脂、クラッド層、固定用接着剤、受光素子間との屈折率整合を目的とした樹脂(屈折率整合樹脂)、受光素子の受光面というように界面が存在する。スリットを斜めに形成するようにしているため、フィルタ部材からの分岐光は斜めに出射することになる。このため、PDL(polarization dependent loss)が発生する。
このPDLは分岐光の光路中に存在する界面の数が多いほど依存が大きくなる。特に、光ファイバのクラッド層から光が出射される界面では、クラッド層の素材であるガラスと光路に充填されている樹脂の屈折率をほぼ等しくする必要がある。しかし、製造の過程で、光ファイバ上に、該光ファイバをV溝に固定するための接着剤(固定用接着剤)が回り込んで出てくることから、分岐光の光路には、固定用接着剤が存在することになる。
固定用接着剤の屈折率とガラスの屈折率は大きく異なり、しかも、ガラスの屈折率に近い固定用接着剤が市場に存在しないことから、分岐光の光路上の屈折率をガラスの屈折率に揃えることは困難であり、どうしてもPDLが増加するという問題がある。
また、分岐光のスポット径が光路の距離に応じて大きくなることから、受光素子での受光効率を向上させるためには、光ファイバから受光素子までの距離を短くすることが必要であるが、分岐光の光路上に前記固定用接着剤が存在すると、光ファイバから受光素子までの距離を短くすることが困難になる。
そこで、光ファイバ上に回り込んだ固定用接着剤を除去することが考えられるが、固定用接着剤を除去する工程が新たに必要になる。しかも、除去方法によっては、光ファイバの表面に傷をつけてしまい、PDLの増加につながるという問題が生じる。また、光ファイバの上面にダメージを与え、信頼性が悪化するおそれがある。
また、光ファイバ上に屈折率整合樹脂を形成する場合、樹脂の粘度によっては、工程の熱硬化の条件や経時変化によって樹脂が流れ出てしまい、分岐光の光路に空気が入り、モニタ機能を果たさなくなるおそれもある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、光ファイバアレイ上に、平面的に固定用接着剤と屈折率整合樹脂とを存在させることができ、例えば光ファイバアレイにモニタ機能を有する場合に、分岐光の光路上に固定用接着剤を存在させないようにすることができ、モニタ機能の向上を図ることができる光デバイス及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る光デバイスは、1以上のV溝が形成された基板と、1以上の光ファイバを有する光ファイバアレイとを有し、前記光ファイバアレイが前記基板のV溝に固定用接着剤によって固定された光デバイスにおいて、前記光ファイバアレイ上に、上面から見て少なくとも第1の領域と第2の領域が存在し、前記第1の領域に前記固定用接着剤が存在することを特徴とする。この場合、前記第2の領域に、少なくとも前記光ファイバとの屈折率整合を目的とした樹脂を存在させるようにしてもよい。また、少なくとも前記第2の領域の端面と前記光ファイバアレイの端面とがほぼ一致していてもよい。
これにより、光ファイバアレイ上に、平面的に固定用接着剤と屈折率整合樹脂とを並設させることができる。その結果、例えば光ファイバアレイのクラッド層から光を取り出す必要のない領域に固定用接着剤を存在させ、光ファイバアレイのクラッド層から光を取り出す必要のある領域に屈折率整合樹脂を存在させることができる。
そして、前記構成において、前記光ファイバアレイの端面に、該光ファイバアレイを伝搬する信号光を分岐する分岐機能が設けられる場合に、前記光ファイバアレイ上のうち、少なくとも前記分岐機能からの分岐光の光路上に前記第2の領域を存在させるようにしてもよい。
あるいは、前記構成において、前記光ファイバアレイの途中に、該光ファイバアレイを伝搬する信号光を分岐する分岐機能が設けられている場合に、前記光ファイバアレイ上のうち、少なくとも前記分岐機能からの分岐光の光路上に前記第2の領域を存在させるようにしてもよい。この場合、前記第2の領域が前記第1の領域で囲まれていてもよい。これにより、第2の領域に形成される例えば屈折率整合樹脂が粘度の低い樹脂であっても、該樹脂が流れ出るということがなくなり、分岐光の光路上に空気が介在するという不都合を回避することができる。
これにより、光ファイバアレイの端面、あるいは光ファイバアレイの途中にモニタ機能が設けられた光デバイスにおいて、分岐光の光路上に固定用接着剤を存在させないようにすることができ、モニタ機能の向上を図ることができる。
前記第2の領域を上面から見た形状は、前記光ファイバアレイの中心線に対して線対称の形状を有するようにしてもよい。もちろん、前記第2の領域は、前記光ファイバアレイの光軸に沿った長さが前記光ファイバアレイ全体でほぼ同じであってもよい。
また、前記第2の領域は、前記光ファイバアレイの光軸に沿った長さが部分的に異なってもよい。もちろん、前記第2の領域は、前記光ファイバアレイの光軸に沿った長さが各光ファイバ毎に異なるようにしてもよい。
次に、本発明に係る光デバイスの製造方法は、1以上のV溝が形成された基板と、1以上の光ファイバを有する光ファイバアレイとを有し、前記光ファイバアレイが前記基板のV溝に固定用接着剤によって固定された光デバイスの製造方法において、前記基板のV溝上に、前記光ファイバアレイを載置する第1の工程と、前記光ファイバアレイ上に、一部に窓が形成された押さえ治具を載置する第2の工程と、前記押さえ治具と前記光ファイバアレイとV溝との間に、前記固定用接着剤を注入する第3の工程と、前記押さえ治具を取り外した後、前記光ファイバアレイ上のうち、前記押さえ治具の窓によって前記固定用接着剤の進入が抑えられた領域に、前記固定用接着剤とは異なる樹脂を注入する第4の工程とを有することを特徴とする。
この場合、前記第4の工程は、前記押さえ治具の窓によって前記固定用接着剤の進入が抑えられた領域に、少なくとも前記光ファイバアレイとの屈折率整合を目的とした樹脂を注入するようにしてもよい。
すなわち、基板のV溝に載置された光ファイバアレイ上に押さえ治具を載置し、前記押さえ治具と前記光ファイバアレイとV溝との間に、前記固定用接着剤を注入した際に、毛細管現象によって、固定用接着剤が押さえ治具の下面に沿って進入することになる。しかし、押さえ治具には窓が形成されていることから、固定用接着剤の光ファイバアレイ上への進入は窓の部分で停止し、窓の直下においては、固定用接着剤の光ファイバアレイ上への回り込みは生じない。もちろん、押さえ治具の窓の存在に拘わらず、光ファイバアレイ下への固定用接着剤の進入は当然に生ずる。
そして、押さえ治具を外したとき、光ファイバアレイ上には、前記押さえ治具の窓によって前記固定用接着剤の進入が抑えられた領域が存在することになる。その後、第4の工程において、前記固定用接着剤の進入が抑えられた領域に前記固定用接着剤とは異なる樹脂を注入する。
そして、前記製造方法において、前記第3の工程と前記第4の工程との間に、前記光ファイバアレイのうち、前記押さえ治具の窓によって前記固定用接着剤の進入が抑えられた領域に対応した部分にスリットを設ける第5の工程と、前記スリット内に分岐部材を挿入する第6の工程とを有するようにしてもよい。これにより、光ファイバアレイの途中にモニタ機能が設けられた光デバイスを得ることができる。
このように、本発明に係る光デバイスの製造方法においては、光ファイバアレイ上に、平面的に固定用接着剤と屈折率整合層とを並設させることができる。その結果、例えば光ファイバアレイのクラッド層から光を取り出す必要のない領域に固定用接着剤を存在させ、光ファイバアレイのクラッド層から光を取り出す必要のある領域に屈折率整合層を存在させることができる。
従って、光ファイバアレイの端面、あるいは光ファイバアレイの途中にモニタ機能が設けられた光デバイスにおいて、分岐光の光路上に固定用接着剤を存在させないようにすることができ、モニタ機能の向上を図ることができる。
また、本発明に係る光デバイスの製造方法は、1以上のV溝が形成された基板と、1以上の光ファイバを有する光ファイバアレイとを有し、前記光ファイバアレイが前記基板のV溝に固定用接着剤によって固定された光デバイスの製造方法において、前記基板のV溝上に、前記光ファイバアレイを載置する第1の工程と、前記光ファイバアレイの端部を露出させた状態で押さえ治具を載置する第2の工程と、前記押さえ治具と前記光ファイバアレイとV溝との間に、前記固定用接着剤を注入する第3の工程とを有することを特徴とする。
これにより、基板のV溝に載置された光ファイバアレイ上に押さえ治具を載置し、前記押さえ治具と前記光ファイバアレイとV溝との間に、前記固定用接着剤を注入した際に、毛細管現象によって、押さえ治具の下面に沿って固定用接着剤が進入することになる。しかし、光ファイバアレイの端部は押さえ治具から露出していることから、前記光ファイバアレイの端部上への固定用接着剤の回り込みは生じない。
つまり、押さえ治具を外したとき、光ファイバアレイ上には、固定用接着剤が存在する領域と固定用接着剤が存在しない領域が形成されることになる。従って、例えばその後に、光ファイバアレイの端面を斜めに研磨し、更にその端面に多層膜を形成して信号光の分岐機能を持たせた場合に、分岐光の光路上に固定用接着剤を介在させることなく、屈折率整合樹脂を介してPDアレイを実装することが容易になり、光ファイバアレイの端面でのモニタ機能を実現させることができる。
以上説明したように、本発明に係る光デバイス及びその製造方法によれば、光ファイバアレイ上に、平面的に固定用接着剤と屈折率整合層とを存在させることができ、例えば光ファイバアレイにモニタ機能を有する場合に、分岐光の光路上に固定用接着剤を存在させないようにすることができ、モニタ機能の向上を図ることができる。
図1は、第1の実施の形態に係る光デバイスの一部を示す構成図である。 図2は、第1の実施の形態に係る光デバイスにおいて、固定用接着剤を塗布した状態を示す平面図である。 図3は、第1の実施の形態に係る光デバイスの製造方法を示す工程ブロック図である。 図4は、光ファイバアレイ上に押さえ治具を載置押圧した状態を示す側面図である。 図5は、光ファイバアレイ上に押さえ治具を載置押圧した状態を示す平面図である。 図6Aは、図5におけるVIA−VIA線上の断面図であり、図6Bは、固定用接着剤を塗布した状態を図6Aに準じて示す断面図である。 図7Aは、図5におけるVIIA−VIIA線上の断面図であり、図7Bは、固定用接着剤を塗布した状態を図7Aに準じて示す断面図である。 図8は、第1の実施の形態に係る光デバイスの第1の変形例を示す平面図である。 図9は、第1の実施の形態に係る光デバイスの第2の変形例を示す平面図である。 図10は、第2の実施の形態に係る光デバイスを示す斜視図である。 図11は、第2の実施の形態に係る光デバイスの使用形態の一例を示す断面図である。 図12は、第2の実施の形態に係る光デバイスの変形例を示す斜視図である。 図13は、従来例に係る光デバイスの要部を示す断面図である。
以下、本発明に係る光デバイス及びその製造方法の実施の形態例を図1〜図12を参照しながら説明する。
まず、第1の実施の形態に係る光デバイス10Aは、図1に示すように、ガラス基板12と、該ガラス基板12に設けられた複数のV溝14(図6A参照)に固定された複数の光ファイバ16からなる光ファイバアレイ18と、該各光ファイバ16の各上面からガラス基板12にかけて設けられたスリット20と、該スリット20内に挿入された分岐部材(フィルタ部材)22と、各光ファイバ16を透過する信号光24のうち、少なくともフィルタ部材22等にて分岐された光(分岐光)26を検出する活性層28が複数配列されたPD(フォトダイオード)アレイ30と、該PDアレイ30が実装され、かつ、PDアレイ30を光ファイバアレイ18に向けて固定するためのサブマウント32とを有する。なお、スリット20の2つの端面とフィルタ部材22の表面及び裏面は光ファイバ16を透過する信号光24の一部を分岐する分岐部31として機能することになる。また、光ファイバ16は、例えば図6A及び図7Aに示すように、コア34とクラッド36とを有する。
すなわち、この第1の実施の形態に係る光デバイス10Aは、図1に示すように、V溝14(図6A参照)が形成されたガラス基板12と、該ガラス基板12のV溝14に固定され、かつ、各光ファイバ16に光分岐機能(スリット20、フィルタ部材22等)が設けられた光ファイバアレイ18と、各光ファイバ16のクラッド外のうち、少なくとも分岐部31によって発生した分岐光26の光路上に、少なくとも屈折率の整合を目的とした樹脂(以下、単に屈折率整合樹脂38と記す)を介して固着されたPDアレイ30と、該PDアレイ30を実装するためのサブマウント32とを有し、該サブマウント32は、PDアレイ30の実装面がガラス基板12に対向するように設置されている。
ガラス基板12は、例えば図4に示すように、光ファイバアレイ18のファイバ被服部40が載置される薄板部分(ファイバ載置部)42と、V溝14(図6A参照)が形成された部分(V溝形成部)44とを有する。
PDアレイ30の構造は、図1に示すように、裏面入射型構造を採用した。活性層28の上部(サブマウント32側)はAu半田や電極又は銀ペーストではなく異方性導電ペースト46とした。この部分はAu等のように反射率の高い材質ではなく、異方性導電ペースト46や空気等のように反射率の低い状態であることがクロストークの観点から好ましい。もちろん、PDアレイ30として、表面入射型のPDアレイを使用してもよい。
また、サブマウント32の取付け構造は、光ファイバ16−PDアレイ30−サブマウント32という構成を採用した。サブマウント32の構成材料はAlとした。
裏面入射型のPDアレイ30は、活性層28側(サブマウント32側)にアノード電極、カソード電極が配置されており、サブマウント32には共通のカソード電極と各チャネルのアノード電極がAu電極パターン48でパターニングされている。各チャネルのアノード電極及びカソード電極に対応する部分にAuバンプ50を設け、活性層28の部分には異方性導電ペースト46を充填した。Auバンプ50は確実な導通を図る目的のほかに、活性層28とサブマウント32の電極間距離を離すことで、この部分の反射・散乱による迷光を小さくする効果がある。異方性導電ペースト46は熱を加えることにより、ペースト46内にある銀等の導電物質がAuバンプ50のような導電性のものに集まる性質がある。これにより、Au電極パターン48との間にのみ導電性をもたらす。
なお、サブマウント32の下面のうち、活性層28に対応する部分にも屈折率差による反射を抑える目的で図示しないSiNのコーティングを行った。
そして、この第1の実施の形態に係る光デバイス10Aは、図2に示すように、光ファイバアレイ18上に、上面から見て少なくとも第1の領域Z1(図2において斜線で示す領域)と第2の領域Z2が存在する。第1の領域Z1には固定用接着剤52が存在し、第2の領域Z2には図示しない屈折率整合樹脂38(図1参照)が存在する。また、光ファイバアレイ18上のうち、少なくとも分岐部31からの分岐光26の光路上に第2の領域Z2が存在しており、該光路上には固定用接着剤52は存在していない。また、第2の領域Z2が第1の領域Z1にて囲まれた形になっている。
このように、第1の実施の形態に係る光デバイス10Aにおいては、光ファイバアレイ18上に、平面的に固定用接着剤52と屈折率整合樹脂38とを並設させるようにしたので、分岐光26が取り出される領域(第2の領域Z2)に屈折率整合樹脂38を存在させ、それ以外の領域(第1の領域Z1)に固定用接着剤52を存在させることができる。その結果、分岐光26のPDLの増加を抑制することができる。また、光ファイバアレイ18からPDアレイ30までの距離を容易に短くすることができ、PDアレイ30での受光特性を向上させることができる。
光ファイバアレイ18上の固定用接着剤52を無理やり除去する必要がないため、工程の増加がなく、しかも、光ファイバ16の表面に傷をつけることがないため、光ファイバ16の上面にダメージを与えることもない。これは、工程の簡略化、製品コストの低廉化、製品の信頼性の向上につながる。
また、光ファイバアレイ18上に粘度の低い屈折率整合樹脂38を形成する場合、該樹脂38が流れ出るおそれがあるが、この第1の実施の形態では、屈折率整合樹脂38が形成される第2の領域Z2が、固定用接着剤52が存在する第1の領域Z1にて囲まれた形になっているため、第2の領域Z2に粘度の低い屈折率整合樹脂38を形成しても、該樹脂38が流れ出るということがなくなり、分岐光26の光路上に空気が介在するという不都合を回避することができる。
次に、第1の実施の形態に係る光デバイス10Aの製造方法について図3〜図7Bを参照しながら説明する。
まず、図3のステップS1及び図4に示すように、例えばガラス原板を研削加工して、ファイバ載置部42とV溝形成部44とを有するガラス基板12を作製する。その後、ガラス基板12のV溝形成部44にV溝14(図6A参照)を研削加工にて形成する。その後、図3のステップS2、図4及び図6Aに示すように、ガラス基板12のV溝14内に光ファイバアレイ18を収容載置する。
その後、図3のステップS3、図4、図6A、図7Aに示すように、光ファイバアレイ18上に押さえ治具54を載置する。すなわち、図示しない荷重治具等を用いて押さえ治具54を介して光ファイバアレイ18をV溝14に押圧固定させる。押さえ治具54は、その中央部に上下方向に貫通する窓56を有する。図5の例では、上面から見て長方形状の窓56を有する押さえ治具54を用いた。
そして、押さえ治具54にて光ファイバアレイ18を押さえ付けたとき、図5に示すように、窓56の短辺が、ガラス基板12上であって、光ファイバアレイ18の両側よりも外側に位置し、かつ、窓56の長辺が、全ての光ファイバアレイ18を横切る形となるように位置決めする。
この状態から、図3のステップS4、図6B及び図7Bに示すように、固定用接着剤(紫外線硬化型接着剤)52を、押さえ治具54の長手方向両側から塗布する。このとき、固定用接着剤52は、毛細管現象によって、押さえ治具54の下面に沿って進入することになる。しかし、押さえ治具54には窓56が形成されていることから、固定用接着剤52の進入は窓56の部分で停止し、窓56の直下においては、固定用接着剤52の光ファイバアレイ18上への回り込みは生じない。もちろん、押さえ治具54の窓56の存在に拘わらず、光ファイバアレイ18下への固定用接着剤52の進入は当然に生ずる。
その後、紫外線を斜め上方から照射し仮固定する。仮固定状態のままで光ファイバアレイ18の裏面(すなわち、ガラス基板12の裏面)から再度紫外線を照射する。さらに押さえ治具54を外し、上方(光ファイバアレイ18の上面)から紫外線を照射して、固定用接着剤52を本硬化させ、熱養生を行う。この段階で、図2に示すように、光ファイバアレイ18上に、固定用接着剤52が存在する第1の領域Z1と固定用接着剤52が存在しない第2の領域Z2が同時に形成されることになる。
その後、次に、図3のステップS5、図1に示すように、光ファイバアレイ18のうち、固定用接着剤52が形成されていない領域(押さえ治具54の窓56が位置していた領域:第2の領域Z2)に対してスリット20の加工を行った。
スリット20のは5〜50μmであることが望ましい。5μm未満の場合、スリット20に挿入される部材(フィルタ部材22)が薄くなりすぎるため、実装が困難になってしまい好ましくない。また、50μm以上とすると、過剰損失が大きくなり実仕様に適さなくなる。
スリット20の深さは130μm〜250μmとすることが望ましい。130μm未満の場合、加工溝が光ファイバ16の途中で止まってしまう形となる可能性があるため、この加工溝を起点として光ファイバ16にダメージを与える可能性がある。また、250μm以上だとガラス基板12の強度の低下を招くために好ましくない。
傾斜角度αは、15°〜25°であることが望ましい。15°未満の場合、後述するが、PDアレイ30におけるクロストーク(混信)特性を悪化させるおそれがあり、25°以上の場合、分岐部31における分岐光26の偏光依存性が悪化するおそれがある。
次に、フィルタ部材22の製作を行う。フィルタ部材22の基板は石英ガラスとした。フィルタ部材22の材料は、該フィルタ部材22のハンドリング等を考慮した場合、プラスチック材料、高分子材料、ポリイミド材料でもよいが、角度が20°と大きいので、屈折により透過側の光軸がずれることを抑えるために光ファイバ(石英)と同じ屈折率を有する材料が好ましい。この石英ガラス基板に、分岐用の多層膜を形成した。傾斜設計は20°、分岐比率は透過93%、反射7%とした。
その後、図3のステップS6及び図1に示すように、フィルタ部材22をスリット20内に挿入し、スリット20内の該スリット20とフィルタ部材22との隙間に図示しない高分子ゲル材を充填する。該高分子ゲル材は、その屈折率が、光ファイバ16のコア34の屈折率やフィルタ部材22の石英ガラス基板の屈折率とほぼ同じになるように、シリコーン系の高分子ゲル材を用いた。
そして、図3のステップS7及び図1に示すように、光ファイバアレイ18上に屈折率整合樹脂38を介してPDアレイ30(サブマウント32に実装されているPDアレイ)を実装して、第1の実施の形態に係る光デバイス10Aを作製した。この実装においては、屈折率整合樹脂38を塗布しつつ調心を行った。このとき、第2の領域Z2内に屈折率整合樹脂38を充填し、該屈折率整合樹脂38の流出を防いだ。
このように、この光デバイスの製造方法においては、固定用接着剤52を塗布するのに先立って、一部に窓56を有する押さえ治具54で光ファイバアレイ18を押さえつけるようにしたので、窓56の直下には固定用接着剤52が進入せず、光ファイバアレイ18上には、押さえ治具54の窓56によって固定用接着剤52の進入が抑えられた領域(第2の領域Z2)が存在することになる。従って、光ファイバアレイ18上に、平面的に固定用接着剤52と屈折率整合樹脂38とを並設させることができる。その結果、例えば光ファイバアレイ18のクラッド36から分岐光26を取り出す必要のない領域(第1の領域Z1)に固定用接着剤52を存在させ、光ファイバアレイ18のクラッド36から分岐光26を取り出す必要のある領域(第2の領域Z2)に屈折率整合樹脂38を存在させることができる。
従って、第1の実施の形態に係る光デバイス10Aのように、光ファイバアレイ18の途中に分岐部31が設けられた光デバイスにおいて、分岐光26の光路上に固定用接着剤52を存在させないようにすることができ、信号光24のモニタ機能の向上を図ることができる。
上述の例では、第2の領域Z2について上面から見た形状を長方形状としたが、その他、光ファイバアレイ18の光軸に沿った中心線mに対して線対称の形状(例えば円形、楕円形、トラック形状、ひし形等)を有するようにしてもよい。あるいは、図8及び図9に示す第1及び第2の変形例に係る光デバイス10Aa及び10Abのように、光ファイバアレイ18の光軸と直交する中心線nに対して線対称の形状を有するようにしてもよい。これら第1及び第2の変形例に係る光デバイス10Aa及び10Abは、第2の領域Z2のうち、光ファイバアレイ18の光軸に沿った長さが部分的に異なっている。
つまり、第1の変形例に係る光デバイス10Aaは、図8上、上から下に向かって第1チャネル、第2チャネル・・・第12チャネルとし、それぞれの長さをL01、L02、・・・、L12としたとき、
L01=L02=L03
L03<L04<L05<L06
L07>L08>L09
L09=L10=L11=L12
であって、かつ、
L01=L12、L05<L08、L06<L07
となっている。
第2の変形例に係る光デバイス10Abは、図9に示すように、
L01=L02=L03
L04>L05>L06
L07<L08<L09
L09=L10=L11=L12
であって、かつ、
L01>L12、L05=L08、L06=L07
となっている。
次に、第2の実施の形態に係る光デバイス10Bについて図10を参照しながら説明する。
この第2の実施の形態に係る光デバイス10Bは、図10に示すように、ガラス基板12と、ファイバリボン60と、固定板62とを有する。ガラス基板12は、一方の端面12aから所定距離にわたって隆起部64を一体に有し、該隆起部64の上面には複数のV溝14が形成されている。ファイバリボン60は、その端部が剥離されて裸の光ファイバアレイ18が露出され、該光ファイバアレイ18の各光ファイバ16がガラス基板12のV溝14にそれぞれ載置固定されている。また、ガラス基板12の隆起部64以外の部分には固定板62が載置固定され、ファイバリボン60をガラス基板12に押圧固定するようになっている。
そして、隆起部64に載置固定された光ファイバアレイ18上のうち、固定板62に近接する領域(第1の領域Z1)には固定用接着剤52が存在し、光ファイバアレイ18の光軸方向端面18aから所定距離Laにわたる領域(第2の領域Z2)は、固定用接着剤52が存在しない領域とされている。
従って、その後に例えば、図11に示すように、ガラス基板12の端面12aと光ファイバアレイ18の端面18aを研磨して傾斜面とし、更に、この傾斜面に多層膜66を形成して分岐部31とし、該分岐部31に、他の光学部品68の例えば光導波路70を光学的に結合させた場合に、分岐部31上に屈折率整合樹脂38を介してPDアレイ30を実装することが容易になり、光ファイバアレイ18の端面18aでのモニタを実現させることができる。
上述した第2の実施の形態に係る光デバイス10Bでは、光ファイバアレイ18を構成する複数の光ファイバ16を横一列に並べた例を示したが、その他、図12に示す変形例に係る光デバイス10Baのように、一部の光ファイバ16を上下方向にずらして整列させてもよい。
次に、第1の実施の形態に係る光デバイス10Aの実施例について説明する。まず、実施例に係る光デバイスに使用するガラス基板12を研削加工にて作製した。
ガラス基板12の材料として、ホウケイ酸ガラス(ここでは特にパイレックス(登録商標)ガラス材料)を使用した。ガラス基板12の寸法は、長さ16mm、厚さ1mmとし、光ファイバアレイ18を整列させるためのV溝14は、250μmピッチ、深さ約90μmにて12本研削加工により形成した。
次に、光ファイバアレイ18の組み立てを行った。光ファイバアレイ18は250μmピッチの12芯テープ心線を用いた。12芯テープ心線を、途中の被覆除去部(中剥き部)が12mmになるように中剥きし、ガラス基板12のV溝14へ収容載置した。その後、光ファイバアレイ18上に押さえ治具54を載置した。このとき、図示しない荷重治具等を用いて押さえ治具54を介して光ファイバアレイ18をV溝14に押圧固定させる。
押さえ治具54は、後に塗布される固定用接着剤52(例えばエポキシ系の紫外線硬化型接着剤)に接着しない材質(例えばPTFE:Poly Tetra Fluoro Ethylene)とした。
また、押さえ治具54は、その中央部に上下方向に貫通する窓56、例えば図5に示すように、上面から見て長方形状の窓56を有する。
この状態から、固定用接着剤(紫外線硬化型接着剤)52を、押さえ治具54の長手方向両側から塗布した。このとき、固定用接着剤52は、毛細管現象によって、押さえ治具54の下面に沿って進入することになる。しかし、押さえ治具54には窓56が形成されていることから、固定用接着剤52の進入は窓56の部分で停止し、窓56の直下においては、固定用接着剤52の光ファイバアレイ18上への回り込みは生じない。
その後、紫外線を斜め上方から照射し仮固定した。次いで、仮固定状態のままで光ファイバアレイ18の裏面(すなわち、ガラス基板12の裏面)から再度紫外線を照射した。さらに押さえ治具54を外し、上方(光ファイバアレイ18の上面)から紫外線を照射して、固定用接着剤52を本硬化させ熱養生を行った。この段階で、光ファイバアレイ18上に、固定用接着剤52が存在する第1の領域Z1と固定用接着剤52が存在しない第2の領域Z2が同時に形成されることになる。
その後、光ファイバアレイ18のうち、固定用接着剤52が形成されていない領域(第2の領域Z2)に対してスリット20の加工を行った。スリット20は、30μm、深さ200μm、傾斜角度αを20°とした。
その後、フィルタ部材22の製作を行った。フィルタ部材22の基板は石英ガラスとした。この石英ガラス基板に、分岐用の多層膜を形成した。多層膜は、分岐光7%となるように設計し、石英、酸化タンタル、アルミナによる多層膜構造とした。その後、フィルタ部材22をスリット20に挿入し、スリット20内の該スリット20とフィルタ部材22との隙間に高分子ゲル材を充填した。高分子ゲル材には、シリコーン系の高分子ゲル材を用いた。
その後、PDアレイ30のサブマウント32への実装を行った。PDアレイ30のチャネル数は12chとした。PDアレイ30の構造は、裏面入射型を採用した。
その後、光ファイバアレイ18上に屈折率整合樹脂38を介してPDアレイ30(サブマウント32に実装されているPDアレイ)を実装した。この実装においては、屈折率整合樹脂38を塗布しつつ調心を行った。このとき、第2の領域Z2内に屈折率整合樹脂38を充填し、該屈折率整合樹脂38の流出を防いだ。
また、PDアレイ30の調心は、光ファイバアレイ18の両端のチャネルに光を入射し、分岐光26のPD受光パワー(両端チャネルに対応する活性層28での受光パワー)が最大になるように、アクティブアライメントにて行った。この段階で、実施例に係る光デバイスが完成する。完成した光デバイスをパッケージに実装して製品とした。
この光デバイスの測定評価を実施した。分岐光26の偏光依存性は0.3dB未満と良好であり、温度変化による受光効率の変動も0.2dB未満と良好な結果を得た。また、長期信頼性については、温度85℃、湿度85%の湿熱試験において、1000時間経過後も良好な特性を示した。
なお、本発明に係る光デバイス及びその製造方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。

Claims (11)

  1. 1以上のV溝(14)が形成された基板(12)と、
    1以上の光ファイバ(16)を有する光ファイバアレイ(18)とを有し、
    前記光ファイバアレイ(18)が前記基板(12)のV溝(14)に固定用接着剤(52)によって固定され
    前記光ファイバアレイ(18)を伝搬する信号光(24)を分岐する分岐機能(31)が設けられた光デバイスにおいて、
    前記光ファイバアレイ(18)上に、上面から見て少なくとも第1の領域(Z1)と第2の領域(Z2)が存在し、
    前記第2の領域は、前記光ファイバアレイ(18)上のうち、少なくとも前記分岐機能(31)からの分岐光(26)の光路上に存在し、
    前記光ファイバアレイ(18)下においては、前記第1の領域下から前記第2の領域下にかけて連続して固定用接着剤(52)が存在し、
    前記光ファイバアレイ(18)上においては、前記第1の領域に前記固定用接着剤(52)が存在し、且つ、前記第2の領域に前記光ファイバ(16)との屈折率整合を目的とした樹脂(38)が存在することを特徴とする光デバイス。
  2. 請求項1記載の光デバイスにおいて、
    少なくとも前記第2の領域(Z2)の端面と前記光ファイバアレイ(18)の端面(18a)とがほぼ一致していることを特徴とする光デバイス。
  3. 請求項1又は2記載の光デバイスにおいて、
    前記光ファイバアレイ(18)の端面(18a)に、前記分岐機能(31)が設けられていることを特徴とする光デバイス。
  4. 請求項1記載の光デバイスにおいて、
    前記第2の領域(Z2)が前記第1の領域(Z1)で囲まれていることを特徴とする光デバイス。
  5. 請求項1又は4記載の光デバイスにおいて、
    前記光ファイバアレイ(18)は、その途中に前記分岐機能(31)が設けられていることを特徴とする光デバイス。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の光デバイスにおいて、
    前記第2の領域(Z2)を上面から見た形状は、前記光ファイバアレイ(18)の中心線に対して線対称の形状を有することを特徴とする光デバイス。
  7. 請求項記載の光デバイスにおいて、
    前記第2の領域(Z2)は、前記光ファイバアレイ(18)の光軸に沿った長さが前記光ファイバアレイ(18)全体でほぼ同じであることを特徴とする光デバイス。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の光デバイスにおいて、
    前記第2の領域(Z2)は、前記光ファイバアレイ(18)の光軸に沿った長さが部分的に異なることを特徴とする光デバイス。
  9. 請求項記載の光デバイスにおいて、
    前記第2の領域(Z2)は、前記光ファイバアレイ(18)の光軸に沿った長さが各光ファイバ(16)毎に異なることを特徴とする光デバイス。
  10. 1以上のV溝(14)が形成された基板(12)と、
    1以上の光ファイバ(16)を有する光ファイバアレイ(18)とを有し、
    前記光ファイバアレイ(18)が前記基板(12)のV溝(14)に固定用接着剤(52)によって固定された光デバイスの製造方法において、
    前記基板(12)のV溝(14)上に、前記光ファイバアレイ(18)を載置する第1の工程と、
    前記光ファイバアレイ(18)上に、一部に窓(56)が形成された押さえ治具(54)を載置する第2の工程と、
    前記押さえ治具(54)と前記光ファイバアレイ(18)とV溝(14)との間に、前記固定用接着剤(52)を注入する第3の工程と、
    前記押さえ治具(54)を取り外した後、前記光ファイバアレイ(18)上のうち、前記押さえ治具(54)の窓(56)によって前記固定用接着剤(52)の進入が抑えられた領域(Z2)に、少なくとも前記光ファイバアレイ(18)との屈折率整合を目的とした樹脂(38)を注入する第4の工程とを有することを特徴とする光デバイスの製造方法。
  11. 請求項10記載の光デバイスの製造方法において、
    前記第3の工程と前記第4の工程との間に、
    前記光ファイバアレイ(18)のうち、前記押さえ治具(54)の窓(56)によって前記固定用接着剤(52)の進入が抑えられた領域(Z2)に対応した部分にスリット(20)を設ける第5の工程と、
    前記スリット(20)内に分岐部材(22)を挿入する第6の工程とを有することを特徴とする光デバイスの製造方法。
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