JP4456522B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、器具本体に着脱可能に取付けられるセードなどの制光体が四角形状等の多角形状をなす照明器具に関する。
従来、天井に直付けされる丸形の照明器具で、器具本体の周部三箇所にセード取付け装置を設けるとともに、セードの周部に三箇所に受け具を設けて、このセードの開口している上方を器具本体に当接させた状態でセードを回わして、受け具をセード取付け装置に係合させることにより、セードを器具本体に装着し、この逆にセードを回すことにより受け具をセード取付け装置から外して、セードを器具本体から取外す技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
又、天井に直付けされる四角形の照明器具で、器具本体の四隅に呼び込みガイドを突設し、器具本体の互いに平行な二辺にグローブ支持具を取付けて、グローブの四隅を呼び込みガイドで位置決めしつつ、このグローブを器具本体に押付けることによって、グローブをグローブ支持具で取付ける技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平10−74414号公報(段落0088−0094、図19−図22) 特開平8−45322号公報(段落0007−0010、図1−図4)
特許文献1の照明器具で、セードを器具本体に押付けて取付ける際は、丸形の照明器具と丸形のセードでは、器具本体に対するセードの取付けの方向性は特段配慮しなくてよいが、丸形の器具本体の周部に設けられた取付け装置よりも、同じく丸形のセードの取付け開口の周部の受け具が内側となるように配設しなければならないものである。これにより、取付け装置や受け具が作業者から見えなくなるので、容易に位置合わせすることが困難であり、セードの取付けに手間が掛かる場合がある。
又、特許文献2の技術は、呼び込みガイドによりグローブの四隅を位置合わせできるので、グローブを器具本体に取付け易い点で好ましい。しかし、特許文献2には、グローブを器具本体に取付けるグローブ支持具の構成は、一切記載されていない。このため、器具本体にどのようにしてグローブが着脱されるのか不明である。
一般的に、天井直付け形照明器具では、不用意に器具本体に取付けられたセードやグローブが不用意に落下しないように配慮する必要があり、器具が大きくなってセード等の重量が増えるほど落下の恐れが高くなる。こうした点について特許文献2の照明器具では、十分な信頼性があるかどうか不明である。
本発明の目的は、多角形の制光体を多角形の器具本体に容易に位置合わせして取付けることができる照明器具を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、器具本体と;この器具本体から下向きに突出したホルダ本体部、及び受け部を有して前記ホルダ本体部に連続したホルダ部を備えた制光体ホルダと;多角形状をなしその各隅部に前記制光体ホルダが個別に配置される取付け開口を形成するとともに、前記各隅部が斜状部を有した開口壁、及び前記各斜状部の一端に連続して設けられ前記受け部に引っ掛かるフック部を備えて、前記器具本体に対する取付け時の回転で前記フック部が前記受け部に至る制光体と;この制光体を回転させて前記器具本体に取付ける際に前記フック部を前記受け部に位置決めするストッパ手段と;を具備したことを特徴としている。
この発明及び以下の発明で、多角形とは4角形以上を指しており、その隅部の数は偶数であることが好ましい。この発明及び以下の発明で、取付け開口の隅部が有する斜状部は、開口壁の隣接する二つの開口辺を斜状につないだ壁部で形成することができ、或いは前記二つの開口辺は直角に連続しているが、この二つの開口辺で挟まれる角を取付け開口から覆って前記二つの開口辺にわたって設けたブリッジ状の壁部で形成することもできる。これとともに、斜状部の取付け開口に臨んだ側面は平面であっても湾曲面であっても良い。又、この発明及び以下の発明で、制光体には、例えばセード、グローブ、カバー、及びバッフルなどが含まれる。更に、この発明及び以下の発明で、ストッパ手段は、制光体ホルダと一体に設けることが好ましいが、器具本体に制光体を回転させて取付ける際に所定の回転位置で制光体が当たるストッパ部材を器具本体に突設し、このストッパ部材をストッパ手段とすることも可能である。
請求項1の発明で、器具本体に制光体を取付けるには、まず、天井に固定された器具本体に突設した制光体ホルダに制光体の多角形状開口の各隅部を対向させて、制光体を押上げる。これにより、制光体ホルダが取付け開口の各隅部の内側に接するように夫々配置されるとともに、取付け開口のフック部が、ホルダ部の側方にずれた位置でこのホルダ部より高い位置に配置される。次に、制光体ホルダにフック部が近づく方向に沿って制光体を器具本体に対し回転させる。この回転は、取付け開口の各隅部が有した斜状部によって許容され、所定の回転位置に達した時にストッパ手段が機能して制光体の回転が停止される。この状態で、制光体から手を離すことにより、フック部がホルダ部の受け部に上方から引っ掛かって、制光体が器具本体に取付けられる。又、この取付けと逆に、はじめに制光体を押上げてから回転させた後に、制光体を引き下げることで、この制光体を器具本体から外すことができる。
この照明器具は、以上のように器具本体に制光体を押付けながら回転させることに基づいて、器具本体に設けた制光体ホルダの受け部に、制光体に設けたフック部を引っ掛けて、器具本体に制光体を取付けるので、制光体の多角形状をなした取付け開口の隅部と器具本体に突設した制光体ホルダとを容易に位置合わせして、器具本体に制光体を取付けることができる。
又、前記課題を解決するために、請求項2の発明は、天井に設置される多角形の器具本体と;この器具本体から下向きに突出したホルダ本体部、及び受け部を有して前記ホルダ本体部に連続したホルダ部を備えて、前記器具本体の各隅部に取付けられた制光体ホルダと;多角形状の取付け開口を形成するとともに前記制光体ホルダが個別に配置される前記取付け開口の各隅部が斜状部を有した開口壁、及び前記各斜状部の一端に連続して設けられ前記受け部に引っ掛かるフック部を備えて、前記器具本体と対応する多角形をなすとともに、前記器具本体に対する取付け時の回転で前記フック部が前記受け部に至る制光体と;この制光体を回転させて前記器具本体に取付ける際に前記フック部を前記受け部に位置決めするストッパ手段と;を具備したことを特徴としている。
請求項2の発明で、器具本体に制光体を取付けるには、まず、天井に固定された器具本体の各隅部に制光体の各隅部を対向させて、制光体を押上げる。これにより、制光体ホルダが取付け開口の各隅部の内側に接するように夫々配置されるとともに、取付け開口のフック部が、ホルダ部の側方にずれた位置でこのホルダ部より高い位置に配置される。次に、制光体ホルダにフック部が近づく方向に沿って制光体を器具本体に対し回転させる。この回転は、取付け開口の各隅部が有した斜状部によって許容され、所定の回転位置に達した時にストッパ手段が機能して制光体の回転が停止される。この状態で、制光体から手を離すことにより、フック部がホルダ部の受け部に上方から引っ掛かって、制光体が器具本体に取付けられる。又、この取付けと逆に、はじめに制光体を押上げてから回転させた後に、制光体を引き下げることで、この制光体を器具本体から外すことができる。
この照明器具は、以上のように多角形の器具本体に多角形の制光体を押付けながら回転させることに基づいて、器具本体の各隅部に突設された制光体ホルダの受け部に、制光体の隅部に設けたフック部を引っ掛けて、器具本体に制光体を取付けるので、多角形の制光体を多角形の器具本体に容易に位置合わせして器具本体に制光体を取付けることができる。
請求項3の発明は、前記多角形が偶数の隅部を有していて、前記各制光体ホルダを、前記器具本体の対角線に対して前記制光体の回転方向上流側にずらして配置したことを特徴としている。
この発明では、器具本体への制光体の取付けに際して、器具本体の対角線からずれた位置を始点として制光体が回転操作されて器具本体に取付けられる。これにより、器具本体に制光体が取付けられた状態では、前記回転操作によって器具本体と制光体の隅部が互いにずれることがなくなり、それらの隅部を適正に合致させることができる。
請求項4の発明は、前記フック部の最大幅よりも狭い間隙を前記受け部との間に形成するばね部材を、前記ホルダ本体部に設けたことを特徴としている。
この発明では、制光体を回転させてそのフック部を制光体ホルダに引っ掛けた時に、フック部がばね部材を一旦弾性変形させながらこのばね部材と受け部との間の間隙を通過する。この通過後に、ばね部材は元の位置に戻ってフック部の最大幅より狭い間隙を受け部との間に再び形成する。そのため、ホルダ部の受け部から上方に離れたフック部が制光体ホルダから外れることを、ばね部材によって抑制できる。
請求項1の発明によれば、器具本体に設けた制光体ホルダに、多角形をなした開口壁を有した制光体の器具本体に対する回転操作により、この制光体の隅部を制光体ホルダに引っ掛けて器具本体に制光体を取付けたので、制光体の多角形状の取付け開口の隅部と器具本体に突設した制光体ホルダとを容易に位置合わせして、器具本体に制光体を取付けることができる照明器具を提供できる。
請求項2の発明によれば、多角形の器具本体の隅部に設けた制光体ホルダに、器具本体に対する多角形の制光体の回転操作により、この制光体の隅部を制光体ホルダに引っ掛けて器具本体に制光体を取付けたので、多角形の制光体の多角形状の取付け開口の隅部と多角形の器具本体に突設した制光体ホルダとを容易に位置合わせして、制光体を器具本体に取付けることができる照明器具を提供できる。
請求項3の発明によれば、制光体を回転させて器具本体に取付けるにも拘わらず、器具本体の隅部と制光体の隅部とを適正に合致させて、器具本体に制光体を取付けることができる。
請求項4の発明によれば、制光体ホルダに引っ掛かっているフック部が、制光体ホルダの受け部から外れることをばね部材が抑制するので、器具本体に取付けられた制光体の不用意な落下を抑制できる。
図1〜図7を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1中符号1は天井Fに直付けされる照明器具を示している。この照明器具1は、器具本体2と、複数の制光体ホルダ例えばセードホルダ11と、制光体例えばセード31とを具備している。
器具本体2は、金属製からなり、四角形例えば図2に示すように正方形に形成されている。この器具本体2は図1に示すように天井Fに沿って固定される。この場合、器具本体2は、その四隅を、照明器具1が設置される部屋の四隅に向けた姿勢で天井Fに取付けられる。
器具本体2の下面は反射面となっている。器具本体2の中央部には電源線引き込み孔3が開けてあり、その周囲に図示しない点灯装置や端子台等が取付けられる。器具本体2の下面には、ランプホルダ4及び図示しないランプソケットにより光源例えば蛍光ランプ5が着脱可能に支持されている。蛍光ランプ5は四角環状に形成されていて、器具本体2の各辺に平行となるように配置されている。
図3に示すようにセードホルダ11は器具本体2の四つの隅部2aに夫々下向きに突設されている。詳しくは、後述のように回転操作されるセード31の回転方向上流側に、器具本体2の対角線A又はBに対して所定角度ずらして配置されている(図2参照)。このずらし角度(オフセット角度)は10度未満であり、例えば(3±1)度の角度範囲に設定されている。
セードホルダ11は、容易に変形しない強度を有した厚手の金属板を折り曲げてなる。このセードホルダ11は、図3及び図7等に示されるようにホルダ本体部12と、ストッパ手段として例えばストッパ部13と、ホルダ部14と、及びばね部材15とを備えている。
ホルダ本体部12は、器具本体2の隅部2aにねじ17で固定されるベース12aを有している。このベース12aの裏面は隅部2aの下面から少し離れている。なお、図3中符号18はスペーサを示している。このスペーサ18は隅部2aの一部を膨出させて一体形成することもできる。又、図3中符号19は隅部2aに開口された孔を示しており、この孔19にベース12aの折り曲げ辺12bを入り込ませて、ベース12aをねじ止めする際のベース12aの回転止めをなしている。
ストッパ部13はホルダ本体部12に対して直角状に折れ曲がって連続している。ホルダ部14は、ベース12aと対向するとともにホルダ本体部12及びストッパ部13に対して直角状に折れ曲がって形成されている。
このホルダ部14は、図7に示すように段部である段差14aを境として上向き凸部14bと受け部14cとを有している。受け部14cはストッパ部13に近付けて配置され、上向き凸部14bはストッパ部13から離れて配置されている。受け部14cは上向き凸部14bより低い位置に設けられている。したがって、上向き凸部14bとストッパ部13との間に、受け部14bを底壁として向きに開放したホルダ凹部16が形成されている。本実施形態では上向き凸部14bを後述するガイド25の一部を利用して形成してあるが、これに代えて、ホルダ部14を曲げ加工して上向き凸部14bを一体に形成しても良い。
セードホルダ11は、より好ましい例として金属製のカバー板21を有している。このカバー板21は、ホルダ凹部16及び上向き凸部14bを上側から覆って取付けられている。カバー板21は、それが積層されたストッパ部13等に溶接やねじ止め等により固定されている。
ばね部材15には金属製の板ばねが用いられている。図3及び図7に示すようにばね部材15はU字状部15a及びばねベース15bを有している。ばね部材15は、ベース12aに開けた孔20を貫通し、そのばねベース15bをベース12aの裏面に沿わせてベース12aに固定されている。それにより、ばね部材15のU字状部15aが、上向き凸部14bにその上方から接近して配置されていて、これらの上向き凸部14bとU字状部15aとの間に間隙Gが形成されている。この間隙Gは、後述するフック部34の最大幅よりも狭く、セードホルダ11に対する後述のフック部34の出入り口として機能する。
セードホルダ11は、対角線A又はBに対して間隙Gよりストッパ部13が近づくとともに、ストッパ部13及びホルダ部14が隅部2aの外側に向けてホルダ本体部12に対して突出する姿勢で、既述のように隅部2aに取付けられている。
なお、本実施形態では、4個のセードホルダ11の全てにばね部材15を設けたが、対角上に配置された少なくとも一組のセードホルダにだけばね部材を設け、他のセードホルダ例えば対角線Bに近い位置に配置されるセードホルダ11についてはばね部材15を省略しても良い。
各セードホルダ11には下向き突出するガイド25が夫々連結されている。なお、これらのガイドは、セードホルダ11とは別に器具本体2にその各辺と対応して設置することもできるが、セードホルダ11に連結することで、器具本体2に対する取付け部品数を減らすことができる点で好ましい。
ガイド25は第1のガイド面25aと第2のガイド面25bとを有して角錐状に形成されている。第1のガイド面25aは器具本体2に対するセード31を中心合わせのために機能する。第2のガイド面25bは、セード31が回転方向に位置ずれして器具本体2に押付けられる場合に、前記位置ずれを修正してセード31を所定の位置から回転させるために機能する。
図3、図6、図7に示すようにガイド25は、例えば合成樹脂製、好ましくはアクリル樹脂等のような透光性合成樹脂で形成すると良い。これにより、セードホルダ11の影がセードに影となって映ることを抑制できる。なお、ガイド25とセードホルダ11を同一材料として、これらを一体に形成することも可能である。
図7に示すようにガイド25の上端部にはホルダ部14のストッパ部13から遠ざかって位置した方の端部が埋め込み固定されている。それにより、ガイド25がセードホルダ11に連結されているとともに、前記埋め込み部分によって前記上向き凸部14bが形成されている。図7などに示すように上向き凸部14bは第2のガイド面25bと逆向きに傾斜する斜状面を有している。
セード31は、透光性、好ましくは光を拡散しつつ透過させる乳白色の合成樹脂の成形体である。セード31は、器具本体2の形状に応じて、この器具本体2より一回り大きい四角形状に形成されている(図4参照)。セード31の上端部には取付け開口32を形成する開口壁33が一体に形成されている。
取付け開口32及び開口壁33は、セード31の外形より小さく、器具本体2の多角形状に対応する多角形状例えば四角形状をなしている。図4に示すように開口壁33の四つの隅部は、開口壁33の隣接する二つの壁部にわたる斜状部33aを備えて形成されている。この斜状部33aの長さLは、器具本体2に対するセード31の取付けに要する回転角度を大きくする場合に長く設定され、この逆に回転角度を小さくする場合に短く設定される。前記取付けの回転角度は前記オフセット角度に等しい。
図4〜図6に示すように開口壁33の内面には斜状部33aの一端部に夫々連続してフック部34が一体に形成されている。これらのフック部34のヘッド34aの高さ方向の幅は間隙Gより大きい。これらのフック部34をホルダ凹部16に引っ掛けることによってセード31が器具本体2に取付けられている。
なお、図1、図4、及び図5中符号35は防虫パッキンを示している。防虫パッキン35は、弾性変形が可能な発泡ウレタンなどからなり、開口壁33の外周に沿って取付けられている。図1に示すようにセード31が器具本体2に取付けられた状態で、防虫パッキン35は圧縮された状態に器具本体2とセード31との間に挟持される。
天井Fに設置された器具本体2の下面にセード31を取付けるには、セード31を器具本体2に押付けて回転させるという簡単な手順で、セード31の四隅を器具本体2の四隅に合わせてセードホルダ11により確実に取付けることができる。
すなわち、天井Fに設置された器具本体2の下面にセード31を取付けには、まず、セード31の取付け開口32を上向きにし、このセード31の四隅を器具本体2の四隅に対向させてから、セード31を押上げて防虫パッキン35を器具本体2に押付ける。この場合、四角形の器具本体2の四隅を目安として同じく四角形のセード31の四隅を合わせて、セード31を押上げればよいので、押上げる際の位置合わせが容易である。
この押上げ操作に伴い、図6に示すようにセード31の開口壁33の四隅の内側に接するように、器具本体2の四隅に取付けられたセードホルダ11が夫々通される。この場合、セード31の少なくとも一つの斜状部33aが、セードホルダ11に取付けられたガイド25の第1のガイド面25aに導かれて、器具本体2の中心にセード31の中心が合わされる。同時に、前記押上げ操作の時にセード31が回転方向に位置ずれして器具本体2に押付けられた場合には、フック部34がガイド25の第2のガイド面25bに導かれて、前記位置ずれが消失するように修正される。
これにより、フック部34が、取付け開口32の各隅部に夫々配置されたセードホルダ11のホルダ部14の側方にずれた位置でこのホルダ部14より高い位置に配置されて、セードホルダ11の間隙Gにフック部34が対向される。
次に、器具本体2に押付けられ略水平状態を保持したたままのセード31を、回転できる方向(図6に矢印で回転方向を示す。)に回転させる。これは、斜状部33aにセードホルダ11が既述のように配置されることにより、フック部34が無い方の角33b(この角は、開口壁33の開口辺と斜状部33aとが形成しているなし。)とセードホルダ11との接触により、図6中反時計回りのセード31の回転が妨げられ、この逆に図6中時計回りのセード31の回転のみが許されることによる。又、この場合のセード31の回転は、開口壁33の隅部に面取りとしての斜状部33aを設けたことにより許されている。
こうしたセード31の回転に伴い、フック部23がストッパ部13に向けて移動する。したがって、始めに、図7中実線で示すようにフック部34がばね部材15を押して弾性変形させながら、上向き凸部14bを超えて間隙Gを通過し、その直後にストッパ部13で動きを止められる。これにより、セード31の回転操作が妨げられて、フック部34がホルダ凹部16の真上に配置される。
この場合、既述のようにフック部34が間隙Gを通過すると同時に、ばね部材15がその弾性力により元の位置に急激に戻されて、ばね部材15が孔20の縁20a(図7参照)等に衝突する。これに伴う発音とストッパ部13によるセード31の回り止めとによって、作業者はセード31が適正位置に回転されたことを容易に確認できる。
この段階で、作業者がセード31から手を離すので、セード31がその自重により僅かに下がるとともに、フック部34がホルダ凹部16の底面をなした受け部14cにカバー板21を介して上方から引っ掛かる。この状態を図7中二点鎖線で示す。これにより、器具本体2へのセード31の取付け作業が完了する。なお、この場合のセード31の下降は僅かであり、防虫パッキン35の挟持状態が損なわれることがない。
この取付けにおいては、既述のようにセード31がオフセット角度だけ回転操作されることにより、取付け完了状態で器具本体2とセード31の隅部が互いにずれることがなくなり、それらの隅部が適正に合致される。したがって、セード31の四隅を部屋の四隅に合わせて、体裁よくセード31を器具本体2に対して配置できる。
セード31が器具本体2に取付けられた状態では、既述のようにフック部34がセードホルダ11のホルダ部14に引っ掛かっているので、ばねで押されるラッチを用いて引っ掛かり状態を保持する構成に比較して、セード31を器具本体2に支持する信頼性が高い。これにより、セード31の重量が大きくても、落下する恐れがなくセード31を支持できる。
更に、器具本体2に取付けられたセード31に、そのフック部34が間隙Gから抜け出る方向の回転力が作用した場合、受け部14cと上向き凸部14bとの境をなす段差14aに、フック部34のヘッド34aが直ちに当たって、それ以上、外れ方向にセード31が回転することが抑制される。このため、ヘッド34aが間隙Gを通って上向き凸部14bを乗り越えて、セード31が脱落することを抑制できる。
しかも、金属製のカバー板21がホルダ凹部16及び上向き凸部14bを覆っているので、合成樹脂製のガイド25が蛍光ランプ5の光で劣化した場合にも、外れ方向へのセード31の回転止めをカバー板21で維持できる。この点でも、セード31の脱落抑制の信頼性が高い。なお、加えて、フック部34を金属板でカバーする場合には、金属対金属の当たりでセード31の外れ方向の回転が抑制されるので、セード31の外れ止めの信頼性を更に高めることが可能である。
その上、元の位置に戻ったばね部材15は上向き凸部14bとの間にフック部34の最大幅をなすヘッド34aより狭い間隙Gを形成するため、このばね部材15においても、ホルダ部14の受け部14cから上方に離れたフック部34が上向き凸部14bを乗り越えてセードホルダ11から外れることを抑制できる。したがって、この点でも、セード31の外れ止めの信頼性を更に高めることが可能である。
又、ランプ交換などでセード31を器具本体2から外す場合には、セード31を若干押上げなら前記取付けの場合と逆に回転させ、この回転が妨げられた段階でセード31を引き下げればよい。
つまり、防虫パッキン35を圧縮させながらセード31を押上げることにより、ホルダ凹部16からフック部34を外して、このフック部34が段差14aに引っ掛からないようにできる。この状態でのセード31の回転操作により、フック部34がばね部材15を弾性変形させながら間隙Gを通過し、その結果、図6に示す状態で回転が止められるので、セード31を引き下げて器具本体2から外すことができる。
セード31を外す以上の手順によれば、セード31の平行な二辺の外側から、フック部34をセードホルダ11から外すための解放用部材を要しないので、セード31の両側面から解放用部材が突出して照明器具1の外観を損なうことがない。これとともに、セード31の両側面に手を回して解放用部材を操作する必要がないので、セード31が大きい場合でも、このセードを既述の操作で容易に外すことが可能である。
図8〜図10を参照して他の実施形態を説明する。
図10中符号111は天井Fに直付けされる照明器具を示している。この照明器具111は、器具本体112と、複数の制光体ホルダ例えばセードホルダ121と、制光体例えばセード131とを具備している。
器具本体112は、金属製からなり、四角形例えば図8に示すように正方形に形成されている。この器具本体112は図10に示すように天井Fに沿って固定される。この場合、器具本体112は、その四隅を、照明器具111が設置される部屋の四隅に向けた姿勢で天井Fに取付けられる。
器具本体112の下面は反射面となっている。器具本体112の中央部には電源線引き込み孔113が開けてあり、その周囲に図示しない点灯装置や端子台等が取付けられる。器具本体112の下面には、図示しないランプソケット及びランプホルダにより光源例えば蛍光ランプ114(図10参照)が着脱可能に支持されている。蛍光ランプ114は四角環状に形成されていて、器具本体112の各辺に平行となるように配置されている。
図8に示すようにセードホルダ121は器具本体112の四つの隅部112aに夫々下向きに突設されている。図10に示すようにセードホルダ121は、ホルダベース122と、ガイド123と、付勢体例えばばね124とを備えている。
ホルダベース122は、通孔122aを有した箱状をなしていて、その通孔122aを下方に向けて隅部112aに固定されている。
ガイド123は通孔122aを遊挿していて、そのホルダベース122内に位置した上端部が枢軸125を介して回動自在にホルダベース122に取付けられている。ガイド123は枢軸125を中心に器具本体112の対角線方向に沿って回動可能である。このガイド123のホルダベース122から突出した部分には、斜状のガイド面123aとこの上端から水平状に折れ曲がるように連続した係止面123bと有している。したがって、ガイド123はラッチを兼ねている。
ガイド123は、例えば合成樹脂製、好ましくはアクリル樹脂等のような透光性合成樹脂で形成されている。これにより、ガイド123の影がセード131に影となって映ることを抑制できる。このガイド123は、ホルダベース122に内蔵されたばね124によって図10中矢印方向に付勢されている。
セード131は、透光性、好ましくは光を拡散しつつ透過させる乳白色の合成樹脂の成形体である。セード131は、器具本体112の形状に応じて、この器具本体112より一回り大きい四角形状に形成されている。図9に示すようにセード131の上壁部131aには取付け開口132を形成する開口壁133が一体に形成されている。
取付け開口132及び開口壁133は、セード131の外形より小さく、器具本体112の多角形状に対応する多角形状例えば四角形状をなしている。図10に示すように開口壁133は、下向きに折れ曲がってセード131内に突出されている。なお、図10中133aは補強リブを示している。補強リブ133aは開口壁133に対して多数箇所に設けられていて、開口壁133の変形を抑制するために設けられている。又、図10中符号135は防虫パッキンを示している。
この照明器具111で、天井Fに装着された器具本体112にセード131を取付けるには、器具本体112の四隅にセード131の四隅を合わせてから、このセード131を押上げるだけでよい。それにより、相対的に、セード131の開口壁133の円弧状をなした四つの隅部133cの内側にセードホルダ121のガイド123が夫々挿入されるようになるので、それに伴いガイド123のガイド面123aが開口壁133の隅部133cで押されて、ガイド123がばね124の付勢力に抗して図10中二点鎖線で示すように傾けられる。やがて、開口壁133の隅部133cがガイド面123aの上方に外れると同時に、ばね124でガイド123が押し戻されるので、図10に示すように開口壁133がガイド123の係止面123bに上側から引っ掛かる。
以上の取付け作業では、四角形の器具本体112の四隅を目安として同じく四角形のセード131の四隅を合わせて、セード131を単に押上げればよいので、押上げる際の位置合わせが容易であるとともに、取付け作業が非常に単純である。
器具本体112に取付けられたセード131の開口壁133が、何らかの事情でホルダベース122の対向壁122b(図10参照)に当たっても、それ以上、ガイド123が開口壁133で押されることがない。こうしたホルダベース122のストッパ作用によって、開口壁133がガイド123の係止面123bから不用意に外れることが抑制される。
又、器具本体112に取付けられたセード131を外す場合には、セード131を引き下げればよい。それにより、セード131の上壁部131aの多少の変形を伴いながら係止面123bに下向きに加えられる力によって、ガイド123が図10中二点鎖線で示すように傾けられて、セード131を引き外すことができる。
したがって、図8〜図10に示した実施形態でも、四角形のセード131の四隅を同じく四角形の器具本体112の四隅に容易に位置合わせして、セード131を器具本体112に取付けることができるとともに、取付けられたセード131の不用意な落下を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る照明器具を示す断面図。 図1の照明器具の器具本体を示す下面図。 図2中F3部を拡大して示す斜視図。 図1の照明器具のセードを示す上面図。 図4中F5部を拡大して示す斜視図。 図1の照明器具で器具本体の隅部にセードの隅部が位置決めされた状態を示す斜視図。 図1の照明器具で器具本体の隅部にセードのフック部が挿入されつつある状況を示す断面図。 本発明の他の実施形態に係る照明器具の器具本体を示す下面図。 図8の照明器具のセードを示す上面図。 図8の照明器具の隅部を拡大して示す断面図。
符号の説明
F…天井、1…照明器具、2…器具本体、2a…器具本体の隅部、A,B…対角線、11…セードホルダ(制光体ホルダ)、12…ホルダ本体部、13…ストッパ部(ストッパ手段)、14…ホルダ部、14a…段差(段部)、14b…上向き凸部、14c…受け部、15…ばね部材、G…隙間、31…セード、32…取付け開口、33…開口壁、33a…斜状部、34…フック部、34a…フック部のヘッド

Claims (4)

  1. 器具本体と;
    この器具本体から下向きに突出したホルダ本体部、及び受け部を有して前記ホルダ本体部に連続したホルダ部を備えた制光体ホルダと;
    多角形状をなしその各隅部に前記制光体ホルダが個別に配置される取付け開口を形成するとともに、前記各隅部が斜状部を有した開口壁、及び前記各斜状部の一端に連続して設けられ前記受け部に引っ掛かるフック部を備えて、前記器具本体に対する取付け時の回転で前記フック部が前記受け部に至る制光体と;
    この制光体を回転させて前記器具本体に取付ける際に前記フック部を前記受け部に位置決めするストッパ手段と;
    を具備したことを特徴とする照明器具。
  2. 天井に設置される多角形の器具本体と;
    この器具本体から下向きに突出したホルダ本体部、及び受け部を有して前記ホルダ本体部に連続したホルダ部を備えて、前記器具本体の各隅部に取付けられた制光体ホルダと;
    多角形状の取付け開口を形成するとともに前記制光体ホルダが個別に配置される前記取付け開口の各隅部が斜状部を有した開口壁、及び前記各斜状部の一端に連続して設けられ前記受け部に引っ掛かるフック部を備えて、前記器具本体と対応する多角形をなすとともに、前記器具本体に対する取付け時の回転で前記フック部が前記受け部に至る制光体と;
    この制光体を回転させて前記器具本体に取付ける際に前記フック部を前記受け部に位置決めするストッパ手段と;
    を具備したことを特徴とする照明器具。
  3. 前記多角形が偶数の隅部を有していて、前記各制光体ホルダを、前記器具本体の対角線に対して前記制光体の回転方向上流側にずらして配置したことを特徴とする請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記フック部の最大幅よりも狭い間隙を前記受け部との間に形成するばね部材を、前記ホルダ本体部に設けたことを特徴とする請求項1から3の内のいずれか一項に記載の照明器具。
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