JP4456475B2 - 電力供給制御装置 - Google Patents
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Description
請求項1の構成によれば、過熱保護機能が作動する状態に至ったことを、制御電圧端子の電圧レベルに基づいて確認でき、半導体素子の遮断動作と復帰動作が許容回数以上繰り返される前に、制御信号を停止又は無効化して半導体素子を保護することが可能となる。従って、オンオフ制御信号による電力供給制御を可能としつつ、その一方で、半導体スイッチの破壊を効果的に防ぐことのできる構成となる。
また、請求項1のように、半導体素子の遮断動作が行われたか否か(即ち、過熱保護機能が作動したか否か)を、制御入力端子の電圧レベルに基づいて判断する構成とすると、電源から負荷への電力供給ラインのレベルに基づいて当該遮断動作を判断するような構成と比較して、ノイズの影響がより少なくなるため判断を高精度に行うことができ、かつ、装置構成の小型化、簡素化を図りやすい構成となる。
請求項2の構成のように、半導体素子に対する遮断動作が行った後、半導体スイッチ手段に制御信号が到来することを条件として、半導体素子を遮断動作から復帰させるように過熱保護手段を構成すると、オン信号に基づいて遮断動作を簡単に解除できることとなるが、このような構成の場合、過熱が解消されない状態(例えば、短絡等の起因する大電流状態)が続くと、制御信号に基づく信号が半導体スイッチ手段に供給され続けている間、過熱保護手段による遮断動作が行われても、オン信号が到来する度に解除されることとなり、短時間の間に遮断動作及び解除動作が繰り返されてしまう。しかしながら、請求項2の構成では、このように短時間のうちに遮断と解除が繰り返されやすい構成のものに、制御信号を停止または無効化する保護動作を行うスイッチ保護手段を設けており、保護が極めて効果的に行われることとなる。
請求項3の構成によれば、スイッチ保護手段によって制御信号の停止或いは無効化がなされた場合であっても、当該電力供給制御装置の外部から独立してリセットを行うことができる。即ち、一旦、制御信号の停止或いは無効化がなされた場合には、当該電力供給制御装置の内部動作に起因して復帰せずに、外部からのリセット信号に基づいて復帰することとなるため、当該電力供給制御装置の内部動作に拘わらず制御信号の停止状態又は無効化状態を確実に維持することができ、その一方で、外部から独立して容易に復帰できることとなる。
請求項4の構成によれば、スイッチ保護手段、半導体スイッチ手段、及び入力レベル検出手段を、共に同一基板に取り付けており、装置構成の簡素化が図られる。特に、本構成では、制御入力端子の電圧レベルを検出するように入力レベル検出手段を構成しているため、入力レベル検出手段については、小型化、簡素化を図りやすく、基板に好適に取り付けることができるようになっており、ひいては、スイッチ保護手段、半導体スイッチ手段、入力レベル検出手段、及び基板全体の小型化、簡素化が図られることとなる。
請求項5の構成のように、車両用電源から車両用電気部品に電力を供給する構成の場合、負荷(即ち車両用電気部品)への電力供給ラインは車両用電源の影響から電圧変動が生じやすくなる。このため、仮に、電力供給ラインのレベル変化に基づいて半導体素子の遮断動作を判断する構成とすると、電圧変動の影響により正確な判断が阻害されることが懸念されるが、本構成では、負荷への電力供給ラインと比較して電源の影響を受けにくい入力ライン(即ち、制御入力端子への信号供給ライン)の電圧レベルを検出して半導体素子の遮断動作を判断しているため、構成を簡素化しつつ、遮断動作の判断を精度高く安定して行うことができる。
本発明の実施形態1を図1ないし図4を参照しつつ説明する。
本実施形態の電力供給制御装置10は、パルス状の制御信号としてのPWM(Pulse Width Modulation。パルス幅変調)制御信号S1(以下、単に制御信号S1ともいう)を、半導体スイッチ手段に相当するサーマルFET11の入力に与えてオンオフ動作させることでこのサーマルFET11の出力側に連なる車両用電源30(以下、単に電源30とも称する)から負荷31への電力供給をPWM制御するように構成されている。なお、本実施形態では、電力供給制御装置10は図示しない車両に搭載され、負荷31として例えば車両用のランプ、パワーウインドウ用駆動モータやワイパー用駆動モータなどの駆動制御をするために使用される。
図1には、電力供給制御装置10のハードウエア構成が示されている。同図に示すように、電力供給制御装置10は、マイコン12と、FET駆動回路13と、上記サーマルFET11と、レベル変換回路40とを備えて構成されている。
図2に示すように、本実施形態のサーマルFET11は、過熱保護手段に相当する過熱保護回路42を有しており、上記、FET20と、過熱保護回路42の要部を構成する、温度センサ21、制御回路22、スイッチ23、リセット回路24とを備えて構成されている。このうちFET20は、ゲート端子Gに入力されるPWM制御信号S1’に応じてオンオフ動作し、電源30から負荷31に対する電力供給量を制御するように構成される。過熱保護回路42は、温度検出センサ21による検出結果に基づいて強制的にゲート端子Gの電圧レベルVGを変化させてFET20の遮断動作を行い、その後、所定条件の成立に応じてFET20を遮断動作から復帰させるように構成されている。
次に、スイッチ保護動作について、図3及び図4を用いて説明する。
図3を参照して説明する。なお、図3において、符号VMはマイコン12から出力されるPWM制御信号S1の電圧レベルを示しており、VPは入力端子Pの電圧レベルを示すものである。また、VGはFET20のゲート端子Gのゲート電圧レベルを示し、VSはFET20のソース電圧レベルを示している。
図1に示すように、本実施形態の電力供給制御装置10では、過電流状態となった後で、ハイローレベル(オンオフレベル)を交互に繰り返すPWM制御信号S1’をサーマルFET11にそのまま継続的に与えると、サーマルFET11は、図2に示す温度センサ21、制御回路22及びスイッチ23による遮断動作と、その後のオン信号の立ち上がりに基づくリセット回路24、制御回路22による解除動作とをPWM制御信号S1のパルス毎(即ちオン信号毎)に繰り返し実行し、最終的に破壊されてしまうおそれがある。そこで、本実施形態では、上述したようにゲート端子Gの電圧レベルを間接的に検出する入力レベル検出手段50を設け、この入力レベル検出手段50によって検出されたレベルが、FET20の遮断動作が行われる遮断レベルに達したことが検出されたことを条件に、マイコン12からの制御信号S1を停止する保護動作を行うようにしている。
次に、負荷31の短絡等によってサーマルFET11に過電流が流れた場合の動作について図4に示すフローチャートを参照しつつ説明する。マイコン12は、ステップS1でPWM制御信号S1の出力を開始し、その後、パルスカウントPを初期化し(S2)、上記検出タイミングが来るのを待つ。本実施形態での検出タイミングは、図3に示すように、例えばPWM制御信号S1の電圧レベルVMの立ち上がりタイミングを基準として一定時間T2経ったときとしている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態では、制御信号としてPWM制御信号S1としたが、これに限らず、ハイローレベルを交互に繰り返す信号であれば、パルス幅変調されない他のパルス信号や三角波信号などであってもよい。
(3)上記実施形態では、入力レベル検出手段50によって検出されたレベルが、FET20の遮断動作が行われる遮断レベルに達したことが検出されたことを条件に、マイコン12にて制御信号S1を停止する保護動作を行っていたが、このようにせずに、制御信号S1を無効化するようにスイッチ保護手段を構成してもよい。例えば、入力レベル検出手段50によって検出されたレベルが、FET20の遮断動作が行われる遮断レベルに達したことが検出された場合に、マイコン12から出力される制御信号がサーマルFET11に到達しないように構成してもよい。例えば、サーマルFET11とマイコン12の間のいずれかの部分に、スイッチ23と同様のスイッチを設け、遮断レベルに達した場合に、サーマルFET11とマイコン12の間のいずれかの部分を接地レベルに維持して、制御信号S1或いはS1'無効化する構成などとしてもよい。
11…サーマルFET(半導体スイッチ手段)
12…マイコン(スイッチ保護手段、制御手段)
20…FET(半導体素子)
21…温度センサ(温度検出手段)
30…車両用電源
31…負荷
42…過熱保護回路(過熱保護手段)
50…入力レベル検出手段
G…ゲート端子(制御入力端子)
S1…PWM制御信号(制御信号)
T1…オン期間
T2…オン信号の出力開始からの一定期間
Claims (5)
- パルス列状の制御信号に基づいて制御入力端子の電圧レベルを変化させることによりオンオフ動作される半導体素子と、温度検出手段による検出結果に基づいて強制的に前記制御入力端子の電圧レベルを変化させて前記半導体素子の遮断動作を行い、その後、遮断動作から復帰させる過熱保護手段とを有する半導体スイッチ手段を備えて、前記半導体素子をオンオフ動作させることで電源から負荷への電力供給を制御する電力供給制御装置において、
前記制御入力端子の電圧レベルを検出する入力レベル検出手段を設け、この入力レベル検出手段によって検出されたレベルが、前記半導体素子の遮断動作が行われる遮断レベルに達したことが検出されたことを条件に、前記制御信号を停止または無効化する保護動作を行うスイッチ保護手段を設け、
前記スイッチ保護手段は、前記制御信号を出力する制御手段からなり、
前記制御手段は、前記制御信号において前記半導体素子を導通させるオン信号が出力されるオン期間毎に、当該オン期間において、前記オン信号の出力開始から一定期間が経過した後、前記制御入力端子の電圧レベルを複数回確認するよう構成され、前記制御入力端子の電圧レベルが前記複数回にわたり前記遮断レベルに達したことが検出されたオン期間が、所定回数連続することを条件として、前記保護動作を行うことを特徴とする電力供給制御装置。 - 前記過熱保護手段は、前記半導体素子に対する前記遮断動作が行われた後、前記制御信号における前記半導体素子を導通させるオン信号が前記半導体スイッチ手段に到来することを条件として、前記半導体素子を前記遮断動作から復帰させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電力供給制御装置。
- 前記スイッチ保護手段は、当該電力供給制御装置の外部に設けられたリセット手段からリセット信号を入力可能に構成されており、前記保護動作を行った後、前記リセット信号が入力されることを条件として前記保護動作の解除を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力供給制御装置。
- 前記スイッチ保護手段、前記半導体スイッチ手段、及び前記入力レベル検出手段が、共に同一基板に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電力供給制御装置。
- 前記電源は車両用電源であり、前記負荷は車両用電気部品であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電力供給制御装置。
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