JP4455493B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真感光体、ならびに、電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置に関する。
電子写真感光体は、帯電工程−露光工程−現像工程−転写工程−クリーニング工程からなる電子写真方式の画像形成プロセスに用いられる。
上記各工程のうち、転写工程後に電子写真感光体の表面に残留するトナー、いわゆる転写残トナーを除去することによって電子写真感光体の表面をクリーニングするクリーニング工程は、高品質な画像を得るために重要な工程である。
クリーニング性を向上させる方法の1つとして、電子写真感光体の表面の離型性を高めることによって、転写残トナーが電子写真感光体の表面から離れやすくする方法が知られている。例えば、特許文献1には、電子写真感光体の表面層に、離型剤として、パーフルオロアルキル基を有する1価の基を側鎖として有するポリシロキサンを含有させることによって、電子写真感光体の表面の離型性を高める技術が開示されている。
また、クリーニング方式としては、電子写真感光体の表面に当接させたクリーニング部材によって転写残トナーを除去する方式が、クリーニング性および設計の容易性などの観点から主流となっている。クリーニング部材としては、ブレード、ファーブラシおよび磁気ブラシなどが代表的であるが、これらの中でも、ブレード(クリーニングブレード)がクリーニング性および設計の容易性の点で特に優れている。
しかしながら、上記のクリーニング方式には、クリーニング性を向上させようとしてクリーニング部材の電子写真感光体への当接圧を上げると、電子写真感光体の表面の摩耗量や傷の発生量が増加してしまうという問題がある。また、クリーニング部材がブレードである場合、その電子写真感光体への当接圧を上げると、特に転写残トナーのない使用初期において、ブレードの反転(捲れ)という問題が生じやすくなる。そして、これらの問題は、電子写真感光体の表面の潤滑性が低いほど顕著になる傾向にある。
すなわち、電子写真感光体の表面の潤滑性が高いほど、上記問題の発生なく、クリーニング部材の電子写真感光体への当接圧を高く設定することができ、もってクリーニング性の向上を図ることができる。
その点、特許文献1に記載の上記ポリシロキサンは、優れた離型性向上効果は奏するものの、潤滑性向上効果については、必ずしも十分であるとはいえない。
電子写真感光体の表面の潤滑性を高める方法としては、例えば、電子写真感光体の表面層に、潤滑剤として、シロキサン鎖を有する基を側鎖として有するビニル重合体を含有させる方法(特許文献2)が知られている。また、電子写真感光体の表面層に、潤滑剤として、シロキサン鎖を有する1価の基を末端に有するポリエステルを含有させる方法(特許文献3、4および5)も知られている。
WO2004/003667 特開平07−092713号公報 特開平07−261440号公報 特開2000−171989号公報 特開2002−128883号公報
近年、出力画像の画質をより向上させるため、転写残トナーのクリーニング性を一層向上させることが求められている。
そこで、本発明者らは、電子写真感光体の表面層用材料として上記離型剤と上記潤滑剤とを併用し、表面の離型性および潤滑性を高くすることによって、転写残トナーのクリーニング性により優れた電子写真感光体を作製しようと試みた。
ところが、実際に、電子写真感光体の表面層用材料として上記離型剤と上記潤滑剤とを併用してみても、表面の潤滑性が十分に高い電子写真感光体を得ることはできなかった。この原因について、本発明者らは、上記潤滑剤の潤滑性向上効果は上記潤滑剤のシロキサン鎖が電子写真感光体の表面に配向することによって発現するところ、上記離型剤がその配向を阻害しているのではないかと推測した。なお、「配向」とは、高分子中で構成単位となる高分子鎖が一定方向に配列することを意味する。
本発明の目的は、表面の離型性および潤滑性が高く、転写残トナーのクリーニング性に優れた電子写真感光体を提供することにある。
また、本発明の目的は、表面の離型性および潤滑性が高く、転写残トナーのクリーニング性に優れた電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することにある。
本発明は、
(i)パーフルオロアルキル基を有する1価の基を側鎖として有する下記式(11)で示される繰り返し構造単位αを有するジオルガノポリシロキサンと、
(ii)シロキサン鎖を有する1価の基を側鎖として有するビニル重合体、および、シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリエステルからなる群より選択される少なくとも1種の重合体と
を含有する表面層を有する電子写真感光体であって、
該パーフルオロアルキル基が、2個以上の−CF3を有するパーフルオロアルキル基であることを特徴とする電子写真感光体である。
Figure 0004455493

(式(11)中、R11は、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。B11は、2個以上の−CF3を有するパーフルオロアルキル基を有する1価の基を示す。)
また、本発明は、上記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置である。
本発明によれば、表面の離型性および潤滑性が高く、転写残トナーのクリーニング性に優れた電子写真感光体、ならびに、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することができる。
本発明の電子写真感光体の表面層に含有させる、
(i)パーフルオロアルキル基を有する1価の基を側鎖として有する式(11)で示される繰り返し構造単位αを有するジオルガノポリシロキサンは、そのパーフルオロアルキル基が2個以上の−CF3を有するパーフルオロアルキル基であるものである。このような特定の構造のポリシロキサンを用いることにより、表面の離型性および潤滑性が高く、転写残トナーのクリーニング性に優れた電子写真感光体を提供することが可能となった。この理由の詳細は不明であるが、本発明者らは、パーフルオロアルキル基の中でも上記構造を採るパーフルオロアルキル基は、それを有するポリシロキサンの上記配向に対する阻害作用の程度を小さくするのではないかと考えている。以下、本発明の電子写真感光体の表面層に含有させる上記特定の構造のポリシロキサンを、「本発明用のポリシロキサン」ともいう。
なお、上記の「パーフルオロアルキル基を有する1価の基」とは、例えば、下記式
Figure 0004455493
(上記式中、Rは2価の基、Rfはパーフルオロアルキル基、aは0または1を示す。)
で示される構造を有する1価の基を意味する。Rの2価の基としては、例えば、エチレン基およびプロピレン基などのアルキレン基などが挙げられる。
また、上記の「−CF」はトリフルオロメチル基と呼ぶこともできる。
また、上記の「2個以上の−CFを有するパーフルオロアルキル基」とは、パーフルオロアルキル基中に−CFが2個以上存在しているということを意味する。
電子写真感光体の表面層中の本発明用のポリシロキサンの含有量は、表面層全質量に対して0.01質量%以上20.0質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以上10.0質量%以下であることがより好ましい。電子写真感光体の表面層中の本発明用のポリシロキサンの含有量が少なすぎると、本発明用のポリシロキサンを用いたことによる離型性向上効果が乏しくなることがある。電子写真感光体の表面層中の本発明用のポリシロキサンの含有量が多すぎると、これが電荷のトラップの原因になることがある。また、電子写真感光体の表面層中の本発明用のポリシロキサンの含有量が多すぎると、クリーニング性の低下を招くこともある。
また、本発明用のポリシロキサンの重量平均分子量(Mw)は1000以上1000000以下であることが好ましく、10000以上100000以下であることがより好ましく、20000以上40000以下であることがより一層好ましい。
また、本発明用のポリシロキサン中のフッ素原子の含有量は、本発明用のポリシロキサン全質量に対して1質量%以上90質量%以下であることが好ましく、5質量%以上60質量%以下であることがより好ましい。本発明用のポリシロキサン中のフッ素原子が少なすぎると、本発明用のポリシロキサンを用いたことによる離型性向上効果が乏しくなることがある。本発明用のポリシロキサン中のフッ素原子が多すぎると、電子写真感光体の表面層の結着樹脂と本発明用のポリシロキサンとの相溶性が低下して、本発明用のポリシロキサンが電子写真感光体の表面層の表面に移行しやすくなる。本発明用のポリシロキサンが電子写真感光体の表面層の表面に移行しすぎると、繰り返し使用により電子写真感光体の表面が摩耗した場合に、離型性向上効果が十分に得られなくなることがある。
本発明用のポリシロキサンが有するパーフルオロアルキル基を有する1価の基としては、上記配向に対する阻害作用をより抑制する観点から、下記式(2)で示される構造を有する1価の基がより好ましい。
Figure 0004455493
上記式(2)中、R21は、置換もしくは無置換のアルキレン基を示す。mは0以上の整数である。
また、本発明用のポリシロキサンの中でも、電子写真感光体の表面の離型性をより向上させる観点から、下記式(11)で示される繰り返し構造単位α(以下単に「構造単位α」ともいう)を有するジオルガノポリシロキサンがより好ましい。
Figure 0004455493
上記式(11)中、R11は、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。B11は、2個以上の−CFを有するパーフルオロアルキル基を有する1価の基を示す。
また、上記ジオルガノポリシロキサンは、表面移行性による表面層中での偏在を抑制する観点から、さらに下記式(12)で示される繰り返し構造単位β(以下単に「構造単位β」ともいう)を有することが好ましい。下記式(12)中のD11は、電子写真感光体の表面層の結着樹脂に対するアンカーとして作用し、上記ジオルガノポリシロキサンの表面移行性による表面層中での偏在を抑制する効果がある。
Figure 0004455493
上記式(12)中、R12は、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。D11は、重合度3以上の置換もしくは無置換のポリスチレン鎖を有する1価の基を示す。
上記重合度3以上の置換もしくは無置換のポリスチレン鎖を有する1価の基としては、上記偏在をより抑制する観点から、下記式()で示される構造を有する1価の基が好ましい。
Figure 0004455493
上記式()中、R は、置換もしくは無置換のアルキレン基を示す。W は、重合度3以上の置換もしくは無置換のポリスチレン鎖を示す。R は、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。
なお、上記ジオルガノポリシロキサンは、構造単位αや構造単位β以外の繰り返し構造単位を有してもよい。構造単位αや構造単位β以外の繰り返し構造単位としては、例えば、下記式(13)で示される繰り返し構造単位γ(以下単に「構造単位γ」ともいう)が挙げられる。
Figure 0004455493
上記式(13)中、R13およびR14は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。
また、上記ジオルガノポリシロキサンの末端基としては、例えば、下記式(14)で示される構造を有する末端基I(以下単に「末端基I」ともいう)や下記式(15)で示される構造を有する末端基II(以下単に「末端基II」ともいう)が挙げられる。
Figure 0004455493
Figure 0004455493
上記式(14)および(15)中、E11、E12、R15およびE16は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。ただし、上記式(14)中のE11は、上記ジオルガノポリシロキサンが有する繰り返し構造単位の主鎖(−Si−O−)中のSiと結合する。また、上記式(15)中のSiは、上記ジオルガノポリシロキサンが有する繰り返し構造単位の主鎖(−Si−O−)中のOと結合する。
上記アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基(n−プロピル基、i−プロピル基)およびブチル基(n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基)などが挙げられる。上記アルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基およびブチレン基などが挙げられる。上記パーフルオロアルキル基としては、炭素原子数3以上8以下のパーフルオロアルキル基が好ましく、炭素原子数3以上5以下のパーフルオロアルキル基がより好ましい。
上記各基が有してもよい置換基としては、フッ素原子、塩素原子およびヨウ素原子などのハロゲン原子や、メチル基、エチル基およびプロピル基などのアルキル基や、フェニル基などのアリール基などが挙げられる。
上記ジオルガノポリシロキサンにおける構造単位αの数(平均)は1以上1000以下であることが好ましく、特には10以上200以下であることがより好ましい。
上記ジオルガノポリシロキサンにおける構造単位βの数(平均)は1以上1000以下であることが好ましく、特には5以上100以下であることがより好ましい。
上記ジオルガノポリシロキサンにおける構造単位γの数(平均)は0以上1000以下であることが好ましく、特には100以上200以下であることがより好ましい。
上記ジオルガノポリシロキサンが有する繰り返し構造単位は、構造単位αと構造単位βのみ、または、構造単位αと構造単位βと構造単位γのみであることが好ましい。
上記ジオルガノポリシロキサンにおける構造単位αと構造単位βと構造単位γとの和(平均)は2以上2000以下であることが好ましく、特には5以上1000以下であることがより好ましく、さらには20以上500以下であることがより一層好ましい。
上記ジオルガノポリシロキサンにおける構造単位αの数が2以上の場合、複数のR11は同一の基であっても異なる2種以上の基であってもよく、また、複数のB11は同一の基であっても異なる2種以上の基であってもよい。
上記ジオルガノポリシロキサンにおける構造単位βの数が2以上の場合、複数のR12は同一の基であっても異なる2種以上の基であってもよく、また、複数のD11は同一の基であっても異なる2種以上の基であってもよい。
上記ジオルガノポリシロキサンにおける構造単位γの数が2以上の場合、複数のR13は同一の基であっても異なる2種以上の基であってもよく、また、複数のR14は同一の基であっても異なる2種以上の基であってもよい。
以下に、上記ジオルガノポリシロキサンの具体例を示す。下記の(D1)、(D2)、(D3)、(D4)、(D5)、(D6)および(D7)は、いずれも、末端基として末端基I(E11:メチル基)および末端基II(E12、R15、R16:メチル基)を有する。また、下記の(D3)、(D4)、(D6)および(D7)のポリスチレン鎖の繰り返しの数(「25」や「50」)は平均値である。
Figure 0004455493
Figure 0004455493
Figure 0004455493
Figure 0004455493
Figure 0004455493
Figure 0004455493
Figure 0004455493
これらの中でも、(D2)、(D3)、(D4)および(D6)が好ましく、(D3)、(D4)および(D6)がより好ましい。
上記ジオルガノポリシロキサンは、例えば次のように合成することができる。
(合成例)
フラスコに、下記繰り返し構造単位α、β、γを有するポリシロキサン(ランダム共重合体)を3.23gと、
Figure 0004455493
塩化白金酸20ppm(5%イソプロピルアルコール溶液)と、下記式で示される構造を有するポリスチレン13.4gと、
Figure 0004455493
m−キシレンヘキサフルオライド80gとを混合し、徐々に加熱した。さらに、80℃で6時間反応を続けた。次いで、140℃の条件下で20Torrまで減圧して、溶媒や低沸点成分を除去した。
このようにして、得られた反応生成物を、29Si−NMR、13C−NMRおよびFT−IRにより分析したところ、上記(D4)のジオルガノポリシロキサンであることが判明した。
他の構造のジオルガノポリシロキサンも、上記合成例と同様にして合成することができる。
さて、本発明の電子写真感光体の表面層は、上述のとおり、パーフルオロアルキル基を有する1価の基を側鎖として有するポリシロキサンに加えて、
(ii)シロキサン鎖を有する1価の基を側鎖として有するビニル重合体、および、
シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリエステル
からなる群より選択される少なくとも1種の重合体をさらに含有する。以下、本発明の電子写真感光体の表面層に含有させる上記特定の構造のビニル重合体およびポリエステルをまとめて、「本発明用のシロキサン鎖含有潤滑剤」ともいう。
なお、上記の「シロキサン鎖」とは、例えば、
Figure 0004455493
(上記式中、RIIおよびRIIIは1価の基、bは繰り返し回数を示す。)
で示される(鎖状の)構造を意味する。RIIおよびRIIIの1価の基としては、例えば、水素原子や、メチル基などのアルキル基などが挙げられる。
また、上記の「シロキサン鎖を有する1価の基」とは、例えば、
Figure 0004455493
(上記式中、RIVは2価の基、Soはシロキサン鎖、Rは1価の基、cは0または1を示す。)
で示される構造を有する1価の基を意味する。RIVの2価の基としては、例えば、エステル基や、フェニレン基などのアリーレン基や、プロピレン基などのアルキレン基などが挙げられる。Rの1価の基としては、例えば、水素原子や、メチル基などのアルキル基や、シリル基や、メチル基置換シリル基などのアルキル基置換シリル基などが挙げられる。
また、上記の「シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリエステル」とは、末端の少なくとも1つを「シロキサン鎖を有する1価の基」で封鎖したポリエステルを意味する。
また、後述の「シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリカーボネート」とは、末端の少なくとも1つを「シロキサン鎖を有する1価の基」で封鎖したポリカーボネートを意味する。
また、後述の「シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリアリレート」とは、末端の少なくとも1つを「シロキサン鎖を有する1価の基」で封鎖したポリアリレートを意味する。
電子写真感光体の表面層中の本発明用のシロキサン鎖含有潤滑剤の含有量(合計含有量)は、表面層全質量に対して0.01質量%以上10.0質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以上5.0質量%以下であることがより好ましい。電子写真感光体の表面層中の本発明用のシロキサン鎖含有潤滑剤の含有量が少なすぎると、本発明用のシロキサン鎖含有潤滑剤を用いたことによる潤滑性向上効果が乏しくなることがある。電子写真感光体の表面層中の本発明用のシロキサン鎖含有潤滑剤の含有量が多すぎると、これが電荷のトラップの原因になることがある。
上記シロキサン鎖を有する1価の基を側鎖として有するビニル重合体は、下記式(4)で示される繰り返し構造単位δ(以下単に「構造単位δ」ともいう)を有するビニル重合体であることが好ましい。
Figure 0004455493
上記式(4)中、R41、R42、R43、R44、R45、R46、R47およびR48は、それぞれ独立に、水素原子、または、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。nは1以上の整数であり、括弧内の構造の繰り返しの数の平均を意味する。nは、10以上30以下が好ましい。
また、構造単位δを有するビニル重合体は、さらに下記式(4)’で示される繰り返し構造単位ε(以下単に「構造単位ε」ともいう)を有することが好ましい。
Figure 0004455493
上記式(4)’中、R41、R42およびR43は、それぞれ独立に、水素原子、または、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。R44は、置換もしくは無置換のアリール基、または、−CO−O−R45’基を示す。R45’は、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。
上記アリール基としては、フェニル基などが挙げられる。上記アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基(n−プロピル基、i−プロピル基)およびブチル基(n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基)などが挙げられる。
上記各基が有してもよい置換基としては、フッ素原子、塩素原子およびヨウ素原子などのハロゲン原子や、メチル基、エチル基およびプロピル基などのアルキル基や、フェニル基などのアリール基などが挙げられる。
上記シロキサン鎖を有する1価の基を側鎖として有するビニル重合体の重量平均分子量(Mw)は5000以上100000以下であることが好ましく、5000以上70000以下であることがより好ましい。
上記シロキサン鎖を有する1価の基を側鎖として有するビニル重合体が構造単位δと構造単位εとを有する共重合体である場合、共重合比(構造単位δ/構造単位ε)は20/80乃至50/50の範囲にあることが好ましい。
以下に、上記式(4)で示される繰り返し構造単位δの具体例を示す。
Figure 0004455493
以下に、上記式(4)’で示される繰り返し構造単位εの具体例を示す。
Figure 0004455493
上記シロキサン鎖を有する1価の基を側鎖として有するビニル重合体の具体例を表1に示す。
Figure 0004455493
これらの中でも、(A2)、(A3)および(A6)が好ましい。
上記シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリエステルとしては、例えば、
シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリカーボネートや、
シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリアリレート
が挙げられる。
上記シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリカーボネートは、下記式(5a)で示される構造を有するポリカーボネートであることが好ましい。
Figure 0004455493
上記式(5a)中、TおよびTは、それぞれ独立に、置換もしくは無置換のアリール基、または、下記式(T)で示される構造を有する1価の基を示す。ただし、TおよびTの少なくとも1つは下記式(T)で示される構造を有する1価の基である。
Figure 0004455493
上記式(T)中、R、R、R、R、R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立に、水素原子、または、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。sは1以上の整数である。tは1以上の整数であり、括弧内の構造の繰り返しの数の平均を意味する。sは、5以下が好ましく、3以下がより好ましい。tは、20以上60以下が好ましい。
上記式(5a)中、Pは、下記式(5b)で示される繰り返し構造単位である。
Figure 0004455493
上記式(5b)中、R51、R52、R53、R54、R55、R56、R57およびR58は、それぞれ独立に、水素原子、または、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。X51は、置換もしくは無置換のアルキレン基、または、置換もしくは無置換のアルキリデン基を示す。
上記式(5a)中、pは2以上の整数であり、括弧内の構造の繰り返しの数の平均(平均重合度)を意味する。p個のPはすべて同一であってもよいし、2種以上の異なるものであってもよい。pは、30以上70以下が好ましく、40以上60以下がより好ましい。
上記式(5a)中のTおよびTは、上記式(5a)で示される構造を有するポリカーボネートの末端を封鎖している。
上記アリール基としては、フェニル基などが挙げられる。上記アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基(n−プロピル基、i−プロピル基)およびブチル基(n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基)などが挙げられる。上記アルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基およびブチレン基などが挙げられる。上記アルキリデン基としては、シクロヘキシリデン基などが挙げられる。
上記各基が有してもよい置換基としては、フッ素原子、塩素原子およびヨウ素原子などのハロゲン原子や、メチル基、エチル基およびプロピル基などのアルキル基や、フェニル基などのアリール基などが挙げられる。
上記シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリアリレートは、下記式(6a)で示される構造を有するポリアリレートであることが好ましい。
Figure 0004455493
上記式(6a)中、TおよびTは、それぞれ独立に、置換もしくは無置換のアリール基、または、下記式(T)で示される構造を有する1価の基を示す。ただし、TおよびTの少なくとも1つは下記式(T)で示される構造を有する1価の基である。
Figure 0004455493
上記式(T)中、R、R、R、R、R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立に、水素原子、または、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。sは1以上の整数である。tは1以上の整数であり、括弧内の構造の繰り返しの数の平均を意味する。sは、5以下が好ましく、3以下がより好ましい。tは、20以上60以下が好ましい。
上記式(6a)中、Pは、下記式(6b)で示される繰り返し構造単位である。
Figure 0004455493
上記式(6b)中、R61、R62、R63、R64、R65、R66、R67およびR68は、それぞれ独立に、それぞれ独立に、水素原子、または、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。X61は、置換もしくは無置換のアルキレン基、または、置換もしくは無置換のアルキリデン基を示す。
上記式(6a)中、qは2以上の整数であり、括弧内の構造の繰り返しの数の平均(平均重合度)を意味する。q個のPはすべて同一であってもよいし、2種以上の異なるものであってもよい。qは、10以上50以下が好ましく、20以上40以下がより好ましい。
上記式(6a)中のTおよびTは、上記式(6a)で示される構造を有するポリアリレートの末端を封鎖している。
上記アリール基としては、フェニル基などが挙げられる。上記アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基(n−プロピル基、i−プロピル基)およびブチル基(n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基)などが挙げられる。上記アルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基およびブチレン基などが挙げられる。上記アルキリデン基としては、シクロヘキシリデン基などが挙げられる。
上記各基が有してもよい置換基としては、フッ素原子、塩素原子およびヨウ素原子などのハロゲン原子や、メチル基、エチル基およびプロピル基などのアルキル基や、フェニル基などのアリール基などが挙げられる。
以下に、上記式(5b)で示される繰り返し構造単位の具体例を示す。
Figure 0004455493
以下に、上記式(6b)で示される繰り返し構造単位の具体例を示す。
Figure 0004455493
以下に、上記式(T)で示される構造を有する1価の基の具体例を示す。
Figure 0004455493
シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリカーボネート(上記式(5a)で示される構造を有するポリカーボネート)の具体例を表2に示す。
Figure 0004455493
これらの中では、(B2)、(B3)、(B6)、(B7)および(B9)が好ましい。
シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリアリレート(上記式(6a)で示される構造を有するポリアリレート)の具体例を表3に示す。なお、下記の(C5)、(C8)、(C9)および(C10)はPを2種有する2元共重合体である。
Figure 0004455493
これらの中では、(C2)、(C3)、(C6)、(C7)および(C9)が好ましい。
次に、本発明の電子写真感光体の構成について説明する。
電子写真感光体としては、支持体および該支持体上に設けられた感光層を有するものが一般的である。
感光層は、電荷輸送物質と電荷発生物質を同一の層に含有する単層型感光層であっても、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とに分離した積層型(機能分離型)感光層であってもよい。電子写真特性の観点からは積層型感光層が好ましい。また、積層型感光層には、支持体側から電荷発生層、電荷輸送層の順に積層した順層型感光層と、支持体側から電荷輸送層、電荷発生層の順に積層した逆層型感光層がある。電子写真特性の観点からは順層型感光層が好ましい。
電子写真感光体の表面層とは、電子写真感光体が有する各層のうち最も表面に位置する層を意味する。例えば、後述の保護層を設ける場合には、該保護層が表面層に相当する。保護層を設けない場合であって感光層が単層型感光層である場合には、該単層型感光層が表面層に相当する。保護層を設けない場合であって感光層が順層型感光層である場合には、電荷輸送層が表面層に相当する。保護層を設けない場合であって感光層が逆層型感光層である場合には、電荷発生層が表面層に相当する。
支持体としては、導電性を有するもの(導電性支持体)であればよく、アルミニウム、ステンレスなどの金属製の支持体や、金属、紙、プラスチックなどの上に導電性を付与する層を設けた支持体などが挙げられる。支持体の形状としては、円筒状、ベルト状などが挙げられる。
支持体の傷を被覆することを目的として、また、露光光がレーザー光の場合の露光光散乱による干渉縞を防止することを目的として、支持体上に導電層を設けてもよい。導電層は、カーボンブラック、金属粒子などの導電性粒子を結着樹脂に分散させて形成することができる。導電層の膜厚は5μm以上40μm以下であることが好ましく、10μm以上30μm以下であることがより好ましい。なお、切削処理、アルマイト処理、乾式ブラスト処理、湿式ブラスト処理などによって支持体の表面を処理することによっても干渉縞を防止することができる。
支持体または導電層の上に、接着機能やバリア機能を有する中間層を設けてもよい。中間層は、樹脂などの材料を溶剤に溶解させて得られる中間層用塗布液を支持体または導電層上に塗布し、これを乾燥させることによって形成することができる。樹脂としては、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、カゼイン、ポリウレタン、ポリエーテルウレタンなどが挙げられる。中間層の膜厚は0.1μm以上5.0μm以下であることが好ましく、0.3μm以上1.0μm以下であることがより好ましい。
感光層が順層型感光層である場合、支持体、導電層または中間層の上には電荷発生層が設けられる。
電荷発生物質としては、例えば、フタロシアニン、アントアントロン、ジベンズピレンキノン、シアニン、アゾ(トリスアゾ、ジスアゾ、モノアゾ)、インジゴ、キナクリドン、非対称キノシアニンなどの顔料を用いることができる。また、セレン−テルル、ピリリウム、チアピリリウム染料を電荷発生物質として用いることもできる。
電荷発生層は、電荷発生物質をその0.3乃至4倍量(質量比)の結着樹脂および溶剤とともによく分散することによって得られた電荷発生層用塗布液を塗布し、これを乾燥させることによって形成することができる。分散の方法としては、ホモジナイザー、超音波分散機、ボールミル、振動ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、液衝突型高速分散機などの分散機を用いた方法が挙げられる。なお、電荷発生物質の分散後に結着樹脂を投入してもよいし、電荷発生物質に成膜性があれば結着樹脂を使用しなくてもよい。電荷発生層の膜厚は5.0μm以下であることが好ましく、0.1μm以上2.0μm以下であることがより好ましい。
感光層が順層型感光層である場合、電荷発生層の上には電荷輸送層が設けられる。
電荷輸送物質としては、例えば、トリアリールアミン化合物、ヒドラゾン化合物、スチルベン化合物、ピラゾリン化合物、オキサゾール化合物、トリアリルメタン化合物、チアゾール化合物などを用いることができる。
電荷輸送層は、電荷輸送物質および結着樹脂を溶剤に溶解させて得られた電荷輸送層用塗布液を塗布し、これを乾燥させることによって形成することができる。電荷輸送物質と結着樹脂との質量比(電荷輸送物質:結着樹脂)は5:1乃至1:5であることが好ましく、3:1乃至1:3であることがより好ましい。電荷輸送層の膜厚は5μm以上50μm以下であることが好ましく、10μm以上30μm以下であることがより好ましい。
電荷輸送層が電子写真感光体の表面層である場合は、電荷輸送物質および結着樹脂に加え、さらに本発明用のポリシロキサンおよび本発明用のシロキサン鎖含有潤滑剤を溶剤に溶解させることによって電荷輸送層用塗布液を得る。
電荷発生層や電荷輸送層用の結着樹脂としては、熱可塑性樹脂や硬化性樹脂が挙げられる。具体的には、以下の樹脂が例示できる。
フェノキシ樹脂,ポリアクリルアミド,ポリビニルブチラール,ポリアリレート,ポリスルホン,ポリアミド,アクリル樹脂,アクリロニトリル樹脂,メタクリル樹脂,塩化ビニル樹脂,酢酸ビニル樹脂,フェノール樹脂,エポキシ樹脂,ポリエステル,アルキド樹脂,ポリカーボネート,ポリウレタン,またはこれらの樹脂の繰り返し構造単位のうち2つ以上を含む共重合体(例えばスチレン−ブタジエンコポリマー,スチレン−アクリロニトリルコポリマー,スチレン−マレイン酸コポリマーなど)
また、感光層には、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレンなどの有機光導電性ポリマーを用いることができる。
有機光導電性物質である電荷発生物質や電荷輸送物質は、一般的に、紫外線、オゾン、汚れ(オイルなど)、金属などに弱いため、感光層を保護することを目的として、感光層上に保護層を設け、これを電子写真感光体の表面層としてもよい。
保護層は、結着樹脂ならびに本発明用のポリシロキサンおよび本発明用のシロキサン鎖含有潤滑剤を溶剤に溶解させて得られた保護層用塗布液を塗布し、これを乾燥させることによって形成することができる。保護層の膜厚は0.1μm以上20.0μm以下であることが好ましい。
保護層用の結着樹脂としては、上記の電荷発生層や電荷輸送層用の結着樹脂と同様のものが挙げられる。また、保護層の結着樹脂として縮合系モノマーや不飽和基をもつラジカル重合系モノマーから得られる樹脂を用いる場合は、保護層用塗布液を塗布した後、熱や紫外線などのエネルギー光を当てて硬化させることによって保護層を形成してもよい。
また、保護層は電荷輸送層よりも薄膜にすることが可能であるため、上記ジオルガノポリシロキサンの量を増加させることが可能である。
本発明の電子写真感光体の表面層には、必要に応じて、金属、導電性金属酸化物などの導電性粒子や電荷輸送物質をさらに含有させてもよい。
上記各層を形成する際、塗布液を塗布する方法としては、浸漬塗布法、スプレー塗布法、スピナー塗布法、ブレード塗布法、ロール塗布法などが挙げられる。
次に、本発明における重量平均分子量(Mw)の測定方法について説明する。
重量平均分子量の測定は常法に従い、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)装置(商品名:HLC8120GPC、東ソー(株)製)を用いて行った。
測定対象試料をTHF中に入れ、数時間放置した後十分に振盪してTHFとよく混ぜ(測定対象試料の合一体がなくなるまで)、さらに12時間以上静置した。その後、サンプル処理フィルター(商品名:マイショリディスクH−25−5、東ソー(株)製、ポアサイズ0.45〜0.5μm)を通過させたものをGPC用試料とした。測定対象試料の濃度が0.5〜5mg/mlとなるように調製した。
調製したGPC用試料を用いて、以下の方法で測定対象試料の重量平均分子量を測定した。
40℃のヒートチャンバー中でカラムを安定化させ、この温度におけるカラムに、溶媒としてTHFを毎分1mlの流速で流し、上記GPC用試料を10μl注入して測定した。
測定対象試料の分子量測定にあたっては、測定対象試料が有する分子量分布を、数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成された検量線の対数値とカウント数との関係から算出した。
検量線作成用の標準ポリスチレン試料としては、東ソー(株)製の分子量が10〜10の標準ポリスチレン試料を10点用いた。
検出器としては、RI(屈折率)検出器を用いた。
カラムとしては、東ソー(株)製のTSKgelを用いた。
なお、粘度平均分子量(Mv)も重量平均分子量(Mw)と同様にして測定することができる。
次に、本発明のプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を図1に示す。
図1において、1はドラム状の電子写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。
回転駆動される電子写真感光体1の周面は、帯電手段3により、正または負の所定電位に均一に帯電され、次いで、スリット露光やレーザービーム走査露光などの露光手段(不図示)から出力される露光光(画像露光光)4を受ける。こうして電子写真感光体1の周面に、目的の画像に対応した静電潜像が順次形成されていく。帯電手段3に印加する電圧は、直流電圧のみであってもよいし、交流電圧を重畳した直流電圧であってもよい。
電子写真感光体1の周面に形成された静電潜像は、現像手段5のトナーにより現像されてトナー画像となる。次いで、電子写真感光体1の周面に形成担持されているトナー画像が、転写手段(転写ローラー)6からの転写バイアスによって、転写材(紙など)Pに順次転写されていく。なお、転写材Pは、電子写真感光体1の回転と同期して、転写材供給手段(不図示)から取り出され、電子写真感光体1と転写手段6との間(当接部)に給送されてくる。
トナー画像の転写を受けた転写材Pは、電子写真感光体1の周面から分離されて定着手段8へ導入されて像定着を受けることにより画像形成物(プリント、コピー)として装置外へプリントアウトされる。
トナー像転写後の電子写真感光体1の表面は、クリーニング手段(図1ではクリーニングブレードを有している)7によって転写残トナーの除去を受けて清浄面化される。クリーニング性向上の観点からは、電子写真感光体に対するクリーニングブレードの線圧は7g/cm以上であることが好ましく、10g/cm以上であることがより好ましい。清浄面化された後、電子写真感光体1の表面はさらに前露光手段(不図示)からの前露光光11により除電処理され、繰り返し画像形成に使用される。なお、図1に示すように、帯電手段3が帯電ローラーなどを用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではない。
電子写真感光体1、帯電手段3、現像手段5、転写手段6およびクリーニング手段7などの構成要素のうち、複数のものを容器に納めてプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、これを電子写真装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。図1では、電子写真感光体1と、接触帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手段7とを一体に支持してカートリッジ化して、電子写真装置本体のレールなどの案内手段10を用いて電子写真装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ9としている。
以下に、具体的な実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例中の「部」は「質量部」を意味する。また、実施例で用いたポリアリレートのフタル酸骨格のテレ/イソ比(テレフタル酸骨格/イソフタル酸骨格)はすべて50/50である。
〈実施例1〉
長さ260.5mm、直径30mm、厚み0.7mm、最大表面粗さ5.0μm、平均表面粗さ1.0μmのアルミニウムシリンダー(JISA 3003アルミニウムの合金)を支持体とした。
下記材料からなる混合液を20時間ボールミルで分散処理することによって導電層用塗布液を調製した。
酸化スズの被覆層を有する硫酸バリウム粒子からなる粉体(商品名:パストランPC1、三井金属鉱業(株)製)60部
・酸化チタン(商品名:TITANIX JR、テイカ(株)製)60部
・レゾール型フェノール樹脂(商品名:フェノライトJ−325、大日本インキ化学工業(株)製、固形分70%)70部
・シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レシリコーン(株)製)10部
・シリコーン樹脂(商品名:トスパール120、東芝シリコーン(株)製)10部
・2−メトキシ−1−プロパノール60部
・メタノール60部
この導電層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、30分間140℃の加熱によりこれを硬化させることによって、膜厚が12μmの導電層を形成した。
次に、下記材料をメタノール400部/n−ブタノール200部の混合溶剤に溶解させることによって中間層用塗布液を調製した。
・共重合ナイロン樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ(株)製)10部
・メトキシメチル化6ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、帝国化学(株)製)30部
この中間層用塗布液を導電層の上に浸漬塗布し、10分間90℃で乾燥させることによって、膜厚が0.6μmの中間層(バリア層)を形成した。
次に、下記材料をシクロヘキサノン250部に添加し、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルで1時間分散処理を行い、これに250部の酢酸エチルを加えて希釈することによって電荷発生層用塗布液を調製した。
・CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°の7.5°、9.9°、16.3°、18.6°、25.1°および28.3°にピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン(電荷発生物質)10部
・ポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業社製)5部
この電荷発生層用塗布液を中間層上に浸漬塗布し、これを10分間100℃で乾燥させることによって、膜厚が0.2μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記材料をクロロベンゼン350部に溶解させることによって電荷輸送層用塗布液を調製した。
・下記式で示される構造を有する化合物(電荷輸送物質)40.0部
Figure 0004455493
・下記式で示される繰り返し構造単位を有するポリアリレート(粘度平均分子量(Mv):105000)(結着樹脂)50.0部
Figure 0004455493
・上記化合物(D2)(離型剤)9.0部
・上記化合物(A2)(潤滑剤)4.5部
この電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、1時間120℃で乾燥させることによって、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
このようにして電荷輸送層が表面層である電子写真感光体を作製した。
次に、作製した電子写真感光体を、概略図1に示す構成のレーザービームプリンター(商品名:レーザージェット4600、ヒューレットパッカード社製)用のプロセスカートリッジに装着し、これを該レーザービームプリンターに搭載し、評価を行った。このレーザービームプリンターは、プロセススピードを190mm/sに改造したものであり、明部電位は−400V、明部電位は−170V、現像バイアスは−350V(直流電圧のみ)になるよう設定変更した。
評価は以下のとおりに行った。
・初期評価
低温低湿(5℃/10RH%)環境下で初期出力画像の評価を行った。具体的には、まず、A4サイズ紙全面にベタ黒画像を形成したものを出力し、次いでA4サイズ紙全面にハーフトーン画像(1ドットを桂馬パターンで印字)を形成したものを出力した。そして、最後にA4サイズ紙全面にベタ白画像を形成したものを出力し、そのベタ白画像についてクリーニング不良の有無を目視で確認した。また、電子写真感光体の表面を顕微鏡観察し、すり抜けたトナーの有無も確認した。結果を表4に示す。
・耐久後評価
初期評価後、低温低湿(5℃/10RH%)環境下で耐久試験を行った。具体的には、A4サイズ紙に面積比率4%の文字パターンで10000枚の連続画像出力を行った後、初期評価と同様の方法によって評価を行った。結果を表4に示す。
表4中のクリーニング不良の評価は、以下のとおりである。
A:出力画像にクリーニング不良起因の画像欠陥はなく、電子写真感光体の表面にもトナーのすり抜けは観測されなかった。
B:電子写真感光体の表面でトナーのすり抜けがわずかに観察されるものの、クリーニング不良起因の画像欠陥は見られなかった。
C:電子写真感光体の表面でトナーのすり抜けが観察され、クリーニング不良起因の画像欠陥が見られた。
また、別途上記と同様のプロセスカートリッジを用意し、クリーニングブレードにあらかじめ塗布してある潤滑剤を拭き取った後、上記と同様にして作製した電子写真感光体を装着した。このプロセスカートリッジを空回転用に改造したレーザービームプリンターに装着して空回転させ、ブレードの反転(捲れ)の有無を調べた。結果を表4に示す。
〈実施例2乃至16〉
電荷輸送層に用いた離型剤および潤滑剤の種類および使用量を表4に示すとおりにした以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。
上記化合物(D2)の使用量を9.0部から13.5部に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表4に示す。
〈比較例1〉
実施例3において、上記化合物(B7)2.3部を用いなかった以外は、実施例3と同様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表4に示す。
〈比較例2〉
実施例1において、上記化合物(D2)9.0部を用いなかった以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表4に示す。
〈比較例3〉
実施例3において、上記化合物(D4)9.0部を用いなかった以外は、実施例3と同様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表4に示す。
〈比較例4〉
実施例4において、上記化合物(D4)9.0部を用いなかった以外は、実施例4と同様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表4に示す。
〈比較例5〉
構造単位αの 11の部位が−(CH(CFCF基である以外は上記化合物(D3)と同様の構造の比較ポリシロキサン(CP)を用意した。
実施例1において、上記化合物(D2)9.0部を比較ポリシロキサン(CP)9.0部に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表4に示す。
〈比較例6〉
実施例3において、上記化合物(D4)9.0部を比較ポリシロキサン(CP)9.0部に変更した以外は、実施例3と同様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表4に示す。
〈比較例7〉
実施例4において、上記化合物(D4)9.0部を比較ポリシロキサン(CP)9.0部に変更した以外は、実施例4と同様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表4に示す。
Figure 0004455493
本発明のプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す図である。
符号の説明
1 電子写真感光体
2 軸
3 帯電手段(一次帯電手段)
4 露光光(画像露光光)
5 現像手段
6 転写手段(転写ローラー)
7 クリーニング手段(クリーニングブレード)
8 定着手段
9 プロセスカートリッジ
10 案内手段
11 前露光光
P 転写材(紙など)

Claims (15)

  1. (i)パーフルオロアルキル基を有する1価の基を側鎖として有する下記式(11)で示される繰り返し構造単位αを有するジオルガノポリシロキサンと、
    (ii)シロキサン鎖を有する1価の基を側鎖として有するビニル重合体、および、シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリエステルからなる群より選択される少なくとも1種の重合体と
    を含有する表面層を有する電子写真感光体であって、
    該パーフルオロアルキル基が、2個以上の−CFを有することを特徴とする電子写真感光体。
    Figure 0004455493

    (式(11)中、R 11 は、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。B 11 は、2個以上の−CF を有するパーフルオロアルキル基を有する1価の基を示す。)
  2. 前記2個以上の−CFを有するパーフルオロアルキル基を有する1価の基が、下記式(2)で示される構造を有する1価の基である請求項1に記載の電子写真感光体。
    Figure 0004455493

    (式(2)中、R21は、置換もしくは無置換のアルキレン基を示す。mは0以上の整数である。)
  3. 前記ジオルガノポリシロキサンが、さらに下記式(12)で示される繰り返し構造単位βを有する請求項に記載の電子写真感光体。
    Figure 0004455493

    (式(12)中、R12は、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。D11は、重合度3以上の置換もしくは無置換のポリスチレン鎖を有する1価の基を示す。)
  4. 前記重合度3以上の置換もしくは無置換のポリスチレン鎖を有する1価の基が、下記式(3)で示される構造を有する1価の基である請求項に記載の電子写真感光体。
    Figure 0004455493

    (式(3)中、R31は、置換もしくは無置換のアルキレン基を示す。W31は、重合度3以上の置換もしくは無置換のポリスチレン鎖を示す。R32は、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。)
  5. 前記シロキサン鎖を有する1価の基を側鎖として有するビニル重合体が、下記式(4)で示される繰り返し構造単位δを有するビニル重合体である請求項1乃至のいずれかに記載の電子写真感光体。
    Figure 0004455493

    (式(4)中、R41、R42、R43、R44、R45、R46、R47およびR48は、それぞれ独立に、水素原子、または、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。nは1以上の整数である。)
  6. 前記シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリエステルが、シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリカーボネートである請求項1乃至のいずれかに記載の電子写真感光体。
  7. 前記シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリカーボネートが、下記式(5a)で示される構造を有するポリカーボネートである請求項に記載の電子写真感光体。
    Figure 0004455493

    (式(5a)中、TおよびTは、それぞれ独立に、置換もしくは無置換のアリール基、または、下記式(T)で示される構造を有する1価の基を示す。ただし、TおよびTの少なくとも1つは下記式(T)で示される構造を有する1価の基である。
    Figure 0004455493

    (式(T)中、R、R、R、R、R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立に、水素原子、または、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。sは1以上の整数である。tは1以上の整数である。)
    PCは、下記式(5b)で示される繰り返し構造単位である。
    Figure 0004455493

    (式(5b)中、R51、R52、R53、R54、R55、R56、R57およびR58は、それぞれ独立に、水素原子、または、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。X51は、置換もしくは無置換のアルキレン基、または、置換もしくは無置換のアルキリデン基を示す。)
    pは2以上の整数である。p個のPCはすべて同一であってもよいし、2種以上の異なるものであってもよい。)
  8. 前記シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリエステルが、シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリアリレートである請求項1乃至6のいずれかに記載の電子写真感光体。
  9. 前記シロキサン鎖を有する1価の基を少なくとも一方の末端に有するポリアリレートが、下記式(6a)で示される構造を有するポリアリレートである請求項8に記載の電子写真感光体。
    Figure 0004455493

    (式(6a)中、TおよびTは、それぞれ独立に、置換もしくは無置換のアリール基、または、下記式(T)で示される構造を有する1価の基を示す。ただし、TおよびTの少なくとも1つは下記式(T)で示される構造を有する1価の基である。
    Figure 0004455493

    (式(T)中、R、R、R、R、R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立に、水素原子、または、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。sは1以上の整数である。tは1以上の整数である。)
    は、下記式(6b)で示される繰り返し構造単位である。
    Figure 0004455493

    (式(6b)中、R61、R62、R63、R64、R65、R66、R67およびR68は、それぞれ独立に、それぞれ独立に、水素原子、または、置換もしくは無置換のアルキル基を示す。X61は、置換もしくは無置換のアルキレン基、または、置換もしくは無置換のアルキリデン基を示す。)
    qは2以上の整数である。q個のPはすべて同一であってもよいし、2種以上の異なるものであってもよい。)
  10. 前記パーフルオロアルキル基を有する1価の基を側鎖として有するポリシロキサンの重量平均分子量が、1000以上1000000以下である請求項1乃至のいずれかに記載の電子写真感光体。
  11. 前記シロキサン鎖を有する1価の基を側鎖として有するビニル重合体の重量平均分子量が、5000以上100000以下である請求項1乃至10のいずれかに記載の電子写真感光体。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  13. 前記クリーニング手段が、前記電子写真感光体の表面に当接させたクリーニング部材を有する請求項12に記載のプロセスカートリッジ。
  14. 請求項1乃至11のいずれかに記載の電子写真感光体、ならびに、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段を有することを特徴とする電子写真装置。
  15. 前記クリーニング手段が、前記電子写真感光体の表面に当接させたクリーニング部材を有する請求項14に記載の電子写真装置。
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