JP4454588B2 - 車両用室内照明灯 - Google Patents

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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Description

本発明は、車両の天井に取り付けられる車両用室内照明灯に関する。
一般に、車両には、その天井に室内照明灯が設けられている。この室内照明灯として、図11に示すように、車両の天井を形成する天井板100の裏側である非車室側に、光源バルブ101、スイッチ102、ワイヤハーネス接続部103等を有する機能部104を配置する一方、光源バルブ101の光を室内側に投射する意匠部105を、室内側から天井板100の開口部100aを介して機能部104に嵌め込み、これら意匠部105および機能部104で天井板100を挟持することで、組み付け作業性の向上を図った構造のものがある。しかも、この室内照明灯は、そのメンテナンス作業の容易化を図ることを目的として、意匠部105の側面に係合爪107を形成するとともに、機能部104に、意匠部105の係合爪107を係合可能な係合溝108を有する弾性変形可能な操作板109を設け、レンズカバー110を取り外した状態の意匠部105のバルブ室の内側からの押圧により操作板109を弾性変形させて係合溝108の係合爪107への係合状態を解除するようにしたものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−319923号公報
ところで、車両の天井側において、例えば車両のグレードにより商品価値に差を付けることを目的として、ベースグレードの車両には、樹脂部材のパネルからなる天井板をそのまま用いる一方、高グレード仕様の車両には、樹脂部材のパネルの表面を成形植毛や化学繊維(ファブリックトリム)等の複合材で覆って装飾した天井板を用いることが行なわれている。上記した室内照明灯の機能部および意匠部は、天井板を扁平させながら組み付けられるため、上記のように仕様によって異なる天井板を用いると、挟持代に違いが発生し、一種類の挟持代では適正な挟持状態を確保することが困難になってしまう。
また、既存のテーパネジ等による結合を用いることで、厚さ方向のばらつきをネジの締め代で許容可能なものもあるが、組み付け作業性は上記した構造の室内照明灯よりも劣ることになってしまう。
更に、例えば結束バンドのように多段階でロック可能な構造を採用すれば、天井板の厚みの違いを多少は許容可能にできるが、表面が軟質な天井板においてこのような構造を採用すると、組み付け時の節度感が不明確となり易く、締め代にバラツキを生じる結果、走行時のガタツキにつながるため、適さない。
以上のような理由から、組み付け作業性を考慮して天井板を意匠部と機能部とで挟持する構造を採用した場合、これをガタツキ等なく確実に天井板に取り付けるためには、仕様により異なる複数の挟持厚さの天井板に対し、それぞれ機能部を設定する必要があり、部品コストが増大してしまうため、さらなる改善の余地が生じた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、組み付け作業性の向上を図った上で、部品コストを抑制できる車両用室内照明灯を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用室内照明灯は、下記(1)、(2)を特徴としている。
(1) 光源を有する機能部と室内側に設けられる意匠部とを有し、前記機能部に前記意匠部を嵌め込むことにより天井板を介して互いに組み付けられて前記天井板を挟持した状態に取り付けられる車両用室内照明灯であって、
前記機能部は、前記意匠部が嵌め込まれて該意匠部とで前記天井板を挟持する挟込ホルダと、前記光源を有して前記挟込ホルダに取り付けられるランプユニットとを備え
前記挟込ホルダは、先端面が前記天井板に当接可能な挟持板部とされた挟持部を備えるとともに、前記挟持板部の前記天井板に向かう突出量が該天井板の挟持厚さに応じて異なっていること。
(2) 上記(1)の車両用室内照明灯の前記挟込ホルダには、前記光源の上側に配置されて該光源の光を反射させるリフレクタ部が設けられていること。
上記(1)の車両用室内照明灯によれば、天井板を介して機能部へ意匠部を嵌め込むことにより、これら機能部および意匠部が天井板を介して互いに組み付けられて天井板を挟持した状態に取り付けられるため、これら機能部と意匠部の組み付け作業性を大幅に向上させることができる。
また、機能部は、意匠部が嵌め込まれて意匠部とで天井板を挟持する挟込ホルダと、光源を有して挟込ホルダに取り付けられるランプユニットとを備えるため、仕様等によって、異なる複数の天井板を用いる場合に挟持代に違いが発生したとしても、光源を有するランプユニットの基本仕様を変更することなく、挟込ホルダのみ挟持代に合わせたものを複数用意して、天井板の挟持厚さによって差し換えるようにすることで、適正な挟持状態を確保することができる。したがって、部品コストを抑制できる。
上記(2)の車両用室内照明灯によれば、挟込ホルダに、光源の上側に配置されて光源の光を反射させる高反射率のリフレクタ部が設けられているため、光源周辺部の光の反射率が向上し、照度アップが図れる。つまり、光源の周辺は天井裏への光漏れを抑えるためになるべく部品で覆う必要があるが、光源を有する機能部で天井板の挟持を行なう従来のものであると、車内色との関係で色が決まる自由度のない意匠部で光源を覆う必要があって照度アップが十分とは言えなかったが、機能部が、意匠部が嵌め込まれて意匠部とで天井板を挟持する挟込ホルダと、光源を有して挟込ホルダに取り付けられるランプユニットとに分けられていることから、挟込ホルダの形状および色の自由度が増し、この形状および色の自由度が高い挟込ホルダにリフレクタ部を設けることができ、光源周辺部の光の反射率が向上し、照度アップが図れる。
本発明によれば、複数の挟持厚さの天井板に対し、挟込ホルダを差し換えるだけでランプユニットを確実に組み付けられ、ランプユニットの構成部品やランプに接続されるワイヤハーネスの基本設計を共用化できる。更に、装着される天井板に合わせた挟込ホルダの仕様に差し換えられるため、ランプユニットの仕様の多様化に対し、部品の仕様の変更を最小限に留めることができ、部品コストを抑制できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る好適な実施形態および参考例を図1〜図10に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態である車両用室内照明灯の構造を示す斜め下から見た分解斜視図、図2は図1の室内照明灯の構造を示す斜め上から見た分解斜視図、図3は図1の室内照明灯の要部を示す断面図、図4は図1の室内照明灯の要部を示す下面図、図5は図1の室内照明灯の構造の組み付け後を示す斜め下から見た斜視図、図6は図1の室内照明灯の構造の組み付け後を示す斜め上から見た斜視図、図7(a)は折り返し自在のスペーサを有する挟込ホルダの一例を斜め下から見た斜視図、図7(b)は図7(a)の挟込ホルダを斜め上から見た斜視図、図8(a)はヒンジ部の所でスペーサが折り返された挟込ホルダを斜め下から見た斜視図、図8(b)は図8(a)の挟込ホルダを斜め上から見た斜視図、図9は図8(a),(b)で示される挟込ホルダの側面図、そして図10は図9の挟込ホルダが組み込まれた室内照明灯の要部を示す断面図である。
図1から図3に示すように、車両用室内照明灯11は、機能部12および意匠部13から構成されている。
機能部12は、車両の天井を形成する天井板14の裏側つまり図示略の車体外板ルーフ側に設けられ、この天井板14に形成された略矩形状の開口部15を臨む位置に配設される。また、意匠部13は、天井板14の開口部15へ嵌め込まれた状態に取り付けられる。
機能部12は、更にランプユニット16と挟込ホルダ17とから構成されている。ランプユニット16は、複数の合成樹脂部品によって構成されるユニットハウジング21を備えており、このユニットハウジング21に、光源である白熱バルブ(以下、単に『バルブ』と記述する。)22およびプッシュ式のスイッチ23が設けられている。尚、バルブ22はユニットハウジング21の長手方向の一端側から斜め下方に突出しており、スイッチ23はユニットハウジング21の長さ方向の他端側から略鉛直下方に突出している。そして、バルブ22の突出方向に直交するようにユニットハウジング21の長手方向の一端側の下部には面取り部24が形成されている。
また、このユニットハウジング21は、その長手方向の中間部の上部に、ワイヤハーネス接続部25を有しており、このワイヤハーネス接続部25には、ワイヤハーネス26がユニットハウジング21と略直交するように保持されている。そして、このワイヤハーネス接続部25では、バルブ22およびスイッチ23が接続された図示しないバスバーの接点にワイヤハーネス26の電線が圧入されて接続されている。
更に、ユニットハウジング21には、長手方向に沿う両側面にそれぞれ長さ方向に離間して二カ所ずつ、弾性変形可能な支持板部28が下部から上方に延出するように形成されており、これら支持板部28のそれぞれの外側には係合爪29が形成されている。
挟込ホルダ17は、合成樹脂の一体成形品であり、その上側には下方に凹む収容凹部31が形成されている。この収容凹部31は、ランプユニット16が取り付けられる部分であり、その底部には、取り付け時にランプユニット16のバルブ22を挿通させるバルブ挿通開口部32と、取り付け時にランプユニット16のスイッチ23を挿通させるスイッチ挿通開口部33とが形成されている。また、収容凹部31内の両側には、取り付け時にランプユニット16の各係合爪29をその端部に係合させる複数の係合溝34が下方に抜けるように形成されている。
挟込ホルダ17は、その両側部に、挟持部36を備えている。これら挟持部36には、長手方向へわたって挟持板部37が形成されており、これら挟持板部37の先端面が、天井板14に当接可能とされている。
また、挟込ホルダ17は、挟持部36よりも内側に、操作板38を備えている。これら操作板38は、その上端側が挟込ホルダ17の上部に連結されている。そして、この操作板38は、その下端側にて側方へ向かう力が作用した際に、弾性変形可能とされている。
また、両操作板38の間には、上面が上記した収容凹部31の底面となる仕切板部40が配置されており、上記ランプユニット16のバルブ22は、この仕切板部40に形成されたバルブ挿通開口部32から下方に突出する。ここで、仕切板部40は一側にランプユニット16の面取り部24に合わせてバルブ22と直交するように傾斜する傾斜板部41が形成され、逆側に略水平の主板部42が形成されており、また、主板部42の傾斜板部41とは反対側の端縁部には下方に延出する壁板部43が形成されている。
挟込ホルダ17の仕切板部40よりも下側であって両挟持部36の間かつ両操作板38の間は、バルブ22が配置されるバルブ配置空間44となっている。
上記の操作板38は、それぞれ上方に抜ける係合溝46を有しており、各係合溝46の下端部には、意匠部13の後述する係合爪45が係合されるようになっている。また、この操作板38には、その下端に、内側へ突出する操作凸部47が形成されている。
尚、挟込ホルダ17は、全体として高反射率の白色の樹脂で形成されており、その結果、仕切板部40の下面であるバルブ配置空間44の天井面は、バルブ22の上側に配置されてバルブ22の光を室内側に反射させる高反射率のリフレクタ部48を構成する。勿論、このリフレクタ部48だけでなく、バルブ配置空間44に臨む両操作板38の内面および壁板部43の内面等も高反射率でバルブ22の光を室内側に反射させる。
意匠部13は、合成樹脂製のベースハウジング51と、このベースハウジング51の下面側に着脱可能とされた合成樹脂製のレンズカバー52とから構成されている。
ベースハウジング51には、上下に貫通するバルブ収納室54が形成されており、このバルブ収納室54には、機能部12に設けられたバルブ22およびリフレクタ部48が上側から挿入され、これらで上部が閉塞される。また、バルブ収納室54の下側範囲に、レンズカバー52の透明あるいは半透明の投光部53が配置される。ベースハウジング51には、上下に貫通するスイッチ収納室55が形成されており、このスイッチ収納室55には、機能部12に設けられたスイッチ23が収納される。尚、図4に示すハッチングの領域が、ベースハウジング51に取り付けられた状態の機能部12におけるバルブ収納室54内にあるリフレクタ部48の存在範囲であり、このリフレクタ部48にレンズカバー52の投光部53が対向する。
レンズカバー52には、投光部53と隣り合って形成された孔部56から露出する操作ボタン57が設けられており、この操作ボタン57は、スイッチ収納室55に収納されるスイッチ23と当接させられる。これにより、スイッチ23は、操作ボタン57が操作されることにより、ON・OFFなどの切替が行なわれる。
ベースハウジング51には、その両側部に、側方へ突出された係合爪45がそれぞれ複数ずつ形成されており、これら係合爪45が、機能部13の操作板38に形成された係合溝46に係合可能とされている。
また、このベースハウジング51の両側部には、バルブ収納室54と連通する窓部59が形成されており、これら窓部59には、機能部13の操作板38に形成された操作凸部47が配設可能とされている。
ベースハウジング51の周囲における上面側は、当接部51aとされており、このベースハウジング51を天井板14の開口部15へ嵌め込んだ際に、この当接部51aが天井板14の開口部15における縁部の下面に当接させられる。また、ベースハウジング51の周囲には、当接部51aよりも内側において外側に突出するようにそれぞれ二分割された複数の嵌合凸部61が形成されており、ベースハウジング51を天井板14の開口部15へ嵌め込んだ際に、これら嵌合凸部61が天井板14の後述する嵌合凹部62に嵌合させられる。
また、ベースハウジング51は、その一端部に係合部64、その他端部に弾性変形可能な係合爪65をそれぞれ有しており、このベースハウジング51を天井板14の開口部15へ嵌め込む際に、先に係合部64を天井板14の上面に係合させた状態で、係合爪65を弾性変形させながら天井板14の上面へ係合させることで、これら係合部64および係合爪65が当接部51aとで天井板14の開口部15の縁部を挟持し、ベースハウジング51が天井板14に装着される。
尚、天井板14は、その開口部15の縁部が、周方向にわたって上方へ屈曲されて突出された突条部15aとされている。この突条部15aには、上記したベースハウジング51の嵌合凸部61を嵌合させる複数の嵌合凹部62が形成されている。
次に、上記構造の車両用室内照明灯11を天井板14に組み付ける場合について説明する。尚、車両用室内照明灯11は、天井板14の挟持厚さが異なる複数の仕様の車両に対して取り付け可能なもので、天井板14の挟持厚さに応じて挟持板部37の下方への突出量が異なる複数種類の挟込ホルダ17が用意されており、天井板14の挟持厚さの相違に対し、意匠部13およびランプユニット16は共通とし、挟込ホルダ17のみを差し換えることで対応する。例えば天井板14の材質が樹脂材料の成形品からなるベースグレード車用の挟込ホルダ17と、ファブリックシートや植毛等による装飾トリム等が施され天井面表面が厚手で柔らかい素材とされた高グレード仕様車に組み付けられる挟込ホルダ17とが用意されている。このとき、天井板14が例えば硬質材と軟質材との複合板である場合には、軟質材の扁平分を考慮した挟持厚さに対応する挟込ホルダ17を用いることになる。
まず、上記のように、挟持板部37の下方への突出量が異なる複数種類の挟込ホルダ17の中から天井板14の挟持厚さに応じて設定されたものを選択し、この挟込ホルダ17の収容凹部31に天井板14の挟持厚さによらず共通とされたランプユニット16を取り付ける。つまり、バルブ22をバルブ挿通開口部32に挿入させ、かつスイッチ23をスイッチ挿通開口部33に挿入させながら、ランプユニット16を挟込ホルダ17の収容凹部31に、すべての係合爪29が対応する係合溝34内に入り込んでその端部に係合するまで嵌合させる。すると、ランプユニット16は、ユニットハウジング21が収納凹部31の底部を構成する仕切板部40に当接することになり、挟込ホルダ17に一体的に取り付けられて挟込ホルダ17とで機能部12を構成することになる。
他方、意匠部13を、その嵌合凸部61を天井板14の開口部15の嵌合凹部62に嵌合させながら、係合部64を開口部15に係合させた状態で、係合爪65を弾性変形させて開口部15へ嵌め込むことで、これら係合部64および係合爪65が天井板14の開口部15の縁部に係合し、意匠部13が天井板14に装着される。
そして、嵌め込んだ意匠部13に、その上方から機能部12を被せる。このようにすると、意匠部13の両側面に機能部12の操作板38が配置されるとともに、バルブ22およびリフレクタ部48がバルブ収納室54内に入り込む。
この状態にて、機能部12を意匠部13側へ更に押し下げると、操作板38が係合爪45に乗り上げることにより、この操作板38が外側へ弾性変形することになり、更に押し下げると、係合爪45が操作板38の係合溝46内へ入り込んでその端部に係合するとともに、機能部12の挟持部36に形成された挟持板部37が天井板14の上面に当接し、意匠部13の当接部51aとともに天井板14の開口部15の縁部に形成された突条部15aを挟持する。尚、この状態で、意匠部13のすべての嵌合凸部61の上面に、挟持部36の挟持板部37より内側の段部67の下面が当接する。
これにより、機能部12と意匠部13とが、互いに係合して一体化され、バルブ22およびリフレクタ部48がバルブ収納室54内へ収納され、スイッチ23がスイッチ収納室55に収納された状態で車両用照明灯11が天井板14に組み付けられる(図5および図6参照)。
天井板14の挟持板厚の異なる各車両に対して、以上のような作業を、共通のランプユニット16および意匠部12と、天井板14の挟持厚さに応じた挟込ホルダ17とを用いて行なうことになる。尚、上記のようにして天井板14に取り付けられた車両用照明灯11は、意匠部12の操作ボタン57を操作するとスイッチ23が押されることになり、バルブ22が点灯するとその光がレンズカバー52の投光部53を介して下方の室内に照射される。このとき、バルブ22から上方に照射される光も挟込ホルダ17のリフレクタ部48で良好に反射させられてレンズカバー52の投光部53を介して下方の室内に照射される。
次に、上記構造の車両用室内照明灯11のメンテナンス時における作業について説明する。
車両用室内照明灯11をメンテナンスのために分解するには、まず、意匠部13のレンズカバー52を取り外す。次いで、ベースハウジング51のバルブ収納室54内に突出している操作凸部47を内側から押圧する。このようにすると、操作板38が外側へ弾性変形させられて、係合爪45から係合溝46が外れ、意匠部13と機能部12との係合状態が解除される。
この状態において、機能部12と意匠部13とを離間させると、機能部12が意匠部13から引き離され、バルブ22およびスイッチ23が、バルブ収納室54およびスイッチ収納室55からそれぞれ引き出され、機能部12が意匠部13から分離される。
そして、このように、機能部12と意匠部13とを分離させることにより、機能部12および意匠部13のメンテナンスを行なうことができる。
更に、必要に応じて、取り外した機能部12において、ランプユニット16を挟込ホルダ17から分離する。このときは、挟込ホルダ17の下方に抜ける係合溝34に工具等を差し込んでランプユニット16の係合爪29を押し、支持板部28を弾性変形させると、係合爪29の係合溝34への係合状態が解除される。
この状態において、ランプユニット16と挟込ホルダ17とを離間させると、ランプユニット16が挟込ホルダ17から引き離され、ランプユニット16のバルブ22およびスイッチ23が完全に露出する状態となる。
メンテナンス終了後は、組み付け時と同様に、必要によりランプユニット16を挟込ホルダ17に組み付けた後、天井板14を挟むようにして意匠部13のベースハウジング51を機能部12の挟込ホルダ17に嵌め込むことになる。
これにより、機能部12と意匠部13とが、互いに係合して一体化され、バルブ22がバルブ収納室54内へ収納され、スイッチ23がスイッチ収納室55に収納された状態に車両用照明灯11が再び組み付けられる。
以上、説明したように、上記実施形態に係る車両用室内照明灯11によれば、天井板14を介して機能部12へ意匠部13を嵌め込むことにより、これら機能部12および意匠部13が天井板14を介して互いに組み付けられて天井板14を挟持した状態に取り付けられるため、これら機能部12と意匠部13の組み付け作業性を大幅に向上させることができる。これにより、生産ラインにおける通常の組み付け作業性の向上を図ることができ、生産性を高めることができる。
また、機能部12は、意匠部13が嵌め込まれて意匠部13とで天井板14を挟持する挟込ホルダ17と、バルブ22、スイッチ23およびワイヤハーネス接続部25を有して挟込ホルダ17に取り付けられるランプユニット16とを備えるため、仕様等によって、異なる複数の天井板14を用いる場合に挟持代に違いが発生したとしても、バルブ22、スイッチ23およびワイヤハーネス接続部25を有するランプユニット16の基本仕様を変更することなく、挟込ホルダ17のみ挟持代に合わせたものを複数用意して、天井板14の挟持厚さによって差し換えるようにすることで、適正な挟持状態を確保することができる。したがって、部品コストを抑制できる。
更に、挟込ホルダ17に、バルブ22の上側に設けられて配置されてバルブ22の光を反射させる白色で高反射率のリフレクタ部48が設けられているため、バルブ22の周辺部の光の反射率が向上し、照度アップが図れる。つまり、バルブ22の周辺部は天井裏への光漏れを抑えるためになるべく部品で覆う必要があるが、バルブを有する機能部で天井板の挟持を行なう従来のものであると、車内色との関係で色が決まる自由度のない意匠部でバルブを覆う必要があって照度アップが十分とは言えなかったが、機能部12が、意匠部13が嵌め込まれて意匠部13とで天井板14を挟持する挟込ホルダ17と、バルブ22、スイッチ23およびワイヤハーネス接続部25を有して挟込ホルダ17に取り付けられるランプユニット16とに分けられていることから、挟込ホルダ17の形状および色の自由度が増し、この形状および色の自由度が高い挟込ホルダ17にリフレクタ部48を設けることができ、バルブ22の周辺部の光の反射率が向上し、照度アップが図れる。
尚、リフレクタ部48は、白色で形成する以外にも、ツヤ出し、アルミニウム蒸着メッキ、鏡面仕上げ等の反射率を高める処理を行なったり、これらを適宜組み合わせたりすることにより、さらなる照度アップが可能になる。また、リフレクタ部48の表面に凹凸を設けたり、シボ加工を施して表面を荒らすことにより散光的に反射させることもできる。更に、このようにすれば挟込ホルダ17を変更することで車室内への投光状態の調整も可能となるため、天井板14の仕様に合わせて投光状態を変更でき、車両のグレードに合わせた照明の演出が選択できる。
上記に対し、本発明の参考例として、図7(a)および図7(b)に示されるように、挟込ホルダ17Aの天井板14への当接部としても働く挟持板部37にヒンジ部35とともに一体的に形成され、且つ該挟持板部37にヒンジ部35で折り返し自在に結合されたスペーサ39を用いて、挟持厚さに応じた調整を行なってもよい。スペーサ39は、図8(a)、図8(b)および図9に示されるように、ヒンジ部35の所で折り返され且つ、係止受け部39aと係止突起37aとの係合によって、折り返された状態を維持され、図10に示されるように(スペーサ39の板厚t分を加えた状態で)天井板14の突条部15aの上面の当接部と当接する。よって、スペーサ39の板厚tを必要としない、天井板14とは別の挟持厚さの天井板には、スペーサ39を折り曲げずに挟込ホルダ17Aを組み付ければよい。このようにすれば、スペーサ39の使用・不使用を選択することで、天井板14の挟持厚さが複数種類あっても、それぞれの挟持代に対応でき、適正な挟持状態を確保することができる。したがって、挟込ホルダ17Aの管理点数は半減し、部品コストを更に抑制できる。尚、図7(b)に示されるように、各スペーサ39を使用しない場合、点線X−X´に沿ってヒンジ部35を切断してスペーサ39を切除した状態で挟込ホルダ17Aを天井板14に組み付けるか、あるいはスペーサ39を切除せずに挟込ホルダ17Aに連設したまま挟込ホルダ17Aを天井板14に組み付けてもよい。
また、上記においては、プッシュ式のスイッチ23を例にとり説明したが、挟持代が変化しても挟込ホルダ17の組み付け位置を調整して意匠部と操作部との位置を一定にできれば、スライドスイッチやシーソースイッチを適用することも可能である。
本発明の実施形態である車両用室内照明灯の構造を示す斜め下から見た分解斜視図である。 図1の室内照明灯の構造を示す斜め上から見た分解斜視図である。 図1の室内照明灯の要部を示す断面図である。 図1の室内照明灯の要部を示す下面図である。 図1の室内照明灯の構造を示す斜め下から見た斜視図である。 図1の室内照明灯の構造を示す斜め上から見た斜視図である。 (a)は折り返し自在のスペーサを有する挟込ホルダの一例を斜め下から見た斜視図、そして(b)は図7(a)の挟込ホルダを斜め上から見た斜視図である。 (a)はヒンジ部の所でスペーサが折り返された挟込ホルダを斜め下から見た斜視図、そして(b)は図8(a)の挟込ホルダを斜め上から見た斜視図である。 図8(a),(b)で示される挟込ホルダの側面図である。 図9の挟込ホルダが組み込まれた室内照明灯の要部を示す断面図である。 車両用室内照明灯の構造を示す斜め下から見た分解斜視図である。
符号の説明
11 車両用室内照明灯
12 機能部
13 意匠部
14 天井板
16 ランプユニット
17 挟込ホルダ
22 白熱バルブ(光源)
48 リフレクタ部

Claims (2)

  1. 光源を有する機能部と室内側に設けられる意匠部とを有し、前記機能部に前記意匠部を嵌め込むことにより天井板を介して互いに組み付けられて前記天井板を挟持した状態に取り付けられる車両用室内照明灯であって、
    前記機能部は、前記意匠部が嵌め込まれて該意匠部とで前記天井板を挟持する挟込ホルダと、前記光源を有して前記挟込ホルダに取り付けられるランプユニットとを備え
    前記挟込ホルダは、先端面が前記天井板に当接可能な挟持板部とされた挟持部を備えるとともに、前記挟持板部の前記天井板に向かう突出量が該天井板の挟持厚さに応じて異なっていることを特徴とする車両用室内照明灯。
  2. 前記挟込ホルダには、前記光源の上側に配置されて該光源の光を反射させる高反射率のリフレクタ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載した車両用室内照明灯。
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