JP4454360B2 - 通報削減システム、通報削減プログラム、及び通報削減方法 - Google Patents

通報削減システム、通報削減プログラム、及び通報削減方法 Download PDF

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本発明は通報削減システム、通報削減プログラム、及び通報削減方法に関し、特に、通信ネットワークを介して接続された装置に障害が発生した際、装置から発信される障害に関する通報を削減する通報削減システム、通報削減プログラム、及び通報削減方法に関する。
現在、パソコンやサーバなどの装置に発生した障害の対応を提供するサービスとして、障害発生時に装置から自動的に発信され、障害内容などが含まれる通報を用いて対応するリモート通報サービスがある。
リモート通報サービスでは、障害発生時に通報を発信する装置と、装置からの通報をオペレータにより監視するコールセンタとがネットワークで結ばれており、装置に障害が発生した場合は、装置からの通報がネットワークを介してコールセンタに送信される。コールセンタでは、通報を受け付けたオペレータが、その内容を基に、障害対応の作業を実施するカスタマーエンジニアの派遣を依頼する。その後、派遣されたカスタマーエンジニアから作業完了の通知を受けて、障害対応が完了する。
ところで、障害の種類によっては、同一装置から同じ通報が連続して発生する場合がある。この場合、上記のように、通報を受け付けてカスタマーエンジニアの作業が完了するまで時間を要するため、その間、同じ通報が延々と発生する可能性がある。従って、同じ障害であっても、各々が独立した1件の通報であるため、コールセンタでは通報1件1件を確認する必要があり、大きな工数がかかっていた。
上記のような問題を回避する技術として、従来、一定期間の同一メッセージを削減するメッセージ通知装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
このメッセージ通知装置では、ネットワークを介して分散するサーバ内でメッセージが発生すると、一定期間内に発生する同一メッセージの通知が削減される。また、サーバからセンターサーバへのメッセージの通知は、中継サーバを介して行われる。中継サーバでは、一定期間内にサーバから通知されたメッセージが1つに連結され、連結された1つのメッセージがセンターサーバに通知される。このような構成とすることで、センターサーバへのメッセージの集中が抑制される。
特開平11−224242号公報(段落番号〔0011〕〜〔0015〕、図1)
しかしながら、上記のメッセージ通知装置では、削減期間が一律に設定されてしまうため、カスタマーエンジニアの作業完了後に再度障害が発生した場合、その再発を見逃す可能性がある。例えば、ある通報が示す障害に対して、その修理に要する一般的な作業時間よりも削減期間が長く取られているとする。このような場合、仮に作業完了後に障害が再発しても、設定された削減期間内であれば再発を示す通報が削減されてしまい、結果として再発を見逃してしまう可能性が高い。
また、通報の内容によっては、同一通報の発生回数がカスタマーエンジニアの作業内容の決定に役立つ場合があるため、同一通報を一律に削減してしまうことは得策ではない。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、通報の障害内容に応じて、通報の削減期間及び作業者への通知の要否を決定し、サービスの向上を図った通報削減システム、通報削減プログラム、及び通報削減方法を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すように、障害発生時に障害内容を含む通報を発信する通報端末2と、前記通報を監視し、障害に対応する作業者の派遣依頼を行うセンタ3と、前記通報の削減を行う通報削減装置1とが通信ネットワーク5を介して接続された通報削減システムにおいて、前記通報削減装置1は、前記通報を前記通信ネットワーク5を介して取得し、削減対象となる通報が登録されている削減対象記憶手段1bでの登録有無により、取得した前記通報が同一通報かあるいは第一報かを判定する通報判定手段1cと、前記通報判定手段1cにより前記通報が第一報と判定された場合、削減する期間を示す削減期間及び削減の種別を示す削減種別が障害内容毎に登録されている削減情報記憶手段1aを参照して、前記通報に含まれる前記障害内容に対応付けられた前記削減期間及び前記削減種別を取得し、取得した前記削減期間に基づく削減終了時刻と取得した前記削減種別とに対応付けて前記通報を前記削減対象記憶手段1bに登録し、前記通報を前記センタ3に送信する第一報処理手段1dと、前記通報判定手段1cにより前記通報が同一通報と判定された場合、前記通報の前記センタ3への送信を抑止し、さらに、前記削減対象記憶手段1bにおいて前記通報に対応付けられた前記削減種別に応じて、前記通報に基づく参考情報を前記作業者が使用する作業者端末4に送信する同一通報処理手段1eと、前記削減終了時刻を経過した前記通報を前記削減対象記憶手段1bから削除する通報削除手段1fと、を備えることを特徴とする通報削減システムが提供される。
上記の構成によれば、通報削減装置1では、通報判定手段が、通報端末2から発信された通報を前記通信ネットワーク5を介して取得し、削減対象記憶手段1bでの登録有無により、取得した通報が同一通報かあるいは第一報かを判定する。そして、通報判定手段1cにより第一報と判定された場合、第一報処理手段1dが、削減情報記憶手段1aを参照して、上記通報に含まれる障害内容に対応付けられた削減期間及び削減種別を取得し、取得した削減期間に基づく削減終了時刻と取得した削減種別とに対応付けて上記通報を削減対象記憶手段1bに登録し、上記通報をセンタ3に送信する。また、通報判定手段1cにより同一通報と判定された場合、同一通報処理手段1eが、上記通報のセンタ3への送信を抑止し、さらに、削減対象記憶手段1bにおいて上記通報に対応付けられた削減種別に応じて、上記通報に基づく参考情報を作業者が使用する作業者端末4に送信する。そして、通報削除手段1fが、削減終了時刻を経過した通報を削減対象記憶手段1bから削除する。
また、本発明では上記課題を解決するために、図1に示すように、障害発生時に障害内容を含む通報を発信する通報端末2と、前記通報を監視し、障害に対応する作業者の派遣依頼を行うセンタ3とに通信ネットワーク5を介して接続され、前記通報の削減を行う通報削減装置1を制御する通報削減プログラムにおいて、コンピュータを、前記通報を前記通信ネットワーク5を介して取得し、削減対象となる通報が登録されている削減対象記憶手段1bでの登録有無により、取得した前記通報が同一通報かあるいは第一報かを判定する通報判定手段1c、前記通報判定手段1cにより前記通報が第一報と判定された場合、削減する期間を示す削減期間及び削減の種別を示す削減種別が障害内容毎に登録されている削減情報記憶手段1aを参照して、前記通報に含まれる前記障害内容に対応付けられた前記削減期間及び前記削減種別を取得し、取得した前記削減期間に基づく削減終了時刻と取得した前記削減種別とに対応付けて前記通報を前記削減対象記憶手段1bに登録し、前記通報を前記センタ3に送信する第一報処理手段1d、通報判定手段1cにより前記通報が同一通報と判定された場合、前記通報の前記センタ3への送信を抑止し、さらに、前記削減対象記憶手段1bにおいて前記通報に対応付けられた前記削減種別に応じて、前記通報に基づく参考情報を前記作業者が使用する作業者端末4に送信する同一通報処理手段1e、前記削減終了時刻を経過した前記通報を前記削減対象記憶手段1bから削除する通報削除手段1f、として機能させることを特徴とする通報削減プログラムが提供される。
上記のようにコンピュータを機能させることで、通報削減装置1では、通報判定手段が、通報端末2から発信された通報を前記通信ネットワーク5を介して取得し、削減対象記憶手段1bでの登録有無により、取得した通報が同一通報かあるいは第一報かを判定する。そして、通報判定手段1cにより第一報と判定された場合、第一報処理手段1dが、削減情報記憶手段1aを参照して、上記通報に含まれる障害内容に対応付けられた削減期間及び削減種別を取得し、取得した削減期間に基づく削減終了時刻と取得した削減種別とに対応付けて上記通報を削減対象記憶手段1bに登録し、上記通報をセンタ3に送信する。また、通報判定手段1cにより同一通報と判定された場合、同一通報処理手段1eが、上記通報のセンタ3への送信を抑止し、さらに、削減対象記憶手段1bにおいて上記通報に対応付けられた削減種別に応じて、上記通報に基づく参考情報を作業者が使用する作業者端末4に送信する。そして、通報削除手段1fが、削減終了時刻を経過した通報を削減対象記憶手段1bから削除する。
また、本発明では上記課題を解決するために、図1に示すように、障害発生時に障害内容を含む通報を発信する通報端末2と、前記通報を監視し、障害に対応する作業者の派遣依頼を行うセンタ3と、前記通報の削減を行う通報削減装置1とが通信ネットワーク5を介して接続された通報削減システムの通信削減方法において、通報判定手段1cが、前記通報を前記通信ネットワーク5を介して取得し、削減対象となる通報が登録されている削減対象記憶手段1bでの登録有無により、取得した前記通報が同一通報かあるいは第一報かを判定する通報判定ステップと、第一報処理手段1dが、前記通報判定手段1cにより前記通報が第一報と判定された場合、削減する期間を示す削減期間及び削減の種別を示す削減種別が障害内容毎に登録されている削減情報記憶手段1aを参照して、前記通報に含まれる前記障害内容に対応付けられた前記削減期間及び前記削減種別を取得し、取得した前記削減期間に基づく削減終了時刻と取得した前記削減種別とに対応付けて前記通報を前記削減対象記憶手段1bに登録し、前記通報を前記センタ3に送信する第一報処理ステップと、同一通報処理手段1eが、前記通報判定手段1cにより前記通報が同一通報と判定された場合、前記通報の前記センタ3への送信を抑止し、さらに、前記削減対象記憶手段1bにおいて前記通報に対応付けられた前記削減種別に応じて、前記通報に基づく参考情報を前記作業者が使用する作業者端末4に送信する同一通報処理ステップと、通報削除手段1fが、前記削減終了時刻を経過した前記通報を前記削減対象記憶手段1bから削除する通報削除ステップと、を有することを特徴とする通報削減方法が提供される。
上記の方法によれば、通報判定手段が、通報端末2から発信された通報を通信ネットワーク5を介して取得し、削減対象記憶手段1bでの登録有無により、取得した通報が同一通報かあるいは第一報かを判定する。そして、通報判定手段1cにより第一報と判定された場合、第一報処理手段1dが、削減情報記憶手段1aを参照して、上記通報に含まれる障害内容に対応付けられた削減期間及び削減種別を取得し、取得した削減期間に基づく削減終了時刻と取得した削減種別とに対応付けて上記通報を削減対象記憶手段1bに登録し、上記通報をセンタ3に送信する。また、通報判定手段1cにより同一通報と判定された場合、同一通報処理手段1eが、上記通報のセンタ3への送信を抑止し、さらに、削減対象記憶手段1bにおいて上記通報に対応付けられた削減種別に応じて、上記通報に基づく参考情報を作業者が使用する作業者端末4に送信する。そして、通報削除手段1fが、削減終了時刻を経過した通報を削減対象記憶手段1bから削除する。
本発明によれば、障害内容毎に削減期間及び削減種別を予め登録しておく。そして、削減対象記憶手段での登録有無により判定を行い、通報端末から取得した通報が第一報であれば、通報の障害内容に応じた削減期間に基づく削減終了時刻と削減種別とを対応付けて削減対象記憶手段に登録し、センタに通報を送信する。また、通報端末から取得した通報が同一通報であれば、センタへの通報の送信を抑止し、さらに、削減対象記憶手段においてこの通報に対応付けられた削減種別に応じて、この通報に基づく参考情報を作業者が使用する作業者端末に送信する。そして、削減終了時刻を経過した通報を削減対象記憶手段から削除する。このようにすることで、障害内容に応じて削減終了日時を決定することができ、また、障害内容に応じて参考情報を作業者に通知することができるので、サービスの向上を図ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の通報削減システムの原理を示す原理構成図である。以下、この図1を
用いて本実施の形態の概要について説明する。
図1に示す通報削減システムは、通報削減装置1、障害発生時に通報を発信する通報端末2、通報を監視し、障害に対応する作業者の派遣依頼を行うセンタ3、及び作業者が使用する作業者端末4を有し、これらが通信ネットワーク5を介して接続された構成をなしている。なお、実際には、多数の通報端末が通信ネットワーク5に接続される。また、作業者の人数に応じた作業者端末が通信ネットワーク5に接続される。
通報端末2は、例えばパーソナルコンピュータやサーバなどであり、障害発生時に障害内容を含む通報を発信する。なお、この通報には、障害内容の他、例えば装置を識別する装置IDや障害が発生した障害発生時刻などが含まれる。
センタ3は、通報削減装置1から送信される通報をオペレータなどにより監視すると共に、受信した通報の障害内容などに応じて、障害に対応する作業者の派遣依頼を行う。
作業者端末4は、センタ3からの派遣依頼を受けて障害に対応する作業者が使用する端末であり、例えばPDA(Personal Digital Assistants)や携帯電話端末などを用いることができる。なお、作業者端末4は、通報端末2の障害に対応する作業者が使用する端末とする。
通報削減装置1は、削減情報記憶手段1a、削減対象記憶手段1b、通報判定手段1c、第一報処理手段1d、同一通報処理手段1e、及び通報削除手段1fを有している。
削減情報記憶手段1aには、削減の期間を示す削減期間及び削減の種別を示す削減種別が障害内容毎に登録されている。削減期間は、例えば、対応する障害内容の標準的な修理時間を基に決められる時間である。また、削減種別としては、例えば、センタ3への通報を削減する単純削減と、センタ3への通報を削減すると共に、通報に基づく参考情報を作業者端末4に送信する情報出力削減とがある。
削減対象記憶手段1bには、削減対象となる通報が登録されている。
通報判定手段1cは、通信ネットワーク5を介して多数の通報端末から通報を取得し、削減対象記憶手段1bでの登録有無により、取得した通報が同一の障害内容を示す同一通報かあるいは第一報かを判定する。即ち、削減対象記憶手段1bに登録されていれば同一通報とし、登録されていなければ第一報と判定する。なお、同一通報とは、実際には同一装置からの同一障害の通報を示す。
第一報処理手段1dは、通報判定手段1cにより通報が第一報と判定された場合、削減情報記憶手段1aを参照して、その通報に含まれる障害内容に対応付けられた削減期間及び削減種別を取得する。そして、取得した削減期間に基づく削減終了時刻を算出する。なお、削減終了時刻は、例えば、通報に含まれる障害発生時刻と削減期間との和により算出する。その後、上記通報に削減終了時刻と取得した削減種別とを対応付けて削減対象記憶手段1bに登録し、上記通報をセンタ3に送信する。なお、登録された通報を一意に識別するための識別情報を発行し、この識別情報をセンタ3に送信する通報に含めるようにしてもよい。
同一通報処理手段1eは、通報判定手段1cにより通報が同一通報であると判定された場合、上記通報のセンタ3への送信を抑止する。さらに、削減対象記憶手段1bで上記通報に対応付けられた削減種別に応じて、例えば削減種別が上記の情報出力削減であれば、上記通報に基づく参考情報を作業者端末に送信する。なお、この時、上記通報を発信した通報端末の障害に対応する作業者の作業者端末に対して送信するものとする。また、参考情報は、作業者の現場での対応に役立てるために出力され、障害内容や障害発生時刻などが含まれる。
通報削除手段1fは、削減終了時刻を経過した通報を削減対象記憶手段1bから削除する。
次に、上記のように構成される通報削減システムの動作を説明する。なお、ここでは、通報端末2に障害が発生し、その障害内容を含む通報が通報端末2から発信されたものとする。
通報判定手段1cは、通信ネットワーク5を介して通報端末2からの通報を取得し、削減対象記憶手段1bでの登録有無により、取得した通報が同一通報かあるいは第一報を判定する。
この通報は第一報であるため、第一報処理手段1dが、削減情報記憶手段1aを参照して、通報に含まれる障害内容に対応付けられた削減期間及び削減種別を取得する。そして、取得した削減期間に基づく削減終了時刻を算出する。その後、上記通報に削減終了時刻と取得した削減種別とを対応付けて削減対象記憶手段1bに登録し、上記通報をセンタ3に送信する。
この後、通報端末2から同一通報となる通報が再度発信されたものとする。すると、通報判定手段1cは、削減対象記憶手段1bでの登録により、その通報が同一通報であると判定する。
同一通報処理手段1eが、上記で同一通報とされた通報のセンタ3への送信を抑止する。ここで、削減対象記憶手段1bで上記通報に対応付けられた削減種別が情報出力削減であったものとする。この場合、同一通報処理手段1eは、上記で同一通報とされた通報に基づく参考情報を作業者端末4に送信する。
この後、通報端末2からの同一通報となる通報が、さらに複数回発信されたものとすると、その都度上記と同様の処理が行われ、作業者端末4に参考情報が送信される。これにより、作業者端末4を使用する作業者には、通報端末2から発信された同一通報の発生回数が通知される。
このように、障害内容毎に削減期間及び削減種別を予め登録しておき、通報の障害内容に応じた削減期間及び削減種別に基づいて削減を行うことで、障害再発時の通報の見逃しを防ぐと共に、作業者の現場対応能力の向上を促すことができ、サービスの向上を図ることが可能となる。
次に、本実施の形態を具体的に説明する。
図2は、本実施の形態の通報削減システムのシステム構成を示す図である。
図2に示す通報削減システムは、通報削減サーバ100、通報端末210,220、コールセンタ300、CE端末410,420が、例えばインターネットなどのネットワーク900を介して接続された構成をなしている。なお、実際には、多数の通報端末がネットワーク900に接続される。このように構成された通報削減システムにより、通報端末から発信される通報に基づいて障害対応を行うリモート通報サービスが提供される。
通報端末210,220は、例えばメモリ故障やデータ読み取りエラーなどの障害発生時に、その障害に関する通報を通報削減サーバ100に送信する。この通報には、障害内容を示す通知メッセージ、障害発生日時、及び通報端末を識別するための装置IDなどが含まれる。本実施の形態では、通報端末210にはパーソナルコンピュータを用い、通報端末220にはサーバを用いた。なお、上記のような通報は、例えば端末に予めインストールされたエージェントなどのソフトウェアにより、障害発生時に自動的に発信される。
通報削減サーバ100は、多数の通報端末からの通報を受け付け、通報が第一報かあるいは同一通報かを判定する。第一報であれば、コールセンタ300に通報を送信し、同一通報であれば、通報の障害内容に応じて参考情報をCE端末に送信する。
本実施の形態の通報削減サーバ100は、内部に削減情報DB(データベース)111及び削減対象DB112を保持している。なお、これらのDBを、通報削減サーバ100内に保持するのではなく、ネットワーク900に接続された各DBサーバ上にそれぞれ保持するようにしてもよい。
削減情報DB111には、障害内容を示す通知メッセージ毎に、削減の期間を示す削減期間及び削減の種別を示す削減種別が登録されている。削減種別としては、本実施の形態では、コールセンタ300への通報を削減する単純削減と、コールセンタ300への通報を削減すると共に、通報に基づく参考情報をCE端末に送信する情報出力削減との2種類がある。
削減対象DB112には、削減対象となる通報が登録されている。本実施の形態では、削減対象となる通報に含まれる装置ID及び通知メッセージと、削減終了の日時を示す削減終了日時と、削減種別と、登録される通報に対して一意となるように発行された通報No.とが関連付けられて登録される。
削減終了日時には、まず通報に含まれる障害発生日時に、削減情報DB111から取得された削減期間を加えた日時が登録される。その後、現地のCEからの通知に基づいて、上記のように登録された日時が作業完了の目安を示す作業完了予定日時に更新される。なお、この削減終了日時に登録された日時が経過すると、対応する通報が削減対象DB112から削除される。
コールセンタ300は、通報削減サーバ100から送信される通報をオペレータなどにより監視する。また、受信した通報の障害内容などに応じて、現地で作業するカスタマーエンジニア(以下、CEと称す)の派遣要否を判断し、必要であると判断された場合、CEに派遣依頼を行う。さらに、通報の進捗管理なども行う。
CE端末410,420は、コールセンタ300から派遣されたCE401,402がそれぞれ使用する端末であり、本実施の形態ではPDAを用いた。この場合、CE端末410,420は、例えば、PHS(Personal Handyphone System)などの無線電話回線網を介してネットワーク900に接続し、通報削減サーバ100及びコールセンタ300とデータの送受信を行う。なお、実際には、派遣されるCEの数に応じたCE端末がネットワーク900に接続される。
次に、上記のように構成される本実施の形態の通報削減システムの動作について、具体例を用いて説明する。以下の説明では、通報端末210,220にて障害が発生し、通報削減サーバ100に対して、通報51,52がそれぞれ第一報として発信されるものとする。また、コールセンタ300は、これらの通報51,52に対応して、CE401,402をそれぞれ派遣するものとする。
通報削減サーバ100は、通報端末210からの通報51が第一報かあるいは同一通報かを判定する。ここでは第一報であるので、通報51に対して通報No.を発行し、通報51を削減対象DB112に登録する。この時、通報51の障害発生日時に削減期間を加えた日時を削減終了日時として登録する。そして、コールセンタ300に通報61を送信する。この通報61には、通報51の内容と共に、通報51に発行された通報No.が含まれる。また、通報端末220からの通報52に対しても、上記と同様の処理を行い、コールセンタ300に通報62を送信する。
コールセンタ300は、通報削減サーバ100から通報61,62を受信し、オペレータなどがその内容を確認する。そして、障害を発生した通報端末210,220の元に、CE401,402の派遣依頼を行う。この時、コールセンタ300からCE端末410,420に対して、通報61,62の内容を示す派遣依頼(図示しない)がそれぞれ送信される。なお、この派遣依頼には、通報61,62での通報No.がそれぞれ含まれる。CE401は、CE端末401が受信した派遣依頼を参照し、通報端末210の元へと向かう。また、CE402も、上記と同様にして、通報端末220の元へと向かう。
その後、通報端末210,220の元に到着したCE401,402は、例えば電話などを用いて、それぞれ作業完了の目安となる作業完了予定日時をコールセンタ300に通知する。なお、この時、上記派遣依頼に含まれる通報No.も通知する。これを受けたコールセンタ300では、オペレータなどがネットワーク900を介して通報削減サーバ100にアクセスし、所定の表示画面などに作業完了日時を入力する。通報削減サーバ100は、これを受けて、削減対象DB112の削減終了日時に登録された日時を作業完了予定日時に更新する。
一方、通報端末210,220からは、通報51,52と同じ障害内容の通報51a,52aがそれぞれ発信される。この場合、通報削減サーバ100は同一通報と判定し、コールセンタ300への送信を抑止する。
ここで、通報51aの通知メッセージに対応する削減種別が情報出力削減であったものとすると、通報削減サーバ100は、通報51aに基づく参考情報71をCE端末410に送信する。この後、通報51a,52aが繰り返されて発信されると、その都度上記と同様の処理が行われ、CE端末410に参考情報71が送信される。これにより、CE401は、参考情報71の受信回数により修理内容などを変えて作業を行う。
そして、通報端末210,220に対する作業が完了すると、CE401,402は、作業が完了したことを示す作業完了通知を、例えばCE端末410,420から通報削減サーバ100に対して送信する。なお、この作業完了通知には、上記派遣依頼での通報No.もそれぞれ含まれる。通報削減サーバ100は、これを受けて、削減対象DB112に登録された通報51,52を削除する。以後、通報端末210,220に同じ障害が発生しても、その通報は第一報として扱われる。
このようにして、再発した通報の見逃しを防止すると共に、参考情報71を参照するCE401は、その回数に応じて適切な作業を行うことが可能となるので、サービスの向上を図ることができる。
以下、図2に示した処理の実現方法について具体的に説明する。
図3は、本発明の実施の形態に用いる通報削減サーバのハードウェア構成例を示す図である。
通報削減サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス108を介して、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)104、グラフィック処理装置105、入力インターフェース106、及び通信インターフェース107が接続されている。
ROM102には、CPU101が実行する基本的なプログラムやデータが格納される。RAM103には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM103には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD104には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置105には、表示装置11が接続されている。グラフィック処理装置105は、CPU101からの命令に従って、画像を表示装置11の画面に表示させる。入力インターフェース106は、マウス12やキーボード13から送られてくる信号を、バス108を介してCPU101に送信する。通信インターフェース107は、ネットワーク900を介して、他の装置とのデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、通報端末210,220及びCE端末410,420についても、上記と同様のハードウェア構成で本実施の形態の処理機能を実現することができる。
次に、本実施の形態を実施するために通報削減サーバ100が備える機能について説明する。
図4は、通報削減サーバの機能を示す機能ブロック図である。
通報削減サーバ100は、削減情報DB111、削減対象DB112、通報判定部113、第一報処理部114、同一通報処理部115、削減終了日時更新部116、及び通報削除部117を有している。
削減情報DB111及び削減対象DB112は、上述したような内容であるため、その説明を省略する。なお、詳細なデータ構成例については後述する。
通報判定部113は、ネットワーク900を介して多数の通報端末から障害に関する通報を取得する。そして、取得した通報が削減対象DB112に登録されていなければ第一報とし、登録されていれば同一通報として判定する。その後、第一報と判定された通報を第一報処理部114に渡し、同一通報と判定された通報を同一通報処理部115に渡す。
第一報処理部114は、通報判定部113により第一報と判定された通報を取得すると、この通報に通報No.を発行し、この通報に含まれる通知メッセージを用いて削減情報DB111を参照する。そして、上記通知メッセージに対応付けられた削減期間及び削減種別を取得し、上記通報に含まれる障害発生日時に取得した削減期間を加えた日時を算出する。そして、このように算出された日時と、上記通報に含まれる装置ID及び通知メッセージと、取得した削減種別と、上記通報No.とを関連付けて削減対象DB112に登録する。その後、上記通報の内容に上記通報No.を関連付けた通報をコールセンタ300に送信する。
同一通報処理部115は、通報判定部113により同一通報と判定された通報を取得すると、削減対象DB112を参照し、上記通報に対応付けられた削減種別及び通報No.を取得する。そして、取得した削減種別が単純削減であれば、上記通報のコールセンタ300への送信を抑止する。また、情報出力削減であれば、上記通報のコールセンタ300への送信を抑止すると共に、上記通報No.に関連付けた参考情報No.を発行した後、この参考情報No.を含み、上記通報に基づく参考情報をCE端末に送信する。
削減終了日時更新部116は、コールセンタ300から入力された作業完了予定日時をネットワーク900を介して取得する。なお、この時、CEから通知された通報No.も共に入力され、上記と同様にネットワーク900を介して取得する。そして、取得した通報No.に対応する通報の削減終了日時を取得した作業完了予定日時に更新する。
通報削除部117は、削減対象DB112を所定の期間毎に参照し、削減終了日時を経過した通報を削除する。また、作業完了時にCE端末から送信された作業完了通知を受信し、それに含まれる通報No.を用いて、該当する通報を削除する。
次に、通報削減サーバ100に保持される各データベースのデータ構造例について説明する。
図5は、削減情報DBのデータ構造例を示す図である。
図5に示すように、削減情報DB111は、「通知メッセージ」、「削減種別」、及び「削減期間」の各項目によって構成される。
「通知メッセージ」には、障害内容を示す通知メッセージが登録される。通知メッセージは、通報端末から発信される通報に含まれている。
「削減種別」には、通知メッセージに対応した削減種別として、本実施の形態では、単純削減か情報出力削減のいずれかが登録される。
単純削減は、例えばメモリ故障やハードディスク故障など、即交換が必要で通報回数によって修理内容などが変化しないものに対して設定される。
また、情報出力削減は、例えばデータ読み取りエラーや温度異常エラーなど、通報回数によって修理内容が変化するものに対して設定される。データ読み取りエラーであれば、例えば、通報回数が少ない場合にはデータリカバーを行い、通報回数が多い場合には記憶部品を交換するなど、回数によって修理内容が変化する。また、温度異常エラーであれば、例えば、通報回数が少ない場合には環境確認や通気口清掃などを行い、通報回数が多い場合にはファン交換を行うなど、上記と同様に回数によって修理内容が変化する。
このように、通報回数に応じて修理内容が変化するかどうかに基づき、単純削減と情報出力削減とを切り分けることで、同一通報の発生回数が現地での対応に役立つ場合にのみ、CEに参考情報として通知することができる。
「削減期間」には、通知メッセージが示す障害内容に対する標準的な修理時間を考慮した時間が登録される。
図6は、削減対象DBのデータ構成例を示す図である。
図6に示すように、削減対象DB112は、「装置ID」、「通知メッセージ」、「削減終了日時」、「削減種別」、及び「通報No.」の各項目によって構成される。
「装置ID」には、通報を発信した装置に固有の装置IDが登録される。
「通知メッセージ」には、通報に含まれる通知メッセージが登録される。
「削減終了日時」には、まず、通報に含まれる障害発生日時に、第一報処理部114が取得した削減期間を加えた日時が登録される。その後、コールセンタ300からの入力に応じて、作業完了予定日時に更新される。
「削減種別」には、通報に対して第一報処理部114が取得した削減種別が登録される。
「通報No.」には、登録される通報に対して一意となるように発行された通報No.が登録される。
以上のように構成される通報削減サーバ100によって、本実施の形態の通報削減システムによるリモート通報サービスのサービス向上を図ることができる。
次に、本実施の形態の通報削減システムで、ネットワーク900を介して送受信される各情報のデータ構成例について説明する。
図7は、通報端末が発信する通報のデータ構成例を示す図である。
図7に示すように、通報端末が発信する通報には、通報端末の装置ID、障害内容を示す通知メッセージ、障害が発生した障害発生日時が含まれる。
図8は、通信削減サーバからコールセンタに送信される通報のデータ構成例を示す図である。
図8に示すように、通報削減サーバ100からコールセンタ300に送信される通報には、通報No.、装置ID、通知メッセージ、障害発生日時が含まれる。
装置ID、通知メッセージ、及び障害発生日時には、通報削減サーバ100の第一報処理部114により第一報とされた通報の装置ID、通知メッセージ、及び障害発生日時がそれぞれ記録される。また、通報No.には、上記通報に対して発行された通報No.が記録される。
図9は、コールセンタからCE端末に送信される派遣依頼のデータ構成例を示す図である。
図9に示すように、コールセンタ300からCE端末に送信される派遣依頼には、通報No.、装置ID、通知メッセージ、障害発生日時が含まれる。これらには、コールセンタ300が受信し、CEの派遣依頼を行う通報に含まれる通報No.、装置ID、通知メッセージ、障害発生日時がそれぞれ記録される。
図10は、通報削減サーバからCE端末に送信される参考情報のデータ構成例を示す図である。
図10に示すように、通報削減サーバ100からCE端末に送信される参考情報には、参考情報No.、通知メッセージ、障害発生日時が含まれる。
参考情報No.には、送信される参考情報に対して一意となるように発行された参考情報No.が記録される。この参考情報No.は、対応する通報No.に関連付けられており、図10の例では、通報No.が「0001」の通報に関連付けて発行された参考情報No.として、「0001−0001」が記録されている。以下、同じ通報No.に対応する参考情報が送信されると、その参考情報No.は、それぞれ「0001−0002」、「0001−0003」,...のように、「−」以下が連番となって記録される。
通知メッセージ及び障害発生日時には、この参考情報の元として、通報判定部113により同一通報とされた通報に含まれる通知メッセージ及び障害発生日時がそれぞれ記録される。
図11は、CE端末から通報削減サーバに送信される作業完了通知のデータ構成例を示す図である。
図11に示すように、CE端末から通報削減サーバ100に送信される作業完了通知には、通報No.が含まれる。この通報No.には、上記の派遣依頼に含まれる通報No.が記録される。なお、作業完了通知を送信する際には、CE端末の所定の表示画面に設けられた完了ボタンなどを押下する。これにより、内部の記憶装置などに保持されていた上記通報No.が、自動的に作業完了通知に記録される。通報削減サーバ100の通報削除部117は、この通報No.を用いて、削減対象DB112の該当する通報を削除する。
このように構成された各情報を用いて、本実施の形態の通報削減システムによるリモート通報サービスのサービス向上を図ることができる。
次に、本実施の形態のリモート通報サービスの実現に際し、通報削減サーバ100の行う処理動作について説明する。
本実施の形態に用いる通報削減サーバ100が行う処理は、大別して、通報の削減などを行う通報削減処理、削減終了日時を更新する削減終了日時更新処理、削減終了日時を経過した通報を削除する通報削除処理、及び作業完了により通報を削除する作業完了処理に分けられる。
以下、これらの各処理について順に説明する。
図12は、通報削減処理の処理手順を示すフローチャートである。以下、図12に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS11]通報判定部113は、通報端末から障害に関する通報を取得する。そして、ステップS12に処理を進める。
[ステップS12]通報判定部113は、取得した通報の装置ID及び通知メッセージを用いて削減対象DB112を参照する。そして、これらと同一の装置ID及び通知メッセージを有するレコードが登録されていなければ、取得した通報が第一報であると判定し、第一報処理部114にこの通報を渡した後、ステップS13に処理を進める。また、そのようなレコードが登録されていれば、取得した通報が同一通報であると判定し、同一通報処理部115にこの通報を渡した後、ステップS17に処理を進める。このように、同じ通報端末からの同じ障害内容の通報が削減対象DB112に登録されているか否かにより、取得した通報が同一通報であるか第一報であるかが判定される。
[ステップS13]第一報処理部114は、通報判定部113から渡された通報に通報No.を発行し、ステップS14に処理を進める。
[ステップS14]第一報処理部114は、上記通報に含まれる通知メッセージを用いて削減情報DB111を参照する。そして、上記通知メッセージに対応付けられた削減期間及び削減種別を取得した後、上記通報に含まれる障害発生日時に、取得した削減期間を加えた日時を削減終了日時として算出する。その後、ステップS15に処理を進める。
[ステップS15]第一報処理部114は、上記通報に含まれる装置ID及び通知メッセージと、ステップS14で算出された日時と、ステップS14で取得した削減種別と、ステップS13で発行された通報No.とを関連付けて1つのレコードとし、削減対象DB112に登録する。そして、ステップS16に処理を進める。
[ステップS16]第一報処理部114は、上記通報の装置ID、通知メッセージ、及び障害発生日時と、上記通報No.とを関連付けた通報をコールセンタ300に送信する。その後、通報削減処理を終了する。
[ステップS17]同一通報処理部115は、通報判定部113から渡された通報に含まれる装置ID及び通知メッセージを用いて削減対象DB112を参照し、これらと一致する装置ID及び通知メッセージを有するレコードの削減種別を取得する。そして、ステップS18に処理を進める。
[ステップS18]同一通報処理部115は、取得した削減種別を参照し、単純削減であればステップS19に処理を進め、情報出力削減であればステップS20に処理を進める。
[ステップS19]同一通報処理部115は、通報判定部113から渡された通報のコールセンタ300への送信を抑止し、通報削減処理を終了する。
[ステップS20]同一通報処理部115は、通報判定部113から渡された通報のコールセンタ300への送信を抑止し、ステップS21に処理を進める。
[ステップS21]同一通報処理部115は、通報判定部113から渡された通報に含まれる装置ID及び通知メッセージを用いて削減対象DB112を参照し、これらと一致する装置ID及び通知メッセージを有するレコードの通報No.を取得する。そして、取得した通報No.に関連付けて一意となるような参考情報No.を発行し、ステップS22に処理を進める。
[ステップS22]同一通報処理部115は、ステップS21で発行された参考情報No.と、上記通報の通知メッセージ及び障害発生日時とを関連付けた参考情報をCE端末に送信する。そして、通報削減処理を終了する。
このような処理により、通報端末から取得した通報が第一報か否かを判定し、その結果に基づいて、障害内容に適した削減を行うことが可能となる。
以下、上述の図2に示した例を用いて、上記処理を具体的に説明する。なお、通報端末210,220は、それぞれ装置ID「ABC001」,「DEF001」を有しているものとする。
まず、通報端末210から、上述の図7に示すような内容の通報51が第一報として発信されたものとする。これに対して通報判定部113は、上述のステップS12で、通報51を第一報として第一報処理部114に渡す。
第一報処理部114は、上述のステップS13〜S16で、以下のような処理を行う。
まず、通報51に対する通報No.として「0001」を発行する。そして、削減情報DB111を参照し、通報51に含まれる通知メッセージ「データ読み取りエラー」に対応する削減期間「120分」及び削減種別「情報出力削減」を取得する。
そして、通報51に含まれる障害発生日時に対して、上記削減期間を加えた日時「2004/1/15 09:30」を算出した後、通報51に含まれる装置ID及び通知メッセージと、算出した日時と、上記削減種別と、上記通報No.とを関連付けて削減対象DB112に登録する。ここでは、上述の図6に示す削減対象DB112の1番目のレコードに登録する。その後、上述の図8に示すような内容の通報をコールセンタ300に送信する。
これに対し、コールセンタ300は、上述の図9に示すような派遣依頼をCE端末410に送信する。これを受けて、CE401は、通報端末210の障害対応を行う。
また、通報端末220からは、装置ID「DEF001」、通知メッセージ「メモリ故障」を含む通報52が第一報として発信される。これに対して通報削減サーバ100は上記と同様の処理を行う。その結果、通報削減サーバ100は、上述の図6に示す削減対象DB112の2番目のレコードにその内容を登録すると共に、通報52の内容を含み、通報No.として「0002」を含む通報62をコールセンタ300に送信する。コールセンタ300は、通報62に対応する派遣依頼をCE端末420に送信し、CE402が通報端末220の障害対応を行う。
この後、通報端末210,220から、同じ通知メッセージの通報51a,52aがそれぞれ発信される。
これに対し、通報判定部113は、上述のステップS12で、通報51a,52aを同一通報としてそれぞれ同一通報処理部115に渡す。
同一通報処理部115は、上述のステップS17〜S22で以下のような処理を行う。
まず、削減対象DB112を参照し、通報51aに対応する1番目のレコードから削減種別「情報出力削減」を取得すると、通報51aのコールセンタ300への送信を抑止すると共に、上記レコードの通報No.として「0001」を取得する。そして、この通報No.に関連付けた参考情報No.として「0001−0001」を発行する。その後、この参考情報No.と、通報51aの通知メッセージ及び障害発生日時とを関連付けた、上述の図10に示すような内容の参考情報71をCE端末410に送信する。また、通報52aに対しては、そのコールセンタ300への送信を抑止する。
以後、同一の通知メッセージを含む通報51a、52aが通報端末210,220から複数回発信される。通報削減サーバ100は、その都度上記と同様の処理を行い、通報51aに対しては、そのコールセンタ300への送信を抑止すると共に、参考情報No.としてそれぞれ「0001−0002」、「0001−0003」,...を発行し、このような参考情報No.を含む参考情報71をCE端末410にそれぞれ送信する。また、通報52aに対しては、そのコールセンタ300への送信を抑止する。
図13は、参考情報を受信したCE端末に表示される画面の一例である。
この図は、参考情報71を受信したCE通報端末210に表示される画面の一例を示したものである。図13に示すように、通報No.に関連付けて、それぞれの参考情報に対応する参考情報No.の連番となる部分(「−」以下の部分)が画面内に一覧表示される。加えて、それぞれの参考情報に含まれる通知メッセージ及び障害発生日時も共に一覧表示される。これにより、CE端末410を使用するCE401は、通報端末210が発信する通報51aの発生回数などを知ることができ、それに応じて通報端末210の修理内容を適切に変えることができる。
このようにして、通報端末210,220から発信される通報の通知メッセージに応じて、削減期間に基づく削減終了日時を決定すると共に、単純削減と情報出力削減とのいずれかを選択することが可能になる。
次に、削減終了日時更新処理について説明する。
図14は、削減終了日時更新処理の処理手順を示すフローチャートである。以下、図14に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS31]削減終了日時更新部116は、コールセンタ300から入力された作業完了予定日時及び通報No.を取得する。そして、ステップS32に処理を進める。
[ステップS32]削減終了日時更新部116は、取得した通報No.を用いて削減対象DB112を参照し、これと一致する通報No.を有するレコードの「削減終了日時」に登録された日時を、取得した作業完了予定日時に更新する。そして、削減終了日時更新処理を終了する。
このような処理により、削減終了日時を、標準的な修理時間を用いて算出された最初の日時から、さらに現地の状況に対応した実現性の高い日時に更新することが可能となる。
次に、通報削除処理及び作業完了処理について説明する。
図15は、通報削除処理の処理手順を示すフローチャートである。以下、図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS41]通報削除部117は、所定の期間毎に削減対象DB112を参照し、「削減終了日時」に登録された日時を経過したレコードを選択し、ステップS42に処理を進める。
[ステップS42]通報削除部117は、ステップS41で選択されたレコードを削減対象DB112から削除し、通報削除処理を終了する。
このような処理により、削減対象DB112に登録された通報の内、「削減終了日時」に登録された日時を経過した通報を自動的に削除することができる。
続いて、作業完了処理について説明する。
図16は、作業完了処理の処理手順を示すフローチャートである。以下、図16に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS51]通報削除部117は、CE端末から作業完了通知を受信すると、それに含まれる通報No.を取得し、ステップS52に処理を進める。
[ステップS52]通報削除部117は、取得した通報No.を用いて削減対象DB112を参照し、この通報No.と一致する通報No.を有するレコードを削除する。そして、作業完了処理を終了する。
このような処理により、CEの作業完了の時点で削減対象DB112の登録を削除することが可能となる。
以下、上述の図2に示した例を用いて、上記処理を具体的に説明する。
通報端末210の障害対応を行うCE401が作業を完了すると、CE端末410から通報削減サーバ100に、上述の図11に示したような内容の作業完了通知が送信される。これを受けた通報削除部117は、上述のステップS52で削減対象DB112を参照し、受信した作業完了通知の通報No.(「0001」)に対応する1番目のレコードを削除する。また、CE端末420からも、通報No.として「0002」を含む作業完了通知が送信される。通報削除部117は、上記と同様に、この通報No.に対応する2番目のレコードを削除する。
このようにして、CE端末410,420からの作業完了通知に応じて削減対象DB112に登録された1番目と2番目のレコードを削除することができ、通報端末210,220に障害が再発した際、その見逃しをより確実に防ぐことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、予め削減情報DB111に通知メッセージに応じた削減期間及び削減種別を登録しておく。そして、通報端末から発信された通報が第一報の場合には、その通知メッセージに対応する削減期間に基づいて削減終了日時を登録した後、コールセンタ300に通報を送信し、同一通報の場合には、対応する削減種別により単純削減か情報出力削減かを決定するようにした。このようにすることで、障害が再発した際、従来のように一律に設定された削減期間よりも再発を見逃す可能性を低減することが可能となり、また、情報出力削減の場合には、CE端末に参考情報が送信されるので、その発生回数などから適切な修理を行うことが可能となる。従って、本実施の形態のリモート通報サービスが提供するサービスの向上を図ることができる。
また、CEの作業完了に基づいて削減対象DB112から登録を削除するようにしたことで、削減する期間に余分な時間が発生することがなくなるため、再発の見逃しをより確実に防ぐことができる。
なお、上記の説明では、CEがコールセンタ300に作業完了予定日時を通知し、これを受けたコールセンタ300が通報削減サーバ100に作業完了予定日時を入力するとしたが、CEがCE端末を用いて通報削減サーバ100に作業完了予定日時を直接入力するようにしてもよい。
また、上記の説明では、作業完了の際、CE端末から通報削減サーバ100に対して作業完了通知を送信するようにしたが、作業を完了したCEがコールセンタ300にその旨を通知し、これを受けたコールセンタ300が通報削減サーバ100にアクセスして、削減対象DB112の該当する通報を削除するようにしてもよい。
また、上記の処理機能は、サーバコンピュータによって実現することができる。その場合、通報削減サーバが有すべき機能の処理内容を記述した通報削減プログラムが提供される。サーバコンピュータは、クライアントコンピュータからの要求に応答して、通報削減プログラムを実行する。これにより、上記処理機能がサーバコンピュータ上で実現され、処理結果がクライアントコンピュータに提供される。
処理内容を記述した通報削減プログラムは、サーバコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。サーバコンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
通報削減プログラムを流通させる場合には、例えば、その通報削減プログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。
通報削減プログラムを実行するサーバコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録された通報削減プログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、サーバコンピュータは、自己の記憶装置から通報削減プログラムを読み取り、通報削減プログラムに従った処理を実行する。なお、サーバコンピュータは、可搬型記録媒体から直接通報削減プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。
(付記1) 障害発生時に障害内容を含む通報を発信する通報端末と、前記通報を監視し、障害に対応する作業者の派遣依頼を行うセンタと、前記通報の削減を行う通報削減装置とが通信ネットワークを介して接続された通報削減システムにおいて、
前記通報削減装置は、
前記通報を前記通信ネットワークを介して取得し、削減対象となる通報が登録されている削減対象記憶手段での登録有無により、取得した前記通報が同一通報かあるいは第一報かを判定する通報判定手段と、
前記通報判定手段により前記通報が第一報と判定された場合、削減する期間を示す削減期間及び削減の種別を示す削減種別が障害内容毎に登録されている削減情報記憶手段を参照して、前記通報に含まれる前記障害内容に対応付けられた前記削減期間及び前記削減種別を取得し、取得した前記削減期間に基づく削減終了時刻と取得した前記削減種別とに対応付けて前記通報を前記削減対象記憶手段に登録し、前記通報を前記センタに送信する第一報処理手段と、
前記通報判定手段により前記通報が同一通報と判定された場合、前記通報の前記センタへの送信を抑止し、さらに、前記削減対象記憶手段において前記通報に対応付けられた前記削減種別に応じて、前記通報に基づく参考情報を前記作業者が使用する作業者端末に送信する同一通報処理手段と、
前記削減終了時刻を経過した前記通報を前記削減対象記憶手段から削除する通報削除手段と、
を備えることを特徴とする通報削減システム。
(付記2) 前記通報には障害が発生した障害発生時刻が含まれ、前記第一報処理手段は、取得した前記削減期間に前記障害発生時刻を加えた時刻を前記削減終了時刻として算出することを特徴とする付記1記載の通報削減システム。
(付記3) 前記第一報処理手段は前記削減対象記憶手段に登録される前記通報を一意に識別する通報識別情報を発行し、発行された前記通報識別情報と前記通報とを対応付けて前記削減対象記憶手段に登録することを特徴とする付記1記載の通報削減システム。
(付記4) 前記通報削除手段は、前記作業者から前記通報識別情報を含む作業完了通知を受けると、前記削減対象記憶手段において前記通報識別情報に対応付けられた前記通報を削除することを特徴とする付記3記載の通報削減システム。
(付記5) 前記削減種別には、前記センタへの送信を抑止する単純削減と、前記センタへの送信を抑止すると共に、前記作業者端末への出力が指示された情報出力削減とのいずれかが設定されることを特徴とする付記1記載の通報削減システム。
(付記6) 前記単純削減は通報回数によって前記作業者の対応が変化しない前記障害内容に対して設定され、前記情報出力削減は通報回数によって前記作業者の対応が変化する前記障害内容に対して設定されることを特徴とする付記5記載の通報削減システム。
(付記7) 前記削減期間は前記障害内容に対する標準的な修理時間を基に設定されていることを特徴とする付記1記載の通報削減システム。
(付記8) 前記通報には前記装置を識別する装置識別情報が含まれ、前記第一報処理手段は、前記削減対象記憶手段に登録される前記通報に対して、前記通報に含まれる前記装置識別情報をさらに対応付けて登録することを特徴とする付記1記載の通報削減システム。
(付記9) 前記通報判定手段は、取得した前記通報に含まれる前記装置識別情報及び前記障害内容と一致する装置識別情報及び障害内容に対応付けられた通報の登録有無により、前記通報が同一通報かあるいは第一報かを判定することを特徴とする付記8記載の通報削減システム。
(付記10) 障害発生時に障害内容を含む通報を発信する通報端末と、前記通報を監視し、障害に対応する作業者の派遣依頼を行うセンタとに通信ネットワークを介して接続され、前記通報の削減を行う通報削減装置を制御する通報削減プログラムにおいて、
コンピュータを、
前記通報を前記通信ネットワークを介して取得し、削減対象となる通報が登録されている削減対象記憶手段での登録有無により、取得した前記通報が同一通報かあるいは第一報かを判定する通報判定手段、
前記通報判定手段により前記通報が第一報と判定された場合、削減する期間を示す削減期間及び削減の種別を示す削減種別が障害内容毎に登録されている削減情報記憶手段を参照して、前記通報に含まれる前記障害内容に対応付けられた前記削減期間及び前記削減種別を取得し、取得した前記削減期間に基づく削減終了時刻と取得した前記削減種別とに対応付けて前記通報を前記削減対象記憶手段に登録し、前記通報を前記センタに送信する第一報処理手段、
前記通報判定手段により前記通報が同一通報と判定された場合、前記通報の前記センタへの送信を抑止し、さらに、前記削減対象記憶手段において前記通報に対応付けられた前記削減種別に応じて、前記通報に基づく参考情報を前記作業者が使用する作業者端末に送信する同一通報処理手段、
前記削減終了時刻を経過した前記通報を前記削減対象記憶手段から削除する通報削除手段、
として機能させることを特徴とする通報削減プログラム。
(付記11) 障害発生時に障害内容を含む通報を発信する通報端末と、前記通報を監視し、障害に対応する作業者の派遣依頼を行うセンタと、前記通報の削減を行う通報削減装置とが通信ネットワークを介して接続された通報削減システムの通信削減方法において、
通報判定手段が、前記通報を前記通信ネットワークを介して取得し、削減対象となる通報が登録されている削減対象記憶手段での登録有無により、取得した前記通報が同一通報かあるいは第一報かを判定する通報判定ステップと、
第一報処理手段が、前記通報判定手段により前記通報が第一報と判定された場合、削減する期間を示す削減期間及び削減の種別を示す削減種別が障害内容毎に登録されている削減情報記憶手段を参照して、前記通報に含まれる前記障害内容に対応付けられた前記削減期間及び前記削減種別を取得し、取得した前記削減期間に基づく削減終了時刻と取得した前記削減種別とに対応付けて前記通報を前記削減対象記憶手段に登録し、前記通報を前記センタに送信する第一報処理ステップと、
同一通報処理手段が、前記通報判定手段により前記通報が同一通報と判定された場合、前記通報の前記センタへの送信を抑止し、さらに、前記削減対象記憶手段において前記通報に対応付けられた前記削減種別に応じて、前記通報に基づく参考情報を前記作業者が使用する作業者端末に送信する同一通報処理ステップと、
通報削除手段が、前記削減終了時刻を経過した前記通報を前記削減対象記憶手段から削除する通報削除ステップと、
を有することを特徴とする通報削減方法。
本発明の通報削減システムの原理を示す原理構成図である。 本実施の形態の通報削減システムのシステム構成を示す図である。 本発明の実施の形態に用いる通報削減サーバのハードウェア構成例を示す図である。 通報削減サーバの機能を示す機能ブロック図である。 削減情報DBのデータ構造例を示す図である。 削減対象DBのデータ構成例を示す図である。 通報端末が発信する通報のデータ構成例を示す図である。 通信削減サーバからコールセンタに送信される通報のデータ構成例を示す図である。 コールセンタからCE端末に送信される派遣依頼のデータ構成例を示す図である。 通報削減サーバからCE端末に送信される参考情報のデータ構成例を示す図である。 CE端末から通報削減サーバに送信される作業完了通知のデータ構成例を示す図である。 通報削減処理の処理手順を示すフローチャートである。 参考情報を受信したCE端末に表示される画面の一例である。 削減終了日時更新処理の処理手順を示すフローチャートである。 通報削除処理の処理手順を示すフローチャートである。 作業完了処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 通報削減装置
1a 削減情報記憶手段
1b 削減対象記憶手段
1c 通報判定手段
1d 第一報処理手段
1e 同一通報処理手段
1f 通報削除手段
3 センタ
4 作業者端末
100 通報削減サーバ
111 削減情報DB
112 削減対象DB
113 通報判定部
114 第一報処理部
115 同一通報処理部
116 削減終了日時更新部
117 通報削除部
2,210,220 通報端末
300 コールセンタ
401,402 CE
410,420 CE端末

Claims (3)

  1. 障害発生時に障害内容を含む通報を発信する通報端末と、前記通報を監視し、障害に対応する作業者の派遣依頼を行うセンタと、前記通報の削減を行う通報削減装置とが通信ネットワークを介して接続された通報削減システムにおいて、
    前記通報削減装置は、
    前記通報を前記通信ネットワークを介して取得し、削減対象となる通報が登録されている削減対象記憶手段での登録有無により、取得した前記通報が同一通報かあるいは第一報かを判定する通報判定手段と、
    前記通報判定手段により前記通報が第一報と判定された場合、削減する期間を示す削減期間及び削減の種別を示す削減種別が障害内容毎に登録されている削減情報記憶手段を参照して、前記通報に含まれる前記障害内容に対応付けられた前記削減期間及び前記削減種別を取得し、取得した前記削減期間に基づく削減終了時刻と取得した前記削減種別とに対応付けて前記通報を前記削減対象記憶手段に登録し、前記通報を前記センタに送信する第一報処理手段と、
    前記通報判定手段により前記通報が同一通報と判定された場合、前記通報の前記センタへの送信を抑止し、さらに、前記削減対象記憶手段において前記通報に対応付けられた前記削減種別に応じて、前記通報に基づく参考情報を前記作業者が使用する作業者端末に送信する同一通報処理手段と、
    前記削減終了時刻を経過した前記通報を前記削減対象記憶手段から削除する通報削除手段と、
    を備えることを特徴とする通報削減システム。
  2. 障害発生時に障害内容を含む通報を発信する通報端末と、前記通報を監視し、障害に対応する作業者の派遣依頼を行うセンタとに通信ネットワークを介して接続され、前記通報の削減を行う通報削減装置を制御する通報削減プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記通報を前記通信ネットワークを介して取得し、削減対象となる通報が登録されている削減対象記憶手段での登録有無により、取得した前記通報が同一通報かあるいは第一報かを判定する通報判定手段、
    前記通報判定手段により前記通報が第一報と判定された場合、削減する期間を示す削減期間及び削減の種別を示す削減種別が障害内容毎に登録されている削減情報記憶手段を参照して、前記通報に含まれる前記障害内容に対応付けられた前記削減期間及び前記削減種別を取得し、取得した前記削減期間に基づく削減終了時刻と取得した前記削減種別とに対応付けて前記通報を前記削減対象記憶手段に登録し、前記通報を前記センタに送信する第一報処理手段、
    前記通報判定手段により前記通報が同一通報と判定された場合、前記通報の前記センタへの送信を抑止し、さらに、前記削減対象記憶手段において前記通報に対応付けられた前記削減種別に応じて、前記通報に基づく参考情報を前記作業者が使用する作業者端末に送信する同一通報処理手段、
    前記削減終了時刻を経過した前記通報を前記削減対象記憶手段から削除する通報削除手段、
    として機能させることを特徴とする通報削減プログラム。
  3. 障害発生時に障害内容を含む通報を発信する通報端末と、前記通報を監視し、障害に対応する作業者の派遣依頼を行うセンタと、前記通報の削減を行う通報削減装置とが通信ネットワークを介して接続された通報削減システムの通信削減方法において、
    通報判定手段が、前記通報を前記通信ネットワークを介して取得し、削減対象となる通報が登録されている削減対象記憶手段での登録有無により、取得した前記通報が同一通報かあるいは第一報かを判定する通報判定ステップと、
    第一報処理手段が、前記通報判定手段により前記通報が第一報と判定された場合、削減する期間を示す削減期間及び削減の種別を示す削減種別が障害内容毎に登録されている削減情報記憶手段を参照して、前記通報に含まれる前記障害内容に対応付けられた前記削減期間及び前記削減種別を取得し、取得した前記削減期間に基づく削減終了時刻と取得した前記削減種別とに対応付けて前記通報を前記削減対象記憶手段に登録し、前記通報を前記センタに送信する第一報処理ステップと、
    同一通報処理手段が、前記通報判定手段により前記通報が同一通報と判定された場合、前記通報の前記センタへの送信を抑止し、さらに、前記削減対象記憶手段において前記通報に対応付けられた前記削減種別に応じて、前記通報に基づく参考情報を前記作業者が使用する作業者端末に送信する同一通報処理ステップと、
    通報削除手段が、前記削減終了時刻を経過した前記通報を前記削減対象記憶手段から削除する通報削除ステップと、
    を有することを特徴とする通報削減方法。

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