JP4453461B2 - ピアノ型鍵盤楽器へのスピーカの取り付け構造 - Google Patents

ピアノ型鍵盤楽器へのスピーカの取り付け構造 Download PDF

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Description

この発明は、ピアノ型鍵盤楽器に対するスピーカの取り付け構造に関する。
電子音源を用いた演奏機能を有するアコースティックピアノに対して設置されるスピーカの取り付け構造として、下記特許文献1には、(1)アップライトピアノにおいてボックスタイプのスピーカを響板の後側に取り付ける構造、並びに、(2)グランドピアノにおいてボックスタイプのスピーカを響板の下側に取り付ける構造が開示されている。また、下記特許文献2には、電子ピアノ、電子オルガン等におけるスピーカ取り付け構造として、スピーカボックスが、楽器本体を支持する左右両側板間において、回転用ビスを中心にして回転可能に支持される構造が開示されている。
実開平7‐23396号公報 実開平7−5193号公報
ところで、周知のように、スピーカは、適切且つ良好な聴覚を聴取者(演奏者、聴衆など)に対して与えるべく、聴取者に対する相対的な配置位置やスピーカの指向方向等を、スピーカの用途や使用する環境等に応じて適切に調整されることが望ましい。すなわち、上記のようなピアノ型鍵盤楽器に設置されるスピーカにおいても、スピーカは、作業者によって任意の方向に向けて設置向きを変更可能であること、及び、任意の位置に取り付け可能であることが望ましく、従って、従来より、その様な作業者からのニーズが存在していた。
上記特許文献2は、回転可能に支持されたスピーカボックスを演奏者側(前方)に向けること又は聴衆側(後方)に向けることで、2方向にスピーカの向きを変更しうることを開示しているが、これは、スピーカボックスが両側板を貫通する回転用ビスによって回転自在に支持される構成であるため、その取り付け位置を自由に変更することはできなかった。また、上記特許文献1にあっては、スピーカは支柱や側板等のピアノの構造部材上に固定されるものとして記述されているものの、その具体的な取り付け方法については示されておらず、取り付け位置やスピーカの向きを可変とする構成についての示唆はない。
スピーカを支柱等のピアノ本体の構造部材上に固定する方法として、例えば、L字金具等の連結具を介してネジ止めすることが考えられるが、その場合、該構造部材に対してネジ穴を穿つ必要がある。すなわち、このような方法では、ピアノ本体に対してスピーカを取り付けるための何らかの機械加工を施さねばならなかったので、ピアノ本体の部材を傷つけることになってしまう。また、この場合に位置変更を可能に構成したとしても、その位置変更作業は簡易に行えるものではなかった。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、楽器本体の部材を傷める(機械加工を施す)ことなく、取り付け向き調整及び取り付け位置調整を自在に行いうるスピーカの取り付け構造を提供しようとするものである。
この発明は、ピアノ型鍵盤楽器にスピーカを取り付けるためのスピーカ取り付け構造であって、前記ピアノ型鍵盤楽器においてスピーカを取り付けるべき箇所の楽器構造部材に当接可能な第1の取り付け部材と、前記構造部材において前記第1の取り付け部材の当接位置と反対側の位置に当接可能な第2の取り付け部材と、前記第1の取り付け部材と前記第2の取り付け部材によって前記構造部材を両側から締め付ける締め付け手段と、前記スピーカを直接又は間接的に係止する係止部であって、該スピーカを該係止部に係止した状態で、前記第1又は第2の取り付け部材に対して該スピーカを固定するものと、前記係止部に係止されたスピーカの指向方向を調整可能にする調整手段と、前記第1又は第2の取り付け部材に対するスピーカの配置位置として、前記調整手段によりスピーカ指向方向を調整可能な第1の配置位置と、スピーカ指向方向を固定したままスピーカ本体が楽器側面から見えない位置に収容される第2の配置位置のいずれかを選択可能にする選択手段とを具備することを特徴とする。
この発明によれば、第1の取り付け部材と前記第2の取り付け部材は、締め付け手段によりスピーカを取り付けるべき箇所の楽器構造部材を両側から締め付けて、第1の取り付け部材と前記第2の取り付け部材を楽器構造部材に固定し、係止部に対して直接又は間接的にスピーカを係止することで、第1又は第2の取り付け部材に対してスピーカを取り付けることができる。このとき、第1又は第2の取り付け部材に対する前記スピーカの配置位置は、調整手段によりスピーカ指向方向を調整可能な第1の配置位置又は、スピーカ指向方向を固定したままスピーカ本体が楽器側面から見えない位置に収容される第2の配置位置のいずれかを選択可能である。
この発明によれば、第1の取り付け部材と第2の取り付け部材は、締め付け手段によりスピーカを取り付けるべき箇所の楽器構造部材を両側から締め付けることで、楽器構造部材に固定される。そして、係止部に対して直接又は間接的にスピーカを係止することで、第1又は第2の取り付け部材に対してスピーカを取り付けることができる。したがって、楽器本体の構造部材にスピーカを取り付けるためのネジ穴等を穿つ等の機械加工を行う必要がないので、楽器本体の構造部材を傷めることなく、任意の位置にスピーカを取り付けることができる。
また、係止部を介してスピーカを取り付ける構成であるため、着脱容易な構成により、ピアノ型鍵盤楽器に対してスピーカの取り付け及び取り外しを行うことが可能となる。例えば、第1又は第2の取り付け部材側に設けられたL字金具と、スピーカ側に設けられた該L字金具に係合する貫通穴により係止部を構成することで、ピアノ型鍵盤楽器に対するスピーカの着脱作業が容易なスピーカ取り付け構造を提供することができる。
更に、スピーカの配置位置は、スピーカ指向方向を調整可能な第1の配置位置、又はスピーカ本体が楽器側面から見えない位置に収容される第2の配置位置のいずれかを選択できる。第1の配置位置では、スピーカ指向方向を任意に調整できる。第2の配置位置を選択した場合には、楽器側面からは目に付かない位置にスピーカが隠されるので、楽器外観にスピーカが露出することを可及的抑制できる。第2の配置位置は、ピアノの外観、全体的な雰囲気、或いは、趣等を損なわずにスピーカを取り付けることができるので、特に、アコースティックのピアノにスピーカを装着するときに、好ましい。

以下、添付図面を参照して、この発明の一実施例について説明する。以下に説明する実施例では、一例として、この発明に係るスピーカの取り付け構造をグランドピアノに適用した例を示す。なお、グランドピアノは電子音源を用いた演奏機能を有するものである。以下の説明において、グランドピアノ自体の詳細な構成や、自動演奏機能を実現するための構成等については周知のため、その図示及び説明を省略する。
図1は、本実施例に係るスピーカの取り付け構造をピアノ上側から見た斜視図であり、スピーカ取り付け部分のみを抽出して示す。周知のとおり、グランドピアノの骨格は複数の角材を組み合わせて構成した木枠を含み、該木枠はピアノ本体の下面側(響板の下側)において露呈している。図において、符号1は前記木枠を構成する複数の角材のうちの1つ(支柱)を示しており、当該支柱1は図示及び説明の便宜上想像線で示してある。支柱1は、ピアノ本体の下面において、本体の下面に平行(言い換えれば地面と平行)な向きで、配設されている。
また、符号2は当該ピアノに組み付けるべきスピーカである。スピーカ2としては、適宜の汎用のボックスタイプのスピーカを適用して差し支えない。この例では、スピーカ2は、その本体を成すスピーカボックスの前面に設けられた放音口がピアノ下面側を指向する向きで設置される(図1においてはスピーカ2の裏面2a側が図の前面に顕れている)。また、スピーカ2の底面部2bには、詳しくは後述するスピーカ保持金具20が取り付けられている。なお、スピーカ2の裏面2aには、オーディオ入力プラグや当該スピーカ2の電源スイッチ等が設けられていてよい。
図1から明らかなように、支柱1の上面1aにおいて、第1の取り付け部材3が配設されている。第1の取り付け部材3は、全体的な形状が略T字型の板状部材によって形成されており、その板面において支柱1の上面1aに当接する。また、支柱1の下面1b、すなわち、第1の取り付け部材3の反対側の位置には、第2の取り付け部材4が配設されている。第2の取り付け部材4は断面形状が略L字型の板状部材によって形成されている。第2の取り付け部材4は、第1の取り付け部材3と対向すべき対向部4aにおいて支柱1の下面1bに当接し、該対向部4aから立ち上がる立面4bが支柱1の側面1cに沿うよう配置される。立面4bには、スピーカ保持金具20と係合してスピーカ2を係止するためのL字状金具10が2つ具備されている。2つのL字状金具10は、スピーカ2の横幅方向に並んで配設されており、スピーカ2を2点で支持できるようになっている。
第1の取り付け部材3及び第2の取り付け部材4は、夫々、支柱1に対する当接面の幅が該支柱1の幅よりも幅広に形成されており、端縁部寄りの適宜の複数箇所(この例では3箇所)には、取り付けネジ5a〜5cを挿通するためのネジ穴が設けられている。これら取り付けネジ5a〜5cは、第1の取り付け部材3及び第2の取り付け部材4を相互に締結するための締め付け手段として機能する。支柱1を上下両面側において夫々対向するよう配置された第1の取り付け部材3及び第2の取り付け部材4は、取り付けネジ5a〜5cによって相互に締結されることで、支柱1を締め付ける。これにより、両取り付け部材3,4を支柱1上の任意の位置に固定することができる。
なお、図に示す例では、3本の取り付けネジ5a〜5cにより第1の取り付け部材3及び第2の取り付け部材4を3点で締結する例を示したが、これに限らず、少なくとも、第1の取り付け部材3及び第2の取り付け部材4が、支柱1を両側から締め付けて、任意の位置で固定されるのであれば、ネジ止め箇所は幾つであってもよい。また、第1及び第2の取り付け部材3、4の形状も、図示の例に限定されず、少なくとも支柱1の一面に当接して、両取り付け部材で該支柱1を両側から締め付けることができればどのような形状であってもよい。
図2(a)は、スピーカ保持金具20の取り付け例を示す斜視図である。また、図2(b)は、スピーカ保持金具20を(a)の矢印Bから見た平面図である。スピーカ保持金具20の一方の端部(図2(b)において上側)には、第2の取り付け部材4に具わるL字状金具10と係合する貫通穴21が形成されている。貫通穴21はスピーカ2の横幅方向に沿って伸びた長穴であり、この貫通穴21に、L字状金具10の鉤手の部分(折り返し部分)を引っ掛けることができるようになっている。また、スピーカ保持金具20には、左右一対の係止補助部22が、板面から立ち上がるよう形成されている。詳しくは後述するように、スピーカ2を支柱1に(第2取り付け部材4に)取り付けた際、両補助部22に夫々装着される当接ネジ23によってスピーカ2を下側から支えることで、L字状金具10におけるスピーカ2の係止を固定する。
スピーカ保持金具20の略中心部にはネジ穴24が設けられており、該ネジ穴24に取り付けるネジ25によって、スピーカ保持金具20をスピーカ2にネジ止めする。これにより、スピーカ取り付け部材20は、スピーカ2に対して前記ネジ25を中心として相対的に回動可能に取り付けられる。図から明らかなように、ネジ穴24がスピーカ保持金具20の長手方向に沿って延びる長穴状に形成されているので、スピーカ保持金具20のスピーカ2に対する取り付け位置は、ネジ穴24の長さ範囲内において調整可能である。図2(a)の例では、ネジ穴24の上端(図2(b)において下端)にてネジ25のネジ止めを行っている。この位置でスピーカ保持金具20をスピーカ2に取り付けると、スピーカ2を支柱1に取り付けた際に、スピーカ2は相対的にピアノ下側へ出っ張った位置に取り付けられることになる。このスピーカ位置を以下の説明において、説明の便宜上、「第1の配置位置」という。
スピーカ保持金具20の他方の端部(図2(b)において下側)には、円弧状のネジ穴26が穿設されており、該ネジ穴26を介してネジ27をスピーカに螺着する。ネジ穴26とネジ27は、前記「第1の配置位置」におけるスピーカ保持金具20のスピーカ2への取り付けに利用されると共に、スピーカ2をスピーカ取り付け部材20に対して相対的に回動させる際の回動ガイド部材として機能する。スピーカ保持金具20に対するスピーカ2の回転位置を可変することで、スピーカ2の支柱1に対する取り付け向き、すなわち、「第1の配置位置」では、スピーカ2の指向方向が調整可能となっている。
また、スピーカ保持金具20をスピーカ2に取り付けるに際して、図2(a)において、長手状のネジ穴24の下端(図2(b)において上端)にてネジ25のネジ止めを行ってもよい。この位置でスピーカ保持金具20をスピーカ2に取り付ける場合は、ネジ穴28を用いる。この位置でスピーカ保持金具20をスピーカ2に取り付けると、ネジ穴28の形状から明らかなように、スピーカ2の指向方向の調整は固定されるが、スピーカ2を支柱1に取り付けた際に、スピーカ2は本体(スピーカボックス)がピアノ本体下面内の奥まった、楽器側面からは目に付かない位置に収容されることになる。このスピーカ位置を以下の説明において、説明の便宜上、「第2の配置位置」という。従って、ユーザは、前記第1の配置位置でスピーカ2を取り付けるか、第2の配置位置でスピーカ2を取り付けるかを、スピーカ保持金具20の取り付け位置に応じて選択することができる。
次に、この実施例に係るスピーカ取り付け機構を使用してスピーカ2を支柱1に取り付けるための手順について説明する。先ず、第1の取り付け部材3と第2の取り付け部材4は、支柱1を介して夫々対向させた状態で配置され、取り付けネジ5a〜5cにより両取り付け部材3,4を締結することで、該第1及び第2の取り付け部材3,4を支柱1の任意の位置に固定することができる。一方、スピーカ2には、スピーカ保持金具20をネジ止めによって取り付ける。スピーカ保持金具20の貫通穴21を第2の取り付け部材4のL字状金具10に引っ掛けるだけで、スピーカ2を第2の取り付け部材4に取り付けることができる。図1において矢印Aは、第2取り付け部材4に対するスピーカ2の装着方向を示している。図3(a)は第1の配置位置でスピーカ2を支柱1に取り付けた状態を示す斜視図であり、図においてスピーカ2を想像線(二点鎖線)で示す。なお、同図において、図面下方がピアノの下方に対応する。スピーカ2に取り付けたスピーカ保持金具20を第2取り付け部材4のL字状金具10に引っ掛けると、スピーカ保持金具20に設けられた係止補助部22は、支柱1の下面側に位置する取り付け部材4の対向部4aに対向するよう突出する。図3(b)(吹き出し図)において、1つの係止補助部22の部位を抽出・拡大して示す。(b)に示すように、係止補助部22の下方から当接ネジ(蝶ネジ)23を螺着して、下端部を対向部4aに当接させる。これを左右両側の係止補助部22で行う。これにより、L字状金具10に引っ掛けられたスピーカ2を下側から支えて固定する。
これにより、作業者は、スピーカ2を支柱1上の任意の箇所で簡単に取り付けることができる。また、L字状金具10での係止を解くだけで間単にスピーカ2を取り外すことができる。また、ピアノ本体の部材(支柱1等)に直接スピーカ2を取り付けるためのネジ穴等を穿つ等の機械加工を行う必要がないので、ピアノ本体の部材を傷めることがない。
また、スピーカ2の取り付け位置の変更するには、取り付けネジ5a〜5cを緩めることで、第1及び第2の取り付け部材3,4の位置をずらすだけで実施可能であるため、ネジ取り外しの手間等をかけることなく、簡便に行うことができる。
また、図3(c)は、第2の配置位置でスピーカ2を支柱1に取り付けた状態を示す斜視図である。第2の配置位置では、スピーカ2の指向方向は下向きで固定されており、スピーカ2の取り付け位置が全体としてピアノ本体下面の奥に引っ込むので、楽器側面からは目に付かない位置にスピーカ2が収容され、支柱1の下側へのスピーカ2の突出部分が可及的少なくなる。第2の配置位置を採用することで、殊にアコースティックのピアノにおいて、ピアノの外観や全体的な雰囲気や趣が損なわれることがないよう、スピーカ2の露見を可及的抑制できるので好ましい。
なお、上記図1〜3に示す実施例では、スピーカ2側にスピーカ保持金具20を取り付け、それを取り付け部材4の係止部(L字状金具10)に引っ掛ける構成、即ち、スピーカ2を取り付け部材に間接的に係止する構成例を示したが、これに限らず、スピーカと取り付け部材が直接に係止可能な構造をスピーカ本体に具える構成であってもよい。
また、上記実施例では、取り付け部材4にスピーカ保持金具20を引っ掛けるL字状金具10を設け、スピーカ保持金具20に該L字状金具10と係合する「貫通穴」が設けた構成を示したが、スピーカ2側にL字状金具を設け、取り付け部材側にL字状金具と係合する「貫通穴」を設ける構成であっても良いし、また、スピーカ係止機構の形態はL字状金具と穴との係合による形態に限らず、対向するL字状金具を、スピーカ、取り付け部材側にそれぞれ設ける構造であってもよいし、L字(鉤手)状に曲がった部材に限らず、棒状に部材を穴に引っ掛ける構造など、スピーカを取り付け部材に係止できるのであれば、どのような構造であっても良い。また、スピーカ保持金具20のスピーカ2への取り付け位置を、スピーカ指向方向を調整可能な第1の配設位置と、スピーカ指向方向を固定したままスピーカ本体が楽器側面から見えない位置に収容される第2の配設位置の2箇所から選択可能な構成を示したが、これに限らず、上記2箇所の双方にてスピーカ指向方向を調整可能な構成であってもよいし、或いは、位置選択のないシンプルな構成であってもよいし、更には、上記2箇所からの選択に限らず、よりフレキシブルな位置設定ができるような構成であっても差し支えない。
図4(a)は、スピーカ取り付け機構の別の構成例を示す図であって、グランドピアノを下面側から見た平面図である。また、(b)は(a)の矢印Cから見た側面図である。
以下の説明において、既述のものと同様な構成要素については、図示及び説明の便宜上同じ符号を付与し、その詳細な説明は適宜省略するものとする。
図4に示すスピーカの取り付け構造は、スピーカ2が直接的に装着される第1の取り付け部材3と、前記第1の取り付け部材3と協働して支柱1を両側から挟持するための第2の取り付け部材4を含む。第1の取り付け部材3と第2の取り付け部材4は、各々、全体として平板な板状部材によって構成され、両取り付け部材3,4は、支柱1上の任意のスピーカ取り付け位置において支柱1を挟み込むよう互いに対向して配置され、取り付けネジ5a〜5dによって第1及び第2取り付け部材3,4間が相互に締結されることで、支柱1を挟持した状態で固定される。
スピーカ2が装着されるべき第1の取り付け部材3は、その長手方向が支柱1の長手方向に沿って平行になるよう配置されており、前記取り付けネジ5a〜5dによって支柱1を挟持する部分(支柱1との当接面)から迫り上がって延設されたスピーカ支持部31を有し、該スピーカ支持部31においてスピーカ2を片持ち支持する。図4(b)において想像線(二点鎖線)で示すように、スピーカ2はその底面部において2つのネジ12a、12bによってスピーカ支持部31に取り付けられている。また、スピーカ2は本体の前面に設けられた放音口がピアノ下面側を指向する向き(図4(a)おいては正面:(b)では下方向き)で設置される。
図5(a)は図1に示す第1の取り付け部材3の平面図であり、(b)は(a)を矢印Dから見た側面図である。第1の取り付け部材3は、支柱1の側面に対して当接される当接面30と、スピーカ2を装着するためのスピーカ支持部31とを有し、該当接面30の部分には、取り付けネジ5a〜5dを夫々貫通させる取り付けネジ穴33a〜33dが設けられている。第1の取り付け部材3の幅W1方向についての各ネジ穴の相互間隔(33aと33c、33bと33dの間)は、支柱1の側面の幅よりも広くなっており、支柱1を挟み込んだ両取り付け部材3,4を取り付けネジ5a〜5dによって締結することを可能としている。
スピーカ支持部31は、傾斜面32を介して当接面30から迫り上がるよう形成された平面部であり、当接面30と平行である。傾斜面32は、例えば、取り付け部材3が支柱1に取り付けられた状態で、その側面(当接面30の同一平面)から略45度程度立ち上がるような傾斜を有する。よって、第1の取り付け部材3が支柱1に取り付けされた状態では、スピーカ支持部31と支柱1の側面との間には適宜の幅の間隙が生じている。
スピーカ支持部31には、スピーカ2を装着するために、一対の第1通孔34a、34b及び一対の第2通孔35a、35bが設けられている。これらの通孔34a、34b、35a、35bは、同一円周P上に配置されており、通孔の各対34aと34b、並びに、35aと35bは、円周Pの中心点Oについて対称に位置する。スピーカ2の装着に使用する通孔の対を変更することで、スピーカの指向方向を選択的に変更できる。例えば、図4に示すようにスピーカ2の放音口を下向きに設置するときは、第1通孔34a、34bにネジ36a、36bを装着してスピーカ2を取り付けるものとし、放音口の指向方向を90°変える、つまりスピーカを略水平向きに指向させるときは、第2通孔35aと35bを用いて、スピーカ2の取り付けを行うことができる。
これら通孔34a、34b及び35a、35bは、スピーカ2の指向方向を調整するための角度調整機構としても機能する。図に示すとおり、各通孔34a、34b及び35a、35bは、円周Pの周方向に沿って所定の角度範囲にわたって延びた長手孔状に形成されている。図2では、一例として、第1通孔34a、34bは、中心点Oを中心にして略90°の角度範囲にわたって延びる長手孔である。また、第2通孔35a、35bは、中心点Oを中心にして略40°の角度範囲にわたって延びる長手孔である。作業者は、スピーカ2の取り付け角度を、現在使用している通孔の対が許容する角度範囲内において自在に調整することができる。
図6(a)は図1に示す第2の取り付け部材4の平面図であり、(b)は(a)を矢印Eから見た側面図である。図6(a)に示すように、第2の取り付け部材4は、取り付けネジ5a〜5dを夫々貫通させる取り付けネジ穴40a〜40dを有する。各ネジ穴40a〜40dの相互の配置間隔は、前記第1の取り付け部材3における各取り付けネジ穴33a〜33dの相互の配置間隔と等しくなされており、第1の取り付け部材3と第2の取り付け部材4とが対向して配置されたときに、対向すべき各ネジ穴の位置が略一致することで、該対向すべき各ネジ穴に夫々貫通する各取り付けネジ5a〜5bが真っ直ぐに通る。第2の取り付け部材4の幅W2は第1の取り付け部材3の幅W1に等しい。上述の通り各ネジ穴40a〜40dの相互の配置間隔は、第1の取り付け部材3の各取り付けネジ穴33a〜33dのそれに等しいので、幅W2方向に配列された各ネジ穴の相互感覚(40aと40c及び40bと40d)もまた、支柱1の側面(取り付け部材4と当接する面)の幅よりも広く、各ネジ穴に取り付けた取り付けネジ5a〜5bが支柱1の側面に沿って延びるようになっている。
この実施例に係るスピーカの取り付け手順について説明すると、スピーカ2を装着した第1の取り付け部材3と第2の取り付け部材4は支柱1を挟み込むよう配置され、このように配置された両取り付け部材3及び4を取り付けネジ5a〜5dによって締結する。両取り付け部材3及び4は、取り付けネジ5a〜5dの締結により支柱1を緊密に挟持することで、支柱1上に固定される。従って、作業者は、上述した図1〜図3に示す構成と同様に、ピアノ本体の部材(支柱1等)を傷めることなく(機械加工を施すことなく)簡単な方法で、スピーカ2を支柱1の任意の箇所に取り付けることができ、取り付け位置の変更や、スピーカ指向方向の調整も簡便に行えるようになる。また、図4(b)から見て取れるように、スピーカ2の長手方向がグランドピアノの下面に対して平行になるよう取り付けられることから、支柱1の下側面へのスピーカ2の突出部分が可及的少なくなり、ピアノの外観を損なわないという点で好ましい。
上記図4〜図6の実施例では、第1の取り付け部材3に具わるスピーカ支持部31が。当接面30から迫り上がって延びる面として構成され、支柱1に取り付けされた状態では、支柱1に沿って平行に延びる例を示した。図7及び図8は第1の取り付け部材3の更に別の構成例として、スピーカ支持部31が支柱1に対して垂直に延びる構成例を示す。
図7(a)は、当該別の構成例に係るスピーカの取り付け構造をピアノ下面側から見た示す平面図であり、(b)は(a)の矢印Fから見た側面図である。また、図8(a)は図7の第1の取り付け部材3を矢印Gから見た正面図、(b)は該取り付け部材3の平面図、(c)は該取り付け部材3の側面図、を夫々示す。図7及び図8に示すように、第1の取り付け部材3のスピーカ支持部31は、当接面30の一縁部から略垂直に立ち上がるよう形成される。スピーカ2は、その底面部において、スピーカ支持部31に具わる通孔の対(34a、34b又は35a、35b)にネジ12a、12bによって角度調整可能に取り付けされる。なお、第2の取り付け部材4は図4〜図6に示したものと同様に構成される。図7(a),(b)に示すように、第1の取り付け部材3が支柱1に取り付けされた状態では、スピーカ支持部31は支柱1の側面から略垂直に延び、スピーカ2は、該スピーカ支持部31において、スピーカの長手方向が支柱1の長手方向に沿って平行に延びるよう片持状に支持される。なお、図7(b)において、符号2cはオーディオ入力プラグである。
図7及び図8の第1の取り付け部材3によれば、スピーカ支持部31が支柱1に対して略垂直になることにより、第1の取り付け部材3と第2の取り付け部材4を支柱1に固定した後にも、スピーカ支持部31の裏面(ネジ12a、12bの頭が出る面)が作業者に対して露呈しうる。従って、両取り付け部材3,4を支柱1に取り付けたままの状態で、スピーカ2の着脱や、スピーカ2の指向方向の調整を自在に行うことができるという利点がある。また、第1の取り付け部材3にスピーカ2を装着してから両取り付け部材3,4をピアノ側に固定する手順、あるいは、両取り付け部材3,4をピアノ側に固定してからスピーカ2を装着する手順の何れの手順でもスピーカの取り付け作業が実施できるので、作業手順を自由にできるという利点がある。
なお、上記何れの実施例においても、第1の取り付け部材3と第2の取り付け部材4を締結する取り付けネジを貫通されるネジ穴の構成例として、ネジ頭が当接する第2の取り付け部材4側にはネジ山を形成せずに通孔とし、他方の第1の取り付け部材3側にのみにネジ山を設け、こちらで取り付けネジを螺着させる構成であってもよい。また、第1の取り付け部材3側において、各取り付けネジに螺合するナットを配設し、該ナットによって各取り付けネジをネジ止めしてもよい。
また、上記図4〜図8の例では、4本の取り付けネジ5a〜5dを用いて第1及び第2の取り付け部材3,4を締結する例について説明したが、ネジ締め箇所及び数は上記に限定されない。例えば各取り付け部材3,4の4つのネジ穴(33a〜33d/40a〜40d)のうち、各々対角線上に位置する2つのネジ穴箇所のみ使用してもよい。
また、この発明に係るスピーカの取り付け機構によれば、スピーカを取り付けるべき箇所の厚みが第1及び第2取り付け部材を締結する取り付けネジの長さ以内の部材でさえあれば、どのような厚さのピアノ部材に対しても適用可能であり、また、支柱に限らず、側板や屋根板等に取り付けることも可能である。更に、例えばグランドピアノの脚のように、対向する側面同士が平行でない(傾斜面になっている)部材に対して適用することも可能である。
また、上述の例では、第1の取り付け部材及び第2の取り付け部材は、夫々平面状の板部材からなるものとしたが、この発明に係るスピーカ取り付け機構は、少なくとも、ピアノ本体の構造部材を挟み込むことで、該構造部材上に固定される部材であって、そこに直接又は間接にスピーカを取り付け可能なものであれば、上記に限定されない。その一例として、例えば取り付け部材の板面が、スピーカを取り付けるべきピアノ構造部材の形状に適合する形状に適宜湾曲しているような部材であってもよい。また、上述の例では、第1及び第2の取り付け部材が、各々一枚の板材から構成される例について説明したが、これに限らず、第1の取り付け部材と第2の取り付け部材が、一枚の板材を例えばC字型に折り曲げ成形されたもので構成されていてもよい。この場合、C字型に折り曲げ成形された板材の両腕部が、夫々第1の取り付け手段及び第2の取り付け手段として機能する。このように折り曲げ成形したものにおいては、両取り付け部材の締め付け手段としてネジ締めを利用するものに限らず板材のバネ力を利用することも可能である。
なお、スピーカ2は、スピーカボックス内にアンプを収納したアンプ内蔵型のスピーカを適用するとよい。アンプを内蔵しないスピーカを用いた場合、アンプは、例えば、音源、制御部、電源等を含む音源ボックス内に収納されており、この音源ボックスはピアノ下面の適宜の箇所に取り付けされるのが一般的である。アンプ内蔵型のスピーカを使用するメリットとして、スピーカボックス内に収納されたアンプの分だけ該音源ボックスのサイズを小さくすることができれば、ピアノ下面においてスピーカを取り付け可能な面積を拡張することができ、従って、スピーカ取り付け位置選択の自由度を増すことができる、ということが考えられる。
なお上述の実施例では、この発明に係るスピーカ取り付け構造をグランドピアノに適用した例を示したが、これに限らず、アップライトピアノに適用することも可能である。アップライトピアノに適用した場合、例えば、ピアノ本体の背面側に露呈した支柱に取り付けることができる。また、アコースティックのグランドピアノ又はアップライトピアノのみならず、発音体としての弦を持たないディジタルグランドピアノ(DGP)、すなわち、電子的音源を有しつつ楽器筐体の構造はアコースティックピアノと概ね同等な構造部材から構成される楽器においても適用可能である。
この発明の一実施例に係るスピーカの取り付け構造をピアノ上側から見た斜視図。 (a)は同実施例においてスピーカ保持金具のスピーカへの取り付け例を示す斜視図であり、(b)はスピーカ保持金具を(a)の矢印Bから見た平面図。 (a)は同実施例においてスピーカを支柱に取り付けた状態を示す斜視図であり、(b)はスピーカの係止補助部を拡大して示す図であり、(c)はスピーカ配置位置の変更例を示す斜視図。 この発明の別の実施例に係るスピーカの取り付け構造を示す図であって、(a)は、グランドピアノを下面側から見た平面図、(b)は(a)の矢印Cから見た側面図。 同別の実施例に係る第1の取り付け部材であって、(a)は平面図、(b)は(a)の矢印Dから見た側面図。 同別の実施例に係る第2の取り付け部材であって、(a)は平面図、(b)は(a)の矢印Eから見た側面図。 前記別の実施例の第1の取り付け部材の更に別の構成例を示す図であって、(a)は、グランドピアノを下面側から見た平面図、(b)は(a)の矢印Fから見た側面図。 図5(a)は同別の構成例に係る第1の取り付け部材を図4(a)の矢印Gから見た正面図、(b)は該取り付け部材の平面図、(c)は該取り付け部材の側面図。
符号の説明
1 支柱、2 スピーカ、3 第1の取り付け部材、4 第2の取り付け部材、5a〜5c,5d 取り付けネジ(締め付け手段)、10 L字状金具(係止部)、20 スピーカ保持金具、31 スピーカ支持部

Claims (1)

  1. ピアノ型鍵盤楽器にスピーカを取り付けるためのスピーカ取り付け構造であって、
    前記ピアノ型鍵盤楽器においてスピーカを取り付けるべき箇所の楽器構造部材に当接可能な第1の取り付け部材と、
    前記構造部材において前記第1の取り付け部材の当接位置と反対側の位置に当接可能な第2の取り付け部材と、
    前記第1の取り付け部材と前記第2の取り付け部材によって前記構造部材を両側から締め付ける締め付け手段と、
    前記スピーカを直接又は間接的に係止する係止部であって、該スピーカを該係止部に係止した状態で、前記第1又は第2の取り付け部材に対して該スピーカを固定するものと、
    前記係止部に係止されたスピーカの指向方向を調整可能にする調整手段と、
    前記第1又は第2の取り付け部材に対するスピーカの配置位置として、前記調整手段によりスピーカ指向方向を調整可能な第1の配置位置と、スピーカ指向方向を固定したままスピーカ本体が楽器側面から見えない位置に収容される第2の配置位置のいずれかを選択可能にする選択手段と
    を具備することを特徴とするスピーカの取り付け構造。
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