JP4453199B2 - レーザー墨だし器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザー墨だし器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築現場などにおいて床面などに設置して、床面、天井面、壁面にレーザー光を照射して墨出しラインを形成し、正確に墨だしを行なえるようにレーザー墨だし器が実用に供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のレーザー墨だし器は360°の全方位にレーザー光を照射することができないため、本体を設置位置で回転させるなどの対応を取る必要があり、作業が面倒であるとともに墨出しの精度にも少なからず影響を与える恐れがあった。この問題を解決する手段として円錐ミラーを利用し、この円錐ミラーにレーザー光を照射することにより360°の全方位にレーザー光を照射することが可能であるが、360°の全方位にレーザー光を照射するためには円錐ミラーを含む照射部を本体より突出させる必要があり、結果として照射部が露出されることになり、建築現場の環境下において使用される性格上、照射部に機械的、物理的ダメージが加わるという問題の発生が懸念される。また、照射部を透明なカバーで覆うことも考えられるが、レーザー光がカバーで拡散されて正確な墨だしができないという問題もある。
【0004】
本発明は上記問題点を解消し、レーザー光を照射する照射部を保護するとともに、装置を動かすことなくレーザー光を360°の全方位に照射することができるレーザー墨だし器を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係るレーザー墨だし器は、建築現場において床面に設置し、床面、天井面、壁面にレーザー光を照射して墨出しラインを形成するレーザー墨だし器において、レーザー光を360°の全方位に照射する照射部を、墨だし器本体を収容するケース体より突出して配置するとともに、該照射部をカバー部材で覆い、該カバー部材の周面には周方向にレーザー光の照射方向と平行に開口部を形成し、該開口部を通してレーザー光が照射されることを特徴とする。
【0006】
なお、前記カバー部材を前記ケース体に対し周方向に回動可能に設けることが好ましい。
【0007】
また、前記カバー部材は前記ケース体に着脱可能にし、カバー部材の交換を可能にするとともに、照射部の清掃を容易にできるようにすることが好ましい。
【0008】
そして、前記ケース体は、前記カバー部材に代えて前記照射部をケース体内に収容し、該ケース体の周面には上記照射部の照射するレーザー光を照射する開口部を形成してもかまわない。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るレーザー墨だし器の一例を示す斜視図で、このレーザー墨だし器Aは筒状のケース体1の内部に墨だし器本体2を収納するとともに、この墨だし器本体2に設けられたレーザー光を照射する第1と第2の2つの照射部3、4が配置角90度でケース体1の周面から突出するように配置されるとともに、墨だし器本体2の頂面には上記第1と第2の2つの照射部3、4に対し垂直方向に第3の照射部5がケース体1の上部から上方に突出するように配置されている。
【0010】
なお、上記第1、第2及び第3の照射部3、4、5は、図2(a)に示すように、レーザー投光器aと透明な筒状の支持体bで支持された円錐ミラーcとで構成され、レーザー投光器aに対向して配置された円錐ミラーcの頂点に垂直に照射されたレーザー光は円錐ミラーcでレーザー投光器aから照射される線状のレーザー光に対し直交方向に360度の全方位に面状に反射された墨つき用のレーザー光となって照射できるようになっているものである。なお、この照射部は360度の全方位にレーザー光を照射するものであれば上記構成に限定されるものではなく、例えば、レーザー投光器の上部に円柱状の透明なガラス体を連接し、このガラス体の上面から下方に向かって円錐状の凹部を形成し、この凹部の内面に鏡面を形成しても構わない。
【0011】
また、レーザー墨だし器Aの設置状態が水平でなくとも第1、第2照射部3、4、の墨つき用のレーザー光が常に垂直方向に照射されるとともに、第3照射部5の墨つき用のレーザー光が常に水平方向に照射されるように、墨だし器本体2はリング7に設けられた支軸7a、7bに揺動可能に支持され、リング7はケース体1に固定されたリング8に設けられた支軸8a、8bに揺動可能に支持されている(図2(b)参照)。
【0012】
ところで、上記第1、第2及び第3の照射部3、4、5はそれぞれ筒状のカバー部材6で覆われている。このカバー部材6は、図3(a)(b)(c)の正面図、側面図及び斜視図に示すように、下面が開口した略台形状の筒体で構成され、両側面から上面に渡ってフレーム10が突出して形成されるとともに、周面にはフレーム10間に周方向に帯状の開口部11、11が形成されている。
【0013】
フレーム10はカバー部材6を補強するものであってカバー部材6の上面に位置するフレーム10は凹凸状のスリップ止め12が形成されて摘み部10aを構成している。なお、支柱に相当する縦のフレーム部10bは断面をレーザー発光の中心から放射方向に沿って台形又は三角形状に形成し、レーザー光の照射を遮る部分がなるべく少なくなるようにしてもよい。
【0014】
また、上記開口部11の上下方向の幅は、ケース体1に収容された墨だし器本体2が、ケース体1の設置状態の影響を受けずに常に水平状態を保つように構成されているため、相対的にケース体1に対し墨だし器本体2が傾くような状態になっても(傾斜角度5度程度)照射部から照射されるレーザー光がカバー部材6に干渉されない大きさに設定されていればよい。
【0015】
さらに、カバー部材6の下部には鍔部13が周設されるとともに、鍔部13の下方のカバー部材6の下端周縁には2つの係合片14、14が外方に対称に突出して形成されている。この鍔部13と係合片14との間隔は後述する支持板16の肉厚とほぼ同等に形成されている。
【0016】
そして、上記カバー部材6が取り付けられるケース体1は、右ケース体1aと左ケース体1bとから構成され、右ケース体1aと左ケース体1bとを合体させて適宜手段で固定することにより形成されるもので、周面には2つの係合穴15が配置角90度で形成され、上面には1つの係合穴15が形成されている。これらの係合穴15は、図4に示すように、上述したカバー部材6の底面の直径よりやや大きな径の円形に形成され、この係合穴15の内周面には支持板16が内方に突出して周設されている。この支持板16には切り欠き部17が2箇所形成され、この切り欠き部17の幅は上記カバー部材6の係合片14が通過できる程度の大きさに形成されている。
【0017】
上記構成のレーザー墨つき器によれば、墨つき器本体2の照射部3、4、5がケース体1の係合穴15からそれぞれ突出するように墨つき器本体2をカバー体1に収容した後、係合穴15にカバー部材6を取り付ける。このカバー部材6を取り付けるにあたっては、係合片14を支持板16の切り欠き部17に対応させ、カバー部材6の鍔部13の下面が支持板16の上面に当接するまでカバー部材6の下部を係合穴15に挿入する。鍔部13が支持板16に当接した状態で、摘み部10aを摘んでカバー部材6を周方向に回動し、支持板16が鍔部13と係合片14とで挟持された状態にする。これで、カバー部材6をケース体1に取り付けたことになる。
【0018】
そして、電源を投入するとレーザー投光器aから線状のレーザー光が円錐ミラーcの頂点に向かって照射され、円錐ミラーcで360度の全方位に面状に反射されたレーザー光に変換され、変換されたレーザー光はカバー部材6に形成された開口部11を通して外方に照射され、壁や天井に墨だしラインを形成することができる(図5参照)。
【0019】
しかし、円錐ミラーcで反射されたレーザー光はカバー部材6の縦のフレーム10bによって一部が遮断され、墨だしラインに欠落部分Xが2箇所発生することになるが(図6(a)参照)、カバー部材6を回動することにより欠落部分Xが移動し、以前の欠落部分X´にレーザー光を照射することができるため(図6(b)参照)、本体を動かすことなくカバー部材6を回動操作するだけで、360度の全方位に墨だしラインを形成することができる。
【0020】
上述のレーザー墨だし器Aによれば、ケース体1から突出した照射部3、4、5は、カバー部材6で保護されているので、レーザー墨だし器Aを転倒させたり、移動中にぶつけたりしても照射部3、4、5にダメージを与えることがない。また、照射部3、4、5全体が露出する状態を回避することができるので、埃などの汚れによる照度低下、水滴による故障などのトラブルを回避することができる。そして、カバー部材6のフレーム10によるレーザー光の欠落部は、カバー部材6を回動することによってリカバリーされるので、本体を動かすことなく360度の全方位にレーザー光を照射することができ、墨だしの作業の効率と、墨だしの精度を保持することができる。
【0021】
なお、上述のレーザー墨だし器では、照射部をケース体から突出させ、突出した照射部をカバー部材で覆うようにしたが、図7に示すように、レーザー照射部5に対応してケース体20を上方に膨出させ、膨出部の周面にレーザー光が通過する開口部21を形成し、この開口部21からレーザー光を照射するようにしてもよい。なお、開口部21と開口部21の境界に形成される支柱22の断面は、図示しないが、レーザー発光の中心から放射方向に沿って台形又は三角形状に形成し、レーザー光の欠落部がなるべく少なくなるようにすることが望ましい。
【0022】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、レーザー光を照射する照射部を保護することができ、レーザー墨だし器を転倒させたり、移動中にぶつけたりしても照射部にダメージを与えることがなくなる。また、照射部全体が露出する状態を回避することができるので、埃などの汚れによる照度低下、水滴による故障などのトラブルも回避することができる。
【0023】
請求項2の発明によれば、カバー部材のフレームがレーザー光の照射を妨げることになるが、カバー部材を回動させてレーザー光の欠落部を再照射することができ、結果的に本体を動かすことなく360度の全方位にレーザー光を照射することができ、墨だしの作業の効率と、墨だしの精度を保持することができる。
【0024】
請求項3の発明によれば、カバー部材を着脱できるようにしたのでカバー部材が破損したときには、カバー部材のみを交換すればリカバリーできるし、カバー部材を外すことにより照射部の清掃等のメンテナンスを容易に行なうことができる。
【0025】
請求項4の発明によれば、カバー部材を用いることなくケース体全体で照射部を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザー墨だし器の一例を示す斜視図
【図2】(a)(b)は照射部とケース体との関係を示す要部縦断面図及び、ケース体と墨だし器本体との関係を説明するY―Y´線端面図
【図3】(a)(b)(c)はカバー部材の正面図、側面図及び斜視図
【図4】ケース体とカバー部材との関係を説明する斜視図
【図5】レーザー光の照射状態を説明するレーザー墨だし器の要部断面図
【図6】(a)(b)はレーザー光とカバー部材との関係を説明する平面図
【図7】レーザー墨だし器の他の例を説明する斜視図
【符号の説明】
1 ケース体
2 墨だし器本体
3、4、5 照射部
6 カバー部材
11 開口部
A レーザー墨だし器

Claims (4)

  1. 建築現場に設置し、床面、天井面、壁面にレーザー光を照射して墨出しラインを形成するレーザー墨だし器において、墨だし器本体に設けられてレーザー光を360°の全方位に照射する照射部を、墨だし器本体を収容するケース体より突出して配置するとともに、該照射部を覆うカバー部材を上記ケース体に取り付け、該カバー部材の周面にはレーザー光の照射方向と平行に開口部を形成し、該開口部を通してレーザー光が照射されることを特徴とするレーザー墨だし器。
  2. 前記カバー部材は前記ケース体に対し回動可能に取り付けられた、請求項1記載のレーザー墨だし器。
  3. 前記カバー部材は前記ケース体に対し着脱可能に取り付けられた、請求項1又は2記載のレーザー墨だし器。
  4. 前記照射部を前記カバー部材に代えて前記ケース体で墨だし器本体とともに前記照射部を覆い、該ケース体の周面には上記照射部からのレーザー光を照射する開口部を形成した、請求項1記載のレーザー墨だし器。
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