JP4453153B2 - 紙幣自動入出金装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客等の操作で取引を行う現金自動取引装置に搭載され、紙幣の入出金を行う紙幣自動入出金装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
顧客等の操作で取引を行う現金自動取引装置には、紙幣の入出金を行うために紙幣自動入出金装置が搭載されている。
この紙幣自動入出金装置は、金種別に紙幣を収納する複数の金種別カセット、各金種別カセットに対して補充する紙幣を収納するとともに、各金種別カセットから回収する紙幣を収納する一括カセット、リジェクト紙幣を収納するリジェクトカセットが備えられる。
【0003】
現金自動取引装置で出金取引が行われる場合、紙幣自動入出金装置では、各金種別カセットから紙幣を繰り出して行き、鑑別の結果、出金に適する紙幣は接客口へ送り、出金に適さないリジェクト紙幣はリジェクトカセットへ収納して、接客口に顧客の指定した金種金額の紙幣が揃うと、これを顧客に渡すものである。
このような紙幣自動入出金装置においては、紙幣自動入出金装置内の有高を自動的に確定し、それまでの紙幣の入り払いが正確であったかどうかを確認するために精査機能が設けられていることが一般的である。
【0004】
この精査機能は、金種別カセットの紙幣をまず一括カセットに送って金種別カセットを空にし、次にこの紙幣を金種別カセットに戻し、この時に計数を行う動作を全ての金種別カセットに対して行うことで、全金種別カセット内の紙幣の有高を計数するものである。
ここで、紙幣自動入出金装置に最初にあった紙幣の有高は判っており、また、取引開始から精査終了間の紙幣入金金額と紙幣出金金額も判っている。
【0005】
このため、以下の(1)式で精査終了時の紙幣自動入出金装置内の紙幣の有高を確定できる。
(精査終了時の紙幣自動入出金装置内の紙幣の有高)=(紙幣自動入出金装置に最初にあった紙幣の有高)+(取引開始から精査終了間の紙幣の入金金額)−(取引開始から精査終了間の紙幣出金金額)・・・(1)
精査終了時に、紙幣自動入出金装置に収納されている紙幣は、金種別カセット以外に、リジェクト紙幣がリジェクトカセットに収納されている。そこで、以下の(2)式を満たせば、それまでの紙幣の入り払いが正確であったことが確認できる。
((1)式の結果)=(精査機能で計数した全ての金種別カセットの有高)+(リジェクトカセット内の紙幣の有高)・・・(2)
リジェクトカセットは、紙幣を収納する機能は有するが、収納している紙幣を繰り出す機能を有していないので、リジェクトカセットに収納した紙幣を鑑別部に送り自動的に計数することはできない。そこで、係員は、精査終了後、リジェクトカセット内の紙幣の有高を確認することが必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
精査機能を実行した後、出金取引があった場合、金種別カセットから繰り出した紙幣の中で、出金に適さないと鑑別されたリジェクト紙幣があると、これはリジェクトカセットに収納される。すると、精査機能実行時にリジェクトカセットに収納されていた紙幣に余分な紙幣が加わることになり、係員がリジェクトカセット内の紙幣の有高を確認した時に、精査結果が合わなくなる。そのため、精査機能を実行した後は、係員は直ぐにリジェクトカセット内の紙幣の有高を確認しなければならず、精査機能を実行するタイミングに制限ができるものであった。また、これにより、精査機能を実行した後は、係員によるリジェクトカセット内の紙幣の有高を確認するまで、出金取引が実行できないので、顧客サービスが低下するものであった。
【0007】
そこで、精査機能の実行後も、係員によるリジェクトカセット内の紙幣の有高計数処理と関係なく、取引を続行できるようにする紙幣自動入出金装置を提供することが課題となっている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、発明の紙幣自動入出金装置は、入出金するための紙幣を収納する少なくとも一つの紙幣収納庫と、前記紙幣収納庫に対して補充する紙幣および該紙幣収納庫から回収した紙幣を収納する一括収納庫と、出金に適さない紙幣を収納するリジェクト収納庫とを備えるとともに、紙幣収納庫内の有高を確定する精査モードを行った後の精査後取引モード中に、リジェクトされた紙幣を収納する精査後リジェクト紙幣収納庫を備え、通常の取引モードでは、リジェクト紙幣をリジェクト収納庫に収納し、精査後取引モード中は、リジェクト紙幣を精査後リジェクト紙幣収納庫に収納して、一取引が終了する毎に、前記精査後リジェクト収納庫に収納した紙幣を紙幣収納庫に戻すことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の紙幣自動入出金装置は、入出金するための紙幣を収納する少なくとも一つの紙幣収納庫と、前記紙幣収納庫に対して補充する紙幣および該紙幣収納庫から回収した紙幣を収納する一括収納庫と、出金に適さない紙幣を収納するリジェクト収納庫とを備え、通常の取引モードでは、リジェクト紙幣をリジェクト収納庫に収納し、紙幣収納庫内の有高を確定する精査モードを行った後の精査後取引モード中は、リジェクト紙幣を一括収納庫に収納して、一取引が終了する毎に、前記一括収納庫に収納した紙幣を紙幣収納庫に戻すことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態を示す紙幣自動入出金装置の概略構成図である。
図において、1は接客口である。この接客口1には開閉可能なシャッタ1aが設けられ、顧客が自動取引装置を操作して取引を行う際は、このシャッタ1aが開閉して、紙幣の出し入れが行われる。
【0012】
この接客口1は、入金取引時に顧客によりセットされた複数枚の紙幣を1枚ずつ装置内に取り込む機能、顧客に返却する紙幣を取り込む機能、出金取引時に顧客に支払う紙幣を取り込む機能等を有する。
2は表裏反転機構部である。この表裏反転機構部2は、出金取引時に接客口1に送り込む紙幣の表裏が揃うように、搬送路の一部にスイッチバックする経路を設けて、紙幣の表裏を反転させることができるようにしてある。
【0013】
3は鑑別部である。この鑑別部3は、紙幣の真偽、正損、表裏、重送、連鎖および斜行等を検知する。
4a〜4cは金種別カセットである。これら金種別カセット4a〜4cは、紙幣を金種別に収納するもので、一例として、金種別カセット4aは千円紙幣用、金種別カセット4b,4cは万円紙幣用とする。
【0014】
5aは金種別カセット4aに設けたステージ、5bは金種別カセット4bに設けたステージ、5cは金種別カセット4cに設けたステージで、各ステージ5a〜5cは昇降可能で、その上に紙幣が集積される。
6aは金種別カセット4aの直上に設けた入出金ユニット、6bは金種別カセット4bの直上に設けた入出金ユニット、6cは金種別カセット4cの直上に設けた入出金ユニットで、各入出金ユニット6a〜6cには、搬送ローラ等で構成され、紙幣の分離繰り出しおよび集積を行う分離集積機構部7a〜7c、図示しないが金種別カセット4a〜4c上に開閉可能に設けた一時保留板、紙幣の搬送方向を切り替えるブレード等を備えている。
【0015】
8は一括カセットである。この一括カセット8は紙幣自動入出金装置に対して着脱可能で、金種別カセット4a〜4cに対して紙幣の補充を行ったり、該金種別カセット4a〜4cから紙幣の回収を行うためのものである。
9は一括カセット8に設けたステージで、金種別カセット4a〜4cに補充する紙幣および該金種別カセット4a〜4cから回収した紙幣を集積する。このステージは図示しないモータの駆動力を受けて昇降可能となっている。
【0016】
10は一括カセット8に設けた一括カセット分離集積機構部である。
11は一括カセット8に設けた第1種リジェクト紙幣収納部で、補充時の重送または斜行等と鑑別されたリジェクト紙幣を収納する。
なお、一括カセット8には、回収したした紙幣を収納する仕切り板、この仕切り板上の紙幣をステージ9上の積み替える機構が設けられている
12はリジェクトカセットである。このリジェクトカセット12は紙幣自動入出金装置に対して着脱可能で、顧客の取り忘れ紙幣を収納する第2種リジェクト紙幣収納部13と入金取引時に鑑別部3で入金可能であるが出金用紙幣としては再利用不可能と鑑別された紙幣、および出金取引時に鑑別部3で出金不可能と鑑別された紙幣を鑑別部3から直接収納する第3種リジェクト紙幣収納部14を有する。
【0017】
15は一括カセット8の上側に設けた精査後リジェクト紙幣収納部である。このリジェクト紙幣収納部15には、精査後、銀行員等の係員がリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14の有高を確認するまで、精査後の出金取引で発生したリジェクト紙幣を収納する。
16は精査後リジェクト紙幣収納部15に設けたリジェクト紙幣分離集積機構部、17はリジェクトステージで、このリジェクトステージ17は図示しないモータにより昇降可能となっており、リジェクト紙幣分離集積機構部16によりリジェクトステージ17に紙幣を集積したり、リジェクトステージ17上の紙幣を分離して繰り出す。
【0018】
ここで、精査後リジェクト紙幣収納部15は、精査終了後から銀行員等の係員がリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14の有高を確認するまでの時間を考慮し、この間に発生すると予想される出金リジェクト紙幣の枚数より、十分多い枚数の紙幣の収納が可能に設定されている。
18は紙幣を搬送する搬送路で、紙幣の搬送方向を切り替える分岐部には、図示しないブレードが設けられ、各分岐部においては、矢印で示す方向に紙幣が搬送可能となっている。
【0019】
紙幣の流れの概略を説明すると、入金取引時は、接客口1にセットされた紙幣が表裏反転機構部2を通過し、鑑別部3に送り込まれる。鑑別部3を通過した紙幣はそこで鑑別が成され、入金に適する紙幣のうち、再利用可能な紙幣は金種に応じて各金種別カセット4a〜4cの入出金ユニット6a〜6cに送り込まれ、再利用不可能な紙幣は各入出金ユニット6a〜6cを通過してリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に送り込まれ、入金に適さない紙幣は接客口1に送り込まれる。
【0020】
出金取引時は、顧客の指定した金種金額に応じて各金種別カセット4a〜4cから入出金ユニット6a〜6cによって紙幣が繰り出され、鑑別部3に送り込まれる。鑑別部3を通過した紙幣はそこで鑑別が成され、出金に適する紙幣は表裏反転機構部2に送り込み、裏面と鑑別された紙幣はスイッチバックの経路を通すとで表裏を揃え、接客口1に集積させる。出金に適さない紙幣はリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に送り込まれる。
【0021】
補充時は一括カセット8のステージ9上の紙幣を一括カセット分離集積機構部10により繰り出して鑑別部3に送り込む。鑑別部3を通過した紙幣はそこで鑑別が成され、出金に適する紙幣は金種に応じて各金種別カセット4a〜4cの入出金ユニット6a〜6cに送り込まれ、リジェクト紙幣は各入出金ユニット6a〜6cを通過して一括カセット8の第1種リジェクト紙幣収納部11に送り込む。
【0022】
回収時は、順次各金種別カセット4a〜4cから入出金ユニット6a〜6cによって紙幣が繰り出され、鑑別部3に送り込まれる。鑑別部3を通過した紙幣はそこで鑑別が成され、計数可能な紙幣は一括カセット8内の下方に設けた図示しない仕切り板上の送り込み、リジェクト紙幣は第1種リジェクト紙幣収納部11に送り込む。
【0023】
通常の取引モードでは、出金取引等において、金種別カセット4a〜4cから繰り出した紙幣の内、出金に適さないリジェクト紙幣と鑑別された紙幣は、上述したように、リジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に送り込まれる。なお、リジェクト紙幣とは、真偽鑑別で金種の特定できない紙幣、正損鑑別で破れや汚れのある紙幣、走行状態鑑別で重送、連鎖、斜行等、搬送不良を起こしている紙幣である。この搬送不良を起こしている紙幣を走行リジェクト紙幣と呼ぶ。
【0024】
次に精査機能について説明する。
精査モードに入ると、まず、一括カセット8では、ステージ9を所定の位置に上昇させ、一括カセット分離集積機構部10により紙幣をステージ9上に集積可能な状態とする。
次に、複数の金種別カセットのいずれか、例えば、金種別カセット4aのステージ5aを上昇させ、該ステージ5a上の紙幣を入出金ユニット6aの分離集積機構部7aにより繰り出し可能な状態とする。そして、分離集積機構部7aにより金種別カセット4a内の紙幣を1枚ずつ搬送路18に繰り出す。
【0025】
搬送路18に繰り出された紙幣は鑑別部3に送り込まれ、真券で汚れや破損が規定値以下で搬送不良を起こしていないことで鑑別できた紙幣、すなわち計数可能な紙幣は一括カセット分離集積機構部10によりステージ9上に集積する。鑑別できなかった紙幣はリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に収納する。この動作を金種別カセット4aが空になるまで行い、金種別カセット4aが空になると、動作を停止する。
【0026】
次に、ステージ9を上昇させ、一括カセット分離集積機構部10によりステージ9上の紙幣を1枚ずつ搬送路18に繰り出して行く。
一括カセット分離集積機構部10によりステージ9上から繰り出された紙幣は、鑑別部3に送り込まれ、鑑別できた紙幣は入出金ユニット6aに送り込まれ、分離集積機構部7aによりステージ5a上に集積させる。鑑別できなかった紙幣はリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に収納する。この動作を一括カセット8が空になるまで行い、一括カセット8が空になると、動作を停止する。
【0027】
この動作により、金種別カセット4a内の紙幣が全て鑑別部3を通過するため、金種別カセット4a内の紙幣の有高を計数することができる。以後、順次金種別カセット4bと4cを同様の処理を行い、全ての金種別カセット4a〜4cの紙幣の有高を計数する。
次に、精査モード以降の処理を説明する。
【0028】
図2は第1の実施の形態の動作を示すフローチャートで、精査モード以降の処理の流れを示している。また、図3〜図6は精査モード以降の紙幣の流れを示す説明図で、第1の実施の形態における精査モード以降の紙幣の流れを示している。
上述した精査モードが終了すると(SA1)、係員によりリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高が確認されるまで、精査後取引モードに移行する(SA2)。
【0029】
この精査後取引モードに移行した後、顧客による取引待ちとなる。
例えば出金取引が行われるとする(SA3)。このとき、金種別カセット4aから出金するものとして説明すると、金種別カセット4aから繰り出された紙幣は鑑別部3に送り込まれ、鑑別の結果(SA4)、出金に適する紙幣は図3に示すように接客口1に送り込まれる(SA5)。これに対して出金に適さないリジェクト紙幣は、図4に示すように、リジェクト紙幣分離集積機構部16によりリジェクトステージ17に集積して、精査後リジェクト紙幣収納部15に収納する(SA6)。接客口1に送り込んだ紙幣が顧客の要求した金額になると、図5に示すように、シャッタ1aを開き、顧客に紙幣を渡す(SA7)。顧客が紙幣を受け取ると、シャッタ1aを閉じて、出金取引を終了する(SA8)。
【0030】
精査モード後、係員によりリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高が確認されるまでは、上述した精査後取引モードで取引を行い、リジェクト紙幣が発生すると、これを精査後リジェクト紙幣収納部15に収納して行き、リジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に紙幣が送り込まれないようにする。
【0031】
そして、係員によりリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高が確認されると、精査後取引モードを解除する(SA9)。
精査後取引モードを解除すると、図6に示すように、リジェクトステージ17を上昇させ、リジェクト紙幣分離集積機構部16によりリジェクトステージ17上の紙幣を1枚ずつ搬送路18へ繰り出し、リジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に送り込んで収納する(SA10)。
【0032】
精査後リジェクト紙幣収納部15の紙幣が全て第3種リジェクト紙幣収納部14に収納されると、以後、通常の取引モードに移行し(SA11)、リジェクト紙幣はリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に収納されることになる。そして、次回の精査では、前回の精査後取引モードで精査後リジェクト紙幣収納部15に一旦収納したリジェクト紙幣を含めた第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高を係員が確認することになる。
【0033】
なお、上述した第1の実施の形態において、精査後取引モード中に出金取引が行われる例を説明したが、入金取引を行うことも可能となる。
すなわち、精査後取引モードに移行した後、入金取引が発生すると、顧客が接客口1にセットした紙幣を分離繰り出しして、鑑別部3に送り、入金に適すると鑑別された紙幣は、金種別カセット4a〜4cの図示しない一時保留板上に集積する。この時、入金に適して、かつ出金に適する千円紙幣は金種別カセット4aの一時保留板上に集積し、入金に適して、かつ出金に適する万円紙幣は金種別カセット4bの一時保留板上に集積し、入金に適するが出金に適さないリジェクト紙幣は金種別カセット4cの一時保留板上に集積する。
【0034】
また、入金に適さないと鑑別された紙幣は接客口1に送り込み、顧客がセットした紙幣とは区別した状態で集積する。
顧客が接客口1にセットした全ての紙幣が鑑別結果に応じて振り分けられると、顧客に金額の確認を行わせ、この段階で顧客が取引をキャンセルすると、各金種別カセット4a〜4cの一時保留板上の全紙幣を接客口1に送り、顧客に返却する。顧客が確認を行って取引を続行する場合は、金種別カセット4aと4bの一時保留板を開き、入金に適して、かつ出金に適する千円紙幣は金種別カセット4aに収納し、入金に適して、かつ出金に適する万円紙幣は金種別カセット4bに収納する。
【0035】
これに対して、金種別カセット4cの一時保留板上の紙幣、すなわち、入金に適するが出金には適さない紙幣は、これを分離して搬送路18に繰り出し、精査後リジェクト紙幣収納部15に収納する。
このように、入金取引においても、精査後取引モード中は、入金には適するが出金には適さないリジェクト紙幣が発生すると、顧客による入金金額の確認の後に、これを精査後リジェクト紙幣収納部15に収納して行き、リジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に紙幣が送り込まれないようにする。
【0036】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態では、精査モード実行後に、係員によるリジェクトカセット12内の紙幣の有高を確認する前に出金等の取引があり、リジェクト紙幣が発生しても、装置は精査後取引モードに移行することで、その紙幣はリジェクトカセットに収納されないので、係員がリジェクトカセット12内の紙幣の有高を確認した時に、余分な紙幣が入っていることがなく、精査結果が合わないということがない。よって、精査モード後に直ぐにリジェクトカセット12内の紙幣の有高を確認する必要がなく、顧客による取引を受け付けることができる。
【0037】
また、係員が有高を確認するのはリジェクトカセット12のみで済むので、取扱に混乱が生じることはない。
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態において、紙幣自動入出金装置の構成は精査後リジェクト紙幣収納部15の収納可能紙幣容量以外は図1で説明したものと同じであり、第2の実施の形態の動作でも同じ符号を用いて説明する。また、精査モードが終了するまでの処理は第1の実施の形態と同じである。
【0038】
第2の実施の形態の紙幣自動入出金装置において、精査後リジェクト紙幣収納部15は、一取引で発生すると予想される出金リジェクト紙幣の枚数より、多少多い枚数の紙幣の収納が可能に設定されている。
図7は第2の実施の形態の動作を示すフローチャートで、精査モード以降の処理の流れを示している。また、図8は精査モード以降の紙幣の流れを示す説明図で、第2の実施の形態における精査モード以降の紙幣の流れを示している。
【0039】
精査モードが終了すると(SB1)、係員によりリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高が確認されるまで、精査後取引モードに移行する(SB2)。
この精査後取引モードに移行した後、顧客による取引待ちとなる。
例えば出金取引が行われるとする(SB3)。このとき、金種別カセット4aから出金するものとして説明すると、金種別カセット4aから繰り出された紙幣は鑑別部3に送り込まれ、鑑別の結果(SB4)、出金に適する紙幣は図3に示すように接客口1に送り込まれる(SB5)。これに対して出金に適さないリジェクト紙幣は、図4に示すように、リジェクト紙幣分離集積機構部16によりリジェクトステージ17に集積して、精査後リジェクト紙幣収納部15に収納する(SB6)。接客口1に送り込んだ紙幣が顧客の要求した金額になると、図5に示すように、シャッタ1aを開き、顧客に紙幣を渡す(SB7)。顧客が紙幣を受け取ると、シャッタ1aを閉じて、出金取引を終了する(SB8)。
【0040】
一取引が終了すると、図8に示すように、リジェクトステージ17を上昇させ、リジェクト紙幣分離集積機構部16によりリジェクトステージ17上の紙幣を1枚ずつ搬送路18へ繰り出し、繰り出し元である金種別カセット4aに戻す(SB9)。金種別カセットに収納してある紙幣は、補充時もしくは入金取引時に鑑別部3で鑑別されたものであり、一般的に、偽券や損券は無いと考えられる。そのため、出金取引時にリジェクト紙幣と鑑別された紙幣であっても、金種別カセットに戻して再度出金すれば、正常な紙幣として鑑別される可能性がある。そこで、この第2の実施の形態では、精査後取引モードでは、リジェクト紙幣が再度金種別カセットへ繰り出し可能な精査後リジェクト紙幣収納部15に収納されるので、これを繰り出し元の金種別カセットに戻すことにしたものである。なお、一取引終了時に精査後リジェクト紙幣収納部15の紙幣を金種別カセットに戻す時は、鑑別を行わず、繰り出し元に戻すこととすれば、処理時間の短縮が可能となる。この場合、次回の出金時に鑑別を行うので、問題はない。
【0041】
精査モード後、係員によりリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高が確認されるまでは、上述した精査後取引モードで取引を行い、リジェクト紙幣が発生すると、これを精査後リジェクト紙幣収納部15に一旦収納して行き、一取引終了毎に、この精査後リジェクト紙幣収納部15の紙幣を繰り出し元の金種別カセットに戻すことで、リジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に紙幣が送り込まれないようにする。
【0042】
そして、係員によりリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高が確認されると、精査後取引モードを解除する(SB10)。
以後、通常の取引モードに移行し(SB11)、リジェクト紙幣はリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に収納されることになる。そして、次回の精査では、前回の精査後取引モードで精査後リジェクト紙幣収納部15に一旦収納したリジェクト紙幣を含めた第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高を係員が確認することになる。
【0043】
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、精査モード実行後に、係員によるリジェクトカセット12内の紙幣の有高を確認する前に出金等の取引があり、リジェクト紙幣が発生しても、装置は精査後取引モードに移行することで、その紙幣はリジェクトカセット12に収納されないので、係員がリジェクトカセット12内の紙幣の有高を確認した時に、余分な紙幣が入っていることがなく、精査結果が合わないということがない。そして、第2の実施の形態における精査後取引モードでは、一取引終了毎に、精査後リジェクト紙幣収納部15に収納したリジェクト紙幣を繰り出し元の金種別カセットに戻すことで、次回の出金取引時、再度鑑別を行って、正常なものであれば、これを支払えることで、紙幣の無駄を無くすことができるものである。
【0044】
さらに、精査後取引モード解除時に、紙幣を搬送する必要がないので、直ぐに通常の取引モードに移行できる。
また、精査後リジェクト紙幣収納部15は、1取引分のリジェクト紙幣を収納可能な容量を確保しておけば良いので、少ないスペースで実装可能である。
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0045】
図9は本発明の第3の実施の形態を示す紙幣自動入出金装置の概略構成図である。
第3の実施の形態において、紙幣自動入出金装置の構成は精査後リジェクト紙幣収納部15を設けない以外は図1で説明したものと同じであり、第3の実施の形態でも同じ符号を用いて説明する。この図9に示す紙幣自動入出金装置の構成は、従来より用いられている紙幣自動入出金装置と同じであり、第3の実施の形態では、精査後取引モード中は、一括カセット8を利用してリジェクト紙幣をリジェクトカセット21と分けて収納するようにしたものである。なお精査モードが終了するまでの処理は第1の実施の形態と同じである。
【0046】
図10は第3の実施の形態の動作を示すフローチャートで、精査モード以降の処理の流れを示している。また、図11〜図14は精査モード以降の紙幣の流れを示す説明図で、第3の実施の形態における精査モード以降の紙幣の流れを示している。
上述した精査モードが終了すると(SC1)、一括カセット8のステージ9上が空であるなら、係員によりリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高が確認されるまで、精査後取引モードに移行する(SC2)。
【0047】
この精査後取引モードに移行した後、顧客による取引待ちとなる。
例えば出金取引が行われるとする(SC3)。このとき、金種別カセット4aから出金するものとして説明すると、金種別カセット4aから繰り出された紙幣は鑑別部3に送り込まれ、鑑別の結果(SC4)、出金に適する紙幣は図11に示すように接客口1に送り込まれる(SC5)。これに対して出金に適さないリジェクト紙幣は、図12に示すように、一括カセット分離集積機構部10によりステージ9に集積して、一括カセット8に収納する(SC6)。接客口1に送り込んだ紙幣が顧客の要求した金額になると、図13に示すように、シャッタ1aを開き、顧客に紙幣を渡す(SC7)。顧客が紙幣を受け取ると、シャッタ1aを閉じて、出金取引を終了する(SC8)。
【0048】
精査モード後、係員によりリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高が確認されるまでは、上述した精査後取引モードで取引を行い、リジェクト紙幣が発生すると、これを一括カセット8に収納して行き、リジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に紙幣が送り込まれないようにする。
【0049】
そして、係員によりリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高が確認されると、精査後取引モードを解除する(SC9)。
精査後取引モードを解除すると、図14に示すように、ステージ9を上昇させ、一括カセット分離集積機構部10によりステージ9上の紙幣を1枚ずつ搬送路18へ繰り出し、リジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に送り込んで収納する(SC10)。
【0050】
一括カセット8の紙幣が全て第3種リジェクト紙幣収納部14に収納されると、以後、通常の取引モードに移行し(SC11)、リジェクト紙幣はリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に収納されることになる。そして、次回の精査では、前回の精査後取引モードで一括カセット8に一旦収納したリジェクト紙幣を含めた第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高を係員が確認することになる。
【0051】
なお、この第3の実施の形態においても、上述した第1の実施の形態と同様に、精査後取引モード中に入金取引を行うことも可能である。
すなわち、精査後取引モードに移行した後、入金に適するが出金に適さないリジェクト紙幣は、顧客による金額確認の後、リジェクト紙幣用に割り当てた金種別カセットの一時保留板から一括カセット8に収納することで、リジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に紙幣が送り込まれないようにする。
【0052】
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、精査モード実行後に、係員によるリジェクトカセット12内の紙幣の有高を確認する前に出金等の取引があり、リジェクト紙幣が発生しても、装置は精査後取引モードに移行することで、その紙幣はリジェクトカセットに収納されないので、係員がリジェクトカセット12内の紙幣の有高を確認した時に、余分な紙幣が入っていることがなく、精査結果が合わないということがない。よって、精査モード後に直ぐにリジェクトカセット12内の紙幣の有高を確認する必要がなく、顧客による取引を受け付けることができる。
【0053】
また、係員が有高を確認するのはリジェクトカセット12のみで済むので、取扱に混乱が生じることはない。
そして、第3の実施の形態は、精査後取引モード中にリジェクト紙幣を収納しておくための収納部を別個設けることなく、従来からある紙幣自動入出金装置で実現可能であるので、従来の資産を有効に活用可能となる。
【0054】
次に本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、第4の実施の形態において、紙幣自動入出金装置の構成は図9で説明したものと同じであり、第4の実施の形態の動作でも同じ符号を用いて説明する。また、精査モードが終了するまでの処理は第1の実施の形態と同じである。
図15は第4の実施の形態の動作を示すフローチャートで、精査モード以降の処理の流れを示している。また、図16は精査モード以降の紙幣の流れを示す説明図で、第4の実施の形態における精査モード以降の紙幣の流れを示している。
【0055】
精査モードが終了すると(SD1)、一括カセット8のステージ9上が空であるなら、係員によりリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高が確認されるまで、精査後取引モードに移行する(SD2)。
この精査後取引モードに移行した後、顧客による取引待ちとなる。
例えば出金取引が行われるとする(SD3)。このとき、金種別カセット4aから出金するものとして説明すると、金種別カセット4aから繰り出された紙幣は鑑別部3に送り込まれ、鑑別の結果(SD4)、出金に適する紙幣は図11に示すように接客口1に送り込まれる(SD5)。これに対して出金に適さないリジェクト紙幣は、図12に示すように、一括カセット分離集積機構部10によりステージ9に集積して、一括カセット8に収納する(SD6)。接客口1に送り込んだ紙幣が顧客の要求した金額になると、図13に示すように、シャッタ1aを開き、顧客に紙幣を渡す(SD7)。顧客が紙幣を受け取ると、シャッタ1aを閉じて、出金取引を終了する(SD8)。
【0056】
一取引が終了すると、図16に示すように、ステージ9を上昇させ、一括カセット分離集積機構部10により一括カセット8の紙幣を1枚ずつ搬送路18へ繰り出し、繰り出し元である金種別カセット4aに戻す(SD9)。金種別カセットに収納してある紙幣は、補充時もしくは入金取引時に鑑別部3で鑑別されたものであり、一般的に、偽券や損券は無いと考えられる。そのため、出金取引時にリジェクト紙幣と鑑別された紙幣であっても、金種別カセットに戻して再度出金すれば、正常な紙幣として鑑別される可能性がある。そこで、この第4の実施の形態では、精査後取引モードでは、リジェクト紙幣が再度金種別カセットへ繰り出し可能な一括カセット8に収納されるので、これを繰り出し元の金種別カセットに戻すことにしたものである。なお、一取引終了時に一括カセット8の紙幣を金種別カセットに戻す時は、鑑別を行わず、繰り出し元に戻すこととすれば、処理時間の短縮が可能となる。この場合、次回の出金時に鑑別を行うので、問題はない。
【0057】
精査モード後、係員によりリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高が確認されるまでは、上述した精査後取引モードで取引を行い、リジェクト紙幣が発生すると、これを一括カセット8に一旦収納して行き、一取引終了毎に、この一括カセット8の紙幣を繰り出し元の金種別カセットに戻すことで、リジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に紙幣が送り込まれないようにする。
【0058】
そして、係員によりリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高が確認されると、精査後取引モードを解除する(SD10)。
以後、通常の取引モードに移行し(SD11)、リジェクト紙幣はリジェクトカセット12の第3種リジェクト紙幣収納部14に収納されることになる。そして、次回の精査では、前回の精査後取引モードで一括カセット8に一旦収納したリジェクト紙幣を含めた第3種リジェクト紙幣収納部14内の紙幣の有高を係員が確認することになる。
【0059】
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態では、第3の実施の形態と同様に、精査モード実行後に、係員によるリジェクトカセット12内の紙幣の有高を確認する前に出金等の取引があり、リジェクト紙幣が発生しても、装置は精査後取引モードに移行することで、その紙幣はリジェクトカセット12に収納されないので、係員がリジェクトカセット12内の紙幣の有高を確認した時に、余分な紙幣が入っていることがなく、精査結果が合わないということがない。そして、第4の実施の形態における精査後取引モードでは、一取引終了毎に、一括カセット8に収納したリジェクト紙幣を繰り出し元の金種別カセットに戻すことで、次回の出金取引時、再度鑑別を行って、正常なものであれば、これを支払えることで、紙幣の無駄を無くすことができるものである。
【0060】
さらに、精査後取引モード解除時に、紙幣を搬送する必要がないので、直ぐに通常の取引モードに移行できる。
本発明は、銀行等の金融機関に設置される現金自動取引装置に搭載される紙幣自動入出金装置に適用可能であるとともに、コンビニエンスストア等で現金の払い出し業務を行う例が有り、このような金融機関以外で用いられる現金自動取引装置に搭載される紙幣自動入出金装置にも適用可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の紙幣自動入出金装置は、紙幣収納庫内の有高を確定する精査モードを行った後の精査後取引モード中に、リジェクトされた紙幣を収納する精査後リジェクト紙幣収納庫を備え、通常の取引モードでは、リジェクトされた紙幣はリジェクト収納庫に収納し、精査後取引モード中は、リジェクト紙幣を精査後リジェクト紙幣収納庫に収納することとしたので、精査モードを実行した時にリジェクト収納庫に収納されていた紙幣に、精査モードを実行した後に行った取引で発生したリジェクト紙幣が混在することはない。よって、精査モードを実行した後、係員が直ぐにリジェクト収納庫の紙幣の有高を計数する必要がなくなり、精査モードを実行するタイミングを自由に選べるようになるとともに、精査モード実行後に、係員によるリジェクト収納庫内の紙幣の有高計数処理と関係なく、取引を続行できるので、顧客を待たせることがなく顧客サービスを向上させることができる。
【0062】
そして、リジェクト収納庫内の有高を確定して精査後取引モードを解除すると、精査後リジェクト収納庫に収納した紙幣をリジェクト収納庫に収納することとしたので、リジェクト紙幣の有高を確定する際は、係員はリジェクト収納庫のみを計数すれば良いので、取扱に混乱が生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す紙幣自動入出金装置の概略構成図
【図2】第1の実施の形態の動作を示すフローチャート
【図3】精査モード以降の紙幣の流れを示す説明図
【図4】精査モード以降の紙幣の流れを示す説明図
【図5】精査モード以降の紙幣の流れを示す説明図
【図6】精査モード以降の紙幣の流れを示す説明図
【図7】第2の実施の形態の動作を示すフローチャート
【図8】精査モード以降の紙幣の流れを示す説明図
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す紙幣自動入出金装置の概略構成図
【図10】第3の実施の形態の動作を示すフローチャート
【図11】精査モード以降の紙幣の流れを示す説明図
【図12】精査モード以降の紙幣の流れを示す説明図
【図13】精査モード以降の紙幣の流れを示す説明図
【図14】精査モード以降の紙幣の流れを示す説明図
【図15】第4の実施の形態の動作を示すフローチャート
【図16】精査モード以降の紙幣の流れを示す説明図
【符号の説明】
4a〜4c 金種別カセット
8 一括カセット
12 リジェクトカセット
15 精査後リジェクト紙幣収納部

Claims (2)

  1. 入出金するための紙幣を収納する少なくとも一つの紙幣収納庫と、
    前記紙幣収納庫に対して補充する紙幣および該紙幣収納庫から回収した紙幣を収納する一括収納庫と、
    出金に適さない紙幣を収納するリジェクト収納庫とを備えるとともに、
    紙幣収納庫内の有高を確定する精査モードを行った後の精査後取引モード中に、リジェクトされた紙幣を収納する精査後リジェクト紙幣収納庫を備え、
    通常の取引モードでは、リジェクト紙幣をリジェクト収納庫に収納し、
    精査後取引モード中は、リジェクト紙幣を精査後リジェクト紙幣収納庫に収納して、一取引が終了する毎に、前記精査後リジェクト収納庫に収納した紙幣を紙幣収納庫に戻すことを特徴とする紙幣自動入出金装置。
  2. 入出金するための紙幣を収納する少なくとも一つの紙幣収納庫と、前記紙幣収納庫に対して補充する紙幣および該紙幣収納庫から回収した紙幣を収納する一括収納庫と、出金に適さない紙幣を収納するリジェクト収納庫とを備え、
    通常の取引モードでは、リジェクト紙幣をリジェクト収納庫に収納し、
    紙幣収納庫内の有高を確定する精査モードを行った後の精査後取引モード中は、リジェクト紙幣を一括収納庫に収納して、一取引が終了する毎に、前記一括収納庫に収納した紙幣を紙幣収納庫に戻すことを特徴とする紙幣自動入出金装置。
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