JP4451461B2 - ステアリングアクチュエータシステム - Google Patents

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Description

本発明は、航空機の車輪の方向を変更するステアリングアクチュエータシステムに関する。
従来、航空機の車輪の方向を変更するステアリングアクチュエータシステムとして、操縦者によってラダーペダルから入力され、リンク等によって機械的に伝達される指令に応じてアクチュエータがサーボ制御され、サーボ制御されたアクチュエータによって航空機の前脚の支柱が回転させられて、前脚に取り付けられた車輪の方向を変更するステアリングアクチュエータシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平04−306173号公報
しかしながら、上記従来のステアリングアクチュエータシステムを備えた航空機においては、ラダーペダルと、ステアリングアクチュエータシステムとの間をリンク等によって機械的に接続していたので、比較的重量が大きくなるという問題があった。
また、上記従来のステアリングアクチュエータシステムを備えた航空機においては、ラダーペダルと、ステアリングアクチュエータシステムとの間をリンク等によって機械的に接続していたので、ステアリングアクチュエータシステムの作動特性が機械的に一定に決定されてしまい、ステアリングアクチュエータシステムの作動特性の調整が困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、従来と比較して、航空機に搭載されたときに航空機の重量を小さくすることができ、容易に作動特性が調整されることができるステアリングアクチュエータシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のステアリングアクチュエータシステムは、航空機の操向車輪の支柱を回動操作するロッド部を有するピストンと該ピストンを収納するシリンダとによって構成されたアクチュエータと、給排指令信号に応じて作動し、前記シリンダ内で前記ピストンの両側に形成される一方の流体室及び他方の流体室への作動流体の給排を制御する給排制御バルブと、パイロット圧により前記一方の流体室及び前記他方の流体室のそれぞれへの作動流体の給排経路の一部を形成する操舵モード位置に操作されるとともに、前記パイロット圧が低下したとき前記一方の流体室及び前記他方の流体室の間を絞り要素を介して連通させるダンピングモード位置に復帰するダンピングバルブと、パイロット圧供給操作信号によって、前記ダンピングバルブに前記操舵モード位置への切り替えが可能なパイロット圧を供給するパイロット圧供給位置に操作されるとともに、前記パイロット圧供給操作信号が入力されないとき、前記パイロット圧を低下させて前記ダンピングバルブを前記ダンピングモード位置に復帰させるパイロット圧供給バルブと、前記給排制御バルブの戻りポートに接続され該戻りポートに所定の背圧を付与する背圧付与バルブと、前記背圧付与バルブ側より前記一方の流体室側が低圧であるときに開弁し、前記給排制御バルブ及び前記ダンピングバルブをバイパスする前記一方の流体室側への作動流体の流れを許容する第1の逆止弁と、前記背圧付与バルブ側より前記他方の流体室側が低圧であるときに開弁し、前記給排制御バルブ及び前記ダンピングバルブをバイパスする前記他方の流体室側への作動流体の流れを許容する第2の逆止弁と、前記一方の流体室内の作動流体の圧力が設定圧を超えたとき前記一方の流体室から前記他方の流体室に作動流体をリリーフする第1のリリーフバルブと、前記他方の流体室内の作動流体の圧力が設定圧を超えたとき前記他方の流体室から前記一方の流体室に作動流体をリリーフする第2のリリーフバルブと、操舵指令信号を入力したときには、該入力信号に応じて前記給排制御バルブに前記給排指令信号を出力するとともに、前記パイロット圧供給バルブに前記パイロット圧供給操作信号を出力するコントローラとを備えることを特徴とする。
本発明のステアリングアクチュエータシステムは、航空機に搭載されたときに、操縦者が操舵命令を入力するラダーペダルなど入力装置との間を電線によって接続されて、入力装置から電線を介して電気信号として入力される操舵指令信号によって制御される(ステア・バイ・ワイヤ制御)ことができるので、従来と比較して航空機の重量を小さくすることができる。また、本発明のステアリングアクチュエータシステムは、操舵指令信号に応じて給排制御バルブ(サーボバルブ)の動作を制御するコントローラを備えているので、コントローラでのサーボ定数等が変更されることによって、従来と比較して容易に作動特性が調整されることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態に係るステアリングアクチュエータシステムの構成について説明する。
図1及び図2において、本実施の形態に係るステアリングアクチュエータシステム100は、航空機の前脚の支柱であり、矢印110aの方向に回転することによって航空機の前輪の方向を矢印110aの方向に変更する回転部材としての脚柱110と、脚柱110と接続され、給排される作動油(流体)によって矢印120aの方向に伸縮させられて脚柱110を矢印110aの方向に回転させるアクチュエータ120と、アクチュエータ120への作動油の給排を操作する操作弁としてのサーボバルブ130と、外部から電気信号として入力される指令信号の1つである操舵信号に応じてサーボバルブ130の動作を制御するコントローラ140とを備えている。
ここで、アクチュエータ120は、シリンダ121と、シリンダ121内に摺動可能に収納され、シリンダ121とともにシリンダ室121a及びシリンダ室121bを形成するピストン122と、一端をピストン122に取り付けられ、他端を脚柱110に矢印120bの方向に回転自在に取り付けられるロッド123と、ロッド123の伸縮状態、即ち、アクチュエータ120の伸縮状態を検出する位置検出器であるLVDT(Linear Variable Defferential Transformer)124とを備えている。
また、サーボバルブ130としては、EHSV(Electoro Hydraulic Servo Valve)や、DDV(Direct Drive Valve)などを適用することができる。
また、ステアリングアクチュエータシステム100は、ポンプからの作動油内に含まれる不純物を取り除くスクリーン151と、ポンプへの作動油の逆流を防止する逆止弁152と、シリンダ室121a及びシリンダ室121bをオリフィスを介して連通する位置を取ることができるダンピングバルブ153と、ダンピングバルブ153の位置を切り換えるパイロット油をダンピングバルブ153に供給するソレノイドバルブ154と、シリンダ室121a内の作動油の圧力が所定の圧力以上になったとき、作動油をシリンダ室121a側からシリンダ室121b側に流すリリーフバルブ155と、シリンダ室121b内の作動油の圧力が所定の圧力以上になったとき、作動油をシリンダ室121b側からシリンダ室121a側に流すリリーフバルブ156とを備えている。
また、ステアリングアクチュエータシステム100は、タンクに連通し、油圧回路内の低圧側の作動油を加圧するバックプレッシャバルブ157と、バックプレッシャバルブ157側からシリンダ室121a側への作動油の流れを許容し、逆流を防止する逆止弁158と、バックプレッシャバルブ157側からシリンダ室121b側への作動油の流れを許容し、逆流を防止する逆止弁159とを備えている。
また、ステアリングアクチュエータシステム100は、サーボバルブ130、スクリーン151、逆止弁152、ダンピングバルブ153、ソレノイドバルブ154、リリーフバルブ155、リリーフバルブ156、バックプレッシャバルブ157、逆止弁158、及び、逆止弁159を収納し、コントローラ140を搭載する収納手段としてのマニホールド160を備えている。
ここで、アクチュエータ120は、マニホールド160に矢印120cの方向に回転自在に取り付けられている。
また、コントローラ140は、外部から電気信号として入力される操舵信号と、LVDT124からの信号とに基づいて、サーボバルブ130や、ソレノイドバルブ154に制御信号を送信して動作を制御するようになっている。
次に、本実施の形態に係るステアリングアクチュエータシステムの動作について説明する。
(操舵モード)
コントローラ140は、操舵モード時、ソレノイドバルブ154に信号を入力しており、ソレノイドバルブ154は、図1に示す状態になって、ダンピングバルブ153に高圧のパイロット油を供給する。
ダンピングバルブ153は、ソレノイドバルブ154から高圧のパイロット油が供給されると、図1に示す状態になる。
ダンピングバルブ153が図1に示す状態であるとき、ポンプからの作動油は、スクリーン151、逆止弁152、サーボバルブ130、及び、ダンピングバルブ153を介して、シリンダ室121a及びシリンダ室121bの一方に供給され、シリンダ室121a及びシリンダ室121bの他方の作動油は、ダンピングバルブ153、サーボバルブ130、及び、バックプレッシャバルブ157を介してタンクに排出される。
ここで、アクチュエータ120は、シリンダ室121a及びシリンダ室121b内の作動油の給排によって、ロッド123が矢印120aの方向に伸縮し、脚柱110は、ロッド123の伸縮によって矢印110aの方向に回転する。
また、シリンダ室121a及びシリンダ室121b内の作動油の給排は、サーボバルブ130の作動によって決定され、サーボバルブ130の作動は、コントローラ140によって制御される。
したがって、ステアリングアクチュエータシステム100は、コントローラ140に入力される操舵信号に応じて航空機の前輪の方向を矢印110aの方向に変更することができる。
(ダンピングモード)
なお、航空機が、テイクオフ直前のときや、牽引車によって方向を変えられながら運搬されるときなどは、ステアリングアクチュエータシステム100のコントローラ140は、操縦者からダンピングモードに移行するようにダンピングモード移行用の指令信号が入力される。
コントローラ140は、ダンピングモード移行用の指令信号が入力されると、ソレノイドバルブ154への信号を遮断する。
ソレノイドバルブ154は、コントローラ140からの信号を遮断されると、図3に示す状態になって、ダンピングバルブ153に低圧のパイロット油を供給する。
ダンピングバルブ153は、ソレノイドバルブ154から低圧のパイロット油が供給されると、図3に示す状態になる。
ダンピングバルブ153が図3に示す状態であるとき、ポンプからの作動油は、ダンピングバルブ153によって遮断され、シリンダ室121a及びシリンダ室121b内の作動油は、ダンピングバルブ153内のオリフィスを介して互いに連通させられる。
したがって、ステアリングアクチュエータシステム100は、ダンピングモード時、航空機の前輪の矢印110a方向の回転にダンピングを掛けることができる。
以上述べたように、ステアリングアクチュエータシステム100は、航空機に搭載されたときに、操縦者が操舵命令を入力するラダーペダルなど入力装置との間を電線によって接続されて、入力装置から電線を介して電気信号として入力される操舵信号によって制御されることができるので、従来と比較して航空機の重量を小さくすることができる。
また、ステアリングアクチュエータシステム100は、操舵信号に応じてサーボバルブ130の動作を制御するコントローラ140を備えているので、コントローラ140でのサーボ定数等が変更されることによって、従来と比較して容易に作動特性が調整されることができる。
例えば、ステアリングアクチュエータシステム100は、操縦者が操舵命令を入力するラダーペダルの入力に対して、航空機の車輪の操舵角度をリニアにできるなどの電気的調整が可能である。
また、ステアリングアクチュエータシステム100は、本実施の形態において、サーボバルブ130を収納するマニホールド160上にコントローラ140を搭載していたので、サーボバルブ130及びコントローラ140を比較的短い電線で接続することができ、電磁障害を防止することができるが、本発明によれば、図4に示すようにコントローラ140及びマニホールド160を分離してコントローラ140及びマニホールド160の間を電線で接続する構成であっても良い。
なお、本実施の形態においては、流体として油を用いていたが、本発明によれば、流体は油以外の液体であっても良い。
(第2の実施の形態)
まず、第2の実施の形態に係るステアリングアクチュエータシステムの構成について説明する。
図5及び図6において、本実施の形態に係るステアリングアクチュエータシステム200は、航空機の前脚の支柱であり、矢印210a又は矢印210bの方向に回転することによって航空機の前輪の方向を矢印210a又は矢印210bの方向に変更する回転部材としての脚柱210と、脚柱210と接続され、給排される作動油(流体)によって矢印220a又は矢印220bの方向に伸縮させられて脚柱210を矢印210a又は矢印210bの方向に回転させるアクチュエータ220と、脚柱210と接続され、給排される作動油によって矢印230a又は矢印230bの方向に伸縮させられて脚柱210を矢印210a又は矢印210bの方向に回転させるアクチュエータ230と、アクチュエータ220及びアクチュエータ230への作動油の給排を操作する操作弁としてのサーボバルブ240と、外部から電気信号として入力される指令信号の1つである操舵信号に応じてサーボバルブ240の動作を制御するコントローラ250とを備えている。
ここで、アクチュエータ220は、シリンダ221と、シリンダ221内に摺動可能に収納され、シリンダ221とともにシリンダ室221a及びシリンダ室221bを形成するピストン222と、一端をピストン222に取り付けられ、他端を脚柱210に矢印220cの方向に回転自在に取り付けられるロッド223と、ロッド223の伸縮状態、即ち、アクチュエータ220の伸縮状態を検出する検出手段としてのLVDT224とを備えている。
同様に、アクチュエータ230は、シリンダ231と、シリンダ231内に摺動可能に収納され、シリンダ231とともにシリンダ室231a及びシリンダ室231bを形成するピストン232と、一端をピストン232に取り付けられ、他端を脚柱210に矢印230cの方向に回転自在に取り付けられるロッド233と、ロッド233の伸縮状態、即ち、アクチュエータ230の伸縮状態を検出する検出手段としてのLVDT234とを備えている。
また、サーボバルブ240としては、EHSVや、DDVなどを適用することができる。
また、ステアリングアクチュエータシステム200は、ポンプからの作動油内に含まれる不純物を取り除くスクリーン261と、ポンプへの作動油の逆流を防止する逆止弁262と、シリンダ室221a及びシリンダ室221bや、シリンダ室231a及びシリンダ室231bをオリフィスを介して連通する位置を取ることができるダンピングバルブ263と、ダンピングバルブ263の位置を切り換えるパイロット油をダンピングバルブ263に供給するソレノイドバルブ264と、シリンダ室221a及びシリンダ室221b(シリンダ室231a及びシリンダ室231b)の一方の作動油の圧力が所定の圧力以上になったとき、作動油をシリンダ室221a及びシリンダ室221b(シリンダ室231a及びシリンダ室231b)の一方側からシリンダ室221a及びシリンダ室221b(シリンダ室231a及びシリンダ室231b)の他方側に流すリリーフバルブ265と、シリンダ室221a及びシリンダ室221b(シリンダ室231a及びシリンダ室231b)の他方の作動油の圧力が所定の圧力以上になったとき、作動油をシリンダ室221a及びシリンダ室221b(シリンダ室231a及びシリンダ室231b)の他方側からシリンダ室221a及びシリンダ室221b(シリンダ室231a及びシリンダ室231b)の一方側に流すリリーフバルブ266とを備えている。
また、ステアリングアクチュエータシステム200は、タンクに連通し、油圧回路内の低圧側の作動油を加圧するバックプレッシャバルブ267と、バックプレッシャバルブ267側からシリンダ室221a及びシリンダ室221b(シリンダ室231a及びシリンダ室231b)の一方側への作動油の流れを許容し、逆流を防止する逆止弁268と、バックプレッシャバルブ267側からシリンダ室221a及びシリンダ室221b(シリンダ室231a及びシリンダ室231b)の他方側への作動油の流れを許容し、逆流を防止する逆止弁269とを備えている。
また、ステアリングアクチュエータシステム200は、アクチュエータ220の回転軸220dを中心とした矢印220eの方向の回転量に応じてシリンダ室221a及びシリンダ室221bの作動油の給排を切り換えるロータリバルブ270と、アクチュエータ230の回転軸230dを中心とした矢印230eの方向の回転量に応じてシリンダ室231a及びシリンダ室231bの作動油の給排を切り換えるロータリバルブ271とを備えている。
また、ステアリングアクチュエータシステム200は、サーボバルブ240、スクリーン261、逆止弁262、ダンピングバルブ263、ソレノイドバルブ264、リリーフバルブ265、リリーフバルブ266、バックプレッシャバルブ267、逆止弁268、逆止弁269、ロータリバルブ270、及び、ロータリバルブ271を収納し、コントローラ250を搭載する収納手段としてのマニホールド280を備えている。
ここで、アクチュエータ220は、マニホールド280に回転軸220dを中心として矢印220eの方向に回転自在に取り付けられており、アクチュエータ230は、マニホールド280に回転軸230dを中心として矢印230eの方向に回転自在に取り付けられている。
また、コントローラ250は、外部から電気信号として入力される操舵信号と、LVDT224及びLVDT234からの信号とに基づいて、サーボバルブ240や、ソレノイドバルブ264に制御信号を送信して動作を制御するようになっている。
次に、本実施の形態に係るステアリングアクチュエータシステムの動作について説明する。
(操舵モード)
コントローラ250は、操舵モード時、ソレノイドバルブ264に信号を入力しており、ソレノイドバルブ264は、図5に示す状態になって、ダンピングバルブ263に高圧のパイロット油を供給する。
ダンピングバルブ263は、ソレノイドバルブ264から高圧のパイロット油が供給されると、図5に示す状態になる。
ダンピングバルブ263が図5に示す状態であるとき、ポンプからの作動油は、スクリーン261、逆止弁262、サーボバルブ240、及び、ダンピングバルブ263を介した後、ロータリバルブ270を介して、シリンダ室221a及びシリンダ室221bの一方に供給され、ロータリバルブ271を介して、シリンダ室231a及びシリンダ室231bの一方に供給される。
一方、シリンダ室221a及びシリンダ室221bの他方の作動油は、ロータリバルブ270を介した後、シリンダ室231a及びシリンダ室231bの他方の作動油は、ロータリバルブ271を介した後、ダンピングバルブ263、サーボバルブ240、及び、バックプレッシャバルブ267を介してタンクに排出される。
ここで、アクチュエータ220は、シリンダ室221a及びシリンダ室221b内の作動油の給排によって、ロッド223が矢印220a又は矢印220bの方向に伸縮し、アクチュエータ230は、シリンダ室231a及びシリンダ室231b内の作動油の給排によって、ロッド233が矢印230a又は矢印230bの方向に伸縮し、脚柱210は、ロッド223及びロッド233の伸縮によって矢印210a又は矢印210bの方向に回転する。
より詳細に説明すると、例えば脚柱210が図7に示す中立位置から矢印210aの方向に回転させられる場合、アクチュエータ220はシリンダ室221aに作動油が供給されることによって矢印220aの方向に伸長され、アクチュエータ230はシリンダ室231bに作動油が供給されることによって矢印230bの方向に収縮され、脚柱210は中立位置から矢印210aの方向に回転させられる。
次いで、脚柱210が図8に示す位置まで回転すると、ロータリバルブ271(図5参照)が切り換わって、作動油が供給されるシリンダ室がシリンダ室231bからシリンダ室231aに切り換わる。したがって、アクチュエータ220はシリンダ室221aに作動油が供給されることによって矢印220aの方向に伸長され、アクチュエータ230もシリンダ室231aに作動油が供給されることによって矢印230aの方向に伸長され、脚柱210は図9に示すように更に矢印210aの方向に回転させられる。
なお、ステアリングアクチュエータシステム200は、脚柱210が中立位置から矢印210bの方向に回転させられる場合も同様に動作する。
以上のようにして動作するステアリングアクチュエータシステム200の脚柱210の角度、即ち、舵角と、LVDT224からコントローラ250に入力される信号に基づく値224a、及び、LVDT234からコントローラ250に入力される信号に基づく値234aとの関係は例えば図10のようになる。
図10において、舵角は、脚柱210が中立位置にあるときは0度となり、脚柱210が中立位置から矢印210a側にあるときは0度以上となり、脚柱210が中立位置から矢印210a側にあるときは0度以下となっている。また、値224a及び値234aは、脚柱210が中立位置にあるときは中立設定値として0(V)になるものと設定されている。したがって、値224a及び値234aは、脚柱210が中立位置にあるときよりもアクチュエータ220(アクチュエータ230)が伸長したときは正の値になり、脚柱210が中立位置にあるときよりもアクチュエータ220(アクチュエータ230)が収縮したときは負の値になるものと設定されている。
ここで、脚柱210が中立位置から矢印210aの方向に回転させられるとき、アクチュエータ220は、常にピストン222の移動方向が矢印220aの方向で一定であり、アクチュエータ230は、途中でピストン232の移動方向が矢印230bの方向から矢印230aの方向に変化する。
したがって、舵角が0度以上の場合、アクチュエータ220及び値224aが、それぞれ一定側アクチュエータ及び一定側検出値となり、アクチュエータ230及び値234aが、それぞれ変化側アクチュエータ及び変化側検出値となる。
また、脚柱210が中立位置から矢印210bの方向に回転させられるとき、アクチュエータ220は、途中でピストン222の移動方向が矢印220bの方向から矢印220aの方向に変化し、アクチュエータ230は、常にピストン232の移動方向が矢印230aの方向で一定である。
したがって、舵角が0度以下の場合、アクチュエータ220及び値224aが、それぞれ変化側アクチュエータ及び変化側検出値となり、アクチュエータ230及び値234aが、それぞれ一定側アクチュエータ及び一定側検出値となる。
以上説明したような値224a及び値234aを受けて、コントローラ250では、次のような処理が行われる。
(1)バイアス加算処理
まず、コントローラ250は、一定側検出値及び変化側検出値に所定の値(例えば0.1(V))のバイアスを加算することによって、一定側検出値及び変化側検出値を変更する。
具体的に説明すると、コントローラ250は、舵角が0度以上の場合、一定側検出値である値224aと、変化側検出値である値234aとに0.1(V)のバイアスを加算し、舵角が0度以下の場合、変化側検出値である値224aと、一定側検出値である値234aとに0.1(V)のバイアスを加算する(図11参照)。
(2)変化側検出値に対する第1の処理
次いで、コントローラ250は、中立設定値が一定側検出値及び変化側検出値の間にあるか否かを判断し、中立設定値が一定側検出値及び変化側検出値の間にある場合、変化側検出値を中立設定値と等しい値に変更する。
具体的に説明すると、コントローラ250は、舵角が0度以上の場合、中立設定値(0(V))が、一定側検出値である値224a及び変化側検出値である値234aの間にあるか否かを判断し、0(V)が値224a及び値234aの間にある場合、値234aを0(V)に変更し、同様に、舵角が0度以下の場合、中立設定値(0(V))が、一定側検出値である値234a及び変化側検出値である値224aの間にあるか否かを判断し、0(V)が値234a及び値224aの間にある場合、値224aを0(V)に変更する(図12参照)。
(3)変化側検出値に対する第2の処理
次いで、コントローラ250は、一定側検出値及び変化側検出値の差の絶対値が所定の値(例えば5(V))以上の場合、変化側検出値を中立設定値と等しい値に変更する。
具体的に説明すると、コントローラ250は、値224a及び値234aの差である値301を求める(図13参照)。そして、コントローラ250は、舵角が0度以上の場合、値301の絶対値が5(V)以上の舵角において、変化側検出値である値234aを中立設定値(0(V))と等しい0(V)に変更し、同様に、舵角が0度以下の場合、値301の絶対値が5(V)以上の舵角において、変化側検出値である値224aを中立設定値(0(V))と等しい0(V)に変更する(図14参照)。
(4)サーボバルブの制御処理
最後に、コントローラ250は、一定側検出値及び変化側検出値の差に基づいてサーボバルブ240の動作を制御する。
具体的に説明すると、コントローラ250は、舵角が0度以上の場合に一定側検出値であり、舵角が0度以下の場合に変化側検出値である値224aと、舵角が0度以上の場合に変化側検出値であり、舵角が0度以下の場合に一定側検出値である値234aとの差である値302を求める(図15参照)。そして、コントローラ250は、外部から電気信号として入力される操舵信号と、LVDT224及びLVDT234からの信号から求められた値302とに基づいて、サーボバルブ240に送信する制御信号を算出し、算出した制御信号を送信してサーボバルブ240の動作を制御する。
なお、コントローラ250は、例えば図16に示すような構成によって、以上に述べた処理を実現することができる。
図16において、処理部401及び処理部402が、以上に述べた「(1)バイアス加算処理」及び「(2)変化側検出値に対する第1の処理」を実現し、計算部403、判定部404、判定部405、選択スイッチ406、選択スイッチ407及び計算部408が、「(3)変化側検出値に対する第2の処理」及び「(4)サーボバルブの制御処理」実現する。
ここで、判定部404、判定部405、選択スイッチ406、選択スイッチ407及び計算部408について、より詳細に説明する。
判定部404は、値301が−5(V)以下のとき選択スイッチ406を開いて、処理部401を通過した値224aが計算部408に出力されないようにし、値301が−5(V)より大きいとき選択スイッチ406を閉じて、処理部401を通過した値224aが計算部408に出力されるようにする。
また、判定部405は、値301が5(V)以上のとき選択スイッチ407を開いて、処理部402を通過した値234aが計算部408に出力されないようにし、値301が5(V)未満のとき選択スイッチ407を閉じて、処理部402を通過した値234aが計算部408に出力されるようにする。
したがって、計算部408では、値301が−5(V)より大きく5(V)未満のとき、処理部401を通過した値224aと、処理部402を通過した値234aとの差である値302を演算し、値301が5(V)以上のとき、処理部401を通過した値224aをそのまま値302とし、値301が−5(V)以下のとき、処理部402を通過した値234aの極性反転した値を値302とする。
なお、判定部404、判定部405、選択スイッチ406及び選択スイッチ407は、値301が5(V)以上の場合、処理部401を通過した値224aと、処理部402を通過した値234aとの差である値302として、処理部401を通過した一定側検出値である値224aを選択し、値301が−5(V)以下の場合、処理部401を通過した値224aと、処理部402を通過した値234aとの差である値302として、処理部402を通過した一定側検出値である値234aの極性反転した値を選択する選択手段を構成している。
以上述べたように、サーボバルブ240がコントローラ250によって制御されて動作すると、サーボバルブ240によってシリンダ室221a、シリンダ室221b、シリンダ室231a、及び、シリンダ室231b内の作動油の給排が行われる。
したがって、ステアリングアクチュエータシステム200は、コントローラ250に入力される操舵信号に応じて航空機の前輪の方向を矢印210a又は矢印210bの方向に変更することができる。
(ダンピングモード)
なお、航空機が、テイクオフ直前のときや、牽引車によって方向を変えられながら運搬されるときなどは、ステアリングアクチュエータシステム200のコントローラ250は、操縦者からダンピングモードに移行するようにダンピングモード移行用の指令信号が入力される。
コントローラ250は、ダンピングモード移行用の指令信号が入力されると、ソレノイドバルブ264への信号を遮断する。
ソレノイドバルブ264は、コントローラ250からの信号を遮断されると、図17に示す状態になって、ダンピングバルブ263に低圧のパイロット油を供給する。
ダンピングバルブ263は、ソレノイドバルブ264から低圧のパイロット油が供給されると、図17に示す状態になる。
ダンピングバルブ263が図17に示す状態であるとき、ポンプからの作動油は、ダンピングバルブ263によって遮断され、シリンダ室221a及びシリンダ室221b内の作動油や、シリンダ室231a及びシリンダ室231b内の作動油は、ダンピングバルブ263内のオリフィスを介して互いに連通させられる。
したがって、ステアリングアクチュエータシステム200は、ダンピングモード時、航空機の前輪の矢印210a及び矢印210b方向の回転にダンピングを掛けることができる。
以上述べたように、ステアリングアクチュエータシステム200は、航空機に搭載されたときに、操縦者が操舵命令を入力するラダーペダルなど入力装置との間を電線によって接続されて、入力装置から電線を介して電気信号として入力される操舵信号によって制御されることができるので、従来と比較して航空機の重量を小さくすることができる。
また、ステアリングアクチュエータシステム200は、操舵信号に応じてサーボバルブ130の動作を制御するコントローラ250を備えているので、コントローラ250でのサーボ定数等が変更されることによって、従来と比較して容易に作動特性が調整されることができる。
例えば、ステアリングアクチュエータシステム200は、操縦者が操舵命令を入力するラダーペダルの入力に対して、航空機の車輪の操舵角度をリニアにできるなどの電気的調整が可能である。
また、ステアリングアクチュエータシステム200は、本実施の形態において、サーボバルブ240を収納するマニホールド280上にコントローラ250を搭載していたので、サーボバルブ240及びコントローラ250を比較的短い電線で接続することができ、電磁障害を防止することができるが、本発明によれば、コントローラ250及びマニホールド280を分離してコントローラ250及びマニホールド280の間を電線で接続する構成であっても良い。
また、ステアリングアクチュエータシステム200は、アクチュエータ220及びアクチュエータ230から構成される複数のアクチュエータを備えることによって、アクチュエータを1つだけ備える構成と比較して、車輪の操舵角度を大きくすることができ、しかも、一定側検出値に基づいてサーボバルブ240の動作を制御することによって、サーボバルブ240及びコントローラ250から構成される制御回路を1つ備えるだけで、複数のアクチュエータを異なる動作で作動させることができるので、作動が異なる複数のアクチュエータのそれぞれに対して制御回路を1つずつ備える構成と比較して製造コストを低くすることができる。
また、ステアリングアクチュエータシステム200は、コントローラ250が変化側検出値を中立設定値と等しい値に変更した後、一定側検出値及び変化側検出値の差に応じてサーボバルブ240の動作を制御するので、脚柱210が中立位置を跨いで回転するときでも、コントローラ250がサーボバルブ240の動作を制御する際に使用する値302を連続的に変化させることができ、コントローラ250がサーボバルブ240の動作を制御する際に使用する値を脚柱210が中立位置にあるときを境に不連続的に変化させる構成と比較して、車輪の方向を安定して変更することができる。
なお、ステアリングアクチュエータシステム200は、本実施形態において、コントローラ250が所定の値のバイアスを加算することによって一定側検出値及び変化側検出値を変更する構成を有していたが、本発明によれば、コントローラ250は、上述した「(1)バイアス加算処理」を省略するようにしても良い。
但し、コントローラ250が上述した「(1)バイアス加算処理」を省略するようにした場合、図10に示す値224a及び値234aは、脚柱210が中立位置にあるときに実際には0(V)を下回った場合、上述した「(2)変化側検出値に対する第1の処理」において、図18に示すようになる。
したがって、コントローラ250は、上述した「(3)変化側検出値に対する第2の処理」及び「(4)サーボバルブの制御処理」によって、図18に示す値224a及び値234aから、サーボバルブ240の動作を制御するときに使用する値として図19に示す値303を求める。
ここで、値303は、車輪の方向、即ち、舵角に対して、変化しないデッドバンド303aを有しており、コントローラ250は、値303を使用すると、値303がデッドバンド303aであるときに操舵信号に対してサーボバルブ240を制御できなくなる。
しかしながら、ステアリングアクチュエータシステム200は、コントローラ250が所定の値のバイアスを加算することによって一定側検出値及び変化側検出値を変更するので、上述したようなデッドバンドの発生の可能性を減少させることができる。したがって、ステアリングアクチュエータシステム200は、デッドバンドの発生を防止することができ、車輪の方向を安定して変更することができる。
また、ステアリングアクチュエータシステム200は、コントローラ250が、所定の値のバイアスを加算することによって一定側検出値及び変化側検出値を変更した後、一定側検出値及び変化側検出値の差を求めるので、サーボバルブ240の動作を制御する際に使用する値302の舵角の変化量に対する変化量を、脚柱210が中立位置の近傍、即ち、舵角が0度の近傍(図15においては舵角が−5度から5度の間)にあるときに、脚柱210が中立位置の近傍、即ち、舵角が0度の近傍にないときと比べて大きくすることができる。
したがって、ステアリングアクチュエータシステム200は、脚柱210が中立位置の近傍にあるときに、脚柱210が中立位置の近傍にないときと比べて、操縦者から入力される操舵信号に対して脚柱210の回転を鈍らせることができ、例えば、航空機の前輪がほぼ機体正面を向いているときに操縦者に航空機の角度を微妙に調整させることができる。
また、ステアリングアクチュエータシステム200は、一定側検出値及び変化側検出値の差の絶対値が所定の値以上の場合、変化側検出値を中立設定値と等しい値に変更する構成を有していたので、脚柱210が中立位置近傍以外にあるときの変化側検出値による影響を防止することができる。
なお、ステアリングアクチュエータシステム200は、「(1)バイアス加算処理」を実行する前の値224a及び値234aが図20に示すような値である場合、即ち、変化側検出値が中立設定値を超えない程度にしか脚柱210が回転しない構成である場合、上述した「(3)変化側検出値に対する第2の処理」を省略することができる。
また、ステアリングアクチュエータシステム200は、本実施の形態において、コントローラ250が、値301が5(V)以上のとき、処理部401を通過した値224aをそのまま値302とし、値301が−5(V)以下のとき、処理部402を通過した値234aの極性反転した値を値302とする構成であったが、本発明によれば、コントローラ250が、値301が5(V)以上のときや、値301が−5(V)以下のときも、処理部401を通過した値224aと、処理部402を通過した値234aとの差である値302を実際に演算する構成であっても良い。
また、値224a及び値234aは、本実施の形態において、脚柱210が中立位置にあるときよりもアクチュエータ220(アクチュエータ230)が伸長したときは正の値になり、脚柱210が中立位置にあるときよりもアクチュエータ220(アクチュエータ230)が収縮したときは負の値になるものと設定されているが、本発明によれば、LVDT224及びLVDT234から出力される信号に基づいて自由に設定されることができる。
同様に、中立設定値は、本実施の形態において、0(V)と設定されているが、本発明によれば、脚柱210が中立位置にあるときにLVDT224及びLVDT234から出力される信号に基づく値であるとして0(V)以外に設定されても良い。
なお、本実施の形態においては、流体として油を用いていたが、本発明によれば、流体は油以外の液体であっても良い。
本発明の第1の実施の形態に係るステアリングアクチュエータシステムの操舵モードでの油圧回路図である。 図1に示すステアリングアクチュエータシステムの構成図である。 図1に示すステアリングアクチュエータシステムのダンピングモードでの油圧回路図である。 図1に示すステアリングアクチュエータシステムの図2に示す態様とは異なる態様での構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係るステアリングアクチュエータシステムの操舵モードでの油圧回路図である。 図5に示すステアリングアクチュエータシステムの構成図である。 図5に示すステアリングアクチュエータシステムのアクチュエータ及び脚柱の動作説明図である。 図7に示す状態とは異なる状態での図5に示すステアリングアクチュエータシステムのアクチュエータ及び脚柱の動作説明図である。 図7及び図8に示す状態とは異なる状態での図5に示すステアリングアクチュエータシステムのアクチュエータ及び脚柱の動作説明図である。 図5に示すステアリングアクチュエータシステムのLVDTからコントローラに出力された値の一例を示す特性図である。 図10に示す値に「バイアス加算処理」を施して得られた値の特性図である。 図11に示す値に「変化側検出値に対する第1の処理」を施して得られた値の特性図である。 図12に示す値の2種類のLVDTに対応した値同士の差の特性図である。 図12に示す値に「変化側検出値に対する第2の処理」を施して得られた値の特性図である。 図14に示す値に「サーボバルブの制御処理」を施して得られた値の特性図である。 図5に示すステアリングアクチュエータシステムのコントローラの一例を示す構成図である。 図5に示すステアリングアクチュエータシステムのダンピングモードでの油圧回路図である。 図10に示す値に「変化側検出値に対する第1の処理」を施して得られた値の一例を示す特性図である。 図18に示す値に「変化側検出値に対する第2の処理」及び「サーボバルブの制御処理」を施して得られた値の特性図である。 図5に示すステアリングアクチュエータシステムのLVDTからコントローラに出力された値の、図10に示した例とは異なる一例を示す特性図である。
100 ステアリングアクチュエータシステム
110 脚柱
120 アクチュエータ
130 サーボバルブ
140 コントローラ
160 マニホールド
200 ステアリングアクチュエータシステム
210 脚柱
220 アクチュエータ
230 アクチュエータ
240 サーボバルブ
250 コントローラ
280 マニホールド
224 LVDT
234 LVDT
404 判定部
405 判定部)
406 選択スイッチ
407 選択スイッチ

Claims (4)

  1. 航空機の操向車輪の支柱を回動操作するロッド部を有するピストンと該ピストンを収納するシリンダとによって構成されたアクチュエータと、
    給排指令信号に応じて作動し、前記シリンダ内で前記ピストンの両側に形成される一方の流体室及び他方の流体室への作動流体の給排を制御する給排制御バルブと、
    パイロット圧により前記一方の流体室及び前記他方の流体室のそれぞれへの作動流体の給排経路の一部を形成する操舵モード位置に操作されるとともに、前記パイロット圧が低下したとき前記一方の流体室及び前記他方の流体室の間を絞り要素を介して連通させるダンピングモード位置に復帰するダンピングバルブと、
    パイロット圧供給操作信号によって、前記ダンピングバルブに前記操舵モード位置への切り替えが可能なパイロット圧を供給するパイロット圧供給位置に操作されるとともに、前記パイロット圧供給操作信号が入力されないとき、前記パイロット圧を低下させて前記ダンピングバルブを前記ダンピングモード位置に復帰させるパイロット圧供給バルブと、
    前記給排制御バルブの戻りポートに接続され該戻りポートに所定の背圧を付与する背圧付与バルブと、
    前記背圧付与バルブ側より前記一方の流体室側が低圧であるときに開弁し、前記給排制御バルブ及び前記ダンピングバルブをバイパスする前記一方の流体室側への作動流体の流れを許容する第1の逆止弁と、
    前記背圧付与バルブ側より前記他方の流体室側が低圧であるときに開弁し、前記給排制御バルブ及び前記ダンピングバルブをバイパスする前記他方の流体室側への作動流体の流れを許容する第2の逆止弁と、
    前記一方の流体室内の作動流体の圧力が設定圧を超えたとき前記一方の流体室から前記他方の流体室に作動流体をリリーフする第1のリリーフバルブと、
    前記他方の流体室内の作動流体の圧力が設定圧を超えたとき前記他方の流体室から前記一方の流体室に作動流体をリリーフする第2のリリーフバルブと、
    操舵指令信号を入力したときには、該入力信号に応じて前記給排制御バルブに前記給排指令信号を出力するとともに、前記パイロット圧供給バルブに前記パイロット圧供給操作信号を出力するコントローラと、を備えたステアリングアクチュエータシステム。
  2. 前記アクチュエータのシリンダを回動自在に支持する支持体をさらに備え、
    該支持体に、前記給排制御バルブ、前記ダンピングバルブ、前記パイロット圧供給バルブ、前記背圧付与バルブ、前記第1の逆止弁、前記第2の逆止弁、前記第1のリリーフバルブ及び前記第2のリリーフバルブが、それぞれ収納されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングアクチュエータシステム。
  3. 前記パイロット圧供給バルブが、ダンピングモード選択位置側に復帰するよう付勢されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングアクチュエータシステム。
  4. 前記シリンダに対する前記ピストンの伸縮方向変位を検出する変位検出器をさらに備え、
    前記コントローラが、前記変位検出手段の検出情報と前記操舵指令信号とに応じた前記給排指令信号を前記給排制御バルブに出力することを特徴とする請求項1、2又は3に記載のステアリングアクチュエータシステム。
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