JP4451304B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
従来の生理用ナプキンには、表面シート、裏面シート及びこれらの間に配置された吸収性コアとからなるナプキンの表面シート上に、コアが位置する領域の上面両側に長さ方向に延びる一対の圧搾条溝を有し、圧搾条溝は高低圧搾部からなるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、別の従来の生理用ナプキン等の吸収性物品において、表面シート上において、物品の前後領域、側部領域等に複数の対になった線状エンボスを有するものがある(例えば、特許文献2参照)。
以上のように、従来の生理用ナプキン等の吸収性物品では、パッド上における尿の流れを十分にコントロールして吸収させるものはなかった。また、パッドの外観も見た目に優れたものではなかった。
従って、本発明は、着用時に尿の前後および左右方向の流れと拡散を制御でき、尿をすばやく吸収できるようになっており、さらに保型性に優れ、美観的な点においても優れた、尿などの低粘性の流体であっても横漏れ,前後の漏れなどを防ぐことのできる、エンボスパターンが施されたパッドやライナーなどの吸収性物品を提供することを課題とする。
本明細書において、「吸収性物品の長手方向」、「パッドの長手方向」等とは、吸収性物品、パッドが着用されたときに着用者の前後にわたる方向を意味するものであり、「本体の幅方向」、「吸収体の幅方向」等とは、長手方向に対して横又は直交する方向を意味するものである。
図4を参照すると、トップシート11上に形成される前方サイドエンボス14A、Bは、パッド10の前側領域6と中央領域4との境点をほぼ始点とし、この始点からパッド10の長手側部方向に延びる弧状で、中心線Pに対し対向して形成される。つまり、サイドエンボス14A、Bは、パッド10の長手方向のほぼ中央から前後に延びて中心線Pに対し対向して形成された弧状である。サイドエンボス14A、Bの外方側にこれの曲率中心を有する。しかし、サイドエンボス14A、Bは弧状に限定されるものではない。後方サイドエンボス15A、Bは、前方サイドエンボス14A、14Bのそれぞれの後方終点の近傍点から中心線Pへ近接するように緩やかな曲線を描き、中心線Pに対向するように形成される。後部第1エンボス17は、後方サイドエンボス15A、Bの後方終点からわずかに離間した地点から中心線Pを通過し半長円形状となるように、パッド10のほぼ後側領域5に形成される。後部第1エンボス17はパッドの内方側に中心を有する。さらに、後部第1エンボス17の後方でパッド外方側に後部第3エンボス18が形成されている。後部第3エンボス18は、吸収性コア13の長手方向のほぼ後部の外形に対応するように該外形に沿った半長円形状の点状エンボスであることが好ましい。後部第2エンボス16が、後部第1エンボス17の前方でパッド内方側に後部第2エンボス17とほぼ相似形でこれの中に含まれるような状態で、半長円形状で形成される。後部第2エンボス16は、後方サイドエンボス15A、Bの終点部分に近接した領域に位置にする。さらに、中央エンボス19がパッド10のほぼ中央に形成されており、一対の後方サイドエンボス15A、B内に挟まれて含まれるようになっている。エンボス19は、中心をパッドの中央側に有し、中心線Pを通過しこれに対し対称な半長円形の形状を有する。前部第1エンボス20が、パッド10の前側領域6に形成され、一対の前方サイドエンボス14A、Bの始点同士を、わずかに離間した状態で接続するような円弧形状になっており、曲率中心はパッドの内方に有する。さらに、前側領域6には、前部第1エンボス20よりも前方のパッド外方側に、前部第1エンボス20とほぼ相似形の前部第3エンボス21が点状に形成されている。前部第3エンボス21は、後部第3エンボス18と同様に、吸収性コア13の前側領域における外形に対応するようにほぼ該外形に沿った形状になっている。このように、後部第3エンボス18と前部第3エンボス21が吸収性コア13の外形の前後端部に対応するように形成されているので、エンボスパターンは吸収性コア13の外形内に収められるようになる。
第3実施形態のパッド10に施される各エンボスは、第2実施形態とほぼ同様の機能を果たす。第2実施形態には形成されておらず、本実施形態に形成された、異なるエンボス22は、エンボス19’とほぼ同様の機能、つまり、前方向への液体の伝い漏れを防ぐようになっている。液体は、後部方向へ流れる液体量に比較して前部方向へ流れる量は比較的少ないと考えられるが、前部にこのようなエンボスを施すことにより、さらに前方向への伝い漏れを防ぐことができる。
このように形成されたエンボスパターンは、第2実施形態と同様な機能および液体の流れを形成することができる。従って、これ以上説明しない。
点状エンボス以外の線状または弧状エンボスは、交互に凹凸形状が形成されるような一般的なエンボスである。例えば、図7に図示した、エンボス17の斜線部は凸部であり、その間の部分が押圧される凹部である。製品の肌触り、フィット性を考慮すれば、エンボスの深さは、製品厚さに対し35から50%の範囲から選択されることが好ましい。本発明のエンボスパターンは通常の熱エンボス加工により形成されていればよく、点状エンボス、線状エンボスともに一般的技術であり、本明細書では説明しない。
なお、本発明において、後部第3エンボス、前部第3エンボスについて点状エンボスを採用することを説明してきたが、用途に応じて点状エンボスの代わりに通常のエンボス加工を施すことも可能である。
11 トップシート
12 バックシート
13 吸収体
14A、B 前方サイドエンボス
15A、B、15’A、B 後方サイドエンボス
16 後部第2エンボス
17 後部第1エンボス
18、18’ 後部第3エンボス
19、19’ 中央エンボス
20 前部第1エンボス
21 前部第2エンボス
22 前部第3エンボス
Claims (5)
- トップシートと、バックシートと、これらの間に配置される吸収体とを含み、着用者のほぼ前部に対応するようになった前側領域と、ほぼ後部に対向するようになった後側領域と、これらを接続し股部に対応するようになった中央領域とを有し、前後側部方向に延びる長さと、幅とを有する吸収性物品であって、該吸収性物品の上面には複数のエンボスからなるパターンが施されており、該エンボスパターンは、
前記物品の長手方向中心線の両側に物品幅方向の間隔をもって、前記前側領域の起点から前記中央領域の中間部まで長さ方向に延びるように形成された一対の前方サイドエンボスと、
前記中央領域において、前記前方サイドエンボスのそれぞれの後端から後方に離間した位置から、前記後側領域方向に延びる、前記長手方向中心線の両側に形成された一対の後方サイドエンボスと、
前記前側領域及び前記後側領域のそれぞれにおいて、前記前方サイドエンボスの前方及び前記後方サイドエンボスの後方に、前記前後サイドエンボスの物品幅方向間隔に対応する物品幅方向の範囲にわたって延びるように形成された前部第1エンボス及び後部第1エンボスと、
を備え、前記一対の後方サイドエンボスの後端部は、互いの間隔が縮小するように湾曲形状に形成され、該一対の後方サイドエンボスの後端間の間隙部は、前記後部サイドエンボスの物品幅方向中央部に向けて開放されるような位置関係にあり、
前記前側領域において、前記前部第1エンボスの前方及び後方の少なくとも一方に、前記前部第1エンボスと相似形の第2又は第3の前部エンボスが形成され、
前記後側領域において、前記後部第1エンボスの前方又は後方に、前記後部第1エンボスと相似形の第2又は第3の後部エンボスが形成された、
ことを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1に記載した吸収性物品であって、前記エンボスパターンは、
前記中央領域において、前記一対の後方サイドエンボスの間に挟まれるように位置し、中心を前記物品の内方に有する、前記中心線を通過しこれに対し対称となるよう前記後側領域方向に向いて形成されたほぼ半長円形状の中央エンボスを含むことを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1又は2のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記前部第3エンボスと前記後部第3エンボスは点状に形成されていることを特徴とする吸収性物品。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、前記後側領域において、前記後部第3エンボスの後方に、該第3エンボスとほぼ相似形状の該第3エンボスよりも大きい点状の後部第4エンボスが形成されていることを特徴とする吸収性物品。
- 請求項1から4のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、前記一対の前方サイドエンボスは弧状であり、その曲率中心を前記物品の外方に有するものであることを特徴とする吸収性物品。
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