JP4451207B2 - 弾球遊技機の球振り分け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等に使用する弾球遊技機の球振り分け装置に関するものである。
パチンコ機等の弾球遊技機には、遊技盤の遊技領域に、振り分け機能付きの入賞装置を配置し、この入賞装置に入賞した遊技球が何れの通路に振り分けられるかによって、その後の遊技状態が異なるようにしたものがある。
この種の振り分け機能付きの入賞装置には、従来、入賞ケースと、この入賞ケース内に前後方向の回転軸廻りに回転自在に配置された回転体とを備え、回転体の外周に、入賞ケースの入球口内の遊技球を受けて停留させる停留部を介して周方向に複数種類の入球凹部を設けると共に、入賞ケース側に各入球凹部に対応する複数の通路を設けたものがある(特許文献1)。
特許第3261754号公報
従来の入賞装置は、入賞ケースの入球口内の遊技球を、その入賞ケース内で回転中の回転体の停留部により下側から受けて停留させておき、その停留部の次にある入球凹部が入球口に対応したときに入球口内の遊技球を入球凹部内に受け入れて、その遊技球を回転体の回転により回転方向に送りながら、その入球凹部が所定の通路に対応したときに入球凹部から通路へと遊技球を案内する。
このため回転体の入球凹部が入球口の下側を通過した直後に遊技球が入球口に入った場合には、回転体の停留部による遊技球の停留が必ずあり、また入球口から回転体の入球凹部に入球した後も、その回転体の回転速度で決まる速度で所定の通路へと振り分けられていくため、遊技球の入賞手段への入賞から所定の通路への遊技球の振り分けまでに時間を要する。このため、これを多段に接続して使用する場合には、最終の振り分けまでに時間がかかり過ぎる問題がある。
また入球口内に入った遊技球は、回転体の停留部で一旦停留した後、その停留部の次にある入球凹部で必ず捕捉して、その入球凹部に対応する通路へと振り分けていくため、入球口に遊技球が入ったときのタイミングによって、その遊技球が最終的に振り分けられるべき通路が画一的に決まってしまい、遊技球の慣性力の大小その他の各種の要因によって、遊技球の振り分けに変化を持たせることができない欠点がある。
従って、このような従来の振り分け機能付きの入賞装置では、遊技球の入賞から最終的な遊技球の振り分けまでに時間を要し迅速性に欠ける上、入賞時の慣性力その他の偶然性による振り分けの変化等を期待し難く、遊技者の興趣に欠けると言う問題がある。
本発明は、このような従来の課題に鑑み、遊技球の迅速な振り分けが可能であると共に、遊技球の慣性力その他の偶然性による振り分けの変化を期待できる弾球遊技機の球振り分け装置を提供することを目的とする。
本発明は、通路方向に配置された案内部材と、該案内部材に並べて配置され且つ通路方向の軸心廻りに回転する回転体とにより、遊技球を通路方向の一端側から他端側へと一方向に転動させながら案内する転動通路を形成し、前記回転体の周方向の一部に、前記転動通路を転動中の遊技球と対応したときに、その遊技球を捕捉して前記回転体の回転によって前記転動通路から別の振り分け通路へと振り分ける球捕捉部を設けたものである。
本発明では、遊技球の迅速な振り分けが可能であると共に、遊技球の慣性力その他の偶然性による振り分けの変化を期待できる利点がある。
以下、本発明の各実施例を図面に基づいて詳述する。図1〜図12は本発明をパチンコ機に採用した場合の第1の実施例を示す。
図1において、1は遊技機本体で、開閉自在に枢着された前枠2を有する。前枠2には、遊技盤3が裏側から着脱自在に装着され、この遊技盤3の前側にガラス扉4と前面板5とが開閉自在に配置されている。前面板5には発射用の遊技球を貯留する上皿6が設けられ、また前枠2の下部には、余剰球を貯留する下皿7と、発射手段8の発射ハンドル9とが夫々設けられている。
遊技盤3には、図2に示すようにガイドレール10が環状に装着されると共に、このガイドレール10の内側の遊技領域11に図柄始動手段12、図柄表示手段13、振り分け入賞手段14、始動入賞手段15、特定入賞手段16、大入賞手段17、普通入賞手段19等の遊技部品が配置されている。
図柄表示手段13は3個の図柄を変動表示可能であり、図柄始動手段12の遊技球の検出によりその3個の図柄が所定時間変動する。振り分け入賞手段14は、後述するように、遊技盤3に装着された入賞ケース20と、この入賞ケース20の上部に配置された開閉手段21と、入賞ケース20の内部にジグザグ状に組み込まれた多段式の振り分け手段28とを備え、開閉手段21から入賞した遊技球を遊技盤3の前後の何れかに振り分けるようになっている。
始動入賞手段15は、振り分け入賞手段14により遊技盤3の前側に振り分けられた遊技球が入賞し易くなるように、その振り分け入賞手段14の下側に配置されている。特定入賞手段16は、始動入賞手段15に遊技球が入賞したときに有効になり、この特定入賞手段16に遊技球が入賞したときに大入賞手段17の開閉板17aが前側へと開放するようになっている。
振り分け入賞手段14は、図3〜図12に示すように構成されている。即ち、入賞ケース20は、遊技盤3の開口の前面に装着された取り付けケース体22と、この取り付けケース体22の前面に接合された装飾ケース体23と、取り付けケース体22の裏側に順次接合された前ケース体24、中ケース体25、後ケース体26及び裏カバー27とを備えている。
開閉手段21は前後方向の支軸廻りに揺動自在な左右一対の開閉体21aと、この各開閉体21aを支軸廻りに開閉駆動するソレノイド等の駆動手段29とを備えたチューリップ式であり、入賞ケース20の上部中央で取り付けケース体22と装飾ケース体23との間に形成された入賞口30を開閉可能である。駆動手段29は取り付けケース体22の裏側に固定されている。入賞口30の下部には、この入賞口30に入賞した遊技球を検出する入賞検出スイッチ31が設けられている。
取り付けケース体22は中央部分に窓孔を有する枠状であり、その枠部分の前面側を装飾するように装飾ケース体23が接合されている。前ケース体24は取り付けケース体22の窓孔の下部から上側に対応する前板32を備え、また前板32の下側で取り付けケース体22内に、前側に傾斜する前ステージ33が左右方向に設けられている。
前ケース体24の裏側には、順次直列状に接続された上下方向に複数の第1〜第3転動通路34〜36をジグザグ状に備えると共に、その各転動通路34〜36に対応して別の第1〜第3振り分け通路37〜39を備えた多段式の振り分け手段28が設けられている。
そして前ケース体24の前板32には、第1〜第3転動通路34〜36上を転動する遊技球の転動状況、振り分け状況等を前側から視認できるように、第1〜第3転動通路34〜36に対応して横長矩形状の第1〜第3視認窓40〜42が上下方向に複数開設されている。なお、この実施例では転動通路34〜36、振り分け通路37〜39、視認窓40〜42は上下方向に3組設けられているが、1組でも良いし、4組以上でも良い。
第1〜第3転動通路34〜36は左右方向(通路方向)に配置された第1〜第3案内部材43〜45と、この第1〜第3案内部材43〜45に沿って配置され且つ通路方向の軸心廻りに回転する第1〜第3回転体46〜48とを備え、これらの第1〜第3案内部材43〜45と第1〜第3回転体46〜48とにより遊技球を下側から支えて、その遊技球を左右方向の一端側から他端側へと一方向に転動させながら案内するように、前ケース体24と中ケース体25との間に傾斜状に設けられている。
第1〜第3案内部材43〜45は前板32の視認窓40〜42の下縁裏側に一体に形成されている。第1〜第3回転体46〜48は後述の球捕捉部を除く外周側が直円筒状で、第1〜第3案内部材43〜45の裏側に沿って略平行に配置されており、その回転軸46a〜48aの左右両端が前ケース体24と中ケース体25とに一体に形成された軸保持部25a,26aにより前後両側から傾斜軸心廻りに回転自在に挟持されている。なお、第1〜第3案内部材43〜45と第1〜第3回転体46〜48は、第1〜第3案内部材43〜45が前側となり第1〜第3回転体46〜48が後側となって、略平行に配置されている。
回転軸46a〜48aの一端側(上流側)にはこれを駆動する駆動手段、例えば第1〜第3駆動モータ49〜51が設けられ、他端側に位置検出用の突起を有する円板52が設けられている。第1〜第3駆動モータ49〜51はギヤー列49a〜51aを介して第1〜第3回転体46〜48を駆動するように、支持ブラケット49b〜51bにより後ケース体26の裏側に着脱自在に装着され、裏カバー27により覆われている。なお、駆動モータ49〜51、ギヤー列49a〜51aは支持ブラケット49b〜51bにユニット状に組み付けれている。後ケース体26には、円板52の突起を介して第1〜第3回転体46〜48の回転を検出する回転検出手段53が設けられている。
第1〜第3回転体46〜48の軸心方向の途中の外周には、第1〜第3転動通路34〜36上を転動中の遊技球が対応したときに、その遊技球を捕捉して第1〜第3転動通路34〜36から第1〜第3振り分け通路37〜39へと振り分ける第1〜第3球捕捉部54〜56が設けられている。
この球捕捉部54〜56は各回転体46〜48の外周の周方向の一部に形成された凹部により構成され、回転体46〜48の軸心方向及び周方向に位置を変えて複数、例えば2個設けられている。そして、各回転体46〜48は球捕捉部54〜56に捕捉された遊技球が回転体46〜48の上側を超えて振り分け通路37〜39側へと振り分けられるように、駆動モータ49〜51により、遊技球を支持する転動側において球捕捉部54〜56が外向き(後向き)に回転する方向に駆動されている。なお、回転体46〜48の下流側には、遊技球の転動速度を減速させる抵抗部54a〜56aが凹入状に設けられている。
第1転動通路34の上流側は接続通路57を介して入賞口30に、また下流側は接続通路58を介して第2転動通路35の上流側に夫々接続されている。第3転動通路36の上流側は接続通路59を介して第2転動通路35の下流側に接続され、また下流側は接続通路60を介して傾斜ステージ33の中央上部側に開口している。
接続通路57は入賞口30の下端から装飾ケース体23、取り付けケース体22、前ケース体24及び中ケース体25に跨がって入賞ケース20の上部に後向きに形成された後向き通路57aと、中ケース体25の裏側で後向き通路57aの後端から左右方向の一方側へと形成された外向き通路57bと、外向き通路57bの端部から前向きに形成された前向きシュート57cとを備え、入賞口30から入賞した遊技球を前向きシュート57cから第1転動通路34の上流側端部上へと案内するようになっている。
接続通路58は中ケース体25の裏側に形成された落下通路58aと、第1転動通路34の下流端側から落下通路58aへと後向きに形成された後向きシュート58bと、落下通路58aの下端から第2転動通路35の上流側端部上へと前向きに形成された前向きシュート58cとを備え、第1転動通路34を通過した遊技球を第2転動通路35の上流側端部上へと案内するようになっている。接続通路59も同様に構成されている。
接続通路60は中ケース体25の裏側に形成された落下通路60aと、第3転動通路36の下流端側から落下通路60aへと後向きに形成された後向きシュート60bと、落下通路60aの下端から左右方向の中央側に形成された内向き通路60cと、内向き通路60cの内端から前向きに形成された落下シュート60dとを備え、第3転動通路36を通過した遊技球を落下シュート60dから前ステージ33側の左右略中央へと落下させるようになっている。
前ステージ33側の左右略中央には、落下シュート60dから落下する遊技球を変化させるための板状の可動体63が上下に出退自在に設けられている。この可動体63は前ステージ33と略平行に傾斜して突出する一対の傾斜凸部64間に前後及び上下方向に摺動自在に配置され、駆動手段、例えば駆動モータ65によりカム66を介して前後方向に往復駆動されている。
可動体63の上端は傾斜凸部64と略平行で且つ左右方向の中央が高くなる円弧状に形成され、またその下端の支持板67は前ステージ33よりも急勾配の傾斜案内面を有し前ステージ33の下部に固定された傾斜案内体68により前後方向に摺動自在に支持されている。駆動モータ65は中ケース体25の下端部に固定され、この駆動モータ65から前側に突出する駆動軸65aにカム66が固定されている。カム66は支持板67に形成された開口67aに嵌合し、その支持板67側のカム従動部67bがカム66に後側から当接している。
前ステージ33の前側には、遊技球を遊技盤3の前側で始動入賞手段15側へと遊技球を落下させる落下口69が落下シュート60d、可動体63に対応して左右方向の略中央に、遊技球を遊技盤3の裏側へと案内する裏案内通路70が落下口69の左右両側に夫々設けられている。
中ケース体25と後ケース体26との間には、各振り分け通路37〜39側へと振り分けられた遊技球を遊技盤3の裏側へと排出する排出通路71が上下方向に設けられている。この排出通路71の下端部側には駆動モータ65を迂回するように湾曲通路部があり、その下端は中ケース体25から遊技盤3側に向かって前側に開口している。
遊技に際しては、発射手段8の発射ハンドル9を操作して、発射手段8により遊技球をガイドレール10に沿って順次遊技盤3側に発射させる。すると遊技盤3の上部側に発射された遊技球は、遊技盤3の遊技領域11に入った後、その盤面に沿って落下する。そして、図柄始動手段12が遊技球を検出すると、図柄表示手段13の図柄が所定時間変動して当たり図柄又は外れ図柄で停止する。
図柄表示手段13の変動後の停止図柄が当たり図柄となると、開閉手段21が開放する。そして、開閉手段21から入賞口30に遊技球が入賞すると、その遊技球は入賞検出スイッチ31で検出された後、入賞ケース20内の多段式の振り分け手段28へと進入し、この振り分け手段28において各転動通路34〜36から振り分け通路37〜39へと振り分けられるか、又は次の転動通路35,36へと通過する等して、遊技盤3の裏側へと落下するか、又は落下口69から始動入賞手段15上へと落下する。そして、始動入賞手段15に遊技球が入賞すると、特定入賞手段16が有効となり、この特定入賞手段16に遊技球が入賞することによって大入賞手段17が開放する。
振り分け入賞手段14においては、通常、各転動通路34〜36の回転体46〜48が駆動モータ49〜51の駆動によりA矢示方向に回転しており、また可動体63が駆動モータ65の駆動により上下動している。前向きシュート57cから第1転動通路34の上流側端部に遊技球が案内されると、その遊技球は第1転動通路34の第1案内部材43と第1回転体46との上に落下し、その両者により支持されて下流側へと転動していく。
そして、第1転動通路34上を転動中の遊技球が第1球捕捉部54に対応すると、第1球捕捉部54がその遊技球を捕捉して第1回転体46の回転により第1振り分け通路37へと振り分ける。第1転動通路34上を転動中の遊技球が2個の第1球捕捉部54の何れとも対応しない場合には、その遊技球は第1案内部材43と第1回転体46との上を転動しながら第1転動通路34上を下流側へと通過する。
即ち、第1転動通路34において、第1回転体46の第1球捕捉部54が第1案内部材43側に向いて上向き状態になったときに、その第1球捕捉部54上に遊技球が到達すると、図12(a)に示すように、その遊技球は第1球捕捉部54に捕捉されて移動を停止する。そして、その後に第1回転体46がA矢示方向に回転すると、その遊技球は図12(b)に示すようにその回転により持ち上げられて第1球捕捉部54上に乗った後、図12(c)及び(d)に示す状態を経て第1振り分け通路37へと振り分けられ、排出通路71を落下して遊技盤3の裏側へと排出されていく。
第1転動通路34を通過した遊技球は接続通路58を経て第2転動通路35の上流側端部へと案内され、以下同様に第2転動通路35、第3転動通路36でも同様のことが行われる。そして、第3転動通路36を通過した遊技球は、接続通路60を経て落下シュート60dへと案内され、この落下シュート60dから前側へと落下する。
落下シュート60dの下側では、駆動モータ65によりカム66を介して前後に駆動される可動体63が傾斜案内体68に沿って上下動している。そして、可動体63の上昇時に落下シュート60dからの遊技球が落下すれば、その遊技球は可動体63によって左右の何れかへと案内され、前ステージ33から裏案内通路70を経て遊技盤3の裏側へと案内され、また可動体63の下降時に落下シュート60dからの遊技球が落下すれば、その遊技球は可動体63、傾斜凸部64等によって落下口69へと案内されて遊技盤3の前側に落下する。
このように左右方向の案内部材43〜45と、この案内部材43〜45に沿って配置され且つ左右方向の軸心廻りに回転する回転体46〜48とにより、遊技球を左右方向の一端側から他端側へと一方向に転動させながら案内する転動通路34〜36を形成し、その回転体46〜48の周方向の一部に、転動通路34〜36を転動中の遊技球と対応したときに、その遊技球を捕捉して回転体46〜48の回転によって転動通路34〜36から別の振り分け通路37〜39へと振り分ける球捕捉部54〜56を設けているので、従来の振り分け手段に比較して遊技球の迅速な振り分けが可能であると共に、遊技球の慣性力その他の偶然性による振り分けの変化を期待できる。
また 転動通路34〜36の前側には視認窓40〜42があるため、遊技者は転動通路34〜36上での遊技球の転動状況、遊技球の振り分け状況を容易に確認できる。特に前ケース体24の視認窓40〜42の下縁後部側に案内部材43〜45があり、その後側に回転体46〜48があるため、その遊技球の確認が非常に容易である。
しかも球捕捉部54〜56は遊技球を捕捉して回転体46〜48の回転により振り分け通路37〜39へと案内できれば良いが、その球捕捉部54〜56を凹部とすることによって、回転体46〜48自体の構造を簡単にできる。更に球捕捉部54〜56に捕捉された遊技球を、回転体46〜48上を超えて振り分け通路37〜39へと振り分けることにより、遊技球の振り分け状況の確認も容易にできる。
図13は本発明の第2の実施例を例示する。図13(a)は回転体46の外周に球捕捉部54を形成するに当たり、軸心方向と直交する断面において、その一端側を球面状の凹入面54eとし、他端側を平坦面54bとしたものである。図13(b)は案内部材43に、遊技球を回転体46側へと案内する傾斜面43aを設け、回転体46の球捕捉部54を、遊技球が入る球面状の凹入面としたものである。これらの場合には、球捕捉部54で捕捉した遊技球を回転体46の回転によって掬い上げながら、回転体46上を経て振り分け通路37に振り分けるようにしている。
図14は本発明の第3の実施例を例示する。図14(a)は球捕捉部54の軸心方向の両端に角部54cを形成したものであり、図14(b)は球捕捉部54の軸心方向の両端に曲面部54dを形成したものである。各球捕捉部54は軸心方向と直交する断面では平坦面となっている。
図15は本発明の第4の実施例を例示し、この実施例では案内部材43の案内面に沿って凹凸部を設けて、その凹凸部の形状により転動通路34上の遊技球がゆらゆらと揺らぎながら移動するようにしている。即ち、図15(a)は回転体46の各球捕捉部54に対応して凹入部90ができるように、案内部材43の案内面を曲面状の凹凸形状にしたものである。図15(b)は案内部材43の案内面を屈曲状に形成し、凹入部90の下流側の傾斜面90aの傾斜角度を上流側の傾斜面90bの傾斜角度よりも大にしたものである。
図16は本発明の第5の実施例を例示する。回転体46はその後側の中ケース体25の振り分け通路37の上側を案内部材43とし、この案内部材43の前側に、内向きに回転する回転体46を配置して、転動通路34上を転動中の遊技球に球捕捉部54が対応したときに、(a)〜(d)に示すように球捕捉部54で遊技球を捕捉してその移動を止め、回転体46の回転によって、回転体46と案内部材43との間から振り分け通路37へと落下させるようにしたものである。前ケース体24の前板32の裏側には、回転体46との上に遊技球が乗らないように邪魔板93を設けている。なお、回転体46の回転方向を逆にすれば、第1の実施例と同様に前ケース体24に案内部材43を設けても良い。
以上、本発明の各実施例について詳述したが、本発明は各実施例に限定されるものではない。例えば、入賞ケース20の中央に開口窓を設け、この開口窓の左右両側と後側との三方に、順次直列状に接続された転動通路34〜36を設けても良い。この場合、左右の転動通路34〜36は前後方向に配置されることになる。回転体46〜48にその軸心方向に所定の間隔をおいて複数の球捕捉部54〜56を設ける場合に、その各球捕捉部54〜56に対応して複数の振り分け通路37〜39を設けても良い。
複数の回転体46〜48に対して共通な駆動手段を1個設け、この駆動手段により各回転体46〜48を駆動するようにしても良い。球捕捉部54〜56は磁石により構成しても良い。但し、球捕捉部54〜56を磁石式とした場合には、捕捉後の遊技球が振り分け通路37〜39側に移動したときに、その遊技球に突起が接触して磁石による遊技球の吸着を解除する等、遊技球の吸着を解除する適宜解除手段を設ける必要がある。
また球捕捉部54〜56は回転体46〜48に形成された貫通孔により構成し、球捕捉部54〜56が遊技球に対応したときにその遊技球を捕捉して、球捕捉部54〜56を経て遊技球を振り分け通路37〜39へと下方又は後方等の所定方向に案内するようにしても良い。
複数の転動通路34〜36を直列状に接続してなる球振り分け装置の場合に、遊技球が何れかの振り分け通路37〜39又は特定の1若しくは複数の振り分け通路37〜39に振り分けられたときに当たりとなるゲーム構成を採用しても良い。
本発明の第1の実施例を示す弾球遊技機の正面図である。 本発明の第1の実施例を示す遊技盤の正面図である。 本発明の第1の実施例を示す振り分け入賞手段の正面図である。 本発明の第1の実施例を示す振り分け入賞手段の正面断面図である。 本発明の第1の実施例を示す図4のX−X線断面図である。 本発明の第1の実施例を示す図4のY−Y線断面図である。 本発明の第1の実施例を示す中ケース体から後側の正面図である。 本発明の第1の実施例を示す振り分け入賞手段の中間部の平面断面図である。 本発明の第1の実施例を示す振り分け入賞手段の中間部の平面断面図である。 本発明の第1の実施例を示す振り分け入賞手段の下部の平面断面図である。 本発明の第1の実施例を示す可動体等の分解斜視図である。 本発明の第1の実施例を示す振り分け動作説明図である。 本発明の第2の実施例を示す要部の断面図である。 本発明の第3の実施例を示す要部の概略図である。 本発明の第4の実施例を示す転動通路の平面断面図である。 本発明の第5の実施例を示す要部の断面図である。
符号の説明
20 入賞ケース
34〜36 転動通路
37〜39 振り分け通路
40〜42 視認窓
43〜45 案内部材
46〜48 回転体
54〜56 球捕捉部
49〜51 駆動手段

Claims (7)

  1. 通路方向に配置された案内部材と、該案内部材に並べて配置され且つ通路方向の軸心廻りに回転する回転体とにより、遊技球を通路方向の一端側から他端側へと一方向に転動させながら案内する転動通路を形成し、前記回転体の周方向の一部に、前記転動通路を転動中の遊技球と対応したときに、その遊技球を捕捉して前記回転体の回転によって前記転動通路から別の振り分け通路へと振り分ける球捕捉部を設けたことを特徴とする弾球遊技機の球振り分け装置。
  2. 前記球捕捉部が凹部であることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の球振り分け装置。
  3. 前記球捕捉部に捕捉された遊技球が前記回転体上を超えて前記振り分け通路へと振り分けられるように、前記回転体をその軸心廻りに回転駆動する駆動手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機の球振り分け装置。
  4. 前記球捕捉部が遊技球を掬い上げ可能であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機の球振り分け装置。
  5. 前記球捕捉部は前記案内部材と前記回転体との間から遊技球を落下させる形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機の球振り分け装置。
  6. 入賞ケースの前面側に視認窓を形成し、前側が前記案内部材、後側が前記回転体となるように、前記視認窓に対応して前記入賞ケースの内部に前記転動通路を左右方向に配置したことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の弾球遊技機の球振り分け装置。
  7. 前記入賞ケース内に、順次直列状に接続された複数の前記転動通路を上下にジグザグ状に配置し、前記各転動通路に対応してその後側に前記振り分け通路を配置したことを特徴とする請求項6に記載の弾球遊技機の球振り分け装置。
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