JP4450330B2 - セルごとに複数のデータ状態を記録するデュアルセルメモリデバイスをプログラミングする方法 - Google Patents

セルごとに複数のデータ状態を記録するデュアルセルメモリデバイスをプログラミングする方法 Download PDF

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Description

本発明は一般に不揮発性メモリデバイスの分野に関し、より詳細には、デュアルセルの電荷捕獲絶縁フラッシュメモリデバイス(charge trapping dielectric flash memory device)の各電荷蓄積領域に複数のデータ状態を記録する方法に関する。
最新の集積回路製造に浸透しつつある傾向は、フラッシュメモリユニットなどの集積回路メモリユニットに単位面積当たり記録されるデータ量を増加させることである。多くの場合、メモリユニットは比較的多くのコアメモリデバイス(コアメモリセルと呼ばれる場合もある)を備えている。例えば、電荷捕獲絶縁フラッシュメモリデバイスなどの従来のデュアルメモリデバイスは“ダブル・ビット”配列でデータを記録することができる。つまり、第1ビット(即ち、バイナリ・データ値は論理“1”及び論理“0”などの2つの状態を有している)をメモリデバイスの第1“サイド”にあるメモリセルを使って記録し、また第2のビットを、メモリデバイスの第2“サイド”にある相補的メモリセルを使って記録する。
そのようなメモリデバイスのプログラミングは、例えばホットエレクトロンを注入することで実現することができる。ホットエレクトロンを注入するには、適切な電位をメモリデバイスのゲート及びドレインの各々へ所定の時間印加することによってデバイスを“パルシング”することが必要である。プログラミングパルスの間、通常はソースが接地される。メモリデバイスの読み出しは、適切な電圧をゲート、ソース及び/又はドレインの各々へ印加して基準値に対してドレインとソース電流(デバイスのしきい電圧を示す)を比較することによって実現され、その結果、各メモリセルがプログラムされた状態であるかプログラムされていない状態であるかが判断される。
従来の電荷捕獲絶縁フラッシュメモリデバイスがメモリデバイス当たり2つの単一ビットのバイナリ・データ値を記録することができても、メモリコアの単位面積当たりに更に多くのデータを記録することがこれまで以上に求められている。
本発明の1つの態様によれば、本発明は第1の導電領域に隣接する第1電荷蓄積セルと、第2の導電領域に隣接する第2電荷蓄積セルを備えた電荷捕獲絶縁メモリデバイスをプログラミングする方法を目的としている。本方法は第1の電荷蓄積セルをプログラミングして第1量の電荷を蓄積するステップを含み、この第1量の電荷は、ブランクプログラムレベル(blank program level)又は複数のチャージプログラムレベルのうちの1つのレベルから選択される第1セルのデータ状態に対応する。本方法はまた、第2の電荷蓄積セルをプログラミングして第2量の電荷を蓄積するステップを含み、この第2量の電荷は、ブランクプログラムレベル又は複数のチャージプログラムレベルのうちの1つのレベルから選択される第2セルのデータ状態に対応する。
本発明の別の態様によれば、本発明は第1の導電領域に隣接した第1の電荷蓄積セルと第2の導電領域に隣接した第2の電荷蓄積セルを備えた電荷捕獲絶縁メモリデバイスをプログラミングし、かつ連続読み出しを行う方法を目的としている。本発明には、第1量の電荷を蓄積するために第1の電荷蓄積セルをプログラミングするステップを含み、この第1量の電荷は、ブランクプログラムレベル又は複数のチャージプログラムレベルのうちの1つのレベルから選択される第1セルのデータ状態に対応するものであって、また、第2量の電荷を蓄積するために第2の電荷蓄積セルをプログラミングするステップを含み、この第2量の電荷は、ブランクプログラムレベル又は複数のチャージプログラムレベルのうちの1つのレベルから選択される第2セルのデータ状態に対応するものである、メモリデバイスをプログラミングするステップを含む。該方法は複数の基準電流に対して第1導電領域と第2導電領域の電流を比較することによって、電荷蓄積セルのうちの1つを読み出すステップも含み、読み出し電荷蓄積セルがプログラムされているデータ状態を判断する。
本発明のこれらの及び更なる特徴は、以下の説明と図面を基準すれば明らかになるであろう。
発明の詳細な説明
以下の詳細な説明では、本発明の別の実施形態で示されている場合であっても、同じ要素には同一の基準符号が与えられている。本発明を明確で簡潔な方法で例示するために、図面は同縮尺である必要はなく、また特定の特徴がいくぶん概略的な形状で示されている。
図1を基準すると、一般的なメモリユニット2の概略的なブロック図が示されている。メモリユニット2は、デュアルセル不揮発性フラッシュEEPMD(dual cell, non-volatile, flash electrically erasable and programmable memory devices)などの複数のメモリデバイスを含むコアメモリアレイ4を備えることができる。例えば、メモリデバイスは電荷捕獲絶縁フラッシュメモリデバイスであることができ、以下にその詳細を説明する。
コアメモリアレイ4のメモリデバイスは複数のコアメモリデバイス6と、関連の動的基準メモリデバイス(the dynamic reference memory devices)とを含む。一実施形態では、アレイ4を動的基準メモリデバイス8がコアメモリデバイス6のマトリックス内に形成されるように配置することができる。
外部基準10などのその他のメモリデバイスもメモリユニット2の一部を形成することができる。外部基準10はコアメモリアレイ4から離間し、また、消去確認基準セル(erase verify reference cells)、プログラム確認基準セル(program verify reference cells)、及びソフトプログラミング基準セル、などを含むことができる。
当業者には明らかであるように、コアメモリデバイス6はメモリユニット2の使用者によって用いられ、データ又は実行可能コードなどの情報を記録することができる。動的基準8はコアメモリデバイス6の読み出し時にアシストするように使用することができる。より具体的には、動的基準8はコアメモリデバイス6のデータレベルビヘイビア(data level behavior)のインジケータ(indicator)として使用される。プログラミング、確認、読み出し及び消去などを含む、メモリユニット2の様々な動作は論理回路12によって制御されうる。
更に図2を基準すると、メモリユニット2からのコアメモリアレイ4の一部もしくはセクタ14の上面概略ブロック図が示されている。このセクタ14はコアメモリデバイス6と、1つ以上の動的基準8を含むことができる。セクタ14は絶縁スタック20とともに配置されたワード線16とビット線18とを含むことができ、コアメモリデバイス6と動的基準デバイス8を機能的に形成している。適切な電圧をこのワード線16とビット線18へ印加することで、各メモリデバイスがプログラム、読み出し、確認及び/又は消去されうるように、セクタ14のメモリデバイス6と8をアドレス指定できる。
更に図3を基準すると、セクタ14の一部が断面で例示されており、コアメモリアレイ4のメモリデバイスの一般的な配列を例示している。図3の断面は2つのコアメモリデバイス6を示している。コアメモリデバイス6の各々は、動的基準メモリデバイス8と同じく、仮想接地のデュアルセル不揮発性フラッシュEEPMDとして実装されることができる。例示のメモリデバイス6は例示目的で示されており、別の構造(例えば、スタックゲート配置、リセスゲート配置)で実装されることもできる。更に、動的基準8に対するコアメモリデバイス6の相対位置を変更することができる。
一般的なメモリデバイス6は電荷捕獲絶縁型フラッシュメモリデバイスとして実装され、各々は独立してプログラミングされ読み出されることができるペアの相補的な電荷捕獲領域を含む。
本明細書の議論を簡潔にするために、1つのメモリデバイス6の配置だけを説明しているが、残りのコアメモリデバイス6と動的基準メモリデバイス8はこれに対応する構造と動作を持ちうる。
例示の実施形態では、コアメモリデバイス6はP型の半導体基板22を含む。基板22内では、ビット線18は埋め込みビット線の形態(buried bit line format)に形成される。このビット線18(本明細書では導電領域とも呼ばれる)は基板22へN型のドーパントを注入することによって、又は、金属あるいは金属含有化合物(例えば、シリサイドビット線18)から形成することができる。各デバイス6に対し、隣接するペアのビット線18は導電領域を形成する。この領域は様々なプログラミング及び読み出し動作においてソース及びドレインとして機能する。各デバイスに対して、ボディ24は隣接するペアのビット線18の間に配置される。例示されていないが、窒素層はビット線18上に形成され、ビット線18に隣接してP+ポケット注入(P+pocket implants)を追加することができる。
基板22の上には絶縁スタック20がある。この絶縁スタック20は、酸化シリコン(SiO2)、その他の標準的K(standard-K)材料(例えば、比誘電率が10以下のもの)又は、high−K材料(例えば、比誘電率が一実施形態では10を超え、一実施形態では20を越えるものなど)から形成される、下位の絶縁層28(トンネリング絶縁層とも呼ばれる)が含まれる。
下位の絶縁層28の上には電荷捕獲層(電荷蓄積層30とも呼ばれる)がある。この電荷蓄積層30は窒化シリコン(Si3N4)又はその他の適切な材料を含む非導電性材料から形成することができる。
電荷蓄積層30の上には、酸化シリコン、その他の標準的K材料、又はhigh−K材料などから作られる、その他の絶縁層(上位絶縁層32とも呼ばれる)がある。
ワード線16は上位絶縁層32上に形成される。各コアメモリデバイス6に対して、ワード線16のうちの1つがゲート電極34として機能する。ワード線16は多結晶シリコンなどから形成することができる。別の構成では、ゲート電極34は相互接続した導電性アイランド又はパッドから形成することができる。ワード線16と絶縁スタック20の仕事関数によって、1つのビット線18から隣接するビット線18へ延長する、ボディ24内のチャネル36を制御する。
当業者には明らかであるように、コアメモリデバイス6は変更可能である。そのような変更としては、コアメモリデバイス6の物理的配置、使用する材料、ドーピングパラメータなどの変更が挙げられる。しかし本明細書で説明しているプログラミング、確認、読み出し及び/又は消去技術は、この変更されたデバイスにおいても使用可能である。
コアメモリデバイス6は仮想接地デバイスとして構成することができる。つまり、メモリデバイス6の様々な動作中に、メモリデバイス6に関連付けられたどちらのビット線18も、対応するビット線18へ印加した電位を各々制御することによって、電子または正孔のソースとして機能する。更に、電子及び/または正孔のソースとして機能しているビット線を接地し、又はバイアス電位へ接続することができる。
以下の議論で更に明らかになるように、電荷蓄積層30内では、コアメモリデバイス6は導電領域のうちの1つ(例えば、ビット線18aとして識別されるビット線)に隣接する第1の電荷蓄積領域(本明細書ではノーマルセル(normal cell)、ライトハンドビット(right-hand bit)もしくは第1電荷蓄積セル38とも呼ばれる)と、導電領域のうちのその他の導電領域(例えば、ビット線18bとして識別されるビット線)に隣接する、第2電荷蓄積領域(相補的セル、レフトハンドビット(left-hand bit)、もしくは第2電荷蓄積セル40とも呼ばれる)を備えている。
一実施形態では、各電荷蓄積セル38、40は複数のデータ状態、例えば4つのデータ状態、を有することができる。このデータ状態は、論理0−0、論理0−1、論理1−0、及び論理1−1などの、2ビットのバイナリワードを表わすことができる。例えば、論理1−1のデータ状態は、所望の電荷蓄積セル38、40をプログラムされていない状態、もしくは本明細書中で“レベル”1と呼ばれる、ブランクプログラムレベルにしておくことによって実装することができる。その他の論理データ状態は、例えば区別できる量の電荷を所望の電荷蓄積セル38、40に蓄積することによって実装することができ、それらは、チャージ状態(charged states)、プログラム状態(programmed states)、プログラムレベル(programmed level)又はチャージプログラムレベル(charged program level)、とも呼ばれる。1−0のデータ状態に対応する最低チャージプログラムレベルは本明細書中で“レベル2”と呼ばれる。0−1のデータ状態に対応する中間(medium)チャージプログラムレベルは本明細書中で“レベル3”と呼ばれる。0−0のデータ状態に対応する最高チャージプログラムレベルは本明細書中で“レベル4”と呼ばれる。
例示の実施形態では、メモリデバイス6は構造的に左右対称型のデバイスであるので、第1の電荷蓄積セル38と第2の電荷蓄積セル40のプログラミング、確認、読み出し及び消去は、ビット線18a及び18b(ソース及びドレイン)の役割をこれらの動作中に切り替えることによって行うことができる。従って、ビット線18a、18bは対象となる電荷蓄積セル38、40に応じて、ソース及びドレインという用語によって同義的に呼ぶことができる。
本明細書に説明されている技術によるコアメモリデバイス6のプログラミングを“クワッドビット(quad bit)”データストレージと呼ぶことができる。本明細書で用いているように、“クワッドビット”又は“クワッドビットデータストレージ”という用語は、ブランクプログラムレベルと3つのチャージプログラムレベルを含む、4つの識別可能な量から選択される電荷量を使って各電荷蓄積セル38、40を独立して“プログラミング”する、ことを言う。従って、クワッドビットの実施形態では、各コアメモリデバイス6(もしくは“トランジスタ”)は16のデータ状態を有す(つまり、関連するペアの電荷蓄積セル38、40で、ブランクプログラムレベルと3個のチャージプログラムレベルとの16個の順列が存在する。)他の実施形態では、4個以上のチャージプログラムレベルが存在しうる。
本発明を開示するために、電荷蓄積セル38、40のどちらかに電荷を蓄積するプログラミング技術はホットエレクトン注入を含み、これはチャネルホットエレクトロン注入(CHE)とも呼ばれる。しかし、使用される特定のメモリデバイスの種類に対応するようにプログラミング技術を変更することができる。
ホットエレクトン注入を利用して、第1の電荷蓄積セル38はビット線18a(ドレインとして機能する)とワード線16(ゲート電極34として機能する)へ電圧を印加することによって、チャージプログラムレベルへプログラミングすることができる。その他のビット線18bは電荷蓄積セル38のCHEプログラミングに対して、ソース(つまり、電子のソース)として機能する。一実施形態では、バイアス電位も、(従来の電荷捕獲絶縁フラッシュメモリデバイスで見られるようなソースの接地又は浮遊ではなく)ソースへ印加される。プログラミング中にソースへバイアス電位を印加した結果、電子の注入をよりよく制御することが可能になり、これによりメモリデバイス6のデータ保持機能が向上する。
ゲート電極34、ソース及びドレインへ印加された電圧は、絶縁層28、32と電荷蓄積層30を通って縦方向の電界を生成し、また、ソースからドレインへのチャネル36の長さ沿いに横方向の電界を生成する。所定の閾値電圧において、チャネル36は、電子がソースから引き離されてドレインに向かって加速し始めるように反転する。電子がチャネル36の長さ沿いに移動するにつれ電子はエネルギーを得て、また十分なエネルギーを得ると、電子は下位絶縁層28の電位障壁を越えてジャンプし、かつ、電子が捕獲される電荷蓄積層30へ入ることができる。電子が電位障壁をジャンプする確率はドレイン(つまり、ビット線18a)に隣接する電荷蓄積セル38の領域で最大となり、そこは電子が最大のエネルギーを得ている領域である。加速されたこれらの電子はホットエレクトロンと呼ばれ、電荷蓄積層30に注入されると、電荷蓄積層30の電荷蓄積セル38に留まる。捕獲された電子は、この層の導電性が低く、また、その中の横方向の電界が低いことから、電荷蓄積層30を通じて広がることはほとんどない。従って、捕獲された電荷は、隣接するビット線18aに近い電荷蓄積セル38の電荷捕獲領域に局在する。
第1の電荷蓄積セル38をプログラムする前述の技術は、第2の電荷蓄積セル40をプログラムするために使用することができるが、ビット線18aと18b(つまり、ソース及びドレイン)の機能は逆になる。
コアメモリデバイス6のセル38、40の読み出しは、例えば逆読出し動作(reverse read operation)を使用して行うことができる。例えば、第1の電荷蓄積セル38を読み出すために、ある電圧が第1の電荷蓄積領域38(つまり、ビット線18bであり、読み出し動作においてはドレインとも呼ばれる)と反対の導電領域へ印加され、また、ある電圧がゲート電極34へ印加される。第1の電荷蓄積領域38に隣接する導電領域(つまり、ビット線18aであり、読み出し動作においてはソースとも呼ばれる)が接地される。第2の電荷蓄積セル40を読み出すために、ビット線18aと18bの役割が逆にされる。読出し動作のドレイン電圧は“読み出されていない”(アンリード)電荷蓄積セル38、40によって蓄積された電荷を隠す(mask)、もしくは“カバーアップ”するように機能する。
読み出し動作において、チャネル36を越えて流れる電流の総量はコアメモリデバイス6の閾値電圧の表示として使用され、また、基準電流(基準閾値電圧の表示として)に対して比較され、電荷蓄積セル38、40のうちの1つを“読み出す”データ状態を判断する。基準電流の生成、及び基準電流に対するチャネル36の電流の比較については、以下に更に詳細に説明する。
図4を基準すると、コアメモリデバイス6の電荷蓄積セル38、40のうちの1つに対するデータ状態を示した、関連の閾値電圧(Vt)の分布42を含む、データ状態の分布図(population plot)が示されている。ブランク状態、つまりレベル1は分布42a、レベル2は分布42b、レベル3は分布42c、またレベル4は分布42dによって表わされている。
コアメモリデバイス6のその他の電荷蓄積セル38、40のデータ状態に対する、関連の閾値電圧分布は、図4に例示しているものと同様の様相を持つ。閾値電圧分布42はメモリデバイス6のプログラム/消去(PE)サイクリング、及び相補ビット妨害(CBD:Complimentary Bit Disturb)などの係数に基づき、閾値電圧軸に沿って上下にシフトする傾向がある。(つまり、1つのセル38、40によって蓄積された電荷は、その他のセル38、40のプログラミング及び/又は呼び出しに影響を及ぼす。)
電荷蓄積セル38、40の各々のデータ状態は電荷捕獲絶縁フラッシュメモリデバイスの非対称データの保持機能を利用するために、同一の又は異なるものであってよい。ブランク状態(例えば、レベル1)に加えて、セル38、40のうちの1つによって複数のプログラムレベル(例えば、レベル2からレベル4まで)に対応する複数の電荷量を蓄積する機能は、マルチレベルセル(MLC)データストレージと呼ぶこともできる。示されているように、各セル38、40に対し、非対称の4つのレベル(もしくは4つのデータ状態)の電荷を蓄積する技術は、本明細書中で“クワッドビット”データストレージと呼ぶこともできる。
仮想接地配列におけるMLCプログラミングは、ゲート電圧(Vg)、ソース電圧(Vs)、及びドレイン電圧(V d )を含む特定のプログラム電圧を各チャージプログラムレベルと関連付けることによって実現される。各プログラムレベルに対してVg、Vs、Vdを変化させることにより、電荷蓄積セル38、40各々に蓄積される電荷の総量を制御することができる。その結果、確認動作中にコアメモリデバイス6の閾値電圧(Vt)はターゲットチャージプログラムレベルに対応するプログラム確認基準値(program-verify reference value)を越え、及び/又は読み出し動作中に、コアメモリデバイス6のVtは所定の閾値電圧分布42と共に下がる。別の態様では、プログラミングの継続時間を制御して、電荷蓄積セル38、40各々に蓄積される電荷の量を調整することができる。更に別の実施形態では、プログラム電圧とプログラミングの継続時間を互いに連動して変化させて、ターゲット電荷蓄積セル38、40に所望の電荷量を得ることができる。
コアメモリデバイス6の仮想接地配置では、電圧バイアス(例えば、アース以外の電位)はプログラミング中にソースへ印加されうる。ソースバイアス電圧は、ゲート電極34とドレインへ印加される電位とともに使用することができ、その結果、コアメモリデバイス6のプログラミング全体を更に制御することができる。
引き続き図4を基準して、ターゲット電荷蓄積セル38、40がレベル4にプログラムされると、セル38、40によって蓄積された電荷量が、セル38、40がレベル3にプログラムされた場合にセル38、40によって蓄積される電荷量よりも多くなるように、プログラム条件の組合せが選択される。一実施形態では、レベル4の分布42dの最小閾値電圧(Vtprog4)は、レベル3の分布42cの最大閾値電圧よりも約1ボルト高い。同様に、レベル3にプログラムされたセル38、40によって蓄積される電荷量は、セル38、40がレベル2にプログラムされた場合にセル38、40によって蓄積される電荷量よりも多い。一実施形態では、レベル3の分布42cの最小閾値電圧(Vtprog3)は、レベル2の分布42bの最大閾値電よりも約1ボルト高い。同様に、レベル2にプログラムされたセル38、40によって蓄積される電荷量は、セル38、40がレベル1にプログラムされる場合にセル38、40によって蓄積される電荷量よりも多い。一実施形態では、レベル2の分布42bの最小閾値電圧(Vtprog2)は、消去閾値電圧(Vtblank)もしくはレベル1の分布42aの最大閾値電圧よりも約1.5ボルト高い。
コアメモリデバイス6がパルスされ電荷蓄積セル38、40のうちの1つへ電荷が注入されると、確認動作が実行され、コアメモリデバイス6が所望のチャージプログラムレベル2−4にプログラムされたことが確認される。確認動作はコアメモリデバイス6(もしくはIcore)のドレインとソース電流(Ids)を比較するステップを含む。適切な電圧がゲート電極へ印加される場合に生成される、コアメモリデバイス(もしくはIcore)のドレインとソース電流(Ids)と、所望のチャージプログラムレベル2から4に対応する外部確認基準デバイスによって生成される電流に対するソース及び/ドレインを比較するステップを含む。従って、外部基準10(図1)は少なくとも3つの固定された(例えば、静的にチャージされた)プログラム確認基準を含み、各々はチャージプログラムレベル2から4に対応する基準電流を与えることができる(例えば、Ivref2はレベル2に対応する電荷の蓄積を確認し、Ivref3はレベル3に対応する電荷の蓄積を確認し、またIvref4はレベル4に対応する電荷の蓄積を確認する)。Icoreが所望のプログラムレベルに対応するIvrefよりも大きい場合、論理回路12はターゲット電荷蓄積セル38、40が適切にチャージされ、次にプログラムされるべき電荷蓄積セル38、40のプログラミングを開始することができると判断することができる。しかし、Icoreが所望のプログラムレベルに対応するIrefに満たない場合、論理回路12は、ターゲット電荷蓄積セル38、40が所望のプログラムレベルにチャージされておらず、ターゲット電荷蓄積セル38、40を再パルスできると判断することができる。
電荷蓄積セル38、40の読み出しを行うことで、リードセル38、40を読み出す間にアンリードセル38、40がコアメモリデバイス6の閾値電圧(Ids)に及ぼしうる影響を補償することができる。つまり、その他の電荷蓄積セル38、40に存在するいずれの電荷は、メモリデバイス6の閾値電圧に影響を及ぼしうる(つまり、増加させうる)。この現象は相補ビット妨害(CBD)として周知であり、アンリードセル38、40が比較的高いプログラムレベル(例えば、レベル3又はレベル4であって、それらは蓄積された電荷量に大いに関連する)にプログラムされる場合に大いに影響があることが分かっている。
CBDに対抗するために、各電荷蓄積セル38、40は別の “逆”読み出し動作で読み出される(又は、問い合せされる)。問い合せセル38、40を読み出すために、約3Vから約5Vの電圧がゲート電極34へ印加され、また、約1.4Vから約2Vの電圧が、アンリードセル38、40に隣接する導電領域(この導電領域は読み出し動作においてはドレインと呼ばれる)(つまり、ビット線18)に印加される。リードセル38、40に隣接する導電領域(この導電領域は読み出し動作においてはソースと呼ばれる)(つまり、ビット線18)は接地することができる。ドレイン電圧はチャネル32内のアンリードセル38、40の下に空乏領域を生成し、アンリードセル38、40によって蓄積された電荷を“カバーアップ”する。
コアメモリデバイス6(もしくはIcore)のIdsを、動的基準メモリセル8からの電流に対して比較して、問い合せセル38、40のデータ状態を判断する。示されているように、動的基準8は、コアメモリデバイス6と同じ構造と動作的特徴を備えたデュアルセルメモリデバイスとして実装することができる。一実施形態では、動的基準8はコアメモリアレイ4の一部を形成する。簡潔に言えば、動的基準8の各電荷蓄積セルは、動的基準8がコアメモリデバイス6によって蓄積されうる特定のデータ状態の形態を備えてプログラムされるような、電荷量を蓄積するようにプログラムされる。例えば、1つの動的基準は1つのセルにレベル1を、その他のセルにレベル4を蓄積するように使用することができる。
時間の経過とともに、動的基準8の閾値電圧に寄与する動的基準8のセルによって蓄積された電荷量、およびその他の係数は変化しうる。このような変化は動的基準8の閾値電圧に対応する変化をもたらす。この、動的基準8の閾値電圧の変化は、例えばコアメモリセル6の読み出し中に残りのコアメモリデバイス6の閾値電圧のドリフトを補償するように、メモリユニット2に関連づけられた論理回路12が使用することができる。論理回路12はコアメモリデバイス6及び/又は動的基準メモリデバイス8を、動的基準8の閾値電圧の変化に基づいてリフレッシュ又はリプログラムするように、動的基準8の閾値電圧トラッキングを用いることもできる。
本明細書の議論を単純化するために、2桁の値が使用され、問い合せコアメモリデバイス6又は問い合せ動的基準38、40の各々のセル38、40によって記録されたデータの状態を説明する。第1桁はリードセル38、40のデータ状態を表し、第2桁はアンリードセル38、40のデータ状態を表す。例えば、リードセル38、40がレベル3にプログラムされ、アンリードセルがレベル2にプログラムされると、問い合せメモリデバイス6、8は、“32”という表記で表わすことができる。
問い合せコアメモリデバイス6(Icore)のドレイン−ソース電流は基準電流(Iref)に対して比較され、リードセル38、40のデータ状態が判断される。基準電流Irefは動的基準8の選択されたペアのドレイン−ソース電流を平均化してもたらされる。そのセル38、40は予めプログラムされており、選択したデータ状態を記録する(ここで使用されているように、“平均化する”という用語は平均値を導くことに加え、いずれの数学的解析もしくは電流/電圧比較を行うことを含みうる。従って、特定の基準電流は本明細書中ではIref-ab/nmとして識別され、変数aとbはそれぞれ、平均化したペアからの第1動的基準8のリードセル38、40とアンリードセル38、40のデータ状態を表す。また、変数nとmはそれぞれ、平均化したペアからの第2動的基準8のリードセル38、40とアンリードセル38、40のデータ状態を表す。必要に応じて、基準電流は2つ以上の動的基準8を使用して選択的にもたらされる。明らかなように、IcoreとIrefを比較することは、様々なデータ状態(例えば、レベル1、レベル2、レベル3、及びレベル4)に対するコアメモリデバイス6の閾値電圧を直接示す。
図5を基準すると、コアメモリデバイス6の選択セル38、40を読み出す1つの方法を示すフロー図が例示されている。このフロー図は基準電流に対するコアデバイス6の電流を連続して比較しているが、論理回路12は様々な基準電流に対してコアデバイス6の電流を同時に比較し、また、読み出しデータ状態に対応する適切な出力を生成するように実装される。このような実装品によってメモリユニットの読み出し速度の向上がアシストされる。従って論理回路12は例えば複数のセンス増幅器とともに実装されることが可能で、電流と論理ゲートを比較し、この比較した電流に基づく適切なバイナリワードを出力する。
読み出し方法はブロック44において開始する。ブロック44では動的基準8が読み出され、基準電流が生成される。一実施形態では、メモリユニット2の全読み出し動作中に読み出されるべき、すべてのコアメモリデバイス6のすべてのセル38、40について、ブロック44の動作を一度に実行することができる。その後、ブロック46において、コアメモリデバイスに対し、読み出しされるセル38、40に対するコアデバイス6の電流を判定するために問い合せすることができる。
次にブロック48では、コアデバイス6の電流(Icore)が第1の基準電流(Iref14/21)に対して比較される。第1の基準電流は動的基準デバイス8からもたらされ、コアメモリデバイス6の読み出しセル38、40がブランクデータ状態(つまり、レベル1)にあるか、又はチャージプログラムレベル(つまり、レベル2又はそれ以上)にあるかが示される。例示の実施形態において、第1の基準電流は、ブランクデータ状態を記録しているセル38、40に対する、最大限(maximum possible)の相補ビット妨害を示す少なくとも1つの動的基準からの基準電流と、最低チャージプログラムレベルを記録しているセル38、40に対する最小限(minimum possible)の閾値電圧を示す少なくとも1つの動的基準からの基準電流とを平均化することによってもたらされる。
ブランクデータ状態を記録しているセル38、40に対する最大限の相補ビット妨害は動的基準デバイス8によって示すことができ、リードセル38、40はブランクデータ状態(例えば、レベル1)であり、アンリードセル38、40は最高チャージプログラムレベル(例えば、クワッドビット配置に対してはレベル4)である。最小のチャージプログラムレベルを記録しているセル38、40に対する最小限の閾値電圧は動的基準8によって示すことができ、リードセル38、40は最低チャージプログラムレベル(例えば、レベル2)に対応する電荷を蓄積し、また、アンリードセル38、40はチャージされていない、もしくはブランクデータ状態(例えば、レベル1)である。従って、第1基準電流はIref14/21という簡単な表記で示される。
IcoreがIref14/21未満の場合は、問い合せコアメモリデバイス6のリードセル38、40はブランクデータ状態であると判断され、また、ブロック50では、この状態の表示は例えばバイナリワード“11”を出力することによって、論理回路12によって出力することができる。
IcoreがIref14/21より大きい場合は、問い合せコアメモリデバイス6のリードセル38、40はチャージプログラム状態であると判断され、また、該方法はブロック52へと進むことができ、ブロック52ではIcoreは第2の基準電流(Iref21/31)に対して比較される。第2の基準電流は動的基準デバイス8から得られ、コアメモリデバイス6のリードセル38、40が最低チャージデータ状態(例えば、レベル2)であるか、又は最高チャージプログラムレベル(つまり、レベル3もしくはそれ以上)であるかが示される。第2の基準電流は、例示の実施形態では、最低チャージプログラムレベルを記録しているセル38、40に対する最小限の閾値電圧を示す少なくとも1つの動的基準からの基準電流と、中間チャージプログラムレベルを記録しているセル38、40に対する最小限の閾値電圧を示す少なくとも1つの動的基準からの基準電流とを平均化することによってもたらされる。
最低チャージプログラムレベルを記録しているセル38、40に対する最小限の閾値電圧は動的基準デバイス8によって示すことができ、リードセル38、40は最低チャージプログラム(例えば、レベル2)に対応する電荷を蓄積し、アンリードセル38、40はチャージされていない、もしくはブランクデータ状態(例えば、レベル1)である。中間チャージプログラムレベルを記録しているセル38、40に対する最小限の閾値電圧は動的基準8によって示すことができ、リードセル38、40は中間チャージプログラムレベル(例えば、レベル3)に対応する電荷を蓄積し、また、アンリードセル38、40はチャージされていない、もしくはブランクデータ状態(例えば、レベル1)である。従って、第1基準電流はIref121/31という簡単な表記で示される。
IcoreがIref121/31未満の場合は、問い合せコアメモリデバイス6のリードセル38、40は最低チャージプログラム状態(例えば、レベル2)であると判断され、また、ブロック54では、この状態の表示は例えばバイナリワード“10”を出力することによって、論理回路12から出力することができる。
IcoreがIref121/31より大きい場合は、問い合せコアメモリデバイス6のリードセル38、40は最低チャージプログラム状態よりも大きなチャージプログラム状態であると判断される。また、方法はブロック56へと進むことができ、ブロック56ではIcoreが第3の基準電流(Iref31/41)に対して比較される。第3の基準電流は動的基準デバイス8からもたらされることができ、コアメモリデバイス6のリードセル38、40が中間チャージデータ状態(例えば、レベル3)にあるか、又は高チャージプログラムレベル(つまり、レベル4)にあるかが示される。第3の基準電流は、例示の実施形態では、最小限のチャージプログラムレベルを記録しているセル38、40に対する最小限の閾値電圧を示す少なくとも1つの動的基準からの基準電流と、最高チャージプログラムレベルを記録しているセル38、40に対する最小限の閾値電圧を示す少なくとも1つの動的基準からの基準電流とを平均化することによってもたらされる。
中間チャージプログラムレベルを記録しているセル38、40に対する最小限の閾値電圧は動的基準デバイス8によって示すことができ、リードセル38、40は中間チャージプログラムレベル(例えば、レベル3)に対応する電荷を蓄積し、また、アンリードセル38、40はチャージされていない、もしくはブランクデータ状態(例えば、レベル1)である。最高チャージプログラムレベルを記録しているセル38、40に対する最小限の閾値電圧は、動的基準8によって示すことができ、読み出しセル38、40は最高チャージプログラムレベル(例えば、レベル4)に対応する電荷を蓄積し、また、アンリードセル38、40はチャージされていない、もしくはブランクデータ状態(例えば、レベル1)である。従って、第1の基準電流はIref31/41という簡単な表記で示される。
IcoreがIref131/41未満の場合は、問い合せコアメモリデバイス6のリードセル38、40は中間チャージプログラム状態(例えば、レベル3)であると判断され、また、ブロック58では、この状態の表示は例えばバイナリワード“01”を出力することによって、論理回路12から出力することができる。
IcoreがIref131/41より大きい場合は、問い合せコアメモリデバイス6のリードセル38、40は最高チャージプログラム状態(例えば、レベル3)であると判断され、また、ブロック60では、この状態の表示は例えばバイナリワード“00”を出力することによって、論理回路12から出力することができる。
問い合せ電荷蓄積セル38、40のデータ状態が判断されると、図5の方法を別の電荷蓄積セル38、40に対して、対象となる各コアメモリデバイス6が完全に読み出されるまで繰り返すことができる(できる限りブロック46から開始する)。
メモリデバイス6の消去は、電荷捕獲絶縁フラッシュメモリデバイスを消去するための従来の技術を用いて実行することができる。例えば、バンドトゥバンド(BTB:band-to-band)のホットホールを注入する技術を用いて電荷蓄積セル38、40から電荷を取り除くことができる。
本発明のプログラミング技術を集積回路メモリコアの単位面積あたりに記録されるデータビットの密度を増加するために使用できることは明らかである。単一のコアメモリデバイス6は4つ以上の従来のフローティングゲートメモリデバイスに置き換えることができ、又は、2つ以上の電荷蓄積絶縁フラッシュメモリデバイスに置き換えることができる。従って、本発明によってプログラムされるコアメモリデバイス6を使用して、コアメモリアレイ4の電力要件、サイズ及び製造コストを低減することができる。
本発明の特定の実施形態を詳細に説明しているが、本発明はこれに対応して範囲が制限されるものではなく、ここに添付されている請求項の精神や用語に伴うすべての変更、修正及び均等物を含むものとする。
例えば、電荷蓄積セル38、40の各々を、各電荷蓄積セルが3以上のデータのビットを蓄積できるように、より大きなレゾリューション(例えば、追加のプログラムレベル)でプログラムすることができる。
本発明によるプログラミング方法を応用することができる、複数のコアメモリデバイスを備えた一般的なメモリユニットの概略的ブロック図。 コアメモリデバイスを備えることができる、メモリユニットからのコアメモリアレイの一部の概略的ブロック図。 図2のライン3−3に沿った、コアメモリアレイからの一般的なコアメモリデバイスの概略的断面図。 コアメモリデバイスからの電荷蓄積セルのマルチレベルセル(MLC)プログラミングに対する、相対的なプログラムレベル閾値電圧分布を含む分布図。 コアメモリデバイスから選択された電荷蓄積セルを読み出す方法を示したフロー図。

Claims (7)

  1. 第1の導電領域に隣接する第1電荷蓄積領域と、第2の導電領域に隣接する第2の電荷蓄積領域とを備えた連続した絶縁電荷蓄積層を含む電荷捕獲絶縁コアメモリデバイスを制御する方法であって、
    第1量の電荷を蓄積するために第1電荷蓄積領域をプログラミングするステップを備え、前記第1量の電荷はブランクプログラムレベルおよび複数のチャージプログラムレベルのうちの1つから選択される第1領域のデータ状態に対応するものであって、
    第2量の電荷を蓄積するために前記第2電荷蓄積領域をプログラミングするステップを備え、前記第2量の電荷はブランクプログラムレベルおよび複数のチャージプログラムレベルのうちの1つから選択される第2領域のデータ状態に対応するものであって、
    複数の基準電流に対して前記第1の導電領域と前記第2の導電領域の間に配置されたチャネルを通る電流を比較することによって、前記電荷蓄積領域のうちの1つを読み出し、前記読み出し電荷蓄積領域がプログラムされるデータ状態を判断するステップを備え、複数の動的基準は前記コアメモリデバイスと関連付けられており、かつ、前記基準電流は第1の関連付けられた動的基準の最大相補ビット妨害閾値電圧条件と、第2の関連付けられた動的基準の最小プログラムレベル閾値電圧条件とを平均化することによってもたらされる第1の基準電流を含む、
    方法。
  2. 前記電荷蓄積領域のうちの1つに対する各データ状態はメモリデバイスに対する識別可能な閾値電圧を確立する、請求項1記載の方法。
  3. 前記第1の電荷蓄積領域を前記チャージプログラムレベルのうちの1つへプログラミングする間に、バイアス電位が前記第2の導電領域へ印加される、請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記第2の電荷蓄積領域を前記チャージプログラムレベルのうちの1つへプログラミングする間に、バイアス電位が前記第1の導電領域へ印加される、請求項1、2または3記載の方法。
  5. 前記複数のチャージプログラムレベルは、最小プログラムレベル、中間プログラムレベル、及び最大プログラムレベルを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記読み出し電荷蓄積領域に対して判断された前記データ状態に関連づけられた第1のデジタルワード値を出力するステップを更に有し、前記第1のデジタルワードは少なくとも2ビット長である、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記その他の前記電荷蓄積領域を読み出すステップと、前記その他の前記電荷蓄積領域に対して前記データ状態と関連付けられた第2のデジタルワード値を出力するステップを更に含み、前記第2のデジタルワードは少なくとも2ビット長である、請求項6記載の方法。
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