JP4448516B2 - 無線基地局及び移動局 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムにおける無線基地局及び移動局に関連する。
移動通信システムは、それぞれセルを構成する複数の無線基地局を備えている。移動局は、そのセル内で通信を行うことができる。移動局があるセルから他のセルへ移動した場合は、無線基地局間でハンドオーバ処理が実行されるため、移動局は通信を継続しながらセル間を移動することができる。
図1は、移動局が無線基地局から受信する信号(例えば、CPICH;Common Pilot Channel、PCCPCH;Primary Common Control Physical CHannel)のフレーム構成を示す。図示される各フレームは、例えば10msで構成され、4096個のフレームで、システムフレーム又はスーパーフレームが形成される。尚、CPICHはセルにおいてタイミングの基準となるチャネルであり、PCCPCHはこれに同期して送信されている。
次に、待ち受け時における移動局のセル間の移動について説明する。
移動局は電源投入後、自局が属するセル(サービングセル)において待ち受け状態となり、そのセルを形成する無線基地局からの下り信号(例えば、CPICH、PICH;Page Indication Channel)を定期的(間欠的)に受信する。従って、待ち受け状態では、常時信号を受信する必要はなく、電力消費を抑えながら、CPICHによりサービングセルから受信信号のレベル測定や、PICHにより自局宛ての着信があるかどうかのチェックをしている。
移動局は、サービングセルのCPICHの受信レベル低下等により、サービングセルの端に移動したことを検出すると、3段階セルサーチ(P−SCH、S−SCH、CPICHを用いたフレーム同期の確立処理)を実行する。
ここで、サービングセルからCPICHの受信レベルに対して十分大きい受信レベルであるCPICHを隣接セルから受信できた場合は、当該隣接セルを形成する無線基地局を新たな待ち受けの対象として切り換える、いわゆる待ち受けゾーンの移行処理が実行される。
ここで、待ち受けの対象を切り換える際に、新たなセル内における待ち受けの条件を報知情報(PCCPCHを介して送信される情報)の受信により取得する必要がある。
図2は、PCCPCHの伝送情報の構成を示している。
図において、報知情報インデックス、報知情報はそれぞれ1つの情報単位を形成する情報ブロックであり、図1における2つのフレームで1つの情報ブロックが形成されることとなる。例えば、図1における偶数フレーム(例えば#0)と、奇数フレーム(#1)に対応するブロックが情報ブロックインデックス#0となる。
尚、符号化単位もこの1つの情報ブロックとされ、1つの情報ブロック内には、1つのフレーム番号が格納される。例えば、図1でフレーム#0、#1に対応する情報ブロック内には、偶数フレーム番号の#0のみが格納される。
次に送信される情報について簡単に説明する。
報知情報インデックスは、PCCPCHにおいて、どのような情報がどこに含まれているかを示しており、例えば、8の倍数をフレーム番号として格納する情報ブロックで送信され、80msごとに定期的に送信される。
移動局は、セルサーチにより検出したフレームの先頭tcから受信を開始し、PCCPCHの情報ブロックを1つ受信し、受信情報に含まれるフレーム番号を特定(ここでは♯4)する。そして、特定したフレーム番号が8の倍数であるか、即ち、報知情報インデックスを含むかどうか判定し、8の倍数でない場合は、後続フレームのうち、フレーム番号が初めて8の倍数となるであろうフレーム(♯8)の受信タイミング(tA)を算定し、tAで再度、情報ブロックを受信する。
そして、移動局は、受信した報知情報インデックスに基づいて、待ち受けに必要となる情報が格納されている情報ブロックの受信タイミングを算出(tB)し、tBから情報ブロックの受信を行う。タイミングtBで送信される情報ブロックには、待ち受け条件等の情報が格納されているから、移動局は、その情報に従って、隣接無線基地局での待ち受け状態に移行することができることとなる。
尚、移動局は、隣接する無線基地局の送信するフレーム(CPICH、PCCPCH)に同期をするものの、受信を開始するフレームが、偶数番号のフレームか奇数番号のフレームかの判断ができないため、tC'の時点から受信を開始することもある。
しかし、先に説明したように、符号化単位は2つのフレームであり、tC'から受信を開始しても情報ブロックの復号することができない。
そこで、tC'から20ms分だけ受信するとともに、10ms後のtCからも20ms受信も行い、正しく復号できた側の復号結果からフレーム番号(偶数番号)を抽出することとなる。
次に、あるセル内で通信している移動局が別のセルにハンドオーバする場合について図3を用いて説明する。
一定時間のタイマーのタイムアウト等を契機として、移動局は、前述同様3段階セルサーチにより、ソフトハンドオーバ先の無線基地局とのフレーム同期を確立し、PCCPCHの2フレームを受信してフレーム番号を取得しハンドオーバーの準備を事前に行う。ハンドオーバーは、ハンドオーバー先のCPICH受信レベルが十分良くなってから行うが、事前に準備を行わないと高速移動時などで処理が間に合わず通信が切断する危険があるためである。
ここで、フレーム番号を取得するのは、ハンドオフ元とハンドオフ先から同じデータを送信する際のタイミング調整を行うためである。
従って、移動局は、隣接する無線基地局のPCCPCHを介して取得したフレーム番号と同じフレーム番号を有するソフトハンドオーバ元の無線基地局からの下りデータチャネルのフレームとのタイミング差(toff')を算出し、ハンドオフ元の無線基地局にオフセット情報として通知する。尚、ハンドオーバ元の無線基地局からのPCCPCHと下りデータチャネルとは、toffだけオフセットがあるものとする。
また、移動局より、オフセット情報(toff')を通知されたハンドオフ元の無線基地局は上位装置である無線基地局制御装置(RNC;Radio Network Controller)に転送され、ハンドオフ先の無線基地局はRNCからの指示に従って(時間差toff'に基づいて)、当該移動局への下りデータチャネルの送信タイミングが移行元のデータチャネルの送信タイミングと同期するようにしてデータの送信を行う。
従って、移動局は、ハンドオフ元及びハンドオフ先の無線基地局から同一のデータを同時に受信可能ないわゆるソフトハンドオーバモードに移行することとなる。
上述のように、待ち受け状態において他のセルに移行(ハンドオーバ)する場合や通信中の移動局がセル間をハンドオーバする場合には、移動局は、3段階セルサーチを実行するとともに、移行先の無線基地局から伝送されるフレームの番号を知る必要があり、処理負荷がかかる。
処理負荷を軽減する1つの手法として、報知情報に基準時間差RTD(Reference
Time Difference)含める方法がある。基準時間差RTDは、移行元セルで伝送されているフレームと隣接セルである移行先セルで伝送される直近のフレームとの間の時間差(即ち、任意のフレーム間の時間差)である。
従って、移動局は移行元のセルからこのRTDを受信し、移行元のフレームを基準としてRTDだけ遅延させたタイミングを隣接セルのフレームタイミングとして適用し、フレーム同期を図ることで3段階セルサーチを省略することができる。
基準時間差RTDを移動局の位置検出に使用する従来の技術については、例えば、特開2002−262330号公報に開示されている。
上述のように、RTDを用いることでセルサーチのための処理負担は軽減される。しかし、例えば待ち受け状態においてセルの移行を行う場合には、移行先セルから送信されるフレームを実際に受信し、受信データに含まれるフレーム番号に基づいて必要とする情報が格納されているフレームを特定して、特定したフレームを再度受信しなければならず、この処理負荷は軽減されない。
また、例えば通信中においてハンドオーバを行う場合には、移行先セルから送信されるフレームを実際に受信し、移行元セルからの同じフレーム番号のフレームとのずれを測定しなければならず、この処理負荷は軽減されない。
本発明は、移動局の処理負荷を更に軽減させることを目的の1つとする。
好ましくは、特に、待ち受け時、ハンドオーバ時において必要とされる情報を速く取得すること、若しくは、必要とされる情報を取得するまでに必要とされる処理を軽減することを目的の1つとする。
尚、後述する実施形態において明らかとなる、従来技術に対して有利な効果を相する構成を提供することも別の目的の1つとして位置付けられる。
(1)一実施例によれば、自局が形成するセルに隣接するセルを形成する他の無線基地局と無線基地局制御装置を介して接続された無線基地局において、
前記無線基地局制御装置により測定された、自局の送信する所定のフレームと、前記他の無線基地局が送信する所定のフレームとの時間差情報を自局の形成するセル内の移動局に報知する報知手段、
を備えたことを特徴とする無線基地局が使用される
(2)また、本発明においては、前記自局の送信する所定のフレームと、前記隣接する無線基地局が送信する所定のフレームは、フレーム番号が同じフレームであることを特徴とする(1)記載の無線基地局を用いる。
(3)また、本発明においては、前記自局の送信する所定のフレームと、前記隣接する無線基地局が送信する所定のフレームは、それぞれ報知情報インデックス情報を含むフレームであることを特徴とする(1)記載の無線基地局を用いる。
(4)一実施例によれば、移動通信システムにおいて、
自局が在圏する第1のセルと該第1のセルと隣接する第2のセルとを管理する無線基地局制御装置により測定された、該第1のセルで送信される所定のフレームと、該第2のセルで送信される所定のフレームとの時間差情報を該第1のセルで送信される報知情報により取得する取得手段と、
該第1セルで送信されるフレームのタイミングと、取得した該時間差情報とに基づいて該第2のセルで送信される報知情報の受信を行う受信手段と、
を備えたことを特徴とする移動局が使用される
(5)一実施例によれば、移動通信システムにおいて、
自局が在圏する第1のセルと該第1のセルと隣接する第2のセルとを管理する無線基地局制御装置により測定された、該第1のセルで送信される所定のフレームと、該第2のセルで送信される所定のフレームとの時間差情報を該第1のセルで送信される報知情報により取得する取得手段と、
該報知情報により取得した時間差情報と前記第1のセルから受信した下りデータチャネルのフレームタイミングとに基づいて、オフセット情報を送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする移動局が使用される
本発明によれば、移動局の処理負荷を更に軽減させることができる。
無線基地局から送信されるCPICH等のフレーム構成を示す図である。 PCCPCHを介して送信されるデータ構成を示す図である。 ハンドオーバを行なう際に必要となるオフセットの算出方法を示す図である。 本発明の一実施例による無線通信システムの概略ブロック図を示す。 無線基地局制御装置の機能ブロック図を示す。 移動局の詳細な機能ブロック図を示す。
符号の説明
602 コアネットワーク,604 RNC,606 無線基地局,608 サービスエリア,610 移動局
702 RF無線インターフェース,704 モデム部,706 モデム制御部,708 コーデック部,710 デュアルポートRAM,712,714 割込制御部,716 RISC部,718 タイミング管理部,742 復調部,744 セルサーチ部,746 レベル測定部
1002 基準時間差測定部,1004 フレーム番号検出部,1006 システムフレーム時間差測定部, 1008 報知情報作成部
以下、本発明を実施するための形態を複数の実施例に分けて説明する。
図4は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す。無線通信システムは、コアネットワーク(CN:Core Network)602と、複数の無線基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)604−1,604−2と、複数の無線基地局606−1(BTS1),606−2(BTS2)と、移動局610とを含む。各無線基地局はセル608−1,608−2をそれぞれ形成する。簡単のため、1つの無線基地局が1つのセルを形成するように図示されているが、セルを複数のセクタに分割してもよい。また、より多くの又はより少ない数の無線基地局制御装置や無線基地局が利用されてもよい。
コアネットワーク602は、移動管理、呼制御、交換機能その他のサービス制御を行なう。
無線基地局制御装置604−1,2,...は、複数の無線基地局606−1,2,...の制御、無線リソースの管理、無線アクセス制御等を行なう。無線基地局制御装置は、先に説明したRTDを報知情報として送信するように、無線基地局に与える。本実施例による無線基地局制御装置は、これに加えて、又は、これに替えて、無線基地局から送信される所定のフレームと、周辺の隣接する無線基地局から送信される所定のフレームとの間の時間差(SF_RTD)を報知情報として送信するように無線基地局に与える。尚、RTDは隣接する無線基地局間の任意のフレーム同士の時間差であるのに対して、SF_RTDは隣接する無線基地局間の所定のフレーム同士の時間差である点で相異する。
図5は、無線基地局制御装置における上記の機能に関する部分的な機能ブロック図を示す。図示されるように、無線基地局制御装置は、基準時間差測定部(RTD測定部)1002と、フレーム番号検出部1004と、システムフレーム時間差測定部(SF_RTD測定部)1006と、報知情報作成部1008とを有する。配下の無線基地局(BTS)から受信した信号は、RTD測定部1002に与えられ、異なる無線基地局からの直近のフレーム同士の時間差が測定され、測定結果が基準時間差RTDとして出力される。また、配下の無線基地局から受信された信号は、フレーム番号検出部1004にも与えられ、受信した信号中の個々のフレームのフレーム番号が検出され、検出結果がSF_RTD測定部に与えられる。
SF_RTD測定部1006では、所定のフレーム同士の時間差が測定され、測定結果がシステムフレーム時間差SF_RTDとして出力される。尚、測定の1手法として、システムフレームの先頭部分の送信時刻を通知することでその時間差により求めることが挙げられる。
例えば、このSF_RTDは、ある無線基地局から送信されるシステムフレーム中の先頭フレームの開始タイミングと、隣接する無線基地局から送信されるシステムフレーム中の先頭フレームの開始タイミングとの間の時間差に相当する。言い換えれば、ある無線基地局及び隣接する無線基地局から送信されるシステムフレーム中のフレームのうち、同じフレーム番号(例えばフレーム番号#0)を有するフレーム同士の時間差である。
また、所定フレームとして、報知情報インデックスを格納するフレームとすることもできる。例えば、移行元のセルにおいて送信される報知情報インデックスを含むフレームと、移行先のセルにおいて送信される直近の報知情報インデックスを含むフレームとの時間差とするのである。これにより、システムフレームのずれについては不確定の要素があるものの、移行元の報知情報インデックスが格納されたフレームを基準として隣接セルの報知情報インデックスが格納された直近のフレームをすぐに移動局が受信することができる。
報知情報作成部1008は、測定されたRTD及びSF_RTDを含む報知情報を作成し、それを配下の無線基地局に向けて送信する。
さて、図4の説明に戻るが、無線基地局606−1,2,...は、セル内の移動局と無線リンクを通じて通信を行う。移動局に伝送されるPCCPCHは、図2に示した情報の構成を持ち、その構成に従って伝送される。
図6は、移動局610の詳細な機能ブロック図を示す。移動局は、RFインターフェース部702と、モデム部704と、モデム制御部706と、コーデック部708と、デュアルポートRAM710と、割込制御部712,714と、RISC部716とを有する。モデム部704は、復調部742と、セルサーチ部744と、レベル測定部746とを有する。RISC部716は、タイミング管理部718を有する。
RFインターフェース部702は、例えば図4の606−1,2に示されるような無線基地局との間の信号の送受信を行なう。
モデム部704は、移動局が送受信する信号の変復調等を実行する。復調部742は、例えばPCCPCHのようなチャネルで伝送された信号を復調し、復調された信号をコーデック部708に与える。レベル測定部746は、自局が在圏するセル及び周辺セルからの信号レベル(例えば、受信電界強度RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定する。セルサーチ部744は、待ち受け時及び通信時において、いわゆる3段階セルサーチを行い、その過程で取得した隣接セルのフレームタイミングをレベル測定部746に与える。
モデム制御部706は、RISC部716及びデュアルポートRAM710等とやりとりを行ないながら、モデム部704内の各機能要素の動作を制御する。例えば、モデム制御部706は、モデム部704内の機能要素のパラメータを、RSIC部716から指示された値に設定する。また、モデム制御部706は、レベル測定部746で測定した周辺セルに関する受信レベルをRISC部716に通知する。
コーデック部708は、受信及び復調された信号について、誤り訂正復号化や誤り検出を行なう。例えば、受信データがターボ(Turbo)符号化されている場合には、ターボ復号化を行い、更に、ターボ復号後のデータについてCRC(CRC:Cyclic Redundancy Check)チェックを行うのである。そして、コーデック部708は、復号したデータのうち、誤り検出の結果が肯定的であったもの(信号内容に含まれる誤りが許容範囲内であったもの)を、デュアルポートRAM710に書き込む。誤り検出の結果が否定的であったものは、例えば破棄される。また、コーデック部708は、送信される信号に対しては、誤り訂正符号化を行なう。デュアルポートRAM710に信号内容が書き込まれると、コーデック部708は割込制御部712を起動して、RISC部716にトリガを与える。
デュアルポートRAM710は、復調されそこに書き込まれた信号内容を記憶する。デュアルポートRAM710は、RISC部716及びモデム制御部706とやりとりを行なうことができるように、双方向性のポートを有する。
RISC部716は、移動局内の各機能要素に関する全体的な制御を行なう。RISC部716は、デュアルポートRAM710に書き込まれた信号内容を抽出し、解読し、セル情報を管理するレイヤ3へ通知する。RISC部716は、レイヤ3による指示内容に従って、配下の機能要素を制御するための信号を出力する。
また、タイミング管理部718は、PCCPCHを介して受信したRTDや、SF_RTDをコーデック部708を介して取得し、記憶する機能を有するとともに、サービングセルや周辺セルについてのフレームタイミングを管理、記憶する。
次に、待ち受け状態、通信中状態のそれぞれにおける動作について順に説明する。
・「待ち受けセルの移行」
移動局が待ち受けセルを切り換える場合の動作について説明する。
図4において、移動局がBTS1のセル608−1からBTS2のセル608−2に移行する場合について説明する。
BTS1のセル608−1内に在圏し、BTS1を待ち受ける対象のBTSとして選択している移動局は、BTS1からのPICH(Paging Indicator Channel)、CPICHを定期的に受信する。
これは、図1に示したフレームのうち自局がPICHを受信すべき部分を定期的に受信することに相当するため、移動局は、BTS1が送信するシステムフレームの先頭タイミング等をタイミング管理部718で管理している。尚、タイミングの管理は、例えば、自局のなかで生成する基準時刻を記憶すればよい。
また、先に説明したように、タイミング管理部718は、BTS1の報知チャネルであるPCCPCHを介してRTDや、SF_RTDを受信し、記憶している。
以上のようであるから、BTS1からBTS2へ移動する際には、移動局は、例えば、タイミング管理部718で管理しているBTS1についてシステムフレームの先頭に対してSF_RTDで示される時間だけずらした(遅延させた)タイミングを算出し、そのタイミングで、BTS2からのCPICHの受信を行って受信レベルを測定するとともに、そのタイミングでPCCPCHの報知情報インデックス(各セルとも先頭フレームに格納されているものとする)部分を受信する。
尚、いずれの基地局についても報知情報インデックスの送信周期が同じである場合は、BTS1からの報知情報インデックスを受信したタイミングを移動局はタイミング管理部718で記憶しておき、そのタイミングに対してSF_RTDだけずらしたタイミングで受信を行えば、BTS2からの報知情報インデックスを直接受信することができる。もちろん、この場合は、SF_RTDは、システムフレーム間の時間差でなくとも、報知情報インデックスの送信フレーム間の(最小)時間差であれば足ることは明らかである。
また、例えば、BTS1とBTS2でPCCPCHにおいて、待ち受け条件を含むフレーム番号が同じ場合には、BTS1についての待ち受け条件を受信した際に、そのフレーム番号を記憶しておき、そのフレーム番号に対応するフレームのタイミングに対してSF_RTDだけずらしたタイミングでBTS2からの待ち受け条件を直接的に受信することもできる。
以上のように、本実施例によれば、待ち受け条件を移動局の負荷が少なく受信することができる。
・「ハンドオーバ」
移動局は、移行元の無線基地局であるBTS1から送信されるPCCPCHをあらかじめ受信し、受信情報に含まれるSF_RTDを取り出してタイミング管理部718に記憶する。そして、サービングセルのCPICHの受信レベルの低下等を契機として、タイミング管理部718で管理しているBTS1についてシステムフレームの先頭に対してSF_RTDで示される時間だけずらした(遅延させた)タイミングを算出し、そのタイミングで、BTS2からのCPICHの受信を行って受信レベルをレベル測定部744により測定し、レベル測定部744によりBTS2からのCPICHの方がBTS1からのCPICHより受信品質が良かった場合等は、測定結果をBTS1に報告する。好ましくはこの際、又は、その後実際にハンドオーバ先がBTS2であることをBTS1から通知された場合に、移動局は、既に取得すみのSF_RTDをタイミング管理部718から読み出して、同様にタイミング管理部718に記憶している下りデータチャネルの先頭のフレーム(#0)とPCCPCHの先頭のフレーム(#0)の間の時間差toffとの差分を演算し、オフセット情報としてBTS1に送信する。
尚、図3の例でいえば、toffからSF_RTDを減算してtoff'を求めるのである。
従って、移動局は、BTS2についてPCCPCHの受信を行って、フレーム番号を特定し、BTS1について下りデータチャネルの対応するフレームとのずれ量を算出するという負荷が軽減されることとなる。
上記の実施例によれば、SF_RTDを用いているが、このSF_RTDは、移動局が測定したものではなく、無線基地局制御装置RNC側から通知されるものである。
従って、移動局が取得するSF_RTDには基地局から移動局間の距離による遅延時間等による誤差が生じる可能性が大きい。実施例2では、そのような誤差が補正される。 本実施例によれば、移行先でのシステムフレームの開始タイミングSFT_bは、次のようにして導出される。
(1)MFT_a>MFT_bであるとき
SFT_b=SFT_a+SF_RTD_b+(MFT_b−MFT_a+Nc)−(SF_RTD_b%Nc)
(2)MFT_a≦MFT_bであるとき
SFT_b=SFT_a+SF_RTD_b+(MFT_b−MFT_a)−(SF_RTD_b%Nc)
但し、記号の意味は次のとおりである:
MFT_a:移行元セルaの無線基地局から受信されるフレームのフレーム境界と、移動局のシステムフレーム時間の基準時点との時間差
MFT_b:移行先セルbの無線基地局から受信されるフレームのフレーム境界と、移動局のシステムフレーム時間の基準時点との時間差
SFT_a:移行元セルaに関するシステムフレームの開始タイミング
SFT_b:移行先セルbに関するシステムフレームの開始タイミング
SF_RTD_b:RNC側から通知された移行先セルbに対するシステムフレーム時間差
Nc:1フレームを構成するチップ数(38400Chip)。
また、A%BはAをBで除算したときの剰余を表す。
例えば、図8に示される例のように、
SFT_aが、38800チップであり、
MFT_aが、400チップであり、
MFT_bが、500チップであり、
Ncが、38400チップであるとする。
そして、SF_RTD_bが、正しくは38500チップであるが、誤差によって38600であるとして移動局が受信したとする。この場合に、何らの補正も行なわなければ、移行先セルbに関するシステムフレームの開始タイミングSFT_bは、
SFT_b=38800+38600=77400チップ となる。
上記の補正を行なうと、
SFT_b=38800+38600+(500−400)−(38600%38400)=38800+38500=77300チップ となり、誤差が適切に補正される。
以上、本発明の好ましい実施例が説明されたが、本発明はこれに限定されるわけではない。本発明の要旨の範囲内で種々な修正、変形及び変更等が可能である。

Claims (5)

  1. 自局が形成するセルに隣接するセルを形成する他の無線基地局と無線基地局制御装置を介して接続された無線基地局において、
    前記無線基地局制御装置により測定された、自局の送信する所定のフレームと、前記他の無線基地局が送信する所定のフレームとの時間差情報を自局の形成するセル内の移動局に報知する報知手段、
    を備えたことを特徴とする無線基地局。
  2. 前記自局の送信する所定のフレームと、前記他の無線基地局が送信する所定のフレームは、フレーム番号が同じフレームであることを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
  3. 前記自局の送信する所定のフレームと、前記他の無線基地局が送信する所定のフレームは、それぞれ報知情報インデックス情報を含むフレームであることを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
  4. 自局が在圏する第1のセルと該第1のセルと隣接する第2のセルとを管理する無線基地局制御装置により測定された、該第1のセルで送信される所定のフレームと、該第2のセルで送信される所定のフレームとの時間差情報を該第1のセルで送信される報知情報により取得する取得手段と、
    該第1セルで送信されるフレームのタイミングと、取得した該時間差情報とに基づいて該第2のセルで送信される報知情報の受信を行う受信手段と、
    を備えたことを特徴とする移動通信システムで用いられる移動局。
  5. 自局が在圏する第1のセルと該第1のセルと隣接する第2のセルとを管理する無線基地局制御装置により測定された、該第1のセルで送信される所定のフレームと、該第2のセルで送信される所定のフレームとの時間差情報を該第1のセルで送信される報知情報により取得する取得手段と、
    該報知情報により取得した時間差情報と前記第1のセルから受信した下りデータチャネルのフレームタイミングとに基づいて、オフセット情報を送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする移動通信システムで用いられる移動局。
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