JP4448012B2 - トナーキット、濃色シアントナー、淡色シアントナー及び画像形成方法 - Google Patents
トナーキット、濃色シアントナー、淡色シアントナー及び画像形成方法 Download PDFInfo
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Description
ナーの最大反射濃度に対し、その半分以下の最大反射濃度を有する淡色トナーを組み合わせた画像形成装置が提案されている。また、特許文献9には、転写材上でのトナー量が0.5mg/cm2のときの画像濃度が1.0以上である濃色トナーと、1.0未満である
淡色トナーとを組み合わせた画像形成装置が提案されている。また、特許文献10には、濃色トナーと淡色トナーとの記録濃度の傾き比が0.2〜0.5の間にあるトナーを組み合わせた画像形成装置が提案されている。しかしながら、これら公報には、トナーに含有される着色剤の量や濃度に関しては考慮されていなく、望ましいトナー構成に関しては十分に検討されていなかった。
−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が0.82乃至1.35であり、前記濃色シアントナーは、濃色シアントナーの定着画像におけるb*が−20のときのa*の値(a* C3)が−29乃至−19であり、b*が−3
0のときのa*の値(a* C4)が−43乃至−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が1.5乃至2.5であり、且つa* C1≦a* C
3、及び、a* C2≦a* C4の関係を満足することを特徴とするトナーキットに関する。
9乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C4)が−43乃至−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が1.5乃至2.5である濃色シアントナーと組み合わせて用いる淡色シアントナーであって、該淡色シアントナーは、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有しており、L*a*b*系表色系によって普通紙上のトナー定着画像を表したとき、b*が−20のときのa*の値(a* C1
)が−30乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C2)が−45乃至
−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が0.82乃至1.35であり、且つa* C1≦a* C3、及び、a* C2≦a* C4の関係を満足することを特徴とする淡色シアントナーに関する。
前記トナー画像を形成する工程は、第一の静電荷像を第一のトナーで現像して第一のシアントナー画像を形成する工程と、第二の静電荷像を第二のトナーで現像して第二のシアントナー画像を形成する工程とを含み、前記転写する工程は、第一のシアントナー画像と第二のシアントナー画像とを転写材に転写して、これらのトナー画像が重ねられたシアントナー画像を転写材に形成する工程を含み、前記淡色シアントナー及び前記濃色シアントナーは、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有し、赤−緑方向の色相をa*とし、黄−青方向の色相をb*とし、明度をL*とするL*a*b*系表色系によって普通紙上のトナー定着画像を表したとき、前記淡色シアントナーは、淡色シアントナーの定着画像におけるb*が−20のときのa*の値(a* C1)が−30乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C2)が−45乃至−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が0.82乃至1.35であり、前記濃色シアントナーは、濃色シアントナーの定着画像におけるb*が−20のときのa*の値(a* C3)が−29乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C4)が−43乃至−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が1.5乃至2.5であり、且つa* C1≦a* C3、及び、a* C2≦a* C4の関係を満足することを特徴とする画像形成方法に関する。
本発明に用いられる淡色シアントナー及び濃色シアントナーは、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有し、赤−緑方向の色相をa*とし、黄−青方向の色相をb*とし、明度をL*とするL*a*b*系表色系によって普通紙上のトナー定着画像を表したとき、淡色シアントナーは、淡色シアントナーの定着画像におけるb*が−20のときのa*の値(a* C1)が−30乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C2)が−45乃至−29であり、濃色シアントナーは、濃色シアントナーの定着画像におけるb*が−20のとき
のa*の値(a* C3)が−29乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C4)が−43乃至−29であり、且つa* C1≦a* C3、及び、a* C2≦a* C4の関係を満たす。
いられている。L*a*b*系表色系の立体概念図を図1に示す。図1において、横軸のa*及びb*はそれぞれ色相を表す。色相とは、赤、黄、緑、青、紫等、色あいを尺度化した
ものである。本発明では、赤−緑方向の色相をa*とし、黄−青方向の色相をb*とする。縦軸のL*は明度を表す。明度とは、色相に関係なく比較でき、色の明るさの度合いを示
す。
≦a* C4の関係を満足する淡色シアントナーと濃色シアントナーとを組み合わせて用いる
ことで、前述の課題を解決し、低濃度部から高濃度領域まで、粒状感がなく、階調性に優れ、色再現範囲の広い良好な画像を得ることができる。本発明においては、前記a* C1が−26乃至−19であり、前記a* C2が−39乃至−29であり、前記a* C3が−23乃至−19であり、a* C4が−35乃至−29であることが、上記の観点からより好ましい。
a* C1〜4が上記範囲にあることで、フルカラー画像を形成した場合に表現可能な色空
間体積が一層大きくなる。淡色シアントナー及び濃色シアントナーの色相範囲は、着色剤の種類や含有量、トナー粒径等を制御することにより達成される。
鮮やかさの度合いを示している。
中でも、前記H* C1とH* C2との差(H* C2−H* C1)が0.1乃至22°であること
が好ましく、さらには1乃至17°である場合に、低濃度部から高濃度部まで連続した粒状感低減の効果が良好に発現される。
本発明に用いられる淡色マゼンタトナーと濃色マゼンタトナーとは、L*a*b*系表色
系によって普通紙上のトナー定着画像を表したとき、淡色マゼンタトナーは、淡色マゼンタトナーの定着画像におけるa*が20のときのb*の値(b* M1)が−18乃至0であり
、a*が30のときのb*の値(b* M2)の値が−26乃至0であり、濃色マゼンタトナーは、濃色マゼンタトナーの定着画像におけるa*が20のときのb*の値(b* M3)が−16乃至2であり、a*が30のときのb*の値(b* M4)が−24乃至+3であり、b* M1
とb* M3との差(b* M1−b* M3)が−8乃至−1であり、b* M2とb* M4との差(b* M2−b* M4)が−12乃至−1である。
混合物を50乃至100ml容器のポリエチレン製の瓶に入れ、約10乃至40秒間手で振とうし、該混合物(現像剤)約0.5乃至1.5gを入れ金属製のフタ94をする。この時の測定容器92全体の質量をW1(g)とする。次に吸引機91(測定容器92と接する部分は少なくとも絶縁体)において、吸引口97から吸引し風量調節弁96を調整して真空計95の圧力を250mmAqとする。この状態で充分、好ましくは2分間吸引を行いトナーを吸引除去する。この時の電位計99の電位をV(ボルト)とする。ここで98はコンデンサーであり容量をC(mF)とする。また、吸引後の測定容器全体の質量を秤り、このときの値をW2(g)とする。この試料の二成分トリボ値(mC/kg)は下式の如く算出される。
試料の二成分トリボ値(mC/kg)=C×V/(W1−W2)
(但し、測定条件は23℃,60%RHとする。)
トルエン20部、ブタノール20部、水20部、氷40部を四つ口フラスコにとり、攪拌しながら、CH3SiCl3:2モルと(CH3)2SiCl2:3モルとの混合物40部
を加え、更に30分間攪拌した後、60℃で1時間縮合反応を行いシリコーン樹脂を得た。
・上記シリコーン樹脂(オルガノポリシロキサンシリコーンレジン) 100部
・C6H5−NHCH2CH2CH2Si(OCH3)3 2部
至90であり、前記濃色マゼンタトナーは、c*が30のときのL*の値(L* M2)が74乃至87であり、L* M1とL* M2との差(L* M1−L* M2)が0.4乃至12であることが好ましい。
があり、H* M2が340°未満であると、高濃度部の階調性が十分に得られない場合がある。また、(H* M2−H* M1)が2未満であると、色再現範囲を拡張する効果が小さくな
る場合があり、(H* M2−H* M1)が30を超える範囲であると、粒状感低減の効果が小
さくなる場合がある。
本発明に用いられるトナーのa*、b*、c*、L*は、それぞれのトナーを用いて普通紙上に適当なトナー定着画像を形成し、この画像の色相や明度を測定することにより求められる。トナー定着画像を形成するための画像形成装置には、市販の普通紙フルカラー複写機(例えばカラーレーザー複写機CLC1150;キヤノン製)を用いることができる。前記普通紙には、例えばカラーレーザーコピア用紙TKCLA4;キヤノン製を用いることができる。前記適当なトナー定着画像には、紙上のトナー量を変化させた画像、例えば200線16階調画像(1インチ当り200本の線画像を用いて、図7と同様に16階調の画像を形成したもの)を用いることができる。
b*の値をプロットし、a*−b*座標図を作成する。このa*−b*座標図から、b*が−20及び−30のときのa*の値を求める。代表的な測定結果を図3及び5に示す。
、または水素原子を示し、R及びR’はそれぞれ炭素数1〜5のアルキレン基を示す。ただし、X1〜X4の全てが水素原子の場合を除く。)
上記一般式で示される化合物として具体的には例えば以下の化合物を用いることができる。
混合し分散して、長径300nm以上の着色剤の存在確率を5個数%以下にしたプレ混合物を形成してトナー粒子を形成する方法、塩基性基、酸性基などの顔料吸着基を有する顔料分散剤を併用する方法、親油性に表面処理された着色剤を用いる方法などが挙げられる。
、マゼンタ)は、紙上のトナー量が1mg/cm2であるベタ画像の光学濃度が0.82
乃至1.35であることが好ましい。前記光学濃度が前記範囲であると、トナー消費量の増大をより抑制し、より効率よく高画質画像を得ることができる。前記光学濃度は、トナーの着色力、現像性、及び帯電特性等、現像から定着までのトナーの物性を、使用するトナー材料の種類、トナーの製造方法、及び画像形成プロセス等によって制御することにより調整することが可能である。
0000の範囲にピークを有することが好ましい。結着樹脂としては、低分子量成分と高分子量成分とを含有していることが好ましく、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)の分子量分布において、低分子量のピークが3000〜15000の範囲にあることが、粉砕法で生成したトナーの形状を熱と機械的衝撃力でコントロールする上で好ましい。低分子量のピークが15000を超えると、転写効率の向上が不十分になりやすく、分子量3000未満では、トナー粒子の表面処理時に融着を生じやすい。
られる。架橋されたスチレン系樹脂も好ましい結着樹脂である。
本発明に用いられる無機微粉体は、必要に応じ、疎水化、帯電性制御等の目的でシリコーンワニス、各種変性シリコーンワニス、シリコーンオイル、各種変性シリコーンオイル、シランカップリング剤、官能基を有するシランカップリング剤、その他の有機ケイ素化合物、有機チタン化合物の如き処理剤で、処理されていることが好ましい。処理剤は二種以上併用しても良い。
RmSiYn
[式中、Rはアルコオキシ基を示し、mは1〜3の整数を示し、Yはアルキル基、ビニル基、グリシドキシ基、メタクリル基の如き炭化水素基を示し、nは1〜3の整数を示す。]
CaH2a+1−Si(OCbH2b+1)3
[式中、aは4〜12の整数を示し、bは1〜3の整数を示す。]
くは、50nm以上(好ましくは比表面積が30m2/g未満)の無機又は有機の球状に
近い微粒子をさらに添加することも好ましい形態の一つである。このような球状に近い微粒子としては、例えば球状シリカ粒子、球状ポリメチルシルセスキオキサン粒子、球状樹脂粒子が好ましくは挙げられる。
れる。具体的には、C.I.ピグメントイエロー12、13、14、15、17、62、74、83、93、94、95、97、109、110、111、120、127、128、129、147、168、174、176、180、181、191が好適に用いられる。
本発明では、トナー粒子の一部又は全体が重合法により形成されたトナーを用いることにより、発明の効果を高めることができる。特に、トナー粒子表面の部分を重合法により形成されたトナー粒子については、表面がかなり平滑化されたものを得ることができる。
自己凝集力が弱くなり、結果として耐高温オフセット性が低下する。一方極大ピークが、90℃を超えると定着温度が高くなる。
これらは、単独で用いられるか、又は出版物ポリマーハンドブック第2版III−P139〜192(John Wiley&Sons社製)に記載の理論ガラス転移温度(Tg)が、40〜75℃を示すように単量体を適宜混合して重合に用いられる。理論ガラス転移温度が40℃未満の場合には、トナーの保存安定性や現像剤の耐久安定性の面から問題が生じ、一方75℃を超える場合は定着点の上昇をもたらし、特にフルカラー画像形成用トナーの場合においては、各色トナーの混色性が低下し、色再現性が低下することがある。さらにOHP画像の透明性が著しく低下することがある。
本発明の画像形成方法は、淡色シアントナー画像と濃色シアントナー画像の重ね合わせによってトナー画像を形成する方法であり、更には、同時に前述した淡色マゼンタトナー及び濃色マゼンタトナーを用いることを特徴とする。
ら転写材に転写して、形成された全てのトナー画像が重ねられた状態のトナー画像を転写材に形成する工程である。トナー画像の転写材への転写は、特に限定されず、公知の方法で行うことができる。トナー画像の転写材への転写は、静電荷像担持体から直接、転写材に転写する方法であっても良いし、静電荷像担持体から中間転写体を介して転写材に転写する方法であっても良い。静電荷像担持体から中間転写体を介して転写材に転写する方法では、中間転写体に一次転写されたトナー画像と、その後に静電荷像担持体から転写されるトナー画像とが重なるように転写される。
る電荷発生物質を、適当な結着剤に分散し塗工あるいは蒸着により形成される。
の帯電量が高くなりやすく、現像性が低下しやすい。Raが3.5μmを超えると、トナー担持体上のトナーコート層にむらが生じやすい。前記表面粗さは、0.5〜3.0μmであることがより好ましい。
階調)のRGBデジタル信号に変換され、シェーディング補正部53において、各色ごとに基準白色板(不図示)を読み取った信号を用いて、一列に並んだCCDのセンサセル群におけるセンサの一つ一つの感度バラツキをなくすために、一つ一つのCCDセンサセルに対応させてゲインを最適化してかける公知のシェーディング補正が施される。
二室)R2とに区画され、攪拌室R2の上方には、トナーホッパー34が配置されている。現像室R1と攪拌室R2には、それぞれ搬送スクリュー37、38が設置されている。なお、トナーホッパー34には補給口35が設けられており、トナー補給時、トナーtが該補給口35を経て攪拌室R2内に落下補給される。
先に例示した最小間隙値であれば700μm)であることが好ましい。
静電荷像担持体1は、中心支軸を中心に所定の周速度(プロセススピード)で矢印a方向(反時計方向)に回転駆動され、その回転過程において一次帯電器2により、本実施の形態では負極性の一様な帯電処理を受ける。
によって除去され、静電荷像担持体1は次のトナー像の形成に用いられる。
高速撹拌装置TK−ホモミキサーを備えた2リットルの四つ口フラスコ中に、イオン交換水350質量部と、0.1モル/リットル−Na3PO4水溶液220質量部を添加して、ホモミキサーの回転数を12000rpmに調整し、65℃に加温せしめた。ここに1.0モル/リットル−CaCl2水溶液32質量部を徐々に添加し、微小な難水溶性分散
剤Ca3(PO4)2を含む水系分散媒体を調製した。
・スチレン 80質量部
・n−ブチルアクリレート 20質量部
・ジビニルベンゼン 0.2質量部
・C.I.pigment blue 16 0.6質量部
・飽和ポリエステル樹脂(テレフタル酸−プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA共重合体、酸価15mgKOH/g) 5質量部
・3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸のアルミニウム化合物
2質量部
・エステルワックス(ベヘン酸ベヘニル、融点76℃) 13質量部
質量部を外添してシアントナー1を得た。シアントナー1の物性を表1及び表2に示す。
スチレンとn−ブチルアクリレートの混合比を変化させてトナーのTgを変化させ、開始剤の添加量で分子量分布のピーク値を変化させ、Na3PO4水溶液とCaCl2水溶液
の添加量でトナーの重量平均粒子径を変化させ、着色剤、荷電制御剤、及び外添剤の添加量を表1に示す数値とした以外はシアントナーの製造例1と同様にしてシアントナー2〜12を得た。シアントナー1と同様にして求めたシアントナー2〜12の物性を表1及び表2に示す。
(第一の混練工程)
・ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとフマル酸及び1,2,5−ヘキサントリカルボン酸とを縮重合して得られたポリエステル樹脂(酸価7) 100質量部
・下記化合物(A)
・上記で得られた第1の混練物 100.7質量部
・3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸のアルミニウム化合物
2質量部
部を外添して、シアントナー13を得た。シアントナー1と同様にして求めたシアントナー13の物性を表3及び表4に示す。
着色剤、荷電制御剤、及び外添剤の添加量を表3に示す数値とした以外はトナーの製造例13と同様にしてシアントナー14〜18を得た。物性を表3及び表4に示す。
シアントナー1と、シリコーン樹脂で表面コートしたフェライトキャリア(重量平均粒径(D4)42μm)とを、トナー濃度が6質量%になるように混合し、二成分現像剤1(淡色用)を調製した。同様に、シアントナー8と、シリコーン樹脂で表面コートしたフェライトキャリア(重量平均粒径(D4)42μm)とを、トナー濃度が6質量%になるように混合し、二成分現像剤9(濃色用)を調製した。
値をプロットしたc*−L*図を作成した。L*=60の直線と、c*=0の直線と、各測定値とに囲まれた領域の面積を求め、再現できる色空間の大きさを比較した。L*値が60
に達しない場合は、最小のL*値を示す点を通りc*軸に平行に引いた直線と、L*=0の
直線と、各測定値とに囲まれた領域の面積を求めた。評価結果を表5に示す。
領域のパッチ画像をそれぞれ抽出し、これら画像の粒状性を以下の評価基準により目視で評価した。評価結果を表5に示す。
A:粒状性及びガサつきが非常に良好である。
B:粒状性及びガサつきが良好である。
C:通常の粒状性、ガサつきがある。
D:粒状性又はガサつきが若干目立つものの実用の範囲内。
E:粒状性及びガサつきが目立つ。
トナーキットの構成を表5及び表6に示すとおりにした。それ以外は実施例1と同様にして画像を評価した。結果を表5及び表6に示す。
シアントナーの製造例1において、着色剤、荷電制御剤、及び外添剤の添加量を表7に示す量に変更した以外は同様にして、シアントナー19、ブラックトナー1、イエロート
ナー1、マゼンタトナー1及び2を得た。物性を表7に示す。
シアントナーの製造例13において、着色剤、荷電制御剤、及び外添剤の添加量を表7に示す量に変更した以外は同様にして、シアントナー20、ブラックトナー2、イエロートナー2、マゼンタトナー3及び4を得た。物性を表7に示す。
トナーキットの構成を表8に示すとおりにした。現像剤としては、これらのトナーのそれぞれと、シリコーン樹脂で表面コートしたフェライトキャリア(重量平均粒径(D4)
42μm)とを、それぞれトナー濃度が6質量%になるように混合し、濃色シアン現像剤8、淡色シアン現像剤1、ブラック現像剤1、イエロー現像剤1、及びマゼンタ現像剤1を得た。そして、図16に示した電子写真装置を用いて画像形成を行った。
DC現像器に上記シアン現像剤19
M現像器に前記マゼンタ現像剤1
Y現像器に前記イエロー現像剤1
K現像器414に前記ブラック現像剤1
をそれぞれセットし、図17に従い各トナーを現像して形成したフルカラー画像の色空間体積を求め、これを100としたときの前記トナーキット18で形成されたフルカラー画像の色空間体積の相対値を求めた。結果を表8に示す。
トナーキットの構成を表8に示すとおりにした。それ以外は実施例11と同様にして画像を評価した。結果を表8に示す。
トナーキットの構成を表9に示すとおりにした。現像剤としては、これらのトナーのそれぞれと、シリコーン樹脂で表面コートしたフェライトキャリア(重量平均粒径(D4)42μm)とを、それぞれトナー濃度が6質量%になるように混合し、濃色シアン現像剤16、淡色シアン現像剤13、ブラック現像剤2、イエロー現像剤2、及びマゼンタ現像剤2を得た。そして、図16に示した電子写真装置を用いて画像形成を行った。
DC現像器に上記シアン現像剤20
M現像器に前記マゼンタ現像剤2、
Y現像器に前記イエロー現像剤2、
K現像器に前記ブラック現像剤2をそれぞれセットし、図17に従い各トナーを現像して形成したフルカラー画像の色空間体積を100とし、前記トナーキット29で形成されたフルカラー画像の色空間体積の相対値を求めた。結果を表9に示す。
トナーキットの構成を表9に示すとおりにした。それ以外は実施例17と同様にして画像を評価した。結果を表9に示す。
図10に示す現像装置を一成分現像方式に改造した電子写真装置を用い、トナーキット35に含まれるトナーを一成分現像剤として使用してフルカラー画像を形成した。
現像器411aにシアントナー8(濃色シアン一成分現像剤として使用)
現像器411bにシアントナー1(淡色シアン一成分現像剤として使用)
現像器412にマゼンタトナー1(濃色マゼンタ一成分現像剤として使用)
現像器413にマゼンタトナー2(淡色マゼンタ一成分現像剤として使用)
現像器414にイエロートナー1(イエロー一成分現像剤として使用)
現像器415にブラックトナー1(ブラック一成分現像剤として使用)
をそれぞれセットした。
現像器411aにシアントナー19(シアン一成分現像剤として使用)
現像器412にマゼンタトナー1(マゼンタ一成分現像剤として使用)
現像器414にイエロートナー1(イエロー一成分現像剤として使用)
現像器415にブラックトナー1(ブラック一成分現像剤として使用)
をそれぞれセットし、図17に従い各トナーを現像して形成したフルカラー画像の色空間体積を求め、これを100としたときの前記トナーキット35で形成されたフルカラー画像の色空間体積の相対値を求めた。結果を表12に示す。
トナーキットの構成を表12に示すとおりにした。それ以外は実施例28と同様にして画像を評価した。結果を表12に示す。
Claims (32)
- 少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有する淡色シアントナーと少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有する濃色シアントナーとを分別した状態で有するトナーキットであって、
赤−緑方向の色相をa*とし、黄−青方向の色相をb*とし、明度をL*とするL*a*b*系表色系によって普通紙上のトナー定着画像を表したとき、
前記淡色シアントナーは、淡色シアントナーの定着画像におけるb*が−20のときのa*の値(a* C1)が−30乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C2)が−45乃至−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が0.82乃至1.35であり、
前記濃色シアントナーは、濃色シアントナーの定着画像におけるb*が−20のときのa*の値(a* C3)が−29乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C4)が−43乃至−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が1.5乃至2.5であり、
且つa* C1≦a* C3、及び、a* C2≦a* C4の関係を満足することを特徴とするト
ナーキット。 - 前記a* C1とa* C3との差(a* C1−a* C3)が−8乃至−1であり、前記a* C2とa* C4との差(a* C2−a* C4)が−12乃至−1であることを特徴とする請求項1に記載のトナーキット。
- 前記a* C1とa* C3との差(a* C1−a* C3)が−7乃至−1であり、前記a* C2とa* C4との差(a* C2−a* C4)が−10乃至−1であることを特徴とする請求項1に記載のトナーキット。
- 前記a* C1が−26乃至−19であり、前記a* C2が−39乃至−29であり、前記a* C3が−23乃至−19であり、前記a* C4が−35乃至−29であることを特徴と
する請求項1乃至3のいずれかに記載のトナーキット。 - 前記淡色シアントナーは、色相角度(H* C1)が214乃至229°であり、前記濃
色シアントナーは、色相角度(H* C2)が216乃至237°であることを特徴とする請
求項1乃至5のいずれかに記載のトナーキット。 - 前記H* C1とH* C2との差(H* C2−H* C1)が0.1乃至22°であることを特
徴とする請求項6に記載のトナーキット。 - 前記淡色シアントナーは、トナー全量に対し0.4乃至1.5質量%の着色剤を含有し、前記濃色シアントナーは、トナー全量に対し2.5乃至8.5質量%の着色剤を含有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のトナーキット。
- 前記淡色シアントナー及び前記濃色シアントナーは、それぞれ荷電制御剤を含有し、濃色シアントナーの荷電制御剤の含有量に対する淡色シアントナーの荷電制御剤の含有量の比が0.60乃至0.95であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のトナーキット。
- 前記濃色シアントナーの重量平均粒子径に対する前記淡色シアントナーの重量平均粒子径の比が1.05乃至1.40であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のトナーキット。
- 前記淡色シアントナー及び前記濃色シアントナーは、チタニア、アルミナ、シリカ、及びそれらの複酸化物からなるグループから選ばれる無機微粉体をそれぞれ有し、前記濃色シアントナーの比表面積の値に対する淡色シアントナーの比表面積の値の比が0.60乃至0.95であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のトナーキット。
- 前記淡色シアントナー及びキャリアを少なくとも含有する淡色二成分現像剤と、前記濃色シアントナー及びキャリアを少なくとも含有する濃色二成分現像剤とを有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のトナーキット。
- 前記淡色シアントナーからなる淡色一成分現像剤と、前記濃色シアントナーからなる濃色一成分現像剤とを有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のトナーキット。
- 少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有し、赤−緑方向の色相をa*とし、黄−青方向の色相をb*とし、明度をL*とするL*a*b*系表色系によって普通紙上のトナー定着画像を表したとき、b*が−20のときのa*の値(a* C3)が−29乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C4)が−43乃至−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が1.5乃至2.5である濃色シアントナーと組み合わせて用いる淡色シアントナーであって、
該淡色シアントナーは、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有しており、L*a*b*系表色系によって普通紙上のトナー定着画像を表したとき、b*が−20のときのa*の値(a* C1)が−30乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C2)が−45乃至−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学
濃度が0.82乃至1.35であり、
且つa* C1≦a* C3、及び、a* C2≦a* C4の関係を満足することを特徴とする淡色シアントナー。 - 前記a* C1とa* C3との差(a* C1−a* C3)が−8乃至−1であり、a* C2とa* C4との差(a* C2−a* C4)が−12乃至−1であることを特徴とする請求項14に記載の淡色シアントナー。
- 前記a* C1とa* C3との差(a* C1−a* C3)が−7乃至−1であり、a* C2とa* C4との差(a* C2−a* C4)が−10乃至−1であることを特徴とする請求項14に記載の淡色シアントナー。
- 前記a* C1が−26乃至−19であり、前記a* C2が−39乃至−29であり、前記a* C3が−23乃至−19であり、a* C4が−35乃至−29であることを特徴とする
請求項14乃至16のいずれかに記載の淡色シアントナー。 - 帯電している静電荷像担持体に静電荷像を形成する工程と、
形成された静電荷像をトナーで現像してトナー画像を形成する工程と、
形成されたトナー画像を転写材に転写する工程と、
転写されたトナー画像を転写材に定着して定着画像を形成する工程と、を含む画像形成方法であって、
前記静電荷像を形成する工程は、淡色シアントナーと濃色シアントナーとから選択される第一のトナーで現像される第一の静電荷像を形成する工程と、淡色シアントナーと濃色シアントナーとから選択される、第一のトナー以外の第二のトナーで現像される第二の静電荷像を形成する工程とを含み、
前記トナー画像を形成する工程は、第一の静電荷像を第一のトナーで現像して第一のシアントナー画像を形成する工程と、第二の静電荷像を第二のトナーで現像して第二のシアントナー画像を形成する工程とを含み、
前記転写する工程は、第一のシアントナー画像と第二のシアントナー画像とを転写材に転写して、これらのトナー画像が重ねられたシアントナー画像を転写材に形成する工程を含み、
前記淡色シアントナー及び前記濃色シアントナーは、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有し、赤−緑方向の色相をa*とし、黄−青方向の色相をb*とし、明度をL*とするL*a*b*系表色系によって普通紙上のトナー定着画像を表したとき、
前記淡色シアントナーは、淡色シアントナーの定着画像におけるb*が−20のときのa*の値(a* C1)が−30乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C2)が−45乃至−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が0.82乃至1.35であり、
前記濃色シアントナーは、濃色シアントナーの定着画像におけるb*が−20のときのa*の値(a* C3)が−29乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C4)が−43乃至−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が1.5乃至2.5であり、
且つa* C1≦a* C3、及び、a* C2≦a* C4の関係を満足することを特徴とする画像形成方法。 - 前記a* C1とa* C3との差(a* C1−a* C3)が−8乃至−1であり、前記a* C2とa* C4との差(a* C2−a* C4)が−12乃至−1であることを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
- 前記a* C1とa* C3との差(a* C1−a* C3)が−7乃至−1であり、前記a* C2
とa* C4との差(a* C2−a* C4)が−10乃至−1であることを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。 - 前記a* C1が−26乃至−19であり、前記a* C2が−39乃至−29であり、前記a* C3が−23乃至−19であり、前記a* C4が−35乃至−29であることを特徴と
する請求項18乃至20のいずれかに記載の画像形成方法。 - 前記淡色シアントナーは、色相角度(H* C1)が214乃至229°であり、前記濃
色シアントナーは、色相角度(H* C2)が216乃至237°であることを特徴とする請求項18乃至22のいずれかに記載の画像形成方法。 - 前記H* C1とH* C2との差(H* C2−H* C1)が0.1乃至22°であることを特
徴とする請求項23に記載の画像形成方法。 - 前記淡色シアントナーは、トナー全量に対し0.4乃至1.5質量%の着色剤を含有し、前記濃色シアントナーは、トナー全量に対し2.5乃至8.5質量%の着色剤を含有することを特徴とする請求項18乃至24のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記淡色シアントナー及び前記濃色シアントナーは、それぞれ荷電制御剤を含有し、濃色シアントナーの荷電制御剤の含有量に対する淡色シアントナーの荷電制御剤の含有量の比が0.60乃至0.95であることを特徴とする請求項18乃至25のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記濃色シアントナーの重量平均粒径に対する前記淡色シアントナーの重量平均粒径の比が1.05乃至1.40であることを特徴とする請求項18乃至26のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記淡色シアントナー及び前記濃色シアントナーは、チタニア、アルミナ、シリカ、及びそれらの複酸化物からなるグループから選ばれる無機微粉体をそれぞれ有し、前記無機微粉体の比表面積をBET法により測定したときに、濃色シアントナーが含有する無機微粉体の比表面積の値に対する淡色シアントナーが含有する無機微粉体の比表面積の値の比が0.60乃至0.95であることを特徴とする請求項18乃至27のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記淡色シアントナー及びキャリアを少なくとも含有する淡色二成分現像剤と、前記濃色シアントナー及びキャリアを少なくとも含有する濃色二成分現像剤とを用いることを特徴とする請求項18乃至28のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記淡色シアントナーからなる淡色一成分現像剤と、前記濃色シアントナーからなる濃色一成分現像剤とを用いることを特徴とする請求項18乃至29のいずれかに記載の画像形成方法。
- 少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有する淡色シアントナーと、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有する濃色シアントナーと、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有する淡色マゼンタトナーと、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有する濃色マゼンタトナーと、を分別した状態で有するトナーキットであって、
赤−緑方向の色相をa*とし、黄−青方向の色相をb*とし、明度をL*とするL*a*b*系表色系によって普通紙上のトナー定着画像を表したとき、
前記淡色シアントナーは、淡色シアントナーの定着画像におけるb*が−20のときのa*の値(a* C1)が−30乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C2)が−45乃至−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が0.82乃至1.35であり、
前記濃色シアントナーは、濃色シアントナーの定着画像におけるb*が−20のときのa*の値(a* C3)が−29乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C4)が−43乃至−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が1.5乃至2.5であり、
且つa* C1≦a* C3、及び、a* C2≦a* C4の関係を満足し、
前記淡色マゼンタトナーは、淡色マゼンタトナーの定着画像におけるa*が20のときのb*の値(b* M1)が−18乃至0であり、a*が30のときのb*の値(b* M2)が−26乃至0であり、
前記濃色マゼンタトナーは、濃色マゼンタトナーの定着画像におけるa*が20のときのb*の値(b* M3)が−16乃至2であり、a*が30のときのb*の値(b* M4)が−24乃至3であり、b* M1とb* M3との差(b* M1−b* M3)が−8乃至−1であり、b* M2とb* M4との差(b* M2−b* M4)が−12乃至−1であることを特徴とするトナーキット。 - 帯電している静電荷像担持体に静電荷像を形成する工程と、
形成された静電荷像をトナーで現像してトナー画像を形成する工程と、
形成されたトナー画像を転写材に転写する工程と、
転写されたトナー画像を転写材に加熱加圧定着して定着画像を形成する工程と、を含む画像形成方法であって、
前記静電荷像を形成する工程は、淡色シアントナーと濃色シアントナーと淡色マゼンタトナーと濃色マゼンタトナーとからなるトナー群より選択される第一のトナーで現像される第一の静電荷像を形成する工程と、前記トナー群から選択される、第一のトナー以外の第二のトナーで現像される第二の静電荷像を形成する工程と、前記トナー群から選択される、第一及び第二のトナー以外の第三のトナーで現像される第三の静電荷像を形成する工程と、前記トナー群から選択される、第一乃至第三のトナー以外の第四のトナーで現像される第四の静電荷像を形成する工程と、を含み、
前記トナー画像を形成する工程は、第一の静電荷像を第一のトナーで現像して第一のトナー画像を形成する工程と、第二の静電荷像を第二のトナーで現像して第二のトナー画像を形成する工程と、第三の静電荷像を第三のトナーで現像して第三のトナー画像を形成する工程と、第四の静電荷像を第四のトナーで現像して第四のトナー画像を形成する工程とを含み、
前記転写する工程は、第一のトナー画像と第二のトナー画像と第三のトナー画像と第四のトナー画像とを転写材に転写して、これらのトナー画像が重ねられたカラートナー画像を転写材に形成する工程を含み、
前記淡色シアントナー、前記濃色シアントナー、前記淡色マゼンタトナー、及び前記濃色マゼンタトナーは、それぞれ少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有し、赤−緑方向の色相をa*とし、黄−青方向の色相をb*とし、明度をL*とするL*a*b*系表色系によって普通紙上のトナー定着画像を表したとき、
前記淡色シアントナーは、淡色シアントナーの定着画像におけるb*が−20のときの
a*の値(a* C1)が−30乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C2)が−45乃至−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が0.82乃至1.35であり、
前記濃色シアントナーは、濃色シアントナーの定着画像におけるb*が−20のときのa*の値(a* C3)が−29乃至−19であり、b*が−30のときのa*の値(a* C4)が−43乃至−29であるとともに、紙上のトナー量が1mg/cm 2 であるベタ画像の光学濃度が1.5乃至2.5であり、
且つa* C1≦a* C3、及び、a* C2≦a* C4の関係を満たし、
前記淡色マゼンタトナーは、淡色マゼンタトナーの定着画像におけるa*が20のときのb*の値(b* M1)が−18乃至0であり、a*が30のときのb*の値(b* M2)が−26乃至0であり、
前記濃色マゼンタトナーは、濃色マゼンタトナーの定着画像におけるa*が20のときのb*の値(b* M3)が−16乃至2であり、a*が30のときのb*の値(b* M4)が−24乃至3であり、b* M1とb* M3との差(b* M1−b* M3)が−8乃至−1であり、b* M2とb* M4との差(b* M2−b* M4)が−12乃至−1であることを特徴とする画像形成方法。
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