JP4447660B2 - 表面シール中空ガラス容器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、特殊な冷間コーティング処理剤
Figure 0004447660
を用いる表面シール中空ガラス容器の製造方法に関する。
中空ガラス容器の製造プロセスにおいて、該容器に外側の損傷、例えば微小亀裂を隠蔽し、かつ更なる損傷を最小にする表面処理を行うことは公知である。そこですでに製造機械の後方で直接、いわゆる熱間コーティング処理剤
Figure 0004447660
を500〜550℃の熱いガラス表面に薄層として塗布する。これは特に塩化チタンおよび塩化スズである。該化合物はガラス表面上で酸化チタン層または酸化スズ層を形成し、その際に遊離する塩素は排ガスに変わる。熱間コーティング処理剤の塗布は、蒸着またはスプレー噴霧により行う。
熱間コーティング処理の後で、中空ガラス容器は冷却炉中を通過し、この中で該容器は有害な歪みを回避するために徐々に冷却される。
冷却炉のいわゆる送出端で、あらかじめ熱間コーティング処理した中空ガラス容器を、蒸着を用いるか、またはスプレー噴霧により冷間コーティング処理する。このことによりガラス工場および瓶詰工場でのその後の経過にとって必要な平滑さが生じる。
冷間コーティング処理剤として最も頻繁に使用される物質は、界面活性剤、脂肪酸生成物、脂肪酸部分エステル、エステルロウエマルジョンおよび種々のポリエチレン分散液である。
まず熱間コーティング処理を行い、かつ引き続き冷間コーティング処理剤としてオレフィンポリマー、ポリウレタン、ポリスチレンまたはアルキルアミンの酢酸塩を噴霧する被覆方法は、DE−PS1291448号から公知である。しかしこのようにして被覆したビンは、全ての要求を満足するものではない。
冷間コーティング処理剤として噴霧されるポリエチレン分散液が付加的にシランを含有する場合、耐引掻性がある程度改善される(US−PS3,438,801号、同3,801,361号、同3,873,352号、同4,130,677号、同4,374,879号;EP−A−0146142号)。しかしこの特性レベルは全ての要求にとってまだ十分ではない。
従来技術の更なる発展は、冷間コーティング処理として、まずシランの溶液または分散液を噴霧し、かつ引き続き別の成分、例えばポリエチレン分散液を噴霧することである。ここでUS−PS3,438,801号、同4,130,677号、同4,304,802号、同5,567,235号(WO−A−95/00259号に相当)ならびにEP−A−0146142号およびEP−A−0478154号が指摘される。
さらに冷間コーティング処理をポリシロキサンで実施できることも公知である(US−PS4,985,286号;DE−3144457号)。
前記の処理は確かにガラス容器の良好な基礎強度を保証するが、該強度はその後の製造プロセスおよび引き続く容器の使用中に急速に低下する。この強度の損失の原因は、成形およびその後のガラス容器の熱間輸送の間に回避することのできない微小損傷であり、かつ損傷程度、損傷箇所および容器負荷に応じて潜在的な破壊誘因として作用する可能性がある。
本発明の課題は、このような微小損傷をさらに製造プロセス中に無害にすることである。
もう1つの課題は、中空成形品をその後のハンドリングの際に、つまりコンベヤベルト上で、箱詰めの際に、出荷および充填の際に、表面への機械的作用に対して不感性にすることである。もう1つの重要な観点は、中空成形品が従来技術に対して改善された連続使用強度を有するべきことである。そこで特に炭酸含有飲料用のリターナブルビンは、多数回の返却後にもまだ、十分に高い強度および特に内圧強度を有するほうがよい。
さらに中空ガラス容器は、特に水および洗浄液に対する改善された化学耐性を有しているほうよい。
さらに乾燥耐引掻性および湿潤耐引掻性を向上させ、かつ引掻進展特性(Durchkratzeigenshaften)を改善するべきである。
総じて従来技術に比べて機械的特性が改善されるので、同一の強度の場合、容器の重量を減少させることができる。
機械的特性は従来技術に比べてさらに改善されるので、同一の最終強度の場合、熱間コーティング処理を省略することができる。
通常実施される被覆処理に比べて、従来の接着剤でも改善されたレッテル貼付が可能である。
前記の改善は、通常の生産プラント中で、顕著な付加的投資コストなしで実施することができる、できる限り容易な方法で達成されるべきである。特にこの場合、硬化工程の必要性を回避することができる。というのも該工程はより高い投資コストおよびプロセスコストを意味しうるからである。
総じて本発明による効果は、プロセス措置の実施後に直接、つまり顕著な待ち時間なしで生じるので、その後、ベルト上で引き続き輸送する際に保護効果が速やかに現れる。
前記課題を解決するために、製造プロセスにおいて、中空ガラス容器を製造するための機械に従属する冷却炉の出口範囲で、トリアルコキシシラン、ジアルコキシシランおよび/またはテトラアルコキシシランもしくはその加水分解生成物および/または縮合生成物を含有する、水基剤の冷間コーティング処理剤を用いて中空ガラス容器の被覆を行う、表面シール中空ガラス容器の製造方法を提案するが、該方法の特徴は、前記の第1層に引き続き、水基剤の冷間コーティング処理剤の第2層を施与するものであり、該処理剤は以下の成分:
I.以下のもの:
a)官能基を1つ有する、一般式:
A−Si(R1(OR*3−y
のアルコキシシランQモル、および
b)以下のもの:
α)一般式:
2−Si(OR**3 II
のトリアルコキシシランおよび/または
β)一般式:
34Si(OR***2 III
のジアルコキシシランおよび/または
γ)一般式:
Si(OR****4 IV
のテトラアルコキシシラン
から選択されたアルコキシシランMモル
[前記式中、
Aは、直接あるいは脂肪族または芳香族炭化水素基を介してケイ素と結合したアミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アミド基、エポキシ基、アクリルオキシ基、メタクリルオキシ基、シアノ基、イソシアナト基、ウレイド基、チオシアナト基、メルカプト基、スルファン基またはハロゲン基を少なくとも1個有する置換基を表し、
1=メチル、エチルまたはA(前記の通り)、
y=0または1、
*、R**、R***およびR****は、互いに無関係に1〜8個の炭素原子を有するアルキル基、またはアルキル[(ポリ)エチレングリコール]基で置換されている相応するアルキル基であり、
2、R3およびR4は、互いに無関係にアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基またはそれぞれ最大で18個の炭素原子を有する芳香族基あるいは一部フッ素化されたまたは過フッ素化された、および/またはアルキルオキシ基でおよび/またはアリールオキシ基で置換されている基である]からモル比0≦M/Q≦20で製造される水基剤のオルガノポリシロキサン含有組成物、
II.以下のもの:
a)ロウおよび/または
b)脂肪酸部分エステルおよび/または
c)脂肪酸および/または
d)界面活性剤
から選択されたケイ素不含の成分、
を含有することであり、さらに本方法は、第2層として施与される水基剤の冷間コーティング処理剤が、0.1〜10重量%の乾燥分割合を有し、その際、乾燥分に対して、オルガノポリシロキサン含有組成物I対ケイ素不含の成分IIの重量比が、0.05:1〜20:1であることを特徴とする。
本発明の対象はさらに、本方法により製造される中空ガラス容器である。
本発明の意味での中空ガラス容器は、基本的にあらゆる種類の包装用ガラス器、例えばビン、瓶詰め用のビン、アンプル、錠剤用の小管または薬ビンである。
新しく製造した中空ガラス容器の表面に、所望の場合には、冷却炉の入口の範囲で、自体公知のいわゆる熱間コーティング処理剤を従来技術の各方法で施与してもよい。しかし本発明により達成される使用強度の著しい向上を考慮すると、熱間コーティング処理もまた省略することができ、このことはコスト的に有利であるのみでなく、排気の減少により環境的な利点を提供する。さらに熱間コーティング処理を省略する場合、ガラス容器製造の際の改善された生産条件が、付加的な自由な利用スペース、例えば機械のベルト冷却、側方冷却の延長、より良好なつかみ心地、熱間検査機械の設置可能性などにより得られる。
第1層のシランとして、以下の式I〜IVに該当する各化合物、例えば以下に詳細に述べるそれぞれのシランを使用することができる。この場合、混合物を使用してもよいことは自明である。
前記のシランもしくは前記の混合物を、水溶液(均質またはコロイド状)で、あるいは安定であるならばエマルジョンとして使用することができる。濃度は適用技術の要求に従い、かつ従って基本的に制限はない。該濃度は例えば、最大20%、最大15%、最大10%、最大7.5%、最大5%、最大3%、最大2%、最大1%または最大0.8%であってもよい。最低含有量は、例えば0.05%、0.1%、0.2%または0.3%である。全てのパーセント表示は、ここで、ならびに以下では重量パーセントである。
有利な実施態様では、前記のシランを加水分解生成物および/または縮合生成物として使用し、特に有利には水基剤のオルガノポリシロキサン含有組成物、例えば以下でさらに第2層の成分Iとして特徴付けられるものである。
第1層の水基剤の冷間コーティング処理剤は、場合により有機補助溶剤を10重量%まで含有していてもよいが、しかしこのことはあまり有利ではない。さらに該処理剤は、付加的に従来のコーティング処理剤、例えばロウ、脂肪酸部分エステル、脂肪酸、界面活性剤、ポリアクリレート、エポキシ樹脂またはこれらの任意の混合物を通常の量で含有していてもよい。適切なロウ、脂肪酸部分エステル、脂肪酸および界面活性剤を、さらに以下に詳細に述べる。適切な上限は、乾燥分割合に対して、例えば5%、4%、3%、2%、1%、0.8%、0.6%、0.5%、0.4%または0.3%であり、他方適切な下限として、例えば0.01%、0.03%、0.05%または0.1%が挙げられる。
第1層の冷間コーティング処理剤を、中空ガラス容器の表面に従来の方法、例えば噴霧、浸漬またはロール塗りで施与し、その際にガラス表面の温度範囲は約30〜150℃、好ましくは約50〜130℃、有利には約70〜110℃および特に有利には80〜100℃である。引き続き、施与した層を乾燥させてから第二の層を施与する。プロセス温度の場合、このために通常約1秒〜数秒必要である。
極めて高い強度値を達成するために、第1層を乾燥した後で付加的に硬化工程、例えば50〜250℃の、有利には120〜220℃の温度への加熱を行い、その際に下方の温度範囲では、加熱時間は数時間を必要とする場合があり、他方、上方の範囲では加熱時間は数秒間で十分である。しかしプロセス進行を容易にするために、有利には硬化工程を行わずに作業する。
第1層の上に、引き続き、以下に詳細に説明する第2の層を施与する。
官能基を1つ有する、一般式:
A−Si(R1(OR*3−y
のアルコキシシランは、例えば以下の化合物から選択することができる:
3−アミノプロピル−トリメトキシシラン、3−アミノプロピル−トリエトキシシラン、3−ピロリジノプロピル−トリメトキシシラン、N−メチル−3−アミノプロピル−トリメトキシシラン、3−アミノプロピル−メチル−ジエトキシシラン、N−アミノエチル−3−アミノプロピル−トリメトキシシラン、N−(ベンジルアミノエチル)−3−アミノプロピル−トリメトキシシラン、p−アニリノ−トリエトキシシラン、4−アミノブチル−メチル−ジエトキシシラン、(CH3O)3Si−C36−NH−C24−NH−C24−NH2
Figure 0004447660
3−グリシジルオキシプロピル−トリメトキシシラン、
Figure 0004447660
CH2=C(CH3)−COO−C36−Si(OCH33、CH2=CH−COO−C36−Si(OC253、3−シアノプロピル−トリメトキシシラン、3−シアノプロピル−トリエトキシシラン、3−イソシアナトプロピル−トリエトキシシラン、ウレイドプロピル−トリメトキシシラン、3−チオシアナトプロピル−トリメトキシシラン、3−メルカプトプロピル−トリメトキシシラン、3−メルカプトプロピル−トリエトキシシラン、3−メルカプトプロピル−メチル−ジメトキシシラン、4−メルカプトブチル−トリメトキシシラン、6−メルカプトヘキシル−トリメトキシシラン、3−クロロプロピル−トリメトキシシランおよび(C25O)3Si(CH23−S4−(CH23Si(OC253
一般式:
2−Si(OR**3 II
のトリアルコキシシランとして、例えば以下の化合物が適切である:
メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、n−プロピルトリエトキシシラン、n−ブチルトリメトキシシラン、i−ブチルトリメトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、ヘキサデシルトリメトキシシラン、ステアリルトリメトキシシラン、シクロヘキシル−トリメトキシシラン、シクロヘキセニルエチル−トリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル−トリス(2−メトキシ−エトキシ)シラン、アリルトリメトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、CF3CH2CH2−Si(OCH33、CF3CH2CH2−Si(OC253、C25CH2CH2−Si(OCH33、C49CH2CH2−Si(OCH33、n−C615CH2CH2−Si(OC253、n−C817CH2CH2−Si(OCH33およびn−C1021CH2CH2−Si(OCH33
一般式:
34Si(OR***2 III
の適切なジアルコキシシランは例えば、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、メチル−i−ブチル−ジエトキシシラン、シクロヘキシル−メチル−ジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、メチル−フェニル−ジメトキシシランおよびCF3CH2CH2Si(CH3)(OCH32である。
一般式:
Si(OR****4 IV
のテトラアルコキシシランとして、例えば以下の化合物が適切である:
テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラ(n−プロポキシ)シラン、テトラ(i−プロポキシ)シランおよびテトラ(n−ブトキシ)シラン。
シランI〜IVの混合物中で、ケイ素原子1個あたり平均して有利には少なくとも2.4個のアルコキシ基OR*、OR**、OR***ないしはOR****、特に有利には2.5個のアルコキシ基および殊には少なくとも2.6個のアルコキシ基が含有されている。このことにより、生じるオルガノポリシロキサン含有組成物が、十分に水溶性であることを保証することができる。しかし置換基AおよびR1〜R4に依存して、有利な最低値である2.4よりも小さくても十分に水溶性の系を得ることができる。ここで当業者は自身の経験に基づいて、かつ場合により容易な日常試験で適切な系を見いだすことができる。
水基剤のオルガノポリシロキサン含有組成物(成分I)は、式I〜IVのモノマーから、シラン組成物と水とを混合し、かつ室温で少なくとも3時間放置することにより製造することができる。この場合、使用されるアルコキシシラン1モルあたり、少なくとも0.5モル、および有利には少なくとも1モルの水を使用するべきである。最初から、使用可能状態の冷間コーティング処理剤中に含有される水の全量を添加してもよい。熟成時間中にオリゴマー構造への初期縮合が行われる。この場合、容易にケイ素不含の成分IIをすでに最初に添加することができる。
有利な実施態様では、シラン組成物と水(および場合により成分II)との混合物を、少なくとも4時間、かつ特に有利には少なくとも6時間室温(約20℃)で放置する。
より高いまたはより低い温度の場合、熟成時間を相応して適合させなくてはならない。この場合、10℃の温度上昇は、反応速度をおよそ倍にするという大まかな規則に従う。
しかしまた、一般式I〜IVによるシラン組成物に、使用されるアルコキシシラン1モルあたり0.5〜30モルの水を添加し、かつ反応の際に生じるアルコールを蒸留により除去することにより、水基剤のオルガノポリシロキサン含有組成物を製造することができる。適切な方法ならびに反応の際に生じる若干のオリゴマー構造は、DE−OS4443824号およびDE−OS4443825号に開示されており、ここで明確に引用する。
生じた組成物は均質であってもコロイド状であってもよい。本発明によれば、安定であるならばエマルジョンもまた使用することができる。満足しなくてはならない唯一の基本的な前提条件は、使用時間中に沈殿が生じないことである。
有利には、式II〜IVのアルコキシシランおよび式Iの官能性アルコキシシランは、互いに0≦M/Q≦12の比、特に有利には0.02≦M/Q≦7の比および殊には0.1≦M/Q≦4の比で存在する。
ケイ素不含の成分(成分II)は、特に高い強度値を達成するための相乗剤として作用する。
成分IIとして使用されるロウは、水性分散液として使用する。この場合、基本的に水分散性の全てのロウを使用することができる。
天然ロウおよび合成ロウは同様に適切である。天然ロウとして、現在のロウ、例えば蜜ロウ、カルナウバロウまたはカンデリラロウでも、鉱ロウ、例えばモンタンロウまたはその誘導体または石油ロウ(ならびにパラフィンロウおよび微晶ロウも)でも使用することができる。
適切な合成ロウは、例えばフィッシャー−トロプシュ−ロウ、ポリオレフィンロウ、例えばポリエチレンロウ、ポリプロピレンロウ、ポリイソブチレンロウ、さらにエステルロウ(例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、1,4−ブタンジオールのステアリン酸エステルまたはグリセリントリステアレート)、アミドロウ(例えば、N,N′−ジステアロイルエチレンジアミン)、ポリエチレングリコールロウおよびポリプロピレングリコールロウである。
非極性ロウ、例えば石油ロウ、フィッシャー−トロプシュ−ロウよびポリオレフィンロウは、酸化された形でより良好な分散性のために使用することができる。このようなロウの酸化生成物はすでに以前から従来の技術である。
もちろん種々のロウの混合物を使用することもできる。
正確な詳細に関しては、Ullmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry, Vol. A 28、103〜163頁、VCH Verlaggesellschaft, Weinheim, 1996に記載されている。
有利には、本発明の範囲ではポリエチレンロウ(以下では「ポリエチレン」と称する)を使用する。使用されるポリエチレンは、一般に、400〜20000の範囲の数平均分子量Mnを有する。有利には、500〜15000の範囲のMnを有する、および特に有利には1000〜8000の範囲のMnを有するポリエチレンを使用する。ポリエチレンは有利には高分子量のポリエチレンの熱分解および場合によりラジカル分解によるか、またはエチレンのラジカル重合または遷移金属触媒を使用する重合により製造することができる。
ポリエチレンは、一定の範囲で分枝を有していてもよく、これは短鎖分枝の場合、オレフィン性コモノマー、例えばプロペン、ブテン−(1)またはヘキセン−(1)の併用により生じさせてもよい。
冷間コーティング処理に適切な分散液を製造するために、通常、酸化ポリエチレンから出発し、これを場合により付加的にエステル化および/または鹸化する。ここから数多くの種類が市販されている。
さらに、50モル%より多くのエチレンおよび50モル%より少ない極性モノマーからなるコポリマー、例えばエチレン−酢酸ビニル−コポリマーロウまたはエチレンとアクリル酸とからのコポリマーを使用することも可能である。
分散性ポリエチレンを製造するためのもう1つの可能性は、ポリエチレンを溶融して不飽和極性モノマー、例えばマレイン酸無水物をグラフトすることである。このために一般にラジカル開始剤の添加は有意義である。
このようにして変性したポリエチレンから、場合によりさらに変性した後で、通例の方法により非イオノゲン、陰イオン源または陽イオン源分散液を製造することができ、その際、通常は界面活性剤を乳化剤として添加する。
成分IIとして使用される脂肪酸部分エステルは、通常冷間コーティング処理に使用されるそれぞれのタイプでもよい。例としてグリセリンモノアセテート、グリセリンモノステアレート、グリセリンジステアレートならびにマンニットとステアリン酸およびパルミチン酸との混合部分エステルがあげられる。
成分IIとして使用される適切な脂肪酸は、構造R−COOHを有し、その際Rは、10〜22個の炭素原子を有する基であり、かつ直鎖状または分枝鎖状、飽和または不飽和であってもよい。例として、オレイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸およびラウリル酸があげられる。
成分IIとして適切な界面活性剤は、アニオン性、カチオン性または非イオン性であってもよい。アニオン性界面活性剤として例えば、少なくとも約10個の炭素原子を含有し、かつ飽和または不飽和であってもよい脂肪酸のアルカリ塩またはアンモニウム塩を使用する。この場合、アンモニウム塩としてモルホリニウム塩ならびにモノエタノールアンモニウム塩、ジエタノールアンモニウム塩またはトリエタノールアンモニウム塩が特に適切である。食料品法律上懸念がなく、良好な生物学的分解性ならびに良好な応用技術的特性のために、特にオレイン酸カリウムを使用する。その他の適切なアニオン性界面活性剤は例えば、C8〜C10−脂肪アルコールの硫酸エステルのアルカリ金属塩、または脂肪族C12〜C20−炭化水素のスルホン酸のアルカリ金属塩である。
カチオン性界面活性剤として、例えば(RNH3CH3COOまたは(RNH3Clのタイプの化合物を使用することができ、その際、Rは8〜20個の炭素原子を有する炭化水素基である。その他の適切なアンモニウム塩は、例えば[RN(CH33または[R2N(CH32の酢酸塩または塩化物であり、この場合RはC8〜C20−アルキル基またはアラルキル基である。
非イオン性界面活性剤は例えば、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、5〜30個、特に6〜12個のエチレンオキシド基を有するアルキルフェノールエトキシレート、例えばオクチルフェノキシ−ポリエトキシエタノール、7〜22個の炭素原子を有する脂肪酸とポリエチレングリコールとのエステル化生成物、例えばステアリン酸またはオレイン酸とPEG−10とのエステル化生成物、エチレンオキシドとC8〜C20−アルコールとの付加物またはエチレンオキシドとC8〜C20−アルキルアミンとの付加物である。
基本的にここにはあげられていないその他の界面活性剤を全て使用することができる。制限は、界面活性剤が生理学的にできる限り懸念がないものであり、かつある程度生物学的に分解性であるべきであるということのみである。
もちろん、成分IIは種々の物質の混合物、例えばロウおよび界面活性剤、ロウ、脂肪酸および界面活性剤、脂肪酸部分エステルおよび脂肪酸またはそれぞれの任意のその他の成分との組み合わせであってもよい。
本発明により使用される被覆剤は、有利には0.1〜8重量%、好ましくは0.1〜6重量%、特に有利には0.2〜5重量%および殊には0.5〜3重量%の乾燥分割合を有する希釈水性系である。該水性系は場合により10重量%までの有機補助溶剤を含有していてもよいが、これはあまり有利ではない。この場合、オルガノポリシロキサン含有組成物(成分I)の乾燥分対ケイ素不含の成分IIの重量比は、0.05:1〜20:1、有利には0.05:1〜5:1および特に有利には0.1:1〜2:1である。
さらに有利には、オルガノポリシロキサン含有組成物は、使用可能状態の被覆剤中に乾燥分として最大5重量%まで、好ましくは最大3重量%まで、有利には0.03〜2重量%まで、特に有利には0.05〜1重量%まで、および殊には0.1〜1重量%含有されている。通常の実地にとって成分Iの最大0.8重量%の濃度は多くの場合完全に十分である。
水基剤のポリシロキサン含有組成物の乾燥分とは、定義によれば125℃で1時間、乾燥室中に貯蔵後に規定の量(約1g)が使い捨て皿に残る固体分と解釈する。重量分析のために使い捨て皿を乾燥工程の終了後に20分間乾燥器内で室温に冷却し、かつ分析用天秤で正確に1mgを秤量する。
成分IおよびIIを含有する水性組成物を選択的に即座に使用濃度で製造するか、またはまず濃縮液として製造してもよく、濃縮液は次いで使用前に水で希釈する。
冷間コーティング処理剤の層は、中空ガラス容器の表面に従来の方法、例えば噴霧、浸漬またはロール塗りで施与する。冷間コーティング処理剤の施与は、約30〜150℃の、有利には約70〜110℃の、および特に有利には80〜100℃のガラス表面温度範囲で行う。
処理した中空ガラス容器は、処理後すぐに、機械的損傷に対して保護されるので、衝突または圧迫の圧力により損害を被ることなく、直接さらに輸送することができる。
本発明による方法により達成された利点は、直接両方の層の形態学と関連している。分析法を用いて、全層厚にわたり、本方法にとって典型的な種々の元素(つまりSi、C、Oおよび場合によりN)の分配プロフィールを測定することができる。従って本発明により得られる中空ガラス容器は、この点において従来技術の中空ガラス容器とは異なっている。
本発明を以下に実施例に基づいて詳細に説明する。
例1
この例は、0.5リットルのNRW−ビールビンを、シランおよび水からなる強度改善溶液で熱間コーティング処理(TiCl4)および引き続き、生産工場でのおよび瓶詰め工場でのビンのハンドリングのために要求される平滑さを達成するためのシラン変性ポリエチレン分散液の塗布の処理を説明するものである。
a)第1層のために使用される溶液:
水1580g(87.8モル)を、加熱可能な撹拌反応器(内部温度計、浸漬管を介した供給装置、蒸留装置、真空ポンプへの接続部)に装入し、かつ徐々に3−アミノプロピルトリエトキシシラン540g(2.4モル)を計量供給し、その際、温度が50℃を越えないようにする。該反応は弱発熱性である。その後、温度を50℃に調整し、かつさらに6時間撹拌する。前記の時間の後で、シランは完全に加水分解されて相応するシラノールになり、かつ生じたEtOH/H2O混合物に溶解した。その後、加水分解アルコールを100〜70ミリバールの圧力で、および最大50℃の塔底温度で留去する。塔頂温度が約48℃であり、かつ塔頂生成物がまだH2Oのみを含有しているときに、蒸留を終了し、かつ生成物をH2Oの添加により1980gの重量に調整する。
該溶液5重量部を水95重量部と混合する。該混合物は今や直接使用可能である。
b)第2層のために使用される混合物:
スイス、ラムゼン在
Figure 0004447660
社の商品名TECOL OG25(固体含有量25%;アニオン性乳化剤系)のポリエチレン分散液2.0重量部に、水97.5重量部を添加する。引き続き3−アミノプロピルトリエトキシシラン0.5重量部を混合し、その後、室温で6時間放置する。今や該混合物は使用可能である。
c)比較のために:
スイス、ラムゼン在
Figure 0004447660
社のTECOL OG25を2.0重量部および水98.0重量部からなる混合物での従来の技術による標準冷間コーティング処理。
強度改善シラン溶液の適用は、約80℃のビン温度で行い、引き続きシラン変性ポリエチレン分散液を約50℃で塗布する。被覆は噴霧法の変法を用いて行う。試験シリーズに関してそれぞれ冷却炉送出口の型番号の内圧強度を、1分後および5分後の線シミュレータにより確認し、かつ標準コーティング処理したビンおよびシラン変性ポリエチレン分散液で処理したビンを比較する。第1表は、確認された内圧強度をこれに属する標準偏差と共に示しており、図1は度数分布に関する結果を示している。この図による表示で、内圧強度の向上と並んで、個々の値の比較緩和もまた狭い度数分布で達成されることが明らかである。より低い強度への逸脱は十分に回避される。
Figure 0004447660
例2:
この例は、0.5リットルの使い捨てビールビンの、シランおよび水からなる強度改善溶液での熱間コーティング処理(TiCl4)および引き続き生産工場でのおよび瓶詰め工場でのビンのハンドリングのために要求される平滑さを達成するためのシラン変性ポリエチレン分散液の塗布の処理を説明するものである。
a)第1層のために使用される溶液:
3−アミノプロピルトリエトキシシラン5.0重量部および水95.0重量部を混合し、その後、室温で6時間放置した。該混合物は今や使用可能である。
b)第2層のために使用される混合物
例1b)と同様であるが、ただしTECOL OG25を1.5重量部、水98重量部および3−アミノプロピルトリエトキシシラン0.5重量部を使用。
c)比較のため:
例1c)と同様の標準冷間コーティング処理、ただしTECOL OG25を1.5重量部および水98.5重量部を使用。
強度改善シラン溶液の適用は、ビン温度約83℃で行い、引き続きシラン変性ポリエチレン分散液を約60℃で塗布した。被覆は、噴霧法の変法を用いて行う。試験シリーズに関して、それぞれ冷却炉送出口の型番号の内圧強度を1分後、5分後および10分後の線シミュレータで確認し、かつ標準コーティング処理したビンの内圧強度と比較する。第2表は確認された内圧強度をこれに属する標準偏差と共に示している。
Figure 0004447660
例3:
以下の処方は、第1層のため、および/または第2層のための冷間コーティング処理剤の製造に適切なオルガノポリシロキサン含有組成物になる。
3−アミノプロピルトリエトキシシラン265.2g(1.2モル)、プロピルメチルジメトキシシラン88.8g(0.6モル)およびプロピルトリメトキシシラン98.4g(0.6モル)からなる、装入混合物に、10分以内に水86.4gを計量供給する。その際に温度は25℃から50℃に上昇する。反応混合物を60℃で2時間撹拌する。その後、生じた加水分解アルコール136gを250ミリバールおよび45℃で留去する。引き続き水274gおよび84重量%の水性ギ酸72.3gからなる混合物を15分以内に計量供給する;その際に温度は45℃から55℃に上昇する。次いで約4時間以内にエタノール/メタノール/水の混合物を留去し(200〜133ミリバール;50℃)、かつ同時に水を補充し、溶液の濃度を一定に保持する。塔頂温度が約50℃であり、かつ塔頂生成物がまだ水のみを含有しているときに、蒸留を終了する。次いで生成物を水で2262gの重量に調整する。
こうして例1および2と同様に良好な結果が得られる。
例4
以下の処方でもまた、オルガノポリシロキサン含有組成物が得られ、これは第1層のためおよび/または第2層のための冷間コーティング処理剤の製造のために適切であり、その際、前記の例においてと同様の良好な結果が得られる。
3−アミノプロピルトリエトキシシラン304.3g(1.376モル)を、メチルトリエトキシシラン101.1g(0.568モル)と一緒に、加熱可能な撹拌反応器(内部温度計、浸漬管を介した供給装置、蒸留装置、真空ポンプへの接続部)に装入する。引き続きH2O 608.5g(33.8モル)、ここから最初の50gは極めてゆっくり(発熱性加水分解)計量供給し、その際に温度は50〜55℃になる。加水分解反応の終了時に、温度は低下する。加熱装置の調整によりできる限り迅速に再度55℃に温度を調整する。さらに2時間撹拌し、その後生じたEtOHを135ミリバールの真空中で留去する。その際に塔底温度は75℃を越えてはならない。留出液約50gの取り出し後に、H2O 50gを補充する。100gの取り出しの際に、留出液試料をとり、かつGC分析にかける。H2OおよびEtOHのGC分配から、ならびに取り出した容量から、補充するべきH2Oの量を決定する。その後に留出液100gを取り出す毎に、試料分析を行い、不足する容量をH2Oで補充し、かつ留去したEtOHの量を決定する。塔底温度75℃での蒸留の終了は、同時に反応の終了である[除去量:EtOH約265g(5.8モル)ならびにH2O約95g(5.3モル);補充のために必要なH2O:約350g(19.4モル)]。残留した塔底液を、さらにH2Oを添加することにより、当初蒸留の前に存在していた質量に調整する。
例5
以下の処方でもまた、第1層のためおよび/または第2層のための冷間コーティング処理剤を製造するために適切なオルガノポリシロキサン含有組成物が得られ、この場合、前記の例と同様に良好な結果が得られる。
3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン708g(3.0モル)を、加熱可能な撹拌反応器(内部温度計、浸漬管を介した供給装置、蒸留装置、真空ポンプへの接続部)に装入する。H2O 162g(9.0モル;3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン1モルあたり3.0モル)およびHCOOH3.5g(85%のもの)を混合し、かつ20分以内に添加する。その際に温度は20℃から35℃に上昇する。反応混合物を60℃で2時間撹拌する。その後、加水分解アルコールを300〜133ミリバールの圧力で、および塔底温度40〜50℃で留去し、かつH2O[約500g(27.8モル)]により補充する。塔頂温度が約50℃であり、かつ塔頂生成物がまだ水のみを含有しているときに、蒸留を終了し、かつ生成物をH2O[約825g(45.8モル)]で1770gの重量に調整する。

Claims (21)

  1. 製造プロセスにおいて、中空ガラス容器を製造するための機械の後方に配置された冷却炉の出口の範囲内で、トリアルコキシシラン、ジアルコキシシランおよび/またはテトラアルコキシシランもしくはその加水分解生成物および/または縮合生成物を含有する、水基剤の冷間コーティング処理剤を用いて中空ガラス容器の被覆を第1層として行う、表面シール中空ガラスビンの製造方法において、前記の第1層に引き続き、以下の成分:
    I.以下のもの:
    a)官能基を1つ有する、一般式:
    A−Si(R1(OR*3-y
    のアルコキシシランQモルおよび
    b)以下のもの:
    α)一般式:
    2−Si(OR**3 II
    のトリアルコキシシランおよび/または
    β)一般式:
    34Si(OR***2 III
    のジアルコキシシランおよび/または
    γ)一般式:
    Si(OR****4 IV
    のテトラアルコキシシラン
    から選択されたアルコキシシランMモル
    [前記式中、
    Aは、直接あるいは脂肪族または芳香族炭化水素基を介してケイ素と結合したアミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アミド基、エポキシ基、アクリルオキシ基、メタクリルオキシ基、シアノ基、イソシアナト基、ウレイド基、チオシアナト基、メルカプト基、スルファン基またはハロゲン基を少なくとも1個有する置換基を表し、
    1=メチル、エチルまたはA(前記の通り)、
    y=0または1、
    *、R**、R***およびR****は、互いに無関係に1〜8個の炭素原子を有するアルキル基、またはアルキル[(ポリ)エチレングリコール]基で置換されている相応するアルキル基であり、
    2、R3およびR4は、互いに無関係にアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基またはそれぞれ最大で18個の炭素原子を有する芳香族基あるいは一部フッ素化されたまたは過フッ素化されたおよび/またはアルキルオキシ基で、および/またはアリールオキシ基で置換されている基である]
    から、モル比0≦M/Q≦20で製造された水基剤のオルガノポリシロキサン含有組成物、
    II.以下のもの:
    a)ロウおよび/または
    b)脂肪酸部分エステルおよび/または
    c)脂肪酸および/または
    d)界面活性剤
    から選択されたケイ素不含の成分、
    を含有する水基剤の冷間コーティング処理剤の第2層を塗布することを特徴とし、さらに、水基剤の冷間コーティング処理剤は、0.1〜10重量%の乾燥分割合を有し、その際、乾燥分に対して、オルガノポリシロキサン含有組成物(成分I)対ケイ素不含の成分IIの重量比は、0.05:1〜20:1である
    ことを特徴とする、表面シール中空ガラス容器の製造方法。
  2. シランI〜IVの混合物中でケイ素原子1個あたり平均して少なくとも2.4個のアルコキシ基OR*、OR**、OR***もしくはOR****が、含有されている、請求項1記載の方法。
  3. 水基剤のオルガノポリシロキサン含有組成物を、一般式I〜IVによるシラン組成物と水とを混合し、かつ室温で少なくとも3時間以上放置することにより製造する、請求項1または2記載の方法。
  4. 一般式I〜IVによるシラン組成物に、使用されるアルコキシシラン1モルあたり水0.5〜30モルを添加し、かつ反応の際に生じたアルコールを蒸留により除去することにより、水基剤のオルガノポリシロキサン含有組成物を製造する、請求項1または2記載の方法。
  5. 式II〜IVのアルコキシシランおよび式Iの官能性アルコキシシランが互いに0≦M/Q≦12の比である、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 式II〜IVのアルコキシシランおよび式Iの官能性アルコキシシランが互いに0.02≦M/Q≦7の比である、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 式II〜IVのアルコキシシランおよび式Iの官能性アルコキシシランが互いに0.1≦M/Q≦4の比である、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 新しく製造された中空ガラス容器の表面が四塩化チタンまたは塩化スズからなる熱間コーティング処理を有している、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 水性分散液としてロウを使用する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 使用される被覆剤が、有機補助溶剤を10重量%まで含有する、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 第2層のために使用される被覆剤が、0.1〜8重量%の乾燥分割合を有する水性系である、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 乾燥分割合が、0.2〜5重量%である、請求項11記載の方法。
  13. 乾燥分割合が、0.5〜3重量%である、請求項11記載の方法。
  14. 乾燥分に対して、オルガノポリシロキサン含有組成物I対ケイ素不含の成分IIの重量比が0.05:1〜5:1である、請求項1から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 重量比が0.1:1〜2:1である、請求項14記載の方法。
  16. オルガノポリシロキサン含有組成物が、第2層のために使用される被覆剤中に最大5重量%まで含有されている、請求項1から15までのいずれか1項記載の方法。
  17. オルガノポリシロキサン含有組成物が、被覆剤中に0.03〜2重量%まで含有されている、請求項16記載の方法。
  18. オルガノポリシロキサン含有組成物が、被覆剤中に0.05〜1重量%まで含有されている、請求項17記載の方法。
  19. オルガノポリシロキサン含有組成物が、被覆剤中に0.1〜1重量%まで含有されている、請求項18記載の方法。
  20. 冷間コーティング処理剤を施与する際のガラス表面の温度が、30〜150℃の範囲である、請求項1から19までのいずれか1項記載の方法。
  21. ガラス表面の温度が、70〜110℃の範囲である、請求項20記載の方法。
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