JP4447541B2 - 日焼け止め化粧料 - Google Patents
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Description
これらのうち、UVA及びUVBは、オゾン層により吸収・散乱されることなく地上に到達し、様々な悪影響を及ぼす。UVBは、紅斑や水疱等を引き起こすことが知られており、UVAは、被爆後数分以内に起こる皮膚の黒化である即時型黒化を引き起こすことのみならず、全身の免疫機能を低下させることや皮膚癌の発生を誘発すること等が解明されつつある。
しかしながら、酸化チタンとジベンゾイルメタン系化合物とを併用すると、経時で黄変が生じ、品質に悪影響を与えていた。
このような経時での変色を解決するための手段としては、エデト酸、メタリン酸、ポリリン酸等の金属イオン封鎖剤を使用する方法(特許文献1)や、二酸化チタンをシリコーン被覆する方法(特許文献2)、酸化チタンをシリカ被覆する方法(特許文献3)等が知られている。
このような結晶析出を解決するための手段としては、酸化チタンをシリカ被覆する方法(特許文献3)等が有効とされている。
本発明の目的は、UVB及びUVAの防御性に優れ、且つ経時で結晶が析出せず使用感の良好な日焼け止め化粧料を提供することにある。
酸化チタンは表面活性が高いため、製品に配合すると他成分を分解・変質させることがあるために、一般に製造段階で結晶格子中にアルミニウムを存在させたり、水酸化アルミニウムやアルミナによりコーティングされたりした状態で市販されている(酸化チタン 物性と応用技術 清野学 著 技報堂出版 1991年発行 第177〜178頁参照)。そのため、これら由来のアルミニウムイオンが、経時での錯体結晶析出を著しく促進させていることがわかった。
そして、実質的にアルミニウムを含まない酸化チタンを疎水化処理した改質酸化チタンを用いることにより、錯体結晶が析出せず、優れた使用感を維持できる化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
ジベンゾイルメタン系化合物とを含有することを特徴とする。
前記改質酸化チタンは、実質的にアルミニウムを含まない酸化チタンの表面をシリカ被覆後に疎水化処理したものであることが好ましい。
表面被覆量の合計は、酸化チタンに対して1〜20質量%であることが好ましい。
ジベンゾイルメタン系化合物は、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンであることが好ましい。
前記化粧料は、更に長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを含有することが好ましい。
前記化粧料は、実質的にアルミニウムイオンを含まないことが好ましい。
前記化粧料は、実質的に亜鉛イオンを含まないことが好ましい。
本発明の日焼け止め化粧料は、実質的にアルミニウムを含まない酸化チタンの表面を疎水化処理した改質酸化チタンと、
ジベンゾイルメタン系化合物とを含有することを特徴とする。
特に、酸化チタン表面をシリカ被覆後に疎水化処理した改質酸化チタンを用いることが好ましい。
本発明においては、表面のみならず、結晶格子中にも実質的にアルミニウムを含まない酸化チタンを用いる。
本発明において、実質的にアルミニウムを含まない酸化チタンとしては、平均粒子径が0.15μm以下の微粒子酸化チタンを用いると、化粧料塗布時に白浮きせず、透明感のある自然な仕上がりが得られるため好ましい。また本発明の技術は、比表面積の大きい微粒子酸化チタンに特に有効である。
酸化チタンにはアナターゼ型とルチル型の2つの結晶型があるが、本発明に用いる酸化チタンは、ルチル型であることが好ましい。一般にアナターゼ型は、ルチル型に比べて光触媒活性が高いため好ましくない。
シリコーン類としては、ポリオルガノシロキサン類(シリコーンオイル)、シラン類及びその加水分解生成物等が挙げられる。
ポリオルガノシロキサン類は、その側鎖や末端が、アルキル基、フルオロアルキル基、高級脂肪酸、フェニル基等の非反応性の疎水性官能基で変性されているもの、あるいは水素基、エポキシ基、メタクリル基等の反応性の疎水性官能基で変性されているものである。
シラン類は、アルキル基、フルオロアルキル基、高級脂肪酸、フェニル基等の非反応性の疎水性官能基を有するもの、あるいはビニル基、エポキシ基、メタクリル基等の反応性の疎水性官能基を有するもの(シランカップリング剤)である。
シラン類の加水分解生成物とは、加水分解性シランが有するアルコキシ基、水酸基、ハロゲン基等の加水分解性基が加水分解されてシラノールになったもの、シラノール同士が重縮合しシロキサン結合を有するオリゴマーやモノマーになったもの、及びこれらの混合物である。
ポリオルガノシロキサン類の中ではジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサンが、シラン類の中ではカプリリルトリエトキシシランが、所望の効果が得られやすく、また他の化粧料成分との親和性が優れるため特に好ましい。
高級脂肪酸としては、ステアリン酸、ラウリン酸、オレイン酸、パルミチン酸、リノール酸、リノレイン酸等が挙げられる。中でもステアリン酸、ラウリン酸、オレイン酸が所望の効果が得られやすく好ましい。
また本発明においては、酸化チタンを疎水化処理することにより、化粧料としての耐水性が高くなるという効果も有する。
被覆処理に用いられるシリカは、結晶性でも非結晶性でも良い。
酸化チタンにシリカを被覆する方法は、特に限定されず従来の方法を用いることができる。例えば、酸化チタンの水性懸濁液にシリカゾルを添加し、酸化チタン表面にシリカを析出させる方法、酸化チタンを芯材としてシリカと湿式又は乾式にて混合粉砕処理するメカノケミカル反応による方法等が挙げられる。
本発明の化粧料において、改質酸化チタンの配合量は、特に限定されず目的に応じて適宜調整することができるが、具体的には1〜50質量%、特に5〜30質量%、さらに10〜20質量%とすることが好ましい。50質量%を超えると、塗布時にきしみ感が生じ、また塗布色が白くなってしまい自然さが失われることがある。1質量%未満であると、有効なUVB遮蔽効果が望めない。
本発明においては、ジベンゾイルメタン系化合物として、特に4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタン(すなわちアボベンゾン)を用いることが好ましいがこれに限定されない。アボベンゾンは高いUVA吸収性を有する紫外線吸収剤であり、仏国特許出願公開第2,326,405号、仏国特許出願公開第2,440,933号、並びに欧州特許出願公開第0,114,607号に詳細に記載されている。
アボベンゾンとしては、市販品(例えばParsol 1789TM:DSMニュートリション社製)を使用することもできる。
例えば、アントラニラート類;ケイ皮酸誘導体;サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体;ベンゾフェノン誘導体;β,β'-ジフェニルアクリラート誘導体;ベンゾトリアゾール誘導体;ベンザルマロナート誘導体;ベンゾイミダゾール誘導体;イミダゾリン類;ビスベンゾアゾリル誘導体;p-アミノ安息香酸(PABA)誘導体;メチレンビス(ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール)誘導体等から任意の一種又は二種以上を用いることができる。
本発明の化粧料には、さらに長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを配合することが、使用感や安定性の点から好ましい。
長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンは、長鎖アルキル基を含有する基とポリオキシアルキレン基とで共変性されたオルガノポリシロキサンである。例えば、ポリオキシエチレンアルキルポリシロキサン・ポリオキシプロピレンアルキルポリシロキサン・ジメチルポリシロキサン共重合体、メチルポリシロキサン・アルキルメチルポリシロキサン・ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体等の骨格を有するもの等を使用することができ、中でもメチルポリシロキサン・セチルメチルポリシロキサン・ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体を好ましいものとして挙げる事ができる。
また、市販品としては、ABIL EM−90TM、ABIL B9806TM(共にゴールドシュミット社製)等を挙げることができる。
これらの長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンは、必要に応じて一種又は二種以上を用いることができる
長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンの配合量は、特に限定されないが、化粧料中0.1〜10質量%、特に1〜5質量%であることが好ましい。
化粧料中、油分の配合量は合計で5〜80質量%、特に5〜50質量%であることが好ましい。5質量%未満であるとジベンゾイルメタン系化合物を十分溶解しきれず、また保湿性及びその持続性等が充分得られない。80質量%を超えて配合すると使用感が油っぽくなることがある。
その他の粉体としては、例えば、タルク、マイカ、カオリン等の体質顔料、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、グンジョウ、コンジョウ、酸化チタン・酸化鉄等の着色顔料、タール色素、天然色素等の有機顔料、雲母チタン、酸化鉄雲母チタン、オキシ塩化ビスマス等のパール剤、その他ナイロンパウダー、シリコンパウダー、シルクパウダー等の有機粉体が挙げられる。必要に応じて、これらの1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
以上のことから、本発明の化粧料は、実質的にアルミニウムイオンあるいは亜鉛イオンを含まないことが好ましく、さらに化粧料中でアルミニウムイオンあるいは亜鉛イオンを溶出する粉体を実質的に含まないことが好ましい。
しかしながら、特開平09−2929号公報においては、経時で生じる結晶析出については全く配慮されていない。そして、アルミナ被覆した酸化チタンを使用しているため、アルミニウムイオンとジベンゾイルメタン誘導体との間に生成する金属塩に起因して、経時で錯体(針状結晶)が生じ、ザラザラとした不快な使用感を与えてしまっていた。
しかしながら、特開平11−217322号公報においては、経時で結晶析出が生じるのは、主にアルミニウムイオンの影響であることについて気づいていないため、アルミニウムを含む通常の酸化チタンを使用している上、疎水化処理を行っていない。さらに、酸化チタンに対して表面被覆量が多いので、所望の紫外線防御効果を得るためには、相対的に配合量を多くする必要があり、製剤処方上好ましくないことがあった。
本発明について以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではない。配合量は特記しない限り、その成分が配合される系に対する質量%で示す。
(安定性試験方法)
結晶析出及び変色の有無について、以下の評価基準に基づいて評価することにより安定性を試験した。
調製後25℃の恒温槽に30日間静置保存後の化粧料について、結晶析出の有無及び着色の有無について顕微鏡にて観察した。
○:結晶析出なし
△:やや結晶析出あり
×:結晶析出あり
(2)変色
各化粧料に人工太陽光(サンテストXLS:アトラス社製)を7時間照射(夏期の約1日曝露量25.5MJ/m2に相当)し、変色の有無を目視にて観察した。
○:変色なし
△:やや変色あり
×:変色あり(黒っぽく変化)
試 験 例
1-1 1-2 1-3 1-4 1-5 1-6
酸化チタン(アルミナ被覆あり) 1.0 3.0 5.0 10.0 20.0 30.0
アボベンゾン 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0
セバシン酸ジイソプロピル 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0
2−エチルヘキサン酸セチル 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体
1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5
有機変性ベントナイト 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5
ジプロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
防腐剤 適量 適量 適量 適量 適量 適量
イオン交換水 残余 残余 残余 残余 残余 残余
結晶析出 ○ △ × × × ×
変色 ○ △ △ × × ×
ところが、アルミナ被覆酸化チタンを、UVBを十分に防御できる量配合すると、針状結晶析出及び変色が起こってしまった。
このように、通常市販されているアルミナ処理した酸化チタンをアボベンゾンと併用する場合、紫外線防御能と経時安定性とを両立させることはできなかった。
(表2)
試 験 例
2-1 2-2 2-3 2-4 2-5 2-6
シリカ10%被覆酸化チタン 1.0 3.0 5.0 10.0 20.0 30.0
(アルミナ被覆あり)
アボベンゾン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0
セバシン酸ジイソプロピル 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0
2−エチルヘキサン酸セチル 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体
1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5
有機変性ベントナイト 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5
ジプロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
防腐剤 適量 適量 適量 適量 適量 適量
イオン交換水 残余 残余 残余 残余 残余 残余
結晶析出 ○ △ × × × ×
変色 ○ △ △ △ × ×
試 験 例
3-1 3-2 3-3 3-4 3-5 3-6
シリカ30%被覆酸化チタン 1.0 3.0 5.0 10.0 20.0 30.0
(アルミナ被覆あり)
アボベンゾン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0
セバシン酸ジイソプロピル 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0
2−エチルヘキサン酸セチル 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体
1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5
有機変性ベントナイト 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5
ジプロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
防腐剤 適量 適量 適量 適量 適量 適量
イオン交換水 残余 残余 残余 残余 残余 残余
結晶析出 ○ ○ △ × × ×
変色 ○ ○ ○ ○ ○ ○
一方、シリカ被覆量が30質量%である場合には、変色は起こらなかったが、結晶析出に対する効果は未だ低かった。シリカ被覆量を50質量%以上にまで増量すれば、結晶析出に対してある程度の防止効果が得られる可能性もある。しかしながら、シリカ被覆量を増やし過ぎると、酸化チタン分が少なくなり、配合量に見合った紫外線防御効果が得られなくなるため好ましくない。
(表4)
試 験 例
4-1 4-2 4-3 4-4 4-5 4-6
酸化チタン(アルミナ被覆なし) 1.0 3.0 5.0 10.0 20.0 30.0
アボベンゾン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0
セバシン酸ジイソプロピル 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0
2−エチルヘキサン酸セチル 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体
1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5
有機変性ベントナイト 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5
ジプロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
防腐剤 適量 適量 適量 適量 適量 適量
イオン交換水 残余 残余 残余 残余 残余 残余
結晶析出 ○ ○ ○ ○ ○ ○
変色 △ × × × × ×
酸化チタンは、その光触媒活性を抑制するために、一般にアルミナ処理された状態で市販されているが、このアルミナが、ジベンゾイルメタン系化合物との間に錯体を形成し、結晶析出の原因となっていることは、これまで全く知られていなかった。
一方で、表4の酸化チタンは表面処理を行っていないために、やはり光触媒活性に起因する変色が生じてしまった。
(表5)
試 験 例
5-1 5-2 5-3 5-4 5-5 5-6
シリカ10%被覆酸化チタン 1.0 3.0 5.0 10.0 20.0 30.0
(アルミナ被覆なし)
アボベンゾン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0
セバシン酸ジイソプロピル 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0
2−エチルヘキサン酸セチル 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体
1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5
有機変性ベントナイト 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5
ジプロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
防腐剤 適量 適量 適量 適量 適量 適量
イオン交換水 残余 残余 残余 残余 残余 残余
結晶析出 ○ ○ ○ ○ ○ ○
変色 ○ ○ △ × × ×
試 験 例
6-1 6-2 6-3 6-4 6-5 6-6
シリカ30%被覆酸化チタン 1.0 3.0 5.0 10.0 20.0 30.0
(アルミナ被覆なし)
アボベンゾン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0
セバシン酸ジイソプロピル 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0
2−エチルヘキサン酸セチル 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体
1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5
有機変性ベントナイト 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5
ジプロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
防腐剤 適量 適量 適量 適量 適量 適量
イオン交換水 残余 残余 残余 残余 残余 残余
結晶析出 ○ ○ ○ ○ ○ ○
変色 ○ ○ ○ △ △ △
(表7)
試 験 例
7-1 7-2 7-3 7-4 7-5 7-6
疎水化処理/シリカ被覆酸化チタン 1.0 3.0 5.0 10.0 20.0 30.0
(アルミナ被覆なし)
アボベンゾン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0
セバシン酸ジイソプロピル 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0
2−エチルヘキサン酸セチル 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体
1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5
有機変性ベントナイト 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5
ジプロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
防腐剤 適量 適量 適量 適量 適量 適量
イオン交換水 残余 残余 残余 残余 残余 残余
結晶析出 ○ ○ ○ ○ ○ ○
変色 ○ ○ ○ ○ ○ ○
また上記の疎水化処理/シリカ被覆酸化チタンにおいては、被覆量が少なく酸化チタン分が多いため、化粧料中のその配合量が少なくてもUVB及びUVA共に十分に防御効果が発揮された。
以上のように、本発明の日焼け止め化粧料においては、ジベンゾイルメタン系化合物と共に、実質的にアルミニウムを含まない酸化チタンを疎水化処理した改質酸化チタンを用いることにより、UVB及びUVAを十分に防御することができ、経時での錯体結晶の析出及び変色が抑制され、優れた使用感を長期間維持できることが確認された。
(製造方法)
アルミニウム非含有ルチル型酸化チタン(平均粒子径:0.02×0.09μm)2kgを水性スラリーにし、60℃に加温して、SiO3として100g/Lのケイ酸ナトリウム水溶液3Lを1時間かけて添加し、次いで90℃に昇温して1時間熟成した。次いで20%硫酸でpHを5.5になるように30分間かけて中和し、シリカで複合体の表面を被覆した。
次いで、20%硫酸でpHを3として、ジメチルポリシロキサン・メチルハイドロジェンポリシロキサン100gを添加し、30分間攪拌後、水酸化ナトリウムでpH10として、1時間熟成した。これを中和・濾過・洗浄、乾燥し、ジェットミルを用いて粉砕した。
(製造方法)
アルミニウム非含有ルチル型酸化チタン(平均粒子径:0.015×0.06μm)を用いて、粉体1に準ずる方法で製造した。
(製造方法)
アルミニウム非含有ルチル型酸化チタン(平均粒子径:0.015×0.06μm)を用い、且つジメチルポリシロキサン・メチルハイドロジェンポリシロキサンの代わりにカプリリルトリエトキシシラン160gを用いて、粉体1に準ずる方法で製造した。
(製造方法)
アルミニウム非含有ルチル型酸化チタン(平均粒子径:0.01×0.04μm)を用い、且つジメチルポリシロキサン・メチルハイドロジェンポリシロキサンの代わりにカプリリルトリエトキシシラン200gを用いて、粉体1に準ずる方法で製造した。
(製造方法)
アルミニウム非含有ルチル型酸化チタン(平均粒子径:0.015×0.06μm)2kgを水性スラリーにし、20%硫酸でpHを3として、ジメチルポリシロキサン・メチルハイドロジェンポリシロキサン100gを添加し、30分間攪拌後、水酸化ナトリウムでpH10として、1時間熟成した。これを中和・濾過・洗浄、乾燥し、ジェットミルを用いて粉砕した。
(製造方法)
ジメチルポリシロキサン・メチルハイドロジェンポリシロキサンの代わりにカプリリルトリエトキシシラン300gを用いて、粉体5に準ずる方法で製造した。
(製造方法)
アルミニウム非含有アナターゼ型酸化チタン(平均粒子径:0.015×0.015μm)を用い、且つジメチルポリシロキサン・メチルハイドロジェンポリシロキサンの代わりにカプリリルトリエトキシシラン200gを用いて、粉体5に準ずる方法で製造した。
(製造方法)
市販のシリカ・アルミナ被覆ルチル型酸化チタン(平均粒子径:0.015×0.06μm、シリカ被覆量15%、アルミナ被覆量1.5%)2.33kgを水性スラリーにし、これに、ステアリン酸ナトリウムを160g添加し、30分間攪拌した後、20%硫酸でpHが6になるように40分間かけて中和した。これを濾過・洗浄、乾燥し、ジェットミルを用いて粉砕した。
(製造方法)
市販のシリカ・アルミナ被覆ルチル型酸化チタン(平均粒子径:0.015×0.06μm、シリカ被覆量15%、アルミナ被覆量4%)2.38kgを用い、ステアリン酸ナトリウムの代わりにジメチルポリシロキサン・メチルハイドロジェンポリシロキサン100gを用いて、粉体8に準ずる方法で製造した。
(製造方法)
市販のシリカ・アルミナ被覆ルチル型酸化チタン(平均粒子径:0.015×0.06μm、シリカ被覆量15%、アルミナ被覆量4%)2.38kgを用い、ステアリン酸ナトリウムの代わりにカプリリルトリエトキシシラン500gを用いて、粉体8に準ずる方法で製造した。
(製造方法)
市販のアルミナ被覆ルチル型酸化チタン(平均粒子径:0.015×0.06μm、アルミナ被覆量15%)2.3kgを用いて、粉体8に準ずる方法で製造した。
(製造方法)
市販のアルミナ被覆アナターゼ型酸化チタン(平均粒子径:0.015×0.015μm、アルミナ被覆量15%)2.3kgを用いて、粉体8に準ずる方法で製造した。
(製造方法)
市販の酸化亜鉛(平均粒子径:0.02μm、アルミナ被覆なし)2kgを用いて、粉体1に準ずる方法で製造した。
(液状サンスクリーンローションの処方)
(1)イオン交換水 18.7部
(2)パラベン 0.3部
(3)エタノール 5.0部
(4)フェノキシエタノール 0.3部
(5)ブチレングリコール 5.0部
(6)グリセリン 2.0部
(7)疎水性粘土鉱物 0.2部
(8)球状ポリメタクリル酸メチル粉体 3.0部
(9)環状ポリシロキサン 30.0部
(10) PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン
(KF6028TM 信越化学社製) 2.0部
(11)炭酸ジエチルヘキシル 10.0部
(12)オクトクリレン 5.0部
(13)オクチルメトキシシンナメート 5.0部
(14)アボベンゾン(Palsol 1789TM:DSMニュートリション社製) 3.5部
(15)上記表8の各粉体 10.0部
A.成分2を成分3に溶解して成分1に添加し、成分4〜6を混合する(水相)。
B.成分7〜14を溶解混合した油分に、成分15をディスパーにて分散する(油相)。
C.水相に油相をホモミキサーで攪拌しながら添加混合し、容器に充填する。
各化粧料について、25℃及び40℃で30日間静置保存後の結晶析出の有無を顕微鏡にて観察した。
○:結晶析出なし
×:結晶析出あり
各化粧料に人工太陽光(サンテストXLS:アトラス社製)を7時間照射(夏期の約1日曝露量25.5MJ/m2に相当)し、変色の有無を目視にて観察した。
○:変色なし
×:変色あり(黒っぽく変化)
各化粧料を25℃にて30日間保存し、使用感触について0〜6の評点をつけ、10人のパネラーの平均値を算出し、以下の基準で評価した。
◎(非常に良好):5.0〜6.0
○(良好) :3.0〜4.9
△(やや不良) :1.0〜2.9
×(不良) :0〜0.9
専門パネル10名の上腕に各化粧料を塗布し、2時間後に水洗を行い、耐水性を以下の基準で評価した。
○:耐水性がある:10名中8名以上が耐水性良好と回答した。
△:耐水性がややある:10名中4〜7名が耐水性良好と回答した。
×:耐水性がない:10名中3名以下が耐水性良好と回答した。
一方、アルミナ処理を行っていない酸化チタンを疎水化処理した場合には、結晶析出が生じなかった(試験例8−1〜8−7)。しかしながら、シリカ処理していない場合には、光触媒活性による変色が生じるため、遮光ビン等に入れて保存する等の対策が必要である(試験例8−5〜8−7)。これに対し、シリカ処理及び疎水化処理をした酸化チタンである粉体1〜4を配合した化粧料は、結晶析出も変色も起こらず、なめらかで使用性が良好な状態を保っていた。しかも、耐水性に優れていた(試験例8−1〜8−4)。
特に、シリカ被覆後に疎水化処理した改質酸化チタンを用いると、光触媒活性による変色が生じない化粧料が得られるため、好ましい。
(処方) (質量%)
(1)長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン
(ABIL EM90TM;ゴールドシュミット社製) 2.0
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
(3)オクトクリレン(ユビナールN539T BASF社製) 5.0
(4)コハク酸ジエチルヘキシル 5.0
(5)イソノナン酸イソノニル 5.0
(6)アボベンゾン(Palsol 1789:DSMニュートリション社製) 0.8
(7)シリカカプリリルトリエトキシシラン処理酸化チタン 8.0
(表8の粉体4)
(12)精製水 残 量
(13)グリセリン 3.0
(14)エタノール 5.0
(15)防腐剤 適 量
(16)トリエタノールアミン 1.9
(17)フェニルベンズイミダゾールスルホン酸 3.0
(ネオヘリオパンハイドロ シムライズ社製)
(18)香料 適 量
(製法)
A:成分3〜6を加熱混合する。
B:成分1〜2に粉体7〜11を混合分散し、上記Aを加える。
C:成分12〜16を混合し、17を加えて攪拌溶解する。
E:上記BにCと成分13を添加し、乳化する。
25℃で30日間保存後の結晶の発生:無し
粘度:18600mPa・s
本実施例の化粧料は、肌上での伸び広がりが良く、経時安定性に優れる日焼け止めクリームであった。
(処方) (質量%)
(1)オクチルメトキシシンナメート 10.0
(2)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン/ソルビトール 1.0
(ポリソルベート80)
(3)アボベンゾン 3.5
(4)シリカカプリリルトリエトキシシラン処理酸化チタン 10.0
(表8の粉体3)
(5)カプリリルメチコン 20.0
(6)精製水 残 量
(7)1,3−ブチレングリコール 5.0
(8)グリセリン 2.0
(9)アスコルビルグルコシド 2.0
(10)カルボキシビニルポリマー 0.3
(シンタレンLTM:シグマ社製)
(11)水酸化ナトリウム 0.45
(12)防腐剤 適 量
(13)香料 適 量
(製法)
A:成分1〜3を加熱する。
B:成分4を成分5に混合分散し、上記Aを加える。
C:成分6〜12を混合する。
E:上記CにBと成分13を添加し、乳化する。
25℃で30日間保存後の結晶の発生:無し
粘度:4200mPa・s
本実施例の化粧料は、肌上での伸び広がりが良く、経時安定性に優れる日焼け止めエッセンスであった。
(処方) (質量%)
(1)水 34
(2)エタノール 3
(3)1,3−ブチレングリコール 9
(4)グリセリン 2
(5)ラウロイルサルコシンイソプロピル 5
(エルデュウSL205TM 味の素株式会社製)
(6)イソノナン酸イソノニル 3
(7)スクワラン 1
(8)オクトクリレン 10
(9)アボベンゾン 2
(10)酢酸トコフェロール 0.1
(11)セラミド 1
(12)脂肪酸ジグリセリド 0.8
(13)揮発性環状シリコン 10
(14)ジメチコンコポリオール 1.5
(15)シリカジメチコン・メチコン処理酸化チタン 5.0
(表8の粉体1)
(14)シリカ粉末 3
(製法)
A:成分5〜12を加熱する。
B:成分15を成分13〜14に混合分散し、上記Aを加える。
C:成分1〜4を混合する。
E:上記CにBと成分13を添加し、乳化する。
25℃で30日間保存後の結晶の発生:無し
粘度:3450mPa・s
本実施例の化粧料は、肌上での伸び広がりが良く、経時安定性に優れる日焼け止めエッセンスであった。
Claims (6)
- 実質的にアルミニウムを含まないルチル型酸化チタンの表面を、酸化チタンに対して1〜20質量%のシリカで被覆後に疎水化処理した改質酸化チタンと、ジベンゾイルメタン系化合物とを含有する日焼け止め化粧料。
- 改質酸化チタンにおいて、シリカ及び疎水化処理剤による表面被覆量の合計が酸化チタンに対して18〜25質量%であることを特徴とする請求項1に記載の日焼け止め化粧料。
- ジベンゾイルメタン系化合物が、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンであることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の日焼け止め化粧料。
- 更に長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の日焼け止め化粧料。
- 実質的にアルミニウムイオンを含まないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の日焼け止め化粧料。
- 実質的に亜鉛イオンを含まないことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の日焼け止め化粧料。
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