JP4447432B2 - 二種内容物混合容器 - Google Patents
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Description
そのため、キャップを強い力で回転させたり、ストッパーを取外したりしなければならず、手間がかかるという問題があった。
さらに、キャップの頂壁に押棒が垂設されているため、内容物混合後には、押棒は全く不要な部分であり、開封時に邪魔になったりするという問題があった。
混合後には、中栓の上昇に応じてキャップと封緘帯との間の連結片が切断されて、キャップと中栓と切断部材とを一緒に取り外すことができ、キャップの開閉操作が容易に行われるようになった。
図1において、Aは液体または粉体等の内容物を収納した容器本体、Bは収納部を設け、容器本体Aの口筒部に上下方向に摺動自在として装着される中栓、Cは中栓Bに上下方向に摺動自在に装着され、中栓の底部を切断する切断部材、Dは容器本体Aの口部に取着され、中栓Bと切断部材Cを覆うキャップである。
口部拡径部2の上部外周には、キャップDを装着するための係止突条8が設けられている。
外筒10の内周面は、容器本体Aの口筒部1外周面に上下方向に摺動自在に接合し、所定の位置には、口筒部1の外周に設けられた案内溝6に嵌入するリブ14が配設されている。
なお、本明細書における左ねじとは、従来の容器、その他に使われている右ねじ(軸方向を見たとき時計回りにたどればその人から遠ざかるねじ山をもったねじ)に対して、反時計回りにたどれば遠ざかるねじ山をもったねじを左ねじという。
内筒12の下端内周側には、底壁17が連設されており、該底壁17には、内筒12内周に沿って切断溝18が刻設されている。
周壁21の下端は、斜めに切截され、下端縁には、中栓Bの内筒12の底壁17の切断溝18を切断する切断刃23が形成されている。
封緘帯31の内周には、容器本体Aの口部拡径部2に設けられた係止突条8に係合する係止突条32が設けられている。
まず始めに、混合容器の組立方法について説明する。
図4に示すように、切断部材Cを頂壁20を下にして倒立させ、液体、または粉末等、容器本体Aに収納する内容物とは異なる内容物を、切断部材Cの周壁21内に入れる。
その際、中栓B内筒12の係合突条15が、切断部材Cの周壁21と嵌合して、収納部C1内を密封する。
かくして、切断部材Cと中栓Bによって、内容物を収納した中栓Bが得られる。
その際、容器本体Aの口筒部1外周に設けられた案内溝6に、中栓Bの外筒10内周に設けられたリブ14が嵌入して、容器本体Aの口筒部1の内、外周に、中栓Bの内筒12外周と外筒10内周が密接に係合しながら、容器本体Aの口筒部1の上端と、中栓Bの上壁11の下面が当接することにより、中栓Bによって容器本体Aが密封される。
その際、キャップD下端の封緘帯31内周に設けられた係止突条32が、容器本体Aの口部拡径部2に設けられた係止突条8を乗り越え、係止して、キャップDが容器本体Aに締着され、封緘帯31の下端が容器本体Aの肩部3の上面に当接する。
また、キャップDの頂壁25下面と、切断部材Cの頂壁20との間には若干の空隙ができるように、キャップDは形成されている。
以上のようにして、二種類の内容物を収納した混合容器が得られる。
その際、キャップDは、封緘帯31が容器本体Aの口部拡径部2に係止され、キャップD下端の凸部28と封緘帯31の凹部30が噛み合い、上下動しないで回転するだけである。
このことで、中栓Bの内筒12と切断部材Cの収納部C1内に収納された内容物を容器本体A内に落下させ、二種類の内容物を混合させることができる。
最後に、蓋体Eを容器本体Aの口筒部1から取外し、容器本体Aを傾けると、口筒部1から混合物を注出することができる。
その際、キャップDの下端は、封緘帯31に衝接し、凸部28が封緘帯31の凹部30に係合し、キャップDは、上下動しないで回転する。
また、周壁26の下端と封緘帯31の上端に凸部を配設してもよく、さらにまた、凸部、凹部の形状についても、波形であってもよく、上記実施例に限定されない。
したがって、本発明の混合容器は、薬品、飲食料、化粧品、その他の混合容器として、広く利用することができる。
B 中栓
C 切断部材
C1 収納部
D キャップ
E 蓋体
1 口筒部
2 口部拡径部
3 肩部
6 案内溝
7 傾斜部
8 係止突条
10 外筒
11 上壁
12 内筒
13 左ねじ
14 リブ
15 係合突条
16 縮径部
17 底壁
18 切断溝
20 頂壁
21 周壁
22 フランジ部
23 切断刃
25 頂壁
26 周壁
27 左ねじ部
28 凸部
29 連結片
30 凹部
31 封緘帯
32 係止突条
Claims (2)
- 内容物を収納した容器本体と、外筒と内筒と切断可能な底壁を設けた中栓と、中栓に装着される切断部材と、容器口筒部に装着され、中栓と切断部材を覆うキャップとからなり、中栓と切断部材とで容器本体の内容物とは異なる内容物を収納した二種内容物混合容器であって、
容器本体は、口筒部と、その下方に設けた口部拡径部とを具え、口筒部外周には、上下方向に延びる直線状の案内溝が設けられており、口部拡径部には、係止突条が突設され、
中栓外筒の内周には、容器口筒部の案内溝に嵌入し、中栓の回転を規制するリブが設けられ、外筒外周には、ねじが螺設されており、
中栓内筒には、その下端に周縁に沿って切断溝を刻設した底壁が連設され、内周上方から、下端周縁に前記切断溝を切断開封する切断刃を設けた切断部材が嵌挿されており、
キャップは、その内周に中栓外周のねじに螺合するねじが螺設され、切断可能な連結片を介して封緘帯が連設され、
封緘帯は、裏面に口部拡径部の係止突条に係合する係止突条が設けられていることを特徴とする二種内容物混合容器。 - 封緘帯が、容器本体の肩部に載置され、口部拡径部の係止突条によって上昇が規制され、キャップの一方向への回転によって中栓を上昇させて、切断部材により中栓の底壁を切断開封するようにしたことを特徴とする請求項1記載の二種内容物混合容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004317070A JP4447432B2 (ja) | 2004-10-29 | 2004-10-29 | 二種内容物混合容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004317070A JP4447432B2 (ja) | 2004-10-29 | 2004-10-29 | 二種内容物混合容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006124000A JP2006124000A (ja) | 2006-05-18 |
JP4447432B2 true JP4447432B2 (ja) | 2010-04-07 |
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Family Applications (1)
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DE102019203858A1 (de) * | 2019-03-21 | 2020-09-24 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Verpackungssystem für zumindest eine Produktzubereitungskomponente sowie zugehöriges Verfahren zur Handhabung der Produktzubereitungskomponente |
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2004
- 2004-10-29 JP JP2004317070A patent/JP4447432B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2006124000A (ja) | 2006-05-18 |
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