JP4446828B2 - 斜面安定化工法 - Google Patents

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Description

この発明は、斜面にアンカーを分布させて設置しかつネットを敷設して斜面の安定化を図る斜面安定化工法に関する。
斜面の安定化を図る斜面安定化工法として、斜面に多数のアンカーを分布させて設置する斜面安定化工法が知られている。この場合、一般的には、アンカーとしてアンカーボルトを用い、各アンカーボルトに支圧板を取り付けこれを締着して地盤に対する支圧力を与える。すなわち、アンカーボルト自体の抵抗で地盤を拘束するとともに、支圧板の支圧力により地盤拘束効果を高める。
また、この種の斜面安定化工法において、各アンカー間をロープで連結するとともにロープに張力を与える斜面安定化工法もある(特開2000−136535号)。この場合、
土塊移動が生じる際にロープが隣接する斜面上方のアンカーに荷重を伝達することで、地盤拘束効果がさらに高まる。
また、ロープの代わりにネットを敷設し、このネットで斜面を面状に押さえる地盤押さえ込み作用で地盤拘束効果を高める斜面安定化工法もある。
例えば、特開2001−81784号では、斜面に敷設したネットの上にワイヤ(PC鋼より線)を格子状に敷設し、この格子状ワイヤを、アンカー頭部に取り付けた支圧板で押し下げることで、格子状ワイヤを介してネットを斜面に押し付け、斜面を面状に押さえる。
また、特開2001−11863号では、斜面に敷設したネットを、アンカー頭部に取り付けた支圧板で押し付けることで、斜面を面状に押さえている。
このように、アンカー設置とともにネットを敷設する従来工法ではいずれも、ネットを斜面に直接押し付けるものである。
特開2000−136535号 特開2001−81784号 特開2001−11863号
ネットを敷設して斜面を面状に押さえることは、地盤拘束効果を高めるために有効であるが、このネットによる地盤拘束効果をさらに高めることができることが望ましい。
本発明は上記背景のもとになされたもので、アンカー設置とともにネットを敷設する斜面安定化工法において、ネットによる地盤拘束効果をさらに高めることが可能な斜面安定化工法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する請求項1の発明は、斜面にアンカーを分布させて設置しかつネットを敷設する斜面安定化工法において、
アンカー近傍のネットをアンカー穴内に引き込みかつアンカー側に係止させてネットに緊張力を与えるとともに、前記アンカー近傍のネットをアンカー穴内に引き込みかつアンカー側に係止させる手順として、アンカー近傍のネットをアンカー穴内に押し下げた後、アンカーに設けた係止部に係止させることを特徴とする。
請求項の発明は、斜面に頭部側がネジ部であるアンカーを分布させて設置しかつネットを敷設する斜面安定化工法において、
地盤に設置したアンカーのネジ部に螺合するナット部材と前記ナット部材が下方にねじ込まれた時に追随して下降するネット係合部材とからなる引込み金具を用い、前記ナット部材を下方にねじ込むことにより、前記ネット係合部材に係合させたアンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与えるとともに、前記引込み金具のナット部材として、周溝を有するナット部材を用い、ネット係合部材として、ナット部材の前記周溝に回転のみ可能に嵌合する筒状部と、前記筒状部の周囲に設けたネット係合用の複数の係合突片とからなるネット係合部材を用いることを特徴とする。
請求項3の発明は、斜面に頭部側がネジ部であるアンカーを分布させて設置しかつネットを敷設する斜面安定化工法において、
地盤に設置したアンカーのネジ部に螺合するナット部材と前記ナット部材が下方にねじ込まれた時に追随して下降するネット係合部材とからなる引込み金具を用い、前記ナット部材を下方にねじ込むことにより、前記ネット係合部材に係合させたアンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与えるとともに、
前記引込み金具のネット係合部材として、ナット部材より下位においてアンカーに上下動可能に嵌合する筒状部と、前記筒状部の周囲に設けたネット係合用の複数の係合突片とからなるネット係合部材を用いることを特徴とする。
請求項の発明は、斜面に頭部側がネジ部であるアンカーを分布させて設置しかつネットを敷設するとともに、各アンカーの頭部に支圧板を取り付けこれを締着して地盤に対する支圧力を与える斜面安定化工法において、
地盤に設置したアンカーにおける支圧板の下面側に予め筒状の引込み金具を、上下動可能にかつ下端面にネットが当たる態様で被せておき、アンカーのネジ部に螺合させたナットを回して支圧板を締着する際に、支圧板とともに下降する前記筒状の引込み金具によりアンカー近傍のネットを押し下げることで、アンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与えることを特徴とする。
請求項の発明は、斜面にアンカーを分布させて設置しかつネットを敷設する斜面安定化工法において、
地盤に設置したアンカーに係止部材を係止させ、前記係止部材とアンカー近傍のネットとの両者に係合させたワイヤにより、アンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与えることを特徴とする。
請求項は、請求項の斜面安定化工法において、ワイヤの一端側を係止部材に設けた取付環に通しかつネットの網目に通した後に、他端に形成した自身の端末輪に通してループを形成し、ワイヤの一端側を引っ張ってループを小さく絞ることにより、アンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与え、次いで、ワイヤの一端側を固定金具でネットに固定することを特徴とする。
請求項は、請求項の斜面安定化工法において、固定金具として、Uボルトとその両側のネジ軸部を通す2つの穴を持つ押さえ具とUボルトの両側のネジ軸部にそれぞれ螺合するナットとからなるワイヤクリップを用い、UボルトのU字状空所にワイヤとネット材とを通し、ナットを締め付けてワイヤとネット材とを一体固定することを特徴とする。
請求項は、請求項の斜面安定化工法において、アンカーの両側においてそれぞれ、ワイヤの一端側を係止部材に設けた取付環に通しかつネットの網目に通した後に、他端に形成した自身の端末輪に通してループを形成し、各ワイヤの一端側を引っ張ってそれぞれループを小さく絞ることにより、アンカー両側における2つの網目をそれぞれ取付環側に引き寄せ、これによりアンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与え、次いで、各ワイヤの一端側を固定金具でネットに固定することを特徴とする。
請求項は、請求項の斜面安定化工法において、アンカーを通したリングをネットの上面に載せ、前記ループが前記リングをも通るように形成し、各ワイヤの一端側を引っ張ってそれぞれループを小さく絞ることにより、アンカー両側における2つの網目をリングとともにそれぞれ取付環側に引き寄せ、これによりアンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与え、次いで、各ワイヤの一端側を固定金具でネットに固定することを特徴とする。
請求項10は、請求項記載の斜面安定化工法において、ワイヤの一端側を係止部材に設けた取付環及びネットのアンカーを挟む両側にある2つの網目に通した後に、他端に形成した自身の端末輪に通してループを形成し、ワイヤの一端側を引っ張ってループを小さく絞ることにより、ネットのアンカー両側の網目を同時に取付環側に引き寄せ、これによりアンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与え、次いで、ワイヤの一端側を固定金具でネットに固定することを特徴とする。
請求項11の発明は、斜面に頭部側がネジ部であるアンカーを分布させて設置しかつネットを敷設する斜面安定化工法において、
地盤に設置したアンカーのネジ部にナット部材を螺合させ、前記ナット部材が下方にねじ込まれた時に追随して下降するワイヤ係合部材を設け、前記ワイヤ係合部材とネットの網目交点とを、ワイヤ係合部材側に一端が取り付けられ他端側にフックを持つ引掛けワイヤで連結し、前記ナット部材を下方にねじ込むことにより、前記引掛けワイヤを介してアンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与えることを特徴とする。
請求項12は、請求項1〜又は8〜11の斜面安定化工法において、各アンカーの頭部側がネジ部でありこの頭部に支圧板を取り付けこれを締着して地盤に対する支圧力を与えることを特徴とする。
請求項13は、請求項1〜12の斜面安定化工法において、ネットが金網であることを特徴とする。
請求項17の発明は斜面にアンカーを分布させて設置しかつネットを敷設した斜面安定化構造であって、
前記アンカーにネット係合部材が取り付けられ、このネット係合部材がアンカー近傍のネットをアンカー穴内に引き込んでいることを特徴とする。
アンカー設置とともにネットを敷設する斜面安定化工法では、アンカー自体の抵抗で地盤が拘束され地盤の安定化が図られるとともに、ネットが地盤を面状に押さえることによる地盤押さえ込み作用で地盤拘束効果が高まるが、本発明ではさらに、アンカー近傍のネットがアンカー穴内に引き込まれて、ネットが緊張状態となるので、土塊移動が生じる際に直ちにネットを介して斜面上方のアンカーに荷重を伝達させることができ、したがって、土塊が微少変形を起こす早い時点で地盤拘束作用を発揮することができ、地盤拘束効果が向上する。
また、ネットに緊張力を与える手段としては、引込み金具等の簡単な金具を操作するだけで済み、人力で作業できるので、不安定な斜面に特別な機械を搬入するような困難さは生じず、施工性が良好である。
アンカーを設置する斜面安定化工法では一般にアンカーボルトを使用することが多いので、請求項2、3、4、11のように、アンカーボルトのネジを利用する方法を採用することで、ネットに緊張力を与えることが容易になる。
請求項1の発明によれば、ネジを形成していないアンカーを設置する場合でも、ネットに緊張力を与えることができ。
請求項2又は3の斜面安定化工法によれば、ナット部材とネット係合部材とに分離した引込み金具を用いているので、ネットがナット部材の回転に追随して回転することなくスムーズに引き込むことがでる。
特に請求項2の斜面安定化工法によれば、引込み金具が一部品となっているので、取り扱いが容易である。
また請求項3の斜面安定化工法によれば、ナット部材が単なるナットで済み、引込み金具の構成が簡略化される。
請求項の斜面安定化工法によれば、支圧板を締着する際の動きを利用することで、概ね筒状の引込み金具だけで済み、構成がさらに簡略化される。
請求項の斜面安定化工法によれば、ネットを引き込む際の作業としてナット部材をねじ込んでいく煩雑さがない点では、ネットに緊張力を与えることが容易である。
請求項によれば、ワイヤの一端側を引っ張ってループを絞るという簡単な操作でネットを引き込むことが可能であり、作業性がよい。
請求項のように固定金具としてワイヤクリップを用いると、ワイヤを固定する作業を容易に行うことができる。
請求項によれば、ワイヤのループによる絞りとともにリングでネットを上から押し下げながらの引き込みになるので、アンカー近傍のネットを確実に引き込むことができる。
請求項10によれば、1本のワイヤでネットのアンカーの両側の網目を同時に引き込むので、少ないワイヤ引張り量でネットに効率よく緊張力を与えることができる。
請求項11の斜面安定化工法によれば、引掛けワイヤに設けた四方のフックでネットの網目の四方の網目交点を引き込むので、ネットの四方に均等な緊張力を与えることができる。
以下、本発明の斜面安定化工法の実施例を図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明の斜面安定化工法の一実施例を示すもので、図1は斜面安定化工法を施工した斜面の要部断面図、図2は図1における引込み金具12の部分の拡大斜視図である。
この斜面安定化工法は、斜面に多数のアンカーボルト1を分布させて設置しかつネット2を敷設するとともに、各アンカーボルト1の頭部に支圧板3を取り付け、アンカーボルト1の頂部に螺合させたナット4をねじ込んで支圧板3を締着し地盤に対する支圧力を与える工法である。
本発明ではアンカー近傍のネット2をアンカー穴6内に引き込んでネット2に緊張力を与えるが、この実施例では、アンカー近傍のネット2をアンカー穴6内に引き込む手段として、アンカーボルト1に螺合するナット部材10と、このナット部材10に回転のみ可能に取り付けられたネット係合部材11とからなる引込み金具12を用いる。前記ネット係合部材11は、ナット部材10の外周に設けた周溝10aに回転のみ可能に嵌合する筒状部11aと、前記筒状部11aの周囲に放射状に設けたネット係合用の複数のカギ形の係合突片11bとからなっている。
具体的施工手順について説明すると、斜面のアンカーボルト1を設置すべき個所にそれぞれ固い地盤に到達するまでアンカー穴6をあけ、アンカーボルト1を挿入した後、各アンカー穴6に、その上部までは埋まらない程度にグラウト7を注入して各アンカーボルト1を地盤に固定する。次いで、ネット2を敷設する。なお、ネットはアンカー設置領域の全体に敷設する場合に限らず一部だけに敷設する場合もある。また、通常はアンカーボルト1を設置してからネット2を敷設するが、必ずしも、ネット2を敷設してからアンカーボルト1を設置することを除外しない。
次いで、ネット2に緊張力を与えるが、まず、図3(イ)に示すように、アンカーボルト1に前記引込み金具12を、そのナット部材10をアンカーボルト1に螺合させねじ込んで、地表近傍高さ位置に位置させる。この状態では通常、引込み金具12のネット係合部材11の係合突片11bがネット2の線材に上から係合するが、もし係合していない場合は、ネット2の線材を手で動かして係合突片11bの内側に入れて係合させる。
次いで、ナット部材10を下方にねじ込んで、これを下方に移動させると、図3(ロ)のようにネット係合部材11が追随して一体に下降するので、アンカー近傍のネット2がアンカー穴6の内部に引き込まれる。こにれよりネット2に緊張力が与えられる。
その後、アンカーボルト1の頭部に支圧板3を被せ、ナット4をアンカーボルト1の頂部に螺合させ締め付けて支圧板3を押し下げる。16はキャップである。
なお、上述のように予めネット2を引込み金具12に引っ掛けて引込み金具12を下方に移動させるのが適切であるが、引込み金具12を下方に移動させてから、ネット2を押し下げて、引込み金具12に引っ掛けることも可能である。
上述の斜面安定化工法においては、固い地盤に到達するまで埋め込まれたアンカーボルト1自体の抵抗で地盤が拘束されることで、地盤の安定化が図られる。そして、支圧板3が地盤を押し付けることによる支圧効果で地盤拘束効果が高まる。さらに、ネット2が地盤を面状に押さえることによる地盤押さえ込み作用で地盤拘束効果がさらに高まるが、このネット2は、アンカーボルト1の近傍がアンカー穴6の内部に引き込まれて緊張状態にあるので、土塊移動が生じる際に直ちにネット2を介して斜面上方のアンカーボルト1に荷重を伝達させることができ、したがって、土塊が微少変形を起こす早い時点で地盤拘束作用を発揮することができ、地盤の安定化に寄与する。
また、ネット2に緊張力を与える手段としては、引込み金具12をアンカーボルト1に螺合させそれを回すだけで済み、人力で作業できるので、不安定な斜面に特別な機械を搬入するような困難さは生じず、施工性が良好である。
図4、図5に本発明の他の実施例を示す。この実施例は、図4に示すように、アンカーボルト1に螺合するナット(ナット部材)18と、このナット18より下位においてアンカーボルト1に上下動可能に嵌合するネット係合部材19とからなる引込み金具20を用いるものである。
ネット係合部材19は、アンカーボルト1を挿通させる筒状部19aの周囲に放射状に伸びるネット係合用の複数の係合突片19bを備えている。係合突片19bは、ネット2の線材に確実に係合できるように内側に折り返されたフック形状をなしている。
この実施例では、前記と同様にアンカーボルト1を設置しネット2を敷設した後、図5(イ)に示すように、ネット係合部材19をアンカーボルト1に被せ、その係合突片19bをネット2の線材に係合させた状態でネット2上に載せた後、ナット18をアンカーボルト1に螺合させる。次いで、ナット18をねじ込んでいくと、ネット係合部材19がナット18に押し下げられて下降するので、アンカー近傍のネット2がアンカー穴6の内部に引き込まれる。これによりネット2に緊張力が与えられる。
この実施例によれば、ナット部材が単なるナット18で済み、ネット係合部材19も単なる筒状部19aに係合突片19bを設けただけのもので済むので、簡略化される。
図6、図7に本発明の他の実施例を示す。この実施例は、下端面にネット2を引っ掛け易くするための湾曲切欠き23aを形成した円筒体23の上端面に鍔24を設けた引込み金具25を用いる。
この実施例では、前記と同様にアンカーボルト1を設置しネット2を敷設した後、図7(イ)に示すように、アンカーボルト1に引込み金具25を被せて、その円筒体23をネット2の上に載せ、下端面の湾曲切欠き23aにネット2の線材が係合するようにする。
次いで、支圧板3をアンカーボルト1に被せた後、アンカーボルト1の頂部にナット4を螺合させねじ込んでいくと、支圧板3とともに引込み金具25が押し下げられるので、図7(ロ)に示すように、その円筒体23の下端面でネット2を押し下げて、アンカー近傍のネット2をアンカー穴6の内部に引き込み、これによりネット2に緊張力を与えることができる。
この引込み金具25によれば、構造が極めて簡単で安価であり、また操作も簡単で作業性がよい。
図8、図9に本発明のさらに他の実施例を示す。この斜面安定化工法は、地盤に設置したアンカーボルト1に係止部材28を係止させ、前記係止部材28とアンカー近傍のネット2との両者に係合させたワイヤ29により、アンカー近傍のネット2をアンカー穴6内部に引き込んでネットに緊張力を与える方法である。
この実施例の係止部材28はアンカーボルト1に螺合するねじ穴を持ち、外周面の直径方向両側に、ワイヤ29を連結するための例えばアイボルト等による取付環28aを備えている。ワイヤ29は一端側に端末輪29aを持つ。
なお、この実施例ではアンカーが外周にネジを形成したアンカーボルト1なので、係止部材として、アンカーボルト1に螺合する部材を用いているが、ネジを形成していないアンカーの場合は、何らかの手段でアンカーに位置調整可能に取り付ける。
この実施例の施工要領について説明すると、アンカーボルト1を設置した後、係止部材28をアンカーボルト1に螺合させ、係止部材28の取付環28aにワイヤ29を通しておく。なお、予め係止部材28を螺合させたアンカーボルト1を設置する手順でもよい。次いで、係止部材28をねじ込んで適宜の深さ位置に移動させておく。
次いで、ネット2を一部に敷設する。
次いで、それぞれのワイヤ29をネット2の網目に通した後、図8(イ)に示すように、それ自身の端末輪29aに通してループ29bを形成する。
次いで、ワイヤ29の一端側を引っ張っると、ループ29bが小さく絞られ、これにより図8(ロ)、(ハ)に示すように、アンカーボルト1の両側の網目がそれぞれアンカー穴6の奥に引き込まれて、ネット2に緊張力が与えられる。
次いで、ワイヤ29の一端側をワイヤクリップ(固定金具)30でネット2に固定する。
実施例のワイヤクリップ30は、市販品であるが、図9に示すようにUボルト31とその両側のネジ軸部31aを通す2つの穴32aを持つ押さえ具32と、Uボルト31の両側のネジ軸部31aにそれぞれ螺合するナット33とからなり、Uボルト31のU字状空所にワイヤ29とネット2の線材とを通し、ナット33を締め付けてワイヤ29とネット材2aとを一体固定する。
この実施例によれば、ネット2を引き込む際の作業としてナット部材をねじ込んでいく煩雑さがない点では、ネット2に緊張力を与えることが容易である。
なお、ワイヤ29をネット2に固定する固定金具は、実施例のようなワイヤクリップ30に限らず、適宜のものを用いることができる。また、取付環28a及びワイヤ29の数は、直径方向の2箇所に限らず、四方の4箇所としてもよい。
図10に本発明のさらに他の実施例を示す。
この実施例は図8で説明した実施例4の方法において、予め、網目より大きなリング34をアンカーボルト1に通しネット2の上に載せておく方法である。
すなわち、実施例4の方法において、ワイヤ29にループ29bをつくる際に、ワイヤ29の一端側をリング34内にも通した後に自身の端末輪29aに通すことで、ループ29bがリング34にも絡むようにする。
その後、ワイヤ29の一端側を引っ張れば、前記と同様にワイヤ29のアンカー近傍部分がアンカー穴6内に引き込まれるが、その際、ループ29bに絡んでいるリング34も一緒に引き込まれてネット2を上から押し下げながら、アンカー近傍のネット2をアンカー穴6内に引き込む。その後、ワイヤクリップ30でワイヤ29をネット2に固定する。
ワイヤ29のループ29bによる絞りとともにリング34でネット2を上から押し下げながらの引き込みになるので、アンカー近傍のネット2を確実に引き込むことができる。
図11に本発明のさらに他の実施例を示す。この実施例は同じく係止部材28とワイヤ29とを用いるが、この実施例では、ワイヤ29にループ29bを形成する際に、図11(イ)のように、係止部材28の取付環28aに通したワイヤ29を、アンカーボルト1を挟む両側の網目に通した後に、それ自身の端末輪29aに通すことで、アンカーボルト1の両側の網目をくぐったループ29bを形成する。
その後、ワイヤ29の一端側を引っ張ると、ループ29bが小さく絞られ、図11(ロ)のようにネット2のアンカーボルト1の両側の網目が同時にアンカー穴6の内部に引き込まれ、ネット2に緊張力が与えられる。
この実施例によれば、1本のワイヤ29でネット2のアンカーボルト1の両側の網目を同時に引き込むので、少ないワイヤ引張り量でネット2に効率よく緊張力を与えることができる。
図12、図13に本発明のさらに他の実施例を示す。
この実施例ではアンカーボルト1に取り付けられる引込み金具42と、この引込み金具42とネット2の四方の網目の交点Pとを連結する引掛けワイヤ43とを用いる。
引込み金具42は、アンカーボルト1に螺合するナット部材40と、このナット部材40に回転のみ可能に取り付けられたワイヤ係合部材41とからなり、前記ワイヤ係合部材41は、ナット部材40の外周に設けた周溝40aに回転のみ可能に嵌合する筒状部41aの外周の四方の4箇所に、前記引掛けワイヤ43の端末輪43aを連結する取付環41bを持つ。引掛けワイヤ43は、端末輪43aと反対側端部に、ワイヤ29の網目の交点Pに引っ掛けるためのフック43bを持つ。
この実施例の施工要領について説明すると、アンカーボルト1を設置した後、引込み金具42をアンカーボルト1に螺合させておき、次いでネット2を敷設する。次いで、ワイヤ引込み金具42に下端が連結されているワイヤ43の上端のフック43bをネット2の網目の交点Pに引っ掛ける。図13(イ)は網目に引っ掛ける直前の状態を示す。
次いで、引込み金具42のナット部材40をねじ込んで、引込み金具42を下方に移動させると、引掛けワイヤ43がアンカーボルト1の周囲の4箇所の網目交点を図13(ロ)のようにアンカー穴6内に引っ張り込むので、アンカー近傍のネット2がアンカー穴6内に引き込まれ、これによりネット2に緊張力が与えられる。図12において実線で示したネット2は緊張力付与前の状態、破線で示したネット2は引掛けワイヤ43で引っ張って緊張力を与えた状態を示す。
本発明で地盤に敷設するネット2の材質や網目構造は任意であり、種々のものを用いることができる。例えば、図14に示したネット2(A)は網目の小さい場合であり、例えば菱形金網を用いている。同図にネット2(A)に対するアンカーボルト1の配列の一例を示す。具体例としては例えば、網目ピッチが4〜5cmであり、2メートル程度の間隔でアンカーボルト1を設置する。
また、図15、図16に示したネット2(B)は網目の大きい場合であり、例えばリングからなるネットを用いている。図17にリングからなるネット2(B)の部分拡大図を示す。このネットは図示のように、針金又はワイヤのリング2bが互いに絡まる形で網目を形成している。図15、図16はいずれもリングからなるネットの場合のアンカーボルト1の配列であるが、図15の例はアンカーボルト1をリング内に位置させる場合、図16の例はアンカーボルト1をリング間に位置させる場合である。具体例としては例えば、網目ピッチが50cmであり、同じく2メートル程度の間隔でアンカーボルト1を設置する。
また、金属線によるネットに限らず、プラスチック製のネットでもよい。
上述の実施例ではアンカーとしていずれもアンカーボルト1を用いているが、ネット2を引き込むためにネジ部を利用しない場合には、ネジ部のないアンカーを用いてもよい。
また、本発明の斜面安定化工法は、アンカーを地盤に設置するだけでなく、アンカー頭部に取り付けた支圧板3を締着して地盤に支圧力を作用させるのが適切であるが、支圧板を用いない工法を除外するものではない。
本発明の斜面安定化工法の一実施例を示すもので、斜面安定化工法を施工した斜面の要部断面図である。 図1の斜面安定化工法における引込み金具部分の拡大斜視図である。 図1で説明する斜面安定化工法におけるネット引込み作業の手順を説明する図であり、(イ)はネット引込み作業の途中状態、(ロ)はネット引込み作業の終了状態を示す。 本発明の他の実施例の斜面安定化工法における引込み金具部分の拡大斜視図である。 図4で説明する斜面安定化工法におけるネット引込み作業の手順を説明する図であり、(イ)はネット引込み作業の途中状態、(ロ)はネット引込み作業の終了状態を示す。 本発明のさらに他の実施例の斜面安定化工法における引込み金具部分の拡大斜視図である。 図6で説明する斜面安定化工法におけるネット引込み作業の手順を説明する図であり、(イ)はネット引込み作業の途中状態、(ロ)はネット引込み作業の終了状態を示す。 本発明のさらに他の実施例の斜面安定化工法を説明するもので、(イ)はネット引込み作業の途中状態、(ロ)はネット引込み作業のさらに進んだ途中状態、(ハ)はネット引込み作業の終了状態を示す。 図8の斜面安定化工法に用いるワイヤクリップの正面図である。 本発明のさらに他の実施例の斜面安定化工法を説明するもので、(イ)はネット引込み作業の途中状態、(ロ)はネット引込み作業の終了状態を示す。 本発明のさらに他の実施例の斜面安定化工法を説明するもので、(イ)はネット引込み作業の途中状態、(ロ)はネット引込み作業の終了状態を示す。 本発明のさらに他の実施例の斜面安定化工法を示すもので、引掛けワイヤ部分の平面図である。 図12で説明する斜面安定化工法におけるネット引込み作業の手順を説明する図であり、(イ)はネット引込み作業の途中状態、(ロ)はネット引込み作業の終了状態を示す。 本発明の斜面安定化工法において、ネットが菱形金網の場合のネットに対するアンカー位置の一例を説明する平面図である。 本発明の斜面安定化工法において、ネットがリングからなるネットの場合のネットに対するアンカー位置の一例を説明する平面図である。 本発明の斜面安定化工法において、同じくネットがリングからなるネットの場合のネットに対するアンカー位置の他の例を説明する平面図である。 上記リングからなるネットの網目構造の詳細を説明する要部拡大図である。
符号の説明
1 アンカーボルト(アンカー)
2 ネット
3 支圧板
4 ナット
6 アンカー穴
7 グラウト
10 ナット部材
10a 周溝
11 ネット係合部材
11a 筒状部
11b 係合突片
12 引込み金具
16 キャップ
18 ナット(ナット部材)
19 ネット係合部材
19a 筒状部
19b 係合突片
20 引込み金具
23 円筒体
23a 湾曲切欠き
24 鍔
25 引込み金具
28 ワイヤ係止部材
28a 取付環
29 ワイヤ
29a 端末輪
29b ループ
30 ワイヤクリップ(固定金具)
31 Uボルト
31a ネジ軸部
32 押さえ具
32a 穴
33 ナット
34 リング
40 ナット部材
41 ワイヤ係合部材
41a 円筒部
41b 取付環
42 引込み金具
43 引掛けワイヤ
43a 端末輪
43b フック

Claims (13)

  1. 斜面にアンカーを分布させて設置しかつネットを敷設する斜面安定化工法において、
    アンカー近傍のネットをアンカー穴内に引き込みかつアンカー側に係止させてネットに緊張力を与えるとともに、前記アンカー近傍のネットをアンカー穴内に引き込みかつアンカー側に係止させる手順として、アンカー近傍のネットをアンカー穴内に押し下げた後、アンカーに設けた係止部に係止させることを特徴とする斜面安定化工法。
  2. 斜面に頭部側がネジ部であるアンカーを分布させて設置しかつネットを敷設する斜面安定化工法において、
    地盤に設置したアンカーのネジ部に螺合するナット部材と前記ナット部材が下方にねじ込まれた時に追随して下降するネット係合部材とからなる引込み金具を用い、前記ナット部材を下方にねじ込むことにより、前記ネット係合部材に係合させたアンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与えるとともに、
    前記引込み金具のナット部材として、周溝を有するナット部材を用い、ネット係合部材として、ナット部材の前記周溝に回転のみ可能に嵌合する筒状部と、前記筒状部の周囲に設けたネット係合用の複数の係合突片とからなるネット係合部材を用いることを特徴とする斜面安定化工法。
  3. 斜面に頭部側がネジ部であるアンカーを分布させて設置しかつネットを敷設する斜面安定化工法において、
    地盤に設置したアンカーのネジ部に螺合するナット部材と前記ナット部材が下方にねじ込まれた時に追随して下降するネット係合部材とからなる引込み金具を用い、前記ナット部材を下方にねじ込むことにより、前記ネット係合部材に係合させたアンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与えるとともに、
    前記引込み金具のネット係合部材として、ナット部材より下位においてアンカーに上下動可能に嵌合する筒状部と、前記筒状部の周囲に設けたネット係合用の複数の係合突片とからなるネット係合部材を用いることを特徴とする斜面安定化工法。
  4. 斜面に頭部側がネジ部であるアンカーを分布させて設置しかつネットを敷設するとともに、各アンカーの頭部に支圧板を取り付けこれを締着して地盤に対する支圧力を与える斜面安定化工法において、
    地盤に設置したアンカーにおける支圧板の下面側に予め筒状の引込み金具を、上下動可能にかつ下端面にネットが当たる態様で被せておき、アンカーのネジ部に螺合させたナットを回して支圧板を締着する際に、支圧板とともに下降する前記筒状の引込み金具によりアンカー近傍のネットを押し下げることで、アンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与えることを特徴とする斜面安定化工法。
  5. 斜面にアンカーを分布させて設置しかつネットを敷設する斜面安定化工法において、
    地盤に設置したアンカーに係止部材を係止させ、前記係止部材とアンカー近傍のネットとの両者に係合させたワイヤにより、アンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与えることを特徴とする斜面安定化工法。
  6. 前記ワイヤの一端側を係止部材に設けた取付環に通しかつネットの網目に通した後に、他端に形成した自身の端末輪に通してループを形成し、ワイヤの一端側を引っ張ってループを小さく絞ることにより、アンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与え、次いで、ワイヤの一端側を固定金具でネットに固定することを特徴とする請求項記載の斜面安定化工法。
  7. 前記固定金具として、Uボルトとその両側のネジ軸部を通す2つの穴を持つ押さえ具とUボルトの両側のネジ軸部にそれぞれ螺合するナットとからなるワイヤクリップを用い、UボルトのU字状空所にワイヤとネット材とを通し、ナットを締め付けてワイヤとネット材とを一体固定することを特徴とする請求項記載の斜面安定化工法。
  8. アンカーの両側においてそれぞれ、ワイヤの一端側を係止部材に設けた取付環に通しかつネットの網目に通した後に、他端に形成した自身の端末輪に通してループを形成し、各ワイヤの一端側を引っ張ってそれぞれループを小さく絞ることにより、アンカー両側における2つの網目をそれぞれ取付環側に引き寄せ、これによりアンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与え、次いで、各ワイヤの一端側を固定金具でネットに固定することを特徴とする請求項記載の斜面安定化工法。
  9. アンカーを通したリングをネットの上面に載せ、前記ループが前記リングをも通るように形成し、
    各ワイヤの一端側を引っ張ってそれぞれループを小さく絞ることにより、アンカー両側における2つの網目をリングとともにそれぞれ取付環側に引き寄せ、これによりアンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与え、次いで、各ワイヤの一端側を固定金具でネットに固定することを特徴とする請求項記載の斜面安定化工法。
  10. 前記ワイヤの一端側を係止部材に設けた取付環及びネットのアンカーを挟む両側にある2つの網目に通した後に、他端に形成した自身の端末輪に通してループを形成し、ワイヤの一端側を引っ張ってループを小さく絞ることにより、ネットのアンカー両側の網目を同時に取付環側に引き寄せ、これによりアンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与え、次いで、ワイヤの一端側を固定金具でネットに固定することを特徴とする請求項記載の斜面安定化工法。
  11. 斜面に頭部側がネジ部であるアンカーを分布させて設置しかつネットを敷設する斜面安定化工法において、
    地盤に設置したアンカーのネジ部にナット部材を螺合させ、前記ナット部材が下方にねじ込まれた時に追随して下降するワイヤ係合部材を設け、前記ワイヤ係合部材とネットの網目交点とを、ワイヤ係合部材側に一端が取り付けられ他端側にフックを持つ引掛けワイヤで連結し、前記ナット部材を下方にねじ込むことにより、前記引掛けワイヤを介してアンカー近傍のネットをアンカー穴内部に引き込んでネットに緊張力を与えることを特徴とする斜面安定化工法。
  12. 前記各アンカーの頭部側がネジ部でありこの頭部に支圧板を取り付けこれを締着して地盤に対する支圧力を与えることを特徴とする請求項1〜又は5〜11記載の斜面安定化工法。
  13. 前記ネットが金網であることを特徴とする請求項1〜12記載の斜面安定化工法。
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