JP4446390B2 - 充電器 - Google Patents

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Description

本発明は二次電池を充電するための充電器に関し、特に充電器本体の電池収納部を開閉可能に覆うカバーを有する充電器に関するものである。
カバー付き充電器は、充電器本体の電池収納部に電池をセットして充電する間にカバーを閉じることにより、ユーザーが充電中の電池に直接触れるのを防止し、充電中の安全を図るようにしたものである。このカバー付き充電器において、電池をセットするときにはカバーが開かれるが、カバーを最大に開いた状態でカバーが不測に強く押されたりして無理にさらに大きく開かれることがある。その場合、カバーが破損してしまい、その後使用できなくなることがあった。このような問題を解消するため、カバーが最大に開いた状態からさらに大きく開かれるとカバーが外れるようにしてその破損を防止したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1に記載された充電器のカバー取付構成を、図7(a)、(b)を参照して説明する。充電器の本体ケース31の一端部にカバー32が開閉自在に連結されている。連結部においては、本体ケース31の一端部の突出部31a両側面に、カバー32の一端部両側の連結部32aが対向し、突出部31a両側面に突設された連結軸33に連結部32aの内側に形成した軸穴34が回転自在に嵌合されており、かつカバー32が最大開口角まで開いた時に、突出部31a両側面に設けられたストッパ35に連結部32aの先端に設けた係止壁36が係合するように構成されている。さらに、ストッパ35には連結軸33側に向かって外側に傾斜する傾斜面35aが形成され、カバー32を矢印Aのようにさらに開くと、係止壁36がこの傾斜面35aに係合して矢印Bのように乗り上げ、矢印Cのように連結部32aを外側に押し広げるように構成され、また連結軸33の上部に傾斜面33aが形成され、カバー32を矢印Aのように開くと、軸穴34を矢印Dのように押し下げる力が作用して傾斜面33aにて軸穴34が連結軸33から抜け出すように構成されており、その結果カバー32を矢印Aのようにさらに開くとカバー32の連結部32aが本体ケース31の突出部31aから外れ、カバー32の破損が防止されるように構成されている。
特開2005−130678号公報
ところが、図7に示したようなカバー取付構造では、最大の開き角度のカバー32をさらに開くと、ストッパ35の傾斜面35aと係止壁36との間及び連結軸33の傾斜面33aと軸穴34との間に作用する楔作用で、連結軸33から軸穴34が離脱されてカバー32が外れるようにしているので、大きな力が作用しないと連結軸33から軸穴34を離脱しないように構成しようとしても、連結軸33の強度を確保するのが困難であり、かつカバー32が破損する恐れがなくしかも大きな力が作用しないと離脱しないように楔作用を適度に発揮させる設計が困難である。そのため、実際にはカバー32が外れるまでの力を大きくするのが困難であるという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、カバーが外れる力を大きくできて容易に外れることがなく、かつカバーが破損する恐れのより少ない充電器を提供することを目的とする。
本発明の充電器は、充電器本体と、充電器本体に設けられた電池収納部を開閉可能に覆 うカバーとを有する充電器において、カバーの一端部に回動自在に連結された枢支部材と、枢支部材に設けられた係止部と、充電器本体の電池収納部の一端側部に、カバーの一端部と枢支部材を受け入れるように設けられた受入部と、受入部に対する枢支部材の押し込みによって係止部を弾性的に係合させて係止する係合部とを備えたものである。
この構成によると、カバーを最大に開いた状態でさらに大きく開くような大きな力がカバーに作用した時には、カバーとカバーを開閉自在に枢支している枢支部材との連結は保持したままで、枢支部材の係止部と充電器本体の受入部の係合部との係合が外れて、カバーが枢支部材とともに充電器本体から外れるので、カバーの破損を確実に防止することができ、かつカバーが外れる力の大きさは、枢支部材の係止部と受入部の係合部の間の係合力によって規定され、その係合力は係止部と係合部の寸法と材質によって任意に設定することが可能であり、カバーが外れる力を大きく設定して容易に外れないようにすることができる。
また、係合部は係止部を電池収納部の他端側に所定距離移動可能に係止するように構成し、カバーの他端部と電池収納部の他端部に、カバーにて電池収納部を覆った位置でカバーを開く方向に係合し、カバーを電池収納部の他端側に移動させることで係合が離脱する係合手段を設けると、カバーで電池収納部を覆った状態でカバーが開かないようにロックすることができるとともに、カバーを他端側に移動した後回動することで開くことができ、カバーの開閉回動と移動との組み合わせによって、カバーの確実なロックと開閉操作のやり易さを両立することができる。
また、係合部が上端部内側又は外側に係合突部を有する一対の係合レールから成り、係止部がこの係合レールの内側又は外側に嵌合して係合突部に係合するように枢支部材の下端面から突設された一対の係止突片からなると、簡単な構成で係合部にて係止部を移動可能に係止しながら係合部と係止部の必要な係合強度を確保することができる。
また、カバーの一端部に、枢支部材の両端に接する一対の連結部を設け、これら一対の連結部と枢支部材を貫通させて支軸を配設すると、強度の高い支軸を用いることで枢支部材とカバーを高強度で連結することができるとともに、カバーの連結部の強度も確保できるので、大きな力が作用してもカバーの破損を防止することができる。
また、係合部を係止部を電池収納部の他端側に所定距離移動可能に係止するように構成し、連結部の外周の一部に平坦面を設け、充電器本体に、カバーにて電池収納部を覆った位置で連結部の平坦面が係合する係合面と、カバーを電池収納部の他端側に移動させた位置で連結部の回転を許す凹部を設けると、カバーの一端部に連結部を設けている場合に、 上記係合手段を設けた場合と同様に、カバーで電池収納部を覆った状態でカバーが開かないようにロックすることができるとともに、カバーを他端側に移動させた後回動することで開くことででき、カバーの開閉回動と移動との組み合わせによって、カバーの確実なロックと開閉操作のやり易さを両立することができる。
また、連結部の外周に、カバーを最大開放角度まで開いた時に充電器本体の凹部表面に圧接する突起を突設すると、カバーを最大開放角度まで開いた状態でカバーが保持され、カバーが不用意に開閉するのを防止することができる。
また、カバーを電池収納部を覆った位置に位置させた時カバー移動方向に相互に係合し、カバーを電池収納部の他端側に移動させるとき互いに乗り越えて係合が離脱する係合突条をカバーの内面と充電器本体の外面に設けると、カバーが電池収納部を覆った状態で保持されるので、カバーが不用意に移動して開閉するのを防止することができる。
本発明の充電器によれば、カバーを最大に開いた状態でさらに大きく開いた時にカバーが枢支部材とともに充電器本体から外れるので、カバーの破損を確実に防止することができ、かつカバーが外れる力の大きさを規定する枢支部材の係止部と受入部の係合部の間の係合力は任意に設定することができるためカバーが外れる力を大きく設定して容易に外れないようにすることができ、カバーが容易には外れずかつ大きな力が作用した時には確実に外れて破損の恐れをより少なくすることができる。
以下、本発明の充電器の一実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
図1において、1は充電器であって、充電器本体2の下部及び一半上部に充電機構(図示せず)などが内蔵され、他半上部に充電する電池をセットする電池収納部3が配設されている。電池収納部3は、その一端受け部3aが充電器本体2の一半部に臨み、他端受け部3bが充電器本体2の他端に臨み、それらの間の電池収納空間3cの上方と両側の大部分が開放されている。この電池収納部3の上面及び他端と両側の3側面を開閉可能に覆うカバー4が配設されている。
カバー4は、電池収納部3の一端受け部3aの側部に配設された枢支部5にて、図1(a)に示すように、電池収納部3を覆った位置と、図1(b)に示すように、電池収納空間3cを全面開放するように大きく90度以上開き、充電器本体2の上面に形成したストッパ面6に当接した位置との間で上下に回動可能に枢支されている。
以下、枢支部5とその関連構成について説明する。カバー4の一端中央部から突出部7が突設され、図2に示すように、その先端両側にカバー4を回動自在に支持する軸穴9を形成した一対の連結部8が突設され、この連結部8、8間に断面形状が略蒲鉾形の枢支部材10が配設されている。図4に示すように、枢支部材10に形成された軸穴11に回転自在に嵌合させた支軸12の両端部が、カバー4の連結部8の軸穴9に嵌合固定され、枢支部材10にて支軸12を介してカバー4が回動自在に枢支されている。枢支部材10の下面中央部に係止部として、一対の係止突片13が間隔をあけて下方に向けて突設され、この係止突片13の先端部外側面に係止突部13aが設けられている。
一方、充電器本体2における電池収納部3の一端受け部3aの側部には、図3(a)に示すように、カバー4側の連結部8と枢支部材10を受け入れる受入部14が凹入形成されている。受入部14の底部は、図3(b)に示す角皿状の係合板15にて構成され、この係合板15に係止突片13が所定距離移動可能に係合する係合部として、一対の係合レール16が突設され、図4に示すように、この係合レール16の先端部内側面に、係止突部13aが上下方向に係合する係合突部16aが設けられている。
かくして、カバー4の連結部8と枢支部材10を上方から受入部14内に強く押し込むことにより、係止突片13、13が互いに内側に弾性変形しながら係合レール16、16の内側に嵌入され、係止突片13、13が復元することで係止突片13の係止突部13aが係合レール16の係合突部16aに下方から係合し、枢支部材10が受入部14に収納保持されるとともに、枢支部材10が係合レール16、16に沿って所定距離移動可能となる。これにより、図1(a)及び図6(a)に示すように、カバー4が電池収納部3を覆った閉位置と、図6(b)に示すように、その位置から充電器本体2の他端側に所定距離突出したスライド位置に移動可能に構成されている。
また、図2、図4、図5に示すように、カバー4が閉位置の姿勢での連結部8の下端部がDカットされて平坦面8aが設けられるとともに、受入部14の両側部の連結部8に対 応する部分には平坦面8aが係合する係合面17が設けられ、カバー4が閉位置にあるとき、連結部8が回転不可に係合されており、かつ係合面17における充電器本体2の他端側部分には円弧状の凹部18が設けられ、カバー4をスライド位置に移動させたとき、連結部8の回転が許容されるように構成されている。さらに、カバー4が閉位置の姿勢での連結部8の外周上部に突起19が設けられ、カバー4を図1(b)に示すように最大に開いたときに、図5(d)に示すように、突起19が凹部18の表面に圧接してカバー4が軽く固定され、不測にふらつき回動しないように構成されている。
さらに、図1(b)及び図6に示すように、電池収納部3の他端受け部3bの両側角部に係合凹部20が形成され、カバー4の他端の内側角部に、係合凹部20に嵌入してカバー4が開く方向に係合する係合突起21が突出形成されている。これら係合凹部20と係合突起21にて、カバー4が閉位置にあるときカバー4を開く方向に係合し、カバー4をスライド位置に移動させることで係合が離脱する係合手段が構成されている。
また、電池収納部3の他端近傍の両側外面と、カバー4の他端近傍の両側内面とに、カバー4が閉位置にあるときカバー4の移動方向に相互に係合し、カバー4をスライド位置に向けて移動させるとき互いに乗り越えて係合が離脱する係合突条22、23が設けられ、カバー4を閉位置に位置決めし、離脱させるときにクリック感が得られるように構成されている。
以上の構成の充電器1を使用して電池を充電する際の動作について説明する。図1(a)に示すように、カバー4が充電器本体2の電池収納部3を覆っている閉位置にあるときは、図6(a)に示すように、係合突条22と23の係合により閉位置の状態で保持されるとともに、係合凹部20に係合突起21が係合してカバー4が開かないように係合されており、また、図5(a)に示すように、連結部8の平坦面8aが係合面17に係合していてカバー4の回動が防止され、カバー4が閉じた状態でロックされている。
この状態から電池収納部3に電池をセットする際には、まずカバー4を閉位置から充電器本体2の他端側に向けてスライド移動させる。その際、係合突条23が係合突条22を乗り越える際のクリック感にてスライド位置に移動させたことが確認される。カバー4をスライド位置に移動させた状態では、図6(b)に示すように、係合凹部20から係合突起21が係合離脱し、また、図5(b)に示すように、連結部8の平坦面8aが係合面17に形成された凹部18に対向して連結部8の回転が許容される状態となり、カバー4を閉じた状態のロックが解除され、カバー4が上方に回動可能となる。
次に、カバー4を上方に向けて回動させると、図6(c)及び図5(c)の状態を経て、図1(b)及び図5(d)に示すように、カバー4がストッパ面6に当接した最大の開き角度までカバー4を開くことができ、またその状態で連結部8の外周の突起19が凹部18の表面に圧接することでカバー4が簡単にふらつき回動しないように回動を抑制した状態で停止する。こうして電池収納部3が全面的に開放されるので、その電池収納空間3c内に充電しようとする電池をセットすることで、電池に対する充電を開始することができる。また、電池のセットが終了した後、上記動作とは逆の手順でカバー4を閉じることで、充電中に人の手が充電中の電池や充電端子等に触れる恐れがなく、安全に充電することができる。
また、上記のようにカバー4を最大の開き角度まで開いた状態で、カバー4に対して上方から大きな力が作用した場合、枢支部材10が固定されているとカバー4がその強度を超えた時点で破損することになるが、本実施形態においては、カバー4に上方から大きな力が作用すると、カバー4とストッパ面6との当接点を支点としてカバー4の一端部の連結部8を上方に引き上げる大きな力が作用し、支軸12を介して枢支部材10が上方に引 き上げられ、その係止突片13と係合レール16の係合力を超える力が作用した時点で、枢支部材10が連結部8とともに受入部14内から上方に抜け出すことでカバー4の破損を防止することができる。
本実施形態によれば、以上のようにカバー4を最大に開いた状態でさらに大きく開くような大きな力がカバー4に作用した時には、カバー4と枢支部材10との連結を保持したままで、枢支部材10の係止突片13と充電器本体2の受入部14に設けた係合レール16の係合が外れて、カバー4が枢支部材10とともに充電器本体2から外れるので、カバー4の破損を確実に防止することができる。また、そのカバー4が外れる力の大きさは、係止突片13と係合レール16の間の係合力によって規定され、その係合力は係止突片13と係合レール16の寸法と材質によって任意に設定することが可能であり、カバー4が外れる力を大きく設定して容易に外れないようにすることができる。
また、係合レール16にて係止突片13を電池収納部3の他端側に所定距離移動可能に係止し、かつカバー4の他端部と電池収納部3の他端側部に係合突起21と係合凹部20を設けて、カバー4にて電池収納部3を覆った位置でカバー4を開く方向に係合し、カバー4を電池収納部3の他端側に移動させることで係合が離脱するように構成したので、カバー4で電池収納部3を覆った状態でカバー4が開かないようにロックすることができるとともに、カバー4をスライドした後回動することで開くことができる。従って、カバー4の開閉回動と移動との組み合わせによって、カバー4の確実なロックと開閉操作のやり易さを両立することができる。
また、カバー4の一端部に、枢支部材10の両端に接する一対の連結部8を設け、これら一対の連結部8と枢支部材10を貫通させて支軸12を配設しているので、強度の高い支軸12を用いることで枢支部材10とカバー4を高強度で連結することができるとともに、カバー4の連結部8の強度も確保できるので、大きな力が作用してもカバー4の破損を防止することができる。また、受入部14の底部に設けた一対の係合レール16と枢支部材10の下端面から突設した一対の係止突片13にて、枢支部材10を移動可能に係止した構成としたので、簡単な構成にて移動可能に係止しながら必要な係合強度を確保することができる。
また、連結部8の外周の一部に平坦面8aを設け、受入部14内に、カバー4にて電池収納部3を覆った位置で平坦面8aが係合する係合面17と、カバー4を電池収納部3の他端側に移動させた位置で連結部8の回転を許す凹部18を設けているので、上記係合突起21と係合凹部20の係合構成と同様に、カバー4で電池収納部3を覆った状態でカバー4が開かないようにロックすることができるとともに、カバー4をスライドした後回動することで開くことができ、カバー4の開閉回動と移動との組み合わせによって、カバーの確実なロックと開閉操作のやり易さを両立することができる。
また、連結部8の外周に、カバー4を最大開放角度まで開いた時に凹部18の表面に圧接する突起19を突設しているので、カバー4を最大開放角度まで開いた状態でカバー4が保持され、カバー4が不用意に開閉するのを防止することができる。
また、カバー4を電池収納部3を覆った位置に位置させた時カバー4の移動方向に相互に係合し、カバー4を電池収納部3の他端側に移動させるとき互いに乗り越えて係合が離脱する係合突条22、23をカバー4の内面と充電器本体2の外面に設けているので、カバー4が電池収納部3を覆った状態でカバー4が保持され、カバー4が不用意に移動して開閉するのを防止することができて好適である。
本発明の充電器は、カバーを最大に開いた状態でさらに大きく開いた時にカバーが外れることでその破損を確実に防止することができ、かつカバーが外れる力の大きさを規定する枢支部材の係止部と受入部の係合部の間の係合力を任意に設定できてカバーが容易に外れないようにでき、カバーが容易には外れずかつ大きな力が作用した時には確実に外れて破損の恐れを無くすことができるので、充電時の安全を図るカバーを有する充電器に有用である。
本発明の一実施形態の充電器を示し、(a)はカバーを閉じた状態の斜視図、(b)はカバーを開いた状態の斜視図。 同充電器のカバーの斜視図。 同充電器の充電器本体におけるカバー枢支部の構成を示し、(a)は受入部周辺の斜視図、(b)は受入部内に配設される係合部材の斜視図。 同充電器におけるカバー枢支部の縦断面図。 同充電器のカバーを開くときのカバーの連結部周辺における動作工程を示す断面図。 同充電器のカバーを開くときのカバーの開閉端部における動作工程を示す部分断面図。 従来例の充電器におけるカバー枢支部の構成を示し、(a)は平面図、(b)は要部拡大縦断面図。
符号の説明
1 充電器
2 充電器本体
3 電池収納部
4 カバー
8 連結部
8a 平坦面
10 枢支部材
12 支軸
13 係止突片(係止部)
14 受入部
16 係合レール(係合部)
16a 係合突部
17 係合面
18 凹部
19 突起
20 係合凹部
21 係合突起
22、23 係合突条

Claims (7)

  1. 充電器本体と、この充電器本体に設けられた電池収納部を覆うカバーを開閉可能に設けた充電器において、カバーの一端部に回動自在に連結された枢支部材と、この枢支部材に設けられた係止部と、充電器本体の電池収納部の一端側部にカバーの一端部と枢支部材を受け入れるように設けられた受入部と、この受入部に対する枢支部材の押し込みによって係止部を弾性的に係合させて係止する係合部とを備えたことを特徴とする充電器。
  2. 係合部は、係止部を電池収納部の他端側に所定距離移動可能に係止するように構成し、カバーの他端部と電池収納部の他端部にカバーにて電池収納部を覆った位置でカバーを開く方向に係合し、カバーを電池収納部の他端側に移動させることで係合が離脱する係合手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の充電器。
  3. 係合部は、上端部に係合突部を有する一対の係合レールから成り、係止部はこの係合レールの係合突部に係合するように枢支部材の下端面から突設された一対の係止突片からなることを特徴とする請求項2記載の充電器。
  4. カバーの一端部に、枢支部材の両端に接する一対の連結部を設け、これら一対の連結部と枢支部材を貫通させて支軸を配設したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の充電器。
  5. 係合部は、係止部を電池収納部の他端側に所定距離移動可能に係止するように構成し、連結部の外周の一部に平坦面を設け、充電器本体にカバーにて電池収納部を覆った位置で連結部の平坦面が係合する係合面と、カバーを電池収納部の他端側に移動させた位置で連結部の回転を許す凹部を設けたことを特徴とする請求項4記載の充電器。
  6. 連結部の外周に、カバーを最大開放角度まで開いた時に充電器本体の凹部表面に圧接する突起を突設したことを特徴とする請求項5記載の充電器。
  7. カバーを電池収納部を覆った位置に位置させた時カバー移動方向に相互に係合し、カバーを電池収納部の他端側に移動させるとき互いに乗り越えて係合が離脱する係合突条をカバーの内面と充電器本体の外面に設けたことを特徴とする請求項2記載の充電器。
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